ショート・ショート2

2014/05/19 Mon

<ラプトルの悲哀>

私はラプトルだ。
もう1時間もかけて獲物を追いつめつつあった。
後少し、後少しだ。
後少しでご馳走にありつける。
獲物を追い詰めた。
ほぼ最後の仕上げを残すのみだ。
「ここだっ!!」
と獲物に飛びつこうとした瞬間、後ろから、Tレックスが一気に襲いかかってきた。
形成は逆転する。
Tレックスのパワーは恐ろしく、私らラプトルはひとたまりもなかった。
結果、獲物を全て横取りされただけではなく、自分までが傷を負ってしまったのだ。
何ということだろう。

「Tレックスの野郎、人の獲物を横取りかよ。」

そうつぶやいても仕方がない。
ここは、仁義も無ければ、譲り合いも無い。
大自然の掟だけが正義なのだ。
つまり、強いものだけが生き残れる世界なのだ。

ラプトルとTレックスの戦い-ジェラシックパークより

(本日の実話である(笑))



<少子化問題?>

南の島にある村があった。
とても恵まれている村で、裏のジャングルに入ればバナナなどフルーツがいつでも取れて、海に潜ればすぐに魚が取れたので、村人は働かなくても、とても幸せに暮らしていた。

時代が進んで、次第に子どもが増えて、人口が多くなった。
それでも、生活は変わることはなかったが、人口が3倍に増えたとき、突如として、食べ物が足らなくなった。
ジャングルの果物など食べ物が再生する以上に必要となったからである。
また、あれだけ豊富だった魚も取り尽くしてしまって、どんどん遠くまで取りにいかないといけなくなった。
近くの海は、その自然の再生能力を超えた人口によって汚染され、さらに魚はいなくなった。
家も足りなくなって、森の木を切って家を立てたら、更に食べ物がなくなった。

次第に村人同士で食べ物の争い事が起こるようになった。
あれだけ仲良く暮らしていたのに、喧嘩や奪い合いが日常になった。
そうしているうちにも、どんどん食べ物はなくなっていった。
しかし、そもそもそれまでの島の習慣で、働いたり、作物を育てる、保存しておく、ということは無かった。
南の島は、北と違って冬が来ないから、貯める、という習慣がそもそも無いのである。

遂に、貧困と飢餓が村を襲った。
村人は仕方なしに、隣の村の土地まで食料を取りに行くようになったが、そうなると隣の村人が怒って、争い事が起こるようになった。
それでも、食べ物が無いので、隣の村の土地で食料を調達しなくては生きていけない、ということもあって、次第に小競り合いから、本格的な領地争いとなり、村人が殺されるという事態にまで発展した。

飢餓と貧困、そして憎しみ合い、殺し合い、村同士の戦争、といった苦しみが村に蔓延した。

その時、村の長老がぽつりと言った。「昔はあんなに平和に、みんな仲良く、幸せに暮らせていた村だったのに、何が原因でこんな苦しみだらけの村になったのだろう。」



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