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米国株の行方

2019/10/20 Sun

日本株は、基本、米国株に引きずられることが多いので、米国株の行方について考えることの方が重要度は高いです。
日本株のチャート分析をいくらやったところで、米国が風邪を引けば、日本もひかざるを得ない、というのが現状です。

さて、この米国株に限らず、相場を見て行く場合に、重要なのは、先入観や主観をできるだけ排して、中立な目で見る必要性だと思っています。

そして、事実をきちんと認識して、主観を排して、事実から、物事を考えようとする姿勢が重要です。

そのためには、弱気、強気の意見を自分のフィルターをかけずに中立に聞く、という姿勢がとても重要になります。

これは、前回に書いたとおり、人は、自分こそが一番正しくて、自分中心に世界が回っていると思っている人が多いので、とても難しいことですが、まず、自分の色を消して、白紙で話をきちんと聞いたのちに、考える、という癖をつける訓練をすれば、ある程度は身につくことだと思います。

そして、白か黒かどっちだ、というモノクロ発想ではなく、確率論的思考で臨むべきということだと思います。




さて、本題ですが、まずは弱気の意見を見て行きます。

一言で言うと、

高所恐怖症

です。

2008年のリーマンショックから、気がつけば10年以上もの間、上げ続けている米国株ですから、

そろそろ大きな調整が来てもおかしくないだろう

というのが弱気筋の論拠の大本になっています。

この感覚は、景気循環論として認識されるもので、

好景気は永遠には続かない

相場は、上がったり下がったりする


ということが、根っこにあって、その根っこの論拠として、最近の米国消費が減速、中国の変調、米中貿易摩擦の影響、債券バブル、バフェット指数、などを上げ連ねてきています。

この弱気筋の話を聞くと、なるほどなるほど、となってしまうほど、パワーを持っていますので、色々と探して読んでみてください。



一方で、強気筋の意見です。

これは、

米国株の割安

というところに論拠を置いています。

例えば、S&P500指数のPERですが、過去の経験則上では、15倍から25倍の間で行き来しており、25倍に近づけば割高に、15倍に近づけば割安に、ということを繰り返しています。
では、現在どこに位置するのかというと、意外なことに、16倍程度と、割安に位置しているのです。
この原因は、トランプ減税と自社株買いの活発化によるものではあるのですが、何にしても、割安な米国株という事実に変わりはありません。
そして、現在、景気は悪くなくて、しかも低金利の状態であることから、これから株高が来る、と見る向きもあります。
決算発表がスタートしていますが、これも意外と悪くない滑り出しです。

景気の実態が伴わず、割高に買われているのなら、バブルとなるが、実態を伴っている以上、バブルではなく、景気の実態に合わせた株価上昇である、という意見です。



今後のイベントとしては、米中貿易交渉の行方と、米国大統領選挙が控えているわけですが、この大きな2つのイベントを乗り越えれば、米国株はどうなるのか、というのが論点になることでしょう。

要約すれば、

弱気の意見としての、景気循環論に基づく高所恐怖症

一方で、

強気の意見としての、景気の実態を伴った上昇で割安

という両面の意見があるわけで、この両者をどう自分の中で消化していくか、ということになります。

私は、確率論的思考ですので、両者の確率がどうなるのか、見守りながら、今後の値動きについていくしかありません。

ここで、我々個人投資家の持っている相場観など、所詮は寄せ集めと聞きかじりなのですから、ゴミのようなものです。
なので、先入観は、持つ必要など無いでしょう。

ひたすらに、事実を積み上げて、値動きを追いかける、環境認識に基づく姿勢が大事

だと思っています。

今、相場を振らせているヘッドラインは、何を置いても米中貿易交渉の行方ですので、まずは、それがどのように決着するのか。
その決着に対して、相場がどう反応するのか。

この米中貿易交渉の行方が今後の米国株の値動きのトリガーになる可能性が高い

ということが見えます。

ここの注視しながら、自分なりの先入観を持たずに、相場についていきたい、ということになろうかと思います。

そんなこと、当たり前だろう、と言われるかもしれないことを承知で書いていますが、先入観と勝手な相場観で動いている人がものすごく多いというのが実態ですから、敢えて記事にしました。

奇をてらったり、予想に頼るのではなく、あくまでも、当たり前の事実をきちんと積み上げて相場に臨むこと

当たった外れたではない事実に基づいたトレードの根拠


これが、勝つトレードの基本だと私は思っているのです。


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コメント

Secret

No title

アメリカ株相場は、個人的な感情としては高所恐怖症がありますし、景気循環的にそろそろとも思うのですが・・・、チャートを見てみると崩れの気配が今のところは確認できないのですね。ファンダも悪い要素が転がり出せば波乱があるでしょうが、今はどうかというと、まだ転がってない、です。今は、ですね。

金利を上げても下げても上がるアメリカ株式相場はどうなってんだ?と思うのは私の感想ですが、それはそれとして現象は事実として受け止めています。

結局のところ、よく分からん、ということになるのですが。。。分らんかったらそれなりに対処しとったらエエやんって話なんですね。

何故か私も過去そうでしたし、たぶん多くの個人投資家もそうなんでしょうけれども、常に何かやっていなければいけない、常に分らなければならないって強迫観念のようなものがあるんじゃないかと思います。自分の都合で儲けようとする自己都合が根底にあるのでしょうけれども。

分らん相場ってあんま大したことないんですよ、個人的には。

そう割り切れるようになって何とか地味に踏ん張れるようになってきたような気がします。

この記事の解説、不評なんじゃないかと思います。相場観を参考にしたい向きにとってはどっちやねんって感じですんで。

複数要因が折り重なって不確定、前の気候変動の話もそうですが、こういうあやふやな状況を受け入れるのはなかなかしんどいというのもあるのでしょう。大した根拠がなくともこれはこう、と決め付けほうが楽ですからね。

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

米中貿易交渉の行方が不確定要因として、
相場を抑えている可能性があるんですね。

もし、いい方向に解決したら、ってことも
あるので、先入観を持たないようにして、
相場が動き出したら、きちんとついていける
ようにしないと、絶対にトレンドに乗れません。
トレンドに乗るどころか、空売りして大失敗する
のがそういう場面です。

今のように、わかりにくい状態だと、何もせずに
様子をうかがう、というのがいいんでしょう。

これも環境認識ですが、環境認識というと、
何か、わからないといけないという強迫観念が
あるのかもしれませんが、

わかりません!!


という答えも大いにありなんですよね。

>こういうあやふやな状況を受け入れるのは
>なかなかしんどいというのもあるのでしょう。


多くの人が、独善的決め付けが得意分野ですから、
もう、断言する人が多数。

つい最近でも、大半の人が断言していたように、

トランプなど当選するはずがない

ブレクジットなど起きるはずがない


と声高に言っていた人多数。

しかも、両方ともが起きたら、相場は暴落する、
という予想も見事に外れ。。

こうして外しまくっている人が、また、懲りずに
断言する。
あなたの予想の検証結果はどうなってますか、
と問いたいです。

これが現実なのですね。

過去の検証とは、こういう検証をしないといけない、
そう思います。

難しい

あらなみさん、こんにちは。

事実を認識するという事は、それと似たような何かと比較して、初めて、できるのではないかと思うのです。

大震災の大津波があって、巨大堤防をつくった地域と、つくらなかった地域があるそうです。
つくらなかった地域は、住民が住む場所を高くしたとか。
どちらが正しい選択なのか、わたしにはわかりません。
この先、どんな大規模な災害が襲ってくるのか、こないのか、見当もつかないからです。

相場の事実を認識することも、これに似て、経験値の低い、目利きのできない今のわたしには、とても難しいです。
だからこそ、何度も何度も地道に出たり入ったりを繰り返して、経験値を上げていくのだな、と覚悟はしています。

Re: 難しい

猫耳頭巾さん、こんにちは。

確かにおっしゃることはわかります。

一方で、自分は初心者だと言いながらも、
相場観を断言するとか、これから上がるはずだ、
とか、決めつけるんです。
強いバイアスをかけて、色眼鏡で相場を見る
ということを平気でやります。

もし、自信が無いのなら、謙虚に相場を見る
べきではないのか、と私などは思います。

環境認識というと確かに難しい感じがしますが、
いつでもわからなくていいんですね。
むしろ、無責任な予想の方が遥かに簡単
ですからね(笑)

みんながわーわー言いだした時に、ちょっと
乗っかって、さっさと逃げる、それで、
相場名人です。

No title

リバモアというか
孫さんも偉大な相場師とみることが出来ると思うんですが
晩節で引くに引けない勝負。。。
どうしてこういうパターンに嵌ってしまうんでしょうかね
指値売買の人がいつの間にか向かっていることが避けられないように

Re: No title

dk2さん、こんにちは。

孫さんは、事業家の側面が強いですね。
あの猛烈な借金をしながら、次々に
利益をもぎ取って結果を出していく姿は、
ものすごい目利きです。
ただ、あの両建て戦略は、今の相場環境の
申し子とも言えるので、この先永遠に通用
するのかどうか。
時代の申し子で終わらなければいいが、
と思います。

No title

あらなみさん
ありがとうございます
目利きらしくない判断で、ウィーワークに
さらにドップリ「1兆円」追加しちゃったんですよね
逃げられる投資金額のように思えないです

Re: No title

dk2さん、おはようございます。

今の調子だと1つぐらいこけても大した
ことにならないと思います。

問題なのは、この先の環境変化なのですね。

今の好調さは、目利きもさることながら、
環境フォローに依存していることも確か
です。

一般論として言えることは、環境フォロー
が続いて、どんどん投資を拡大していった
挙句に環境変化で爆死する、ということに
陥りがちなのが、投資ということの怖いと
ころなんです。

そもそも、
大損の原因は、儲かったことにあるんです。
最初から損していれば、決して大損などし
ません。
下手に儲かるから、大損するんです。

そもそも、儲かった理由は、環境フォロー。
それを実力だと勘違いするから、風が変わった
途端に大損する。

そういう失敗を繰り返している個人の巨大版と
見ればわかりやすいと思います。

もし、この先、環境変化が起きれば、
主に流動性の無いものに大量投資している
あの会社が窮地に陥る可能性は否定できません。

大量の借金をして株を買っているのですから、
アゲンストになれば、厳しい局面を迎えること
は必然です。

フォローの風が吹いている限り、ヨットは、
帆を満杯に張れば張るほと前に進めます。
しかし、アゲンストの風に変わったとたん、
そのヨットは一番に沈没するんです。

No title

為替はまるでやる気ナシの動きで、私もすっかり冬眠状態ですが、さすがに来週は予断無く着目したいところです。

FOMC、ECBは特に波乱はなさそうですが、それでも何が出てくるかわかりませんし、特に為替は中央銀行の会合の後に動きが出るということも多いですので、市場の反応には注意したいところです。

何か大きな反応があれば、です、飽くまで。

それから、記事本文に書かれているように、今の相場を動かしている材料は本当に米中協議関係でして、ここは動かない昨今の為替でも反応が良いですので、一番の着目点となるのでしょう。15日前後の相場の反応は要着目です。

何か大きな反応があれば、です、飽くまで。

・・・

思い起こせば、環境変化の予感なんてものを感じたのは、私の十年以上の売買歴を思い起こしても片手で足りるくらいのものでして(小さいものを含めればもう少しあるかもしれませんが)、普段は相場なんて何がどう動くのかさっぱり分かってないのですね。

そして更に思い起こせば、変化の予感はいつも予期せぬ形で、不意に気づく、という様でした。「あれ?これもしかして来る?」みたいな。

それはなぜそうなのかというと、賭ける価値があるかないかは市場の事実から教えられるからでして、そして市場の事実というのは、どこで何がどう飛び出してくるか分からんからです。

値動きの背景を捉えておいて、賭けるべき価値のある時に飛び出す。理想はそうなんですけど、実際はなかなかというところです。

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

今年は、ドル円が話題になるほど動かなかったのですが、
12月はそれに輪をかけるのか。。

株式市場も、毎日毎日、米中協議のヘッドラインで
行ったり来たりで、全然面白くもない。

まあ、12月なんで、もうのんびりでも仕方がない
ですねえ。

消防署員と同じで、いつでもスクランブルできる
体制にはしておきますが。。

No title

記事とは関係ないですが、コメントさせてください。

私は3年ほど前にあらなみ様のブログに出会い、5年間のやり方探しの悪夢から目が覚めたと以前、コメントさせていただいた者です。

私は主に225先物を触っているのですが、その時から今日に至るまで日々修行の毎日でした。

結果は以下の通りです。

1年目:損失

2年目:損失

3年目:微プラス

と、3年経過して、ようやく損失が減ってきたかな?というところです。

もちろんトントンになるまではまだまだ遠くて、それでも1000本ノックを開始した頃よりは、ほんの少しは成長しているのかなとも思っています。

しかし、あらなみ様が仰る、リベンジトレードの病にだけは、今もまだ罹ってしまいます。

私の場合、勝って奢るということはありません。
ただ時々、自分でもわからないのですが、恐らく私生活のリズムや体調、夫婦仲など、何かのバランスが崩れているような時に、ふいに損失を出してしまうと、それを取り返そうと暴走モードに入ってしまいます。

熱くなって、往復ビンタでやられ、倍プッシュで取り返そうと損失を重ね、積み上げた利益を吹き飛ばしとブログに書かれているリベンジトレード病患者そのままの行為に走ってしまいます。

日々、検証し、ニュースをチェックし、出入りのタイミングを伺っていたはずなのに、こうなるとまるで無力です。

全てのトレードで勝つことなど不可能とわかってはいるのですが、まだどこかで損失を嫌い、この目の前の一戦を勝ちたいという思いもあり、それらが悪い方に傾くと暴走列車のごとく走り出してしまうのかな?と考えています。

お恥ずかしい話ですが、始めた頃は1~2週間に1回はこの暴走モードに入っていました。

今は3~4か月に1回ですが、それでもまだやってしまいます。

ようやく今では「あっ、これ暴走モードに入るな…」とわかるのですが、わかったところで結局入ってしまいます。

あらなみさんのような専業の方は、こういったことはもうないのでしょうか?
私も専業を目指しているのですが、まだまだだなぁと思い、修行の日々です。

Re: No title

ももたろうさん、こんばんは。

書いておられること、とてもよくわかります。
誰にでもあることですし、専業でもそれは同じです。

ただ、対処することができるかどうかで、
勝ち残れるかどうかが決まるのです。

ちょっと長くなるこで、記事で書こうと思います。

No title

リベンジトレードは、もうやらないように、抑えるように、なんとかかんとか努力するというか、耐性をつけて鍛えるようにするというか、そういう風にするしかないと思うのですね。

他人様の言葉を聞いて、なんか魔法のように変われる、なんて多分無いと思いますし、少なくとも私では、何か魔法のように効く気の利いた言葉、は思い浮かばないのです。

自覚がありながらもついやってしまう、止められない、止まらない、というのもよく分かります。

暴走モードに入ってるな、って自覚があるのは、まだ一段進んでいるというか、自覚なくやらかすよりは、まだ、マシ、ということではあると思うのですね。

・・・

人はそうそう変われないものです。周りを見ても、人が変わった、なんて事例はほとんどないと思います。

悪いほうへ変わる人はたまにいるかもしれませんが、駄目人間がすっかり見違えるように変わった、なんていうのは、私はほぼ見たことがありません。

そして、人を作り上げているものは、その人の行動なのですね。

だらしない人はだらしない行動をするし、こすっからい人はこすっからいことをする、器の小さい人はちょっとしたトラブルや忙しさですぐテンパる、イライラする、周囲に不快をまき散らす、、、器ちっさいはリーマンしてるとよく見ますね(笑)

相場にイライラさせられている、そういう自覚があるときに、抑えるようにする、そういう体験を少しでも積み重ねて、耐性の強い自分を作り上げるしかないような気もします。前よりはちょっとはマシに抑えたったぞ、みたいな成功体験を少しでも積み重ねるしかないような???

逆に自覚があってまたやってしまった、いつもと変わらずまたやらかしてしまった、って言うのは、自分はそういうタイプの人間だって言うことを強化しているようなものなのですね。
田代まさしとかそうですよね、周りもすっかりそういう目で見るし、自他ともに、って感じで。

もちろん、相場に対する理解を深めるというのも大切です。
相場環境が如何にトレードに重要であるか、ここを心底理解納得できていないから無駄なことをやってしまうというのもあるかとは思うのです。

・・・

横槍で大変失礼ですが、リベンジトレードを如何にどうするかはトレードにおいて最も重要なことですので、自分に向けて書かせていただいております。

私はこのブログでタラタラ書き込みさせて頂いておりますが、ほとんどブログ主様に質問とかしたことありません、、、が、本当にこれは私も聞いてみたいところではあるのです。

リベンジトレードってどうすれば防げますか?って。

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

リベンジトレード問題。
これは、ほんとに重要事項ですね。

誰しも人間ですので、勝っている人でも同じような
ことは起きます。

リベンジモードへの対処が、安定して勝てるかどうか
の決め手にもなろうかと思います。

タカユキさんのリクエストもありますので、
記事で書こうと思います。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所

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