苦しい時期の過ごし方

2016/10/10 Mon

マインドフルネスって最近地味に話題になっていますが、ご存知ですか。

新瞑想法マインドフルネス

これは、ヨガなどの瞑想法から宗教色を除いたものなんです。

アメリカのグーグルなどハイテク企業でも会社として取り入れて成果を上げているということでした。

100%今を味わう生き方

私は、呼吸法をやっていたりするので、こういうことには興味があるわけですが、これは誰でもができる瞑想法で、心が乱れたり、ストレスを感じたりした時に非常に有効なことが科学的に証明されており、理屈っぽい人でも入りやすいのじゃないかと思います。

トレード時など、ストレスを感じて、迷走してしまった時に、瞑想すれば。。。(笑)

人が思っている以上に、ストレスによる悪影響は心理的、肉体的に非常に大きいんですね。
これは、トレード時においても非常に悪影響を及ぼします。

なので、そのまま放置していれば、体調が悪くなったり、心理的に不安定になったりということが起きますので、自分から積極的に自分の心に働きかける何かをしないと、心に雑草が生えたまま荒れ野のようになってしまうわけです。

トレード時に、自爆して負ける原因の多くは、心の乱れなわけですから、如何にして自分の心をコントロールするのか、というのは、非常に重要なわけなんです。

これは、普通の人が考えている以上にものすごく重要度は高いです。

そういうことなので、心に何も働きかけをしていない人と、心をコントロールする何かを心がけている人の差は結構大きいんです。

マインドフルネスは、その心への積極的な働きかけ、という意味で、非常に有効なんじゃないか、そう思いましたので、ご紹介しておきます。





さて、環境認識なんですが、テクニカル的には今年3月に見ていたことの延長線上になります。

相場観を持つのなら

ということで、とりあえずテクニカルから見る今の景色を載せておきます。

2016-08-216.jpg

TOPIXは、今年年初、どどど、っと下げて、そこから大勢的には保ち合いに入りました。

特にここ数ヶ月は酷い状態で、小さな保ち合いに終始しています。

トレーダーを殺すには、上げでも下げでもなく、動かなければそれでよい、ということなんですが、正にそんな感じですね。

3月と違って「ここが底だからと焦って買おうとしている人」はもういないと思いますが、大きな流れが転換するのは、そう簡単ではありませんね。


2016-08-217.jpg

一方で、ドル円なんですが、TOPIXに遅れて下げたわけですが、TOPIXが下げ止まった3月以降も下げ基調が続き、ついに6月には100円を割る事態となりました。
これは、まさかの展開となりました。
大勢のFXトレーダーが粘りに粘っていたのですが、さすがに100円割れでは、強制ロスカットも多かったように聞いています。
私の知人も例に漏れず、追証を何度か入れて粘りに粘った末に、100円で散りました。

この両者の値動きの違いは、年初、米国のFRBによる利上げ観測からドル円が粘り、リスクオフから株が下げたという展開だったものが、年央からは、利上げ観測の後退があったことにより、ドル円の売りが加速した一方で、TOPIXは、リスクオフが和らいだことに加えて日銀のETF買いが相当効いたということかもしれません。
特にここ数ヶ月は、下がれば日銀買いが入り、上がれば外人売りが出る、ということで、膠着感が一層強まってきています。

ということで、結果、TOPIXもドル円も方向性がなく、膠着感が強まっている、という現状です。



私の知る範囲では、ここ数ヶ月、好調だというトレーダーは少ないんじゃないかと思います。

動きが鈍く、出来高が細っているような現状では、無理しても、やられるだけ、ということが多く、ひたすらに、



のいち字で耐える展開が続くわけです。

ここで、無理して、自爆する、というのが一番愚かな選択なので、じっと我慢の日々を続ける、というのが、流れに乗ろうとするトレーダーならば正しい選択なんだろう、そう思うわけです。

トレーダーの選択肢としては、買う、売る、待つ、という3つの選択肢があるわけで、特に、待つということは重要なことなのですね。

こういう膠着状態が続けば続くほど、我慢ができなくて、自爆する人が相次ぐわけですが、この我慢大会を制することが勝ち残るためには、結構大きなことなのです。

もちろんそれぞれ得意不得意相場がありますが、膠着が得意だ、という人はほとんどいませんから、ここは待つことを優先するしかありません。

では、いつ終わるのか。

答えは永遠ではありません(笑)

大きなイベントしては、いよいよ来月の大統領選挙なのですが、そこへ向けてどうなるのか。

ただ、下がれば日銀買い、上がれば外人売り、の相場が続く限り、なかなかこの膠着から抜け出すのは難しそうな気配です。

日銀がいらんことさえしなければ、しっかりと下げてくれて、そこからのリバウンドも狙えるところなんですが、下手に買い支えが入ると、それすら消えてしまいます。

こういう膠着相場は過去にもあったわけですが、こういう時期が一番苦しい時期じゃないかと感じます。

もちろん個別ではいい動きをするものもあるわけですから、それを選別すればよい、ということかもしれませんが、そう簡単でもないんですね。

下手に動いているものに飛びつけば、それが罠になって一気に反転、というのがこういう時期には多いんです。

いい時期と同じことをしても、この時期勝てない、どうしてだろう、と思っている人も多いと思いますが、環境が違うんですよ。

環境が違えば、同じ値動きであっても、その後の確率や伸びが全く違ってきます。

やり方を主に考えている人は、ここが見えないので、次々に飛びついては爆死を繰り返す、ということをやってしまいがちなんですね。

何をやっても上手くいく時期というのがある一方で、何をやってもダメという時期があるわけです。



大間のマグロ漁師で名人の方が次のように言っておられました。

「マグロが釣れないっていっても、自分が悪いんじゃない。マグロ様が決めることだから、どうしようもない。」

これは、一見すると開き直りと取られるかもしれませんが、そうではなく、環境変化を受け止めるための心のあり方だと私は思っています。



相場で取れない、となると、どうしても焦ってくるわけです。

特に専業だと、生活に関わってくるので、心理的にも追い詰められてくるわけなんですね。

何とかして取ってやろう、毎日利益をなんとか出さないといけない、そういう思い込みがどうしてもあるわけです。

そうなると、どうしても

無理をして取ろうとする

ことになる。

やり方が間違ってるんじゃないか。腕が落ちたんじゃないか。そういう疑心暗鬼になってくるんです。

そして、自分は、実は取れない投資家になってしまったんじゃないか。

結果から見れば、全然なので、次第に焦燥感が募ってきても仕方がありません。

特に、やり方ありきで考えている人は間違いなく自分の方法に疑心暗鬼に成ります。

特に、カリスマブログなどで、取った取ったなどと書かれると、自分も取らなくてはと思っています。

本当は自分は自分なんですよね。でも人が取っているのを見ると焦ってしまう。

こうして、

やったこともないような方法を試してみたり、ごく一部で動いているものに、無理して飛びついてみたり、とにかく焦りから無理をするようになるんです。

そうして、無理をするから、自爆する、という悪循環が始まります。

取れないから、といって、腕が鈍ったわけでも、目利きがダメになったわけでもありません。

マグロが来なければ、どんなに腕のいい漁師でも、マグロを釣ることなどできないのだ

そういう名人の一見すると開き直りとも取れる心のあり方が必要な場面もあるわけです。

マグロのいない海で、いくら走り回ったとて、焦って必死になったとて、マグロは絶対に釣れない、ってことなんです。



専業が破綻する大きな原因は、焦りによる自滅がほとんどだと思います。

腕が鈍ったわけでもない、目利きに失敗したわけでもない、それでも取れない。

そういう時期は必ずあります。

そういうことがあるのだ、とわかっておくことは非常に重要なんです。

取れないのは、自分が悪いんじゃない。


取れないこともある、そういう割り切りというか、理解をしておくこと、開き直ること、それが大事だ、ってこともあるということなんですね。

自滅が原因なのだから、本当は防げる損失なんですよ。


とにかく、

こういう時期に無理をして自爆する、それが一番愚かな行為なわけです。

そもそも、相場で大負けするのは、やり方が間違ったんじゃなくて、自爆がほとんどなんです。


そして、トレーダーで最も差がつくのは、こういう取るのが難しい時期、なんですね。

苦しい時期をどう過ごすのかで大きな差が出ます。


ここの難しい時期をどうやり過ごせるのか、ドローを出さずに逃げ切れるか、これによるわけです。

のんびり瞑想でもしてればいい、ってことかもしれませんよ!!



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コメント

Secret

No title

>>手に動いているものに飛びつけば、それが罠になって一気に反転、というのがこういう時期には多いんです。

いい時期と同じことをしても、この時期勝てない、どうしてだろう、と思っている人も多いと思いますが、環境が違うんですよ。

環境が違えば、同じ値動きであっても、その後の確率や伸びが全く違ってきます。

・・・

そういうことなのですねえ。

膠着状態といっても、多少煽る程度の動きはしてきますけど、そうすると悉くスカされるのですねえ。

こういう時はチャート売買なんかは、無駄、というか、あまり当てにならないのですね、短い足は特にそうですね。

で、こういう状況に慣れきったころに、値頃を突き破ってくるような動きが来るという、2014年の前半あたりはそうでしたね。

とは言っても、値動きを見ている立場としてみれば見てるとフラストレーションが溜まるし、煽られるし、かと言って、開き直って放置してると気が抜けてしまって、気づけば動きだしてて出遅れてしまったりとか、なかなか難しいところです。

>>取れないのは、自分が悪いんじゃない。

ポイントはここでしょうね。

素材が良くないのだから仕方ないのですね。

なのに、いつでもどこでも取りたいという、そういう自己都合、まあ願望とも言えますが、これを全面に押し出すから宜しくないのですね。

我々は願望にまみれた売買を無意識的にやっているのですね。

Re: No title

タカユキさん、おはようございます。

経験値の差が如実に出てくるのが、環境変化の局面と悪環境時だと思いますね。

やり方メインの人(まあ多くの人がそうなのですが)は、やり方で勝てると思っているから、環境変化に関わらず同じように売買を続けてしまうことになって、結果的に環境変化に耐えられなくて、堕ちて行くわけです。

まあ、相当程度やられて、上手く行っていたときの利益をほとんど吐き出したあたりで、「このやり方じゃあだめだ。」と気がついて、また別のやり方を模索する、ということの繰り返しを続けることになるわけなんですね。

でも、やっぱり「やり方メイン」なので、このやり方、あのやり方、ということで、結局、「自分本位の売買」だということに気がつかずに自分のやり方を相場に押し付けるものだから、なかなかコンスタントに勝てない、ということになるわけです。
それでも、上手く行かないのは、やはり「やり方のせいだ」となるので、真の原因が見えないままに、同じことを繰り返すわけです。

そもそも、環境変化ということをあまり意識してはいない、ということがありますね。

素材を意識していないということです。

素材があって、調理がある、というこの順番が見えていない

そういうことですね。

おはようございます

あらなみさん、おはようございます。
去年挫折した英語の勉強を再開しました。Twitterで紹介してもらった動画が英語なので、何を言ってるのか殆どわからないのは残念だからです。

あらなみさま
いつもブログ拝見させていただいています
どんなやり方を研究するよりこのブログを熟読する方が圧倒的に近道なのではと思います。
1つ質問です、例えばテクニカルを使わずトレンドも見ないで板のみでトレードしたとします
その結果を後からトレンドに当てはめた時全くどの指標にも当てはまらなかったとしたら、それはやり方として通用するのでしょうか?
自分はやはりシンプルな指標を利用してますが、トレンドが強い時「ここから入るのは怖くて出来ないけどプロはここからあえて入るんじゃないか」と思うと
やはり順方向に進んだりします。
指標なんて関係なく心理や場の雰囲気でトレード出来たらとたまに思います。
指標を使うのは、極端な表現ですが心の弱さや安心感が欲しいだけなのかも
それが結果を後退させてるんじゃないかと思ったりします。
指標を全く使わない、どの指標にも当てはまらないやり方ってあらなみさまはどう思われますか?

Re: おはようございます

こんさん、こんにちは。

私も英語ダメですよ。話できる人、やっぱり憧れますよねえ。

Re: タイトルなし

負け犬さん、はじめまして。

ハンドルネームちょっと書くの抵抗ありました。
「名は体を表す」とも言うので、できれば変えられることをお勧めします。

>板のみでトレード

間違いなく「やり方」として通用します。
というのは、文面を読むと、そもそもテクニカル以外はやり方ではない、という誤解があるのだと思うのです。
例えば、ファンダメンタルだけを見て、チャートを見ないで売買する方法、というのも存在します。
相関性分析から売買する、ということもありますが、その場合チャートは見ません。
IPOなどを使ったイベントドリブンのような戦略もあります。
そういう売買も、全て立派な方法であり戦略なんです。
ヘッジファンドなどのトレード戦略においては、CTAなどを除けば、むしろテクニカル分析は少数派だと思います。

従って、

テクニカルによるパターン認識

こそがやり方だ、という考え方そのものが完全な誤解なんですね。

今でこそ、チャート全盛ですが、昔はチャートなど見ないで売買している人がほとんどでした。
チャートというのは、そもそも過去の足跡なので、将来どうなるかの道標ではないのですね。

それをあたかも、

過去の延長線上に将来を推測することこそが答えだ

となるから、高すぎるとか、安すぎるとかになるわけです。

今の株価が基準なのだから、そもそも、今高いとか安いとか、何と比較してそうなるのか、ってことなんですね。
過去と比較することが、それほど大事か、ってことなんです。

チャートは不要と言っているわけではありませんよ。
全部ではない、単なる過去との比較だ、ということを言っているわけです。



一方で、長く相場をやっていて、勝てるようになった人と、これからという人ととは、感覚が全く違います。

過去に頭に蓄積されたデータベースの量が全く違うのです。

これは、将棋の有段者と初心者の違いと言ってもいいでしょう。

なので、同じ「感覚」といっても、経験に裏付けされた感覚と、初心者のエイヤーとでは、まるで違うものとなります。

その場合、初心者は、有段者と同じ感覚は持てないのだから、何かに頼らないと仕方がない、ということもあります。

それが、過去の定石であったり、基本の戦略であったりするわけです。

自転車で言えば、最初は補助輪付きが必要ってことですね。

そういう意味で、色んな指標を使うことはあって当たり前だと思いますよ。


>指標なんて関係なく心理や場の雰囲気でトレード

こんなことは、有段者でも難しいと思いますので、少なくとも、最初は指標などに頼ってやったほうがマシになることは言えると思います。

ただ、

指標に頼る ということは、そもそもパターン認識の一部なのですが、

それがトレード戦略の全てだ、ということは完全に誤解ですので、そこは改めておくべきだと思います。

答えになっているでしょうか。

あらなみさま
ご指導ありがとうございます。
負け犬はやめておきます、笑

今年、日経先物で年初からトレンドにのりまくって90万が七月には2300万までいきました。
まぁ、笑ってください
現在は300万です。あっという間でした。
あらなみさまの言葉どうり環境変化についていけず、やり方にこだわってしまい
レンジ相場なのにトレンド期待してボコボコです
そんなときこのブログに出会いました
あらなみさまのご指導何度も読み返してまた明日から頑張ります。
もう10年ほど株やってるのにお恥ずかしい限りです。

Re: タイトルなし

タカさん、こんにちは。

いえいえ、一気に利益を伸ばせる爆発力は凄いと思いますよ!!

そういうアップダウンは、長年相場を続けていると、多くの人が経験するものです。

天下取りから、一夜乞食、の往復なんですが、そういう経験があるからこそ、
相場の怖さを知ることができるわけですね。

これも、経験がない時には、いくら言われてもわからないものなんです。

私の滑落の記事も、天国にいる気分の時に読んだら、「何書いてんだ!!」程度でスルーですよね。

何事も無駄なことはありません。
相場の怖さを知るための授業料なんですね。

ありがたいお言葉本当に感謝です
今、AI技術が騒がれています
チェスや将棋もAIがどんどん近づいてきてますが
相場もきっとこれからどんどん変化を繰り返していくんでしょうか
そんなものと自分は戦ってると思うと、どれ程努力が必要なんだろうか
きっと終わりはないまさに職人の世界
また、
将棋と同じくトレンドも無限にカタがあってコンピュータのほんのわずかな隙間をかいくぐっていく
なんかワクワクしてきました
まだ、ショボい駆け出しの見習いですが、株に対するこんな気持ちになれたのはあらなみさまのブログのおかげです
ありがとうございます<(_ _)>

No title

その昔、ある株式掲示板で、自己流の酒田新値の本数を持ってして相場の位置であったり、トレンドの賞味期限を推し量りながら分割売買するという、そういうやり方を熱心に説いていた方がいらっしゃいました。

過去10年かそれ以上の期間の日足ローソクチャートの主要な天底をめどに、新値本数を数えてデータをとり、それを一つの参考にして分割売買をするという、そういう感じのやり方です。

私はその方から多大な影響を受けはしましたが、当時は、新値本数の統計といっても、トレンドが20本続くのか30本続くのかもわからんし、どこを相場の区切りにしたらいいのかもはっきりしないようなこともありますし、何かふやふやして当てになるようなならないような、当時はそういう印象を持っておりましたね。

・・・今なら分ります。

それは、当たる当たらない、の予想の道具ではなく、欲の突っ張りを警戒するための一つの目安、であり、物差しであったのですね。

・・・

初心者時代を終えた後、私が非常に苦労して悪戦苦闘したのは、欲の突っ張りが抑えられない、と、いうことでした。

欲の突っ張り、というのは、客観的に見ればそういうことなのですが、そういう自覚症状は本人には全く無いのですね。トレンドに乗れたその高揚感をひたすらそのまま相場に押し付けているだけなのです。

ですが、ひたすら上げ続ける、下げ続ける相場というのは無いわけでして、年単位の強めのトレンドであっても、合間にチョイチョイふるい落としを挟んでくるわけです。

ですから、せっかくトレンドで稼いでも、すぐ吐き出す。その合間、合間で見事にすっ飛ばす。

何度コレを繰り返したことやら・・・

ひたすらトレンド売買を押し付けるのですから、一応最後までトレンドには付き合うことはできます。で、どうせ勝った金また全部つぎ込んじゃったりして、しかも連勝しちゃったりするから最大瞬間風速は結構いってしまうことがあるのですね。

が、それは文字通り、瞬間、なのです。笑

倍々ゲームをいつまでも止めないから、天井まで付き合えるし、まあ、倍々ゲームは危険なので、天井まで来るのもなんぼかの幸運が絡むのですが・・・笑
まあ、そうやって時に結構すごいことになることもあるのですね。

が、どこかで止めないと必然的に喰らうのです。指数関数的に増やしていたが、今度は指数関数的に減らす番です。

どこかで勝ち逃げを意識して止める、抑える、減らす、そういったことができなかったのですね。資産が増えたその高揚感をそのままひたすらいつまでも相場に押し付けてしまった、ただそれだけだったのです。

・・・

分っちゃいるけど、やってしまう。乗せられてしまう。

トレンドが続いているとベクトルがついてますから、ムードに飲まれてやってしまうし、何よりも厄介なことに、我々には、もっと、もっと、という欲があります。抑えられないのです。

だから、新値本数をもってして、ナンボかでも客観的なテクニカルの視点を持ち込んで、煽られない、警戒する、まあそういうことなのでしょう。

まあ、こうやって警戒しながら売買していると爆発力は減少します。

私も126円からのドル下げトレンドは一旦4月終わりでひと区切りかな?って思いましたが、区切りはBrexitでしたね。まあ、警戒してるので最後まで付き合えなくても仕方ないです。

爆発力といっても、ナイアガラとワンセットみたいなものですからね。神業的に一歩手前ですっぱり止める、これも難易度高そうです。笑

立花氏の本を初心者時代に読んで、なんでこの人はチョイチョイ休むんだろうって思ってましたが、そういうことのなのですね。

我々は儲けるために相場をやっているわけですが、いつまでも相場は儲けさせてくれるわけではありません。

もっと、もっと、俺にくれ~~~ ハァハァハァ

これをどこかで抑えないといけないわけなのです。

何を当たり前のことを言っておるのだと思われる方も居られるかもしれません。

が、我々は案外欲が突っ張っているものです。そのリアルタイムでは目を血走らせていたりするのですね。

相場とは自分の知らない自分の一面を

Re: タイトルなし

タカさん、おはようございます。

AIについては、投資に対するアプローチも色々言われてきつつありますね。

ただ、投資と他の事象との大きな違いは、投資家の認識が値動きそのものに影響を及ぼす、ということなんです。

自然科学においては、観察者がどう理解しようが、事象に影響を及ぼすことはありません。
例えば、引力の法則を観察者が理解しても、引力に影響することはありません。

しかし、投資は、観察者が値動きをどう受け止めるかで、値動きそのものが変わってしまうのですね。

さらりと書いたので、わかりにくかったかもしれません。

ここが相場の厄介な部分でもあるのですが、逆にそういう性質があるからこそ、なかなかシステムやAIが簡単に応用できないことにもなるわけなのですね。

Re: No title

タカユキさん、おはようございます。

テクニカル的な道具というのは、おっしゃるように、目安であり物差しなんですね。

職人の感覚で、このぐらい、という目安もありますが、きちんと物差しを当てて図る、ということができれば、客観性が確保できるわけです。

一方で、物差しなんだから、物差しで何もかもを判断することもできない、ということにもまた気がつかないといけないわけです。


感覚に頼るということは、時として、客観的ではなく、主観的に相場を見てしまうことになります。

例えば、儲かって調子に乗った時には、特に経験が浅いと、天下を取った気になって、売買すれば何でも儲かるように感じてしまうようになります。

結果として、環境変化で自爆するわけです。

しかし、その時に客観的な物差しを持っていれば、「ここはまだ買う場面ではない」ということが客観的に確認できるわけです。

この客観性こそが、テクニカルの役割だと思います。


>欲の突っ張りが抑えられない


そういうことですよね。

客観的な物差しがあれば、物差しが「もうこの辺まで来たら逃げるべき」となっているかどうか、大きな目安となります。

新値の数え方など、正にそういう役割を果たしているのだろう、と読んでいて思いました。

人間勝手なもので、上手く行きだすと、そのいい流れが永遠に続くと思ってしまうものなのです。

ところが、相場は、変化するものだから、そういう人の思いと裏腹に流れは一気に変わってしまいます。

その変わったことを人は認識するのが不得意ですから、まだこれまで通りの流れが続くものだと、そのまま暴走し、空中爆発する、という末路を辿ります。

明らかに流れが変わって、負けが続きだしても、それは一時的なものだ、と勝手に考えて、さらに流れに逆らうようなことを続けてしまうわけです。

そういった時に、客観的な物差しを持っていれば、そういう変化に気づくきっかけになるわけなんですね。


勝ち逃げというのは、かなり難しいものです。一方で、上手に負け逃げすることもまた難しい。それは、人の心がそうさせないようにできているからなのです。

このことに気がつくようになれば、もうかなりやられて経験を積んでいる、ってことなんですね。

難しいものです。

No title

あらなみさんはじめまして。
いい情報をありがとうございます。

相場の技術ってなにかなーってずっと考えてましたけど、
当て屋じゃなくて、こういった心の技術なんだなって最近つくづく思います。
不確実の世界に立ち向かっていく技術。これが相場の技術なんじゃないのかなって。
違っていたらすいません。

今度もコメントさせて頂くこともあるかもしれません。
見当違いなことだったらすいません。よろしくお願いします。

Re: No title

sanoelさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

>心の技術

ご自分で理解されるにあたってそういう表現でもいいのかと思いますが、人に伝える場合にはもう少し具体的な言い方が必要だと思います。

この記事で書いたことは、

環境認識と環境対応に対する考え方

なのですね。

「考え方」というのは、馴染みが無い人にとっては、わかりにくい表現かもしれませんが、そもそも「相場の対する考え方」をどう持っているか、ということは非常に重要なわけです。

多くの人は、「どこで買えば当たるのか、当たれば勝てる」という当て方に焦点を当てた考え方をしています。

いわゆる「当て屋的発想の考え方」を持っている、ということです。

そういう当て屋的発想ではダメなのだ、小手先の技術を追いかけるのではなく、考え方を根本から変えないと稼げるようになるのは難しいのだ、ということを書いているわけなんですね。

No title

ヘンな思い入れや価値観を持たず、事実をただ冷静に、フラットに見つめるのは案外難しいものなのですね。

相場の場合は、特に欲が絡んできますから尚更です。自分の思いたいよう、都合の良いようにものを見てしまいがちです。

だから、、、ここをキチンと分けて考えなければならないのですね。

それは事実か、それともこうであってほしいという願望か、ですね。

事実はどうなのか?

まずは、これを把握するのがスタート地点なのですね。

そして、その事実を受けて、私はどのようなアクションを取るのか?と、いうことですね。

そして、その事実、の材料の一つとして、テクニカルやチャートがあるのだろうと思います。

こうであって欲しいという願望を押し付けてみても、相場の事実と適合しないと空回りするばかりですからね。

・・・

先ほど言った酒田新値の本数に関しても、過去の統計に関しては、人はどのくらいで息切れするのか?の、データみたいなものなのですね。それに対して今の本数は事実ですね。

これを過去はこうだったからと、当てものの道具として全幅の信頼を置いて用いると上手くいきませんが、まあ、それは過去は過去、今は今ですからね。

飽くまで一つの目安、であり、それが全てではないですが、目安としては新値本数は割に有用です。過去は過去ですが、さりとて人の心理や大衆の行動はそう変わらんものですからね。

我々の大きな過ちは、相場が高い位置にある時、枚数を減らすべき時に、逆に欲が突っ張って増やしてしまうことにあるのですね。

そして、相場の変化に対して、今まで通用したやり方を、増えたポジションでもってして、執拗にストーカーするから爆死するのですね。

当たる当たらないもよろしいですが、ここで一つ大きなミスを犯してしまうから、全てを吹っ飛ばしてしまう羽目になるのですね。

こういったことに対して、一つの道標を示してくれるだけでも有用なのですね。

テクニカルやチャートなんて役に立たない、と極論に走るのも、それは、切実に当てるものが欲しいという裏返しのようにも思います。

こういう大きな失敗をしないことがどれだけ大きなことか、それはもう本当に言い尽くせないほど大事なことなのですね。

あらなみさま
先月より少額にて1000本ノックはじめました。
部活の練習の如く、1日30回目標にして
本番と練習に分けてトレードしてますがとにかく数をこなす為に一万回いや一生やるかもしれません。
損切りの練習、相場観の練習、勝ちを伸ばしていく練習、休むという練習、朝練などはその日1日の調子を図る目安にもなります。
また、1日のテーマを決めて練習したりもしています。
あらなみさまが実践を重視している意味がもっともっと分かりたいと思いました。
練習と言っても1回1回集中力を切らさないよう心がけています。
1日練習して勝ったら残念な気持ちにすらなります。だってお宝は負けトレードに隠れていますから。
今後も負けて負けて負けまくりたいと思います。

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

事実か思いか、これはかなり重要な話ですね。
いつもいい視点からのコメントありがとうございます。


事実と主観をはっきりと分けて考えられる人は意外と少ないように思います。

人と話をしていて、それは事実なのか、それとも自分の思いなのか、ここが曖昧なんですね。

というより、ハッキリと区別する訓練や意識をそもそもしていないことが原因なんでしょう。

何かの報告を受ける時でも、何かおかしいなあ、と思ってよく聞いてみると、報告ではなく、途中から自分の思いを言っていた、ってことが実によくあります。

どこからが事実で、どこからが思いなのか、もう区別がつかなくなってるんですね。

綺麗かどうか、正しいか正しくないか、実はそういったことは主観なんですね。


トレードにおいても、そういう欠点が如実に出るのだと思います。

事実か思いか。

上がって欲しいという思いが、上がるに勝手に変換されている、などトレーダーあるあるでしょう(笑)

過去の統計は、統計的事実ではあっても、必ずしも今に当てはまるわけではありませんね。

それをあたかも今に当てはめて事実のように思うから失敗するのです。



>我々の大きな過ちは、相場が高い位置にある時、枚数を減らすべき時に、逆に欲が突っ張って増やしてしまうことにあるのですね。

調子が良いと扇形ポジションになって、パンパンで下げを迎えるという爆死の王道です(笑)

トレーダーあるある、ですね。

最初は恐恐なんですが、トレンドが続いて儲かってくると段々と自信がついてきて、気がつけば当初の頃のポジションの数倍に膨れ上がってる。
そしてドカンを一発食らって退場。
大した下げでもないのに、ポジが扇形になっているから、膨れ上がった風船が弾けるように爆発するわけです。


ここ数日の下げなど、まだ序の口ですが、こういうところで大きなダメージを受けるというのは、相場観とか方法の問題ではなく、ポジショニングの問題だ、ってことなんですね。

Re: タイトルなし

タカさん、こんにちは。

実際にやらねばわからないことは多いんですよ。

特にトレードはそうなんです。

経験値 = 力


ですね。

「負けて負けて負けまくる」必要はありませんが、最初はどうしたってそうなります。

そう思えば、下手に欲をかいて大きくポジることありませんし、焦って失敗することもない、また、負けの連発で嫌になって敵前逃亡することもなくなります。

初心者にとって、一番ダメなパターンは、

①最初から儲かると思って始めるから、負けが続いたら簡単に諦める

②負けたら意味がないと思って、机上の学問に戻る


ことだと思っています。

しかし、最初から練習だと思って、負けを前提に考えていたら、こういう入り口前での挫折が防げるんですよ。

結構大きなことだと思いますね。

分野は違いますが通じるものがあるかと

動画は漫才理論ですが、相場に通じるものがあると思い
投稿させて頂きます。ご参考まで。
https://www.youtube.com/watch?v=5L4p20WTDzE

Re: 分野は違いますが通じるものがあるかと

ogiさん、こんにちは。

素晴らしい動画ご紹介頂きありがとうございます!!

ほんとに、分野は違えど、全く同じですね。

XとYというマトリックス的発想はとても参考になりました。

確かに、勝てないトレーダーは、Xも無ければYも無いんですよ。

人の真似をすれば自分も簡単にできると思っているし、変化もまるで考えていない。

この大切なXとYの両方をしっかりと理屈で説明されているところがほんとわかりやすいですね。
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プロフィール

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
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