一発屋

2013/03/15 Fri

一発屋芸人、という人たちは、彗星のようにテレビに出まくって、そして、気がついたら消えています。
楽しんご、ひげ男爵、小島よしお、エドはるみ、波多陽区、レイザーラモンHG、と挙げればきりがありません。

今の候補としては、スギちゃんが旬でしょうか。

逆に、一発じゃない、常に常連として地位を確立した芸人さんという方が数はずっと少ないのが現実でしょう。

確かに、一芸がヒットして露出はできたのですが、本来のお笑い芸人としての能力や実力が伴わない芸人さんは、たまたま当たったギャグ1つがあきられれば、ポイとマスコミから捨てられるのです。

一発屋歌手というのもまた大勢いて、代表が、飛んで飛んでの円広志でしょう。
たまたま当たった1曲、しかし続けてヒット曲を出せないままに消えていく一発屋歌手。

マスコミというのも恐ろしいところだとつくづく思いますが、あれだけ持ち上げていたのが、あっという間に見向きもしなくなります。
その後みなさんはどうされておられるのでしょう。

ただ、まったく売れないでそのまま静かに消えていく他の芸人さんに比べれば、まだ一発があっただけでもマシということなのでしょうか。


さて、この一発屋、というのは、実は、トレーダーの世界にも数多く存在します。
というより、数においては、そこで何年も生き残っている人よりも多いでしょう。

初心者の方は、次のように思っていることでしょう。

儲けられるようになったら、勝ち組に入ったら、それで一生安泰だ

その考え方は、残念ならが間違っています。
勝ち組に入る、ということを目標にされているので、まずは勝てるようにならないとダメなのはもちろんですが、勝てるようになったとしても、その理由が「一発芸」では次が続かないのです。

そもそも初心者的考え方は、

勝てるやり方がわかれば、相場で勝ち組になれる

というものですので、その理解からすると、ここで書いている「一発芸」というものが何を意味しているのかがわからないとは思いますが、残念なことに、勝てるやり方がわかっても、その「勝てるやり方」というもののほとんどは、賞味期限があり、期限を過ぎると腐ってしまって、おなかをこわします(笑)

勝てるようになってからも関門が数多く立ちはだかっているのは、芸能界だけではありません。

自分がたまたま見つけた「何らかのやり方」がたまたま当たれば、一気に儲かるようになることがあります。
儲かる状態がしばらく続けば、その一発芸をもって、プロになる人も出てきます。

特に今のような上げ相場には、彗星のシャアのようなカリスマトレーダーがそろそろ出てくるころだと思います。

これで、俺もプロトレーダーだ、なんて思う瞬間でしょう。

(少なくとも「今」儲かっているのは、ほとんどの投資家でしょう。損している人を探すのが難しいぐらいです。今を基準にすれば、全員がプロになってしまいます(笑))

しかし、早ければ数週間、遅くとも半年、1年後には、気がついたらその「やり方」では儲からないようになってきます。
本人は、その一発芸がたまたま当たったことが、実力だ、と思っているので、何故そうなったかわからないままに、相場から消えていくことになります。

一発屋トレーダー

何と悲しいフレーズでしょう。

その多くの人は、「激流にいかだを置いただけ」の人たちなんです。

激流が儲けさせてくれた、という事実を置いておいて、「俺はいかだの名人だ」と思うものですから、河口近くの流れの無いところでも、激流のつもりでやって溺れ死にます。

たしかに、激流にいかだを置けた、といことだけでもも大したものではあります。
泣かず飛ばずのほとんどの投資家よりは、一花咲かせた、という意味においては、優れた投資家であったのかもしれません。

しかし、それでは、一発屋なんです。
つくづくトレードとは難しいものだと思います。

多くの人が、具体的やり方、つまりは、いかだの操作方法を懸命に勉強し、漕ぎ方、手首の返し方、などコツをつかめば儲かるようになる、と思っています。

しかし、肝心なのは、今が激流かどうか、ということなんです。

とにかく、ほとんどの人はそんなことより、

具体的やり方

にしか興味を示しません。
面白いものです。


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ライブ感

2013/03/17 Sun

昨日は、Berrys工房のコンサートに行ってきました。
彼女たちも、新曲で、アジアンセレブレイションなどいい曲を出してはいるのですが、ほとんどテレビなどの露出からは消えています。
今は、嵐とAKB以外はアイドルにあらず時代ですから、仕方がないのか、とも。

12日火曜日には、ちょっとメジャーになった ももいろクローバーz のコンサートに行っていました。
こちらは大阪城ホールのスタンド席でしたので、米粒ももクロでしたのでちょっと残念でしたが、Berrys工房の方は、小ホールでしかも前から数番目の席だったこともあり、かぶりつきで参戦することができました。
また、彼女たちは、歌も踊りもうまいですし、ハロプロはファンの心をつかプログラムをわかっていますので、満喫できました。
コンサートの楽しさという点では、席の良し悪しを別にしても、人気がないBerrys工房の方が数段上だった、と感じました。

ただ、ハロプロのコンサートは、とにかく強烈な「オタ」ばかりなので、オタでない私は一人浮く覚悟が必用なんですよね。それがちょっと(笑)

さて、こういうアイドル系のコンサートに実際に行ったことのある人というのは少ないと思います。
まず、チケットの入手が結構難しいということもありますが、特に興味がない、というのがほとんどでしょう。

私の場合、ファンということよりも、お祭り好き、ということがまずあります。
コンサート、ライブというのは、いわば現代の祭りです。
そのライブ感、高揚感、今を生きるというエネルギー感などが、ライブには詰まっているので、そのエネルギーを楽しみに参戦している、といっていいのだろうと思うのです。
特に、大勢の人がみんなで今を楽しんで、大騒ぎしている、という場に立ち会えるのは、こういうライブ以外にはありません。

当然、きれいなモノ好きでもありますから、きらびやかなステージ、女性アイドルの美しさ、などなどみどころ満載です。
普段、テレビでしか見れないアイドルに会えるという楽しみなど、いろいろあります。
やはり、生アイドルというのは、迫力がある、というか、演出もありますが、後光がさしていて、お賽銭を入れたい気分になります(笑)

さて、ライブ感、という点では、いわゆる本家の祭り、も同じでしょう。
祇園祭り、天神祭り、阿波踊り、など、関西圏でも大きな祭りがあります。

それら祭りは、テレビで見て満喫できるものでしょうか。違いますよね。
祭りはとにかく、「行ってなんぼのもん」なんです。
祇園祭りなど、テレビで見ても、味もそっけもない、ものです。というか、テレビで番組があっても、そんなもの見る気がしないですよね。
いわば、「炭酸を抜いた、生暖かいコーラー」と同じです。
それに対して、ライブとは、「キンキンに冷えた炭酸の効いたコーラー」なんです。
同じコーラーだ、と言われても、まるで別物なんです。

コンサートライブもこれと同じで、曲を聴きたいだけなら、家で聞けばいいだけの話。
ライブ感を楽しみに行く、アイドルに会いにいくということが目的なんです。

同じ意味で、まだディズニーランドに行ったことがない、という人は、一生に1回でいいから、是非夜の「エレクトリカルパレード」をライブで見てみてください。
それだけを見に行ってください。冥土の土産になると思います(笑)
私は、初めてエレクトリカルパレードを見たとき、この世の天国だ、と感じ、全身鳥肌状態でしばらく震えていました。
現代における、究極の祭りがここにある、と思いました。
ディズニーランドは、女子供の行く場所と決めつけないで是非一度だけでも足を運んでみてください。

まあ、こういうものに対する感性というものは、私は、人一倍敏感だろうとは思いますが、それを割り引いてもおすすめです。




さて、何でもかんでもトレードに結び付けるのが私の悪い癖なんですが(笑)
トレードもこれと同じところがあります。

つまり、横で見ていたり、チャートを研究したり、ということと、実際にトレードをやってみる、ということにおいては、生暖かいコーラーとキンキンに冷えたコーラーの違い以上のものがあるのです。

時々、こういう相談があります。
「後3年ほどで退職です。そうなった時、再就職というのではなく、できればトレードで生計を立てたいと考えています。その時になったらアドバイスをお願いします。」

というものです。
こう考えている人は意外と多いようです。
仕事は退職するから、仕事を辞めるということより、リスクの度合いがまるで違います。
数年我慢すれば、年金が入ってくる、ということもあるので、そこまででも何とか、という気持ちもあるでしょう。

しかし、この話、2つの点で大きな間違いをしています。

①トレードは、勉強して「やり方」を学べば儲かるようになるものだという理解
②その理解があるから、勉強を初めてすぐに儲けられるようになると思っていること


私は、この話をした人には、まず次のように逆に質問します。

「あなたは、何十年と今の仕事をなさっておられます。そしてようやく今のポジションにつかれました。では、私からの質問ですが、今されている仕事で、すぐに私が成功できる方法を教えてください。あなたの今のポジションである役員、部長、社長に簡単になれるノウハウを1日か2日で教えてください。」

そう質問すると、きょとんとされます。
しかし、私が受けた質問というのは、それと同じことを自分が私に対してやっている、ということに、全くといって気がついておられないのです。

トレードを始めようとする人みんながみんな、トレードということを甘く考えている、ということにはもう驚くに値しないほど普通のことです。
一方で、「仕事は大変だ」「仕事のキャリアを積むことは時間のかかることなのだ」ということは、ご自分の仕事を通じて嫌というほどわかっているはずなのに、です。

繰り返しますが、トレードだけが特別ではありません。
他の仕事と同じなんです。
同じように、一人前になるのは、時間がかかるものなのです。
チャートをちょこちょこっとイジッタだけで、お金儲けができる、と本には書いてありますが、それが本当だったら、この世の中はみんな大富豪ですよ。
相場をやっている人で、損する人など、一人もいませんよ。
実際にはそうなっていない、ということがもう・・・答えなんです。

いやいや、自分だけは特別だ、と人はみなそう思っていますが、残念なことにみんな特別ではないんです(笑)



さて、先ほどの退職まで後3年、という人に、そのあと、私がどういう話をするのか、というと、次のような話をしています。

「後3年で、ということは、もうギリギリですが、今からすぐにトレードを初めてください。実践です。」

「しかし、具体的やり方がわからない。」

「それは、本を2~3冊も読めばわかります。①トレンド、②押し戻し、③サポートレジスタンス、という言葉が理解できればそれで本から学ぶことは十分ですから、後は実践から学んでください。」

「しかし、それでやっては損をするのではないか。」

「コストもかけないで、学べるとは思わないでください。何事も勉強にはコストが必要なんです。ただ、最初から勝てるということは偶然を除いてはありませんから、最小単位でやってみてください。」

「しかし、やり方が・・・」

「ぐちゃぐちゃ言わない。頭で考えるのではなく、実際に戦場に立つのです。後は相場が教えてくれます。」


さて、こういう会話をして、しかし、実際に行動に移す人はほとんどいませんね。残念ながら。
恐らくは、退職してから、時間と金ができたら、やっと始めるのでしょう。
しかし、もうその時点では遅いんです。

そもそも、いざ退職となったら、そこからは無収入なわけです。
そんな焦った状況で、慌てて相場を初めて、いきなり儲かるはずがない。
せっかくもらった退職金を相場でパーにする、といういかにもありがちな話になるのが関の山なんです。
相場で損した人に対する世間の風当たりは冷たいです。
そう・・・自業自得、楽して儲けようとするからそんなことになったんだ、と言われるだけです。
定年退職して、老後のせっかくの退職金までパーにして、そこからどんな暗い人生が待っているのか、想像するだけで寒気がします。

絶対に収入がまだあって、余裕があるうちに、本気で取り組まないと手遅れになります。
まだ他に収入があるからこそ、守銭奴にならず、相場に対して素直に取り組める余裕が生まれるのです。
拝金主義になったら、相場では確実に負けるだけです。
どうしても勝たなければいけない状況に初心者が追い込まれて、勝てるはずがありません。
百戦錬磨のプロトレーダーですら、その状況に追い込まれて相場から次々に去っていくのですから、自分をそのような状況に追い込んでは絶対にいけないのです。
これだけは、絶対の原則です。例外は1つも無いと心得ておいてください。
お金に追い込まれては、絶対に、絶対に相場では勝てません。


ただ一方で、実際に熱心に売買されて、3年程度経過された方からは、次のような話をもらっています。

「最初は、半信半疑で始めたけど、やってよかったです。やっぱりやらないとわからないことだらけで、本に書いてあったり、言われたことでも、結局やってみないとわからない、ということがわかりました(笑)、この実践トレーニングは言われなければ決してできなかったことです。ようやく道筋が見えてきた感じです。教えていただいて本当にありがとうございます。」

こちらのブログにコメントをいただいている方からも、同じようなコメントをもらっていますが、これもみんな同じく、3年~5年がかかっています。

ここがまた不思議なのですが、ほとんど私と接触なく一人で黙々とやった人、日ごろから一生懸命にアドバイスしていた人・・・2人がいたら、絶対後者の方が早く見えて来る、と思うと思いますが、実際には「同じ時間がかかている」ということがわかっています。
実に不思議です。種を植えて放置していても、一生懸命肥料をやって水をやっても、結果は3年~5年という統一時間が必要なことに変わりはありません。

もちろん、残念ながら全員ではありません。途中脱落者はそれ以上にいますので、念のため。というより、途中脱落者がほとんどと言ってもよい、3年も我慢できないわなあ(笑)

この年月のかかり方、というのは、統一基準でもあるのか、と思うほど同じで、私が野川ブートキャンプを卒業したのも、考えてみれば4年目の夏でした。

①実際に戦地に立ってライブで戦うということ

②その戦いを3年~5年続ければ、見える人には見えてくるということ

③具体的なやり方、デイトレ、スイングなどは千差万別、どういうやり方でもよいということ


どうやら、私自身の経験、周りの人の多くの経験、を通じて、私に見えてきた上達の答えは簡単ですが、こういうことだったのです。


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ライブ感2

2013/03/24 Sun

多くのコメントを頂きありがとうございます。
訪問者は少数ですので、小さなカウンターだけの居酒屋、という感じで、常連さんで、しかも専業の方がコメントの中心ですので、初心者の方がそこに割って入るのは気が引けるのかもしれませんが、そういうフレッシュな疑問、質問などでも結構ですので、書き込んでいただければ、記事のヒントにもなるので、助かります。

コメントのお返事というよりも、コメントを切り口にさせていただきながら、ライブ感2の記事を書かせてもらいました。



> わたしももうじき55歳ですが、サラリーマンを長くしてきたので、周りにそういう人がたくさんいます。
> わたしは退職金で株式投資などやるな、とアドバイスしています。57歳で始める必要もないと思えます。その人が株で勝てるような才覚の人なら、57歳になる前にもうとっくに勝っているんじゃないかと。57歳までコツコツ生きてきた。それを貫けばいいんじゃないですかね。あらなみさんが言われる通り、ここから株式投資で生計を立てようなどとは、もう一度人生を生きるぐらいの覚悟いるんじゃないでしょうか?




おっしゃることよくわかります。
実は、「仕事をしていて時間がない。」ということをよく言われますが、その裏の真実は、何度も相場をやってはいるが、全然儲からないから今はやっていない、というケースがほとんどなんです。
もし、時間がない、といっても、相場でガンガン利益が出ていれば、人は相場を続けています。間違いありません。
「相場で大儲けできているが、仕事が好きで好きでたまらないから、仕事をやっているのだ。」というケースは見たことがありません。
時間がない、時間がない、という人は多いですが、1日30分でも相場を見る時間がないほど忙しいのか、と言えば、そんな人は世の中には一人もいないでしょう。
というより、そんな状態なら、過労死しています(笑)
そういう人が60歳になって、いきなり相場に開眼し、儲けだすようになる、ということが現実のあり得るのか。

なので、少なくとも、60才以降で、相場にかけたい、というのであれば、「できる限り早く準備をすること、練習を始めること」をお勧めしているわけです。

ただ、ほとんどの投資家予備軍の人は、相場は練習して上手くなるものだ、とは思ってはおらず、何かを知ることによって儲けられるようになる、と思い込んでいるので、練習を始める人は多くはありません。

そういう人は、60才になって、いきなり相場を始めるしかありませんが、それでは5年生存率0.001%ぐらいが見えているので、気の毒に思うのですが、本人が選択した道ですから、仕方がありませんね。




> 仰るように「実践あるのみ」ですね。
> 最初はうまくいかないです。
> 旧ブログで1000本ノックの経過報告をしていた通り、負けっぱなしです。
> 他の方からも結構バカにされていましたね~。(笑)
> でも実戦を通して今まで見えていなかったことが見えてくる様になると、「今は損が多くてもいずれは利益が損を上回る」という手応えが少しずつ自分の中で生まれました。
>
> あと最初に考えていたトレードスタイルが実は自分にあっていなかったりとかもわかりますね。
> 手法に意識を向けているだけで実践が伴わないと先に進めないということも経験しました。
>
> まず何か1つに絞って実際にトレードをやってみる。
> そうすると相場から答えが返ってきますので、しっかり検証してみる。
> 検証して少しずつ修正・調整していくと、最初のスタイルと違っていたということになりました。
> こういった一連の作業はアートに近い感覚なんじゃないかと思います。
>
> 時間の経過は必ず必要ですね。
> トレードだって時間の経過がないと利益を上げることができません。
> エントリーと同時に利益になるなんてことはないですから。
>
> この時間の経過をどう過ごしていくのかで結果も変わるのだと思います。
> トレードであれ人生であれ、時間の経過の中の出来事だと気づいた時、1000本ノックが大きな壁ではなく当たり前の事として受け入れることができました。
>
> 1000本ノックを経験すると、少し性格にも変化がありましたよ。
> 考え方や子供への接し方も変わりました。
> 不思議ですね。




私から見れば、人が一生懸命練習しているのをバカにする方がバカなんですよ。
誰でも、最初は下手に決まっています。
相場を当て物だと考えているから、練習して汗を流している姿の本当の意味が全然わかっていないんです。
バカにしていた人は、自分がそういうことを何もわかっていないと自ら告白しているに過ぎないんです。
ですから、私は、そういう人は、何もわかっていないかわいそうな人だ、と思っていました。
自分では練習もせずに、頑張っている人を引きずり下ろそうとするなんて、本当に残念な人です。
そもそも、自分が四苦八苦している姿を経過報告する、なんて恥ずかしいことは誰にでもできることではありませんよ。
こういう姿をさらしてでも、人にばかにされてでも、かならずいっぱしの者になって見せる、という覚悟の現れなんです。
少なくとも、私はそう見ていましたよ。

とある有名ブログを読んでいると、「最初からいきなり実践をやるなんてバカのやることだ。最初は、デモでスタートして、デモで儲かるようになったら初めて実践をやる資格があるのだ。」という趣旨のことが書いてありました。
こちらのような場末の居酒屋ではなく、駅前大手チェーン店のブログですから、はるかに影響力があるブログでの話です。

書いていることは、私の書いていることと真っ向勝負になります(笑)

実は、こう考えている人の方が圧倒的に多いのじゃないかと思います。
特に初心者は、本などを読んでもその影響をうけますし、上級者はプロの人でも、そのように考えている人の方が多いのじゃないかと思います。

理屈から考えても、こちらの方が正しいような気が普通はしますよね。

最初は、本を読んで、具体的なやり方を学んで、それが本当に儲かるものかどうなのか、デモでやってみて、本当に儲かるようなら実践を始める。

理屈上では、ほぼこれで完璧じゃないでしょうか。
疑問点の入る余地があるのか、というほどのものです。

ただ、これは、理屈なんです。

この理屈で始めると、基本はやり方に答えがあると考えることになるので、以下のプロセスを辿ることになります。

やり方を探して、デモでやる、ちょっと儲かる、実践する、しかし、実践ではダメだ。また、別にやり方を探す、デモでやる、ちょっと儲かる、実践する、ダメだ。
本屋でやり方の本を買ってくる、デモでやる、儲かる、実践する、ちょっと儲かったが、すぐに損する。ダメだ。

このループにはまるのが落ちです。
このループ歴20年のベテランなど、周りを見渡したらゴロゴロいますよ(笑)

特に多いタイプは、理屈先行タイプで、相場歴は非常に長いので、理屈だけはすごいんです。
あらゆるテクニカルに通じていて、もう超ベテランって感じで、のさばっています。

株本を読んでも、私から見て、何か小理屈の上滑り感を感じる本が結構多いのですが、概ねそういう本は評論家タイプの人が書いたものが多いです。

でも、実践をやらせたら全然ダメ。
リスクを取れない。ちょっと動けばビビる。エントリーが怖い。損切りできない。損したらお祈りするのみ。
でも、口だけは達者なので、ああだこーだとえらそうなことだけはプロ並。
相場の先行きなどの話になると、「へぇー、そんなことまで知っているのか、すごい。」と周りも引くぐらいによく知っているけど、知っているだけ。

でも、実際は年間通じて毎年損失ばかり。
結局、実践練習をしっかりやって、腕を磨かないから、いつまでたっても理屈ばかりで、あっちへふらふら、こっちへふらふら。

理屈だけは立つものだから、分析は複雑すぎて、

要するにどうしていいのかわからない

という

何もかもを知っているが故に、何もかもが使えない

大量の道具ばかり集めて、使い方を練習しないから、結局は何も使えない



のです。

下手な成金ゴルファーと同じで、いいクラブばかり集めて、練習しないから、一向に上手くはならない。

長年相場をやっている人で、こういう理屈先行タイプに陥る人はものすごく多いです。
こういう人たちは、口をそろえて、まずは儲ける方法を見つけろ、と説くが、初心者がこのタイプの人たちにかかると、口は達者で物知りなだけに、イチコロになる(笑)



さて、実は、告白すると、私は、過去に反省してもしきれないことをやっています。
今でも悔しい思いを持って、自分のやったことを悔し涙で思っていることがあるのです。

それは・・・

相場の勉強を本格的にはじめた昭和55年(1980年)ごろから、1~2年たったころのことです。
私はそのころに、林先生の本に出会いました。
他の本がジャンク本ばかりの中で、林先生の本は後光が差しているように感じました。
むさぼるように林先生関連の本を読んだことを思い出します。

その中に、二分割一括手仕舞い、という練習方法が書かれていました。
当時から、練習メニューは書いてあるが、相場の読み方とか、見方については、あまり書かれてはいません。
今思えば、プロセスこそ秘訣だから、秘訣の練習方法は教えてあげます。ただし、相場の見方だとか、読み方については、その練習の中から実践を通じて学んでください、ということだったのだろう、そう思います。

(ちなみに、林先生を批判する人たちの多くが、この部分が見えないが故の批判が非常に多いと私は思います。そして、自分で勝手解釈して、さも「下げ相場を無限ナンピンせよ」といったような解釈での批判を繰り返しているように思えるのです。詳しくはまた別途書こうと思いますが、確かに、FAI以降については、林先生の本のトーンが変化しました。しかし、初期の本を読めばわかるのですが、ベースにあるのは、明らかに、「押し戻し狙い」、なんです。トレンドに乗れ、なんです。でも、その部分は実践から学ぶように、ということで多くを割いてはいないこと、に加えて、平成に入ってから出版された後期のものだけを読んで、FAIとそれ以前をごった煮にしたような勝手解釈が横行したことが原因しているように思います。もちろん、そう解釈されるような本を書くな、というのは前にあったとしても、です。)

それを読んで、これはよい、と早速当時300円ぐらいの株、確か日本電工という株だったと思いますが、そのチャートを手書きして、売買を始めました。
押し戻し狙いの二分割一括手仕舞いです。
それから、小豆でもちょこちょこと売買を始めました。
地味ですが、値動きに乗れたこともあって、最初から利益が出てきました。
それから1年ぐらい経過したころでしょうか、しばらく続けていましたが、地味な売買にちょっと飽きが出てくるような感じになった時に、私は衝撃的なものに出会いました。

テクニカル分析

です(笑)

実に洗練された最先端な相場分析だと思いました。
ものすごい数のオシレーターたちと、当時出回り始めたばかりのコンピューターと数学を駆使して、相場を当てるという時代の最先端のものでした。
新しもの好きの私が飛びつかないはずがありません。
もう夢中になってしまいました。

二分割一括手仕舞い、はどうなったか、って・・・はい、すぐにやめました。

だって、地味じゃないですか。
コツコツ、コツコツ、ちょっと儲けて、ちょっと損して、ちょっと儲けて、ちょっと損して、トータルでは利益が残っても、下手だから、1ヶ月売買してほんとに数千円とか、そんなレベルですよ。実際は。
こんなの、やってられない、と若造が考えても、攻められないでしょ(笑)

そんな地味なものより、一攫千金を求めて、キラキラ光るネオン街の明るさに引かれて、若造が背伸びするのは、いけないことでしょうか、と逆切れ(笑)

こうして、RSIやサイコロなど、コンピューターを使った当時最先端の相場分析に夢中になりました。


さらに もっと最悪な事態 が私を襲いました。
それは、たまたまその時期に、そういう分析を始めた1986年から1989年にかけての昭和の大バブル相場にぶち当たったのです。

私は、間違って相場で大きく儲けてしまいました。

(今から考えたら)単に上げ相場に乗っただけで、技術も腕も無いアホ投資家が一人・・・3年間で若者が持ってはいけない金を手にしてしまいました。

これは、自分の高度な分析の結果である。自分は相場で儲けられる黄金の秘法を手に入れたのだ。

と若造が思い込んでも仕方がないものでした。

間違ったことをやって、結果が出たことで、私は最悪の事態に突入することとなります。

こうして、さらに相場熱が過熱を極めました。
寝ても覚めても相場相場相場、仕事は適当にやって、朝から晩まで相場分析に夢中で取り組みました。

気がつけば、車を買ったり、新地へ出かけたり、香港で豪遊したり、と若造の範疇を超える暮らしになっていました。


しかし、1989年、阿波踊りは突然終わりました。

私は、というと、

自分の実力で相場が儲かっているのだ

と固く信じていたので、ずっと、誰も踊っていない梅田の朝の路上で一人で踊っていました

そして、風邪をひきました。すなわち数年かけて一文無しになりました。
投資家としての破産です。

しかし、相場への情熱はそのままでした。
相変わらず、夢中に分析を続けていました。
しかし、実際のトレード結果は散々だったのです。
とにかく負けてばかり。
出ては負け、10戦10敗、この繰り返しでした。
本当に、やったら全部負けるのです。結果だけから見たら、悲惨を通り越していた、と思います。

しかし、私はこう考えていました。
「具体的なやり方が見つかっていないから勝てないだけだ。これだけのツールがあるのだから、いずれ勝てる方法が見つかるはずだ。」
なので、新しい当て方を探しては、試してみる、ダメだ、また、次のやり方、ダメだ、検証ではすごい成績なのに、実践となればダメだ、ということの繰り返しでした。

しかし、現実はちがいました。

もう、阿波踊りは終わっていたのです。

今では、こういうやり方のどこが悪いのかがはっきりとわかっていますが、当時は何故検証では儲かっても、実践になるとダメになるのか、さっぱりわからないままでした。

はい、はい、ここまで読むとみなさんもうおわかりだと思いますが、これが典型的な当て屋のやっていることです(笑)

なので、私は前々から言っているように、

「当て屋の考えていることは全部お見通しなんです。」


何故なら、私こそが100%ピュアな当て屋だったからに相違ありません。

(今日は爆笑ネタ自虐ネタが多い(笑))



さて、先ほど、私が最悪の事態といったのは、一文無しになったということではありません。
ましてや負け続けた、ということでもありません。


私の青春をかけて、命を削ってまで、必死で取り組んだ膨大な時間が、全部、無駄な回り道で、邪道であった、当て屋道であった、ということこそが、最悪だ、と言っているのです。


間違って結果が出てしまったものだから、その最悪さに加速がついたのです。
お金のことなど、バカな回り道など歩まずに、きちんとコツコツ練習を続けてさえいれば、結果は自ずとついてくるのですから、最初はどうでもよいことです。


ということで、もしあのまま「二分割一括手仕舞い」の練習をコツコツ続けていたらどうなっていたのだろう、と今でも思います。
そう思うと勘違いしいていた時間がもったいなくてなりません。

もちろんそれだけではダメだったのかもしれません。
しかし、とりあえず私は、1989年から、1996年に野川軍曹から強制的に目を覚まさせられるまでの6年間、延々と当てよう当てようと頑張り続けて、「勝てる具体的方法を探して」負け続けたのです。
まあ、私のすごいところは、6年間負け続けにもかかわらず相場への情熱の炎だけは、揺らぎもしなかった、ということでしょうか。

私の周りの投資家仲間は、ほぼ全滅、絶命し、残った私はといえば、ズタボロで、復活の日の最後のシーンの草刈正雄状態でしたので(笑)

しかも、何故私が残れたかのか、という理由は、私がちょっとでもマシだった、ということではありません。
私が、当時ペーペーの若者で、大した収入がなかったからこそ、生き残れたのです。
周りは、商売を手広くやっていたりで大きな金をそもそも持っていたことが原因で、損失は数億円単位の莫大なものでしたが、私はそれに比べれば小銭しか稼げていませんでしたので、無くなったといっても、たかが知れていましたし、ペーペーのリーマン投資家に借金する力もなかったことが助かりました。
お金さえあれば稼げる、と思っている人も多いかと思いますが、現実の相場の姿とはこんなものです。

下手に甲斐性があるから、大損をするのです。


相場をスタートする資金は、小さければ小さいほどよい、とも思えるほどです。

下手にそもそもの資金があるから、大失敗をしでかすのです。

その格好の獲物は・・・退職金でしょう。

そもそも、退職金のような、負けられない資金、というのは、投資資金として最悪です。

負けられない金で勝負するから負けるのです。

私も、本音としては、退職金などで、運用して小銭を稼ぎたい、などといったバカな夢は見るものじゃない、と言いたいところです。

何故なら、プロとプロが戦っているマーケットで、退職金を持ったカモネギが一人迷い込んだら、身ぐるみはがされる確率が90%を超えるのではないでしょうか。

ライオンとチーター、ピューマ、ハイエナの檻に、トムソンガゼルが一匹迷い込んだらどうなるのか、1年間生き残れるのか。

これは誰が考えても明らかですが、

「自分だけはトムソンガゼルじゃない症候群」

があるので、自分の姿がまるでわかってはいないのです。

しかも、そのトムソンガゼルは、何と、調味料やお野菜、焼き肉のタレなどを背負って(つまり退職金)来てくれている、ということで、もう肉食動物にとっては、

超カモネギが来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!

という話なのですが、相場部屋には鏡というものがないので、自分はトムソンガゼルだという姿が映らないように、巧みに隠されている、という恐ろしい話が待っているのですよね。

お金さえ持っていれば、一人前だと勘違いしがちですが、それはまったくの誤解です。

それは、

単なる太ったブタです。



余談が多かったですが、ここで言いたいこととは、私のようなバカな回り道をする必要などどこにもない、ということなんです。
こんな経験など、全くする必要はありません。

プロセスこそが秘訣、という連載を書いたのもそういう私の心からの反省からなのです。



この話の最後に、林先生の本から引用をしておきます。
林先生の愛情こもった本の1つ1つは今でも私の宝物なのです。
人がどう批判しようが、そんなことは私にとっては関係ありません。

昭和44年に出版された「商品相場の技術」という本の前書きには次のような一節があります。


いまから何十年か前の冬、雪の降り始めた寒い日に、大きなルーズリーフのノートを何冊も抱えて帰った日の感激を今でも思い出すことができる。
その日は、自分でこれから相場理論を組み立ててやろう、そしてまた相場師たちの売買の記録をとってみよう、と思い立った日だからである。もちろん自分自身の勉強のためである。
そして、次第にノートが埋まり、資料が増えてくるに従って、来訪者やその他の人にも、相場の理論とその関連を少し解説してみた。
ところが、ほとんど理解してくれないのである。
極端な例は、相場師の上手な売買の記録(譜)を見せて説明しても、あまりに、いままで考えていた、また実行してきた相場のやり方とちがうので、こんな売買の仕方は相場ではない、といって信用してくれないのだ。
だから、売買の理論についても、理解もしてくれないし、だいいち受けつけてくれないのである。
私の解説が下手なのか、理論が飛躍しすぎているのか、或いは聞く人の受け入れ態勢が整っていないのか、とにかく、説くところがなかなか納得されないのだ。


相場師の話に、一般投資家は聞く耳を持たない、というのは、今も昔もなんら変わりはありませんね。



> そうでした。日常とは違った空気で、その場のみんなが一体となった独特の高揚感がお祭りにはありますね。久しくそういう場から遠ざかっていましたが、そういえばそうだったと思い出しました。
> 劇場で見る演劇やミュージカルもリアルの場ではありますけど、こちらは観る側として隔てられていますので、自分もそれに参加している一員であるという主体感共有一体感はやっぱりお祭りやライブコンサートなんでしょうね。
> あらなみさんの文章を読んでいたら、なんだかあの独特の心地よさに浸りたくなってきました(笑)。

> >拝金主義になったら、相場では確実に負けるだけです。

> トレードのたびに日々痛く実感しているところです。
> なんだか禁煙中に無性に吸いたくなる気持ちと戦っている気分とよく似ているかのように思います。
> やめたほうがいいことは心底分かっているし、そうするんだと心に決めているんだけども、体はそうは思ってくれない。
> 自分の課題は意識しているのにちょっとした油断から、つい一本から崩壊する。
> 禁断症状の苦しみは年月とともに薄れていくんだろうなぁ、とは思うものの、一方でそんなことをずっとひきずり続ける自分に少々うんざりもしております。




ライブ感がトレードにとって何故必要なのか、納得しない人が多いので、私が思ういくつかポイントを書いておきます。

①そもそも相場で儲けるにはどうしたらいいのか、という方法論が対立しているということ。すなわち、やり方から入る派、と練習から入る派との違い。畳水練ではダメに決まっている。

②デモでいくら儲けても、何の自信にもつながらない。デモトレードを10年続けようが、そこで実践を始めたら100株でも震え上がるであろう。つまり、心理面の克服が何らなされていない、ということ。

③相場で問題になるのは、この心理面のいろんな葛藤を克服できるかどうか、ということが非常に大きいが、その克服には、経験値と時間が最もかかる、ということ。つまり、真っ先にやっつけておかないといけないのが心理面なのだから、最初からこれを鍛えるべく実践をやらないと、他が洗練されても追いつかないということ。手法など後から何とでも変更できるのだから、後回しでもよい。

④デモやシミュレーションなどでは、できても、実際にはできない、という失策の繰り返しが相場の真実である、ということをデモ派はわかってはいない。

⑤もちろん具体的やり方も重要なファクターではあるが、それはトレードの一部を構成しているに過ぎない、ということ。その一部をもって全部と考えるから、結果が伴わない。しかも、具体的やり方については、差別化、すなわち自分だけのやり方、を初心者が見つけられる可能性は非常に低い。結果として、本にあるような汎用的なスタイルをやることになるのだから、ここに時間を費やしても意味がない。

⑥それだったら、差別化できるような心理面や腕の部分を磨く方が結局近道になるのではないか。そのためにも、実践でのトレーニングが欠かせない。

⑦デモでやれ、ということは、やり方、当て方で儲けられる、という考え方なのだから、何か「相場には秘法がある」という落ちが前提なのか、と思ってしまう。


ちょっと脈絡がないですが、こんなイメージを私は持っています。


拝金主義とは、自己中心的相場をやる、ということになります。
自分が儲けたいというその一点で相場をやるので、全部自分の都合で売買するわけです。
そんなので勝てるはずがありません。
ポジポジ病やビビり病なども結局同じです。

相場の利益というのは、結果として「相場が自分のポジションの方向に動いてくれたから」勝てたのです。
勝てたのは、相場のおかげであって、自分がコントロールできるものではありません。
トレードとは、全部、相場の都合で売買する必要があるのです。
それを自己都合で、これだけ儲けたいから、とかでやってはダメに決まっています。

トレンドに乗ろうとして売買していて、トレンドが出なければ、勝てるはずがありません。

結果としてトレンドが出てくれたから、勝てたのです。

勝ちたいという気持ちでやるというより、相場が勝たせてくれそうだからやる、ということになります。

なので、

勝たせてくれそうになるまで、じっと待つこと、耐えること、これが何より大切になります。

一方で、自分がコントロールできるのは、リスクだけなのですから、自分でコントロールできることに全力を尽くすのは当然です。

ここで書いていることは、一見すると当たり前のことですが、いつも私自身、自分に言い聞かせていることです。

ですので、ここは私にとっては非常に重要な考え方の部分となっています。




> いろいろ共感してます
>
> >全身鳥肌状態
> すんごい良くわかります。私も初めて見た時に目が潤んでしまって、必死に隠してました(笑)
> 柄にもなく世界中の子どもの幸せを願ってしまうほど感動しました。
>
> 私もなんでもトレードに置き換えて考えるクセがあります。子どもを初めて自転車に載せた時や、泳ぎを教えている時に特に思いました。脳と体が一致して初めて機能する感じや、恐怖を克服する感じ、言葉や文章で覚えても役に立たない辺りがトレードと同じだなっと。
>
> 誰でも褒めたほうが能力が伸びるらしいですが、トレードはどうでしょうか?と、よく考えることがあります。トレードは誰かに評価してもらえるような場面が殆ど期待できないので、自己評価自己承認という事になりますが。トレードは失敗から多くを学べるのか、それとも成功から多くを学べるのか。ま、両方なんですけれど、トレードの上手い方数名のお話を伺った時に「成功から学びなさい。失敗から学べるものは殆ど無い、せいぜい同じ失敗を繰り返さないことだけ」とおっしゃっていたので、ずっと気になっているテーマなんです。
> あらなみさんはどのように思われますか?




珍しく質問が出ました(笑)
ここまでで書いてきていることでもおわかりだと思いますが、私は圧倒的に

「失敗から学んでいます。」

過去の苦い経験を、ころんでもタダでは起きない、と心に誓って、流した悔し涙の数だけ相場がうまくなっている、という表現が私の歩んできた道だと言えます。

相場を前に、本当に泣いたことは何度も何度もあります。
そのほとんどは、悔し涙、やってしまったことへの深い反省、そして、何てバカなんだ、という叱責、そして、自分だけが何故こうもダメなのだ、という劣等感、などなどの繰り返しでした。

特に羨望という感情の克服は難しいものだと思います。
みんなが仲良く負けている時はまだいいんです。
負けるのは嫌ですが、人も負けているのだから、という傷のなめ合いができるので、心は平穏です。
しかし、人が儲けていて、自分だけがダメだ、となると事態は一変します。
羨望という強烈な感情に襲われます。
必死でやっていることだけに、辛いのです。
オリンピックなどの競技でわんわん泣いている選手を見ますが、それほどに必死だったそれまでの人生があったからこそ湧き起ってくる感情でしょう。
感情が強烈であるが故に、一部の人たちは暴徒化し、他人を攻撃するようになったりします。
自分が悪いのは重々承知していても、辛すぎて人を攻撃したくなるのでしょう。
私は、そういう感情が起こった時には、そういう感情を理解するとともに、敢えて自分に向けて、発憤材料に使いました。

おっ、おれを本気にさせたな。知らんぞ、もう爆発するから、大変なことになるぞ。もう24時間戦うことになったぞ。

と本当に泣きながら自分に言い聞かせたことも何度もありました。

それほどに、辛くて悔しかったのですが、そういう本気度があったから、続けられた。
その時に、何とも感じていなかったら、今は無いだろう、そう思います。

是非、みなさんもそういう感情を克服し、他人(特に成功者)を攻撃するのではなく、自分が爆発するための爆薬として利用してください。



> 失敗に学ぶか、成功に学ぶか
> やはりあらなみさんが一発屋で書いておられるように一時的な勝ちを成功と勘違いしやすいわけですから、やはり失敗体験を伴わない成功は脆いですよね。
>
> 自分で書いておいてなんですが失敗も成功も表裏一体で、どちらか一方で学べるものではないな、と。たった今トレードしながら思いついてしまいました。落ち着きのないハムスターですいません(^_^;




成功というのは、一時的なことが多く、しかもそれが一時的な環境によるものかどうかは、後になってみなくてはわからないことが多いのです。

そうであればこそ、私は、儲かったのは相場のおかげ。負けたのは自分の責任。と思うようにしています。

負けた、といっても、小さな負けというのは、釣りで言うエサ代ですの必用経費です。

エサ代がもったいないからといって、餌をつけないで釣りをしようとするのは、アホのやることだと私は思います。

負けと失敗はそもそも全く違います。

失敗というのは、不必要に大きな損失を出すこと。

何故早期に処置できなかったのか。
そもそも、想定されるリスクが大きすぎるトレードを始めたのが原因だったのか。


私は、そもそもリスクをエサ代以上払いたくない、という考え方ですから、エサ代ではなく、カツオ一匹ぐらいの損失になりそうなら、そのトレードはやりません。

どういうエサを使って、どういう魚を釣り上げるのか、このバランスこそトレードではないでしょうか。

エビを使って、メザシを釣るのなら、バランスが合いません。

何故なら、エサ代の方が高いからです。
こういうエビを使ってメザシ狙いのトレードやる人が非常に多いのには驚きますね。

少なくともエビを使ったら、タイぐらいは狙いたいところでしょう。

また、エサ代がもったいないと思うのなら、釣りなどやらないことです。

エサ代は、払うもの。
ディズニーランドで遊びたければ、入場券は買うもの。
トレードで稼ぎたければ、小さな損切りを受け入れるもの。


全く同じです。

こういう考え方は非常に大切なものだと感じますね。




> お久しぶりです、あらなみサン。
>
> 相場で負けている他人に言う事。
> 自分は実社会で出来が良いからといって、相場でも自分は出来が良いはず・・・なんて自分が特別な人間だと思わない方がいいですよ。
> な~んて他人には言っている人間が、実は無意識のうちに自分は特別なんだと思っちゃってる事が大問題ですね(笑)
> 誰しも口では相場は甘くないですよ、損を重ねる時期もありますよ、なんて偉そうなことを言いますが、前提は自分は勝ち組が約束された人間なんだ・・・と(自分と重ねて大笑い)

> > 拝金主義になったら、相場では確実に負けるだけです。

これ、コメント不要の金言なんじゃないでしょうか。




人が、自分は特別だと思うのは、普通ですし、自分は特別な存在じゃない、と思っている人は実は世界中一人もいない(笑)

しかし、それを相場に持ち込んではいけない、と思うのです。

おまけに、実社会の法則では、メジャーについたもの勝ちのことが非常に多いのですが、相場はこの間反対で、マイナーが勝つ世界です。

ここで、戸惑ってしまって、訳が分からなくなる人が多いように思います。

相場を動かしているのは、最終的にはポジションですから、みんなと同じようにポジションを取っては、負け組に入ることは必定でしょう。

みんなで渡れば怖いのが相場

相場での成功者の話を聞くと、多くが、一匹狼的で、人のことを気にしないタイプ、社会のはぐれモノ、ひねくれ者、などが多いことに気がつきます。

とある成功したトレーダー(悪口を書くので敢えて誰とは言いませんが)を動画とかで見ていると、「こいつ会社だったら絶対に使い物にはならないな。」と強く強く感じますねえ(笑)

そもそも、就職試験で、どこの会社も採用しないでしょう(笑)

そういう意味では、私はいたって正常な社会人なのです(笑)
ですから、それは、その時点で、もうものすごいハンディキャップを背負っている、と思わないといけないでしょうね。

巨人大鵬卵焼きタイプですので、ひねくれ者の多い阪神ファンでもない(笑)
増してや、「俺巨人、俺阪神、という会話の中に入ってくる、俺近鉄」という変人でもない(笑)

会社でも、きちんとおべっか使えるし、コミュニケーション能力もある。

極めて常識人だと自分では思っています。

ということは、その時点でもう私は、トレーダーとして、どえらいハンディキャップを背負ったもの なのです(笑)


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ライブ感3

2013/03/31 Sun

先週は、火曜日から木曜日のウイークデイのど真ん中の3日間で、子供の春休みを利用してディズニーリゾートへ出かけていました。
こういうことができるのが、この仕事の最大のメリットだと思います。

さて、ディズニーには、過去には年間パスポートを持っていたぐらいのリピーターですが、今回の混雑ぶりは初体験に近いものがあるほどの混み具合でした。
主要アトラクションは、軒並み3時間待ちとか、茫然。
ディズニーシーのトイストーリーマニアにに至っては5時間待ちとか、もう殺人レベルです(笑)

ただ、このようなパークの状況でしたが、我が家では、ディズニーリゾートのプロ級の腕がありますから、あらゆる裏技と少々のお金を使って、結局3日間で主力アトラクションには全部並ばずに乗ってきました。
パレードも1時間程度は待ちましたが、良席で見ることができました。

一方で、嫁の友人の初心者家族も我が家が帰る日に来ていたのですが、あまりの混雑ぶりで、主力アトラクションには何1つとして乗れず(ファストパスの発券は早い時間に終了するし、といって3時間とか待てないし)、ダンボなど待ちの少ない(といっても40分待ちとか)地味アトラクション乗れただけ、という悲惨な状況に陥ったそうです。
こうなると「ディズニーランドなど、人ごみだらけで、何にも乗れないし、疲れただけで全然面白くなかった。」となることが予想されます。
実は、こういう家族が非常に多いですので、その典型例でしょう。

パーク内の混雑ぶりの一例を書くと、ポップコーンを買うのに20分待ち、女子トイレ15分待ち、レストランでの食事に40分待ち、そもそも早朝の入場で50分待ち、とか、平日の遊園地のイメージとはかけ離れたものがあります。
素人(笑)がこの中に放り込まれたら、もみくちゃになっても仕方がないことでしょう。
朝から、ポップコーンを買うのに並んで、食事で並んで、トイレで並んで、何も乗れずに気がつけば夕方だった、など、パークでは当然のことなんです。



さて、この両者の違いはどこにあるのでしょう。

我が家の行動です。
まず、春休みのピーク時ですから、大混雑することは事前に予想できることでした。
経験から、まともに行っては、どの程度の混雑具合で、パークに入ってどういう状況になるのかが読めていました。
非常に厳しい状況に陥ることはわかっていたのです。

全ては、イメージ化できていた のです。

そのため、旅行する事前の対策として、「バケーションパッケージ」という有料アイテムを使うことを選択します。
当日の混雑状況から考えて、技だけでは、対処不能だということが感覚的にわかっているからです。

そして、当日、パークに入った瞬間に、即座に全アトラクション時間待ち状況によって、当日の混雑状況をマクロ的に把握し、ミクロ的にどのアトラクションをどのように攻めるのか、計算します。

具体的には、最重要アイテムである「ファストパス」をどのように取ってどのように使うのか、を綿密に計画を練るわけです。
ファストパスにも時間制限などいくつかルールがあるので、そのルールを熟知しておくこと は、絶対条件です。
このファストパス戦略こそが、並ばずにアトラクションを攻略する秘訣である、ということは重々承知しているので、これをどう取っていくのかかキーポイントとなります。
パークを制するには、ファストパスに始まってファストパスに終わる、というぐらい重要アイテムなのです。
そして、そのあいだあいだにパレード、ショーのスケジュールを挟んでいきます。
そうやって時間制限のあるスケジュールをまず立ててから、「バケーションパッケージ」で持っている時間制限の無い「最強ファストパス」をその間に挟み込んで、全ての当日スケジュールが完成します。

こうして、パークに入って、1時間程度したら、

当日夜10時にパークが閉園するまでの全てのスケジュールは終了します。

後は、自分で立てたスケジュールに沿って、行動するだけ、となるのです。

①事前の準備

②当日の環境を見て、マクロ・ミクロの戦略を立てる


この2点をきちんと実行し、スケジューリングしたら、後は楽しむだけ で、計画にそって動くだけ

主に頭を使う作業はそれで終わりです。

ここをシステマチックにできればいいのですが、こればかりは、「天候(寒かったり暑かったり雨だったり)」「混雑状況」「個別アトラクションの待ち時間」など、当日の環境が刻々と変化しますので、その環境変化に応じて、戦略を練り直さないと、最適なものにはなりません。

寒い時には、パレード待ちや並ぶのは苦痛ですから、そこを回避する、とか、雨の日にはパレードはありませんから、それを抜きに室内アトラクション中心の戦略を作らないといけません。

雨の日に、パレードが無いにもかかわらずパレード待ちをするなど、実に愚かなことです。

環境変化に対応せずシステマチックにやると、そうなってしまうのです。

また、主力アトラクションで、意外と待ち時間が短ければラッキーだから、そこにすぐに並びに行くべきです。
しかし、そこで問題になるのは、そもそも主力アトラクションのそれぞれの平均的な待ち時間、相対的な待ち時間、力関係、どれがどの程度なら割安になるのか、といった相場観が必要となるのです。
そういう相場観がなければ待ち時間が短いから、というだけで決める初心者だと「しょぼアトラクション」に入ることになるだけです。
通常、待ちが短いのは、単に人気がないだけなのです。
主力どころのアトラクションが日頃より早く入れるからこそ、そして他のアトラクションと比較して、相対的に空いているからこそ意味があるのです。
ですので、待ち時間の絶対的目安などありません。
あるのは、日々の混雑状況に応じた相対的なものだけなのです。
ここがわかっていない人は、絶対的な基準を求めていますが、そんなものはありはしません。

価値観とは、すべて相対的なものなのです。

ビッグサンダーが2時間待ちだから、スプラッシュが1時間待ちなら割安なのです。
ビッグサンダーが1時間待ちだったら、スプラッシュが1時間待ちでも割安にはなりません。


そういう相場観は、多くの時間を実践経験をした者だけが持てる経験値がなければ決してつくものではありません。

しかも、質の悪いことに、そういうエアポケットは常に観察しておかないと、なかなかお目にかかれません。
何故なら、そういうエッジを利用できるのは、早く気が付いたもの勝ちだからです。
これは、反射神経も必要とされます。
迷っている時間などありません。
瞬間瞬間が勝負なので、数秒後には、環境がもう変化し、パークは最適化されているのです。
その最適化されるまでの瞬間こそがエッジなのです。
つまり、他人が気がつくまでが勝負なのです。
人よりも早く気がついて、先に行動することで、自分の優位性を確保できるわけです。


そして、

当たり前のことですが、そういうエッジに気がついたからといって、周りの人に声をかけるなど、とんでもないことです。
何故なら、それが有利だと気がつけば、みんなが殺到して、自分が入る隙間(エッジ)が消えてしまいます。
結局、自分も周りも誰も喜べない事態がそこには訪れます。
残念ながら、そういうエッジは、自分だけが気がついたからこそ有効なのだ、としっかり理解しておかねばいけません。
従って、みんなが見ているところに、「ここは有利ですよ。」と書かれていれば、その有利な状況はそれを自分が読んだ時点でもう消えている、ということなのです。
自分がその案内を読めなかった時点だから有効であった、という矛盾するような結末なのです。

有利、優位(エッジ)、というのは、他と比べて(他人と比べて)有利だ、という意味です。

要するに、絶対的なものではなく、相対的なものなのです。

その隙間は、大勢が気がついた時点で消える(最適化される)運命にある、とはっきりと理解しておかねばいけないでしょう。

これは、自然科学ではありません。
重力は人が気がついたからといって消えるものではない絶対的法則ですが、「あっちのアトラクションは空いている」という情報は、自分のみが持っているからこそ有効な相対的法則に過ぎない、ということです。

ここをわかっていない人が多すぎる、と思います。
だから、単に空いているというだけで行くので、しょぼアトラクションをつかむのです。

社会行動とは、人々の認識がパターンそのものに作用します。
つまりは、ソロスの言う再帰性がある、のが自然科学との大きな違いなのです。
なので、絶対的法則など、存在するはずがありません。

余談ですが、昔「抜け道裏道マップ」というのが販売されていました。
これを読んで、多くの車が生活道路に入り込んで、逆に裏道が渋滞する、という副作用がでました。
このマップは、しばらくして、販売されなくなりました。
人が知らないから、裏道なのです。
みんなが知ったらもうそれは裏道ではありません。


話をパークに戻して、また、敢えてパレードを捨てるという選択肢もあります。
大衆行動として、パレード時間には、大勢がパレード待ちに入ります。
そうすると、アトラクションはスムーズに列が進むようになるのです。
同じ待ち時間が表示されていても、パレード前には、ファストパス軍団が来ない(パレード待ちしているので)ため、半分ぐらいの時間でアトラクションに乗れることがわかっています。
みんながパレードの待ちに入った隙を狙ったこの作戦はオーソドックスですが、大衆行動の大原則を狙っているので、みんなが知ったとしても、その有効性は消えることがありません。

何故なら、この法則を理解したとしても、それでも人はパレードを見る、という行動を取るからです。
(エッジとは本来カゲロウのようなものですが、同じエッジでも、このように例外的なものが何故残るのかという理屈には実に興味深いものがあります。人に知られてもなお有効性を維持するエッジは何故存在するのか、ということのよくわかる事例です。おわかりになりますか?)

ただし、パレードをもう何回も見たからもういい、とか、子供は乗り物に乗りたがるので、そちらを優先したい、という個人的ニーズにもマッチする必要があります。

また、パレードを見るなら、パレードがスタートするホーンテッドマンションの横付近で最初に見て、終わったらすぐにアトラクションに並ぶ、という作戦も有効です。
何故なら、パレードが終わったら、大勢が一斉にアトラクションに並ぶので、それだけでも30分は待ち時間を稼ぐことができます。

このように、大衆行動を読んで、①裏を行く、②先読みする、という作戦を実行することも、パークで生きる知恵でしょう。

大衆とは、よく観察しているとワンパターンに行動することがわかっています。
ですので、大衆がどういう状況になればどういう行動を取るのか、そこを読むことが、パークで楽しむ秘訣なのです。
私は、パークに行くと、いつも人の流れを読みまくっています。
そして、どこかに隙間(エッジ)が無いか、いつもいつも狙っています。
(悲しき習い性ですね。)
そして、パークで大衆行動を読み勝ちできたときは、一人でニンマリとしていますね(笑)

エッジができるのは、瞬間勝負のことが多いので、反射的に行動できないと、すぐに優位性は埋まってしまいます。
ここでも、ベテラン同士の激しいバトルが密かに行われているのです。


また、初心者が見れば、「なんでこんなところで場所取りしてるんだろうか。」というような強烈なマニアもいます。
初心者から見れば、本当に意味不明、しかし・・・彼らは仕組みを熟知した上でターゲットを絞って攻撃してきますから、素人などまるで太刀打ちできません。
裏スケジュールまで熟知している彼らマニアは、年間パスポートを駆使して、一本釣りしてきます(何故なら年パス組は、いつも来ているので多くを見る必要がないからです。)から、その場所取りなどには、私もビビるほどです。
ショーの最高の場所を確保するために、3時間待ちなど、普通です。
彼らは、それだけを目的にターゲットを絞ってきているので、それが終わったら帰るのです。
多くを見たい遠方組には、とても太刀打ちできません。
ファタズミックの場所取りやダッフィーの写真撮影スポットなどがその一例でしょう。何時間前から場所取りしてるんだ、って感じです。
初心者から見たら、意味不明の場所に何を座っているのか、と思うことでしょう。

このように、多くを見ようとするのではなく、一本釣り狙い、という作戦は、それに特化してスペシャリストになる、ということで、他人には真似のできない専門性がそこに宿ります。
ですから、その専門性だけで、他人よりも有利な状況を自分にもたらすことになるのです。

結局、混雑をどのように克服するのか、という勝負は、人よりも如何にして自分だけを有利な状況に置けるか、が勝負どころなのですから、「どうすれば人を出し抜けるか」ということに尽きるのです。

因果な話ですが、人と比べてなんぼ、という勝負なのですから、もうこれは仕方がありません。

それよりも厳しいのは、某世界です。
そこでは、「人からいくらむしり取るのか」の勝負が日々繰り広げられているのですから・・・


このように見ていくと、実際の人の流れが見えるパークでの大衆行動を見る機会、というのは、実にトレードの参考になります。
私は、勉強も兼ねてパークに行っているようなものです。

余談ですが、見える大衆行動としては、電車で主要駅の降り口に近い車両のところは人が多くて座れない、など、大衆パターンは常に一定です。

このように、パターンとは、結果に過ぎません。
何故そのようなパターンになるのか、わからなければ、そのパターンが機能しなくなったとき、何故機能しないのかもわからずに自爆するのです。
先ほども書いたように、雨の日はパレード待ちしても無駄である(何故ならパレードが来ないから)、ということは、その理由がわかならければ、愚か者をやるだけです。
パターンだけを理解している人がこれをいつもやっては失敗を繰り返していることは言うまでもありません。

パターンやマニュアルという形だけにこだわっていると、こういう愚か者になってしまうのです。
それは結果であり、何故がないからです。


そして、3日目で疲れている時には、あまり歩かないように作戦を組み換えます。

などなど、日々の当日の環境にによっって、そして自分の都合によって、刻々と戦略を変更しないと、上手くパークを回ることはできないのです。



さて、もう一方の初心者家族は、と言えば、まずパークに入る前からの計画がそもそもありません
ガイドブックというマニュアルは読んでいても、経験がないので、感覚的にパーク内がどのようになっているのかがわかっていないのです。
ガイドブックにある乗り物はわかっていても、当日どの程度の混雑ぶりかは見えていないので、実際に経験していないから、わからないのです。

マニュアルにあるとおり行動しても、当日に、どの程度の混雑具合があって、どの程度自分たちが並ぶことができるのか、何にどう乗りたいのか、具体的なイメージは経験がないので、わかりません。
そもそも、自分の都合として、子供がいるかいないか、小さい子供か、中学生か、によっても、志向は変わります。
親を連れてきている人も多かったですが、そういう家族のニーズはパレード中心であって、ビッグサンダーは不要でしょう。
このように、家族構成1つ取っても、それぞれの属性によって、ニーズは変わります。
そういうことがあるのだから、画一的なパークの必勝パターンなど存在しないことは明らかなんです。

そして、経験が浅いと、空いている時と、混雑している時とは、パークの環境がまるで違うことなど理解しようもないのです。
空いていさえすれば、ごちゃごちゃ考える必要などありませんが、それは春休みという環境が許しません

混んでいるだろうな、とは思っていても、パークに入ってから、行き当たりばったりで、特に事前に何かを準備している、ということはありません。
さりとて、実際にパークに入ってみると、主力アトラクションが軒並み3時間待ち、となって、どうしようもなく、ただ右往左往しながら、無駄に時間を使って、結局、1時間以内で乗れる「不人気アトラクション」に何とか乗れた、ということが精一杯だったのでしょう。
目先の乗ることしか考えていないから、最も重要なファストパス戦略がそもそもありません。
大混雑の中で、もみくちゃにされて「はぁー、疲れた。疲れたけど、何も乗れなかった。」という結果に終わることになるのです。


初心者家族とて、事前にガイドブックを読んでいます。
ですから、「知らない」ということはないのです。
しっかり本を読めば、パークの知識を叩き込むことは可能でしょう。
事前に色々と考えていたはずです。
しかし、頭で考えていたことと、実際にパークに入って経験したこととは、まるで違うことだったと思います。
それは、何も乗れなかったという結果が雄弁に示しています。

同じようにパークに行って、数日間を過ごしたとしても、ベテランとは結果はまるで違いました。
何1つとして主力アトラクションに乗れずに過ごした家族と、並ばずに主力アトラクションに全て乗った家族、の違いはあまりにも大きいものです。
両家族とも、マニュアル、ガイドブックは同じように持っていて、やり方、遊び方を同じように知っていても、

結果はまるで違ったものとして、終わることになるのです。

同じガイドブックを持っていれば、同じ結果が出るはずじゃないのか、と思う人は多いと思いますが、経験値を積んで、相場観を持っている人と、初心者の認識はまるで違いますので、結果に如実に出てくるのです

一方の家族は全敗、一方の家族は全勝する、これが現実の世界です。

本でいくらシミュレーションしたとしても、そんな要領を得るには、実践を積まないと決して見えてはこないのです。

パーク初心者なら、アドバイスとしては、「経験者と相談して、システマチックにそのとおりに行動するということ」が一番でしょう。
環境変化があるので最適にはなりませんが、それでも、機械的に行動することで、あたふたして結局何も乗れなかった、見れなかった、状態だけは防ぐことができます。
上手く行けば(つまり環境がマッチすれば)、最適な結果になる可能性もあります。
本の知識だけで、初心者が余計な考えをしたところで、最悪の結果を導くだけが落ちです。
特にその場にあたって、いちいち考えていても、もう手遅れなのです。
初心者ほど、それが全くといってわかっていない、と思います。
パーク内の大混雑で、頭がパニックになって、家族同士で喧嘩になる、という最悪の事態まで招きかねません。
これも非常によくあるケースです。
そうなると、せっかくの旅行そのものすらもう台無しです。
並ぶのが辛くて泣きじゃくっている子供の姿もパークではよく見かけます。
お金を使って、子供になきじゃくられては、親の方が泣きたい気分になるだろうな、と横から冷酷に観察する私は何者だ(笑)
全ては、経験が浅くて仕方がないことかもしれないのですが、せっかく楽しみにしていた夢の国への旅行が台無しになっては残念としか言いようがありません。

このように、自分たちの属性とパークの環境をミックスして最適な解を出せるようになるには、結構なリピートによる経験値が必要になる、と思います。



さて、ここまで話をしておいて・・・ただ、落ちとしては、若干違う視点からの話もあります。
それは、要領よく回れたからいいのか、それで満足なのか、というと「遊び」なのですから、そういう効率重視には疑問がある、ということなのです。
あくまでの「遊び」なのですから、本人が楽しければ、乗り物など乗れなくてもいいわけです。
そして、なによりも、初心者ならではの「新鮮な驚き」と「感動」があることは、とてもうらやましい限りです。
できれば、ディズニーパークに関する私の記憶をすべて消して欲しい、と今回行って思いました(笑)

ただし、

遊び と 仕事 とは、違います。まるで違います。

ここを理解しない人は、遊びと仕事の区別がつかないで、自爆することでしょう。

遊びでやるなら、楽しみが主ですから、お金を使う側です。
お金を使うのなら、感覚的に、楽しんでやればそれでもいいでしょう。
いきあたりばったり、上等じゃねえか、でいいのだと思いますね(笑)
スリルを味わう、結構ですねえ。
でも、スリルを味わいたいのなら、どうか、ディズニーリゾートへ行ってください。
そちらの方が、ずっと安くて楽しいですよ(笑)



それでも・・・今回、パークに行ってよくわかったことがあります。
それは、私の悲しい習性です。

ディズニーパークへは遊びに行っているのです・・・しかし・・・

全ての行動計画が事前にきちんとスケジューリングされていないと、ものすごく不安になって、落ち着かない、のです。

その場その場で場当たり的に対処することは、非常に苦痛なんです。

朝の1時間で、帰るまでの計画が完成した時には、とてもホッとしました。
「今日はこれで終わったな。」と計画できた段階で、終了感が漂って、不安が解消されて、とてもここちよい気分になりました。

後は、行動計画の沿って動くだけです。

気分はとても楽なのです。
計画が完成した時点で、もう大方考えることは終わったのです。
実際にインディなどアトラクションに乗って楽しかったかどうか、は別問題で、とにかく計画がコンプリートしたことでとりあえずの満足感がありました

自分でできることは全てやったという満足感です。
後は、不可抗力で環境に変化があれば、それはそれでもう仕方がないことです。

自分でできることを全力でやる、そして結果に右往左往されず冷静に受け止める、何事にあたっても、これが大切だと常に感じています。

多くの人が、自分でできることをきちんとやらず、結果ばかりに右往左往されている、というのが現実の姿ですが、私はそれでは落ち着かないのです。
結果を考えても、それは未来のことなのだから、わかりません。

それよりも、今できることに最善を尽くすこと。

つまりは、

人事を尽くして、天命を待つ

という形に常に持っていきたいものだ、といつも私は考えているのです。


これが自分の性格であり、長年の仕事で続けていることの習い性でもあるので、何事につけこうなるのは、もうこれは仕方がありませんね。
と少々苦笑しながら、自分の心をパークで見つめていました(笑)



余談ですが、ホテルにはノートPCを持ち込んで、朝は私だけホテルに残って9:00~9:30のゴールデンタイムはトレードしていました。
(まあ、ノートの画面だけなので視界不良著しいわけですが。。。)
今回は、結果論では、プチ利益にとどまったので、さっさとパークに行けばよかった、といったところでしたが、それは結果として大したことがなかっただけで、大きなチャンスがあれば取れていたわけです。
チャンスを待つ、しかし、結果として大したチャンスがなかっただけ、というのは、私にとっては、「人事を尽くした」ので、それでよかった、ということなのです。
結果が問題なのではありません。
やるべきことがきちんとできたかどうか、それが問題なのです。


そういえば、旅行というのがそもそもそういうものですね。
行きの飛行機、帰りの飛行機、すべて予約済みで、空港からのバスなども事前予約済み。
もし行き当たりばったりだと、とても不安ではないでしょうか。
帰りの飛行機の予約がなし、乗れるかどうかわからない。
空港まで、バスの予約がない。
バスがいっぱいだったらどうしよう、などなど、不安の種は尽きそうにありません(笑)



最後に、ディズニーリゾートへ遊びに行っておいて、こんなことを一生懸命に考えている私は、

アホ

です(笑)

自分でもつくづくそう思います。
逆のパターンで、仕事と遊びの区別がついていないじゃないか、と言われれば、そのとおりでしょう。
これは、仕事じゃなく、遊びなのだから、もっとお気楽にどうぞ、が本来なのでしょう。

もっと、楽しめや、その瞬間瞬間を・・・今の時間は一期一会、この楽しみの瞬間こそが大切なのだ、明日はあるかどうかわからないのだから、今に感謝し、その瞬間を生きること に全力勝負せんかい、アホンダラ、と自分に言っておきました(笑)

まっ、これがスーパーリピーターであるが所以の宿命でもあるわけで。

先ほども書きましたが、ディズニーの記憶を全部消してくれ!!
人は、慣れと飽き、ということと戦わねばなりません。
サプライズと新鮮な驚き、そして感動、ということがリピーターには厳しいのです。
結婚生活なども、そういうことでして・・・あのころに戻りたい・・・あっ、これは余談の余談でした(笑)

トレードも実は同じことがあって、儲かってきた頃に、実は大失敗の原因が出てきます。
これは、慣れと飽きにより引き起こされる 驕り が主な原因です。
驕りによって、自分は勝てるようになった、という気持ちが先行して、我慢した結果やっとの利益が出ていることを忘れてしまって、雑なトレードを始めるようになるのです。
そういう経験も含めて、実践による経験値を上げないといけないので、トレードの関門は次々に出現しますねえ。


今回の記事は、珍しくトレードの話は最後の数行で、他は全てパークでの遊びの話でしたが・・・ソロス理論とパークの人間行動との結合など、お楽しみいただけましたか(笑)



コメントたくさんいただいており、ありがとうございます。
コメントのお返事など、次回にさせてください。
今回は、持って帰ってきた取れたての話題優先ということで。
あまりコメントを貯めるとしんどいですが(笑)

いつまでもおサルの温泉もどうかと思いつつ、いつもクリックありがとうございます。

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