テクニカル指標を使わない、という件について

2014/10/04 Sat

テクニカル指標を使わない、という件について、数件の大反響(笑)があったことについて、コメントを書きましたが、記事としても転載・追記しておきます。



>テクニカルを一切使わない!
>これには、度肝を抜かれるくらいびっくりしました。


びっくりされたことにびっくり(笑)
過去何度か書いているとは思っていたので、私のブログを読んでもらっている方には周知の事実だと思っていたのですが、すみません勝手な思い込みをしてしまって(汗)

私も、移動平均ぐらいは普通は出すのかなあ、と「枯れ木も山のにぎわい」と出していたこともあったのですが、そもそも出していても全くそれを見ていないし、ごちゃごちゃして邪魔なので消しました。
ボリンジャーも出したことがありましたが、邪魔なので1日で撤去(笑)

私の回りのトレーダーでも、ボリンジャーなどテクニカル分析ツールを使っている、という話はあまり聞かないです。

私も、回りのトレーダーも誰も使っていないので、逆に、使わないのが常識だと思っていたから、さらにびっくり(笑)

テクニカルツールって、商材だけに出てくる添え物か何か、とか(笑)




>私はテクニカルにはあまり興味を持たず、適当な、「感じ」、で、ここまでやってきましたから、こんなので良いのだろうか?と、未だに思うところはあります。

自信がつかないのは、おそらく、「感じ」とか「感覚」という天才肌でやっておられるからだと思います。
書いておられることを読むと、相場の受け止め方は私も同じような見方をしています。

ちょっと違うのは、「感じ」とか「感覚」ではなく、コメントで書いておられるように「定義」して、論理的に詰めていく、という作業工程があるか、無いか、ということです。

つまり、「感じ」」という主観的なことに留めないで、他人に話せるぐらい「客観的にツメていく」という作業工程を加えているのです。

そうすると、「感じ」という主観的な感覚から、論理的で客観的なものに変化します。

これを繰り返せば、ファクターを論理的に展開できるので、自信にもつながることになるのではないでしょうか。

何となくの感じ、ということを事実の積み重ねとして論理展開する、ということです。

難しそうですが、これも練習すればできるようになると思いますよ。

既に、今回コメントで説明するために書かれているのですから、これを常にやればいいだけの話です。



>相場の正しい見方、やり方、を求めているような部分は多くの人にあるでしょう

正しい見方ややり方など存在するはずがないのですよね。
もしそれがあるのなら、売りと買いが同数ではじめて成立する相場の根幹が崩れます。

その価格がついたということは、「売り手と買い手は同数なのだ」つまり、意見は常に半々になっている、ということをすっかり忘れた論理なのです。



>私も、あらなみ様が、テクニカルは一切使わず、ローソク足だけを見ているというのを聞いて驚きました。


先程も書きましたが、驚かれたことに驚きました(笑)



>「もちろん値動きというのは判断の一部でしかありませんし。」

>ローソク足だけを見ているということは、値動きが判断の全てということとなり、矛盾しているように感じてしまうのです。



これについては、次のコメントで株人さんが書かれているとおりなんです。

つまりは、

パターン認識(チャート分析)というのは、トレードにおける判断の極一部に過ぎない

ということです。

むしろ、他のファクターの方が重要ですし、そもそも証券ディーラーと呼ばれる人たちでは、昔は、チャートなど使う人は稀だと聞いています。
では、何を見てトレードしているのか、というと、「板」です。
板画面だけを見て売買しているのです。
ディーラーではむしろそれが普通じゃないでしょうか。(昔は)

有名トレーダーのモニターを写している画像とか見たことありますか。
フェイクかもしれませんが、全くチャートが無い画面がいくつも並んでいるのとか、多いですよ。
むしろそちらが普通なのかと思います。

じゃあ、いっぱいモニター並べて何を表示しているのか、というと、まずは板画面、価格情報画面、指標画面、そしてニュースなど、です。

それに比べれば、私は、デイトレーダーとしては、非常にチャートを出している方だと思いますが・・・
私もチャートは見ますが、実際の売買においては、板画面を見て売買していることの方が多いと思います。
それが普通だと思いますよ。



>ローソクだけを見ていながら値動きは判断の一部に過ぎないというあらなみさんの根拠を私なりに考えてみました。

>全体地合い。

>板の状況。

>取引するタイミングの需給。

>その他材料や資金の集まっている銘柄等を総合的に判断した上で成り立つ売買が故に値動きは判断の一部とおっしゃっているのではないかと推測してみました。



私は移動平均も出していません。つまり、プレーンなローソク足、です。

全体地合いなど書いておられるとおりですが、追加するなら、銘柄選別、ファンダメンタル、です。

地合いとか、センチメント、など、非常に重視していますし、そういう総合的判断であって、チャートはその一部に過ぎません。

特に、株のデイトレ独特の世界で、株デイトレ以外の人には見たことも無い「板画面」は重要です。

リバモア時代で言うところのテープリーディングということです。

これは株であってもスイングの人や、為替の人には全く関係の無い話です。

株デイトレにおいては、チャートは無くても何とかなります(値動きを覚えていればよいだけだから)が、板がなければトレードは無理ぐらい重要です。

株のデイトレーダーなら、それが常識だと思います。

そもそも、チャートというのは、その価格がついたということだけであって、じゃあ、今現在で、そこに売り手がいるのか、買い手がいるのか、わかりません。

同じ価格でも、アップティックなのか、ダウンティックなのか、という重要情報すらわからないのです。

チャート上で値段があるとしても、その瞬間には、もうその価格では売ることも買うこともできない、なんて常識ですし、チャート通り売買ができるはずもありませんし。

そもそも、チャートなんて過去の足跡だけであって、今この瞬間どうなのかは何も表示されてはいないのです。
昔はその価格で取引があった、というだけのものです。
それが10分前の価格なのかもしれないといことです。
じゃあ、今どういう価格なら買えるのか、売れるのか、はチャートではわからないのです。

しかも、その価格が100株でついたものか、10万株で買われたものか、すらわかりません。
100株と10万株では意味がまるで違うのに、同じ表示なのです。

現実の「今の需給」を表示し、今いくらなら何株買えて、いくらなら何株売れるのか、を見ることができる唯一のものが「板画面」なのです。

ですから、ピン(最低単位)でやっているのならまだしも、普通は板を見ないと怖くてデイトレなどやってられません。

私も稀にですが、売るに売れないのに引っかかることがありますが、板を注意していればほとんどの場合は防げます。



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システムのエッジが消える瞬間

2014/10/13 Mon

今日は、楽しみにしていた℃-uteの大阪でのコンサートが中止になってガックリしているところです。
よりにもよってと泣きたい気分を振りきって。。。

ということで、株式市場はお休みなので、為替を見たら、たまたま朝からドル円がいい具合に下げてくれているのでそれに乗ってちょこっと日銭を稼ぎながら、横目でブログを書いています。

そもそも得意不得意はありますが、プロのスキャパーであるなら、動くものであれば、ガソリンでもS&Pであっても、オレンジでも大豆でも、ドル円であっても、ユーロドルでも稼げるポイントをおさえることはできます。
これが特定のマーケットでしか稼げない中長期のトレーダーとの違いでしょう。

中長期との違いは、超目先の短期の値動きというのは、どんなマーケットであっても似ているものですから、これができるのですね。

スキャルが難しくなるのは、①取引コスト、②執行スピード、に問題があった場合です。
なので、業者選びは死活問題になってきます。
特にFXは、常に業者の条件も変化しますから、FXがメインではない私でも気がつけば10業者以上の口座を持っています(汗)

FXでは、昔は指標を使っていとも簡単に稼げた時代もありましたが、今ではほとんどの業者が封じ手を使っていますし、昔ほど指標で動くこともありませんから、残念ながらこれは過去の遺物になってしまいましたね。
そもそも指標時にさえ、今では大規模にアルゴが入っているようなので、人の目で追えるような時代ではなくなりました。

そういうこともありますが、総括的には今では、どんどんトレード環境がよくなっていますから、少々値動きが悪くても、①と②さえ条件が整っているのならば、世界のどこからでも稼げますから、これはスキャルパーの圧倒的なエッジでしょう。

詳しくは書けませんが、ヨーロッパのマーケットに隙間を見つけて稼いでいる知人もいます。




さて、寄り引けのシステムについてのご質問がありましたが、その回答が長くなるので、記事にしておきます。

ご質問は次のものでした。

テクニカル分析の絡みで、寄り引けトレードについての質問です。
一度いちのみやあいこのお話がありましたが、そもそも寄り引けトレードを、あらなみさんはどう思われますか?
検証経験、あるいは、実弾をぶち込んだことはありますか?
あまりに情報商材が多いので、びっくりしています。



まず、実弾がどうか、ということでしたが、NYリバについては、私も寄り引けで実弾を入れていました。
実はこの戦略は、彼女が本に書く前から徐々に知られていたものでして、知る人ぞ知る戦略でした。
ドローダウンはあるものの、かなり安定して稼げるものだったと思います。
時間が経過して、次第に知られていくことで、エッジが徐々に削られていたのですが、彼女が大々的に本にしたことで、トドメをさされました。
大勢が押し寄せて、あっという間に満員御礼となってしまったのです。

当時の値動き特性を見れば変化は顕著で、特に板が薄い引けの影響力はすごかったです。
私も目が点になりましたね。
実際に売買していたから見えたことですが、本が出た時点で警戒モードに入って、値動き特性に変化が出た時点で売買は中止しました。
実際には、もう瞬間的にダメになるのです。恐ろしいほどです。
その後もしばらくは検証していましたが、もうダメだと判断するまで、そう長くは無かったと思います。



彼女の本が売りだされた時には、システム屋界(そんな界があったのかは定かではありませんが(笑))では結構な人が衝撃を受けたようです。
これは友人の中にもいましたが、これまでシステムと言えばパターン認識しか頭に無かった人が多かったので、そういう人たちにとっては衝撃的な内容だったそうです。

しかし、一方で、それまでこのロジックで稼いでいた人たちにとっては、実に迷惑千万な話でした。
こういうことを本にしても誰も喜ばない、というより、ネタバレ本を売って印税を稼いだ本人だけが稼げる、という仕組みでした。
まあ、本人が全くといって相場を理解していないから起こることなのですが、時々このようなことが起こっています。
(確信犯も時々いますが。。。)

ほんとにいらん本を書くものです。ほんとに大迷惑なので、やめて欲しいです。

こういうロジックについては、本にされた時点で終了なので、本を読むのは、システムが機能しなくなることを知らせる合図として活用できます。

本にされていない時点では100万円の価値あるロジックであっても、本にされた時点で倒産です。
つまり価値ゼロ、です(笑)
彼女の本も今では1円で叩き売られています(笑)

こういうことは、何度も何度も経験済みのことなのです。
全ては、筆者の無知から来ているものですね。

これはマジックのネタのようなものです。
観客がマジックのネタを知らないから驚くわけで、みんながネタを知ったらもうおしまいです。そんなマジックは使えなくなります。

金が出た、という話を本にして、詳しくデータまで付けて地図を発表されたら、山師が大勢押し寄せて、すぐに金が掘り尽くされてしまうのは、当たり前のことじゃないですか。
金が出た、ということがそのまま放置される、なんてことがあるわけありません。
何でそんなことがわからないのか、私は不思議でなりません。

こういうエッジについては、多くのシステム猛者はもちろんのこと、兆円単位で資金を動かすヘッジファンドなど、世界中の機関投資家を含めて、みんなが血眼になって探しているものなのです。
みんなが徹底的に洗いまくって、ほんのわずかの隙間でもあれば、一気に兆円単位の資金がその隙間に投入されるのです。

そんなこと当たり前じゃないでしょうか。

そんな儲かるものを知って、誰が放置するでしょう。

実際儲かるのならみんなやるに決まってるじゃないですか。

そういうシステムを望んでいるのは、自分だけではなく、全投資家といっても言い過ぎではありませんよ。



さて、本題の寄り引けはどうか、ということですが、特段寄り引けだから、と言う思いはありません。

ただ、寄り引けについては、2つの大きなポイントがあります。

①サラバトレードと違って執行が楽なこと

②日足ベースの検証ができるので検証が楽なこと


つまり、誰でもが検証したり、売買したりすることが容易にできるものなのです。
この両方のメリットは実に大きいものです。
ところが逆にそれによって競争率がものすごく高くなる、ということにつながるのです。
昔は機能するものがたくさんありましたが、ここは特に競争率が高いのでもう掘り尽くされた感があります。
今でも機能しているものを持っている人は素晴らしいですね。

少なくとも、パターン認識的に隙間を探すことは、掘り尽くされているだけにかなり難しいと思っています。
探すとしたら、パターン認識モデルではなく、ファクター認識なのですが、もう普通の人が気がつくようなNYであったり、為替を見てとういのは掘り尽くされているように思いますね。



さて、寄り引けの商材が多いということですが、詐欺商材でなく、商材が発売された時点では実際に機能するものだったとしても、それが機能するとわかって、大勢が参戦してきた時点でシステムは機能しなくなります。
こんなものは、時間の問題でしょう。
何故なら、実際に儲かるものだったら、商材を買った人たちが「ちょっとだけやる」でとどまるはずが無いからです。

その商材で100万円儲かったらあなたならどうしますか。
もっと儲けてやろうとしてロットを増やすでしょう。
もっと儲けてやる、もっと儲けてやる、ということで、もうその商材を買った人たちが競争でロットを増やしていきます。

そんなに儲かる商材なら、話題にならないでしょうか。
2ちゃんねるが放置するとは思えません(笑)

そうなると、どんどんロットが大きくなって、それでも儲かるのなら、あっという間に定員オーバーまで膨れ上がるのは目に見えています。
そうなれば、ロジックは機能しなくなる運命なのです。

株式市場ならともかく、為替市場は規模が違うから大丈夫だ、という理屈も確かにありますが、それとて、次第に機能しなくなると思います。

そういう理屈で、225先物のシステムを公表して見事に爆死したのですからね。




何故こういうことが起こるのか、というと、それは相場の成り立ちにそもそも原因があるからです。

機能するロジックというのは、要するに人が気がついていない隙間をついてきているものだと考えればいいわけです。

相場というのは、売り手と買い手が常に1対1で成り立つものですから、そのシステムが機能すると多くの人が認知した時点で、相手がいなくなります。

相場はその価格がつくという時には、常に売り手と買い手が1対1でないといけない


というシンプルかつ、絶対的ルールが存在する、ということをネタバラシしている人は理解してはいないのです。

そして、そういうものを探している人たちは、自分自身だけでなく、もう相場をする人全員が血眼になって探しているものなのだ、ってことなんです。


エッジとは、比較優位性だ、ということです。

他と比べて自分が優位であれば、それはエッジとなり、他の人たちと同じならばエッジにはなりません。

あくまでも、みんなが知らないからこそのエッジなのです。

そのエッジを知らない人が売ってくれるからこそ、自分が買えるわけです。

ネタバレした時点で、エッジはエッジではなくなるのです。

こうして、

相場は効率化していく

ということになります。



相場とはそもそも、

合法的なお金の奪い合い

の場なのです。

そこには相手がいて、その相手との勝負なのです。

そこで自分の手の内を見せたらその時点で負けが確定するようなものです。

何となくチャートが動いているとか、法則があるとか、そう感じているのかもしれませんが、それは違います。

人が一対一で売り買いして、常にその時点では売り買いが均衡しているところがその価格なんです。

その均衡しているところが動いているわけです。


もし、100%当たる競馬の予想屋が出現したらどうなるでしょう。
全員がその予想屋の予想で馬券を買ったらどうなるでしょう。



多くの人は、マーケットを自然科学と同じように考えています。

あたかも不変の法則がそこに存在するがのごとく考えています。

自然科学であれば、多くの人が知ったらからといって、ニュートンの万有引力の法則が効力が無くなるということはありません。
しかし、相場は自然科学ではなく、社会科学なのです。

社会科学においては、競争ということが大きな影響をもたらしますから、例えば、DRAMで先行した東芝が永遠に儲かり続けるのか、液晶のシャープがどんどん儲かるのか、任天堂が永遠に不滅か、と言う意味と同じで、それが儲けのネタだとわかると、どんどん新規の参入を招いて、競争激化を招くのです。

なので、社会科学には、絶対永久不滅の法則が成立しにくいものだ、ということになります。

法則自体に、人の行動がフィードバックしてしまい、法則が変化するからなのです。

これが、ジョージ・ソロスの言う再帰性理論でもあります。



実はエッジというのは、ロジックだけにあるものではありません。
例えば、執行にもあります。
執行を差別化することで儲けているのがアルゴと言われている超高速取引です。
彼らは、コロケーションシステムというものを東証内に置いて、誰よりも早く執行できるシステムを構築しています。
これによって、全銘柄の値動きを監視しながら、スプレッドを抜くことができているのです。
仮に個人がアルゴのロジックを知ったところで、同じように儲けることなどできません。
執行が遅いからです。

先物と現物の裁定取引も個人ではできないトレードです。
大規模なシステムと執行能力があってこそできることで、それが彼らのエッジなのです。
ロジック自体は私でも知っていますが、できないのです。
誰もができるなら、もうそこにエッジはありません。



私だって、儲かるシステムがあるのなら、それに越したことなどありません。
何でしんどい裁量トレードなどする必要があるんでしょうか。
ワイキキビーチで寝ていたら、100万円儲かりました、ということを願っていない人がいるなら、手を上げてください、と声を大にして言いたいです(笑)

今、この記事を読んでいる人全員が、もしそういうものがあれば欲しい、と思っていることだと思います。

ワイキキビーチで寝ていたら寝ているだけで100万円儲かるシステムがもし3万円で売られているのなら、こっそり私に教えてください。
教えてくれた人には成功報酬として100万円贈呈しますので、是非、他の人には知られないように、私にだけこっそり(笑)



じゃあ、儲かるシステムなど無いというのか、というとそれは違います。
そういう隙間を見つけて、稼いでいる人は大勢います。

しかしその人達はあくまでも、

こっそり自分だけで稼いでいる

のですよ。

それは、ケチとかそういう次元ではなく、そうせねば仕方がないからそうしているわけで、それが相場の本質なのです。

エッジとは、所詮は相場の蜘蛛の糸のようなもの。

一人がぶら下がる分には耐えられますが、大勢がぶら下がったら切れるのです。

それが本質です。

ですから、それが3万円で売られているのか、というとそれは違うし、仮に実際に売られ始めた時点では儲かるものだったとしても、売られだした時点で終わる、と言っているのです。

増してや、1500円の本にされたら、即死です(笑)


こういうものは、ゴールドラッシュと同じで、

大勢が押し寄せて、掘り尽くされたら終わりなんです。

残念ですが、一人だけがコソコソ掘っているうちが花です(笑)


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練習をしていて気がつくこと

2014/10/18 Sat

注目番組のご紹介です。

炎の体育会TV ★“松岡修造”熱血テニス合宿~目指せ!未来の錦織圭★

2014年10月18日(土) 19時00分~20時54分


また精神論か、と言われるのを承知の上で、少しばかり解説。


やり方だけだ、と考えている人には無縁の話ですが、トレードの練習を続けて半年、1年と経過してくると、あることに気がつくようになってきます。


そのあること、とは、

トレードで勝ち残るということは、結局自分との戦いを制することではないのか

ということを実感として感じるようになってきます。

最初は、どうしてもやり方だけにこだわっているので、半信半疑で練習を始めたのは間違いありません。

しかし、半年、1年と練習を続けているうちに、自分の損益を見ていると、ある傾向に気がつくようになってきます。


その傾向とは、冷静に、計画通りにやっているトレードではほとんど損失は無いにもかかわらず、トータルとしては負けてしまっている。

どうしてだろう、とよく見てみると、

負けているトレードというのは

①そもそも計画に無かったことを衝動的にやっていることとか

②負けたから悔し紛れにやったこと、リベンジするつもりで返り討ちに合ったものとか

③勝って調子に乗ってついつい何となく手を出したものとか

④ポジションが無くて寂しいから、単に暇だからといって手を出したもの、やりたいからという理由でやったものとか

⑤スイングなのに、何となくデイトレに手を出したものとか


⑥体調不良とか、個人的問題で心理状態が悪い時に、つい手を出して切れてしまうとか

そういうことが足を引っ張っているということに気がついてくるのです。


こういうことがきっかけで、ある日突然に総崩れする、切れてしまう、という恐ろしいことが起こるのが相場です。

ベテランですら、あれほどコンスタントに勝っていた人が、ある日突然に一気に崩れて、木っ端微塵に砕け散る様を私は何度も見てきています。

しかし、これは手法とか、具体的やり方とか、そういう問題ではありません。



こういうことが、半年から1年と練習を続けていれば、みんな気がついてきます。

これは、最近でも、練習を始めている複数名話を聞いたところ、みんな異口同音に言っていたことです。



そして、これまではやり方だけにすごくこだわっていたのだけれど、実感として、

結局、トレードで勝つということは、自分との戦いに勝つということなのかもしれない

と思い始めるようになるのです。

そうなれば、一皮むけた状態、ということになってきます。

逆に言えば、具体的やり方にしか興味が無い人というのは、実は、こういう実践をしばらくの期間続けたことがない人で、頭の中で理屈ばかりをこねている人だと言えるのかもしれません。

誰でも、実際に1年間練習を続けていれば、実感できることだと思います。

そうなってくると、これまでやり方探しに夢中だった自分から、実際に利益を残すための戦いへとチェンジできる基礎が出来てきたということなので、そこからは時間の問題で勝ち組に回れるスタートを切った、ということになると思うのです。



しかし、そもそも残念ながら、

トレードは練習して上手くなるものだ

という概念がほとんどありませんから、そういう地味な練習をしようという人はいません。

何かを知れば(その何かとは勝てる方法ですが)勝てるようになる、と思っているばかりなので、こういうプロセスを踏もうとはしないものなのです。

本を100冊読むことはしても、練習はしない

負けては意味が無いと思って、すぐに諦める


負けるのは、勝つ方法を知らないからだ、と思っているから、そもそも練習するという概念が無い

ということです。




さて、この合宿の予告編で松岡が言っていた言葉で、

取れるか取れないかなんてわかんないんだ、そんなの!!

というのがありました。

ああ、ほんとにテニスに勝つということと、相場で勝つことは似ているな、と思う瞬間でした。

この一言のだけでも、この番組を見る価値はある、と思いました。

相場に置き換えましょう。

取れるか取れないかなんてわかんないんだ、そんなの!!

全くといって同じ(笑)

そもそも、そのトレードが取れるか取れないかなどわからない、しかし、常にそういう状況の中で、最善を尽くす、そして、やれることをやる、そして結果を待つ、それが相場なんです。




私も学生時代、テニスに夢中になっていた時期がありました。

だから、松岡の言うことは本当によくわかります。

私自身は、当時テニスの技術習得に必死でした。

技術さえ身につければ強くなれる、そう思って練習していました。

しかし、練習でできることが、試合ではまるでできないのです。

練習では決まっているショットがまるで入らない

練習ではラリーが続くのに、試合では簡単にミスしてしまう

挙句の果てには、ブチ切れてしまって、どうしようもなくなる


という下手なテニスプレイヤーの典型的な姿でした。

練習王子、とは私のことでした。

結局、今はわかっていますが、テニスで強くなる、ということは、自分との戦いを制しなくてはならないのです。

それが当時まるでわかっていませんでした。



トレードは、お金がかかった真剣勝負です。

その本当の意味が、理屈ばかり頭でこねている人や手法にしか興味がない人はわかっていません。



それは、当時、練習王子であった私のテニスに対する姿勢と同じなのです。

人は、理屈だとか手法とか、そういうところじゃない部分で相場に負けてしまうのです。

いや、相場に負けるというよりも、弱い自分に負けてしまうのです。


(なお、トレードにおいては、練習といえども、実弾投入ならば、そこにはお金がかかっているものなので、実戦です。テニスの練習とはかなり意味が違います。ここで使っている練習の意味がテニスとトレードでは違うことに留意ください。)



もちろん、圧倒的に勝てるやり方、手法があれば、そんな精神論など吹き飛びますよ。

どうしたって勝てるのだから、心が弱くても折れることなどありません。

じゃあ、それを見つければいいんだな、ってことになるじゃねえか!!

しかしですね・・・

そんなものが、自分だけに見つかる可能性など、それこそ砂浜でダイヤの原石を見つける以上に難しいです。世界中の投資家が血眼になって探してもなかなか見つかりませんし、一方で、大勢が見つけたらそれは終わりという悪質な性質を持っているからです。

すなわち、ほとんど可能性がないこと、宝くじを当てること、であって、それを一生懸命に探しても、それは所詮は、宝探し、トレジャーハンティングとしての楽しみではあったとしても、現実的ではない夢の世界の話だ、ってことにはなりませんか。

宝くじで3億当たったら、ということと、トレードで圧倒的に勝てる方法が見つかったら、ということと、そんなに違いがないことにどこかで気がつかないと、前には進めないと思います。

確かに、無いとは言いません。宝くじとて誰かは当たるのは確かです。しかし・・・

私は、ドリームキラーかもしれません。

しかし、現実は現実です。



それなら、もっと可能性があることにパワーを注げばいいのではないか。

そんな可能性の無いことよりも、別の道、ルートがあるのなら、地味でキラキラはしていないけれど、着実に前に進める方がいいのではないか、とは思わないでしょうか。



ちょっと話はそれましたが、それが練習して上手くなる、という道であり、その道での気付きの部分のヒントが今回の番組にはある、ということです。




そのポイントは、何か、ということになりますが、それを理屈で言えば簡単なことです。

私のブログでは定番のものですが、要するに、

人事を尽くして天命を待つ

ということです。


本当に人事を尽くせたと言い切れるのか

天命を待つ、ということを本当に理解しているか


常にトレード・バイ・トレードで反省を繰り返すこと、これが私のトレードでもあります。

やるべきことをやり、結果に(勝ち負けに)引きずられない


こんなこと、理屈で言えば簡単ですし、誰だってわかります。

しかし、この一見簡単そうに見えることが非常に難しいことだ、と気がつくには、これまたかなり時間と経験が必要になるものなんです。



金がかかっている、プレッシャーがある、そういう中でも、理屈どおり行動すればよいとわかっている。

テニスでも、練習と試合と同じようにすればいいだけだ、と理屈ではわかっている。


でも、できないのです。



どうしても結果に振り回される自分がいる。

やることをやればよいといっても、ついいらんことをして自滅する。

それが人というものです。


オリンピックの舞台で、ショートで真央ちゃんが崩れてしまったことに衝撃を受けた人も多かったでしょう。

あの演技、過去に見たことが無いほどの状態でした。


それが人というものです。




本番において、自分との戦いを如何に制するのか。

克服には、とても時間もかかりますし、難易度も非常に高いです。

それを如何にして克服しようとしているのか、そのヒントが熱血テニス合宿、にあるということです。

世の中、全てを理屈で乗りきれる、と思っているかもしれませんが、そうではありません。





また同じような内容になってしまって、飽き飽きした、というコメント続出なのを覚悟して、最後に、ちょっと今回の話題に関連していることで、ちょっと気がついたので、ついでに標語をご紹介して終わります。

油断大敵、火の用心、マッチ一本火事の元

トレーダーとして読んでも、よく出来た標語だと思います。

ちょっとしたきっかけ、ちょっとした入り口、トレーダーが崩壊に至るのは、初期消火を怠ったちょっとしたことが契機になることがほとんどです。

一見すると、トレードとは何の関係もない体調であるとか、精神状態であると、そういうちょっとしたことが

千丈の堤も蟻の穴より崩れる


という状態を引き起こすのが相場の恐ろしいところです。

あれだけコンスタントだったのに、あんなに堅実なトレードをしていたのに、という人が一気に崩壊する場面を私は何度も見ています。

何が何でも、総崩れだけは防いでくださいね。

例えば、資金が半減したら、どんなことがあってもトレードストップする、とか、絶対ルールを決めておくことは大切です。

奈落へ落ちる前に、止めること、覚えておいて損は無いです。

そうは言っても、既に発狂状態にある自分を止められる可能性は低いのが現実ですが、どこかで意識に置いておいてください。

自分を守れるのは自分しかありません。

是非、他山の石としたいものです。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

あらなみの相場技術研究所

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