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現在の環境認識と対応

2018/02/04 Sun

他のことを書こうと思っていたのですが、相場に変化が起きそうなので、みなさん今後の見通しについて不安に感じている方も多いかと思います。
ということで、現在の環境を書いておこうと思います。

次にどうなるのか、を知りたい、というのは、投資家万人に共通することではあるのですが、それは、単なる思惑でしかありません。
それよりも、今後どうしていくのかを考える時は、常に、事実はどうなのかを見ておく必要があります。

多くの人は、この先の予想はしても、事実を確認する作業を怠っているので、結局、当てものの世界になってしまうのです。
それでは、当たるも八卦当たらぬも八卦ということになるので、考えても意味がありません。


では、気になるNYダウのチャートから見て行きましょう。

2017-01-790.jpg

これは、NYダウの週足チャートです。
2016年年初からずっと上がっているわけですが、ここでは、上げ相場の特徴がよく表れています。
それは、目先で下げたとしても、すぐにそこを底にしてすかさず切り替えして新高値を取っている、ということです。
これを上げ相場の押し目と言います(笑)

今回、大きめの下げが入ったわけですが、押し目だとすると、早いタイミングで戻ってまた高値を伺ってくる、という動きが想定できます。
逆に言うと、下げたまま戻りが鈍い状態が続くであるとか、再度安値を割ってくるような動きが出るのであれば、それは明らかにこれまでとは違う動きなわけです。
ある程度の期間で戻って高値を取ってこない状態が続けば、それは、トレンド転換の可能性が高い、と考えられるわけです。
これまでと同じく、押し目を買う、という流れから、戻りを売る、という方針転換をしないと、下げていくトレンドに逆らうことになります。

永遠に上げ続ける相場はありません。どこかで天井を打つのです。


今が、相場の2合目という人はいないでしょう。
少なくとも7合目とかそれ以上だという値動きです。
そうであれば、山頂からの折り返しを警戒する局面に入っている、ということになろうかと思います。

ただ、問題は、天井を打ったとすると、そんな悠長なことを考えている間に、かなり強烈な下げに見舞われてしまう可能性があることです。
下げ相場の怖いところは、コツコツ下げるのではなく、一気にナイアガラが待っていることなので、そこには注意が必要でしょう。

何にしても、ここまでの少し下げては切り上げる動きが変化を起こすかどうか、がポイントということになります。

そうなった時に、こんなに下げたのだからそろそろ上げるはずだ、と考えるのはやめたほうがいいのです。
特に、ポジを持っている場合、上げ相場に慣れてしまっているので、下げても、底に見えて売るに売れないまま放置状態からの塩漬けという黄金パターンにはまる投資家が続出します。
これは、感覚が上げの押し目に慣れてしまって、戻らないことから起きる現象です。
それをやるから、大負けするので、環境が変わったことを客観的に判断すべきなんです。
どこかで、決断すべきポイントを今決めておいて、それを守ることが大事です。
仮にそこが底になったとしても、投資家として生き残るには、それが正しい判断なんです。


これまでは、鈍い下げに急激な上げのリズムだったわけですが、これが鈍い戻りに急激な下げ、というリズムに変わったのであれば、明らかにそれは押し目ではありません。

この値動きのリズムの変化に注意し、客観的に判断すべきです。

投資の判断は常に、主観的ではなく、客観的にすべきです。
そうでないと、相場は単なる当てものになってしまいます。



ここまで読んでいただくと、実にありきあたりで当たり前のことしか書いていないように思われるかもしれませんが、これ以上に有効なチャートの見方を私は知りません。


TOPIXとジャスダックも見ておきましょう。

2017-01-791.jpg

2017-01-792.jpg


マクロ環境においては、米国長期金利が上昇しているわけですが、これは、今に始まったことではありません。
これまで、株式市場が無視し続けてきたことです。
現在、米長期金利は2%台の後半まで上昇しています。
ただ、これが3%台にガンガン乗ってくるようなことになるか、といえば、そこまではという意見が大半ですので、どこかで金利の上昇は落ち着くものだと考えられます。
そうであれば、NYダウもどこかで止まる可能性がある、と言えるのかもしれません。

こういうマクロ環境の認識はさておき、優先すべきは値動きなので、値動きが示す方向へついていくしかありません。

金利の上昇が今回の下げの原因のように言われていますが、これは、今起きている資産インフレ修正のトリガーにすぎないのではないか、とも考えられるため、トレンド転換には一層の注意が必要だと考えています。






さて、ここまでは環境認識でした。
多くの投資家は、要するに、押し目なのか、下げの始まりなのか、を知りたいわけなんですが、それがわかるのは、神のみであって、誰もその答えを正確に当てることなどできません。

わからないものをわかろうとするから、相場がしんどくなるんです。

わからないものを基準に相場をやろうとするから上手く行かないのです。

では、わからないのなら何もできないのか、というとそうではありません。

わからないから、座して死を待てということではありません。

実は、

相場の先読みとポジション管理とは別物なのです。

ここを同一視するから上手く行かないのであって、読めたから勝てた、読めなかったから負けた、ということではありません。

では、どう考えるのか、というと、環境認識と合わせて、リスクから考える、ということになります。

今何も持っていない人は、明日はとりあえず様子見からのスタートでしょう。

デイトレなら、下げ過ぎを買ってみる、ということもあります。

危ないのは、ここまでの上げでポジが膨らんでいる人、扇形にポジションが大きくなっている人です。

ビットコインだと、10でスタートしたものが240になって、80に下げただけだから、まだ儲かっている、と理屈ではなりますが、そうは行かないのは、上げるに連れて扇形にポジが増えていっているからなんです。

相場で大失敗する原因の第一は、この扇形のポジション取りにある

と言っても過言ではありません。

では、ポジが膨らんでいる人はどうすればいいのか、というと、もう早めに逃げるしかありません。

最悪の事態を避けるためには、早めに対処するしか道が無いのです。

ポジション管理の失敗は、相場の読みとは別問題です。

そこが見えていないから、相場の当たり外れで勝ち負けが決まると思ってしまっているのですが、実際の損益に与える影響は、ポジション管理の方が大きいのです。

先程のトレンド認識で、下げが確定した段階というのは、もう結構下げているところですから、扇形陣形を取っている人にとっては、相当損失が膨らんでいる可能性があります。

扇形のポジションを取っているのなら、10上げて2下げただけで破産です。

これが相場の恐ろしいところなんです。

なので、ここはどちらかわからないとしても、ここからもう少しでも下げれば、リスク管理上外さざるを得ない局面になります。

そうでないと

一歩の後退は百歩の後退の始まり

となって、結局何もかも無くすまで付き合う事になりかねないからです。

このように、相場の読みや値動きを認識は共通であっても、実際のポジションをどうするかについては、持っているポジション取りや時間軸によって全く違った対応となります。

先を読めばいい、先を当てればいい、と思っている人が多いのですが、そんな当たるも八卦当たらぬも八卦を頼りにしていては、今はたまたま当たって助かったとしても、いずれ次の機会には、死亡して退場を余儀なくされることになるだけです。
それは、単なる延命でしかありません。

たまたま当ったかどうかを軸に、運任せに相場をしてはいけません。

リスク管理は、自分でできることなんです。

それを運に任せてはいけないのです。

今たまたま当たっても、将来はありません。

いずれその人は死にます。

人に寿命があるのと同じぐらい確実に死にます。


大敗さえしなければ、リベンジはいつでも可能なんです。


相場とは、わからない将来予測を基準にして、運に任せてやるものではありません。

わかる事実を認識して、自分でできるポジション調整とリスク管理をベースにやるものなのです。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

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