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全く勝てない時にまずやること

2018/03/04 Sun

■環境認識

まず環境を見ておきましょう。
2017-01-826.jpg

NY株が反落したことで、日経も下げました。
しかし、NY株よりも日経の方が戻りが弱く、下げもきつくなっています。
日経の方は、安値更新が目の前に迫っています。

この中で、今回の下げでは、過去の経験則に反するような特徴が幾つかあります。
①今回の下げでは、日本株の下げが主要株価指数の中でも一番大きな下げとなっている。
②一方で、通常リスクオフでは一番売られるはずのエマージングマーケットの株価があまり下げていない。
③米国長期金利とドル円は、昨年までリンクしていたが、今年に入ってから完全に反対の動きとなっている。


特に不可思議なのが、これまでリンクしていた米長期金利とドル円で、今年に入ってから、米長期金利が上昇しながら、一方でドル円が下げていることです。

米長期金利とドル円の相関

この動きは、米国株売り、米国債売り、ドル売り、となっており、まさに米国売りの様相となってきています。



こういう実際の値動きに対して、考察していきます。

まず、一番知りたいのは、今の動きが、果たして上げ相場の押し目なのか、それとも下げ相場の始まりなのか、ということに尽きます。

米国債とドル円の動きですが、佐々木融アナリストによれば、どうやら日本の機関投資家が米国債を売っているのではないか、との推測がありました。

米国は、今回のトランプ政策によって、さらなる貿易赤字の拡大と財政赤字の拡大が懸念されており、そこから米国売りが始まってきた可能性がある、との憶測を呼んでいます。

これは、債権国の米国にとっては、大変よくない状態なわけで、少しでも政策を間違えば、ドル暴落という厳しい局面に陥る可能性があります。
ドルは、債権国通貨なので、海外からの投資によって頑張って買ってもらわないと価値を維持できない、という基本的性質を持っています。
基軸として、強い通貨であらねばならないのがドルなんです。
これが、弱いドルとなると、全体に与える影響は計り知れないことになります。

それと、こちらもよくないニュースですが、appleの減産が伝えられたり、中国のスマホの販売が前年比マイナスになるなど、絶好調であったスマホ関連がどうやら曲がり角に来た、という状況です。
昨年の相場の牽引役であったこのセクターなので、ここが折れると全体に与える影響度は非常に深刻になる情勢です。

何にしても、ここで踏ん張るかどうかが、上げ相場の押し目と言える限界の局面になっています。

ここで踏ん張れなくては、ここから年単位の下げになる可能性がある、というシナリオも考慮すべき状態です。



■全く勝てない時にまずやること

今回もコメントで質問がありまして、「3年目だけれど全く勝てないどころか、さらに悪くなっている。どうなれば勝てる兆しが見えてくるのだろうか。」というご質問がありました。
これについて、長くなるので、記事にて回答しておこうと思います。

まず、負けて負けてというのは、大変お辛い状態だと思います。

しかも、2014年スタートというのは、多くの人が儲かっている時期にもあたりますから、悪い時期に当たったということでもありません。

上げ相場を買っているのに、負けて負けてばかりが続く

そういう状況なので、「どうなれば見えてくるのか」というご質問ですが、それ以前の問題だと思います。

実は、こういう状態というのは、多くの投資家が抱えている問題なんです。
ただ、こういうことを言わないだけで、大勢が同じ状態で悩んでおられることと思います。

こんなことを書くと身も蓋も無いのですが、ほとんどの投資家というのは、下手に売買すれば負けるだけなんです。
なので、本来は、余計な売買などしない、というのが一番いい投資戦略になろうかと思います。
買ったら売買しないで持っているだけというのが一番いい投資法ということです。
それだったら、2014年にスタートしたのだから、少なくとも利益になっていたはずです。
それを売買するから負けるのです。
冷たいようですが、それがほとんどの投資家の実態なんです。

前に、三菱UFJの株を退職金をはたいて買った親が心配だ、という相談がありましたが、買って持っているだけなら、下手に売買するより100倍マシだということなんです。
下手に売買するから負けるのです。



具体的にご質問の方が、どのような売買をしておられるのかは推定になりますが、デイでも同じですが、スイングとして考えると、負けの典型としてあるのは、上がりかけたから飛びついて落とされる、ということを繰り返している、という状態です。

相場というのは、後で見れば、大きく上げているところが目につきますから、つい上がっているところで飛びついてしまいがちですが、そういうところは目先の天井になって落とすことがほとんどなんです。

相場とは、そういう飛びつきたくなるところで大勢を飛びつかせては落とす、というふうにできています。
実際に、上がってきたところでは、出来高が急増しますから、そこで飛びつき買いをしている人が大勢いるわけです。
それが基本的には、下げて水浸しになる、といことを全体として繰り返しているわけです。

そういう「中途半端な飛びつき買い」を続けている限り、10連敗20連敗したとて不思議ではありません。
ここ数年の上げ相場で買っているのに、負け続ける、というのは、間違いなくそういう売買をしているのです。

特に、主戦場とされているTOPIX Mid400銘柄は、銘柄的に見て、業績が安定しているものが多く、大きく動くというよりも、全体の相場環境によって中途半端な値動きで行ったり来たりする、という感じですから、なおのこと飛びつき買いは危険です。



ということで、それでも売買したいという場合には、どうすればいいのか、という対処法に移ります。

まず、上達とか手応えとか言う前に、自分がどういうところで売買しているのかを客観的に見る必要があります。

具体的には、過去のチャートに照らして、どこで買ってどこで売っているのかをチェックしていく作業をする、ということです。

わかって頂きたいのは、過去の自分の売買履歴というのは、宝物だということです。

それをしっかりと検証して、自分の癖を見抜く、という検証をきちんとしないと、

そもそも自分が何をしているのか

がわかっていない、ということになるのです。

負けて負けてという人は、ほとんどこの作業をしていません。

何故こういう作業をしないのかというと、

自分の負けた記録など、何の参考にもならない、と思っている


からです。

いつも書きますが、まずは、

現状分析すること

事実を確認すること


負けている記録なので、辛いことかもしれませんが、自分が何をしているのかもわからないのでは、手の打ちようもありません。

これは、

患者が病院に来た時に、まず診察して、検査して、どこが問題なのかを確認する


という作業と同じです。

そういう検査の作業を無視して、最初から、

どの薬が効きますか、効いた実感はどういう感じですか

と聞かれても、医者は困るんです。

この状態というのは、負けて負けてどうしようもない、という人ほどんどに当てはまります。

そもそも、自分が何をしているのかがまるでわかっていないのです。

検査もせずに、薬を出せ、とか、何の病気か教えろ


と言われても、医者は困ってしまいます。


設備のしっかり整った病院で何をやるかというと、

すごい検査

です。

わかりますか、検査力こそが病院力の違いです。

PETにしても、CTスキャンにしても、すごい設備を整えて何をしているのか、というと、

検査

をしているのです。

すごい機器で治療しているわけではないんです。


ここでも先程の環境認識と同じことなのですが、

まずは事実を確認する

この作業を怠っては、対処法など見つかるはずがありません。

このすごい検査をした結果を見て、やっと現状を把握し、その把握の元に、対処法を考える、というプロセスこそが問題解決への道です。

いきなり、どうしたらいいのか、とか、どういうやり方で、とか、手応えはなど、飛躍しすぎです。

これは、病院に行って、いきなり「薬をください。」「適当に薬を飲みましたが効いてる手応えがありません。」と言っているのと同じだ、ということをまずは理解せねばなりません。

そして、この検査をきちんとして、事実をしっかりと確認できれば、勝つためのプロセスの70%は解決できたも同然なんです。

事実がわかれば、その対処法である 具体的なやり方 は自然と見えてきます。

逆に言うと、事実もわからず、やり方ばかりを追いかけているから、延々と上手く行かない状態を繰り返してしまうのです。

誰にでも当てはまるやり方を求めることは、薬で言えば、何でもかんでも抗生物質を飲むのと同じです。


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コメント

Secret

No title

私も2005年の春先という、これ以上にないくらいの好環境で株売買を始めましたが、全く成績は振るわなかったですね。

まさに。。。

>>こんなことを書くと身も蓋も無いのですが、ほとんどの投資家というのは、下手に売買すれば負けるだけなんです。

と、いう状態です。

じつは、株始める前にバーチャルトレードを少しだけやっていたのですが、バーチャルトレードはあまりに下らないように思えて、少しだけやって放置状態だったのですが、2005年の終盤くらいにふと思い出して久しぶりに見てみたら、ほったらかしにしてた株が値上がりしまくっていて2.5倍くらいにやってましたですね 笑 順位も忘れましたがメッチャ上位だったと思います。

実際のリアルトレードはショボショボだったのですがね 笑

好環境でも、下手にちょこまかするから上手くいかないって話ですね。

Re: No title

タカユキさん、こんばんは。

下手だから、というより、相場というのは、人が負けるように追い込むようできてるんですよね。

そのメカニズムを知らない大勢の投資家は、追い込まれるように負ける。

なので、売買しないのがまずは一番の良策なんです。

No title

あらなみさま

記事にてご回答いただき誠にありがとうございました。
最近ますます相場がわからなくなってきたと感じていました。
それは「元々自分が何をしているのかわかっていない」から、
「見えてくる以前の問題」であると教えていただきました。

過去のトレードをチャートに書き込み、見直してみます。
売買は当分やめておきます。
そして、また書き込みができる日が来るまでがんばります。
ありがとうございました。

No title

相場で勝つには相場分析より
“自己分析”が一番大事って事ですなw

三種の神器

あらなみさん、おはようございます。
日本の市況はどうにもあぶなっかしいですね。
ちょっと長いチャートをみれば気軽く買い出動できる環境じゃないと、わたしは思います。

もっともわたしの本玉(メインの操作)は買いであって
操作は売りによるコストダウンが主体ですし、リスク回避の逆張りですから
買うことは買っていくのですけどね、下げ相場でも、、、、。

さて今回のあらなみさんのお話は、とっても本質的で大切だと思いました。
それを医療になぞらえるなんて、さすがにわかりやすくて素敵です。
患者のカルテがなければ治療のしようがありませんからね。

林先生の本では「三種の神器」という表現で
場帳(価格の変動の記録)、玉帳(自分の売買の記録)、資料の三つが大事だといわれています。

そしてたった一枚の玉帳が膨大な資料と等価値であるともいわれていますね。
資料には財務分析も大量のチャートもはいるのですが、
それとたった一枚の自分の売買記録が同じ価値なのですよ。
それほど「患者のカルテ」ってのは大事で、こんなのは当たり前のことでしょう。

林本の中で「どこが大事か」といえば、やり方の部分ではなく
こういう「考え」の部分だと思うのですが、
それを見逃している読者がいるとすれば、ご自分は本を読んだつもりでいても
それは本を眺めていたにすぎないと、わたしは思います。

どんな本でも、どんな指導でも「本質の抽出」という大事な作業がなければどうにもならないでしょう。
あらなみさんのブログも同じであって、
大切なことは、ほんとーに「繰り返し繰り返し」書かれているのですが、
読み手の意識、読む力量によっては、的外れな解釈、的外れな部分だけをとらえていることも十分に考えられると思います。

投資者が自分の投資行為を記録しないとしたらどうしようもないと思う。
自分の行為を反省し、弱点を見つめ、長所を伸ばすように努力してこそ「上達の手ごたえ」があるわけで
自分の投資行為の反省材料である記録(玉帳)をつけない、つけないで上達を望むとしたら、恐ろしい錯覚だと思います。

自分のカルテをつけることなど、もっとも最初に行うべきことであり、それは原資管理と並んで大事なことなのだと思います。

今回の記事は、そんな当然のことを実行しないひとがいるということにわたしは驚きました。

上達をのぞむならカルテをつけましょう。
記録をつけて「きちんと反省をする」ことは大前提だと思います。

Re: No title

からくり堂さん、こんにちは。

少し厳しい書き方になったとしたらすみません。
最初にからくり堂さんのコメントを読んだ時に、すぐにわかったのは、そもそもご自分が何をしているのか、よくわかっておられない、ということでした。
もしわかっていたら、あのような相談内容にはなっていないのです。

しかし、この記事は、からくり堂さんに向けてというより、大勢の同じような状態の方に向けて書いたものなので、お許しください。

この記事には、続編がありまして、次にどうするかも書いてみようと思います。
お楽しみに。

Re: No title

makorin3desuさん、こんにちは。

孫子曰く、

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

相手の分析ももちろん大事ですが、自分を知らないといけないのですね。

Re: 三種の神器

虚無僧さん、こんにちは。

林先生の本は、ほとんどの人が

単純ナンピンの勧め本 もしくは FAI手法本

としか読んでいないのですね。

要するに、手法の部分だけしか読まない、ってことなんです。

これは、大勢の「林本を読んだ」という人の私なりの統計データですから間違いありません。

他のほとんどの相場本でも同じことが言えます。

大事なことほど全くといって読まれてはいない、です。

これは、セミナーなどでも同じで、講師をしておられる野川氏と話をすると、

「肝心なところほど寝ていたり、ぼーっと聞いていて、手法のところやどうでもいい推奨銘柄になるとムクッと起き出してメモを取る姿に呆れる。」

「話をちゃんと聞いていれば、出るはずのない質問が次々に出る。」


という話を何度か聞きました。

しかも、セミナーを何回も聞きに来られているベテラン(?)からそういう話が出るそうです。

こういう状況にあるから、いくら勉強しても、セミナーに行っても、勝てるようにはならない、という状況が続くことになるのでしょう。

大勢の人が大変熱心に勉強し、頑張っておられるのですが、ピントが完全にずれているのですね。
人は、自分の興味があることしか見えない、聞こえない、という脳の働きがありますから、それで、手法など以外を全部フィルタリングしてしまっているのです。
もったいないことだと思いますが、仕方がありません。


正しいレールに乗る 

考え方を変えるだけでその日からプロになれるのに頑として変えようとしない。不思議だ。(林輝太郎)


このように林先生もおっしゃっているところです。

ここが私のブログのメインテーマでもありますから、それほど難しいことなんです。



それと、

>今回の記事は、そんな当然のことを実行しないひとがいるということにわたしは驚きました。


いやいや、そういう認識をしておられることに私は驚きました(笑)
そもそも自分のカルテをきちんとつけている人など、投資家の1%にも満たないと思いますよ。
虚無僧さんが指導しておられるから、回りの方は自分のカルテなど当たり前なんでしょうけど、世間は全くそうではありません。

だからこそ、手法ゾンビばかりが増殖して、いつまでたってもあのやり方、このやり方、とさまよい続けながら、負けて負けてを続けている、という状況が続くのですよね(笑)

No title

あらなみさん。こんにちは。
優位性のない不必要な売買をしてしまうのは、株をする誰もが経験することだと思います。負ける者は自ら必ず死に急ぐという事実をしっかり確認して、この乱高下する相場で生き残れるように、これからもあらなみさんの記事を拝見させていただきます。

Re: No title

ざわ・・ざわ・・さん、こんばんは。

私自身、今でもいらんことをついついやってしまってますよ~

ブログに書いていることは、自分に対する戒めってこともあるんですよね(笑)

No title

あらなみさん、こんにちわ
書き込みは勉強になります。
自分はやっぱり林本は理解してないな、、、
だからヘタなんだ・・

2000年以降は相場本全く買って無いし
あらなみさんが何かのDVDに出てるなんか初めて知りました。
有名人なんですね。

鬼太郎氏(自分の廻りの商品界隈の人は尊敬の念を込めてこう言ってる)の知り合いの相場師は、一発で1000枚とか玉入れてました
本とは全く違います。
で、なんで一発で入れるんですかと自分が聞いたら
‘まこさん天底は一点しかないんですよ。そこで一発で入れるのは当たり前でしょう~’
凡人の自分にはいやはや理解不能です。

お礼

あらなみさま

コメントへの返信をいただきありがとうございます。

自身の取引記録とチャートを見直してみたところ、以下の特徴が見て取れました。

・当てもの
・一相場が終わってからの参加
・相場の勢いに逆行

すべて短所でありますが、これ以上のことは現時点ではわかりませんでした。
これらを総括すると「自分の都合を相場へぶつけているだけ」とも思われました。

自己都合を相場へ持ち込まないためには、どういう姿勢で相場に向き合うと
良いのかは、まだわかりません。
過去の記録をもう何度か振り返るつもりです。

No title

トレンドはたまにしか来ないですから、それを期待してやたらめったら手を出しても、あっという間に連敗の山を築いてしまうのですね。

値動きは予想できない、とはよく言われますが、だからといって、何でも無いようなところで無闇に手を出してもやっぱりヤラれます。

ある程度狙う価値のあるところで絞って、と、いうことですね。その上でやっぱり予想はできないから、そこは見切り千両ということです。

絞らないと、あっという間にチリが積もって山となる、、、のです。

で、

トレンド狙い、という自覚もなく何となく上がりそう、と、いう感じで売買している。。。そういう方も多いのかもしれません。

でも、そこで買うなら、追い風が吹かなきゃ辛いだろ?みたいな。

アベノミクス初期の相場、、、あれは異例に強い追い風でしたけれども、そこまでいかなくとも、黒田バズーカー2以降とか、トランプ当選巻き上げとか。

で、

トレンド狙い、という自覚もないので、追い風に乗れたとしても、あっさり利確、これでは溜まったチリを吹き飛ばせない・・・

私も何度かトレンド取ったことありますけれども、骨までしゃぶったるで!トコトンいったるで!みたいな意気込みが割と要るような気がします。

でもそれが行き過ぎると、トレンド反転時にガッツリやられてしまうわけです 笑

自分、リーマンショック時とかは、ドル円88円とか89円とかでもガンガンショートしてましたからね。3か月後には101.4円まで巻き上がりましたけど 笑

まあ、なかなか難しいものです。

No title

例に漏れず私も、投資家というより「損資家」、相場師というより「損場師」という態ですが、相場において、やるべきことは1%もなくて、逆にやらざるべきことは99%ある、というのが実態ではないですか。
その99%のやらざるべきことを実際に身体でやらない状態に至るまでに個人投資家の九割は討ち死にしてしまう。やらざるべきことを頭で理解できるのが一割、身体でできるのがさらにその一割と言ったら言い過ぎでしょうか。

No title

私は今は為替専門ですが、相場初心者時代の2005年から7年10月までは株式をやっておりまして、その間というのは月足チャート見ればご覧の通り、全体的には上昇相場の好環境、でありましたが、チビチビ負けてはチビチビ追加入金で最後にドカンドカンで一時退場という顛末でありましたね。

月足チャートを見れば、ここで買ってここで売ってと、楽勝やんか!とか思ったりするのかもしれませんが、なかなか現在進行形の相場の現場に放り込まれるとそうは問屋が卸さないのでありますね。

何故???

まず現実の相場は過去のチャートと違って右端が見えないってことです。白紙!だから欲と恐怖に振り回される。上がるってのが絶対確実ならびくびくしませんですよ。

で、月足チャートくらいの長い足は最終的にそうなったという足跡ですが、我々が対峙するのは、今、目の前で動いている値動きなのですね。

目の前で動いている値動きは、売りと買いのせめぎ合い、その連続です。

そこで勝負がついて価格帯が移動してまたせめぎ合いを始める、その足跡が月足チャートですね。

最近のドル円で言えば去年の安値107チョイと心理的に節目になり安い5円台の105円の間のせめぎ合い、ですかね。

このせめぎ合いは相場に対峙していれば嫌でも目の当たりにするものですから揺すぶられるわけです。ここは抜けると思わせては振り落とし、を繰り返し、皆が疲弊しきったころに値が軽くなって、あるいは何かネタかきっかけが出てきて抜けて決着がつく、そういう感じです。

このモチャモチャに捉われてしまうから、上げ相場で買っていても上手くいかない、ということがあるわけですね。

で、抜けてきても今度は右側白紙ですから、未体験領域突入の恐怖心、というものもでてくるわけです。腰が引けてしまうのですね。そこでなかなかガッツリ乗っていけない心理的抵抗感があるのです。未体験領域突入の上げかけたトコ、は、なかなかガッツリ乗り切れない、、、のです。。。

が、

もう間違いなく皆が上げていると認識できた頃にはその状態にも慣れてしまうので、手を出すにも心理的抵抗はさほど無くなっているのです。150円くらいのものが200円から飛び出そうとする時は抵抗感ありますけれども、350円くらいになってからは普通に手を出せるのですね。しかしその頃にはもう大分賞味期限切れかけという。。。

こうして、常にワンテンポツーテンポ遅れて美味しく無くなったところで頑張ってしまう、そういう構図になってしまうわけです。

ビットコインのように世間が儲かると騒ぎ出した頃、というのは、もう美味しいところは終わり、な、状態なのです。

私も初心者時代は、売りと買いのせめぎ合いに振り回されて、伸びてるところはガッツリ行けず、で、日経平均こんなに上がっていたのにまるで取れていない、という有様でございましたね。

まあ、そういう反省もあって、2008年から始めた為替では、とにかく長期トレンドには頑張ってしがみ付いていく、という心意気だけは持ったわけです。

で、云年間上げたんなら云年間下げるだろ、っていう。まあ、ファンダも十分怪しい雰囲気でしたし、前にも書きましたが、他人様の相場観にも乗っかったっていうのもありましたが、上げ相場はダメだったが、下げ相場ではいったるで!ってな感じです。

で、ホントにそういう強い下げ相場が来てしまったのですね 笑

リーマンショックでとにかくトコトンドル円ショートで頑張って一時的には成功しましたけれども、今度はトコトン行き過ぎて引き際というものがなかなか上手くいかずに、儲けてはすっ飛ばす、を何度か繰り返す羽目になったのです。云年間下げたり上げたりするようなトレンドでも常に一本調子でいくわけありませんからね。

まあ、なかなか難しいものです。

No title

相場は常に一本調子でいくわけない、のですが、調度今の株式相場にも当てはまる話でもあろうかと思いますので、儲けてはすっ飛ばす、のメカニズムを現象面から捉えてみようかと思います。儲けてはすっ飛ばす、とか、コツコツトカンがドカンになってきたとか、上げ相場で買っているのに、下げ相場で売っているのにトータル儲からない、とかそういうことですね。

・・・

単純に言えば、相場環境が変化したから。。。です。

相場環境が変化しているのに相場の取り組みは変わらず一本調子だから損益の状況が変化しているわけですね。

今の株式相場は明らかにトレンド期間ではないのです。

今の相場は、長期上昇トレンドの端境期、か、長期下落トレンドの入り口、のどちらかでありましょう。ここまでは。

で、長期上昇でも下降でもいいのですが、長期トレンドの端境期、まあ、勝手にそう名付けてますが、これが一体何じゃいな?ということですね。

これを十年前のドル円長期下落トレンドを例に説明してみようかと思います。


・・・・


ドル円はサブプライムローンの問題が顕在化し始めた2007年夏頃、天井は07年6月の124.4から11年10月の75.5の大底まで下がったわけでありまして、月足を見てみれば壮大に下げていることがひと目でわかるわけであります。

が、よくよく見れば、決して一本調子で下げているわけではないのですね。後から見れば壮大な長期下落トレンド、でありますが、それは最終的にはそうなった、という結果を見ているからそう思いますが、リアルタイムで戦った立場としてはそうではないのですね。トレンドの端境期、これにヤラれて疲弊させられたものなのです。


(1)2007/6 124.4円 → 2008/3 95.7円 トレンド期間
2008/3 95.7円 → 2008/8 110.5円 端境期
(2)2008/8 110.5円 → 2008/12 87.1円 トレンド期間
2008/12 87.1 → 2009/4 101.4円 端境期
(3)2009/4 101.4円 → 2009/11 84.7円 トレンド期間
2009/11 84.7円 → 2010/5 95円 端境期
(4)2010/5 95円 → 2010/10 80.2円 トレンド期間(底2011/3 76.3円)
2010/10 80.2円 → 2011/3 76.3円 → 2011.4 85.5円 端境期
(5)2011/4 85.5円 → 2011/10 75.5円 トレンド期間(終了)
2011/10 75.5円 → 2012/3 84.7円 疑似端境期
(6)2012/3 84.7円 → 2012/10 77.1円 疑似トレンド期間

→ アベノミクス相場

全くチャートを見ずにつらつら書き連ねましたがよう覚えとるでしょう 笑
多少ミスってるかもしれませんが。

単純にONOFFが替わる変わる流れていく、というわけにはいかない場合もありますし、飽くまでもざっくりとした区切りです。

リアルタイムの相場では今がトレンド期間なのか端境期なのかはっきり判別つかず迷いの中でやるわけですが、まあ、それはそうでして、今はトレンド期間だとわかるのであれば、それは収益の機会となるのですから当然です。 笑

問題なのは、こういった相場の変化、を、意識せず一本調子にやってしまうということにあるのですね。

一本調子、どころか、普通にやってれば、トレンド期間はイマイチ腰がひけて、端境期のほうで頑張ってしまう、そういう状況に成りがちなのです。

で、このトレンド期間に運よくガッツリ乗っちゃったら、成功体験による強烈な意識づけ、が成されますから、端境期のほうはより頑張っちゃう、っていうのも良くある話です。

と、いうか、私もそうでしたが、こういった相場環境を意識せず、やり方とか習慣・感覚が先にまずありきで、そこから相場に取り組んでしまうというのが普通なのでしょう。

だから、コツコツトカンがドカンになってきたとか言ってしまうわけです。

飽くまで自分本位。そしてそこに無自覚。

・・・

端境期、トレンド大転換でもいいですが、逆境時のほうが頑張ってしまう。。。

やっぱ、これ、トレンド期間でちょっと調子コイちゃって図に乗っちゃったところを付かれとるわけなんですよ。これはもう、なかなか改善が難しい。

一度上手く凌いだからといって、次も、とは限りません。私も(4)の端境期は上手く凌ぎましたが(5)では引っかかりましたからね。ついやり過ぎちゃって、ボロボロになってから気付いてしまうのですね。ああ、またやっちゃったって。

だから、やり方とか感覚・習慣に引きずられることの無き様、まずは客観的事実の認識から始まって、そこからどうするのかを考えなければならないのですね。

・・・

コメ欄私物化みたいな感じで恐縮です。でも割とエエこと書いてるつもりなんでお許しを 笑

エエこと書いてるつもりなんですが、読んで理解して改善するなんてことはまず無かろうかと思います 笑 無理無理。

相場の浮き沈みによる揺さぶりは人の心も強烈に揺さぶりますから、他人様のお言葉なんてなかなか役に立たない。己の体で体感したことでなければなかなか難しい、そう思います。だから相場は難しいのだと思います。

Re: No title

makorin3desuさん、こんにちは。

鬼太郎氏と書くのですね。知りませんでした。

すごい人は、世の中にいるものですねえ。

Re: お礼

からくり堂さん、こんにちは。

次のステップを記事にする、と言いながら、なかなか出来ていませんね。
もう少しお待ちください 汗

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

何となく抜けそう、という売買が一番ダメだと自分でも反省することが多いです。

結局、抜けそうと思って飛びついたら、戻ってきて損切り。

それで損失の山を築くことになる。。。

Re: No title

砂人さん、こんにちは。

私がいつも心に刻んでいる言葉は、

「いらんことをしない!!」

です。

これは、NHKプロフェッショナルで、佐野さんという小児外科医が弟子に言った言葉ですが、弟子が焦って手を出した時に、鋭く言った言葉です。

たった一言だったのですが、私の心を突き刺しました。

そうか、いらんことをしない、のが上手い人なんだ!!

と。

それ以来、いつも念仏のように、いらんことをしない、いらんことをしない、と唱えています(笑)

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

そうなのですよ!!

後で見れば、あんなに見事の上げ相場なのに、何でか取れない。

素晴らしい下げなのに、売っても取れていない。


相場は、後から大きく見れば、一本調子に見えるのですが、リアルな現場では、2歩進んで1歩後退の動きが常にあるんです。

そこで、器用に動こうとすると、結局、大きな流れに乗り切れない、ということがどうしても起きてしまいます。

ここでは、器用なトレード、小賢しいトレードをしない。

カミソリのような鋭さではなく、ナタの鈍な切れ味を求める

不器用なトレードをする


という感覚が求められるのではないか、と感じます。

でも、自分はやはりカミソリ系なんで、うーん、結構これが難しいのですよねえ 汗

Re: No title

タカユキさん、コメントいつもありがとうございます。

読んでいつも参考にさせていただいています。

このコメントに関連することを今考えていて、記事にしようと思います。

また、のちほど。

No title

>>ここでは、器用なトレード、小賢しいトレードをしない。

カミソリのような鋭さではなく、ナタの鈍な切れ味を求める

不器用なトレードをする

・・・

大変耳の痛いお言葉ですね 笑

強い相場では確かにそうです。

小細工が仇となること、実はよくあります 笑

これも環境認識による戦略次第ということになりますが、ナタの鈍な切れ味、これは忘れないようにしたいですね。

Re: No title

タカユキさん、おはようございます。

なかなかディープな重要ポイントに目をつけられましたねえ。

ここは、相当な経験を積んだ使い手でないと、わかりにくい話だと思います。

ここにチェックが入ったということは「お主、やるな!!」って感じました。

相場のコツの一つなのですね。
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Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

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