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パターン認識と環境認識の違い

2013/01/26 Sat

■コメント頂いたみなさん、お返事など遅くなって申し訳ございません。
トレードが専業なので、ブログは後回しになって週末にしか見ないという傾向もあって、お返事など遅くなることをご承知ください。


■ところで、最近PCが1台不調になってきたので、マザーボードとCPU、メモリー、HDDを買って入れ替えよう、と昨年末から考えて価格コムで部品をあさってはいたのですが、先週まで何となくだらだらとそのままにしていました。
ところが、円高の影響で、パーツの価格がどんどん上がってくるのです。
もう1日単位でじりじり上がる、という状態で、ついつい一昨日に「追っかけ買い」をやってしまいました。
さっさと買っておけばよかったのに、後で後でとやるからこんなことになってしまった、と猛反省です。

これまでは、後で後でとやるほど、価格が下がったものですが、今は真逆になっています。


■しかし、為替はさらに週末にかけて円安に振れていますね。

トラリピ軍団のみなさん、オプション売りのみなさん、大丈夫ですかぁーー!!

環境変化してますよぉーー!!

今一番ホットな通貨が円ですから、世界中の投機資金が集中している感じです。


■とにかく、民主党政権から自民党政権にかわって、相場の環境が大きく変化しています。

一番大きく変化したことは、ナントいっても材料の変化でしょう。

為替にしても、株にしてもそうなのですが、昨年10月までの民主党時代には、総理や日銀総裁など国内要人が何を言っても、相場は無視でした。
野田さんが何を言おうが、何をしようが、相場は完全無視でした。

為替介入をしても、介入時の一時的反転だけ、という状況でした。

つまり、国内要因には相場は無関心で、常にユーロ圏の動向だとか、ドラギ総裁の発言、とか、NYダウの状況とか、全て海外要因によって円相場、国内株が動いている、という状況でした。

しかし、11月以降、海外動向という要因が色々あったのですが、それは大した材料にもならず、安倍総理や日銀総裁の発言、また、麻生さんの発言などまで大きく材料視されて、それによって大きく相場が動く展開が続いています。

つまり、日本株、円相場の相場参加者が見ていることが、これまでは、「海外要因90%+国内要因10%」だったのが、11月からは、「海外要因20%+国内要因80%」、という感じに大きく変化した、と言えるのです。


■過去を振り返っても、これほど国内要因が重視された時期というのは、あまり経験がありません。

そもそも、日本株をやるには、まずは、NYの動向が第一で、日本株というのは、その写真相場だったので、NYが上がれば上がる、下がれば下がる、だったわけです。
なので、ネットバブルの時期でも、アメリカで火がついて、さらに日本で爆発した、という動きでした。
常に海外が主で、国内が従、という関係が続いていました。

昨年あたりですと、上海株の影響が顕著になってきて、10時30分にスタートする上海株の動きに合わせて動く、それまでは上海様子見で動かない、という感じの「常に海外要因で動く2軍市場」というのが日本株の動きでした。

また、ユーロ危機がテーマになっていた夏頃でしたら、「ドラギ総裁」の発言次第で、日本株が大きく上下する、というユーロ次第相場になっていました。

ところが、今や、日本株、円相場の値動きが世界の投機筋の最注目点であり、安倍総理の一言一句が日本マーケットを大きく動かし、そして、それが世界の投機資金のリスクオン、リスクオフにつながっている、という大転換を遂げています。

為替の本にはよく「為替はヨーロッパ時間からNY時間にかけて動くものだ」という解説がなされていますが、それは、日本の材料には無関心だから、という理由によって成り立っていたわけです。
それが、今では日本の要人発言などで動いているのですから、当然円相場は日本時間に大きく上下するようになっています。
現在トレンドは、日本時間から動き出すのです。

こういう環境変化については、単に「為替はヨーロッパ時間からが本番だ」ということを「暗記」+「パターン認識」している人だとついていけない事態となってしまいます。


■ということで、今の環境変化は、単に相場が強いとか弱い、とかいうことを超えて、久々の日本復活、という雰囲気なんだな、と感じています。

これも、今旬のテーマが「アベノミスク」になっていることが要因ですので、当然市場関係者の最大の関心事は、これがいつまで続くのか、ということになっているのでしょう。

このいつまで続くのか、ということに関しては、次のような構造的要因も考えておくべきだと思っています。

為替については、アベノミクスというテーマだけではなく、原発停止の影響があるとは言うものの、2012年には貿易赤字が過去最大になった、ということですが、利子配当などを合わせた経常収支は黒字確保であるとは言え、輸出立国のはずの日本の貿易赤字が過去最高、というのは、これも大きな構造変化が地下で起こっていることを暗示しているのかもしれません。

日本の大手電機メーカーが全滅した、というあたりが、大きな分岐点ではなかったのか、と感じます。

これまでの円高については、大手電機メーカーは、「こんなに円高になったらやっていけません。」と言葉では言いながら、何とかかんとか対応してきた歴史があります。
つまり、やっていけません、と言いながらも、何とかかかんとかやっていって、ガンガン輸出を続けるから、さらに円高になる、というスパイラル構造になっていました。
これは、ソロスの再帰性理論的な構造です。

しかし、昨年がついにいつか来るその終焉だったのでしょうか。
昨年の超円高がそのスパイラルの限界だったのでしょうか。
大手電機メーカーに、完全にとどめさして「いくらなんでも今の為替はやりすぎやろ状態」になって、

オオカミ少年であった大手電機メーカーが本当に全滅してしもた!!

という事態になってしまいました。

こうなると、輸出が止まるので、そこで相場が反転する、という流れが地下で起こっていたのかもしれない、という気がします。

当然、各企業も手をこまねいていたわけではなく、ガンガン海外進出で、国内空洞化スパイラルにもなっていました。

こういう構造変化があるとすると、単に「安倍さんが発言した。金融緩和した。」というだけの一過性のテーマではなく、それは反転のトリガーにすぎなかった、という見方もできるのではないかと思います。
 
つまり、アベノミクスというきっかけで、構造変化的見直しトレンドに入った、とすると、これは結構な期間続くトレンドになる可能性がある、と思うのです。


■また、デフレ目線が外れないと、「待っていれば下がってくる」べきものの値段が、私のPC部品高値買い、のように、待っているとどんどん上がる状況になってくる、という20年間味わったことのない環境に変化している、ということも大きなことでしょう。

これが、デフレからインフレへの変化であれば、この流れについていくしかありません。

大きな環境変化です。
過去の延長線上には無いものです。

こういう環境変化は、過去の延長線上には無いことですから、過去の検証をいくらやっても無駄なんです。

パターン認識ではダメなのだ、というのはこういうことを言います。

さて、これまでは、投資すれば負ける(お金が上がってモノが下がるから)、つまり、

何かに投資すれば失敗する、お金で持っておくのが一番だったデフレ時代

から、

何かに投資しないと、お金の価値がどんどん下がってしまうインフレ時代

への大きな変化なのでしょうか。

何もしない人が勝者となるというデフレ時代は、おかしいと言えばおかしいということも言えます。
リスクを取った人が報われる時代になるべきだ、とすれば、今の政策も必要なことなのでしょう。

ただ、心配なのは、財政規律。
本当に大丈夫なんでしょうか。とても心配です。
きっかけ待ち、という気がしてなりません。


■パターン認識ではない環境変化

環境変化とは、ここで見てきたように、構造的な変化であり、時代のパラダイムシフト的変化です。

過去の延長線上には無い変化なのですから、当然過去のパターン認識をやっても無駄なんです。

相場をパターン認識でしか捉えられない人が多いですが、そうではない構造変化についていけないと、恐竜のように死滅するしかありません。

パターン頭 = 恐竜族

になっては、どこかで死滅します。

相場をすぐにパターン化したい、というのは、パターン化すると楽だからですが、それしか考えていないと、こういう変化にはついていけないのです。

何故なら、相場はこうやって変化することを日常にしているからです。

パターン認識は、過去のパターンが繰り返されることを大前提としていますが、それが環境変化によって崩れるのが相場なのだ、というのが、環境認識派の相場理解なんです。

環境認識派にとっては、過去ではなく、今が大切で、その前提は、パターンではなく、ロジカルに今の相場を考えること、になります。

前提となるものがまるで違います。

そして、「いつ環境が変化するのか」を認識し、素早く対応する努力をする、ことが大切だと考えているのです。

昭和の時代の日本の経済成長のトレンドという環境に乗ったトレード戦略(=昭和のパターン認識)を今の時代に当てはめるのには無理がある、と前に書いたことがありました。

また、デイトレーダー以外の人は気がついてはいませんが、リーマンショック以前と以降では、デイトレード環境は劇的に変化しています。
ここで多くのトレーダーが退場となったことは、記憶に新しいところです。

ここ数か月に起こったことは、これに匹敵するような大きな変化の最中にいる、といってもいいのかもしれませんね。

私も、地味についていっています(笑)


私が最も尊敬してやまない投機家であるジョージ・ソロスの名言です。

「私はあるルールに基づいて投資しているわけではない。 ゲームのルールが変わる瞬間をめがけてトレードを仕掛けるのだ。」


■余談
本日は、晩にNHK大阪ホールで、ハロープロジェクトのコンサートに行ってきます。
とにかく、イベント好きなんです。
みんながはしゃいているのが好きなんです。
人ごみ、大騒ぎが大好き人間です。
静かさを求めるトレーダーイメージとは大違いでしょう。
おっさんが何やってんねん、と言われつつ、感性が若い、と言ってもらいたいところ(笑)
3月、ももクロにも参戦予定・・・
あの幻のチケットと言われる「嵐」の国立&ドームツアーなどにも出没していたりします。
誰だ「若い精気を吸い取ろうと企んでいるのか」という陰口が聞こえてくる(笑)
まあ、「吉川友」(よしかわとも、ではなく、きっかわゆう、愛称・・きっか)押しなんですがね。


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コメント

Secret

環境認識

今回の記事も難しいですね。
でも環境認識についての理解が進みました。
僕のやっていることはパターン認識だと思います。
そして先週から今週にかけてしっかりやられました。

一度天井打って下げ始めた時に素早くポジション0にして、シャチが来たと思い今度は売りから入りました。
急上昇していたので下落すれば一気に売りが出るはずと思ってました。
次の日も下落してたので調子に乗って売り増ししたら、急反発でやられました。
翌週も同様のパターンでやられました。
その後感情が乱れ、普段やらないトレードをやってしまい、気づけば27連敗です。
1回の損切りは最大で1万5千円でしたので、損切り金額は小さいですが、さすがに27連敗だと結構な金額になりました。
トレードに真剣に向き合って初めての出来事です。

昨年の経験で逃げ遅れない様に意識していたからこの程度の傷で済んだと思います。
下手に考えて様子見していたらと思うとぞっとします。

かなり感情が乱れましたので木曜金曜は様子見しました。
みすみすチャンスを逃した格好となりますが、もしトレードしていても勝てたかどうかは疑問です。

今回の出来事をしっかりと考察するために、はじめてチャートを紙に印刷し、全てのトレードを振りかえりました。
トレード日誌は書いていましたが、チャートを印刷して書き込むことはしてなかったです。
この作業をやったことで、色々と新たな発見がありました。
1000本ノックを実践してた時からやっておくべきだったと後悔してます。
トレード日誌に書いていた以上の課題・問題点を書いてました。
トレード中の心理状況も今まで以上に把握でき、全てのチャートに書き込むことで、自分の行動パターンというものが見えました。

もっと自分で考える必要があります。
環境認識は自分で考える習慣がないと難しいのではないでしょうか?
しかし今年早々に手痛い失敗を経験できたことは良かったです。
感情を殺してトレードするよりも、感情をどう処理するのか?
逆境時に自分をどう制御するのかが今年の課題です。

Re: 環境認識

歳三さん、こんにちは。

昨年までなら、それで正解であったことが、今年からは不正解になる、それが環境の変化というものです。

たとえば、崩れかけたら、昨年までなら、そこからさらに崩れるところを、すかさず押し目買いが入ってきて急反発する、ということが今年は続いていますが、これは大局においての上昇トレンドと需給の変化が出ていると感じます。

上げても買い、下げても買い、しかし、これがしばらく続くと、今度はそれに慣れてしまって、この環境が終わった時に、おかしなことになるのですが、そこもまた環境変化、ということになるのでしょうね。

ももクロ

あらなみさん、こんにちは。

あらなみさん、意外な一面があるんですね。
ももクロは子供が好きで、今日ケーブルテレビで放送していた2012年クリスマスライブを一緒に見てました。

紫の子は毎回手品をやっているんでしょうか?
「またやってるわ~」と子供が言ってましたが、着ぐるみから出てくる手品はちょっと驚きました。
楽しそうなライブですね~。

今年は家族でジャニーズのコンサートに行くことを約束させられてます。
嵐・関ジャニ・ヘイセイジャンプ・セクゾン等、テレビもこういった番組を見ることが多くなってます。

Re: ももクロ

歳三さん、こんにちは。

ライブというのは、現代のお祭りなんですよね。
私は、阿波踊りとかも何度か見に行ったりしていますし、祭り好きなんです。

昨日も、異様な世界にタジタジでしたが、大いにもりあがっていましたね。

ももクロも面白そうです。

嵐のコンサートは、チケット入手はかなり困難ですよ。
平成、関ジャニあたりだったら取れるかと。
でも、嵐が面白さでは、NO1ですね。

No title

今日も相場は難しそうだなコリャ。

は、ハロプロですか。私の中のあらなみさんのイメージ変わったです。いい方にですよ。イベント、お祭りの類は好きですが、ハロプロとかジャニーズとかのノリに入るのは無理ですわ。あらなみさんスゴすぎ。

Re: No title

落ち葉さん、こんにちは。

朝のストリームが終わって、ひと段落。
為替も新値取ってから、微妙に反落ですね。

ハロプロよかったですよ。といっても、ほとんどの人は引くか・・・
NHKホールは、全部で1300人と小さいので、どこで見ても近いし、一体感があって、大騒ぎでした。
まあ、私は地味に浮いている存在なのですがね(笑)

No title

あらなみさん こんにちは。

新しい記事をアップしてくださって、ありがとうございます。

PCの部品にはもう円安の影響が表れているんですね。
まったく知りませんでした。日用品や食品などもじわじわと上がってくる日も近いのかもしれませんね。

ジョージ・ソロスの「ゲームのルールが変わる」というのが一体どういうことを指すのか、よくわからなかったのですが、今回の記事を拝見して、ああそういうことか、と少し理解できたように思います。
後からではなく、起こりつつあるまさにその時に環境の変化を感じ取って、そして行動も併せて変えていくのは私にはまだまだ非常に難しく感じます。
かなり苦手な感じです、、、が、少しずつでもできるようにならないと。
恐竜族にはなりたくありませんので(汗)。

あのときに対処していればこんなこともできたのに、とならないように、しっかり考えて行動していかなければと思います。

Re: No title

くまもんさん、こんにちは。

すでにガソリンなど影響はどんどん広がってきていますよね。
これから、広範囲にわたって価格が上がるものが出てくるでしょう。

ソロスの言葉の引用は、ちょっと微妙だったのです。
ソロスがこの場合言っている意味は、トレンドということを言っている、とも取れるので、そうであれば、トレンドの変化を読む、という理解もできます。
同じようなことですが、少々ニュアンスが違います。

そもそも、ソロスの本は、本当に難解で、まともに読んでも、ほとんど意味不明の連続なのが普通じゃないでしょうか。
ソロスファンを自称する私が言うもの変なのですが、そう思います。

今回、引用するかどうか、少々迷ったのですが、ちょっと強引だったかもしれませんね。
ただ、パターン認識だけに頼っていては、恐竜族になるのは、目に見えている、ということだけは確かですね。

No title

パターン認識は、過去のパターンが繰り返されることを大前提としていますが、それが環境変化によって崩れるのが相場なのだ、というのが、環境認識派の相場理解なんです。

この言葉ソロスの名言にも負けてないと思います。


円安相場懐かしいです。
また生きてる間に何度かはあるんでしょうね。
その時は前回とは変わって適応できるようになればと思います。

Re: No title

nobuoさん、こんにちは。

この記事も、環境認識について、言及しているものですね。

みんなワンパターンで思考停止したいのですが、相場はそう単純でもなわけですよね。

環境変化の認識

お金にすると少額ですが、今年に入り少しづつ勝てるようになってきました。

主にFOMC利上げ後と欧州選挙後のsell the factやイギリス解散選挙のサプライズになんとか乗れたことが大きいです。

ポンドは2週間ほど引っ張ることができてこういう感覚久しぶりだなあとトレードしていました。

相場要因もありますが、タカユキさんのように長期の方向性に合わせて乗るのはまだまだ難しく、完全に短期、中期のイベントトレーダーになっています。

こういった時に気を付けることはないかなと思い、この記事にたどり着きました。

>>「いつ環境が変化するのか」を認識し、素早く対応する努力をする、ことが大切だと考えているのです。


今は短期のイベントでそこそこ動き、素直に反応してくれますが、余りにもトレンドが強いと無視されることも多かったり、逆に参加者が少なすぎると行って来いの値動きも出るだろうし、こういったIf storyを頭の中で作ろうと記事を読んで心がけることができました。
ありがとうございます。とりあず値動きと環境に逆らわないように怯えながら相場を張っていいこうと思います。

一つ分からなかったことがあったのですが再起性理論的の言葉の意味が分からなかったのですが、勉強できる本はありますでしょうか。

Re: 環境変化の認識

nobuoさん、おはようございます。

再帰性理論、ですね。

これは、ソロスが提唱している理論で、相場参加者の行動が相場のそのものに働きかける、という理論です。

自然科学とは違って、参加者の認知や行動が値動きそのものに働きかける、というものです。

多くの相場参加者は、相場の自然科学的に見る発想をしていて、あたかも何かの法則でもあるかの如く相場を理解しようとしています。

それは、間違いで、投資家の行動が値動きに影響をもたらすのだから、ルールは変化するのだ、ということなのです。



本は、ソロス関係の本全般になるわけですが、読むのが非常に難しいので、再帰性理論でネット検索してみてください。

再帰性理論は、相場を理解する上で非常に重要だと私は考えています。

再帰性理論をベースに置けば、相場の不可解な動きが何故起きるのか、ということの理解につながると思いますよ。

再帰性理論

いつも丁寧にご返事頂きありがとうございます。

色々と検索しても難しく分かりやすく書いて頂き助かりました。あらなみさんが書いて下さったことを理解のベースとして他の人が書いている記事等見ていこうとおもいます。

Re: 再帰性理論

nobuoさん、こんばんは。

ソロスの本は相当難しいと評判のものなので、読解することは困難だと思います。
私もソロス本は持っていますが、ソロス本を解説したものからの知識の方が多い感じですね。
ただ、私の理解した範囲では、かなり相場を理解する上で役に立っていますよ。
色々と調べてみてください。きっとその作業には意味があると思います。

再帰性理論について

ソロスは警告するや幾つかソロスの解説本など比較的簡単なものを拝読させて頂きました。

少し効率的市場仮説についての見解も変わってきました。

以前は効率的市場仮説をもう少し絶対視していましたが、神からは程遠い理論だと考えるようになりました。

人は自らのフィルターを通して売買し、そのフィルターが掛かった売買結果そのものが、他の市場参加者に新たな情報となる。それが積み重なり時としてフィルターの影響の方が彼らが売買の理由としてきた材料以上にマーケットに影響を与えることがあるのだという風に解釈しました。


また効率的市場仮説についても株の説明が多く為替が例に出されることが少なかったので自分なりの見解になりますが、

為替は織り込むということが相当重要だと考えます。この織り込むといった価格形成の過程はほとんどの場合最も優れた集合知として捉えられるべきだが、もし仮に神が最良の値を常にマーケットに提示できるなら、マーケットは正解から程遠いところにある。(再帰性理論に従うと)

ただ人間にとって最良の答えは世界トップのエコノミストが出した経済指標のコンセンサスを織り込みにいく動きや0.0001秒を争って歪みを埋めにいくHFT、百戦錬磨の経験あるグローバルマクロファンド等が合わさって出した価格という答えで、それに安易に逆らうのは愚行だと思います。


こういったことを考えても別に売買が上手くなるわけではないですが、マーケットのことを考えるのは楽しいです。

いつも記事拝見させて頂いて思うのですが、あらなみさんより投資哲学や心構えが優れたトレーダーは日本にいるのかなと思います。世間ではBNFさん、CISさんがもてはやされますが結局資産形成の曲線なんて運だと思うんですよね。

皆が知りたい、やり方だってアービにSell the factやブレイクアウトのスキャルピング、仕込み、指標トレード、オーバーシュートの分割逆張り等大体使えそうなものは紹介されていますし、一つ一つの見解もすごい深いと思います。もちろんそれぞれそれで生活している方がいらっしゃるので言える範囲内でかと思いますが。

すごいトレーダーでも5年経てば割と的外れなことを当時言っていたなと思うこともあるのですが、あらなみさんの記事は何年前の記事もかなり明快でわかりやすく本質を突かれていると掛け値なしでそう思います。

もちろん人が少ないからこうしたコメントのやり取りをして頂く恩恵に預かれるのですが、世間の人は本当に勿体ないことをしているなあと思います。

皆さん技術や哲学には目がいかないんでしょうね。

Re: 再帰性理論について

nobuoさん、おはようございます。

コメントにお返事していないことを発見しました。すみません。
古い記事にコメントありがとうございます。

nobuoさんは、大変重要なものに目をつけられている、と思いました。

市場は、通常効率的ではある、と思います。
しかし、何かが起きて、パニックになったときや、大きなニュースなどによって、根源的価値に大きな変化が起きたときなどは、人というのは、論理的に対処することができないのですね。
そういったときには、必ず価格に歪みが起きてしまうものだと思います。
また、情報の伝達は、均一ではなく、時間差もありますから、必ず価格には歪みが生じます。

なので、市場は効率的かどうか、という議論は、「いついかなる時であっても」という条件がつけば、やはりそれは違う、と思うのです。

少なくとも、織り込みに行く過程というものがあって、そこには時間差が生じます。
これが、ミスプライスなんです。
このミスプライスから、本来の価値を織り込みに行く過程こそがエッジの本質だと私は思うのですね。
よくエッジエッジと言いますが、じゃあそのエッジの本質は何か、と尋ねられて、はっきりこうだと答えられる人は少ないと思います。
単に検証して統計を取ることで見つけるものがエッジでは決っしてありません。

この考え方を持つことで、理論から、エッジを導き出すことが可能になるんです。
つまり、みんながやっていることは、統計的に見つけ出そうというもので、帰納的なんです。
それに対して、理屈から演繹的にエッジを見つける技術がここにあるんですよ!!
これは凄いことなんです。


>こういったことを考えても別に売買が上手くなるわけではない

こう考えていくと、nobuo さんのこのコメントは全くの間違いだ、ということがわかると思います。
実は、トレードにおいて最も重要な部分の入り口に差し掛かっている、ということなのです。
ただ、推察するに、nobuoさんの場合、恐らく、こういう考え方と実際の売買が、まだ結びついてはいないのだと思います。
しかし、この考え方をより深く理解し、突き詰めていけば、実戦の強い理論的バックグラウンドとなって、ここがわかっているからこそできるトレードというものが生まれてきます。
それは、単なるパターンに依存したものではなく、マーケットの本質を理解した人のみが持っている、もっと本物のトレードに近づくことができるための鍵となる考え方なんですよ!!
逆に言えば、単にパターンややり方に依存せざるを得ない人というのは、こういった相場に対する本質や考え方を突き詰めてはいないからだ、ということになるのです。


実は、このコメントは、トレードのコアになる奥義の部分で、書くかどうか大変迷ったのです。
ただ、ここは、地下深くの場所なので、あまり人目には触れないだろう、と思って書きました。
ここまでたどり着ける人は少ないでしょうし、熱心にブログを読んでくださっている方だと思いますので、そういう方には是非理解していただきたい考え方だと思います。
nobuoさんが書かれたこと、そしてこのコメントが本当に理解できれば、ご自分のトレードは大きく進化すると思いますよ!!


最後に、褒め殺しはダメですよ!!
私はまだまだ修行中の身。登山途中なんです。

ただ、「名選手必ずしも名コーチにあらず」ということがあって、本当に才能がある人というのは、感覚的にやれてしまうので、理屈がわからず、人に教えることができない、という問題があります。
私は、元々才能がない人ですから、こうやって真剣に考えて考えて、理論的に突きつめていく「必要性に迫られた」ということがあるのですね。
そうでなければ、感覚的にやったら、一般大衆と同じになって、ボロ負けするだけなんです。

私自身は、極めて常識人で、アウトローでもなく、組織できちんとやっていける社会生活適合者なのですよ(笑)
それが、トレードにおいては、大衆化してしまう欠点になるんですね。

Re:Re: 再帰性理論について

ご返信ありがとうございます。

今回のコメントも何度か繰り返し読ませて頂きました。
自分の中ではまとまりのない意見ですが、いつも書簡のつもりで真剣に考えさせて頂いています。

それでもあらなみさんの言葉はいつも簡潔でわかりやすく、気遣いもあり人生経験の差をいつも感じます。

>>情報の伝達は、均一ではなく、時間差もありますから、必ず価格には歪みが生じます。

これは最近考えていることでした。

ですが、もやっとしたものだったのではっきり言葉として書き出してくださり色々と今考えています。

イベント(とあるファンダメンタルズの事象が等しく公にされた)後に
①イベントが価格に与えるインパクトのサイズ
②それが現在の価格にどの程度反映されているか
を考えて織り込み度が少ない時にスイングをしていましたが、

少し視野を広げてイベント前にも焦点を当てて最も速いインサイダーからこれまでの自分のように末端のトレーダーに届き、織り込み度が高い時にはSell The Fact が起きるまでの過程を少し突き詰めて考えていこうと思います。他の関連記事に改めて後日コメントさせて頂こうと思います。


>>こう考えていくと、nobuo さんのこのコメントは全くの間違いだ、ということがわかると思います。

ありがとうございます。ですが他の記事の他の読者さんとのやり取りにありましたが、好景気と不況両方を経験してようやくといったコメントを拝見しました。今考えていることをバックグラウンドとして、両方の大きな流れをなんとか生き残れればぐっと技術は上がると思うのですがまだ何も成し遂げていないので机上の空論の気がしてしようがないです。

また現実的に大きなお金を稼げる可能性と考えた時にあと5年で一度でも3000万位作れる可能性は1割あるかないかでしょう程度はあるかと思います。
か。専業として生き残り続けるとしたらさらにぐっと確率は下がると思います。破産確率も1割は少なくともあるでしょうし。


>>私はまだまだ修行中の身。登山途中なんです。

ただ、「名選手必ずしも名コーチにあらず」ということがあって、本当に才能がある人というのは、感覚的にやれてしまうので、理屈がわからず、人に教えることができない、という問題があります。

これはそうなのかもしれません。どうしてもあらなみさんの実際の売買を見たことがないので本当の技術力を見たことがないからです。ただあくまでWEB上で見える範囲ですが、日々すごいなと感じているのがtwitterの毎日の書き込みです。
株は分からないのですが、同じような引けからナイトセッションからの流れ、本日の注意点。こういった日々他者から見ればまるで同じことを繰り返しているようで、実は一番変化に敏感に立ち居振る舞う。これは多くのトレーダーが見習うべき姿勢だと感じます。

他のトレーダーさんの紹介で恐縮ですがとある原油トレーダーの方は7年ほど中東、OPECのニュース、とAPI、EIAの原油在庫を日々ブログに書いていてコメントは全くゼロでした。ああこの人は勝っていると思いました。


いまさらながら記事に戻りますが
>>そして、「いつ環境が変化するのか」を認識し、素早く対応する努力をする、ことが大切だと考えているのです。

具体的に今はイベントのチェックだけですが、日々何をなし、何をするべきではないのかそれが少しづつでも分かっていければいいなと思います。

Re: Re:Re: 再帰性理論について

nobuoさん、おはようございます。

nobuoさんがこうして考えておられることと、実際の売買がなかなか結びつかず、これはこれ、それはそれ、となっていること、よくわかります。

しかし、今回こうやってやり取りしているところは、目利きの本質に迫る部分なんですね。

なので諦めずにもう一歩、もう一歩踏み込んでもらえれば、いずれ自分のトレードを支えてくれるバックボーンとなることは間違いないと思います。
考えておられることは、間違っていない、というより、核心部分ですよ。

多くの人は、表面的なやり方だけをなぞろうとしているのです。
なので、上手く行っていても、ちょっと環境の変化があれば、あっという間に崩れ去っていくのです。
それは、小手先のテクニック、ハウツーに頼っているからです。

しかし、nobuoさんのように、本質から相場を見ている人は、環境変化そのものが相場の本質だとわかっているから、強いんです。
そして、そもそも小手先のテクニックに頼ってなどいないから、どんな変化でも値動きを受け止めることができるようになるんですよ。

今はまだ、やり方頼りのところがあるのかもしれませんが、トレーダーの成長過程において、小手先頼りでは限界があるんです。

どう動いたかという形ではなく、何故そのように動いたのか、を常に考えてみてください。
この何故を突き詰めることで値動きが見えてくると思います。
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Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

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