ライブ感6

2013/04/14 Sun

だいぶ追いついた。。。

> こんにちは、以前のブログから拝見しています。
> 実弾で1000本ノックしないとわからないことは多いですよね。
> 私の一番多かったミス(今もたまに出ますが)、
> 直前のLCで冷静さを失ってしまい、取り返すために、
> 「エントリーポイントを無理やり探す」ことでした。
> 後で冷静に考えれば、入るはずのないポイントでエントリーし、連続LCというパターンです。
> 何処かの本で「報復トレード」なんて名づけられていましたが。
> 実弾で入らないとこういうのもわからないですよね。



これもトレード心理の一部ですが、非常に多いパターンです。
熱くなって、我を忘れてしまう。
ブチ切れてしまう。
そうなると、もうその人は、トレーダーではなく、ただの阿呆です。(生き残りのトレーダーより)

切れてないっす、切れてないっす

というのがキーワードになりますが、「後で冷静に考えて、やるべきでなかったことは、結果がどうであれやってはいけないトレードである」ことは間違いありませんね。

ここでは、結果がどうあれ、というところがポイントです。
結果論で相場を語ってはいけません。
それこそが、拝金主義です。

これも、結局、自己規律と我慢強さ、の問題になるでしょう。





>専業の苦しさについてのコメントについての書き込みがありました。



あまり個人的なことは内諸モードか、メールフォームの方がいいのかもしれません。

実は、専業かどうか、といのは、生活費のプレッシャーに大きな違いがあります。
私は、デイトレーダーの成功のカギの1つは、「独身、ニート、パラサイト」だと思っています。
これは、いずれのファクターもリスクが最小限だからです。
つまり、トレードで失敗しても、たちまち生活苦に陥る恐れがほとんどないわけです。
もともとニートなのですから、トレーダーになっても収入が落ちるリスクがありません。
しかも独身で家族の生活費がかかりません。
そして、親にパラサイトしていたら、収入ゼロでもやっていけます。
トレードで勝ったら小遣いが出る、という状態は理想です。
奥さんが働いており、生活費の心配ががない、という状態もとてもいい条件でしょう。
年齢的には問題がありますが、年金暮らしの人も条件としてはいいでしょう。
(ただ、生活費を確保できている、ということで、逆に安易に流れる傾向があるが。。。)

この条件下であれば、デイトレーダーとしての成功確率は、この逆の立場の人と比較して、格段に高いことははっきりしています。
プレッシャーから解放されると、負けるリスクを恐れることなく自由にトレードが可能ですし、生活費の重圧からトレードで無理をする、すなわち自分の都合での売買に手を出してしまうリスクも低いです。
つまり、生活費のプレッシャーから、拝金主義に陥って、敗北する、というパターンに陥る、ということです。

このように、腕はあっても、生活費の重圧で、トレードの手が狂ってしまって、退場するトレーダーは非常に多いです。
よほど大金を持って専業にならない限り、成績として年率で10%や20%では生活できません。

というより、そもそも、大金を持っているのなら、デイトレーダーなどにはならないでしょう(笑)

資金に対して30%以上、場合によっては100%の成績でやっと生活費がカバーできる、という人も多いと思うのです。
かなりのプレッシャーがその時点でかかります。
資金を残して行こうとすれば、さらにそれ以上の成績を残さないとダメなのです。

こういうことから考えると、株のデイトレを兼業する、というのは、無理ですのので、今は、FXを兼業で始めて、安定して利益が出るようなら、専業になる、という選択肢も可能な時代ですから、そこへ挑戦されることがいいのかもしれません。



さて、ご質問の件です。

私が、ブートキャンプを卒業したのは、2000年の8月です。
過去のブログを読んでもらればわかりますが、ブートキャンプ以前までは、負け犬でしたから、専業のはずがありません。
そして、ブートキャンプ以降は、数日~2週間程度のスイングトレードでしたが、年間で負けることはなくなりました。
私が専業に移行したのは、それから数年後です。
何故専業になったのか、というと、20代のころから、元々投資家というものを目指してずっと努力を続けていたことが一番です。
そのきっかけとして、スイングで利益を出せるようになったことと、デイトレードに移行したかったから、ということ、そして、何よりも自由な時間が欲しかったということです。
しかし、私には、「家族、しっかりとした仕事、独立生計」という高いハードルがありましたので、それでもキャンプ卒業からしばらくの時間がかかりました。

この決断には、時代の環境変化という要素も非常に大きく影響していました。
株式手数料の自由化が1999年10月からでした。
キャンプ卒業とほぼ同時でした。
それから、株の短期売買が可能になったので、それ以前には、そもそもデイトレードしたくてもできなかったのです。
また、1999年当初はそうは言っても手数料はまだまだ高く、システムも整ってはおらずで、デイトレードが簡単にできるという環境ではありませんでした。
しかし、徐々に競争が激しくなり、数年後にはデイトレ環境が整ってきました。
また、ネット環境も高速通信が整ってきた、ということも非常に重要なファクターでした。
今では当たり前ですが、インターネットというのも、そう古くはないのです。
当時は、FXはまだ黎明期だったので、夜にデイトレということはできない時代でしたので、デイトレとなると、専業でしか対応できない、という理由もありました。
とにかくやっとデイトレ環境も整いました。ここがチャンスの時でした。

とは言え、デイトレというのは、慣れない世界。
最初は戸惑いながらでしたから、リスク管理はしっかりできていたので負けはしないものの、なかなか勝ち切れない状態が続きました。
月間では負けていないといっても、生活費の一部をカバーするのがやっと、という月も多く、苦しい状況がしばらく続きました。

そもそも、私が専業でデイトレードに移るにあたって考えていたことは、

始めてから3年経って、それでもダメだったら兼業に戻るか、スイングをやるか改めて考えるが、3年間はとにかく踏ん張る


ということでした。
トレードの厳しい世界を知っているので、スイングで勝てるようになったからといって、別のことを初めて、半年やそこらでモノになる、などといった甘い考えはそもそもありませんでした。

これは商売とて同じでしょう。
料理の修行をして、腕が一人前になって独立する。しかし、独立して店を持ったとしても、最初の半年、1年は常連もいなくて、赤字なのが普通でしょう。
何とか商売が軌道に乗るのはやはり2~3年はかかるのではないでしょうか。
そういう計算がなければ、そもそも甘いと言われても仕方がないと思うのです。

慣れているスイングに戻ることも少しは考えましたが、短期に慣れると、その時間軸を伸ばすのは難しいものです。
そして何よりも、デイトレの収益の安定性と、精神的安定感(夜持越しが無いので)の魅力は大きいものでした。
イマイチながら、可能性は感じていました。
とは言え、四苦八苦の時代は数年続きます。
何故なかなか稼ぎ切れないのか、ということで、大いに悩みました。
ブログを始めたのもそういう時期でした。
当時のブログを読んでもそういう悩みを書いていることもありました。

ただ、当時どうしてもわからなかったことで、今でははっきりわかることがあります。

それは、

経験年数、時間薬、経験値の偉大さ

です。

石の上にも3年、ということはよく言ったもので、年月を経ないとどうしても見えてはこないものがある、ということなんです。
本気で取り組んだとしても、時間を経ねば決して見えない世界があるのです。
これは、①対象に対する専門知識、②心理的ないくつもの壁の克服、という両面となります。
そもそもスイングとデイトレとは、やはり違います。
スイングとイントラの値動きを取ることとは別の世界で、スイングの経験ももちろん参考にはなりましたが、やはり一からスタートでした。
デイトレという世界の知識があまりにも不足していたのです。
今では当たり前とわかっていることが、当時はまるでわかってはいませんでした。
こういう対象物に対する専門知識の欠如は致命的ですし、そういった専門知識は一朝一夕で身につくものではありません。
(ここで言う専門知識とは、イントラの値動きの特性など、全般のことを言う)

スイングとデイトレとは、車でいつもは通り過ぎているところを実際に歩いたらわからない、ということのようなものです。
そもそも、自分の家の周りを歩いた時と、知らない場所を歩く違い、と言うことがあります。
日本の中を歩くのか、海外の街を歩くのか、の違い、と言えばいいでしょうか。
フランス上空を飛行機で飛んだからといって、パリの街の隅々はわからないのです。
しばらく住んでいれば当たり前のことでも、知らない土地のことはやはり時間がかからなければわかりません。

土地勘なるものは、簡単には身につきません。

土地勘がないために、不必要なリスクを背負ったり、知っていれば防げるようなケアレスミスを連発するのです。

そういうロスを1つ1つなくしていくプロセスが上達というものではないでしょうか。

「ビブリア古書堂の事件手帖」を見られた方がいればわかると思いますが、①対象物に対する高度な専門知識、②洞察力、の両面が揃ってこそ、栞子の推理もまた成立するのです。
トレードとて、まったく同じです。
洞察力があっても、専門知識がなければ、使いようがありません。


そういう専門知識とともに、デイトレ特有のトレード心理面の克服も大変でした。

そして、さらに専業のプレッシャーを克服する、ということもありました。
専業でなければ、負けても給料が別に入りますが、専業だと、負けは死を意味します。
この違いは、余りにも大きいものです。
3年は踏ん張る、とは決めていたものの、想像以上の重圧でした。
兼業時代は、負けても気にもなりませんでしたが、専業になってからは、その何十倍もの重圧がかかります。
ある程度覚悟はしていましたが、お金に追われるプレッシャーをこんなに感じたのは、生まれて初めての経験でした。
生活費は確実に出ていく一方で、トレードの稼ぎは不安定。
胃が痛くなりました。
ただ、こういうことも私の場合、時間が克服してくれました。
時間薬とは、大したものです。

こういう経験をしていますので、私より遅れて始めた人もいますが、その人には見えていないもので、私が見えていることは、時間差による経験値の違いから来るものがほとんどだとわかるのです。
そして、恐らくその人が今悩んでいることは、数年も経過すれば、見えるようになることでしょう。
2年目ぐらいに一山やってくるのが普通なのだと思います。
このまま苦しい生活を続けていて、どうなるのか、という将来への不安がよぎるころです。

そして、その山を克服できずに、去っていくトレーダーの方が多いことでしょう。

そういうことを簡単にクリアできる人は才能のある人ですが、そういう人はほとんどいません。

私は、至って才能の無いタイプですので、いきなりすごい利益を叩き出す、などできようはずもありません。

とにかくコツコツコツコツと続けて行くうちに、気が付いたら、という経験しか積んではいないのです。
そういう経験を積むことで、昔は1ヶ月かかっていたものが、1日で取れたりするように、「気が付いたら」なっているのです。
やっていることは、最初から同じようなことなのに、気がついたら、結果だけが変化しているのです。

その間に、野川氏にアドバイスを何度も受けましたが、実はそれによってそんなに大きな変化はありませんでした。
言われていることは、今考えれば全て正しいことばかりなのですが、当時の自分の経験値が足りずに、受け入れる素地がなかったのです。
これは、ドラクエで経験値を上げないと次のステージに上がれないのと全く同じです。

こういう自分の経験を踏まえて周りを見ると、やはり同じように「真剣に相場に向き合ってから2~3年でやっと芽が出る」というケースが余りにも多いことに気がつきます。

ただ、それ以上に目にするのが、2~3年も経たずに枯れてしまう、というケースなのですが・・・これは、そもそもの覚悟が足りない、つまり、相場を甘く見ていた、自分ならすぐにでも儲かる、という根拠なき自信の裏返しでもあると思います。

デイトレードを本気で初めて、1年目、2年目でガンガン利益を出せている、という人を私はこれまで見たことがありません。


とにかく、こういう私の経験は、特別な才能があって、いきなりトレードで勝ちまくっている人のものよりも、普通の人にとってはよほど参考になるものではないか、と思うのです。




> あらなみさんこんばんは
> 自分も頻繁に「自分だけはトムソンガゼルじゃない症候群」になりかけるますが、あらなみさんの記事のおかげで毎度鏡を見つけることができるので、自分の姿を確認でき、なんとか相場を続けられています。



相場で一番の問題は、驕りだと思っています。
驕り病による症状はあらゆる点で、心を蝕んで、最終的には損失という形でその病魔を突きつけられる結果となるのです。

私は、人の本性とは、そもそもトムソンガゼルなのだから、それを如何にして克服するのか、ということを常に努力し続けなければ、生き残ってはいけない、そう思っています。
ちょっとでも油断したら最後、本性むき出しで、ライオンに食われるだけです。




> 押しつ戻りつ混雑しているけど、そのうち”絵”の描ける点が現出することに気づき。。。ローソクパークでは
> おくあん先生のおっしゃっていた結局アートとはもしや

> 。。。で、極めて曖昧な”絵心”で売買しております
> しかしながら180度利益背反で成立している世界だからなのか、半分に来たとか半分からとか、ボラティリティにおいてはシンメトリーが隠されているおもしろい絵でありますね(笑)



芸術的表現でわかりにくいところですが・・・
半値戻し、半値押し、そして、N型などの反転相似形などを表現されていると伺いました。
これは、アダムセオリーという概念でもあります。
色んな相場認識がぶつかり合う世界ですので、その中で、ご自分の見つけ出した相場の見方でそれぞれがトレードするものだ、と思います。
絵は絵として、そうなったときにどうするのか、そうならなかったらどうするのか、ということをあわせて、如何に実践に結び付けられるか、ということになるのでしょう。




> あらなみさん、こんばんは。
> 一本釣り狙い。
> これが連敗以降のテーマになってます。
> 自分の狙っているモノだけをしっかり狙うことを心がけています。
> それ以外は捨てるという考え方も徐々に身に付いてきました。

> 何を狙うのかによって順張り・逆張りと使い分けしています。
> 以前の1000本ノックはひたすら順張り、それもブレイク狙いやブレイク後の動きだけでしたが、FXだと臨機応変な対応が必要だと感じひたすら練習してます。
> 銘柄・時間帯が絞られるわけですから、相場に合わせた対応が必要です。
> まだ兼業ではないので、午前中の利益はボーナスという認識でやってます。
>
> 今までは単純にパターンを繰り返すだけでしたが、FXをやることでトレードプランの重要性を実感しました。
> 最初に自分なりの値動きのイメージがないと、順張り・逆張りのどちらでトレードするかも決まりません。
> 今やっていることは新しい土台を再度作っている途中だと思います。
>
> トータルで負けることはなくなり勝ってますが、生活費を上回る結果を継続的に残せません。
> 不安定な結果なので、どこかで調子を崩すと生活費のプレッシャーに負けてしまいますね。
> このままだと資金を飛ばす可能性もあるので、とりあえず兼業に戻ります。
> これもリスク管理の一部と自分では思ってます。
>
> もっと安定して結果が残せるようにひたすら練習します。
> とりあえず負けない様になっていますので3年前に比べたら大きな進歩です。




私の認識では、株とFXとでは、かなり違います。
もちろんチャートのパターン認識などは同じなのかもしれませんが、それ以外のことがまるで違うのです。
チャートは確かに似ているのかもしれませんが、対象物の特性や特有の取引慣行、情報、などなど違いはすごく多いです。

そもそも、スプレッドの位置づけがまるで違います。
FXでは、投資家はスプレッドを取られるばかりなのですが、株では、自分がスプレッドを取る側に回ることもできます。
成行注文を利用して、1買い2やり、でスプレッド抜きをすることも可能なんです。
FXでは、常に抜かれる側にしかなりません。
この差は結構大きいと思います。
この種のトレードは、アルゴとの戦いとなるので、昔ほど楽ではありませんが、しかし、アルゴとて所詮は機械のこと。
値動きの特性を理解すれば、単純な特性があることがわかります。

私は、個別株専門に近いですが、その理由はこういったチャートのパターン認識以外のことにあるからです。
前に石の上にも3年、ということを書きましたが、それは「専門性を持つ」ということの裏返しでもあります。
ある程度、専門を絞って、これを極めるのだ、という形にしないと、あれもこれも手を出しているが、結局何も身につかない、といことにもなりかねません。
やはり、スペシャリストには負けます。
株といっても、多彩な銘柄があるので、それぞれの銘柄や分野でのスペシャリストもいます。
そういった、スペシャリストの豊富な経験と知識は、一朝一夕でできるものではなく、彼らがそういう経験値の上で勝負してくるのですから、一見さん(いちげんさん)など、ひとたまりもありません。

ただ、株のデイトレとなると、どうしても専業問題があるので、最も敷居が高いと思います。
資金力も今年からは信用取引規制の緩和で楽になったとは言え、やはりそれなりに必用になりますし、時間的制限も厳しいです。
しかし、それ以上に魅力も大きいのです。それは、パターン認識以外の部分に関してです。

さて、そうは言っても、兼業を一旦はなされるのですから、選択肢としては、株のスイング、もしくは、夜間にFX、のどちらかしかありません。
デイトレを優先するならFX、株の特性を優先するなら株のスイング、ということになるでしょう。

これまで、そう株の特性を利用したようなデイトレではなかった、ということであれば、FXという選択肢も大いにあることだと思います。

このように考えると、FXに移ってすぐに勝てている、というのはすごいことだと思います。


FXが合っておられるのか、そもそも、株という特性にこだわらないようなチャートのパターン認識的なやり方だったのか、とお見受けします。

全く答えになっていなくてすみません。
ただ、専業の強いプレッシャーというのは、家族持ちであれば、誰しも経験していることです。
専業を始めて最初は特に安定して稼げる自信もありませんから、不安もとても大きいものです。
そもそも、株のデイトレなど、仕事を持っている立場なら、やったことがないのが普通でしょう。
初めてやるのですから、そりゃ大変ですよ。
いつ安定できるようになるのか、どうなれば生活費の重圧から解放されるようになるのか、などなど、勝てるというレベルではなく、常に勝たねばいけない、しかも、ハードルも最初から一定水準以上が決められている、という状態でスタートせねばなりません。
そして、月初は、常にマイナス何十万円(月々の生活費)からのスタートとなります。
それをクリアして、やっとプラマイゼロなんです。
ただ、専業で残っている人は、これをクリアした人でもある、ということです。
しかも、多くの人が何年もかかってそれを克服しているのだ、といことを理解しておいてください。
いきなり最初からなど、特殊な才能の持ち主でない限り、一人もいません。
自分だけは特別とは思わないことでしょう。
これもリスク管理です。




> トレード中ですが、ちょっと休憩しにきました。
> 昨日記事を読ませて頂きました。大作?ですね。
> さて、夢の国の楽しいお話ですが水面下では熱い戦いが繰り広げれれているということがわかりました。さながら優雅な白鳥の必死な水かきなんですね。
>
> 身の引き締まる思いがしました、この記事読んで。「お前はもう死んでいる」の状態にしておかなければ生き残れない、弱肉強食の世界。楽しいディズニーランドのお話で背筋が凍るとは思いませんでした。
>
> また、「エッジ」「再帰性」についてもっと掘り下げて考えなくてはいけないと思いました。



私自身としては、書きすぎた、と思いました(笑)
過去のどの記事よりも、優位性とは何か、エッジとはどういう性質を持っているものなのか、何故エッジが存在するのか、などなど、示唆できるものはやり切った感があります。
直接的なものよりも、このように例示的なものの方が本質を理解するには最適なことが多いと私は思っています。
直接的に書くと、どうしても別の先入観が邪魔をして、いらんことを考えるからです。
しかし、こうやって間接的に書くと、いらん先入観なしに読めるので、より本質がしっかりと理解できると思うのです。
また、こうやって別のものから、トレードの本質のヒントを得る、という機会も結構私には多いです。
「これは相場も同じだ」ということです。
相場を「パターン認識」としか理解していない人にとっては、どうでもいいことだと思いますが、私はそうではありませんから、こちらの方が100倍重要なのです。




> 怒涛の一週間でした。相場ですからおそらく悲喜こもごもだっただろうと思います。あらなみさんのブログに出入りしている人には良い一週間であってほしいと願っておりました。
>
> 今週は以下のテーマをもってトレードに望みました。あらなみの里を読みながら考えたことでもあります。
> 1、よく勝ち、よく負けること。一つのトレードの勝ちにこだわらず、あっさりと負け淡々とサイコロを振り続けること。
> 2、前のトレードの余韻を引きずらない事。利益が出た後に雑にならないこと。損失の後に消極的にならないこと。
> 3、チャートを極力客観的に見ること。まずエントリーありきでチャートを見ないこと。
>
> 1と2については70点、3は40点と自己採点しました。
> 3はこの記事も意識して、大衆の動きを読みながら真空地帯を探すというか、ガラガラの割安アトラクションを探して動いてみました。ただ読みに拘り過ぎて自分の動きが早すぎました。もっとこう、なんというか、冷たくチャートをみなければ大衆の動きは見えません。「大衆はこう動くはず」という自分の考えに注文が引き寄せられてしまったと反省します。
> 早すぎる動きは修正して入り直し、利益につなげることはできましたがこれは、1と2のテーマを意識していたおかげかと思います。
>
> 収穫(≠収益)のあった一週間でした。
> しかし1,000本ノックでは足りない時代になったのではないですか?
> 1,000などあっという間に終わってしまいそうで地獄感が足りません。ま、まさか万本ノックですか?し、しぬ~~。



実は、リーマン前までは、本来人気があるべきなのに空いている、というアトラクションが多数存在していました。
楽な時代でした。
しかし、今では、そんな隙はほとんど埋まっています。
ですから、今空いているアトラクションのほとんどは、そもそも人気がないものばかりになっています。

というのは、リーマン前までは、個人であれヘッジファンドであれ下手な投資家が多数参加していたために、下手な売買を仕掛けることが多かったのです。
リーマンショックによって、そういうへたっぴーの多くが淘汰され、残ったのは、腕利きの肉食動物の共喰い状態、となったのです。
こうして、リーマン以降相場が一気に難しくなりました。
ちょとしたエッジにも一気に資金が流れ込み、あっという間にそういう隙間が埋まってしまいます。
誰も下手な売買を仕掛けないので、儲ける隙間がどんどん狭まっていったのです。
マンモスが絶滅した氷河期が訪れました。
こういう流れの中で、猛獣の中でも弱い猛獣は死んでいくしかありませんでした。

こういう変化を、

マーケットは最適化された

と言います。

私は、リーマン前にはそこそこの肉食動物まで来れていましたので、助かりました。
トレードを始めたのがリーマン前後なら、残れていない確率がかなり高いと思います。
それほど劇的にマーケットは変化しました。
それまでは勝てていたようなやり方が全てダメになってしまいました。
リーマンショックで大勢のトレーダーが淘汰され、そして、その後に訪れた氷河期によって、残ったトレーダーの多くも飢え死にしたのです。
この時期に個人専業トレーダーは激減したことは間違いありません。
個人の株関連のブログも次々に閉鎖された時期です。


ただ、本来から言うと、そもそもマーケットで儲けられる隙など、残っていてはおかしいのです。
もし、残っているなら、それは最適化されてはいない、状態と言えるでしょう。
マーケットを知り尽くした多くの猛獣はその最適化されていない隙間を狙って攻撃を仕掛けます。
本来あるべきものからの裁定チャンスを常に狙っているのです。
ですから、もし多くの猛獣が同じ隙間を狙うようになったら、その時点でマーケットは最適化され、確率五分五分の勝負となるだけなのです。

ただ、今年になって新たな動きが出てきました。
アベノミックスによるへたっぴーの襲来です。
一部の肉食動物が飢餓の時代を何とか生き延びました。
そうして、やっと到来したのです・・・トムソンガゼルの大群がです。
飢餓の時代を生き抜いた肉食動物の多くは、今年前半数か月だけで1年分の食糧にありつけたことだろうと思います。
信用取引規制の撤廃ということで、いくら食べても拡大する胃袋さえ与えられました。
肉食動物にとっては、正に二重のプレゼントだったのです。
今年後半はどうなるかわかりませんが、後半戦はもう損さえしなければよい、という状況の人も多いことでしょう。

また、5年間もの飢えと苦しみの飢餓状態を乗り越えられた人なら、数か月儲かったぐらいで、それがトムソンガゼルの大群が来たおかげであって、自分の実力のせいじゃない、ということなど百も承知でしょうから、奢ることもなく、この先も吐き出すことなく、逃げ切れるのではないでしょうか。


1000本では足りない、というご指摘はその通りだと思います。
1000本というのは象徴的な言葉であって、実際には5000本、1万本という数が必要なのかもしれません。
ただ、真剣に相場に取り組めば、本数というより、3年という年月が1つの目処となる、というのは、私の経験上から、繰り返し書いていることです。
本数よりも、年月が優先される、と言った方がいいのかもしれません。


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コメント

Secret

ありがとうございます。

あらなみさん、こんにちは。

今回の記事は物凄い量ですね。
これを書くだけでも相当な時間がかかったと思います。
本当にありがとうございます。

多くのアドバイスがあり、自分の甘さも再確認できました。
そもそも1000本ノックでトータルで負けなくなったからと安易に専業になったのが間違いでしたね。
「1000本ノックをやったからこれから勝てる」と思い込んでいたのでしょう。
専業のお金のプレッシャーがここまで凄いとは思ってもみませんでした。
ある程度まとまった資金もあり、数年収入が0でもなんとかなるなと当初考えていましたが、これも間違いでした。

数年は凌げても、その後危機が発生すればどうにもならないという新たな不安が発生し、早い段階で資金を今以上に増やさないといけないといった、今まで考えたこともなかったことが頭の中に浮かびました。
とにかく兼業で練習していた時には気付かなかったことが専業になって初めて気付いたということが多々ありました。

今回兼業に戻るとはいえ、生活費すべてをカバーできるわけではないので、まだまだプレッシャーはありますが、まずはここを乗り越えないと専業にはなれませんのでしっかり踏ん張ります。

今回の記事を読んで、改めて時間の経過の凄さを認識しました。
何事も効率的に行動することが当たり前になりつつある時代ですが、効率よりも時間の経過の中で成長していくことが自分自身にとって大切であることに気付きました。

とにかく諦めずに継続していきます。

Re: ありがとうございます。

歳三さん

トータル負けない、というのがどの程度の期間なのか、とか、いろいろとあるので、それぞれになりますが、甘く考えていると厳しい局面を迎えるのかもしれません。

私の経験上では、少なくとも年単位の時間がかかっているケースばかりです。

仕事をやめれば、それで一応専業ですが、続けていくことは結構しんどいことだと思います。

簡単ではありませんが、さりとて無理なことでもない、そう思います。
ただ、時間がかかります。

No title

あらなみさん ありがとうございました

ボラティリティから位置を見ていて同じルールがなく、その時々で左側の適用範囲を変えているじぶんを振り返っても、売買はやっぱり人それぞれで形成しないと使えない気がいたしました

Re: No title

sohdenさん

常に芸術的表現をされるのですね。
どんな局面でも使えるようなものはなかなか無いと思います。
特に株の場合、局面局面で値動きがまるで違うので、そもそも同じように取り扱うことが無理だと思いますね。

No title

なんでですかね。
野川軍曹のブートキャンプを卒業後のあらなみさんのお話を読ませて頂いて、なんだか鼻の先がツーンとしてくるんです。

あぁ、私の歩いている道の遥か先を歩いておられるあらなみさんも、そんな苦悩の時代があったのか。私もこの道を一歩一歩?いや行きつ戻りつしながら歩いていこうと、思います。時間薬の効用を信じて(真顔)。そして「失敗から学ぶ」ことに自信を持ちたいと思います。ボロ負けスタートであることを恥じずに良いスタートであったと笑えるように。

それはそうと、めったに買わない株関係の本を買いました。(あらなみのトレード水先案内人を参考にさせていただいております)
先日コメントしたことを勉強しなきゃと。自分のエッジとはなんだろう、と日々考えています。この上げ相場でもできるだけショートで取るように心がけてなんとかなってますから何らかのエッジはあるのかなとは思うのですが、心理的に不安定です。これがマグレなのかエッジなのか、エッジだとするとそれはどういう現象なのかちゃんと認識しておきたいという段階です。

私はまだ自分が生態系のなかで優位に位置する肉食動物になったとは思えない。いまは相場環境の都合で勝てているだけ。まずせめて家畜として肥えさせられ出荷されないように。

くだらない独り言ですので、ご返信は不要です。(お忙しいのにいつも返信をありがとうございます)
ただ書いてくださった記事は必死こいて読んでおりますと感謝を伝えたくコメントしてます。

Re: No title

落ち葉さん

誰でも最初があるもので、私は特別の才能がありませんでしたので、苦悩の日々を過ごしました。
私も本来は売りが得意ですから、今は買いも多いですが、上げ相場であっても、売りから入ることは多いです。
素直に乗っていけ、ということなんですがね。
それがなかなかに難しい(笑)
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

あらなみの相場技術研究所

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