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相場の世界観の違い

2018/09/02 Sun

相場とは何か、どういう世界なのか。

この相場の世界観というのは、初心者と長年この世界で生きてきた
ベテランの間では全く違った世界観が存在します。

この相場の世界観の違いについて、私の感じるところを書いてみようと思います。



そもそも、我々が生きている人間社会においては、ルールを守る、
ということが不文律として、成立した社会です。

このルールを守ることによって、お互い助け合って生きていくことが
できる社会を作っています。

社会のルールというものがあって、それを守って我々はコミュニティを
成立させています。

これは、文章化されている法律というルールに対しても同じで、とにかく、

ルールを守れ

という前提で生活を営んでいます。

子供のころから、親からの躾、学校で学んだこと、全てが、

ルールを守る

という話からスタートです。

ルール、規則をきちんと守って生活すること

これは、当たり前の話であって、生きるための前提条件でもあります。

特に日本は、列にきちんと並ぶとか、ゴミのポイ捨てをしない
であるとか、いざとなったら助け合いをするとか、世界に誇れる独自の
社会的規範を持っている国です。

助け合い社会

これこそが、文明社会として誇れるものなんです。

そして、その心が強いのが日本です。

この文明社会のルール、規則ですが、これは、めったに変わること
がありません。

何故なら、助け合うためのルールだからです。

この変化しないルールをきちんと守ること

これが、子供のころから、植え付けられた生きていく習慣となって
いるわけです。

なので、行動規範において、ルールを探して、それに従う、という
ことが、もう本能的に植え付けられている、ということになります。

新しいことに取り組むにあたって、つい本能的にルールを探して、
それに従おうとする、ということです。

ルール社会に生きてきた我々は、ルールが無くては不安なんです。





一方で、同じ人間社会でありながら、ある特殊な別の社会が存在します。

そこでは、

相手から自由に奪うことこそが正義である

強い者は、弱い者から奪う

弱い者は、強い者のエサとなる

裏切りや相手を罠にはめることが自由に許される

無知無能は、悪であり、容赦ない収奪を受ける

ルールなどあってないようなカオスな社会である


そういう無秩序な社会があるのです。

この社会においては、

一般の人間社会である助け合う社会ではなく、相手から奪い合う社会

という全く別の社会です。

いわば、マッドマックスの世界観と同じです。
そこでは、他人から奪うことでしか社会が存在しないという荒廃した
ルールなき奪い合いの社会なのです。



そうです。

もうおわかりのように、それが相場社会なんです。

相場社会では、自分が稼いだと思っているお金は、実は、誰かが
支払ったからこそ得られるものです。

相場で勝ったからといって、何かを作り出したわけではないんです。

相手から奪ったのです。

マッドマックスの社会と同じく、他の誰かから奪わない限り、
ガソリンは手に入らないのです。

この社会では、自分以外はすべて敵です。

これは、ライオンが助け合うサバンナよりも荒廃した
世界です。

マッドマックスの世界ですら、仲間が助け合うわけですが、
相場社会では、そういう仲間すらいないです。

この社会では、相手から、どうやったら奪うことができるか
という工夫が、戦略と呼ばれています。

戦略という綺麗な呼び方をしていますが、要するに、

相場戦略とは、相手から如何にしてお金を奪い取るかの工夫

なんです。

相手を出し抜く工夫

なのです。


この相手を出し抜くということをわかっていない人が
ほとんどだと思います。

本などを通じて供給される新参者というのは、
全くこの社会の掟を知らない人たちです。

これまで生きてきた人間社会の助け合いルールがそのまま
相場に通用する


と思っているおめでたい人たちとも言えます。

これまでの習慣から、助け合いルールを求めてしまっているのです。


そして、

そういうルールを守ることを習慣化されている

人たちです。

新参者は、これからルールを見つけて、それで相場社会を生きて
いくぞ、と思っているわけですが、

そのルールとは、あなたが食われるためのルールですから!!

ということです。



ここは、いわばジュラシックパークなんです。

新参者とは、ラプトルの檻に放り込まれた豚です。

そして、そのラプトルですら、油断するのティラノザウルスのエサ
にされます。


海で言うと、プランクトンとイワシ、そしてマグロ、の世界です。

これこそが、

食物連鎖

と呼ばれる構図です。

この食物連鎖の社会においては、プランクトンのルールとは、
食われるためのルールなんです。

プランクトンがあるルールに従いだしたことをイワシが知れば、
そのルールに従ったプランクトンを食うための工夫をイワシが
するのは当然です。

そして、そのイワシがルールに従えば、それは、マグロにとって
の格好の標的にされるだけです。

さらに言えば、そのマグロがルール化してくれば、それは、

漁師にとって好都合

なんです。

みんなで守るルールとは、捕食者にとっては格好の標的になる

ということは、プランクトンにとっては、知る由もありません。

みんながルールを守れば守るほど、食われるリスクが高まる

ということが見えていないのです。

なので、プランクトンにすら規則が見えたということは、
どういうことなのか、を理解する必要があります。

ルールを全員が理解した時、ルールが変わるというのは、
そういう食物連鎖がある限り、永遠に続く掟なのです。

捕食される側がルールを理解したら、それは、食われる
ためのルールに変わるんです。


チャートパターン、つまり足跡から、答えを探そうと
努力している人が非常に多いです。

これは、この食物連鎖の仕組みが見えていないから、
過去の延長線上でのみ相場を見てしまって、足跡から答えを
探そうという不毛な努力を続けることになるのです。

相場は、変化することこそ本質です。
何故なら、そこに食物連鎖が存在するからなのです。




こういう世界で、長年生き残ってきたベテランというのは、
経験値から、この社会の掟を理解できている人です。

なので、相手のルールの裏をかいて、如何にして相手を
出し抜くか、という視点で常に相場を見ているわけです。



そして、そういうサバイバルの中でも、時々、
台風が全てを吹き飛ばす、ということが起きます。

ほとんどの場合は、突然に、何の予兆も無くやってきます。


そうなると、生き物たちの環境はがらりと変わるのです。

その時は、ルールががらりと変わるのです。



ただ、リスクオン、リスクオフの長い時間軸の流れは、
突然ではなく、黒潮のようなものです。
中央銀行の政策変更などによる信用創造の流れは、
全体を膨らます効果があります。
一方で、それが進みすぎると、縮小に大きな痛みが
伴います。
緩和時は、みんなハッピーなので、どうしても
縮小は遅きに失します。
イールドカーブのフラット化は、そういう流れが
起きる前兆でしょう。
その時は、渦潮が起きて、みんなが飲み込まれてしまうのです。




一方で、こういった表面の海流や喧騒とは別の世界も存在します。

深海です。

そこでは、特殊な環境を得意とする白いカニであるとか、
目の無いうなぎ、など、妙な生物が、そこでしか生きられ
ない深海を住処にして、そこで最適化してひっそりと生息
しています。
海底火山の硫黄を食物として生きている微生物も存在します。

ここでは、変化しずらい特殊な環境に適応した特殊なルール
が存在します。


この環境が変化するか、しないか、というのは、ルールを
探すことよりも100倍重要なことですが、これに気がつく
人はほとんどいません。


プランクトン志願者は、後を絶たないわけですが、
特殊な環境で生きる深海魚を目指す人はほとんどいません。

ただ、この深海とて、昨今の日銀買い占めなどで、
ひそかに環境変化が起きていますが、このあたりは長くなるので、
別の機会にします。



相場とは、こういう大自然のダイナミズムの下で、
日々食物連鎖が延々と続いている、ということなんです。


プランクトン志願者の方が、勝てない勝てない、となる
のは、プランクトン目線でしか相場を見ていないからだ、
と感じることが多いです。

プランクトンが考えていることは、ほとんど同じです。
自分だけは違うとみんなが思っているだけです。
だから、結果的に同じ群れとなって行動してしまうのです。

規則性だとか、手法探しだとか、プランクトン目線で、
いくら頑張っても、それは食われるための努力にしか
ならない、ということが見えてはいないのです。


根本的に、この相場社会の構造がわかってはいない。

そもそも世界観が間違っている、ということを感じる
のです。




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あらなみ

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