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格差の理由・・1

2014/05/08 Thu

昨日、何気なくテレビを見ていると、マジシャンの年収をランク付けしている番組をやっていました。

年収が20万円の人から、5000万円の人まで、すごい格差です。

何となく見ているうちに、この番組、実はすごいことを伝えている、と感じました。

というのは、これだけの格差があると、普通の人だったら、上位の人はマジックの腕がさぞかしすごいから年収が高いのだろう、と思うと思います。


しかし、このものすごい年収格差は、マジックの腕の差ではない、ということが番組で明らかになります。

年収20万~100万円というクラスの人は、「自分には知名度がないし、腕がまだ未熟だから」ということを言いつつ、マジック売り場のアルバイトをしたりということで何とか食いつないでいる人たちでした。
マジックをやる以外、何か積極的にしている、という感じは受けません。

ところが、年収が上がるにつれて、ひと味違うスタイルで稼いでいる人たちがいました。
かなり小太りのマジシャンは、朝から、飲食店を次々に回って、営業をかけて、1日中営業しているのです。
とにかく足で稼いでいく、というタイプでそこそこの年収を得ていました。

一方で、若くておしゃれなマジシャンは、セレブのパーティーに食い込んで、セレブ御用達のようになって、年収1000万円を稼いでいます。おひねりで100万円もらったこともある、ということを言っていました。

さらに、年収5000万円のマジシャンは、話をすると、もう「どこかの経営者ですか?」というぐらいマジックに対して、自分の生き方に対しての一家言あって、自分なりの哲学を持っていました。

振り返ると、年収20万のマジシャンは、うらぶれた雰囲気が漂っていて、「いかにも何とかマジック売り場のバイトで食いつないでいる感」がすごく漂っていました。

びっくりしたのは、年収20万のマジシャンが、年収5000万のマジシャンに対して、マジックを教えていたことがある、という話でした。
そして、20万のマジシャンは、5000万のマジシャンに対して「彼はマジックは下手だ。」と言ったことです。
当の5000万のマジシャンはそれを否定しませんし、「20万のマジシャンからマジックを教えてもらっていました。」と感謝していました。



この番組を見て感じたのは、マジシャンといっても、普通レベルのマジシャンであれば、同じようなトランプネタなどを使って、似たようなマジックを披露するわけです。

もし、マジックの実力差で稼ごうと思ったら、よほどの実力がなければ難しいのは明らかだ、と思いました。

それは、極一部のよほどの才能の持ち主が成せる技だと思います。

しかし、この番組に出てきているような、いわゆる普通のマジシャンの範囲であれば、上手い下手といっても、マジックの腕など、50歩100歩の世界でしょう。
ネタも仲間同士で同じようなネタで食っており、大きな差は出なさそうです。
そもそも、マジックのネタというのは、相場があって売買されているものなので、当然似たようなネタになるのは仕方がないようです。

そして、20万のマジシャンが5000万のマジシャンを教えていた、ということですから、

腕の差 = 年収の差

になっていないことは、明らかです。

では、この番組を見ていて、私が感じたものは、どうか、と言えば、年収の差は、次のようなファクターによってできているのではないか、と思いました。

①マジックの腕

②営業力

③話術

④人となり、風貌

⑤人間力



①のマジックの腕は、そこそこの最低限のプロとしてのレベルをクリアしていれば、年収格差になりにくい、というのは先程も書いたとおりです。もちろん、人に見せられるだけの最低限はクリアしていることが条件となります。

②の営業力ですが、ほんとに朝から営業に回り続けて、必死で仕事を取っている人と、どうせ自分は、という人と、年収で圧倒的な差が出ていました。

③の話術ですが、マジックではなく、ウイットの効いた話術で観客を引き込める人は、マジック云々ではなく、収入を得ることができていました。

④の人となりですが、これは、おしゃれでセレブ受けしそうな人はその個性を活かしてセレブに食い込んでいるのが印象的でしたが、太ってやぼったい感じの人でも、必死で営業に回っていることによって収入を得ている、という人もいて、自分の個性に合ったポイントをおさえられている人は勝ち組でした。

⑤の人間力、これは、どういうことかというと、大勢のマジシャンが出演していても、やはり年収1000万以上のマジシャンは数が当然少なかったのですが、この数が少ない人たちは、私が受けた印象ですが、

マジシャンじゃなくても成功していたんじゃないか!!

マジシャン云々の前に、人として大したやつじゃねえか!!

という人たちばかりでした。

話を聞くと、明らかに年収が低い人たちと違って、自分というものをもっていて、何をやるべきか、どう工夫するべきか、自己をどう律しているのか、ということをしっかりと語れる人たちなのです。

特に年収5000万円のマジシャンの方は、一家言を連発し、司会者も「マジシャンの話じゃなくて、偉い人の話を聞いているようだ。」「もうあなたはマジシャンじゃない。」と何度も言わせていたのが印象的でした。

一方で、年収20万円のマジシャンは、残念ながら「マジシャンやめても他の世界でも食ってはいけないよなあ。」という印象をどうしても受けてしまうのです。
会場の雰囲気も「お前、もうちょっとしっかりせいよ!!そんなんじゃだめだろう。」という感じでした。

つまり、マジック云々というよりも、もうマジックの前に、負け組は、

人として既に負けている

ことがどうしても見えてしまうのです。

本人は、おそらく「マジックの腕は自分の方が上なのに。」「これだけ自分が頑張っているのに。」と思っていると思いますが、司会者、コメンテイター、会場のお客さん、そして、私を含めて視聴者全員が、「何であなたは年収20万円なのかわかるよ!!」という状態でした。

他人のことならよくわかるんですよ(汗)


そういえば、その道の世界の一流といえば、「イチロー」であり、「羽生善治」ですが、彼らの言葉一つ一つが教えとなって、本になるぐらいに、それぞれの哲学を語っています。
そして、生き方は、実にストイック。
勝つためには、人としてどうあるべきか、ものの考え方はどうなのか、などなど、とても参考になる二人です。
単に、野球が上手い、将棋が強い、だけではないものを持っている、それがこの二人でしょう。
逆に言えば、野球が上手いだけ、将棋が強いだけ、では、超一流というレベルまでは行けない、ということになるのだろう、と思います。


この番組で大いにヒントを受けた、ということで、トレーダーの話に行きたいと思います。
何を言いたいのかは、もうお察しのとおりですがね(笑)

続く


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コメント

Secret

先日はコメントへの返事ありがとうございました。続きの記事楽しみにしております。

No title

あらなみさん、こんばんわ。
今回も面白い記事をありがとうございます。
確かにご指摘の通り、一芸に本当の意味で秀でて
いる人は人間性も魅力的な人が多いと感じられます。
これは成功したからこその余裕からくるものもある
とは感じるものの、日頃からのスキのない自己研鑽
が人間性を磨いているのかなと考えました。
やはり人間力の修行から入らなければという感じ
でしょうか。相場で勝ち続けるということは本当に
奥が深いことなのでしょうね…

実に面白いお話です

それに、すごーく納得です。完全に相場対応と同じですね。
職人芸というけれど、職人は技とともに
職人魂みたいなのも必要かな、なんて思います。

とにかく一芸に秀でること。
自分なりにやっていくことだと思います。

自分なりとは、個性の発揮なんですが、
そんな難しく考えないで、
まずは「己を知ること」、それも「己の限界を知る」と共に
「己の長所をもしっかり見つめること」だと考えます。

最近の記事は、以前とひと味違いますね。
スーパーの話しも、とっても説得力がありました。

土地勘、ですねえ・・・・。
林さんは「慣れ」と言ってますけど、
つまりは千本ノックなんでしょう。
それがないと土地勘は生まれない。

それも、無駄打ちじゃなくて、考えながらの千本ノック。
体験の蓄積しか職人技はわからないと思います。

深海って、考えようでは棲みやすいと思いますよ。
でも、とっても地味なんですよねえ。
わたしは派手なのが苦手だから、それでいいんだけど。

No title

自分都合だと如何様にも見えベタベタ売買を避けるのは難しいかも知れません→全て相手方の不都合基準で売買→関係性で決まるこちら→自意識、自我への根本的問い。相場本がどこまで人間を見つめているかは知りませんが。。。

No title

自分が何をやってるかを自覚的に分かっている人は、やはり強いですね。

何のポリシーもなく相場をやってると、ギャンブル性に飲み込まれてしまいますしね。

気を付けたいところです。

No title

連投失礼です。

記事の本筋とはズレますが、マジックの腕、人に魅せられる最低限っていうのも、そこそこ大変なことなんですよね。
身につけるのに経験、年数が必要なことと思います。
相場の場合は、そこまで行くまでに撃沈すること多いですし。

今回の記事よかったです。

Re: No title

スーさん、こんにちは。

成功したから人間力が増した、ということはあるのだろうとは思いますが、ここが全く乖離した人はあまり見かけませんね。
次回そのことにも少し触れる予定です。

Re: 実に面白いお話です

虚無僧さん、こんにちは。

「職人魂」ということば、とてもいいですね。
私の言いたかったことは、この「職人魂」ということばに集約されるのかもしれない、と思いました。
職人魂、という言葉で記事書いてみたくなりました。

とかく多くの人は、人の真似ばかりしようとしますが、なかなかそれだけでは上手く行かないのですよね。
石原さとみがかわいいから、といって、化粧だけを真似ても・・・という感じで(笑)
おっしゃるように、限界があれば、長所も必ずあるわけで、その強みを活かしたところに答えがあるのですが、なかなか「隣の芝は青い」ようで、どうしても真似しくなってしまいます。

トレードは、とにかくやらないとわからないのですが、なかなかそれがわからない(笑)
「やり方を見つけてから」って人がほとんど。

環境対応、なんですがね。コツは。
「富士山の山頂も、南国の島も、北極点も、都会の生活も」同じように過ごそうとするところにそもそも無理がある、って話なのですが、自分のいる場所がどこか、今どういう環境なのかを意識せずに、「ダウンを着るべきか、Tシャツにすべきか」そればかりを悩んでいるのを見ると、不思議でなりませんねえ。

虚無僧さんの環境は、「バリ島の夕暮れ」って感じで、静かな時が流れていく、という感じでしょうかね(笑)
都会の雑踏とは、別世界。

Re: No title

sohdenさん、こんにちは。

結局のところ、相場が儲けさせてくれるのですからね。

自分の都合で、いくら儲けたい、といっても、相場が動いてくれなければ、儲かるはずがありません。
トレンドフォローなら、トレンドが出なければ、何をやっても儲かるはずがないのですよね。

結局、ベタベタ売買する人というのは、その「相場の都合」がまるで見えていないのだろうと思います。
要するに、自己中。
自分の都合で相場が動くと思っているとしか思えないような売買をする、ってことでしょうかね。

Re: No title

タカユキさん、こんにちは。

相場は、そもそも魔界ですからね。
だからこそ、ヌエなんです。
気がつけば、自分が何をやっているのかすらわからなくなる。
周りから見れば、「目がおかしくなっている」「何かに取りつかれたようになっている」となっているのに、本人だけはその自覚がない、という恐ろしい魔術をかけられて、全財産が消し飛んだ、ということが常に起こっているわけですから、本当に恐ろしい。
ハッと気がつけば、血だらけのナイフを握っている、って感じです。

マジックの腕、最低限というのは、今回テレビに出演した人たちは、「曲がりなりにもプロ」なので、プロとして当然身につけているレベル、ということになりますね。
なので、その腕を身につけるだけで、5年、10年とかかったことには間違いありません。
それでも、年収20万円ですからね。
ただ、その年収20万円に下には、「プロになれずにいたその100倍のアマチュアマジシャン」がいたことも確かですがね。
ですから、年収20万円とは言え、プロとしてマジックで金を稼げる、ということは、「エリート」なのですよね。
どの世界も厳しいことに変わりはありません。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

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