危険な兆候
2018/07/30 Mon
先週26日、フェイスブックが一時20%の下落と大きく売られました。
原因は、市場の期待を裏切った決算だったということですが、これによって約11兆円もの時価総額が吹っ飛んだそうです。
これだけなら、フェイスブックの問題と片付けることができるのですが、翌27日、今度は、ツイッターが20%の下落となり、また、決算を発表したインテルが8%を超える下落となりました。
そもそもインテルの決算は、市場予想を上回る増収増益だったわけですが、それにも関わらずの急落というのは、マーケットに何らかの変化が起きている可能性を示唆しているように感じます。
そもそも、マーケット全体のセンチメントが強気であれば、多少決算が悪くとも、買われることが多いのです。
それを、そこそこよかったにも関わらず売られる、というところにセンチメントの悪化を感じました。
これら米マーケットをここま牽引してきた先導株が、このように急落する、というのは、マーケットのセンチメントが弱気に傾きつつある兆しになることが多いのです。
この先導株からのドミノ倒し現象は、ジェシー・リバモアが注視していたもので、昔から通用していたことがわかっています。
まず真っ先に売られるのは、先導株なんです。
27日は、同じく決算発表があったアマゾンが非常な好決算となり、それで一旦は上昇したものの、結局は微プラで終わりました。
アマゾンも今後の株価の動向には注意しておく必要があるでしょう。
日本時間の8月1日早朝には、いよいよ大御所であるアップルの決算発表が控えています。
このアップルの決算でどのような結果が出るのかによって、マーケットのセンチメントがよりはっきりするのではないかと注目しています。
普段もアップルの決算には注目が集まりますが、今回は大変重要度の高い決算だと思っています。
もし、好決算にも関わらずアップル株が大きく売られるような展開になったのなら、先導株が次々に売られる、というドミノ倒しが始まってきた、ということが濃厚になるので、いずれマーケット全体にも波及することが想定できるのではないかと考えます。
明日は、日銀があって、水曜日には、FOMCも控えているイベントウイークとなっています。
今日明日ということではなくとも、先導株の動きとNYダウの動向には、より注意しておきたいものだと考えています。
全体に波及するのは、半月とか1か月後とかになるかもしれませんが、
マーケットセンチメントの変化の兆し
に注目しておくことは、大変重要だと考えています。

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原因は、市場の期待を裏切った決算だったということですが、これによって約11兆円もの時価総額が吹っ飛んだそうです。
これだけなら、フェイスブックの問題と片付けることができるのですが、翌27日、今度は、ツイッターが20%の下落となり、また、決算を発表したインテルが8%を超える下落となりました。
そもそもインテルの決算は、市場予想を上回る増収増益だったわけですが、それにも関わらずの急落というのは、マーケットに何らかの変化が起きている可能性を示唆しているように感じます。
そもそも、マーケット全体のセンチメントが強気であれば、多少決算が悪くとも、買われることが多いのです。
それを、そこそこよかったにも関わらず売られる、というところにセンチメントの悪化を感じました。
これら米マーケットをここま牽引してきた先導株が、このように急落する、というのは、マーケットのセンチメントが弱気に傾きつつある兆しになることが多いのです。
この先導株からのドミノ倒し現象は、ジェシー・リバモアが注視していたもので、昔から通用していたことがわかっています。
まず真っ先に売られるのは、先導株なんです。
27日は、同じく決算発表があったアマゾンが非常な好決算となり、それで一旦は上昇したものの、結局は微プラで終わりました。
アマゾンも今後の株価の動向には注意しておく必要があるでしょう。
日本時間の8月1日早朝には、いよいよ大御所であるアップルの決算発表が控えています。
このアップルの決算でどのような結果が出るのかによって、マーケットのセンチメントがよりはっきりするのではないかと注目しています。
普段もアップルの決算には注目が集まりますが、今回は大変重要度の高い決算だと思っています。
もし、好決算にも関わらずアップル株が大きく売られるような展開になったのなら、先導株が次々に売られる、というドミノ倒しが始まってきた、ということが濃厚になるので、いずれマーケット全体にも波及することが想定できるのではないかと考えます。
明日は、日銀があって、水曜日には、FOMCも控えているイベントウイークとなっています。
今日明日ということではなくとも、先導株の動きとNYダウの動向には、より注意しておきたいものだと考えています。
全体に波及するのは、半月とか1か月後とかになるかもしれませんが、
マーケットセンチメントの変化の兆し
に注目しておくことは、大変重要だと考えています。

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コメント
No title- パン / URL :
- 2018-07-31 10:53 :
- 編集
私もFBが20%下げたのに、何事も無かったように淡々と市場が進んでいくことはないと思っていました。
日本で言うところのトヨタとは言わないまでも、通信系の一角が20%下げたら大激震です。
今はスキャに疲れを感じている状況もあり、小休止です。
6年目ですが、10年以上一定ペースで走り続けることの困難さに直面しているところです。
Re: No title- あらなみ / URL :
- 2018-08-01 10:31 :
- 編集
まあ、備えあれば患いなし、ってことですね。
今日は、アップルの決算が出ましたが、好決算で時間外で買われている
模様です。
アップルで悪い流れが止まるのか、ってところでしょうね。
ただ、先導株の崩れから、全体に波及するには、数か月という
こともあるので、今後も注意して見ておきたいものです。
No title- タカユキ / URL :
- 2018-08-02 01:56 :
- 編集
これも一つ、危険な兆候だと私は思っています。
・・・、ただ為替に関してはここ2年ほどリアクションが薄いですねえ。動くかも、という気配はあっても続かない。。。
これが従来のリスクオンで円安、オフで円高というパターンが変化しつつあるのか、それとも惰性で不感症が続いているだけなのか?、とにかくリアクションが薄くて判別がつきかねるのですが、、、まあ、待つより他になしというところです。
Re: No title- あらなみ / URL :
- 2018-08-02 07:43 :
- 編集
上海総合も確かに気がかりですし、人民元も安値更新ですね。
それでも、企業業績は絶好調ですし、単純にリスクオフとなる
要素はなかなか見当たらないわけなんですが・・
兆しに敏感であれ
ということはいつも思っていることなんですね。
相場は、どこかで必ず兆しのサインを出しているものなんです。
これを後で見れば、そうだったのか、というのではなく、
リアルタイムで見出せることこそ、目利きの目利きたる
ものだと思いますね。
確かに、オンとオフでトレンドが出るという感じでもなくなって
きているのが今の為替相場なのかもしれません。
それだけ、世界経済が複雑になってきているのでしょうか。
リスクオフになれば、海外資産を引き上げる動きが出る。
それが、円高の動きになる・・
というのが、債権国である日本円の特徴でもあったわけですが、
今の金利動向からすると、リスクオフで米国債が買われて、
投資魅力が増すので、ドル高、という流れもあって、
なかなか複雑になっている感じです。