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最近の相場環境など

2015/09/02 Wed

更新してないけどどうしていたの、と言われましたので、無理やり更新します(笑)
8月は、夏休みもあって更新サボりまくりでした。

今は乱高下していますので、私の仕事を知っている人みんなから、話をすると「この大変な時に・・・」という前置きを言われます(笑)

がが、しかし・・・実は結構暇にしています。理由は後ほど・・・

まあ、営業目的でもないので、気まぐれになりますが、できるだけちょこちょこ更新します。
日々の感想などは、こちらのツイッターで書いたりしていますから、よろしければ見てください。



■5頭の鯨

ボラが激しくなってから、寄り付き近辺で、不可解な値動きが目立つようになってきていることをずっと感じていました。
値動きがどう考えても不自然なんです。
値動きがあまりに不自然なので、寄り付きでは、なかなか上手く乗ることができずにいました。
最初、この原因は、時折ある大きなヘッジファンドのりバランスか何かなのか、と思っていたのですが、毎日続くので、どうもおかしいおかしいと思っていたら、どうやら「鯨」が原因だったようです。

今、株式市場で、鯨と言えば、5頭いる、ということが言われています。
GPIF、共済年金、かんぽ生命、ゆうちょ銀行、そして日本銀行です。
合わせた資産規模は、455兆円。買い余力は28兆円と言われていますから、凄いインパクトです。
ただでさえ寄り付き近辺は、アルゴが逃げているので、ペラペラの板しかありませんから、不自然さが増幅されています。

そう言えば、昔、PKOなる官制相場がありましたが、あの時もひどかったです。
相場には、動くべきポイント、こうあるべき動きという自然な動きが存在しますが、それを覆して、おかしな値動きを演出するのです。

今後も、突っ込んだ場面あたりで、鯨が動くことが想定できるので、それを前提にしないとダメだということが見えました。
彼らがどう動くのかは、これまでの経験から概ねわかっているので、利用する側に回るように修正しないといけません。
このあたりも、臨機応変に対応しないといけないので、本当に、「相場は生き物だ」と思いますね。

ただ、思うのは、いくら買い支えたとしても、リスクオフは、日本の問題ではなく、世界中の問題なので、逃げるための受け皿にされるだけだと思いますよ。
そうなれば、貴重な年金資金とか、毀損させるだけだと思うのですが、どうなんでしょう。
下げるべきところは、支えないで売り切らせないといけないと思うのですがね。
ここは、中国じゃないんだから、官製相場など御免こうむりたいです。




■今の環境認識など

がっつり相場観を持って、勝負した人の中には、相当儲けた人もいるようですし、逆に、大きな損失を出した人も多いようです。
それぞれ悲喜こもごもな昨今です。

私は、というと、鯨のおかげもあって、視界不良に陥っていますから、どちらかというと、今回は、高みの見物に近い状態です。

落ちるはずのところが落ちない、突如としておかしな上げが来る、といった感じで、とにかく凄いやりにくいです。

また、インデックスで振り回すので、全部の株が日経やTOPIXにガッツリ連動しています。
こういう時は、個別株をきちんとやっても、結局は、「先物次第なんでしょ!!」という動きに終始しますから、これもまたものすごくやりにくい原因となっています。
せっかくいい動きになってきたのに、というところで、先物とTOPIXが足を引っ張る・・・何度繰り返されたことか。
そこへさらに鯨が邪魔をする。
これだったら、素直に先物か、レバETFでもやったほうがマシか、とも感じます。

個別株をやる意味、というのは、そもそも、それぞれの株の個性を取る、ということでもありますから、全員が「右向け右、左向け左」をする今の状態は実にやりにくいです。

ということで、乱高下は、当然チャンスなわけですが、今回はちょっと微妙です。

見えればやるけど、今回のように見えなければ無理をしない、というスタンスを守って、普段程度にしか儲からなくても、無傷で逃げている、というのが実感といったところでしょう。

リーマン・ショック時と比較すると、ストン・ストンと落ちていって、売れば儲かるという感じだったリーマン時と比べて、買うにしても、売るにしても、すぐに戻るので、やりにくくて仕方がありません。

市場参加者が大きく変化したことと、鯨が介入していることから、すっぽ抜けするようないい動きがなかなか取れない感じです。

売って利益が出ても、粘っているとすっと戻られてしまう、というような動きになります。

このあたりの対処法を修正できないままに、ここまで来たというのが実感でしょう。

この高ボラ相場がいつまで続くかわかりませんが、今頃、やっと見えてきた感じです。

まあ、見えてきたところで、市場特性はまた変化するのが習わしですから、修正したとて今後もそうなるとは限りませんが(笑)

修正した途端にまた変化するんだよなあ。


しかし、鯨が池を泳ぎまわっている現状では、まだしばらくはこの状態が続くと考えたほうが合理的でしょう。

凄いバイイングパワーを持った鯨が、下で口を開けて待っている、ということは忘れてはいけないようです。

ただ、今は、無理をせず、さっさとトレードを終わって、昼から遊びに行くとか、高みの見物スタンスを持ちながら、対処しようとは思っています。

単純にここから戻る、とか、さらに下げる、ということは、中国の事情やアメリカの引き締めの影響次第ですから、何とも言えません。

相場は、チャートで動くのではなく、ファンダメンタルの変化を受けて動くのですから、当然のことです。

ファンダメンタル次第では、ここから日経平均が1000円安を連発するとか、逆に暴騰するとか、まだどちらも可能性はあるので、両睨みのスタンスに変わりは無いでしょう。

どちらかだと思い込んで、入れ込むと傷を受ける可能性が上がりますから、私の場合は、

いらん相場観を持たない

というスタンスでこれからも行こうと思います。


攻めなければ、勝ちも無いけど、負けもない



最初に、「この大変な時期に・・・」と言われると書きましたが、

何もしなければ、全然大変じゃないですから!!

ただの暇人ですから!!

ってことですよ(笑)




ほとんどが負けている今のような時期に、「単に何もしないから負けていない。」というだけで、上位10%なんです。

そして、

みんなが勝っている時に、一緒に勝つ。

みんなが負けている時には、逃げ出して何もしない。


それだけで、勝ち組なんです。

相場で勝つって、実はそういうものなんですよ。

いつもいつも勝たないといけない、なんてアホな幻想に過ぎません。

相場で勝つコツなんて、こんなところにあるんです。


乱高下している時に、「何かをしなければいけない。」なんて思わないことです。

無傷で逃げられたことだけで、十分ですよ。

ほとんどの投資家がボロボロなんですから。



勝てなくてもいいので、とにかく負けない。

こんなところで死んでたまるか!!

って感じで、傷を負わない、というスタンスで行きます。

よく見えない状態で何となく突っ込んで、負けるほどしょうもない負け方はありません。

動きがいいからと闇雲に振り回しても、消耗するだけですよ。

無鉄砲に攻めて、返り討ちに合うぐらいなら、やらないほうがいいと考えます。
それだったら、美味しいものを食べて、遊んだほうがどれほどマシかわかりません。
相場でちょっと負けたぐらいのもので、どれほど美味いものが食べれるか、と思いますよ。

私は、相場が見えていて、勝算がある時しかやりませんから、逃げるのも仕方がないでしょう。

やらない、逃げる、というのも立派な相場、です。


個人投資家の最大のメリットは、やらなくても誰にも怒られない、ということなんです。


・・・ちょっと違った。嫁からは、「暇そうやな」と嫌味言われるけど(笑)



孫子曰く、

算多きは勝ち、算少なきは勝たず。いわんや算無きに於てをや。

(勝算が多ければ勝ち、勝算が少なければ勝てない。まして、勝算が無ければ、話にならない。)



せっかく得意の高ボラ相場なのに、もったいない、と思いつつ・・・


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残りの5%

2015/09/06 Sun

土曜日は、念願の薬院にある「近松」という江戸前寿司店を訪問。
カウンターで8席だけのしっとりとした佇まいのお店です。
これは、大将の手の届く範囲、という意味があるのでしょう。

何が念願か、というと、過去何度も予約を取ろうとしても取れなくて、2月に予約して、やっと9月に予約が取れた、という超予約困難店なんです。
待つこと7ヶ月、もうお腹が減って減って(笑)

ちなみに、大将に、「全営業日で、次に予約が取れる日はいつ頃ですか。」と聞くと、「年内は全て予約でいっぱいです。」と言われてしまいまいした。

予約困難店と言えば、祇園にある「さゝ木」も有名ですが、困難さから言えば、「近松」の方が上かもしれません。
次に行きたくても、早くて来年1月以降、しかも、日を選べない・・・

一緒に行った友人が、「自分はグルメと言えるほど舌は肥えていない。」というので、「7ヶ月も待って寿司を食べに行くのなら、それは立派なグルメですよ。」と私は言いました(笑)

早くから予約を取って、わざわざ労力をかけてでも、美味しいものを食べる、ということをやる人は、間違いなくグルメでしょう。

ということで、肝心の寿司は、やはり美味い。

ふつう「寿司なんて、ネタの問題だから、ちょっといいところで食べたらどこも同じでは?」という疑問を持っておられるかたも多いでしょう。

ネタがあって、調理といっても、寿司はネタを切ることが中心。煮たり焼いたり、味つけする、ということでの違いは出せません。
しゃりを握るといっても、所詮そんなに違いが出るものか。

京懐石料理ならまだわかる。調理の複雑さ、手の込んだ一品の数々。
しかし、寿司なんて、そもそもそんなに違いが出るものか。

でも、これが違うんですよ。

確かに高級店なら、どこもいい素材を使っています。

しかし、そこへちょっとした調理の方法とか、包丁の入れ方とか、シャリとか、そのちょっとしたものが、ものすごい大きな違いになるんです。

95%は素材とか、そういう同じ要素かもしれません。
しかし、残りの5%の違いが、結果に関しては、大違いになるんです。


「近松」に並ぶ名店で「吉冨寿し」というところがその近所にあります。

近松は、超のつく予約困難点ですが、両方を食べてみて、私は、どちらを選ぶのかと言われれば、吉冨寿しの方を選ぶかな、と思いました。

吉冨寿しは、同じ江戸前でも、やや創作系の寿司店です。
これは好き好きになりますが、吉冨の方がサプライズがあって、美味い中にも面白さがある感じでしょうか。
創作といっても、単に奇をてらうというのではなく、素材のよさを活かすオリジナルな工夫がそこにあるわけです。
近松の方が、どちらかというと、オーソドックスな江戸前、という感じがしました。

ちなみに、私は関西出身ですが、寿司は間違いなく江戸前が美味いと思っています。
家族も全員、東京で食べる寿司は美味いと言いますね。

まあ、どちらも、腕の立つ料理人が繰り出す絶品寿司。
美味い寿司とは、こういうものか、ということがわかります。



実は、トレードも、同じことが言えて、同じ相場を見て、同じような戦略を使っていても、常に勝っている人もいれば、どうやっても勝てない人もいる。

素材は同じなんです。持っている包丁も同じ。

恐らく、マニュアル化すれば同じなんでしょう。

でも、結果はまるで違う。

ここが、勝てない人には理解できないことだと思います。

同じ銘柄を見て、同じようにエントリーしても、結果は全く違う。

同じ寿司店でも、半年前に予約を取らないといけない店もあれば・・・ということです。

「やり方」で勝てると思っている人は、「同じやり方なら結果も同じになるはずだ。」と思っていると思います。


そして、結果がダメなら「やり方が悪いのだ。」とやり方のせいにします。

そして、別のやり方を探す、こういうプロセスを辿るわけです。

でも、同じブレイクをやっていても、ボロ負けばかりする人もいれば、同じことをしていても、何故か勝っている人もいるのです。

だから、どうやったら勝てるのか、とみんなやり方探しをしていますが、それは所詮95%の部分なんです。

表面的に説明できて、見えている部分はほとんどと言って同じなんです。

ただ、違いは、残りの5%の部分にある。

ちょっとした工夫、ちょっとした違い、ちょっとしたさじ加減なんです。

じゃあ、それは何だ、と言われると、なかなか説明が難しいわけなんですが・・・

美味い寿司を説明するのが難しいのと同じですね(笑)

銀座小十の奥田透さんが言われていましたが、「ちょっとした塩加減、それは日によって、素材によって少しづつ違うんです。そしてちょっとした火加減。そういったちっとした違いの積み重ねが違いになるんです。」と。





話は変わって、相場が下げると、色んな話が入ってきます。
そういう質疑応答です。


Q・・・これだけ下げるとそろそろ買いじゃないか。

これ、今旬の話で、数名から言われています。

今、流行りの最先端にいる

値頃衆です(笑)

砂漠の雨季に、どこからともなく出てくる魚の如く、今大流行の値頃衆です。

とくに「たまたま持っていなかった幸運な人(笑)」から、よくこのように言われます。
でも、私は、思うんです。
せっかく、幸運にもこの下げに付き合わなかったのだから、スケベ心出さずに、おとなしく見ておいた方がいい、と。
相場をやっている人って、基本、何かを持っているんです。
基本が持っているだから、持っていないと、ムズムズする。
ましてや、こういう下げを逃れられた、となると、幸運さを忘れて、無傷でいられた奢りから、「自分だけが底で買える特典を味わえる」と勝手に思ってしまうものなんです。
しかし、だからといって、急落場面では怖くて手が出ないから、ちょっと戻りかけで買ってしまう。
そして・・・落とされる(笑)

林先生も言っておられましたが、私は、同じ値頃を持つのなら、月足レベルでの値ごろ感を持つべきだと思っています。

もちろん、手書きしろ、とは私は言いませんよ(笑)

2015-08-65.jpg

日足や週足など、値頃を持つには、短すぎるんです。
特に日足は、トレンドと勢いだけを見るべきものであって、日足で値頃など絶対に持ってはいけません。

この月足を見ると、高値からようやく落ちてきて、反落がはじまった「一番最初の入り口」という図に見えませんか。

一番やばいところに来ている、という感じがしませんか。

間違っても、こんなに下がったから買いだ、という値頃感など、私は微塵も感じません。

これは、「じゃあ、ここから下がる」という意味でもありません。
私は、そもそも基本として値頃感を持っていませんし、そんなもので絶対に勝負しませんから、下げるのなら、日経平均が1円になるまで売っていきます(笑)

そもそも、ここからの先行きを決めるのはファンダメンタルの変化なのだから、チャートで読めるはずが無いのです。
ただ、「こんなに下がった」という値頃感はどうなのだろうか、と言っているだけです。

リーマン・ショックは、2008年でしたが、その前から下げ始めていたものが、10月に入っての暴落で、多くの人にドドメを差しました。

この時も、多くの値頃衆が餌食にされたのです。

せっかく、無傷でリーマン・ショックを逃れた人たちも、「さすがにここまで下げたら買いだろう。」とやらなくてもいいのに、スケベ心でわざわざ買って殺されたことは記憶に新しいものです。

最初から巻き込まれた人も、逃げていた人も、結局、投資家のほとんどは巻き込まれて大損、半死半生、死亡、したことは、記憶に新しいものでした。




Q・・・PERなど業績を見れば、割安になってきているから、買えるのではありませんか。

この話もよく聞くようになりました。
では、過去の暴落時のご意見を確認しておきましょう。

1989年、日経平均が39000円から下げだした時、「日本は特別なのだ。増してや業績は悪くないのだから、この下げたところは買いだ。」という最もらしい意見が主流でした。

2000年、ネットバブル時、これからは時代が変わるから、ここだけは特別なのだ。

2008年、リーマン・ショック時、アメリカだけが悪いのだから、日本は買いだ。


こうして見れば、その時々、全て、「特別」だったのです。
しかし、全ての特別は、実際には特別なものは何もなかった、ということが月足を見ればわかります。

PERなど、所詮は、過去の実績であり、予想PERとて、過去の実績の延長線上にある業績予想の結果に過ぎません。
景気というのは、あっという間に変動するものです。
そういう時、「予想外の景気悪化に見舞われて下方修正します。」というのは、過去の多くの会社がやってきたことです。

下方修正すれば、PERなど木っ端微塵です。

といって、じゃあ、ファンダメンタルなど見ても無駄なのだ、ということではありませんよ。
ファンダメンタルというのは、こういう定点観測ではなく、あくまでも変化を読むべきものなのです。
今の株価には、既に、次の決算予想などとっくに織り込んでいますよ。
その予想がどう変化するのかこそが勝負なんです。
ここが見えていないから、ファンダメンタルなど使えない、となるのです。



私は、アメリカのQE3の終了という一大イベントに注目しています。
まあ、わかっている人からは、何をいまさら書いてるんだって話ですが(笑)

過去、QEによって、流動性相場が始まり、QEの終わりによって、調整が入っています。
今回が例外とは行かないでしょう。
ましてや、過去最大のQEの終了ですから、このインパクトは計り知れません。
このQEに加えて中国の変調です。
経済の2大大国の変調が世界経済に及ぼす影響は計り知れないです。

週末の雇用統計は、予想より下振れしました。
だからといってFRBの姿勢に変化は無いでしょう。

そういう意味から見ると、リスク・オンとリスク・オフで動く株よりも、金融政策が絡む為替の方が今は読みやすいのかもしれません。



ともかく、また緩和すればよい、というものではありません。

緩和すればよいのなら、世界中どこの国でもとっくに緩和していますよ。

その危険な副作用を知っているからこそ、FRBがこれ以上は無理だ、と判断しているわけです。
緩めて株や土地があがればよい、と思っているのなら、浅はか過ぎます。
世界を見れば、緩和の副作用がどれほど危険なものか、わかります。

緩和というのは、あくまでも緊急時のカンフル剤なんです。

財政出動も同じです。国債を乱発して財政支出を続ければいずれどうなるのかは、ギリシャがその事例です。
これも本来はカンフル剤なんです。それをダラダラやり続けている日本の未来はそんなに明るくないと思っています。

必要以上にカンフル剤に頼っていては、いずれ中毒になって、おかしくなりますよ。

もちろん、日本とてその例外ではありません。
今の日本の風潮は、緩めればいい、みたいな感じですが、金融・経済というものを理解していないマスコミが書いているだけです。
緩和すれば、当然資産バブルが起きます。
ただ、それだけではダメなんです。

過剰流動性相場の副作用こそがリーマン・ショックであり、中国の今が正にその直近の事例であり、1989年の日本で経験したばかりのことなのです。


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勝ち易きに勝つ

2015/09/21 Mon

ツイッターやブログを見ていると、今回の相場で、投資資金の多くを失った人とか、負債を抱えた人とか、結構おられるようです。

そうでなくても、かなりの手負いの傷を負った方も多く見かけます。

こういう動きになると、毎回のように見られる光景なわけですが、今の相場は、誰が見ても、難しいわけですよ。

私のように長く相場に関わっていると、毎度毎度繰り返される光景だから、慣れっこになっているとは言え、本当に、

投資家とは反省を忘れた人たちである


と思います。

昔から、相場仲間が大勢いましたが、ほとんどが儚いご縁でした。
というのは、みんな消えていくからです。

トム・クルーズ主演「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という映画を見たことがありますか。
あの映画で、ヴァンパイアは、不死なので、大勢の人間が現れては消えて、現れては消えてを繰り返しているわけですが、私もずっと同じで、時代時代で、目の前に仲間が出来て、消えて、また、出来て消えて、を延々と繰り返しています。
この人はすごい人だ、と思っても、結局は消える。この人だけは違うと思っても消える(笑)
つくづく相場ってサバイバルだと思わざるを得ません。
ブログとて同じで、勢いがある相場ブログのほとんどは数年経てば消えていく(笑)
ほとんどが一過性のあだ花で終わります。

だからこそ、

トレーダーの目的は、まずは生き残ること。何としても生き残ること。何が何でも、石にかじりついてでも生き残ること。

まずはこれだと思います。滑落の記事もそういう思いで書きました。

世間的にも、

相場をやっている = そのうち大損する

というのが評価ですし、実際にそうなっているから、それは事実なんです。

投資家のほとんどは、欲ボケで目がくらんでいるから、こういう現実がまるで見えていないんです。




今は、100人中100人が難しいとわかる相場だと思います。

みんなわかっているんです。

なのに、何故、難しいところにわざわざ手を出して、そして、致命的な負けを喫するまで、完膚なきまでに叩き潰されにわざわざ出向くのか。

先日、1000円以上の急騰を見せた日がありましたが、急落したらそういう場面も当然出てくるでしょう。
そして、あそこで買っておけばと思う。
そういう人が自慢たらしくブログを書いていたら、自分だってと思う。

だから、突っ込んだところを買いたくなる。
値ごろに誘われて、ついつい買ってしまう、ということをやるのだと思います。

しかし、誰が見ても難しい局面では、

やらない

という最強の武器を使えばいいだけの話なんです。

難しい時には、やらなければいいだけ、ですよ。

こんなに簡単なことが何故できないのか。

自分だけは特別、他の人は損していても、自分だけは、最安値で買える、そういう奢りが悲劇を生む要因だと思います。

人が負けている時は、危ないから近づかない。

同じお金を使うのなら、美味しいものでも食べて、旅行にでも行って、遊んでお金を使った方がどれほどマシかわかりませんよ。


こういう下げになると、既に持っている人は、そのまま付き合って、塩漬けになるわけですが、そればかりではなく、持っていなくて幸運だった人も、値ごろという誘蛾灯に誘われて、わざわざ

飛んで火に入る夏の虫

をやるわけです。

みんな、次々に飛び込んでいって、そのまま死亡する・・・

前にも書いたように、そもそも、値ごろ持つんだったら、月足ぐらいで持ってください。

そうすれば、今が、高値から下げかけた局面だってわかると思います。



こういう局面では、どれほど繰り返されたことかわかりません。

リーマン・ショック時も同じですよ。

やめときゃいいのに、自ら志願して特攻するからやられる。


やらなければいいだけなのに、何でわざわざ自ら志願して、夏の虫を選択するのか。

特攻をかけるのか。

こんな難しいところでやって、ヒーローになる必要なんて、どこにもないんです。





これが相場ってものの魔力なんでしょうが、

結局、

多くの人が、トータルでは相場で勝てないメカニズム

とは、こういうことだと思うんです。

小手先の手法だとか、やり方ではない、こういう出処進退の妙というところにこそ、相場のコツは宿っている、と思うんです。

簡単なところだけ、こそっとやっておけば、そんなに負けるってことはありませんよ。

でも、

ほとんどの人が、結局は相場で負ける。しかも、多くの人は、全財産を失うまでの致命傷を受ける。


これが相場に関わった人の現実の姿です。

そこには、相場の手法とか、読みとか、予想とか、目利きとか、そんなの何の関係もありませんよ。

出処進退のポイントを間違っているんです。

やらないといけない時にやらずに、やってはいけないところでやるから負けるだけなんです。

目先の動きや小手先の手法ばかりにこだわっているから、こういう要諦が見えなくなっているんです。

特に、ダメなのは、日足ベースの値ごろでしょう。

これがどれほど投資家を死に追いやっているかわからないぐらです。

林先生もこの点は何度も言っておられました。



みんなが勝てる時に、ちょこっとだけやって、遠慮がちにちょっとだけ勝てばいいんです。

子供にでも勝てる時に勝てばいいんです。

相場にはそういう局面が必ずありますよ。

そして、みんなが苦しんでいる時には、さっさと逃げておく。

とにかく逃げる。

そして、また、みんなが勝てる時に、ちょっとだけ勝つ。

これを繰り返していれば、そんなに負けることは無いはずなんです。




相場とは、勝負事、であり、現代の戦争です。

そこには、厳然とした

勝負の要諦

というものがあるんですよ。

これは、相場とて完全に含まれるものです。

勝負事のセオリーというもので、これを守るか守らないかで、所詮負け組になるか、勝ち組になるか、小手先の手法などとは別次元の勝負のセオリーというものが存在するんです。

手法とか、やり方とか、そういう小手先の前に、勝負事のセオリーがあるんです。

そういうことを書いているものが孫子なんです。
しょうもない相場本読むぐらいだったら、孫子を読んだほうがどれだけマシかわかりません。



本当の戦上手とはどういうものか、それに、孫子は、次のように答えています。


勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。

戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なる者に非ざるなり。

故に秋毫を挙ぐるも多力となさず。日月を見るも明目となさず。雷霆を聞くも聡耳となさず。

古の所謂 善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり。

故に善く戦う者の勝つや、智名なく、勇功なし。




誰にでもそれとわかるような勝ちかたは、最善の勝利ではない。

また、世間に もてはやされるような勝ち方も、最善の勝利とはいいがたい。

例えば、毛を一本 持ち上げたからといって、誰も力持ちとはいわない。

太陽や月が見えるからといっ て、誰も目がきくとはいわない。

雷鳴が聞こえたからといって、誰も耳がさとい とはいわない。

そういうことは、普通の人なら、無理なく自然にできるからである。

それと同じように、むかしの戦上手は、無理なく自然に勝った。

だから、勝っても、その知謀は人目につかず、その勇敢さは、人から賞賛されることがない。



言っているのは、要するに、難しいところではやらず、簡単なところだけをやる、という実に簡単なことでです。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

あらなみの相場技術研究所

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