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相場における真の失敗 1

2016/11/05 Sat

トレードで失敗した、というのは、一般には、損したら失敗、儲かったら成功、という構図で考えられているものです。

勝ったら成功で、負けたら失敗

当たり前のようにそう思われています。

利益 = 成功

損失 = 失敗


つまり、結果論、結果オーライってことです。



儲かったら成功に決まってるじゃないか。

「結局、相場なんて何であれ儲けたもの勝ちなんだよ。しのごの理屈言っても、儲けられなかったら負けなんだ。」

昔、友人にこう言われました。

一見すると、正しい意見のように思えます。

ただし、ここでは、勝ちと負け、そして、成功と失敗、これが完全に渾然一体となって定義されてしまっているため、結果オーライがまかり通る世界となっているわけです。



そして、トレードにおいては、もう一つ渾然一体となっていることがあります。

それは、

目の前の当たり外れと、中長期的に見たトータルの利益

これも、ごっちゃ混ぜになっていて、

とにかく何としてでも目の前の勝負で勝つこと

こそが大事、と感じるのが人としての本能でしょう。

目先優先

です。

他のことはさておいて、今戦っている勝負に勝たねばならないのだ、ということです。

そして、この眼の前の勝ちにこだわることの延長線が相場で勝つことなのだ、という感覚的な理解です。

今、目の前の勝利にこだわる先に相場の勝ち組がいる、という漠然とした理解をしている人がほとんどでしょう。





では、利益は利益として、次のような勝ちは成功と言えるのでしょうか。


①儲かったのでさっさと利食い、しかしその後大きく伸びた

②損したので粘り通してやっと戻ってきたのでちょっと利食い

③意に反して逆行して引かされたのでナンピンして耐えて、戻ったところでプチ利食い


全部、目の前のトレードの勝ちにこだわった結果起きた現象です。

目の前の勝利を何とでも得たければ、こういう行動に出るのは、目的に対して理にかなった行動と言えるでしょう。

つまり、目的にかなった合理的判断ということです。

逆に言うと、

こういう行動を取らざるを得ない、という必然性です。

目的は、目の前のトレードの勝利なのだから、とにかく負けたくないわけですね。

皇国の命運はこの一戦にあり、という思いで、何としてもこの戦いに勝たねばならない、という強い思いが込められた戦いになっているわけです。

ここで負けたら、もう後が無い、という背水の陣のような戦い方でもあります。

全軍壊滅か勝利か、こういう戦い方です。

目的に対しては理にかなっているし、結果として儲かったわけですが、果たしてこの戦い方は、成功と言えるものでしょうか。



基本的に人が本能のままにトレードをやれば、

目の前優先 & 結果オーライ

がまかり通る世界に陥ってしまいます。

そして、その考え方に基づくからこそ、先ほどの3つの事例を繰り返すようにトレードするようになってしまうのです。



相場の因果関係は多くの人が考えるよりも非常に複雑なものなんです。

淡白にしか利食いできない、という人は、単に利食いを伸ばす、ということでは絶対に解決できません。

また、損切りしなくては、と思っても、つい引っ張ってしまう、という人も多いわけですが、単に切らないと、と思っても簡単に切ることなどできないわけです。

何故そうなってしまうのか、というと、目の前優先&結果オーライを目的にトレードしていたら、そういう行動は、

目的に対して、合理的に正しい判断であり行動である


ということになっているからこそ、そういう行動を取ってしまうのです。

要するに、目的に合った行動だから、目的を変えずに行動だけを変えようとしても無理があるわけなんですね。

ここに、淡白利食いしてしまう&損切りができない、という人の真の原因が見えてくるわけです。

心が弱いとか、規律にルーズだ、といったような精神論ではない理由がはっきりと存在しているわけです。


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イベントリスク

2016/11/03 Thu

ヒラリーで安心だ、って思っていたら、えっ??もしかしてトランプってあり得るの??

それが今週に入ってからの相場の下げの原因となりました。

株、為替、どちらも、8日に迫った米大統領選挙のイベントリスクに向けて動いています。

こういったイベントのテーマに向けて動いている時は、チャートのパターンとか、そういうものは何の意味もありません。

こんなに下げたからとか、パターンがこうだからとか、何を言ったところで、ヘッドラインリスクでどうとでも動く相場です。

だから、いくらチャートを分析しても、無駄です。


一方で、ミクロ面では、今が半期決算発表真っ盛りとなっています。

このミクロとマクロのごった煮で、どう動くのかはそれぞれのイベント次第という状況です。

少なくとも、マクロ面のテーマである米大統領選挙の不透明感が払拭されるまでは、リスクオンになる可能性は低いと考えるのが妥当でしょう。

8日までは、世論調査の数字で、相場が行ったり来たりを繰り返す、ということになります。

Brexitの時もそうでしたが、日本国内の専門家は全員「まさか離脱なんてあり得るはずがない。」そう感じていたわけですから、今回も不透明感が出てきたことから、結局ヒラリーで決まりでしょ、という話に賭けるのはどうかと感じます。

ということで、トランプリスクを織り込んで来ている相場なので、8日まではどちらかというと売り安心感で、選挙結果が出て、ヒラリーということになれば、トランプリスクを織り込んだ分だけ戻る、というシナリオが有力です。

可能性は低いとは言え、もしトランプということになれば、かなりのインパクトでリスクオフの嵐になるのでしょう。

一応、想定しておきたいところです。



さて、ここで書いたことは、当たり前と言えば当たり前の話なんですが、このあたりまえのテーマに沿って株、為替が動いているのだ、ってことなんですね。

チャートで動いているわけではありません。

なので、大統領選挙の前に何かあれば、リスクオフの可能性あり、ということは意識しておくべきだったと思います。

特にスイングして持ち越ししている人はそうでしょう。

こういうテーマは、相場を動かすドライバーなので、ここを強く意識することは当たり前のことだと私は思っていますし、これを前提に私は値動きを考えています。

こういうファンダメンタルの部分を考えないで、チャートだけで相場を見ている人が多いので、ちょっと書いてみました(笑)

いつも長ったらしいブログなので、今日は淡白に失礼します(笑)


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苦しい時期の過ごし方

2016/10/10 Mon

マインドフルネスって最近地味に話題になっていますが、ご存知ですか。

新瞑想法マインドフルネス

これは、ヨガなどの瞑想法から宗教色を除いたものなんです。

アメリカのグーグルなどハイテク企業でも会社として取り入れて成果を上げているということでした。

100%今を味わう生き方

私は、呼吸法をやっていたりするので、こういうことには興味があるわけですが、これは誰でもができる瞑想法で、心が乱れたり、ストレスを感じたりした時に非常に有効なことが科学的に証明されており、理屈っぽい人でも入りやすいのじゃないかと思います。

トレード時など、ストレスを感じて、迷走してしまった時に、瞑想すれば。。。(笑)

人が思っている以上に、ストレスによる悪影響は心理的、肉体的に非常に大きいんですね。
これは、トレード時においても非常に悪影響を及ぼします。

なので、そのまま放置していれば、体調が悪くなったり、心理的に不安定になったりということが起きますので、自分から積極的に自分の心に働きかける何かをしないと、心に雑草が生えたまま荒れ野のようになってしまうわけです。

トレード時に、自爆して負ける原因の多くは、心の乱れなわけですから、如何にして自分の心をコントロールするのか、というのは、非常に重要なわけなんです。

これは、普通の人が考えている以上にものすごく重要度は高いです。

そういうことなので、心に何も働きかけをしていない人と、心をコントロールする何かを心がけている人の差は結構大きいんです。

マインドフルネスは、その心への積極的な働きかけ、という意味で、非常に有効なんじゃないか、そう思いましたので、ご紹介しておきます。





さて、環境認識なんですが、テクニカル的には今年3月に見ていたことの延長線上になります。

相場観を持つのなら

ということで、とりあえずテクニカルから見る今の景色を載せておきます。

2016-08-216.jpg

TOPIXは、今年年初、どどど、っと下げて、そこから大勢的には保ち合いに入りました。

特にここ数ヶ月は酷い状態で、小さな保ち合いに終始しています。

トレーダーを殺すには、上げでも下げでもなく、動かなければそれでよい、ということなんですが、正にそんな感じですね。

3月と違って「ここが底だからと焦って買おうとしている人」はもういないと思いますが、大きな流れが転換するのは、そう簡単ではありませんね。


2016-08-217.jpg

一方で、ドル円なんですが、TOPIXに遅れて下げたわけですが、TOPIXが下げ止まった3月以降も下げ基調が続き、ついに6月には100円を割る事態となりました。
これは、まさかの展開となりました。
大勢のFXトレーダーが粘りに粘っていたのですが、さすがに100円割れでは、強制ロスカットも多かったように聞いています。
私の知人も例に漏れず、追証を何度か入れて粘りに粘った末に、100円で散りました。

この両者の値動きの違いは、年初、米国のFRBによる利上げ観測からドル円が粘り、リスクオフから株が下げたという展開だったものが、年央からは、利上げ観測の後退があったことにより、ドル円の売りが加速した一方で、TOPIXは、リスクオフが和らいだことに加えて日銀のETF買いが相当効いたということかもしれません。
特にここ数ヶ月は、下がれば日銀買いが入り、上がれば外人売りが出る、ということで、膠着感が一層強まってきています。

ということで、結果、TOPIXもドル円も方向性がなく、膠着感が強まっている、という現状です。



私の知る範囲では、ここ数ヶ月、好調だというトレーダーは少ないんじゃないかと思います。

動きが鈍く、出来高が細っているような現状では、無理しても、やられるだけ、ということが多く、ひたすらに、



のいち字で耐える展開が続くわけです。

ここで、無理して、自爆する、というのが一番愚かな選択なので、じっと我慢の日々を続ける、というのが、流れに乗ろうとするトレーダーならば正しい選択なんだろう、そう思うわけです。

トレーダーの選択肢としては、買う、売る、待つ、という3つの選択肢があるわけで、特に、待つということは重要なことなのですね。

こういう膠着状態が続けば続くほど、我慢ができなくて、自爆する人が相次ぐわけですが、この我慢大会を制することが勝ち残るためには、結構大きなことなのです。

もちろんそれぞれ得意不得意相場がありますが、膠着が得意だ、という人はほとんどいませんから、ここは待つことを優先するしかありません。

では、いつ終わるのか。

答えは永遠ではありません(笑)

大きなイベントしては、いよいよ来月の大統領選挙なのですが、そこへ向けてどうなるのか。

ただ、下がれば日銀買い、上がれば外人売り、の相場が続く限り、なかなかこの膠着から抜け出すのは難しそうな気配です。

日銀がいらんことさえしなければ、しっかりと下げてくれて、そこからのリバウンドも狙えるところなんですが、下手に買い支えが入ると、それすら消えてしまいます。

こういう膠着相場は過去にもあったわけですが、こういう時期が一番苦しい時期じゃないかと感じます。

もちろん個別ではいい動きをするものもあるわけですから、それを選別すればよい、ということかもしれませんが、そう簡単でもないんですね。

下手に動いているものに飛びつけば、それが罠になって一気に反転、というのがこういう時期には多いんです。

いい時期と同じことをしても、この時期勝てない、どうしてだろう、と思っている人も多いと思いますが、環境が違うんですよ。

環境が違えば、同じ値動きであっても、その後の確率や伸びが全く違ってきます。

やり方を主に考えている人は、ここが見えないので、次々に飛びついては爆死を繰り返す、ということをやってしまいがちなんですね。

何をやっても上手くいく時期というのがある一方で、何をやってもダメという時期があるわけです。



大間のマグロ漁師で名人の方が次のように言っておられました。

「マグロが釣れないっていっても、自分が悪いんじゃない。マグロ様が決めることだから、どうしようもない。」

これは、一見すると開き直りと取られるかもしれませんが、そうではなく、環境変化を受け止めるための心のあり方だと私は思っています。



相場で取れない、となると、どうしても焦ってくるわけです。

特に専業だと、生活に関わってくるので、心理的にも追い詰められてくるわけなんですね。

何とかして取ってやろう、毎日利益をなんとか出さないといけない、そういう思い込みがどうしてもあるわけです。

そうなると、どうしても

無理をして取ろうとする

ことになる。

やり方が間違ってるんじゃないか。腕が落ちたんじゃないか。そういう疑心暗鬼になってくるんです。

そして、自分は、実は取れない投資家になってしまったんじゃないか。

結果から見れば、全然なので、次第に焦燥感が募ってきても仕方がありません。

特に、やり方ありきで考えている人は間違いなく自分の方法に疑心暗鬼に成ります。

特に、カリスマブログなどで、取った取ったなどと書かれると、自分も取らなくてはと思っています。

本当は自分は自分なんですよね。でも人が取っているのを見ると焦ってしまう。

こうして、

やったこともないような方法を試してみたり、ごく一部で動いているものに、無理して飛びついてみたり、とにかく焦りから無理をするようになるんです。

そうして、無理をするから、自爆する、という悪循環が始まります。

取れないから、といって、腕が鈍ったわけでも、目利きがダメになったわけでもありません。

マグロが来なければ、どんなに腕のいい漁師でも、マグロを釣ることなどできないのだ

そういう名人の一見すると開き直りとも取れる心のあり方が必要な場面もあるわけです。

マグロのいない海で、いくら走り回ったとて、焦って必死になったとて、マグロは絶対に釣れない、ってことなんです。



専業が破綻する大きな原因は、焦りによる自滅がほとんどだと思います。

腕が鈍ったわけでもない、目利きに失敗したわけでもない、それでも取れない。

そういう時期は必ずあります。

そういうことがあるのだ、とわかっておくことは非常に重要なんです。

取れないのは、自分が悪いんじゃない。


取れないこともある、そういう割り切りというか、理解をしておくこと、開き直ること、それが大事だ、ってこともあるということなんですね。

自滅が原因なのだから、本当は防げる損失なんですよ。


とにかく、

こういう時期に無理をして自爆する、それが一番愚かな行為なわけです。

そもそも、相場で大負けするのは、やり方が間違ったんじゃなくて、自爆がほとんどなんです。


そして、トレーダーで最も差がつくのは、こういう取るのが難しい時期、なんですね。

苦しい時期をどう過ごすのかで大きな差が出ます。


ここの難しい時期をどうやり過ごせるのか、ドローを出さずに逃げ切れるか、これによるわけです。

のんびり瞑想でもしてればいい、ってことかもしれませんよ!!



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マネックス証券

勝っている人の打ち出の小槌

2016/09/17 Sat

前の記事のコメント欄に、多くの方が有意義なコメントをいくつも投稿してくれました。

この記事は、その中のベテランさんのコメントを読んでいて、思うところがあり、レスが長くなったので、記事にしたものです。

この記事のルーツは前の記事のコメントにありますので、もし時間がありましたら、読んでみてください。



勝てるようになった後、しばらくして、勝てなくなり、負けが込んでしまった、と書いたコメントがありました。

一度勝てるようになったのに、再び勝てなくなり、負けが続くようになった

ということです。

自己分析では、奢りが原因による雑な売買、ということでしたが、このケースは、実は結構多いのですね。


勝てるようになって、一旦プロになったとて、それでその後何年にも渡って食っていける投資家というのは、実は一握りなんだろう、と思います。

10年以上にわたってこの道でコンスタントに食ってきたのに、ある日突然滑落して、資産をほとんど溶かしてしまった、というケースも私は見ています。


また、生き残っている人で意外と多いのは、

特殊な環境で一気に資産を築き上げて、それを溶かすことなく、年金暮らしパターンに移行した

という投資家さんです。

直近の事例では、アベノミクスで一財産、ってことです。

勝って驕らず、上手に勝ち逃げできた人です。

そういう守れたという点においては、破滅まで落ちた多くのカリスマと比べれば大したものだと思います。



ここで、ノービスの人が考えている勝ち組への誤解の筆頭は、

一度勝てるようになったら、人工衛星のように永遠に勝ち組として存在できる

ということだと思います。

何故、そのような結論に至るのかというと、実はこの誤解は、

勝てる手法を手に入れた人が勝ち組である

という負け組ならではのロジックとの表裏一体から来ていることなのです。

前提が間違っているから、結論も間違いになるわけです。



大勢のノービスさんたちは、カリスマ投資家の真似をしたり、セミナーで聞いた手法を真似して、とにかく勝てる方法を何とか見つけ出して、自分も勝てる投資家になろう、としているわけですが、

その勝てる方法とやらを見つけたら、もう一生涯にわたって勝ち続けられる打ち出の小槌だと無意識に理解しているわけです。

だからこそ血眼になって探す価値のある「勝てる方法」なわけですね(笑)

そうでなければ、

時々は勝てるが負けることもある勝てる方法、になってしまいます(笑)



さて、現実には、勝っている投資家、といっても、コンスタントに勝っている人はさらにほんの一握りで、多くの勝ち組と言われる投資家でも、勝ったり負けたりの中で、何とか年間トータルで利益をひねり出す、という状態であることがほとんどです。

ちょっと勝てるようになって、プロになったとて、

独身・ニート・パラサイト

というデイトレーダー三種の神器のお陰で、親に依存しながらの超低コストだから何とか破綻せずにやっていけている、という人も現実にはおられます。

せっかく、仕事をやめて専業になったのに、数年してまた実業に戻る、バイト生活に戻る、という人も多いんじゃないかと思います。

このように、

過去の栄光による年金暮らしであるとか

超ローコストによる食いつなぎ

といった専業以外でも、

親の遺産や退職金を細々と運用して何とか専業

家賃収入だとか、(ホントの)年金を主たる収入としながらの専業


という裏の顔を持つ専業ということも現実です。

嫌な話ですが、専業投資家といっても、現実には、そうバラ色っていうことばかりではないわけです。



話が脱線しましたが、

何故、聖杯を手に入れたであろう専業投資家が、数年以内に脱落することが多いのか。


夢を持って、聖杯探しをしておられる方は、この現実をどう見るのでしょう。



事実を見ればわかると思いますが、カリスマと言われる投資家とて、半年間勝てないことなど当たり前で、中には年間を通じで赤字だった、など、そういう方もおられます。

セミナーを開催した翌月に、滑落して、破滅に近い損失を出した、というカリスマさんもおられました(笑)


また、今でもカリスマとして君臨できているのは、今回では、アベノミクスで大きな金額を稼げたことによる年金暮らしに入れたこと、という方も実際にはおられます。

大きく負けなければ、そのままでももうやっていける、ってことです。

いわゆる人生の勝ち逃げ組です。

その年金生活をありがたがるのもどうかと思いますが、それはさておき、そういう勝っている人が手にしたであろう

打ち出の小槌

を何とかして盗みたいわけですよね。

そして、

その打ち出の小槌で、自分だって永遠の勝ち組投資家に変身したい


それが希望で、せっせと、セミナージプシー生活を続けて、カリスマウオッチャーとなり、日々やり方探しの旅に明け暮れているのだと思います。



しかし、現実のカリスマの姿というのは、ちょっと前のネットバブル時のカリスマさんの大多数は消えたわけですし、彼らの書いた本は、虚しくアマゾンで1円で売られていても、誰も買わないわけです。

ちょっと前の話であって、そんな大昔ではないんです。

当時のもてはやされ方は、今以上で、テレビでも何度も見かけるようなこともありました。

当時のカリスマが、打ち出の小槌を持っていると仮定したら、今現在は、もう「兆円単位」の資産を手にしていてもおかしくないのではと思います。

1年で100万円を1億円にできたのだから、10年経過すれば、兆円単位でも不思議ではないですよね(笑)

ところが、現実たるや没落貴族状態続出・・・という。



いやいや、当時のカリスマはダメかもしれないけど、今のカリスマは違うのだ。

彼らこそ、打ち出の小槌を手に入れているのだから、それにあやかれば自分だって、というロジックなのか、そんなに深くは考えてはいないのか、どちらかでしょう。


念のため、もちろん生き残って、さらに資産を増やしておられる方もおられますが、それは例外です。

残っている人が目立っているだけで、そういう人は、2000万人投資家の中で数えるほどなんです。



いずれにせよ、こういう相場人の栄枯盛衰話というのは、もう江戸時代からずっと同じように繰り返されてきたことなんですね。

このことは、ウオール街でも全くといって同じです。

栄華を誇っていた大投資家と言われる人の多くの末路は惨めなものなんです。

これこそが現実なんですね。

ここで考えることは、今は別なのか。今だけは違うのか。



私が相場を始めた数十年前にも同じような投資家のスーパースターはいました。

最後の相場師、大物仕手筋、怪物、などなど、大勢のカリスマスーパースターが出ては消え、出ては消え、て行きました。

どんな時代にもいたわけです。

そして、その過半数の結末は、無一文、破産、そして、逮捕、というようなことになっているわけです。

彼らは、100万円を1年で1億円にできる打ち出の小槌を手にしたはずなのに、何故そんなことになったのだろうか。



ここで、もう一度、問います。

そういう現実を見て、尚、

勝っている人とは、勝てる打ち出の小槌を手に入れた人なのか。

これからも自分は打ち出の小槌探しの旅を続けるのか。



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勝てるようになるまでの時間のかかり方

2016/09/14 Wed

前の記事の地下コメント欄に大変参考になるコメントを頂きました。

地下に留めておくのがもったいないので、地上に引っ張り出しました(笑)

前の ママさん料理教室 の記事と併せて読んでいただけるとわかりやすいと思います。



あらなみ様

 はじめまして。大変ためになる記事やコメントでいつも勉強させていただいております。誠にありがとうございます。

 当方、1990年のバブル崩壊直前から株を始め、当然買いしかできませんので出ては負けの繰り返し、幸い若かったので資金量も少なく損失額も知れたものでしたが、それでも年収分くらいの累損でした。

 これではいけないと相場の本を手当たり次第読み始め、まさに頭でっかちの知識偏重でしたが、「相場技術」という言葉を目にして、そこから林輝太郎先生の本にたどり着き、酒田罫線法による小豆のリズム取りから練習を始め、現在は225採用の地味な素材・市況関連銘柄のリズム取りを専門にしています。

恥ずかしながら、出ては負けと知識偏重の期間で10年、練習に目覚めて売買を繰り返し勝ったり負けたりでトントンの期間が5年で、安定して毎年稼げるようになるまでに15年以上かかりました。

 一番自分が成長できたのはやはり売買を繰り返して成功体験と失敗体験を積み重ねた5年間でしょうか。

特に失敗の経験がためになりました。

こういう値動きでこういう建玉をすると失敗するんだよな、という自分の失敗パターンが理屈でなく皮膚感覚で覚えることができたからです。

良かったことは同じ失敗を何度も繰り返さないよう、見える形で残しておいたことでしょうか。立花義正先生を真似て、今でも自分の失敗パターンを「自己格言集」として常に目に付く所に掲げています。

 まだまだ書きたいことは沢山ありますが、切りがないので今日はこの辺で。またお邪魔させていただきます。よろしくお願いいたします。






道々の輩さん、はじめまして!!

ベテランの常連さんの書き込みも嬉しいですが、こうやってはじめましての方からのコメントは大変嬉しいお便りですよ!!

道々の輩さんの今回のコメント、何もかもが相場で勝てるようになるための重要なヒントであり、後に続く者たちへの道しるべだと思いました。


私は、昭和のバブルの恩恵を受けた(受けたことがその後の大失敗につながったわけですが)世代ですが、崩壊直後という最悪時期にスタートされたのですね。


>酒田罫線法による小豆のリズム取り

お懐かしゅうございます!!

私も、

商品相場の技術―相場師の技法と練習法

という林先生の名著を読んで、折れ線グラフを書いて、小豆のリズム取りをやっていた時期があったのですよ。

あのまま続けていれば、と後になってどれほど後悔したかわかりません。


私は、リズム取りをしばらくやっていたのですが、その後、必勝法探しに舵を大きく切ることになるんです。

これがドツボのスタートとなりました。

勝てる方法を探していた時期は、本当にムダな回り道の時期だったんです。


実は、方法など何でもよくて、それに上手くなることが必要なのに、それに気がつかず、下手なまま方法ばかりを探していたわけです。

そもそも、勝っている人とは、勝てる方法を知った人ではなく、上手い人なんですね。

下手じゃなく、上手い人が勝っている人なんだ、っていう当たり前のことが全然わかってないわけです。


私は、とんでもない勘違いで、すごい回り道をしていたわけです。


これは、下手なゴルファーが、ゴルフクラブコレクターやっているのと全く同じ構図があるわけなんですね。

石川遼くんと同じクラブを使えば、同じショットが打てるという、とてつもない勘違い投資家が多いわけです。

下手だけどゴルフの知識が豊富で、高級クラブをいっぱい持っているプロゴルファー・・・なんているわけないよ(笑)


でも、ここは誰でもが通る道なのですよね。

このムダなゴルフクラブ探しの時間を如何に早く切り上げて、さっさと練習を始められるかどうか、がポイントなのだろうと思います。

道々の輩さんは、これに10年間かかられていますが、それぐらいが自分を納得させられる時間のかかりかたなんだろう、と思いました。

私も同じぐらいかかっていますものね。

しかも、私の場合は、他人から強制されて、やっと目が覚める、という失態をやらかしているので(笑)

まあ、一生涯、魔法のゴルフクラブ探しに明け暮れている投資家が多い中なので、たったの10年で気がついただけ偉いってものですよね(笑)





>現在は225採用の地味な素材・市況関連銘柄のリズム取りを専門

専門を持つことの重要性はいくら言っても言い過ぎることがないほど重要ですね。

書いておられることを読むと「お主、やるな!!」という殺気を感じました。

こういう人と刀を合わせたら、私は、その瞬間に逃げます(笑)

この道だけで10年以上、特定の分野で専門的に叩き上げて、腕、目利きを磨き上げた相場職人、という匂いがプンプンとここまで漂ってきますよ!!

ベテランのウナギ職人って雰囲気ですねえ。

日本料理、とか、そういう幅広いものではなく、ひたすらにうなぎだけをさばいている、って感じで、もうその職人の匂いを感じただけで、

負けました

と言いたくなりました(笑)


トレード戦略は、使い慣れた専門的売買で、それに合った自分の手の内にある専門的銘柄群であり環境。


ここを感じただけで、この人が相場で勝てないはずがない、と感じませんか。

重要なのはここなんです。

多くの投資家が、あっちをちょいかじり、こっちのカリスマ、あっちのカリスマ、と転々転々と手法ジプシーを繰り返すのと正に対極的な職人気質だと私は思います。


手法ジプシーと一芸に秀でた職人

どちらが勝てそうでしょう。

そして、自分のやっていることはどちらでしょう(笑)

自分はどちらになりたいのか。そして今自分は何をやっているのか、考えてみる機会になればと思います。



それから、相場環境についてですが、

「地味な」というのがここでは逆に重要なキーワードなんです。

みんなが派手さを追いかけて、ランキング銘柄でないと株ではない、と言っているのとは正反対のものです。

似たような売買をされておられるのがいつもコメントをいただく虚無僧さんですね。

この場合もそうなのですが、ポイントは、

熟練した自分の売買とそれに合った環境を如何に手に入れるか


だと思います。


流行りを追いかけて、手法ジプシーを繰り返している多くのちゃらい投資家とは正に対極的な職人肌の投資家さんです。


文章を読んでいて、私は鳥肌が立ちましたよ!!



>出ては負けと知識偏重の期間で10年、練習に目覚めて売買を繰り返し勝ったり負けたりでトントンの期間が5年で、安定して毎年稼げるようになるまでに15年以上かかりました。

この時間のかかりかた。本当に参考になります。相場上達のためにすごく重要な指針です。

知識偏重(勝てる方法探しも含まれる)で10年、目覚めてから5年。

この時間のかかり方は、「標準仕様」じゃないかと思えるぐらいベーシックな時間のかかり方じゃないかと驚きました。

実は私も総じて考えればそんなものなんですよ!!


目覚めまでと、1000本ノック、この時間のかかり方としての・・・10年5年の法則

ってあるんでしょうかね。

目が覚めるまで、やはり10年ぐらい あれやこれや、知識偏重、勝てる方法探し、という回り道 をしないと、人間納得できない、ということなんですね。


そして、

知識偏重から目が覚めて、そこから練習を繰り返して、それでも5年という

時間のかかり方

をするのですよね。

これがわかっていない人が多すぎるんです。

あっちのサイト、こっちのブログ、あっちのカリスマ、こっちの先生、あの本、この本、有料情報、情報商材マニアにセミナージプシー、これは勝てそうか、またダメか。

やり方を探して、一定の住居を持たず、あっちへこっちへとの遊牧民生活、ジプシー暮らし。


ちょっとかじってはポイ、ちょっとかじってはポイ、これを繰り返して、結局、何も身につかず、という人が大半なんだろう、って思います。


結局、

①練習なのにやり始めから儲からないと意味が無いと思ってしまう

②初めて数ヶ月とか、長くても半年ぐらいで稼げるようになれると思っている


この考えがそうなる大きな原因なんだと思うのですね。

実は、そんなに簡単に勝てるようになどならないよ、というのは、相場の厳しさを言っているのではなく、下積みをコツコツと続けられるためのノウハウなのだ、ってことなんですね。



>一番自分が成長できたのはやはり売買を繰り返して成功体験と失敗体験を積み重ねた5年間でしょうか。


ここは非常に重要だと思います。

多くの方が、「負けたら意味が無い」と思っているのです。

全く正反対の意見です。

そもそも試行錯誤無くして、どうやって成長できるというのでしょう。

最初から勝ちまくりなど、現実離れしたことをどうしてできると思うのでしょう。

カリスマの真似をすれば、今日から俺もカリスマ

そういう思いだと思うのですが・・・それだったら、世の中どこもかしこもカリスマだらけで、仕事などする人いなくなるよ(笑)

それが簡単にできるのなら、世の中で株で負ける人など一人もいませんよ(笑)



>特に失敗の経験がためになりました。こういう値動きでこういう建玉をすると失敗するんだよな、という自分の失敗パターンが理屈でなく皮膚感覚で覚えることができたからです。

皮膚感覚、いい表現ですね。

正に、職人さんの言葉です。

ただ、頭でっかちに慣れきった多くの人からすると、何言ってんだ、そんなんじゃわからない、と言われますね。

でも、この皮膚感覚こそ重要になってくるんです。

スポーツ選手が何故何度も何度も同じ練習を繰り返すのか。

何故、ベテラン外科医はベテランなのか。


ってことなのです。



この方は、目が覚めてから、遠回りに見える地味な練習を5年間繰り返して、熟練の職人としての腕と目利きを手に入られました。

一方で、多くの投資家が、近道をしようとして手法ジプシーを繰り返し、結果としてとんでもない遠回りをしていることに全く気がついていないのとは、対極的なんです。


あなたは果たしてどちらのアプローチを選択しますか。





続いて、第二弾も頂きました。

あらなみ様

 こんにちは。返信のコメント、ありがとうございます。

試行錯誤に10年もかかったのは、上げ下げの当て方から相場のやり方に目が向いた後でも、リズム取りから両外しサヤ取りまで、色々な方法に手を出したからです。

人形町の林輝太郎先生の事務所にうかがった事も何度かありました。

今から思えば回り道ですが、実際にやってみて納得し、自分に向いている、向いていない、何とかできそうだという感触を得るためには避けて通れなかったのかもしれません。

 やり方や銘柄を決めて練習を繰り返すうち、本当に少しずつ徐々にしか進歩はしないのですが、次第に自分の型ができてきたように感じました。

林先生の本のこの一節はこういうことだったのかと、納得することも多くありました。

練習中は失敗も多いのですが、失敗のパターンが分かってくると、これは危ないな、いつも失敗するやつかもしれないと感じたときに玉を減らしたりツナギをしたりして失敗の処置ができるようになりました。

失敗しても対処できることで相場が怖くなくなり、とても嬉しくなったのを今でも覚えています。

 では、今日はこの辺で。またよろしくお願いいたします。




私も、林先生の事務所には二度ほど伺いました。
先生といっても、とても気さくで話やすかったのを覚えています。

結局、誰しも時間の違いはあれども、回り道はするものなのですね。

結局、どの方法であってもいいので、それを練習して、上手くなることが大事なわけです。

テニス、ゴルフ、野球、どの競技がいいとか悪いではなく、自分がやれそうなどれかに絞って、それを専門的に練習する。

しかも、向き不向きということがあって、これは個性、素質とのかね合わせで、どれがいい悪いでは決められないわけです。

スポーツってそういうことだと思いますが、相場とて例外ではありません。

ここのところは誰でも、一度回り道をして、納得してからでないと、目が覚めることは無いのだと思います。


>自分の型

職人さんならではの言い回しですね。

本を最初に読んだ時にはわからなかったことでも、経験を積めば、こういうことを言ってたのか、ってわかることがあるのですね。

失敗の経験を積むと、これはダメだろうな、っていう肌感覚が付くことがあります。

何がどう、という理屈ではないのですが、これがあると無いとでは大違いで、振り替えれば最初のころは、目隠ししてやっていたに等しいんだな、と思うようなぐらい違います。


>失敗しても対処できることで相場が怖くなくなり、とても嬉しくなったのを今でも覚えています。

建玉操作のことですかね。

これもわかります。

最初は、暗闇の中を進んでいるようなものなので、とにかく恐怖感が相当あるのですが、土地勘が付いてくると、やられもどのぐらいか見えてくるわけです。

処置も早くなる。またやればいいという割り切りもできるわけです。

そうすると、これを続けていればどうなるのか、という手の感触もわかってくる。

そもそも、何をやってはいけないのか、を理解することは、どうすべきか、と同等もしくはそれ以上に重要なことですからね。



この方のコメントを読んで、改めて思うのは、我々が目指すべきものとは、知識が豊富で、色んなことを知っていても、やらせたら下手な評論家ではなく、とにかく上手い人なんだろう、と思いますね。


今回は、いただいたコメントとそれに対する私の独断と偏見による感想を書きました。
本当に色々と考えるヒントを頂きました。
道々の輩さん、大変参考になるコメントありがとうございます。
ここまで記事で書かれてしまうと引かれたかもしれませんが、これに懲りずにまたのコメントお待ちしています。


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