勝っている人の打ち出の小槌

2016/09/17 Sat

前の記事のコメント欄に、多くの方が有意義なコメントをいくつも投稿してくれました。

この記事は、その中のベテランさんのコメントを読んでいて、思うところがあり、レスが長くなったので、記事にしたものです。

この記事のルーツは前の記事のコメントにありますので、もし時間がありましたら、読んでみてください。



勝てるようになった後、しばらくして、勝てなくなり、負けが込んでしまった、と書いたコメントがありました。

一度勝てるようになったのに、再び勝てなくなり、負けが続くようになった

ということです。

自己分析では、奢りが原因による雑な売買、ということでしたが、このケースは、実は結構多いのですね。


勝てるようになって、一旦プロになったとて、それでその後何年にも渡って食っていける投資家というのは、実は一握りなんだろう、と思います。

10年以上にわたってこの道でコンスタントに食ってきたのに、ある日突然滑落して、資産をほとんど溶かしてしまった、というケースも私は見ています。


また、生き残っている人で意外と多いのは、

特殊な環境で一気に資産を築き上げて、それを溶かすことなく、年金暮らしパターンに移行した

という投資家さんです。

直近の事例では、アベノミクスで一財産、ってことです。

勝って驕らず、上手に勝ち逃げできた人です。

そういう守れたという点においては、破滅まで落ちた多くのカリスマと比べれば大したものだと思います。



ここで、ノービスの人が考えている勝ち組への誤解の筆頭は、

一度勝てるようになったら、人工衛星のように永遠に勝ち組として存在できる

ということだと思います。

何故、そのような結論に至るのかというと、実はこの誤解は、

勝てる手法を手に入れた人が勝ち組である

という負け組ならではのロジックとの表裏一体から来ていることなのです。

前提が間違っているから、結論も間違いになるわけです。



大勢のノービスさんたちは、カリスマ投資家の真似をしたり、セミナーで聞いた手法を真似して、とにかく勝てる方法を何とか見つけ出して、自分も勝てる投資家になろう、としているわけですが、

その勝てる方法とやらを見つけたら、もう一生涯にわたって勝ち続けられる打ち出の小槌だと無意識に理解しているわけです。

だからこそ血眼になって探す価値のある「勝てる方法」なわけですね(笑)

そうでなければ、

時々は勝てるが負けることもある勝てる方法、になってしまいます(笑)



さて、現実には、勝っている投資家、といっても、コンスタントに勝っている人はさらにほんの一握りで、多くの勝ち組と言われる投資家でも、勝ったり負けたりの中で、何とか年間トータルで利益をひねり出す、という状態であることがほとんどです。

ちょっと勝てるようになって、プロになったとて、

独身・ニート・パラサイト

というデイトレーダー三種の神器のお陰で、親に依存しながらの超低コストだから何とか破綻せずにやっていけている、という人も現実にはおられます。

せっかく、仕事をやめて専業になったのに、数年してまた実業に戻る、バイト生活に戻る、という人も多いんじゃないかと思います。

このように、

過去の栄光による年金暮らしであるとか

超ローコストによる食いつなぎ

といった専業以外でも、

親の遺産や退職金を細々と運用して何とか専業

家賃収入だとか、(ホントの)年金を主たる収入としながらの専業


という裏の顔を持つ専業ということも現実です。

嫌な話ですが、専業投資家といっても、現実には、そうバラ色っていうことばかりではないわけです。



話が脱線しましたが、

何故、聖杯を手に入れたであろう専業投資家が、数年以内に脱落することが多いのか。


夢を持って、聖杯探しをしておられる方は、この現実をどう見るのでしょう。



事実を見ればわかると思いますが、カリスマと言われる投資家とて、半年間勝てないことなど当たり前で、中には年間を通じで赤字だった、など、そういう方もおられます。

セミナーを開催した翌月に、滑落して、破滅に近い損失を出した、というカリスマさんもおられました(笑)


また、今でもカリスマとして君臨できているのは、今回では、アベノミクスで大きな金額を稼げたことによる年金暮らしに入れたこと、という方も実際にはおられます。

大きく負けなければ、そのままでももうやっていける、ってことです。

いわゆる人生の勝ち逃げ組です。

その年金生活をありがたがるのもどうかと思いますが、それはさておき、そういう勝っている人が手にしたであろう

打ち出の小槌

を何とかして盗みたいわけですよね。

そして、

その打ち出の小槌で、自分だって永遠の勝ち組投資家に変身したい


それが希望で、せっせと、セミナージプシー生活を続けて、カリスマウオッチャーとなり、日々やり方探しの旅に明け暮れているのだと思います。



しかし、現実のカリスマの姿というのは、ちょっと前のネットバブル時のカリスマさんの大多数は消えたわけですし、彼らの書いた本は、虚しくアマゾンで1円で売られていても、誰も買わないわけです。

ちょっと前の話であって、そんな大昔ではないんです。

当時のもてはやされ方は、今以上で、テレビでも何度も見かけるようなこともありました。

当時のカリスマが、打ち出の小槌を持っていると仮定したら、今現在は、もう「兆円単位」の資産を手にしていてもおかしくないのではと思います。

1年で100万円を1億円にできたのだから、10年経過すれば、兆円単位でも不思議ではないですよね(笑)

ところが、現実たるや没落貴族状態続出・・・という。



いやいや、当時のカリスマはダメかもしれないけど、今のカリスマは違うのだ。

彼らこそ、打ち出の小槌を手に入れているのだから、それにあやかれば自分だって、というロジックなのか、そんなに深くは考えてはいないのか、どちらかでしょう。


念のため、もちろん生き残って、さらに資産を増やしておられる方もおられますが、それは例外です。

残っている人が目立っているだけで、そういう人は、2000万人投資家の中で数えるほどなんです。



いずれにせよ、こういう相場人の栄枯盛衰話というのは、もう江戸時代からずっと同じように繰り返されてきたことなんですね。

このことは、ウオール街でも全くといって同じです。

栄華を誇っていた大投資家と言われる人の多くの末路は惨めなものなんです。

これこそが現実なんですね。

ここで考えることは、今は別なのか。今だけは違うのか。



私が相場を始めた数十年前にも同じような投資家のスーパースターはいました。

最後の相場師、大物仕手筋、怪物、などなど、大勢のカリスマスーパースターが出ては消え、出ては消え、て行きました。

どんな時代にもいたわけです。

そして、その過半数の結末は、無一文、破産、そして、逮捕、というようなことになっているわけです。

彼らは、100万円を1年で1億円にできる打ち出の小槌を手にしたはずなのに、何故そんなことになったのだろうか。



ここで、もう一度、問います。

そういう現実を見て、尚、

勝っている人とは、勝てる打ち出の小槌を手に入れた人なのか。

これからも自分は打ち出の小槌探しの旅を続けるのか。



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コメント

Secret

No title

>>特殊な環境で一気に資産を築き上げて、それを溶かすことなく、年金暮らしパターンに移行した

投資家で成功しているのはこのパターンが一番多いような気がしますかね。

値頃で買って放置プレイ。

値頃といっても半端なところでは買わないのですね。狙いどころが来るまでひたすら待っている蛇のようなしぶとさがあるのでしょう。

我々のようにセコセコ相場に出たり入ったりしているのとは違って、ある意味余裕があるのですね。ひたすら買いどころが来るまで待つ余裕、売りどころまで待つ余裕。

株式市場は何十年レベルで見れば、活性期、沈滞期、を、繰り返しているわけですから、こういうパターンを数多く見てきた余裕のあるおっさんおばさん投資家がこういうことをやるのでしょうね。ある意味パターン認識ではあるのでしょうが、これが一番成功例が多いのかなという気はします。

>>超ローコストによる食いつなぎ

まあ、ほとんどがコレでしょうね。いつかは・・・、と、夢見る人達です。

>>彼らの書いた本は、虚しくアマゾンで1円で売られていても、誰も買わないわけです。

残酷な現実ですが、流行り廃りというものがありますからね。流行りに運よく乗っかっただけ、では風雪には耐えられませんね。乗っかっている時に輝いていたのは間違いないことです。ただ本当にそれだけだったのですね。

・・・

まあ、このように株式市場は活性期と沈滞期を繰り返して流れてきているわけですが、無意識的に活性期と同じ見方で相場に取り組んでいる、そういう人達が多い様に思います。ですから上手くいってないのですね。

我々は物事は努力すれば上手くいく、成長していく、という、そういう刷り込みみたいなものがあるのかもしれませんが、残念ながら、相場環境に逆らって努力しても報われることはないのですね。

努力すれば報われる、そんな考えは甘いですよ!

場数を踏む、経験値を積む、ということでは意味があるのかもしれませんが、成果として結果が出る、ということは残念ながら、厳しい、と、言わざるを得ないのでしょう。

逆に言えば流行りに乗っかった泡沫トレーダー達なんて、そんなにウダウダ努力なんてしてないですからね。ノリと勢いで突っ走りはしたでしょうが、ウダウダ努力なんてせずに成果を収めてしまったわけですからね。

だったら、環境に合わせて自分のスタイルを変えていくか、自分の環境が来るまでひたすら蛇のごとく辛抱して待つ、ですかね。

私はリーマンとその後のグダグダ相場で一時的とは言え資産を増やしましたから、活性期でなければ儲からない、と、いうわけでもないわけです。

相場にはまり込んでいる人って、ある意味視野が狭くなっている面があろうかと思うのですね。

相場と自分との距離が近すぎて、近視眼的になっているのです。

夏には夏の、冬には冬の過ごし方、というものがあるわけです。

ところが、相場と自分の距離が近すぎて、完全に飲み込まれてしまっているわけです。一歩引いて俯瞰して見ることができなくなっているのですね。

成果、を、挙げようとするならば、環境からどうすべきか、を考えねばならないのでしょう。

上手くいかない理由はいくつかありますが、大きなものの一つに、環境にそぐわない売買、というものがあるのは確かなことでしょう。

Re: No title

タカユキさん、こんばんは。

>流行り廃りというものがあります

>風雪には耐えられません


結局は、そういうことなんですよ。


「勝っている人の真似をすれば自分も勝てる」

と思っている多くの人は、そもそも

「昨日の勝ち組は、明日の負け組」


という現実が全く見えていないんです。

相場は、たまたま勝ったのか、腕で取ったのか、長年経験してきているベテラントレーダーですら見分けをつけるのがすごく困難ですからね。

増してや、相場を初めて数年以内で、祭りにぶち当たって、気がついたら、となったら、もう舞い上がってしまって当然なんですね。

本人ですらそういうことなのに、それを真似しようとする大勢のノービスさんたちが上手く行くことなど、本当に厳しいと思いますね。

やり方至上主義で、やり方を相場に押し付けるような自分本位のトレードの考え方から脱皮して、環境認識をベースに相場を組み立てて行けるようになれば、見える世界も変わるんですが、経験と時間がかかるものなんですね。

そもそも、相場は変化する、ということを理解することが先決ですものね。

はじめまして

あらなみさん、はじめまして。イシズと申します。

今月からデイトレードを始めまして、当然なかなか勝てず色々なブログを見ていたところ、こちらにたどり着きました。

自分の中で考えていたことが、ブログの中に多く書かれていて、とても共感し、感謝の気持ちも込めて、コメントをさせてもらった次第です。

あらなみさんの書かれている内容は難しい部分もありますが、自分的にフィットする思考というか、すごく納得できるという感じなんです。

スポーツ選手の例えなどは、本当にそうだと思います。

道具(手法)をいくら集めたってダメで、当たり前ですが何度も訓練を積まないといけないんですよね。考える前に手が動くように。

自分に当てはめてみると、こうなったら上がりやすい、下がりやすいといったタイミングは見えてきたのですが、まだまだ恐怖心からポジションを取ることに躊躇したり、考え過ぎてしまったり。

完璧な手法など存在しないし、もう少し気楽な気持ちでやってみて、違ったらすぐにポジション取り直せばいいやって思えるようになりました。

今のところなんとか損小利小でやれております。

自分の今後の計画としては

前場~13時くらいまではデイトレードを行い

そのあとはWEB制作会社で5時間ほど仕事をし、空いた時間は在宅で仕事の受注。ブログでの情報発信、プログラミングの習得などを考えています。

収入源を複数持つ、というライフスタイルが自分には合っていると思い、試行錯誤しながら実践中です。


あらなみさんがブログで書かれていることを、自分の中で消化しながら、1つ1つ取り組んでいきたいなと思います。

長々となりましたが、いつも貴重な情報をありがとうございます。

今後もブログを楽しみにしております。

Re: はじめまして

イシズさん、はじめまして。

デイトレを今月から始めたとのこと。

頭で考えたデイトレと実際の戦場とではまるで違う世界だと思います。

デイトレの現場というのは、映画(後でチャートを見るとか)ではなく、お金を通じた戦いの前線なんですね。

とにかく新兵は、無理をすれば即死ですから、まずは死なないことです。

そのためのは、負けのスパイラルに入って「ブチ切れる」ということが起きないように耐えるということがまずは一番大事なことだと思います。

最初から儲けようなどと考えているから、ボロ負けするんですね。

そうではなく、とにかく現場に慣れることを第一に考えていれば、生き残れる確率は大きく上がると思います。

最初は誰だって下手なんですから、上手になろうとする目標を持って頑張ってください。

上手になったことの結果が利益です。

決して、この逆はありませんからね。

No title

あらなみさん、お返事&貴重なご意見ありがとうございます。

>頭で考えたデイトレと実際の戦場とではまるで違う

本当にその通りですね。全然違います。今は動きの堅い銘柄に変更しましたが、先月あたりは新興銘柄でトレードしようとしてました。
でも上手い人がいっぱいいる人気銘柄に乗ったところで、死ぬのは目に見えていたので、そんなことはやめようと。
おっしゃられているように、まずは死なないことですよね。


>そうではなく、とにかく現場に慣れることを第一に考えていれば、生き残れる確率は大きく上がると思います。

最初は誰だって下手なんですから、上手になろうとする目標を持って頑張ってください。


そうですよね、まずは現場経験を積んで、焦らずゆっくり上達していきたいです。頑張ります!

どうなることやら

はじめまして。
長年読ませていただき、画面のこちら側でただ
うなずいているだけではあらなみさんには通じないと、
こうして書き始めたものの、何からかいてよいやらと。

初めて株式に関わったのは今から40年ほど前。
新聞で株価をみて電話で注文。
たいした数を買うわけでもないのに手数料がバカ高かった記憶があります。

何で儲けて、何で損したかの記憶もはっきりしておりませんから
不可なく自然とやめてしまったのだと思います。

それから30年の月日がたち、時間もあの頃よりゆとりができ、
ネットのトレードに参加してみました。パソコンの操作もわからず
誰に教えてもらうでもなく、はじめたのですから、損益以前の問題でひどいものでした。株式を50銘柄ほどを選択し、好きな動きのものを選んだ、(今おもえば)STが始まりでした。

ネットのトレードでは自分で描かなくとも、
チャートが見られることに驚いたものです。

自然と、固定銘柄に特化してゆき、その後は日経225。
そして今はFXと扱うものは変わりましたが、一つに絞っていること、
売玉と買玉のバランスでトレードしていることはこの16年、ほどんど変わることはありませんでした。

誰でも獲れた2005年は私も大きく利をあげ、リーマンショックのときには損をし、売ればあがり、買えば下がる、とみなさんが経験されたことはほぼ経験していると自負しております。

野川さんのビデオを購入し、大変影響を受けました。
もちろん、売買に関するビデオだったのですが、私の体調が悪かった時期で、
なぜかお手紙をさしあげたくなり、いろいろな思いをお伝えすると、自筆のあたたかいお返事がきました。

あらなみさんのブログを長く拝読しているのも
野川さんのお名前がでていたのがきっかけです。

売玉も買玉も持ちながら、上げげれば売り、下げれば買うの繰り返し。
売る場所も買う場所も決めておりますから、
動きがないときは待つだけになってしまいます。

やたらに約定することもあれば、ひとつき約定しない月もあります。
私がしていることは「決めたことを実行する」ことだけです。

なにしろ、どう動くかわからない、私の思いや願いなど
まったく関係なく動くものを相手にしているのですから
こちらは決めておいたことを実行するしかありません。

今年の初めにパソコン操作を間違い、その怖さを知りました。
その間違いは年齢ためだと思い、やめる年齢もひとつ付け加えました。

さて、終わりは私が決めた年齢か、あるいは今の資金が尽きるときか、
はたまた利を達成したときか。

この年になっても夢はあります。がんばる人たちを応援することです。
それにはほどほどの健康と少しのゆとりが必要ですが
思うようにならないのも人生。

どんなことも受け入れてほんの少しでも
役にたてばそれでよしと日々すごしております。

これからもどうぞブログをお続けください。
「料理教室」のお話は何度もうなずきながら
読ませていただいた、わかりやすいお話でした。


自分の出番

あらなみ様
 こんばんは。今回も色々と考えさせられる記事で勉強になります。ありがとうございます。
 「打ち出の小槌」という、こうすれば勝てるというパターンを探し求めていた時期が私にもあったと思いますが、やはり借り物、というか人のやり方を一時的に真似ても上手くいかなかったと記憶しています。
 複雑な手法や難しいことは自分にはできないとそれまでの試行錯誤で身にしみていましたので、「押したら買う、戻ったら売る」という単純な売買を何度も繰り返し、勿論失敗もあるのですが、勝てる時もありましたので励みになり、まだ大して勝てないけれどもこれで行こうじゃないか、と他の手法をある意味全て捨てようと切り替えたときから明かりが見えてきたように記憶しています。
 「押したら買う、戻ったら売る」と言っても、押したときに戻らずそのまま抵抗線を抜けてしまうこともあり、そのときは買いだけでは失敗するのですが、何度か失敗を繰り返すうちに、最初はドタバタ売買であっても、①損切り(一部でも)、②ツナギの反対玉、③買い直し・売り直し、の組み合わせで失敗をカバーできることも覚えるようになりますし、この値動きだと失敗しそうだなという違和感も感じるようになりますので、自然と玉が細くなります。引かされても小枚数であれば、いくらでもリカバーできますので、資金配分は建玉操作と同等以上に重要で、密接不可分ということも分かりました。
 なお、平時での投入額は1割程度で、買いだけでなく、信用空売りも同時に建てています。大きく上がるか下がるか分からないことがほとんどのためですが、一年に何度か、これは行けると感じるときがあり、そのときは大きく投入します。自分の出番に玉に厚みをつけられるようになってから、成績が安定したように感じます。
 では、今回はこの辺りで・・・

おじゃまします

あらなみさん、こんにちは。
このところベテランの方の投稿が続いているようですが
ご意見をお聞きしていると、どうにもわたしのアプローチと
似ている部分があるように思えてなりません。

考えの中に、両建てとかつなぎが入っているように思えますが、
もうひとつは、あっちこっちでご苦労された結果
基本に戻っておられる。そんな感じがいたしまして、
わたしとしては、まったく同感できるところです。

投資経験も、同じ程度で、わたしも40年ほどなるのですが、
最初の10年は、経験のうちに入らない程度の
買って放置状態でした。あれは体験の期間ではないでしょう。

自分でなんとかしようと思い始めてから30年程度で
これも、投稿されている方と同じようなプロセスでありますが、
どうやら「基本に戻る」ということは
共通認識のような気がします。

相場の様相は三つだけです。
上昇と下降と持ち合い(レンジ)ですね。

この三つの様相のすべてに有効な手段というか、
アプローチというものは、ないような気がします。

上げ相場なら買い本玉。いわゆるトレンドフォローでしょう。
下げ相場なら売り本玉。これもトレンドですね。

わたしが実行している逆張りは、トレンドが出て場合には
有効ではありません。レンジ相場だけに有効です。

よくいわれる「コツコツドカン!」という危険性があるわけですが
これを「コツコツコツコツ、パチン・・・・」程度に抑えることは
玉の操作次第で可能なわけで、
そこに技量の発揮もあるように思います。

つまり「こつこつ」を数多く重ねて、不利になったとき
トレンドフォローの方が儲ける機会が生じたとき、
「ドカン!」ではなく「パッチン!」程度で逃げておく。

これなら可能なわけで、前にも申し上げました
「草だけを食べていても、長い腸があるから消化可能な
草食動物的対応を心がける、ということと同じことでもあります。

失敗の多くが、相場様相の三つに共通する方程式
聖杯を求めて、焦点が定まらないことではないでしょうか。

トレンド発生を狙う順張りの方が正しいとか、
逆張りが有効だとか、どっちが正解ということはなく
「どの相場が自分の出番なのか」を、しっかりわかっていること。
それが大事ではないでしょうか。

そして、あっちこっち回り道をして、経験を積んで
多くのベテランの方が、「基本に戻る」という姿勢であることは
わたしにとっては、とても勇気がわくことです。

多くを知ること、あっちこっちに目が移ることより
絞り込むこと、専門をもってほかに目移りしないこと
基本どおりに、ある意味シンプルに実行することなどは、
一種の勇気がいることだと思います。

材料とか知識を集めるほうが、安心できるわけですが、
相場は知識で行うものではないと思います。

自分が、相場のどの局面で勝負すべきか。
これをわかっているかどうか・・・。
そこが大きいのだと思いますし
その「目利き」とか、「環境認識」とか
専門分野の確立、株式でいえば、自分に相性のいい銘柄を決めることなどが
とっても大事ではないかと思います。

最近投稿されているベテランの方々のご意見を伺っていると
自分と共通点が多いことで、「基本だなあ・・・」といことが
再確認できて、とても勇気がわいてきます。
そんなことを思いました。

No title

いつも勉強なります
はじめてコメントさせていただきます
聖杯はないのでしょうか?

リバモアの本を読むと、トレーダーの心理が変わらないので
いつの世も市場は変わらないと書いてあります
つまり同じような動きになるということです

ということは
投資手法は、あるということではないでしょうか?

あのBNF氏も、手法はシンプルでよい
それを繰り返せばいい
みたいなことを言ってたと思います

勝ち組の方も、優位性の手法を持ち
それを繰り返しているのだと思うのですが

私が負けたのは手法が優位性があるか
確認せずやった

つまり優位性がない手法を繰り返したと
いうことがわかりました

過去トレをみてみたら
恐ろしく勝率が悪いことが判明しました

優位性のある手法を繰り返す
これが勝利の道だと思うのですが
違うのですか?

ただ私的に、これが優位性があるかどうかの
判断は難しいところではあります


最近は投資を釣りのように考えています

待って待って待って待って
ここぞというときだけ出動する

その判断は難しく
またそうそう機会があるわけでもありません

当然100%はありませんから
損切りも必要です

負けの原因は、安易にはいりすぎた
手数が多すぎた
負けたら、お金が減るから
結局遠回りになる
ということを学んだのですが
間違っていますかね?

Re: No title

イシズさん、こんにちは。

ある程度損切りができるようになると、損小利小になって、大きく損はしないけれど、勝ちもしない、という段階に移行すると思います。

この段階で、トータルではちょっと勝ちか、ちょっと負けぐらい。
やっと勝てるようになった段階とも言えますね。

ここからのポイントは、ここだという時に、勝ち切る、ということができるかどうかだと思います。

これは結構難しいんですよ。

ただ、これができないと、なかなか利益は伸びませんね。

時間がかかると思いますので、そこまで粘りきれるかだと思います。

Re: どうなることやら

月夜さん、はじめまして。

長年の隠れ読者さんとのこと、ありがとうございます。

月夜さんのようなファンの方、数名はおられるのかな(笑)

相場歴40年ですか、、、私より長い。。。先輩ですね。


>売玉も買玉も持ちながら、上げげれば売り、下げれば買うの繰り返し。

こういうところが、玉操作を主とした売買をされておられる様子で、ベテラン魂を感じました。

ここへ行き着く方が結構多いのですね。

そういう意味では、私はまだまだ海面で暴れている段階なのかもしれませんね。

Re: 自分の出番

道々の輩さん、おはようございます。

道々の輩さんも、玉操作を主とされておられるのですね。
今回のコメントでは、何故かそういう玉操作を持ち業とされておられる方が集合されていて、私も考えるところが色々とあります。

なにか、もう一度原点に返って、林先生の本が読みたくなりました。

Re: おじゃまします

虚無僧さん、おはようございます。

玉操作の大御所さんが、他の方のコメントに押されて、ついに登場されましたね!!

今回は、何故か玉操作を主とした方の書き込みが続いて、私も思うところがあるんですね。


>どの相場が自分の出番なのか

環境を特定する、ということがキーになりますね。

やり方だけしか見えておらず、環境認識をおろそかにするから、上手く行かないという方が多いのだと思います。

環境認識といっても、何でもかんでもわかるべきであるとか、今はどういう局面かをいつもわかっていないといけない、というのが環境認識だと思っている人も多いのですが、そうではなく、特定の環境さえ理解できればいいわけなんですね。

他はわからなくてもよい。

というより、全部わかるわけもない(笑)

Re: No title

ポラリスさん、はじめまして。

記事に書いていることの反復になるので、簡潔に書きますね。

ゴルフをするのに、ゴルフクラブが不要だということは絶対にありません。

しかし、一方で、いくら世界中の高価なクラブを集めても、ゴルフは上手くなりません。

コレクターとプレイヤーは根本的に違います。

コレクションをいくら頑張っても、ゴルフは上達しないのです。

上手い・下手のある技術職というのはそういうものなのですね。

みんなここが見えておらず、ゴルフクラブコレクターになっているのです。

持ち技ということ

あらなみさん、こんにちは。お邪魔します。

林先生の著作は、いっぱいありますけれど
どこが大事なのか、判断力・読解力も、
読み手に求められるような気がします。

そうでないと、単純ナンピンだけが強調されているように
誤解されるのではないでしょうか。
内容のほんとうに大事な部分を読み飛ばしてしまう。そんな気もするのです。

わたしは、個人的にいくつか影響を受けたのですが、
そのひとつが「サヤ」という言葉。
だから、わたしは値動きを「サヤ」ととらえるようなところがあります。

他にもいくつか勉強になって成長の糧になった部分はあるのですが、
「持ち技」という言葉もそのひとつです。

林先生は、ひとそれぞれに「持ち技」があって、
それが武器になっている、というようなことを
繰り返し書いておられます。

最初、持ち技って、なんだろう。一般に言う聖杯に近いものなんだろうか、と、林先生の表現だけでは、
どうしても真意に達しないところがありました。
体験不足のためなんでしょうね。

そして、林先生と共通著作をされた板垣さんという方が
自分の持ち技のことを「細かい分割が持ち技」と表現しているんですね。

これを読んだとき「ああ、そういうのも持ち技になるのか・・・」と
とっても衝撃をうけたことがあります。
30年近い前のことだったと思います。

「細かい分割」が持ち技になる。。。。
それが持ち技で、武器になるなら、自分にもできそうだ。
そんなことを想ったのです。

他にも、言葉的に影響をうけたものはいくつかありますから、
順不同で並べてみると、
「相場は技術」「銘柄群の固定」「専門家は強い」「玉の操作」「本玉、試し玉」「サヤ」「細かい分割」「つなぎ」「両建て」。

言葉的には、こんな部分に、とっても影響されました。
他にもないことはないのですが、大きくはこんなところでしょうか。

影響されたというより、上記の言葉群が、わたしのアプローチの
大方を表現していると思うのです。

アプローチに迷う方がおられるとしたら、
どの言葉が自分にピンと響くのか。
そんなことを想いながら、
先人のいろいろな著作を勉強されたらいいと思います。

これは、べつに林先生に限ったことではありません。
いい影響を与えてくださる先人は、たくさんおられます。
謙虚な勉強の姿勢さえあるなら、どなたでも先に進めるのではないでしょうか。

得意な分野で得意な技を持つ。
とても単純ですが、的を射ていると思うわけです。

Re: 持ち技ということ

虚無僧さん、こんにちは。

>林先生の著作は、いっぱいありますけれど
>どこが大事なのか、判断力・読解力も、
>読み手に求められるような気がします。


間違いなく私もそう思います。
というより、事実として、大勢が「ただのナンピンお勧め本」としか読んではいませんね。

実は、私は昔、負けて負けてという知人に林先生関連の本を教えたのですが、その人は、何を勘違いしたのか、「単純ナンピン本」として読んでしまい、結局、爆死しました。

信用で買って、負けたら現引きして、また信用でナンピンする、という爆死まっしぐらの方法です。

私は本当に、林先生の本を勧めて後悔しましたね。
表面的にしか読めておらず、全く本の真意を汲み取れてはいないのです。

また、林先生批判も、的が外れていて、これも「単純ナンピンの勧め」としか読んでいない前提で話をされます。
オーソリティ的な人でさえそうでした。

何故、そうなるのか、というと、
ほとんどの人が「勝てる方法探し」をやっておられるので、それ以外は、何も目に入らないのですね。

だから、ナンピン是か非かという二者択一、という単純図式でしか相場が見れないんです。

そこには、マネーマネジメントも、環境認識もありません。単なるナンピンだけで議論しようとするのです。

基本的に、多くの方を見ていると、相場本の読み方は、やり方のところだけをきちんと読んで、他は飛ばし読みなのでしょう。

ただし、そういう誤解を生みやすい要素も確かに林本にはあって、その理由は、技術を強調したいがあまりに、そこへ誘導してしまっている、ということもあるかと思います。


先ほどのコメントでも、私のブログを読んで、私が「やり方など必要ない」といっているかのような誤解をさせてしまっていることと同じなんですね。

これもしっかり読んで貰えばわかることなんですが、なかなか読み切れない、ということはわかります。

無駄に長いブログなんで(笑)

増してや、こういう地下世界の議論など、なかなか入っては来れませんものね。



また、林先生本も、前期・中期・後期で、強調しているものが変わってきていて、後期は、FAIに傾倒されておられた関係から、FAI本となっている傾向があったと思います。

私は、「商品相場の技術」あたりが、新進気鋭の感じがしてとても好きなのですが、これは人それぞれでしょう。

この時には、技術的には、サヤをすごく強調されていました。

結局、相場本を読むスタンスとして、「手法だけしか見えない」から、単純ナンピン本におとしめる結果となるのだと思いますね。


私が一番影響を受けた言葉は、やはり、

上手下手

ですね。

相場は、上手下手のあるものであって、知ってる知らないではない

ってことです。

みんな、知ってる知らないで差別化しようとしますが、そうではないのだ、という正に衝撃の事実、ですね。

というか、普通に考えたら、当たり前のことなんですがね。

専業

こんばんは ハルトモです。

西野塾は大阪道場閉めてしまいましたね。なんか不動産契約の更新ができなかったとか聞きました。うるさいと苦情が来ていたとか。今までは別の場所を探してるらしいです。しばらくできませんね。東京まで来たらどうですか? 笑 おつきあいしますよ。

いろんな専業さんとお付き合いのあるあらあんみさんがデイトレーダーの三種の神器が独身、ニート、パラサイトというのを読んで、やはりそうなんだろうなあ、と思いました。

サラリーマンと一言で言ってもピンからキリですよね。相場の専業というと人口が少ないので一言で専業とかプロとかと括られるんでしょうけど、実際は同じくピンからキリまでいてそれでピンはその専業の中でもごくわずか。

芸人とかプロゴルファーも同じで本当に稼げるプロはごくわずかですからね。それも長年続けてとなるとほとんどいない。相場も同じだろうとすると本当に厳しい世界だと思います。

相場師で実生活のことに触れているブログは少ないと思いますが、あらなみさんは家族をお持ちで職業として成立なされているとのことで、ごくわずかなプロということでやはり言葉の重みというのを感じます。

別に相場のことでもなくていいですから、なんかもっと生活のこととか思うことかいろいろ書いてもらうと読者としては嬉しいです。

なんということはない雑談でした。ではまた




ありがとうございます

投稿されるみなさんにきちんとお返事をされるあらなみさんの姿に
頭の下がる思いです。

特別な才能がある人は別として
苦労の時期が多いのは相場に限ったとではなく
どの世界にもあることとあらなみさんの
お話であらためて気づかされます。

また、みなさんの書き込みも大変有意義で
興味深く読ませていただいております。

本当にありがとうございます。


私の妻は料理が大変上手なのですが
妻の台所での姿が売買の気づきになることが
よくあります。

妻はよくジュースを作ってくれます。
りんごをすりおろし、布で絞って作り
絞りかすは料理にも使っています。

そんなことをせずともジューサーを買うことをすすめたのですが、
場所をとるし、手入れも面倒だと言いいます。

絞りカスも調理に利用するのでしっかり絞りたい時と
ゆるく絞りたい時があり、ジューサーではそうはいかないと
申します。


おろし金と布でジュースを作るのですから
今の若い人達には不潔に見えるでしょうか(笑)

野菜や肉、魚などをミンチするときにも
包丁で手際よく作っております。

テレビショッピングでフードプロセッサーという
便利なものを見つけたので少しばかりの感謝の気持ちをこめて
妻にプレゼントをしようとすると
それより、良い包丁か、まな板を買ってくれと頼まれました。

結局、妻が以前からほしがっていた
ペティナイフとまな板をプレゼントしたのですが
大喜びでジャガイモの皮をむき、上機嫌です。


便利そうなな道具も料理上手の妻には
場所をとるだけのさほど必要ももない道具に思えるのでしょう。

もっと年をとれば必要かもしれないが
今は必要ないと言い切ります。

そんな妻の姿が私の売買にも
時々意味を持ちます。

ネットで売買するようになったころ
いろいろな売買法があることを知った私は
自分があまりに知らないことが多すぎることを知り
少々焦り、本を片っ端から読みました。


しかし、テクニカル的なことは
たくさん書かれてあるのに
資金の管理について書かれているのはほんの少しだけ。
まったく書かれていないものもたくさんあり
それが不思議でなりませんでした。

つまり、自分で考えろということなのか
考えなくてもよいということなのか・・・


考えなくてよいわけはないから
自分で考えることなのだろうが
本を読むことで、知識を得ることで
問題が解決すると思っていた私は
あてが外れてしまいました。

テクニカル的なことは最初は気になりましたが
ぴったりくる指標は後講釈でなんとでも書けます。

筆者がうそを書いているのではないけれど
その時期にその指標がぴったりと来ただけのことだということは
すぐにわかりました。

現在、私は月足を大事に考えております。

月足を見るとその時期の世の中が
どんなふうだったのか
人々が明るく暮らしていたのか
暗い気持ちで過ごしていたのか
喜びの声や悲しみのなげきが
聞こえてきそうです。


あらなみさんが言われる環境認識は
私にとっては月足なのだと思います。

いろいろな経過を経て、ここ15年以上
固定のゆっくりとした売買で現在はFX。

国は企業よりつぶれるリスクが少ない。
決済の期間が決められていない、
手数料が無料である、
下げれば国の面子をかけて戻そうとする理由があるであろう、など
恥ずかしながらその程度の理由です。


私が売買に使っているものは月足と支持線・抵抗線。

支持線、抵抗線は斜めの線は使わず
横にひいたものだけにしております。


この辺からは買いを多めにしていこう、
この辺からは売りを多めにしていこう、
ここは買いでも売りでも時間をかければ
どちらでもとれそうだ、などと月足を見ます。

あまり、見過ぎないことや、しょっちゅう見ないことも
私には大切で、見すぎるのは迷いのもとになります。
迷うと疲れるだけでなく決めたことへのゆらぎが出てきます。

逆張りで、分割になることが多いのですが
特にそれを意識しているわけでなく
結果的にそうなってしまいます。


上げれば買玉の決済、もっと上げれば新規の売り
下げれば売玉の決済、もっと下げれば新規の買い

基本はそのような感じです

売玉と買玉の両方をもっているので
割合も考えなければなりません。


売玉の決済にするか
新規の買玉にするかをその状況により決めるのですが
仕込みたいか、身軽になりたいかが決める判断材料となり、
その辺は非常に感覚的なものであります。


ドテンもしますが、ドテンは利を得ることを
目的とすることは少なく
引かされ玉の一時避難に使ったり
次の新規をたてやすいように使ったりしております。

こうして文字にするとたいそうなことのようですが、
けしてそうではないことを断言いたします。

時間とともに変化し、今のスタイルになっておりますが
これからもすこしづづ変化することと思います。

みなさんのお話も私に影響をくださっています。
自分の売買を文字にする場所を提供していただいたことを
心より感謝いたします。







Re: 専業

ハルトモさん、お久しぶりです!!

>西野塾

実は、ここしばらくサボっていて、先日友人から「西野塾なくなってる!!」って聞いて、もうびっくりどころの騒ぎじゃなくて。。。
どうなってるのか、ネット上を探しても忽然と消えたって感じで、何の情報もなく、私の健康の源なので、途方に暮れていました。
東京本部に電話しようかと思っていたところなので、事情教えてもらってほんと助かりました!!
ありがとうございます。
夜逃げしたのかと思いましたが、そういう事情なら、ちょっと安心です。
東京本部にお世話になるときには、お声かけしますね。よろしくお願いします!!


専業との付き合いといっても、そんなに手広くはありませんが、ほとんどの方は、専業トレーダーを友人・知人が回りにいないことからすれば、多いのかもしれません。


>芸人とかプロゴルファーも同じで本当に稼げるプロはごくわずか

そういうことですね。
プロゴルファーといっても、トーナメントだけで食って行けているのは極わずかと聞きます。
それと同じだと思いますね。

専業トレーダーといっても、エセ専業の方も実態としては多いのは事実でしょう。
みなさんが思う専業イメージとは、プロゴルファーで言えば、トーナメントプロだと思うのですが、それは頂点なんですね。


>もっと生活のこととか思うことかいろいろ書いてもらうと

食べるのが好きで、京都や博多など色々と行くのでそれを書きかけたこともあったのですが、そもそも読者目線ではそんなこと興味は無いだろうし、プチ自慢のような感じがして書くのをやめました。
職人魂という意味で啓発できたものは書いてもいいのですが。。。

他に生活のことで、読者の興味のあるようなネタを探してみますね。

Re: ありがとうございます

月夜さん、おはようございます。

よく「私は相場の才能が無いので・・」という相談を受けることがあります。

買えば下がる、売れば上がるの繰り返し、よくここまで下手なものだ、って感じなのです、と。

その時に私は言うんですよ。

「最初からスイスイ儲かるような人などほとんどいませんよ!!」

「あのイチローでも、どれほどの時間、努力と鍛錬を続けてあそこまで行ったのかを考えてみてください。」


って。

どんな世界でも同じだと思うのですね。

何の苦労も、努力もせずに、才能だけでのし上がれる、ってあるんだろうか、って。

「方法を知っただけで勝てる」なんて甘い話が転がってるんだろうかって。

もしそうなら、2000万人投資家全てがハッピーなはずなのに、実態はその真逆だっていう事実に気がつかないといけない、って思うのですよ。



>私の妻は料理が大変上手なので

>便利そうなな道具も料理上手の妻には
>場所をとるだけのさほど必要ももない道具に思えるのでしょう。


ここにも書いてもらっていますが、

上手か下手か


これが料理ですよね。

知ってるか知らないかじゃない。

そして、上手ければ道具に頼らない。

便利な道具も、上手な人にとっては、邪魔にさえなる、ってことです。

基本のしっかりとした道具(包丁とまな板)さえあればいい、ってことです。

いつも書くように、当然道具は必要なんです。

包丁も使わず、まな板も無く、それで調理せよ、と言われても無理なんです。

でも、包丁さえあれば、便利な道具無しでも、腕があれその方が楽ですらあるわけです。

書いてもらっていることを読んで、そういうことを考えていました。



いつも思うのですが、料理と相場はほんとに似てますね。

①素材の善し悪し(=目利き)

②料理人の腕(=上手下手)

③レシピ(=やり方)


当然レシピは必要なんですね。
でも、レシピだけではどうにもならない。

腐りかけの食材を使えば、どんなに腕があっても、レシピを知ってても、美味しい料理を作るのは難しいのは当たり前です。

また、一流シェフのレシピを知ったとて、素材も腕も無ければやはり美味しい料理は作れないんです。

一方で、料理人の腕がある、ってことは、実は、素材の目利きとレシピを包括してる、ってことなんですね。

腕のいい料理人が、素材の目利きもできず、レシピも知らないなど、あり得ないことなので。


これと同じことが相場にも言えるのですが、レシピさえ手に入れれば、と思っている人があまりにも多いんですね。

レシピは当然必要なんです。
でも、それ以外に時間をかけて手に入れないといけないものがある、ということが全く見えてないわけです。


いつもコメント書いてくださっている虚無僧さんは、徹底的に素材にこだわる職人さんなんです。
自分の目利きにかなった食材しか絶対に使わない。
そしてその目利きにかなった食材を上手に調理する。
目利きにかなった食材は、もう虚無僧さんの手の内にあるものなんです。
だから、どう調理すればいいのか、火加減はどうか、全部手の内にあるのですね。

いい食材を使って、上手に調理する

だから利益が出るわけです。
多くの人が目指しているレシピだけわかればという料理とは異次元のことなんです。
ここが全然見えていないと思いますね。

みんながやろうとしていることとは、

レシピだけ見て、腐った食材を未熟な腕でめちゃくちゃに調理する


ってことですからね。
そんなことしても、絶対に美味しい料理などできませんよ。



実は、レシピを知っている、など、

当たり前過ぎること

なのですね。

ただの常識であり、コモンセンスなんです。

下手な料理人でも、レシピぐらい誰でも知ってるんですよ。

しばらくその世界で修行すれば、誰だってレシピぐらい頭に入ります。

レシピを知ってることは、もう「入門前の基礎知識」のようなものなんです。

将棋の世界で言えば、コマの打ち方、とか、基本の戦略のようなものです。

その世界を志す者であれば、誰だって知っているコモンセンスなんです。

だから、そんなもので、勝てるなんて、ほとんどありません。

その

当たり前過ぎるレシピさえ知ったら勝てる

なんて考えて、レシピ探しばかりしているから、前に進まないんですね。

いつも書きますが、

レシピ探しの時間は、経験値に含まれません。

これは非常に大きいことなんです。



ということで、記事ぐらい長いコメントになってしまいました。

しかも、話はまた、いつもの方向へ行ってしまいました(笑)

引き際を理解するのが難しいですよね。

わかっているのは、視野を広げることと、機能するものを複数持つことはリスク防止になるということでしょう。

初心者は、テクニカルという視野が狭い引き際がわかりにくい手法に手を出して、必ず失敗します。
テクニカルが機能しないのななぜかを知るには、その銘柄の価格以外の情報を得るしかありません。

渋滞を予測するのに、今までの交通量を使うのは構わないが、皆もそれを利用するし、なぜ渋滞が起きたか、いつ終わるのかの判断をそれだけですることができない。
みなさんニュースを聞くでしょう。調べるでしょう。

相場も同じだと思います。
そうした経験がした上で視野が広ければ、対処をして順番待ちの前に行ける。

観光地やら何やらで、渋滞や混雑を避けて、あるいは対処して、常に先頭集団にいる人は、立派なトレーダーかもしれません笑。

No title

環境認識はとても大事ですよね。
どんな手法でも動かなければ効果が無いですし。
特に今年は変化が早いし急激だなあと感じてます。

GW後あたりから徐々に始まった閑散相場には参りました。
やることがない日が多くて。(自分の畑が狭いせいでもあり)
先月末あたりから新興や仕手系は復活の兆しを感じますが、早いところ全体的に盛況になってほしいものです。

No title

電通社員の過労自殺訴訟がニュースになっていますが、我々は時に周囲に流されて巻き込まれてどっぷり浸かりきって思考停止してしまって視野狭窄に陥ってしまうことがあるのですね。

あるいはこれも一例ですが、ユダヤ人に悪魔、怪物と恐れられていたアドルフ・アイヒマンという男が、実像はマニュアル人間、指示に従うことのみに汲々とするただの平凡な小役人であった、なんて内容をNHKスペシャルかなんかでやっていて強く印象に残ったりしたことありますが、こういったことも考えさせられます。

ひとつ立ち止まって見て、自分自身を俯瞰してみることはできなかったのだろうか? なんて私は思うのですね。

こういった事例を相場に当てはめて考えるのは不謹慎かもしれませんが、似たようなことは相場の世界にも言えようかと思うのですね。

滑落とか、環境変化に対応できない、欲にまみれてバカげた売買をやっている、などなど、そういった事柄も、思考停止して流されている、どっぷり巻き込まれている、というそういう側面も大きいと思うのですね。

自分のことは自分で見ることが出来ないですから、客観的にみればそりゃおかしいだろ?とか、えっ、なんでそんなことするの?、と思うようなことを自覚なしにやってしまったりすることがあるのですね。

まあ、相場のことはどうでもいいですが、若くて容姿にも知性にもめぐまれているのに、おバカな集団のおバカな論理に飲み込まれて台無しにしてしまって、どうにもやるせない気分です。流されて思考停止してしまう、ということについて我々も注意を払う必要があるのでしょうね。

Re: タイトルなし

猫さん、おはようございます。

>渋滞予測

この事例、とてもわかりやすいと思いました。

事実として、渋滞が起きている、起き始めている、解消されつつある、そういうことは、交通量を監視していればわかるわけです。

しかし、それだけで渋滞予測することは片手落ちなんですね。

ゴールデンウイークやお盆になる、そうなると、渋滞になるのはいつか、いつ頃が帰宅ラッシュになるか、そういうことが事前に予測できるわけです。

これは、交通量を測定するだけではわからないことですが、事前に概ねわかることもある。

テクニカルとファンダメンタルの関係と実ににているなあ、と感じますねえ。

Re: No title

タカノリさん、おはようございます。

環境認識は、素材なんですね。

料理で言えば、素材があって、調理がある。

まず素材ありき。

そういうことと同じだと思うんですね。

上にも下にも動かなくなった相場で、どんなに優れたトレンドフォローの戦略を使ったところで、絶対に勝てない、ってことです。

Re: No title

タカユキさん、おはようございます。

>思考停止してしまって視野狭窄に陥ってしまう


これはありますねえ。

ほんとに注意しないといけないことです。

死ぬこと以外かすり傷!!

ちょっと話題になったこともある名言です。

ほんとそうなのですね。

ところが、仕事で追い詰められてしまうと、それが全てになってしまう。ほんとに恐ろしいことです。

学校のいじめも同じで、比較することもできないほど大事な命を縮めるという行動を取りかねない。

それが思考停止による視野狭窄なんですね。


相場の対しても同じで、人間追い詰められると不可解な行動を起こしてしまう。

今取り返さないといけない。今どげんとせんといかん!!


そういう追い詰められた思いで爆走してしまう。

後で考えたら、何であんなことしたんだろう、って思うことをその時には本気で思っているわけです。

相場は、明日も明後日もある。この先永遠に続くものなのだから、今日、明日何とかしなければならない、ということは絶対にない。今日は悔しいけど、勇気ある撤退をする。

こういう冷静な判断ができるようになるまでは時間がかかるのですが、大事なことなのですね。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

あらなみの相場技術研究所

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