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米国株の行方

2019/10/20 Sun

日本株は、基本、米国株に引きずられることが多いので、米国株の行方について考えることの方が重要度は高いです。
日本株のチャート分析をいくらやったところで、米国が風邪を引けば、日本もひかざるを得ない、というのが現状です。

さて、この米国株に限らず、相場を見て行く場合に、重要なのは、先入観や主観をできるだけ排して、中立な目で見る必要性だと思っています。

そして、事実をきちんと認識して、主観を排して、事実から、物事を考えようとする姿勢が重要です。

そのためには、弱気、強気の意見を自分のフィルターをかけずに中立に聞く、という姿勢がとても重要になります。

これは、前回に書いたとおり、人は、自分こそが一番正しくて、自分中心に世界が回っていると思っている人が多いので、とても難しいことですが、まず、自分の色を消して、白紙で話をきちんと聞いたのちに、考える、という癖をつける訓練をすれば、ある程度は身につくことだと思います。

そして、白か黒かどっちだ、というモノクロ発想ではなく、確率論的思考で臨むべきということだと思います。




さて、本題ですが、まずは弱気の意見を見て行きます。

一言で言うと、

高所恐怖症

です。

2008年のリーマンショックから、気がつけば10年以上もの間、上げ続けている米国株ですから、

そろそろ大きな調整が来てもおかしくないだろう

というのが弱気筋の論拠の大本になっています。

この感覚は、景気循環論として認識されるもので、

好景気は永遠には続かない

相場は、上がったり下がったりする


ということが、根っこにあって、その根っこの論拠として、最近の米国消費が減速、中国の変調、米中貿易摩擦の影響、債券バブル、バフェット指数、などを上げ連ねてきています。

この弱気筋の話を聞くと、なるほどなるほど、となってしまうほど、パワーを持っていますので、色々と探して読んでみてください。



一方で、強気筋の意見です。

これは、

米国株の割安

というところに論拠を置いています。

例えば、S&P500指数のPERですが、過去の経験則上では、15倍から25倍の間で行き来しており、25倍に近づけば割高に、15倍に近づけば割安に、ということを繰り返しています。
では、現在どこに位置するのかというと、意外なことに、16倍程度と、割安に位置しているのです。
この原因は、トランプ減税と自社株買いの活発化によるものではあるのですが、何にしても、割安な米国株という事実に変わりはありません。
そして、現在、景気は悪くなくて、しかも低金利の状態であることから、これから株高が来る、と見る向きもあります。
決算発表がスタートしていますが、これも意外と悪くない滑り出しです。

景気の実態が伴わず、割高に買われているのなら、バブルとなるが、実態を伴っている以上、バブルではなく、景気の実態に合わせた株価上昇である、という意見です。



今後のイベントとしては、米中貿易交渉の行方と、米国大統領選挙が控えているわけですが、この大きな2つのイベントを乗り越えれば、米国株はどうなるのか、というのが論点になることでしょう。

要約すれば、

弱気の意見としての、景気循環論に基づく高所恐怖症

一方で、

強気の意見としての、景気の実態を伴った上昇で割安

という両面の意見があるわけで、この両者をどう自分の中で消化していくか、ということになります。

私は、確率論的思考ですので、両者の確率がどうなるのか、見守りながら、今後の値動きについていくしかありません。

ここで、我々個人投資家の持っている相場観など、所詮は寄せ集めと聞きかじりなのですから、ゴミのようなものです。
なので、先入観は、持つ必要など無いでしょう。

ひたすらに、事実を積み上げて、値動きを追いかける、環境認識に基づく姿勢が大事

だと思っています。

今、相場を振らせているヘッドラインは、何を置いても米中貿易交渉の行方ですので、まずは、それがどのように決着するのか。
その決着に対して、相場がどう反応するのか。

この米中貿易交渉の行方が今後の米国株の値動きのトリガーになる可能性が高い

ということが見えます。

ここの注視しながら、自分なりの先入観を持たずに、相場についていきたい、ということになろうかと思います。

そんなこと、当たり前だろう、と言われるかもしれないことを承知で書いていますが、先入観と勝手な相場観で動いている人がものすごく多いというのが実態ですから、敢えて記事にしました。

奇をてらったり、予想に頼るのではなく、あくまでも、当たり前の事実をきちんと積み上げて相場に臨むこと

当たった外れたではない事実に基づいたトレードの根拠


これが、勝つトレードの基本だと私は思っているのです。


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OANDA Japan MT4

温暖化議論と相場

2019/10/14 Mon

地球温暖化、ということに関して、みなさんはどのようなご意見をお持ちでしょう。

①地球は温暖化している

②地球は温暖化などしていない


そして、温暖化肯定派の中でも意見が分かれます。

①温暖化の原因は二酸化炭素である

②温暖化の原因は二酸化炭素ではない



話を聞くと、色んな意見を持っている人がいて、とても面白いものだと思います。

私の周りでは、意外なほどに、温暖化などしていない、もしくは、温暖化はしているが、二酸化炭素が原因ではない、という意見の人が多いです。

なので、世間的には、どうなのか、ここのところはよくわかりません。

私の意見は、ちょっと最後に置いておきます。


この温暖化是非と、二酸化炭素是非について、色んな人の意見を聞くと、実に面白い傾向が見えてきます。

それは、みんなが「自分の意見が絶対に正しいのだ」と主張することです。

温暖化が進んでおり、二酸化炭素が原因だと考えている人は、エコに徹しなくては、と思っているし、二酸化炭素が原因でない考えている人は、そんなことは無駄だ、と主張します。

二酸化炭素原因説では、ゴア元副大統領や、先日の国連でスピーチしたグレタ・トゥーンベリさんがその最右翼でしょう。

ゴア元副大統領の作った映画で「不都合な真実」とその続編を見ましたが、私から見ると、その活動の熱心さはわかるのですが、特に続編では、彼が如何に熱心に活動しているのかを見せつける映画内容なので、ちょっと引くものがありました。
何故、もっと説得力のある「どうして二酸化炭素なのか」ということに焦点を当てないのか、ととても歯がゆく感じました。

これに対して、反対意見も多く、トランプ大統領などは、二酸化炭素原因など、嘘っぱちだと公言しています。



さて、先日ノーベル賞を受賞された吉野彰さんが、次のようにインタビューで答えられていたのがとても印象的でした。

「今、自然現象などが、科学で解明されいることはほんの2%程度に過ぎない。」


私は、この話を聞いて、ものすごく納得しました。
吉野さんは「だからこそみなさん頑張って、さらに研究を進めて、解明していきましょう」という趣旨だと思うのですが、私は別のことを考えていました。

つまり、残りの98%まだ解明されているわけではないのだ、ということです。



ここで温暖化の議論に戻ります。

質問:ニュートンの万有引力は、存在しますか?

この質問に是非は無いでしょう。
引力など存在しない、という人は、恐らくいないと思います。
何故なら、この引力の存在は、科学で解明された2%の部分に相当するものだからです。


一方で、温暖化の議論ですが、これは、先ほどの2%に入っているものなのでしょうか。
議論が巻き起こる時点で、そうではないことは明らかです。

それなのに、温暖化と二酸化炭素については、どちらの意見を言う人も、自分が正しいのだと決めつけで話するところが、私には、実に奇異に感じるのです。

そもそも、一般人がこの手の意見を言う場合、それは、誰か学者の受け売りとか、権威者の受け売りであることがほとんどです。
自分で世界を調べてみたわけでもなく、研究しているわけでもなく、誰かの意見を聞いて、そうだそうだと思ったに過ぎないことです。
それを絶対そうだ、と決めつける自信が一体どこから来るのか、そこが私には、全くといって理解できません。



では、振り返って、相場のこと。
相場を先を読んだり、相場観を持ったり、ということは、投資家であれば、みんなやっていることです。

この先上がる、この先下がるということがみんな知りたいわけで、色んな情報を集めて、チャートを見て、相場観を作って行きます。

しかし、そういった相場観というのは、絶対に上がるとか、下がるとか、そういものは、ありません。

では、何があるのか、というと、実現可能性だけです。

相場に絶対などは無い、とよく言われますが、全ては可能性だけ。

絶対に上がるとか、絶対に下がるとか、は、絶対に無い。

値動きの可能性に賭けるのが相場の本質です。

つまりは、この考え方こそが、確率論的思考パターンからもたらされるものです。

なので、上がると思って買っても、可能性として、下がることがあることが前提ですから、下がればどうするのか、どう対処すればいいのか、動けます。

一方で、絶対に上がると思っていた人は、下がってしまったら、対処できずに、塩漬けするしかありません。
損切りが難しい、と言っている人は、そもそも大きく下がる可能性をあまり考えておらず、無条件に信じて買ってしまっている、ということがあります。


この、白黒思考、モノトーン思考、AかBがどちらか100%だ、と決めつけ思考、思い込み思考、を強く持っている人が、ものすごく多いことには驚きます。
そういう白黒思考の人は、反対意見の可能性を完全に排除してしまうのです。

相場が上がると決めつけているから、逆に下げても損切りができない。

損切りが難しい、という人の多くが、決めつけから来る失敗にあることに気がついていません。

相場観など、単なる可能性なのでです。

この確率思考というのは、持つのが凄く難しい、と言われています。

特に、自己中心的思考パターンで独善的性質を強く持っている人は、決めつけが激しいですから、何でも、自分が勝手に思い込んだものが絶対に正しいのだ、と決めつけるんです。
世界の中心は自分だ、と考えて、自分は絶対に正しいのだ、と思っているから、自説を曲げられないんです。

そして、自分が見えている色眼鏡で相場を見るから、真の値動きが全く見えてこないのです。

決めつけで、相場を見る。

特に、年をとると、頭が固くなると言われていますが、これも相場で失敗する大きな原因となります。

自分の思い通りにならなければ、怒り、切れる、ということも多いのです。

アルプスの少女ハイジのおんじのような頑固者が私の周りにも結構多いわけですが、これも相場で上手く行かない原因の大きなものだと思います。

思い込みが激しくて、独善的で、自分が正しい、絶対だとすぐに決めつけるんです。

相場人にとっては、ものすごく悪癖だと思います。



テクニカルにおいては、パターン認識がありますが、これは、チャートを見て、形を決め付けにかかる悪癖を誘引します。

形だけで入ってしまうのです。

なので、相場の値動きから来るメッセージに全く気が付くことができなくなります。

私は、門前の小僧習わぬ経を読む、と言っていますが、形だけで考えるから、お経の中身が全くわかっていないのです。



これらの「決めつけ」がどれほど相場で失敗の原因になっていることかわかりません。



最後に私の温暖化に対する意見ですが、ここまで書けば、もうおわかりだと思いますが、二酸化炭素原因説が排除されない以上、リスク管理から考えて、対策を打っておくべきではないか、ということです。

少なくとも、アマゾンの焼き畑農業などは、早急に手を打つべきだと思います。
それと、人口問題。
少子化ではなく逆です。
人口は、既に地球のキャパを超えているのではないか、そう感じます。
既に、インドや中東では、気温が50度を超える地域が出てきています。

そういう地域の人達にとっては、温暖化是か非か、などもうどうでもいいことでしょう。
これこそが本来の意味での事実に基づく環境認識だと私は思います。
地球規模で考えると、人類は、地球に巣くうイナゴのような害虫になってしまわないか。
この先、地球からの大きなしっぺ返しが、好き勝手してきた人類に来ないか、心配です。


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シンプルに考える

2019/08/29 Thu

トランプ発言で一喜一憂する相場展開なので、腰を据えて
考えていても意味が無さそうな相場ですが、ちょっと俯瞰
して、シンプルに見ればどうか、というお話です。

一般的に、相場を見る場合、

次にどうなるのかを予想しようとする

のが普通です。

次に上がるのか、下がるのか

これを如何にして予測するのか、が相場を見るということで、
これはもう習い性というか、習慣的にそう見るように投資家の
脳がなっています。

今なら、このまま下がるのか、どこかで反転するのか、
どっちだ、と見ていることだろうと思います。



ところが、ちょっと視点を変えてみると、全く別の見方ができる
ので、そういう見方もあるよ、というご提案です。

まず、TOPIXの週足チャートです。
2019-08-29_10h46_09.jpg

まず、このチャートを見て、

今は、すごい上げ相場だ!!


と見える人はいますか。

主観ですので、人それぞれ勝手なわけですが、

今は、アベノミクス相場を彷彿とさせるような
絶好の上げ相場が再来しているぞ!!


と感じている人はいるでしょうか。



さて、このチャートを見て、

今は、どういう状況だろうか

と子供でもわかるような素直な目線で見る


と、どう見えるでしょう。

この時、チャートを見るコツは、

次はどうなりそうかを考えないこと


です。

今は、どういう状況だろうか

ということだけを見ることです。


そして、その「今はどうなっているのか」ということこそが、

チャートによる環境認識

なんです。

環境認識というと難しそうに感じますが、環境認識など、
テクニカル的には、実に簡単なことで、

今はどうなっているのか

だけのことです。

これなら、子供でもわかります。

みんな予想しようとするから、チャートが難しくなるんです。



では、今はどういう相場なんだろう、ということがわかったら、

次に考えることは、

自分のポジションは、その今の相場に合ってるかどうか

を考えればいいだけです。

そして、

よく戦う者は、勝ちやすきに勝つ者なり(孫子)

を実行するだけです。

つまり、簡単な時にやって、難しい時は手を引く。

やるべき時にやる

いらんことをしない


環境認識と出処進退を組み合わせれば、
相場で負けるのは難しくなります。

後、必要なのは実行力だけです。

特に、兼業の方は、いつまででも待つことができる
という強烈なエッジがあるのですから、それを使わ
ない手はありません。

今は、アベノミクス相場のように強烈な上げ相場だ、
と感じるのなら、思いっきり買えばよい、ということ
です。




今はどうだろう

でよくて、

これからどうなるだろう

という予測は、必要ありません。

何故、こんなことを言うのか、というと、次の年足を見れば、
わかります。
2019-08-29_11h11_14.jpg

陽線・陰線が出れば、ほぼ何年も続いている

ことがわかるでしょう。

そうであるのなら、今はどちらを向いているのか、がわかれば、
それだけでよくないでしょうか。

ローソク足だけで、こんなにシンプルでわかりやすいチャート
なのに、ここにテクニカル分析なんて必要でしょうか。
ごちゃごちゃして、わかりにくくなるだけだと私は思います。

そして、天井はひげでつけることもありますが、底からの反転は、
年単位のもちゃもちゃが続いてからの反転なので、買うのに、
焦る必要はどこにもありません。

こんなシンプルなことなのに、複雑な分析など必要ないと私は思います。




ジェシー・リバモア本に次のようなことが書かれていました。

パートリッジという老人は、上がっている株を周りの人が利食
いを勧めても、頑として利食いしなかった。
何故、利食いしないのか、と問われて、パートリッジは次のように
答えた。

「今は、強気相場ですから。」


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SBI FX

相場で難しいこととは

2019/07/07 Sun

今日、FXを長年やっている友人に会って話をしていました。

彼の話は、次のようなものでした。

「相場観は結構よくて7~8割は当たります。」

これを聞いただけでは、じゃあ、勝っているのだろうか、
と思うのですが、例によって、トータルでは負けています。

そこで、よく話を聞くと、あまり言いたくなさそうに、

「時々、大きく負けるので、そこでせっかくの儲けを
全部吐き出してしまう。。
この負けさえ無かったらと思うのだけど。」


という説明でした。

大きな負けさえなければ、という負けに対する反省はあっても、
勝ったトレードについては、正しかった、という認識のようです。

勝てば官軍です。

そこで、私は、勝ち方について、前回と同じ例の質問をしました。


買って、すぐに上がったので素早く利食いして1万円の利食い

買って、じりじりと上がったが、下がりかけたので3000円の利食い

買って、買値で上げたり下げたりしたので、上げた時に、素早く
利食いして1000円の利食い

買って、下げて1万円の含み損となったけど、我慢して、
戻ってきたのでトントンで逃げた

買って、少し上がったが、すぐに下げたのでトントンで逃げた

買って、じりじりと下げて、含み損が次第に拡大し、3万円の
含み損になったが、しばらく我慢して、トントンまで戻ったので決済した

買って、じりじりと上がってきたので、1万円の利食い

買って、少し儲かったが、もたもたして不安になったので決済し、2000円の利食い



すると、やはりでしたが、全部当てはまる、というのです。

また、ここで引っかかっているのか、と思いました。

勝てない人の大半が、ここで引っかかっているのじゃないか、
と思うぐらいに当てはまる話なので、正に、

ブルータスお前もか


って感じです。

みんな、目先の勝負を勝ちたいんだよな~!!

下手の典型的売買ですが、ここからどうしても
抜けられないらしい。。




よく考えてみてください。

そもそも、相場は、上か下かなので、勝率は50%。
買って上がる確率は50%です。

買って下がってしまった時に、再び上がるか下がるか
の確率は50%。

ということは、そもそも50%は素早く利食いすれば
勝てる。
これに加えて、下げてしまっても、我慢していれば
戻る確率は、また50%。

つまり、上がれば素早く利食いして、50%の勝率。
下がって我慢していれば戻る確率50%だから、
50%の50%で、25%は戻る。
つまりは、この両方を足せば75%は勝ちかトントン
が確保できる、ってことなんです。

素早く利食いして、損切りさえしなければ、
理屈では75%は勝てるんです。


これは、ハムスターがやっても75%の勝率は
確保できるってことです。

なので、相場観が冴えてるとか、手法が正しいとか、
勝てるやり方、勝てるテクニカルを見つけたとか、
そんな理由では全くなくて、

単に素早く利食いして、損切りしないから、
高い勝率で勝てている


ってだけなんです。

淡泊利食い&損失飛ばし

をして、目先の勝率を良く見せてるだけなんです。

加えて、相場はレンジで動いている期間が長いので、
損切りさえしなければ、大概は戻ってきます。
なので、さらに高い勝率を確保することができるのです。



ところが、実は、恐ろしいい裏があって、
こういう甘い売買をしている人が、きちんと損切り
をすると、負けてばかりになって、もっとひどいことに
なります。


つまり、これが

損切り貧乏

です。

厳密なリスク管理などしたら、
まるで利益など出なくなって、
手も足も出ないままに、負けまくること
になるのが、このレベルです。


どういうことかというと、

元々、手法が機能しているとか、
相場観がよいとか、当てる方法がわかったとか、
読みが当たるとか、相場が上手いとか、
技術があるとか、腕があるとか、
そういうことで勝率がいいわけではないんです。

甘い売買を、ただ単に、損失飛ばしに頼って見かけだけ
勝率を高く見せてただけなんです。

中途半端な追っかけエントリーに加えて利食いも甘い。
そこで、損切りだけをきちんとしても、損切りばかりとなって、
勝率は極端に落ちて、さらに、利益もちょっとだけしか取れない。
結果として、さらにひどい負けになって、全く勝てなくなってしまう。

元々、勝てる技術など持ってはいないのだから、損失飛ばしに頼って
いたんです。
そもそもが、初心者と同じレベルの技術水準なんです。

だから、きちんと損切りしなくてはと思いつつも、

再び、損したら放置してお祈りする売買に戻る


を繰り返す


ことになります。

しかし、そうなると、またコツコツ稼いでも、
ドカンとやられる日々に逆戻りする。


長年相場をやっていて勝てない人は、
この地獄のループのどこかにいる可能性が
高いということになります。

このループを繰り返している限り、
10年経過しても、相場を始めて1か月の人と、
相場の腕は、ほとんど変わりません。
相場を始めて1か月で、もうこのループに入る
ので、それから、同じことの繰り返しで、何の
進歩も無いのです。

つまりは、

永遠の初心者トラップ

にはまり込んでしまうわけです。

投資家の成長を阻んでいるのは、この

ハムスタークラスからの脱皮

なのですが、これが想像以上に難しい。

これに加えて、相場環境がいい時は、
どんなにへたっぴーでも儲かるので、
勝てる手法を手に入れたとか、
上手くなったと勘違いして、さらに
ドツボにはまる。
そして、いい相場環境が終われば、
甘いリスク管理能力が露呈して、
コテンパンにやられることになる。
一時的には、勝てても、結局は、
この繰り返しだけ。




相場で難しいのは、勝率を上げること(当てること)ではありません。

相場で難しいこととは、きちんとしたリスク管理を
しながら、利益をひねり出すことです。

リスクを管理された利益を出すことは凄く難しいのです。


そのために、出処進退にこだわり、腕と技術を磨くのです。

損失を放置して結果オーライを狙うのは、ハムスターでもできることなんです。


そもそも、

相場の当て方は、ベテランでも初心者でもそんなに
変わりません。
つまり、上手くはならない。
何故なら、他力本願だから。
自分のできる範囲を超えているから。
トランプが何かを言ったら動く相場の値動きなど、
そもそも当てられるはずがない。
いきなりの業績発表での乱高下をどうやって
当てるのか。
チャートというのは、そのファンダの変化を
受けた結果なのに、それを予想の魔法の道具に
しようとするのは、そもそも無理がある。

しかし、出処進退やリスク管理など、自分でできることは、
練習すれば上手くなる。
値動きに対する玉操作(ぎょくそうさ)は、
自分でできることだから、練習を積めば上手くなる。

それなのに、多くの投資家は、当て方ばかりを追い求めて
いるから、永久に玉操作が初心者のままで終わる。

玉(ぎょく)の入れ方、安全な売買の仕方、
分割、損切り、利食いなどの出処進退については、
安全とリターンのバランスを取った職人技で、

厳然とした上手下手がある


上手い人は、見事な玉さばきをする一方で、
下手な人は、しょぼ利食いと損切り放置を繰り返す。

そこに、明確な腕の違いがある

そこが大半の人には、見えていない。

みんな上手くならない当て方しか見ていない。
その結果、
当て方だけを求めて、下手なまま永久にさまよう。
永遠の初心者のままで、相場人生を終える。



1ヶ月のノービスでも、10年選手でも、
同レベルの腕しか持っていないのは、
こういうことがわからないので、
自分のでできる出処進退には、
全く、目が行かず、
当て方を求め、勝率だけを求めているから
に他なりません。

そろそろ当て方探しを卒業して、
腕を磨くことにシフトされることをお勧めします。




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勝ち方のお作法

2019/06/22 Sat

目の前のトレードに勝つ

ということに、多くの方がすごくこだわります。

当たり前と言えば当たり前のことでしょう。
誰だって負けるのは嫌です。

そして、

どういうやり方でやって、どこで買うのか、どこで売るのか

という

やり方

にもすごくこだわります。

これもよくわかります。

この両方が掛け合わされて、

当てる方法を探して、次々に相場を当てて取る

どうやって当てるのかだけをひたすら考えている


これが相場の目的になっているわけです。

気持ち的には、エントリーしたものを全てを勝とうとする

これがいかに非現実的なものだと理屈ではわかっていても、
気持ちがこれを実行しようともがく。


なので、何とか目の前のトレードを勝とう勝とうとする心理
が極端に働き、結果、次のようなトレード内容となるわけです。


買って、すぐに上がったので素早く利食いして1万円の利食い

買って、じりじりと上がったが、下がりかけたので3000円の利食い

買って、買値で上げたり下げたりしたので、上げた時に、素早く
利食いして1000円の利食い

買って、下げて1万円の含み損となったけど、我慢して、
戻ってきたのでトントンで逃げた

買って、少し上がったが、すぐに下げたのでトントンで逃げた

買って、じりじりと下げて、含み損が次第に拡大し、3万円の
含み損になったが、しばらく我慢して、トントンまで戻ったので決済した

買って、じりじりと上がってきたので、1万円の利食い

買って、少し儲かったが、もたもたして不安になったので決済し、2000円の利食い



これで、5勝0敗3分けです。

凄い、全勝なのか

勝った負けたという意味では、この人は、

負けないスーパートレーダーだ


ってことになります。

これは、見る人が見れば、

勝ちにこだわったトレード履歴

だということが一目瞭然でわかります。

勝率にこだわる人のトレード履歴は、概ねこういう状態

ですが、ここで、何か、疑問がわいてきます。

勝てば官軍負ければ賊軍

相場なんて、勝てばそれでいいんだよ

何をやっても、勝てばそれでいいんだ


そういう考え方を持っている人も大勢おられます。

でも、本当にこの履歴は、

勝ちまくっている素晴らしいスーパートレーダー


なのか、何か腑に落ちない気がします。





実は、みんな、

勝つことにこだわり、やり方にこだわる

わけですが、

勝ち方

にこだわる人は少ないのです。

勝てばいいんじゃないか、トレードなんて結果が全てだろう

そう思っている人も多いです。

そもそも、目の前のトレードで勝つために全力で戦う

一勝一勝を積み重ねていく

その繰り返しが勝つことなのだ


そう思っている人がほとんどだと思います。

心理的には、

とにかく、目の前の勝負に勝ちたい、勝ちたい

そして、負けたくない

10円でもいいから勝ちたい

10円でも負けたくない

10回エントリーしたら10回とも勝つ


今、目の前の勝負でとにかく一勝すること

それが目的だ


そういう、とにかく全部勝ちたいという心理的な思い
がものすごく強いです。

というよりも、ポジを買って持ってしまったら、

上がってくれ~というお祈りモード全開に突入

という人が大半でしょう。

その結果が、最初に書いた5勝0敗トレードになるわけです。




実は、、この思考パターンには、大きな問題が隠れています。

相場で勝てない大きな原因となる考え方の問題がある
のです。



どんな手法を使っても、勝ち方というものがあります。

この勝ち方が大きな問題で、

勝ち方にも、上手下手がある

そして、勝ち方には、

勝ち方のお作法

があるのです。

上手な勝ち方、下手な勝ち方

というのがあります。

そして、この事例のような勝ち方が、

下手な人共通の勝ち方

となります。



勝つことと勝ち方

は、全く違います。

勝つことは結果、勝ち方はプロセス

結果がどうあれ、プロセスが問題になるのです。

ここに、勝てば官軍負ければ賊軍ではない、
結果論ではない、プロセスの問題が潜んでいるのです。



相場で実際に勝てている人は、こういうトレードはほとんどやりません。

私の知る限りで、勝っている人が、このようなトレードをして
いるのは、見たことがありません。

実際、相場で勝っている人がこれを読めば、
読んだ瞬間に、この人はダメだとわかるでしょう。

勝てない人特有の勝ち方

をしていることが見た瞬間わかります。

もう瞬間的にわかります。

もし、こういう勝ち方をしていて、

俺は勝っているんだ、連勝してるんだ

と自慢したいのなら、やめたほうがいいです(笑)

勝った勝ったと自慢したいのはわかります。
上手な人は、愛想笑いはしてくれるでしょう
けど、これは下手自慢をしているだけだという
ことがわかっていないのは本人だけです。

これは、どういうやり方であるとか、
どういうエントリーをしているのか、
ということは問題ではなく、

こういう利益の出し方についての根本的な問題

があるのです。

こういう利益の出し方を続けている限り、
どんなやり方をしても、どんな時間軸であっても、
その人は、決して勝ち組にはなれないと私は思います。





もし、

この売買履歴を見て、何が問題なのかわからない、
勝っているのに、何が悪いんだ


と思われるのであれば、
相場の理解度が浅いと私は思います。



では、実際、何が問題なのか、ここについては、もう、
このブログで散々書いてきていることなので、
もし、あのことか、とピンと来ないとしたら、
記事を本当には読めていない、ということになるかと
思います。
今回の記事は、見る角度を変えただけのものだからです。

今回の問題の答えは、

損切りの考え方シリーズ

に完全に書いていますので、読んでみてください。

私のブログの古い読者であれば、読む必要はありません。




損切りが下手だ、上手く損切りできないという人は、
ものすごく多いです。

損切りで悩んでいる人も実に多いです。


しかし、実は、損切りが上手く行かないという理由
の多くは、勝ち方にあるのです。


損切りが下手な人は、損切りが下手なのではなく、

利益の出し方が悪い

のです。

勝ち方のお作法を心得ていないのです。




勝ち方と損切りは表裏一体

見る角度が違うだけで、同じことです。

これを切り離して考えることはできません。

決して、結果オーライではないのです。

損切りだけの問題だと考えているから、いつまでたっても
上手く損切りができず、コツコツドカンを繰り返すことに
なるのです。




ちなみに、

勝てば官軍負ければ賊軍

というのは、私の一番嫌いな格言です(笑)



我々投資家は、

結果をお祈りで左右することはできません。

お祈りモード

ではダメなんです。

一方で、

プロセスはコントロールできる


我々投資家のやるべきことは、

コントロールできるプロセスに全力を尽くす一方で、

コントロールできない結果は、素直に受け入れる


やるべきことをきちんとやって、結果を受け入れる

制御可能なことを制御し、お祈りをしない

ことが大事なんです。

つまりこれこそが、

人事を尽くして天命を待つ

ということなのです。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

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あらなみの相場技術研究所

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