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日常の金銭感覚のわだち

2018/05/20 Sun

普段の1回当たりのトレードは500株~1000株程度。

2000株になるとちょっと怖い。

逆に、100株、200株だと少なく感じる。

そして、1日当たり儲かった日で2万円程度。

普段は1万円前後。

逆に負ける日も1万円前後。

大きく負ける日は少ないが、月に1回程度、5万円、10万円と負ける日がある。

逆に、5万円勝てる日はほとんど無い。

結果、月トータルで負けることは少ないが、30万円以上勝つということはほとんどない。


FXで言えば、普段は1~3万通貨ぐらいでやっている。

5万通貨というのは怖いけど、5000通貨だと小さすぎる。





これが勝っているデイトレーダー、スイングトレーダーの中でも、
最多価格帯だということが概ねわかっています。

結局、なかなか勝ちきれず、仕事をしていたほうが収入が多かった、
という月も多く、なかなか伸びずに悩んでいる。

段々とジリ貧になってくる。

環境が悪くなると、「どげんとせんといかん!!」と無理をして結局大爆死する。

その中で、年に何割かはせっかく専業になったのに、またサラリーマン
に逆戻りしていく。

10年以上専業でやっていけている人は極少数にとどまる。

これが専業トレーダーの実態です。厳しい世界です。


私も、デイトレを始めたころは、この最多価格帯にどっぷりとはまっていて、
どうにも抜け出せない状態が続いていました。

なかなか勝てない人から見れば、勝っている人というのは、
ものすごく勝っている、というイメージがあると思いますが、
実態はそうではありません。

専業と言えども、食うや食わずのギリギリの生活を余儀なくされている
人も多く、専業とてそんなに夢のあるものではない、ということです。

みなさんは、1日100万円勝った、1000万円勝った、といったカリスマブログ
ばかりを見ておられるから、専業ってみんなそうなんだ、と勝手に解釈されていますが、
絶対にそうではありません。

プロ野球選手だと言っても、一軍の選手というのは一握りであって、
多くの選手は二軍であり、収入も少ないのが現実です。

みんながイチローではないんです。

Jリーガーとて、みんなが高給取りではありません。

年収300万円で万年二軍暮らしであっても、プロ野球選手であることに
変わりはありません。
それでも、全国野球少年数万人の中からのエリートなんです。
しかしながら、結婚していれば、奥さんはパートに出ていて、家計を助けないと生活していけない。
野球で食っていく、というのは大変厳しい選択です。


専業といっても、1ヶ月数万円の月収で、奥さんが正社員でがっつり働いているから、
なんとかやっていける、という人も知っています。

また、60歳を超えて、否応なしに専業になったけれど、年金が主収入で、
トレードは趣味の域を出ない、という専業トレーダーも多いです。
仕事ベースでは専業ですが、収入実態からは専業とは言えないでしょう。

イチローよりも、そういう二軍の選手の方が遥かに多い、というのはよく考えたら
わかることです。
そして、毎年、シーズンオフになると、自由契約、つまり球団をクビになる選手が大勢出ます。

音大のピアノ科というのは、ものすごく難関で、入学できたというだけで、
全国よりすぐりのエリートです。
しかし、その音大ピアノ科を卒業できたからといって、プロのピアニストに
なれる人は一握りどころか、ほとんどいないのが現実です。

次から次へラーメン屋ができては消えていく。
中には開業から数ヶ月、半年で廃業というラーメン屋も多い。
繁盛店は少数にとどまり、多くは食うや食わずの売り上げしかない。
結果、10年以上続けられているラーメン屋は少数にとどまる。


こういう専門職でプロになる、ということはそういうことなのだ、という
のは、実は他の世界では当たり前のことです。



こういうことを書くと、夢も希望もありませんが、これが専業トレーダーの
最多価格帯です。

なかなか勝てない、という人から見れば、

勝てるようになったら、その先はバラ色だ!!


ということでしょうけど、それは完全なる幻想に過ぎません。

勝てるようになる、というのは、単に入り口に立ったという程度なんです。

夢を壊すような記事で申し訳ない(笑)





普通に考えれば、

トレードで勝てるのだったら、どんどん大きくやればいいだけじゃないか?

と思われるかもしれませんが、実は、それをものすごく邪魔している
ことがあります。

それが、

日常の金銭感覚のわだち

というものです。

これはどういうことかというと、

人には、日常金銭感覚というものがあって、そこから抜け出すことが非常に難しい


というものです。

例えば、2000株トレードして、2万円負けるとすると、これはもう恐怖です。
日常金銭感覚をみんな持っているので、2万円という絶対金額が人をビビらせてしまって、
大きく勝負することができません。
2万円といえば、パートで1週間働いたぐらいの金額です。
それがワンクリックで一瞬で失われる世界です。
恐怖に感じない方がどうかしています。

派遣で働いた場合、1日フルタイムで6000円とかです。
1週間働いて3万円。
ちょっと単位を大きくして、トレードすれば、簡単にワンクリックで吹っ飛ぶ金額です。

だから、

そういう日常金銭感覚との比較感から、恐怖が前に出てしまう

のが普通の感覚です。

結果、どういうことになるかというと、小さな単位でダラダラダラダラと仕掛けて、
取ったり取られたりを繰り返してしまう、ということが起きます。

そして、

自分のツボにはまってここがチャンス


という時も、何となく仕掛けたものと同じく500株だったりしてしまう。

チャンスと思っていても、大きく仕掛ける恐怖が勝ってしまって、出るべき
ところで大きくは出られない。

そうなると、結局は、勝てるところで勝ちきれないため、ちょっと大きな負
けが出てしまうと、トータルでは大した利益にならず、低収益にあえぐこと
になるわけです。



ここでこういう疑問があるかもしれません。

勝っている人なら、自分の勝ちパターンがあるのだろうから、そこで
自信を持って行けばいいだけじゃないのか?


しかし、そういう

勝ちパターン = いつでも勝てる方法

のようなものが存在する、という思いこそ負けている人の幻想で、

勝っている人の実態というのは、変化する相場の中で、勝ったり負けたり
四苦八苦しながら、トータルでやっとこさの利益をひねり出している


のです。

この変化する、ということが、相場を難しくしている元凶なのです。


もし、負けている人の幻想であるそんな鉄板の勝ちパターンがあるのなら、
勝っている人は、みんな億トレーダーになってしまいます。

そうでない実態がある、ということが何を物語っているのか、論理的に考えてみてください。

そもそも、負けている人は、相場が変化する、ということがまるでわかっていません。

だから勝てないのだ、と言ってもいいぐらいです。

昨日通用したことが、今日はもう通用しないのが当たり前なんです。

ある時期は鉄板勝ちパターンであったものが、次の日には全く通用しなくなる、
ということが起きるのは相場の日常です。

なので、ちょっとでも油断すると、環境が変化し、あっという間に滑落する、という現実が待っています。

常に断崖絶壁の暮らしを強いられ、なにかに追い詰められているような感じで、安心して寝ることすらできない。

負けたら終わりという中で、大きく負ける勝負に出るのは恐怖以外のなにものでもない。

だから、簡単に大きく勝負とかに出ることは難しいんです。

同じパターンが続くのなら、みんな大金持ちです(笑)




ここまで読んで、専業という憧れに水をさされた、という人がいる一方で、
ああ、自分と同じく、みんなもそうだったのか、という人も多いかと思います。

プロ野球選手、Jリーガー、ピアニスト、とて、スター選手というのは、
ほんの一握りに過ぎない、ということと同じなんです。




この

何とか勝つには勝っているが、勝ちきれないで苦しい

という最多価格帯をどう抜け出せばいいのか、ということですが、
ここがとんでもなく難しいです。

これは、

負けているトレーダーが、トントンからちょっと勝つトレーダーになる


という段階よりも何倍も難しいことなんです。

負けている人から見れば、勝てるようになることが目標でしょうけど、
そこからの道の方が遥かに難しく、遠いです。

いわば、

アマチュアトップとプロ二軍の差よりも、プロ二軍と一軍の4番バッターの差の方が大きい

音大に入ることよりも、プロピアニストになることの方が難しい

ということと同じです。




ちょっと勝てるようになったというのは、登山で言う1合目ぐらいの
ことです。

そもそも、負けている状態から、ちょっと勝つ になるためには、

損切りがきちんとできて、資金管理ができればそれで済む

ことです。

実に簡単です。

難しいのは、そこからです。

日常金銭感覚のからの脱皮

というのは、とにかく、時間と経験がものを言う世界ですし、自分が脱皮する
ための高いハードルを持って努力を続けないと、抜け出すことはいつまで
経ってもできません。

経験は必要条件ですが、十分条件ではありません。

だらだらと経験を積んでいても、わだちを抜けることは難しいでしょう。

そもそも、自分の年齢ぐらい、毎日毎日、金銭感覚を叩き込まれているわけですから、
そこから抜け出すのは容易ではありません。

一部の人は、ここを簡単に突破できる人もいるわけですが、
それは特殊な才能の持ち主なんで、一般人には絶対に無理です。



なかなか近道はありませんが、心がけることがあるとすれば、

必要以上に損を恐れない

ということです。

みんな損を恐れますが、それでも損は出るものです。

損をすることは当たり前だ

ということを受け入れるかどうか、
ここを意識することが脱皮の第一歩じゃないかと思います。

リスクを受け入れる、ということは、口で言うほど簡単では
ありません。


他にも、色々とありますが、まずはここからでしょう。


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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人


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