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茨の道

2014/03/02 Sun

ザクさん、スーさん、よしこさん、励ましのコメントありがとうございます。
とても嬉しく読ませていただききました。
何が嬉しかったかというと、私が意図していることを3名ともがしっかりと読み取ってもらえていたからです。
なかなか伝えることが難しいし、精神論か、と言われてしまうようなことですが、相場を志すにあたってとても大切なことだと私は考えていますので、それが伝わっていたということは、拙い文章でも何かを伝えられた、ということだとわかりとても嬉しく思っています。

バァーっと突撃してあっという間に消滅するブログが多い投資系ブログの中で、前のYahooブログは2005年7月開設ですから、もうすぐ9年目となります。
ブログの更新回数はできれば週に1回程度はと思っているのですが、細く長くというスタンスで今後もやっていきたいと思っています。

前のブログの連載などを振り返って、今、改めて思うことを書いてみます。


前のブログで「茨の道」という連載を書いていました。


皆さん、どういう動機で相場の世界に足を踏み入れられたのかはわかりませんが、間違いなく、最初に、本なり、成功者の書いたブログなりを読んで参考にされたことだろうと思います。

簡単に儲けられるようになるようなことが多くの本には書いてあり、日々利益の報告をしているトレーダーのブログが溢れかえっています。
中には、この本を読めば、1億円も簡単に手に入る、というような本もたくさんあふれています。
それだったら、自分もその仲間入りに、と考えてもおかしくありません。

何冊か本を読んで、ブログを読んで、そして、そのとおりに相場を始められたことでしょう。

しかし、相場を実際に初めて、すぐに大きな違和感を感じられたことでしょう。

「本やブログに書いてあるほど相場は簡単じゃない。」

ということに気がつくのです。

最初は、上手くいかない理由として、

「まだ、勉強が足りないからだろう」

「知識をもっと身につけなくてはいけない」

と感じて、熱心な人は更に勉強に拍車がかかったことだと思います。

こうして、半年、1年、3年と相場を続けてきて、一向に利益が残らない自分を振り返って、次第に思ったのではないでしょうか。

「何かが違う。」

「自分がこうすれば相場で儲けられると思っていることとは違うのではないか。」

相場を始めたころは、「勉強不足」「知識不足」を儲からない理由にできていたが、さすがに何年も相場の勉強を続けていると、そうも行かなくなってくる(汗)

「本に書いてあることをしっかり勉強して、知識もしっかり身につけた。テクニカル分析もひと通り勉強したし、相場心理が大切だということをわかっている、しかし、結果として利益につながらない。」


さらに悪いことに、

「勉強すればするほど、相場が下手になっているように感じる。」

という人もおられるのではないでしょうか。

知識に反比例して相場で儲からなくなる、という驚愕の事実に直面した方もいたでしょう。

この事実は、これまでの受験勉強や資格の勉強と言った経験則、成功体験からすると、理解不能の出来事でしょう。

「おかしい、何かが違う、しかし、その何かがわからない。」


別の人は、 

「これまで勉強したことで、トータルとしてトントン程度までは確保できるのだが、利益を出していくというところまでは行かない。」

「利益が出て、相場が見えたと思ったら、すぐに損を出してしまうということが続き、結局年間を通じたら負けてしまう。」

「一時的に勝つことができても、どこまで行っても、トータルでは負ける。」


このような状態がしばらく続くと、

「これはやり方が悪いのではないか」

「もっと勝てる方法を探さないといけない」

と考えて、高額のセミナーを受講したり、情報商材を買ってみたりと、手を尽くすこともあったでしょう。
しかし、その結果はどうでしょう。

「何も変わらない」

ではなかったでしょうか。

自分がこうして、暗中模索している中で、相変わらず、勝っている人のブログとかを読むと、今日も勝った、明日も勝った、と威勢がよい。

「こんなに努力しても、自分だけがダメなのか、自分は相場に向いていないのではないか。」

そう感じられた方も多いのではと思います。

「俺のことが何故わかるのだ」

と思った方も大勢おられると思います。

何故なら、私もその1人だったからです。

なので、そういう人の気持ちはとてもよくわかります。

私が辿ってきた道だからです。



年数を重ねた人ほど、それなりに努力してきたという自負もありますので、はっきりと人に言える人はとても少ないのですが、

「何年も努力を続けてきたが、結局相場で儲けることができないでいる。」

という状態に陥っている人は実は大半だ、というのが相場界の実態であることは、過去からずっと変わらない事実です。

しかし、一方で、本を読むと、相場を初めて、半年、1年は苦労したが、それからは右肩上がりで、数年後には1億円になった、という人が大勢いるように思えます。
だから自分だって、と思ってしまうのですが、そういう短期間で成功した人は、実は相当稀で、天性のものがある人に限られている、と私は考えています。
1000人中1人いるかいないかの才能の持ち主だと思っています。
私を含めて、他の999人の凡才が、その天性の人の真似をしようとしても所詮は無理なのです。

では、そういう特殊な才能の無い凡人は、相場をやる資格が無いのだろうか。
いくら努力しても無駄なのか。

この答えを私の実体験からこうやってブログに書いています。




先ほどから、「相場で勝とうとして努力している」というフレーズが何度も出てきています。

この「努力」ですが、ほとんどの人の「努力」が、その「努力の方向が間違っている」ということに私は気がつきました。

どう間違っているのか、というと「勝てる方法を探そうと努力している」というのがほぼ全ての人の努力の方向だからです。

しかし、相場で勝てないでいる人の目利き程度で、「世界中の熟練トレーダーが追い求めている強いエッジを持った道具」が見つかる確率は極めて低い、と言わざるを得ないことはこの前書いたとおりです。

目利きの無い人が、広大な砂浜で、ダイヤの原石を探しているようなものです。

そもそも、テクニカル分析をチョコチョコといじったようなことで、簡単に相場が儲かるのなら、世界中の投資家で損する人はいません。

また、「強いエッジを持った道具」が1000円の本に書いてある、3万円の商材に書いてある、ということも理屈上あり得ない、ということもこの前書きました。
そもそも、情報商材の体験談が全て事実なら、何で未だに相場で損する人が大半なのでしょう。

さらには、やっと見つかったとしても、そういう「それがわかれば儲かるようなエッジ」の寿命は短い、ということも書きました。

じゃあ、そういうエッジ、勝てるやり方、を見つけられなければ、相場で勝つことは不可能なのか。



ここで、もうひとつの道がある、ということを書きました。

従来からある無骨な道具であっても、その使い方を繰り返し練習し、熟練すれば、勝てるチャンスはある

というアプローチです。

無骨な道具とは、既に知られているテクニカルアプローチであり、分割などのテクニックでも構いません。

「ナンピン」のことを書くと、すぐに否定したがる人がいますが、そういう人こそ「やり方」にこだわっているのです。
やり方が答えじゃないということを何もわかっていないと自分で言っているようなものです。


そういう道具を使いこなせるだけの腕と目利きを身に付ければ、時間はかかっても、一歩一歩前進していける、ということをこれまで書きました。

一方で、勝てる方法探しを続けていては、何年努力しても、前に進むことができません。
腕と目利きは、初心者のままです。
こういう「相場歴10年目の初心者」という人は非常に大勢います。
話をしても、驚くほど相場のことを知りません。
何もわかっていない、と言ってもいいぐらいに相場のことを知りません。
何年努力しても、まるで進歩が無いのです。
何故か、というと、努力の方向が全て「やり方探し」に向いていたからです。

「勝てるやり方がわかったら実践を始める」

というアプローチを取る人がかなりいますが、中には、相場歴10年、実戦経験数回、という強者までいます(笑)



私は「飛行時間」という概念を大切にしています。
パイロットにおいては、チーフになるためには、絶対的な「飛行時間」が必要なのです。
つまり、経験値です。
繰り返しによって、培われてくる飛行時間こそ、力の源泉だ、ということは、パイロットでなくとも、トレーダーであっても、同じだと私は考えています。

同じ時間を使うのなら、繰り返せば上達することに時間を使うべきだ

というのが私の考え方です。

今、自分でやっていることは、上達することでしょうか。

何年も勉強されてこられた方であれば、もう知識は十分だと思います。



成功の経験、失敗の経験、その両方共が大切ですが、特に重要なのは、失敗の経験です。

ここも多くの誤解があって、失敗トレードは、やっても単なる無駄だ、と考えている人がとても多いことです。

しかし、自転車の練習にしても、スキーの練習にしても、「どれだけコケたか」ということが上達の道であるように、トレーダーにとっても、どれだけ失敗したか、という経験は得難い実戦経験となることは間違いありません。

私自身は、デイトレーダーですから、今でも誰よりも多くの損失、失敗トレードを日々積み重ねています。

1日10回失敗した人と、1ヶ月、相場を見ていただけの人、どちがら成長できると思いますか。

コケるのが怖いからといって、家で本を読んでいて、スキーが上達するでしょうか。

誰よりも、トリプルアクセルでコケたのは、浅田選手ではないでしょうか。

しかし、相場のアプローチにおいては、

「家で本を読んでスキーの上達を図る」

「正しい滑り方を理解してからゲレンデに行く」

ような人が実に多いのには驚きます。

ちょっと前にも、「半年ぶりに実践してみたが、2日負けたのでまたシミュレーションに戻る。」という人がいました。
典型的な方です。
勝てる方法が見つかるまで、永遠にシミュレーションを続けてください(笑)





ものごとには、失敗や試行錯誤がつきもの。そういう時期、期間が必ずある。
それなのに、株式投資をする人は、必ず「はじめから、そして一回の売買ごとに利益をあげなければいけない」と思っているのは、たいへん間違った考え方である。

これは、林輝太郎先生の

「株式上達セミナー」

の本の冒頭に書かれているものです。
この本を読んだ方も大勢おられると思いますが、こういう「本当に重要なところ」を飛ばしてい、やり方のみを読んでいるという人が多いと思います。

林先生というと、「ナンピン(しかも引かされナンピンと理解)」「FAI(これは時代に最適化)」しかその著作から読み取っていない人が大半ですが、林先生は、繰り返し、「練習しろ、練習しろ」と本で書いておられます。
練習売買について、これだけ言及され、相場の厳しさを愛情を持って説かれているこういう著作を頭ごなしに批判する人も多いのですが、そういう人は、そこから「やり方のみしか読んでいない」のではないか、と思います。

「具体的なやり方」というのは、時代時代で変化することが相場の常です。
これは、林先生の本で紹介されていることとて例外ではありません。
こんなこと、相場をやる上においては、当たり前以上に「当たり前だのクラッカー」なことです(笑)
批判する人こそ、相場のことをわかっていない、となります。
それを批判されては、具体的なことなど書くことはできません。
10年後、100年後も通用しなくてはいけない、というルールなのなら、1日後とて変化する相場なのですから、具体的なことなど一切書けません。

しかし、一方で、林先生の考え方、相場の上達についてのアプローチは、時代を超えて残っていくものだと私は思っています。

相場が安易だと書いている本ばかりが溢れる中では、今でも異色の存在だと思います。

私が、このブログで書いていることは、この林先生の延長線上にあるものかもしれない、この本を開いて、そう改めて思いました。

最後に先ほどの本からもう一節。

株式売買の勉強は、生き字引のように、いろいろなことを「知る」ことではない。
もしそうなら、本を読む数に比例して上手になっていくはずである。



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コメント

Secret

おひさしぶりです。

あらなみさん、こんにちは。
歳三です。
少し期間もあきましたので、ついでにHNも変えました。

しばらくコメントを控えていたのは、自分なりのやり方をしっかりと自分で消化するためです。
どうやら形ができてきました。

以前に比べて新規の方のコメントも増えてますね。
本質を突いた内容がひきつけるんでしょうね。
これからも記事の更新を楽しみにしています。

Re: おひさしぶりです。

しまかぜさん、お久しぶりです。
というより、記事が久しぶりなのか(笑)

新規の方、というより、こうやってしっかり読んでもらっていることが嬉しいですね。

相場を安易に見せる情報が溢れかえっている中では、異色なのかもしれません。

まあ、安易かどうかは、やればすぐにわかることですからね。

No title

9割は共感できますね^^

シミュレーションはいいんじゃないですかねえ~。

実力ないのに実際のお金でトレードすること事態おかしいので、自分の実力を理解してる証拠。

シュミレーションで、繰り返せば儲かる手法を探すのは負け組みで、ノーリスクで失敗経験を積んで、株の本質を理解する期間としてやるのであれば勝ち組ですね。

あと、一般人にはナンピンの難易度高いので、やらない選択肢のほうが正しいとおもいますね。

ナンピンできる人は理解してできるけど、理解できない人がほとんどだからやめたほうがいいね。

あえて、ナンピンしてトレードを複雑にしなくても、もっとシンプルにトレードすれば十分なんだけどなあ。

やれる人はやればいいし、万人ができるものではないし、やる必要ないね。

Re: No title

リーマン14億さん、こんにちは。

9割共感していただきほっとしています。
いろんな意見があって当然の相場ですから、何もかもが同じという人はいないと思います。

シミュレーションに関しては、私は結構ネガティブなんです。
今は、少額でできる環境がありますから、少額でいいから実弾を投入すべき、と考えています。
シミュレーションでは、確かに技術的なことは学べると思います。
しかし、実践でしか学べない心理的な葛藤など必要科目は他にありますし、そういう科目こそ経験を積むのに時間がかかりますので、シミュレーションが果たしてそういう意味で「経験」と言えるのか、と思うのです。

ナンピンに関しては、一番議論になるところだということはわかっています。
難易度も高いので、実は、私もリスク管理との兼ね合わせから見て、苦手な種目なのですが、それでもナンピンを軸にして相場を組み立てて儲けている人もいるのですから、否定する必要なは無いと思っています。

シンプル イズ ベスト、ということについては、大賛成です。

No title

あらなみさんこんばんは
今年で2年目に突入しましたが、相変わらずのマイナストレードの毎日です。あまりのマイナスにもう勝つこと自体をあきらめて、最小限の損切で自分のルールに従ったトレードを淡々とこなし、予想もはなから当たる事を考えず、打てたらもうけ者くらいの感覚でやることにしました。負けでも勝ちでも、トレード後は自分のエントリー時の感情も含めて書き込みながら自分の検証をしていますが、本当にこれで勝てるようになるのかという不安に常に襲われています。やり方は何でもいい、資金管理と一貫性があれば、トータルでプラスに持っていけるのだと常に考えてはいますが、あらなみさんの様に相場で生活できる様になられた方でもこういう不安は常にあるのでしょうか?

こんばんわ

”俺のことが何故わかるのだ”
まさしくそう思ってしまいました(泣)
「勝てるやり方がわかったら実践を始める」
まさしくその心境で色々とやってきて数年…
しかし、皆が通ってきた道ということで安心?してしまいました。

今はあらなみさんお勧めのオズの売買を参考に水平線と
ローソクのみを使って少額で練習売買を繰り返しており
ます。ここまで色々と勉強をさせて頂いたので、経験値
を増やして目利きができるようになるまで頑張ります!!

Re: お返事ありがとうございます。

よしこさん、こんばんは。
今回はさっさとお返事書きます(汗)

それだけこの本を気にかけているということは、自分に合った本ということなのだろうと思います。
そういうものが見つかったのはとてもよかったのではないでしょうか。

多くの人の勘違いの一つは、「トレードで勝てるようになったら、上がりで、その後は幸せに暮らしましたとさ。」という物語です。
まるで勘違いです。
数年単位、いや10年単位で勝ち続けているトレーダーとて、ある日突然に勝てなくなって、暗闇に落っこちることなど、日常茶飯事なのです。
医者や弁護士の資格商売とて、その後研鑽していかねば、立ち行かなくなるものですが、ましてや変化する相場に、日々対応していかないと、いつでも負け組に逆戻りするのがトレーダーです。
毎年、プロになった人とと同じ数だけ、プロから転落していく人がいるのじゃないかと思います。
リーマン・ショック時などは、退場者が続出し、数は半分ぐらいになったのではないでしょうか。
ベテランとて、明日はどうなるかなどわからない、そう思って日々トレードしています。
なので、前に進むしかありません。
本のレビューについては、覚えておきます。

Re: No title

hikoさん、こんばんは。

>やり方は何でもいい、資金管理と一貫性があれば、トータルでプラスに持っていけるのだと常に考えてはいます

これは、どこかで学習されたものでしょうか。

「やり方は何でもいい」というのは、時々言われることですが、この「何でもいい」というのは、「適当でよい」という意味ではない、ということはご理解されていますよね。

よく、やり方などどうでもよいとは言われるものの、正直、資金管理と一貫性だけで勝つことは非常に難しいと私は思います。

書いておられることのお返事は、とてもコメントで片付けられるようなものではないので、少し考えさせてください。

Re: こんばんわ

スーさん、こんばんは。

安心されても困ります(汗)

最初はそうだったけど、最後は上手くいきました、という終わり方はほとんどありません。
基本的に、みんなというのは、その後もずっと儲からずにどこかでトレードを諦める、という終わりを迎えます。
最初はそうであっても、最後はみんなと同じようにならないために、どうその「悪のループ」から抜け出すのか、ということについて書いているつもりですので、参考になさってください。

オズの本がお気に入りということですので、まずはそれを足ががりにされるのはよいと思います。
頑張りましょう。

私が相場を始めた動機・本との出会いなど

「茨の道」も紙に印刷してファイルしており、付箋とアンダーラインをつけ、勉強させていただいています。

 私が相場の世界に足を踏み入れるに至ったのは、職場の同僚に誘われ、軽い気持ちで証券会社に行ったことによるものです。その日は、株の買い方や口座の開設方法等を聞いただけですが、数日後には、早くも生まれてはじめて「株」というものを買っております。取引報告書が残っており、1995年12月1日、クラリオンを463円で1,000株買いました。なぜ、この株を買ったのか記憶が定かではありませんが、店頭に置いてあったチャート集をめくりながら、純粋にチャートの形を見て決めたような気がします。会社の事業内容等は、全く興味がありませんでした。そして、数日後には売却し、マイナス24,786円という結果が残っております。何とも中途半端なデビュー戦でした。

 その後も3年くらいは、チャート集、会社四季報、様々なくだらない本などを見ながら売買していましたが、もちろん、少しずつ負けていました。私も、例に漏れることなく、「茨の道」でも解説していただいた「当て屋」に所属していました。
 
そのうち、売買して4年目だったと思いますが、ある日、書店で何気なく手に取った本に衝撃を受けました。林氏の「脱アマ相場師列伝」です。私も素人なりに、他の本とは違う何かを感じ取ったものだと思います。買って帰り、貪るように読んだ記憶があります。「へえー。こんな世界があるんだ。」と衝撃は受けたのですが、本を読んだくらいで「脱皮」できるはずもありませんでした。

 その後も、仕手株などの売買を続けていたのですが、6年目くらいに大平洋金属を空売りした際、とうとう大きく踏み上げられてしまいました。証券会社から、はじめて「追い証」の電話も架かってきました。精算したところ口座のお金は、ほとんど残っていませんでした。吹き飛ばしたお金は、相場の世界では少額だと思いますが、私にとっては大金であり、大きなショックを受けました。不幸中の幸いだったのは、そのとき私はまだ20代だったということです。もし、今の年齢だったら挽回は不可能だったと思います。

 その後しばらくは、お金がないため株をやることもできませんでしたが、何となく「脱アマ相場師列伝」を読み返したことにより、幸運にも立花氏の「あなたも株のプロになれる」にたどり着くことができました。この本を読んだときの衝撃はすさまじく、未だにあれ以上の衝撃を与える本には巡り会っていません。もちろん、私の能力では、書いてあることを全て理解することはできませんでしたが(当時、もし、あらなみ様の、この本の解説を読むことができていれば、どんなに幸せだったことか・・・)、お金を貯めて売買を再開して以降は、一銘柄固定の売買や損切り等を行うようになったことで、年間を通じてトントンの状態には持ち込むことができるようになりました。しかし、このトントンの状態が、その後、10年も続くことになろうとは夢にも思いませんでした。(すみません。夢中で書き込んでいました。長すぎますね。続きは、後日、コンパクトに書きますのでお許しください。)

Re: 私が相場を始めた動機・本との出会いなど

ザクさん、こんにちは。

本音のコメントだと思います。
投資家たるもの、なかなか苦しい胸のうちを出すことは難しいと思いますが、こうやって書いていただきありがとうございます。
ただ、こうやって自分を冷静に観察できる力をお持ちだということは、投資家にとって大変大切なことだと私は考えています。

多くの投資家は、

「そもそも自分が何をやっているのかすら理解していない」

のです。

それが実態ですよ。

それと比べれば、こうやって客観的に自分のことを書けるということは意味があることだと私は思います。
まだ、後半編が残っているので、余計なコメントになるかもしれませんが(笑)

後編 私が相場を始めた動機・本との出会いなど

いつも暖かいコメントをいただき、ありがとうございます。大変、恐縮ですが、後編を書き込ませていただきます。

 それで、ヒラキンで資金を飛ばして、立花氏の本に出会って、一銘柄固定売買(日本軽金属)を行うようになって、トントンの状態までは行ったのですが、そこからが長く、10年もそんな状態が続いたのです。林氏の本も全て読み、特に「うねり取り入門」は精読しました。それでも、トントンが精一杯でした。当然、日足の折れ線グラフは引いていますし、損切りも行っているのですが、大きく儲けることはできませんでした。もちろん、立花氏や林氏の本を批判するつもりはなく、私に理解する力がなかっただけです。そこで、あらなみ様には、これらの本の「副読本」の出版をお願いします。ビジネス的に厳しいかと思いますが、熱烈な潜在的需要があると思います(笑)。

 脱線しました。それで、途中で銘柄を替えることもあったのですが(三菱重工・平和不動産等に)、基本的には一銘柄固定売買を続けました。当然、いろいろな邪念が湧いてきます。「手書きのグラフなんて意味があるのだろうか。」「今、あの銘柄をやったら間違いなく儲かるのに・・・。」でも、そんなときは、「だめだ、この銘柄を続けなければ。そのうち、大きく取れるときが必ず来るはずだ。」と自分に言い聞かせ、邪念を振り払うのでした。そんなことをしているうちに、気がつくと10年も経過していたのです。大きく儲かることもなく、損をすることもなく。私としては、真面目に取り組んだつもりなのですが、結果は伴いませんでした。私のような経過を辿る人は、結構いるのではないでしょうか。

 そんなある日、何となくブログ巡りをしていると、幸運にもあらなみ様のブログにたどり着いたのです。ブログ巡りをほとんどやらない私にとっては、全くの偶然であり、奇跡に近いものがありました。食い入るように読んでいきました。シリーズものは、印刷して勉強です。特に衝撃を受けたのは、林氏の批判とも受け取れる見解が書かれていたことです(すみません。ここの表現は慎重にしないといけないのですが、私はそのように受け取りました。)「経験値」「環境認識」は、それまで私が考えたこともなかった概念であり、驚きました。「すごい。すごすぎる。」「もしかすると、一銘柄に固執する必要はないのではないか。」しかし、私には「ほかの銘柄に手を出すことは悪いことだ。」という考えが根付いており、大きな葛藤がありました。10年かけて染みこんだ考えは、なかなか捨てられるものではありませんでしたが、そのときの環境を考え、最善と思われる銘柄に手を出すようになったのです。そして、少しずつですが儲かるようになっていき、昨年など資金が2倍になりました。昨年は「アベノミクス」とやらで、誰もが大きく儲けていると思います。買いで儲けたのであれば、大衆と同じだと思うのですが、私の場合、ほとんど売りだけでした。1年で何倍にも値上がりした「マツダ」「東京都競馬」などを、売りで取れたのです。

 私の手法は、スウィングになるのかと思います。スウィングの定義がよく分かりませんが、最近の売買記録を見ると、勝率とペイオフレシオが、それらしいものとなっています。また、時間枠は、最短の1日から最長の15日の範囲に収まっています。最短のときは、窓空けを逆向かいで仕掛けてすぐに手仕舞っています。最長のときは、15日間下げっぱなしです。1度に仕掛けて1度に手仕舞いしていますが、利食いとなった場合は2分割したときもあります。利食いのやり方は、課題です。

 それで、最も良かったと実感していることは、一銘柄時代に比べると、経験値をそこそこ貯められるようになったことだと思います。スライムに出会う機会を増やさないと、次のステージに進めませんので(笑)。
 それと、私は、兼業ですのでデイトレは物理的に無理ですし、性格的にこれ以上の日柄を粘るのも無理です。利食いの誘惑を押さえるのに苦労しますので、このくらいの時間枠が合っています。また、環境に合わせていろいろな道具を使い分けるより、1つの道具(スウィング)に合う環境を探していく方が上手くいくと信じてやっています。

 なお、年明け早々、私のスウィングに問題があることを思い知らされました。昨年は上手くいった「トレンドが上向きの銘柄を売りで取る」ということです。引け後に大きなニュースが出て、翌日の寄り付きから窓を空けて飛んでいきました。当然、あらかじめ決めていた損切りポイントが役に立たず、資金の20%を飛ばしてしまいました。トレンドが上向きなのに、スウィングの短い方(下げ)を取ろうとしていたのですから、こういうことがいつ起きても不思議ではなかったのです。一番高いところを踏むことになるのだろうとは思いましたが、仕方なく買い戻しました。実際、ほぼ高値を買い戻すことになりましたが、冷静に損切りを実行でき、満足しています。今後は、トレンドの認識をもっと重視して、トレンドと同じ向きのスウィングを取りにいきたいと思います。

 すみません。前編にも増して長くなってしまいました。お恥ずかしいかぎりですが、私が辿ってきた20年近くの経歴です。私は「茨の道」を正しい方向に向かって歩いているのでしょうか。

Re: 後編 私が相場を始めた動機・本との出会いなど

ザクさん、こんにちは。

後編ありがとうございます。
とても参考になるものだと思いますし、多くの方が似たような道を辿っておられることは承知しています。
ただ、多くの方は、本に書いてあることにこだわりすぎて、というより、そのこだわりも、自分の勝手解釈なのですが、それで自滅される方も大勢おられます。
林先生の著作については、次の言葉で集約できます。

「具体的やり方については、その当時は正しかった。しかし、今も正しいとは限らない。それは時代の変遷によって、変わっていくものだからである。」

ということだと思います。
商品先物はご存知ないかと思いますが、商品相場ではこのことが顕著に出ています。
時代時代で変わるのです。
ここを理解していない人が多すぎると思っています。

さて、本年に入ってから上手くいかないから、別のやり方を、ということですが、それは微妙だと思います。
今やっておられることは、オーバーシュート狙いということになりますが、これは、下げのオーバーシュートを買いで狙う人が多いのですが、稀に売りをやる方もおられます。
ザクさんのその1人ということになります。
トレンドと同じ向き、ということですが、これが簡単そうで意外と難しい、ということはやってみればわかると思います。
特に、オーバーシュートに向かうのを得意とする人にとっては、相当心理的に難しいのではないかと思います。
押し戻しといっても、みんなが狙っているところでもあるので、一筋縄ではいかないということもすぐにわかるでしょう。
一芸に秀でる、ということのように、隣の芝はちっと自分が上手くいかないとよく見えるものかもしれませんが、なかなか実際にやると上手くいかない、ということが通常です。
ただ、これも、経験されてみるといいことでしょう。

トレンドに乗れ、とか、トレンドに逆らうな、とか、どんな本を読んでもそう書いてありますが、「じゃあ、そういった本を読んだ人はみんな儲かっているのか」ということを考えれば、みえてくることもあるでしょう。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
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