名言から学ぶ 1

2014/02/09 Sun

見えるぞ!私にも敵が見えるッ!!

(シャア・アズナブル)

一昨日、金曜日、明日土曜日は、大雪警報とのこと。
しかし、これは都心での話で、大阪のことではありませんが、大阪でも、夜には雪に変わりました。
「外出は控えるように」という気象庁の話ですが、それは関東でのこと。
しかし、関西でも、繰り返しこのニュースは流れています。
何となく、外出は控える、という感じになってきました。
さて、土曜日、大阪では、うっすらとした雪景色ですが、交通機関の乱れ等はありません。
ということで、これはチャンスと西野塾に出かけました。
案の定、生徒は普段の半分以下で、指導員7名に対して、生徒15名程度。
入れ食いとなりました。
誰も並んでいないので、5回連続対気など、ヘトヘトでしたが、とても充実した稽古となりました。

他人の裏に回った私の行動は、エッジを持っていました。



そういえば、一昨年、台風が関東地方に接近する当日、ディズニーランドに行っていました。
ホテルの窓から見ると、朝から風雨が強くと、どうなるのだろう、という感じです。
それでも、台風は微妙にそれているので、雨風は強いものの、外出できない、というほどでもありません。
こういう日は、遠方から来ているのでなければ、日帰りでディズニーランドに出かけよう、という人などほとんどいないでしょう。
案の定、パークはガラガラの状態でした。
バズライトイヤーに7回連続で乗ったのを始めとして、入れ食いでした。
(ちなみにバズライトイヤーは混雑時で2時間待ち程度です。)
どれほどアトラクションに乗ったか、分からないほと乗りました。
何せ、全アトラクション待ち時間ゼロです。
雨は降っていたものの、室内型アトラクションについては、雨は関係ありません。
この日は、天候に関係ない室内型アトラクションに集中しましたが、とても充実した一日となりました。
また、午後からは、風雨も弱まってきましたので、とても快適な一日となりました。

さて、翌日は、台風一過で好天となりました。
昨日の反動で、大混雑となりました。
つまり、当日予定していた人に加えて、昨日予定していた人も訪れた、ということです。
どのアトラクションも長蛇の列となり、昨日のバズライトイヤーは、2時間待っても乗れない状況となりました。
もちろん、我が家では、アトラクションは全てパスして、パレードに集中したのは、言うまでもありません。
パレードに集中したので、常にいいところで見ることができました。

環境変化に対して、行動を変えること。
これが、エッジのある行動、ということでしょう。

昨日、「アトラクションは空いているという成功体験」を積んだから、といって、それを安直にパターン化してしまう人が非常に多いのですが、そういう人たちは、単に環境に依存していたのだ、ということを理解していないのです。

というよりも、環境優位性ということが、パターン認識よりもはるかに重要である、という認識が薄いのだと思います。

だから、単純に「このパターンで自分は勝てる」という勘違いが横行します。
人は、単純化、パターン化をしたい、と常に考えているところがありますから、仕方がないのですが、そうそう世の中は安直にいくものでもありません。

この場合であれば、天候がどうか、混雑状況がどうか、に依存して、行動パターンが決まるのであって、

行動パターンありき

になるはずがありません。

エッジを持った行動をするためには、アトラクション中心で攻めるか、パレードを見るか、については、当日の環境次第、ということは当たり前過ぎることです。



ちょっと前にエコポイントが終了する、ということで、テレビがバカみたいに売れた時がありました。
ニュースでも取り上げられて、大手家電販売店では、説明を聞くだけで何時間待ちという状況となりました。
このエコポイントが終了して、その反動から、テレビはぱったり売れなくなって、半年後には、エコポイントをもらうよりも遥かに安値で買えるという状況になりました。



人の行動パターンというのは、こうして見ると、今も昔も同じパターンを作ります。
これは、過去から変わっていませんし、今後も変わらないものでしょう。

悪天候の日は、今後も、西野塾と、ディズニーランドは空いていることでしょう。

3月に入れば、消費税前駆け込み需要で盛り上がり、4月以降半年程度は、需要が減少します。
大型家電は、3月に盛り上がりを見せるでしょうが、その後、その反動でぱったり売れなくなって、3%どころの値下がりでは済まない状況となる可能性があります。



東京証券取引所の1月の統計で、個人は株式を1兆4270億円買い越しだそうです。
NISA開始後1カ月の利用状況を調べたところ、3000億円規模の資金が流入、その多くが株式に回った、ということが日経で報じられていました。
一方で、外人は、1月は1兆1696億円売り越しになりました。
個人が受け皿にされた様子がみえてきます。
中長期的には、わかりませんが、とりあえず目先的には、みんなで買った個人は全滅しました。


人の行く裏に道あり花の山


自分の都合で行動した人は、結局、人と同じ行動パターンを取ることとなります。

このように、大衆、という人の流れと行動パターン、については、いつもいつも、見えるわけではありませんが、環境変化を観察していると、時々、見える、という瞬間が訪れます。
 
この瞬間が、エッジと呼ばれるものになるのは言うまでもありません。


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やるべきことができればそれでよい

2014/05/14 Wed

今朝は、大きな勝負に出ました。
結果、勝つことはできませんでしたが、やるべきことがやれたということで満足な朝でした。

やるべきことをやって、結果は運次第

自分にできることをやればよい

後は、人事を尽くして天命を待つ


やることをやれたんだから、結果などどうでもよい。
結果は、運次第なのだから、自分の責任ではない。
思いどおりに走ってくれなかったのは、私が悪いんじゃない。
たまたま相場がこうなっだけであって、自分はやるべきことをやれたのだから、それだけで満足。

逆に、いらんことをして、仮に勝てたとしても、全く嬉しくありません。
さらに、いらんことをして、負けたら、自分の規律の無さに無性に腹が立ちます。
この場合、勝っても負けても、結果にかかわらず反省しかありません。




私がとても大切にしていて、何度も何度も見ているものがあります。

NHKプロフェッショナル、青森、大間の神と呼ばれるマグロ漁師の山崎に番組取材があったとき、マグロを逃したので、番組スタッフが「悔しいですね」と声を掛けた。

すると、山崎は半分怒ったように次のように言った。

「悔しいって言ったってしょうがないじゃん。自分が悪いんじゃないよ。こういうのが悔しいんであれば何も漁に来なければいいんだ。こういうのが悔しいならね、出ない方がいいんだ。」

山崎の流儀は、

「マグロを釣るのではない、マグロに選んでもらう。そのためには、労力を惜しまない。できることは全てやる。」

「同じことを繰り返して繰り返して、たまに選んでくれるマグロがある。マグロ様はさ、偉いもんでさ、昔の殿様みたいなものだ。」




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ショート・ショート

2014/05/16 Fri

< 旅 人 >

旅人は、疲れ果てていた。

「もう1週間も何も食べていないし、水もここ数日飲めていない。」

考えてみれば、荒野をさまよって2週間近くになる。

道を外れて、すぐに引き返せばよかったのだが、こっちのほうが近道だろう、と引き返すのが無駄に思えてそのまま進んだのが悪かったのだ。
しかも、迷った数日後までなら、まだ戻れる可能性があった。
状況はどんどん悪くなる一方だった。
しかし、自分の意思で選んだ道だ。
自分がやらなかっただけなのだ。
しかし、それがわかった今はもう遅い。

ほとんど動けなくなってきている自分がわかった。
死期が近づいている、そう感じた。

そういえば、昨日からちょっと先の丘の上に、ハゲタカが一羽こちらの様子を伺っている。
今朝、近くに来たから追い返したら逃げていって、また丘の上でじっとこちらを見ている。

昼頃になると、どこからともなく、ジャッカルの親子が近くからこちらを見ている。

「お前らも俺を狙っているのか、しっしっ、あっちへ行け!!」

と石を投げたらちょっと離れたが、やはりジーっとこちらの様子を伺っている。

「こいつら、死の匂いを嗅ぎつけて待っていやがるのか。何て奴らだ!!」

と腹が立ったが、もうどうすることもできないということは自分自身が一番よくわかっていた。

だんだんと意識が薄れていくように感じる。
もうどうとでもなれ、そんな心境になってきた。

するとジャッカルの親子が近づいてくる。
手を上げる最後の力をふりしぼって、しっしっ、とやると、「まだ力が残っていたのか」とちょっとがっかりした表情でジャッカルは離れていって、また元の位置に戻って、じっと待っている。

こちらが反撃できなくなるまで、ひたすら待っているのである。

翌朝、旅人は動かなくなった。



ジャッカルの親子の会話が聞こえてきた。

「坊や、たくさん食べておくのよ。」

「どうして。」

「こういうご馳走というのは、いつもいつもあるわけじゃないのよ。だから、食べられる時にお腹いっぱいになるまで食べておかないと、いけないのよ。」



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ショート・ショート2

2014/05/19 Mon

<ラプトルの悲哀>

私はラプトルだ。
もう1時間もかけて獲物を追いつめつつあった。
後少し、後少しだ。
後少しでご馳走にありつける。
獲物を追い詰めた。
ほぼ最後の仕上げを残すのみだ。
「ここだっ!!」
と獲物に飛びつこうとした瞬間、後ろから、Tレックスが一気に襲いかかってきた。
形成は逆転する。
Tレックスのパワーは恐ろしく、私らラプトルはひとたまりもなかった。
結果、獲物を全て横取りされただけではなく、自分までが傷を負ってしまったのだ。
何ということだろう。

「Tレックスの野郎、人の獲物を横取りかよ。」

そうつぶやいても仕方がない。
ここは、仁義も無ければ、譲り合いも無い。
大自然の掟だけが正義なのだ。
つまり、強いものだけが生き残れる世界なのだ。

ラプトルとTレックスの戦い-ジェラシックパークより

(本日の実話である(笑))



<少子化問題?>

南の島にある村があった。
とても恵まれている村で、裏のジャングルに入ればバナナなどフルーツがいつでも取れて、海に潜ればすぐに魚が取れたので、村人は働かなくても、とても幸せに暮らしていた。

時代が進んで、次第に子どもが増えて、人口が多くなった。
それでも、生活は変わることはなかったが、人口が3倍に増えたとき、突如として、食べ物が足らなくなった。
ジャングルの果物など食べ物が再生する以上に必要となったからである。
また、あれだけ豊富だった魚も取り尽くしてしまって、どんどん遠くまで取りにいかないといけなくなった。
近くの海は、その自然の再生能力を超えた人口によって汚染され、さらに魚はいなくなった。
家も足りなくなって、森の木を切って家を立てたら、更に食べ物がなくなった。

次第に村人同士で食べ物の争い事が起こるようになった。
あれだけ仲良く暮らしていたのに、喧嘩や奪い合いが日常になった。
そうしているうちにも、どんどん食べ物はなくなっていった。
しかし、そもそもそれまでの島の習慣で、働いたり、作物を育てる、保存しておく、ということは無かった。
南の島は、北と違って冬が来ないから、貯める、という習慣がそもそも無いのである。

遂に、貧困と飢餓が村を襲った。
村人は仕方なしに、隣の村の土地まで食料を取りに行くようになったが、そうなると隣の村人が怒って、争い事が起こるようになった。
それでも、食べ物が無いので、隣の村の土地で食料を調達しなくては生きていけない、ということもあって、次第に小競り合いから、本格的な領地争いとなり、村人が殺されるという事態にまで発展した。

飢餓と貧困、そして憎しみ合い、殺し合い、村同士の戦争、といった苦しみが村に蔓延した。

その時、村の長老がぽつりと言った。「昔はあんなに平和に、みんな仲良く、幸せに暮らせていた村だったのに、何が原因でこんな苦しみだらけの村になったのだろう。」



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勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ

2014/08/31 Sun

ブログ上で、時々コメントのやりとりをしていたプロギャンブラーのNOBUKIさんが、本を出版されました。

勝率9割の選択

早速買って読みましたが、共感することが本当に多くて、また、ああ、そういうことも意識しないといけないな、と改めて感じたりなど、本当に参考になりました。

特に激しく共感できたのが、

勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ

というところでした。

これについて、NOBUKIさんのブログに書いた私のコメントと、NOBUKIさんのお返事を転載しておきます。



まず、私のコメントです。

本読ませていただきました。

とても共感できることが多く、とても参考になりました。
ありきたりの感想ですみません。
相場もギャンブルも根っこの部分は同じですから、「大切なのはここだよな」とか頷きながら一気読みできました。
そして色んな気付きがありました。

上善は水の如し(老子)

これは私も常に意識していることです。

「勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ」

本当に名言です。

準備不足に対しては、

お前は既に死んでいる(北斗の拳)(笑)




これに対するNOBUKIさんのお返事です。

あらなみさん、ご無沙汰しております。
最近はおかげさまで、投資関係者へのトーク依頼を毎月いただいてます。
林研究所でも、大絶賛を受けて嬉しい限りです。

老子のお言葉にも「水」に関するものあるんですね。
ググって学ばせて頂いてます。

準備不足で「おまえはすでに死んでいる」な人が多すぎます。
だから、負ける。
簡単に、楽に勝てる手法など、どこにもないのに。
努力しないで負けたら、なにかのせいと言い訳。
これじゃ、勝てない。


いつかお逢いできて、おしゃべりできる日があると嬉しいです。
その日まで、切磋琢磨します。
これからも、よろしくお願いします。



NOBUKIさんのコメントって、トレーダーのコメントかと思ってしまいましたが、NOBUKIさんはあくまでもプロギャンブラーですよね(笑)



ギャンブルに限らず、トレードにおいても、実はエントリー前に勝負のほとんどは終わっているのです。

そもそも、どうしてエントリーするのか、という時点で、どれだけの準備をしてきたか、が問われるわけです。

ここで準備不足なら、もうまともなエントリーができるはずがない。

いわゆる

お前はもう死んでいる

ってことです。

既に準備不足の段階で勝負は終わっているのです。

さらに、エントリー後、損切りはどうするのか、利食いはどうするのか、これとて、全てエントリー前に決めておくべきことです。

ですから、エントリーした後は、もうその決めたとおりにやればいいだけの話で、エントリー後はシステムトレードとほとんど同じです。

勝てない人の多くが、エントリーしてからやっと一生懸命に相場を見るわけですが、これは、単に値動きが自分のポジションに順行するように、お願いしているだけ、お祈りしているだけ、で、実際には何のプラスにもなってはいないということに気がついていないわけです。

お祈りしたって勝てないよ!!


値動きに一喜一憂したり、ドキドキしたりを楽しみたい、つまり遊びでバクチを打ちたいというのなら、それを自覚してやるべき。
やるなどは言わないけど、それは趣味なんだから、遊びの範囲でとどめとくべき。

特に、損を抱えて必死でお祈りしている人は、もはや投資家ではなく、ただの阿呆です。

そもそも上がる予定で買ったポジションが反対に行ったのなら、それは、素直に間違いを認めるべきものです。
それをしないで、ひたすらにお祈りして、結果、家屋敷を飛ばすのですから、阿呆と言わずして何と言うのでしょう。
私も相場歴が長いので、こういう人を何人も見てきています。

まあ、大損こく人も、それなりに相場で楽しんでるんだけどね。
ヤクザ映画のラストで、所詮歯が立たない巨悪に立ち向かうヒーローになれたんだから。
滅びの美学を実践できて、自虐ネタで遊べたんですよ。
この自爆して落ちていくところは、実は凄い快感だったりする(笑)


さらに、実際にポジションを持ってしまってからの判断というのは、贔屓の引き倒しになってしまいますから、いらん愛情を持ってポジションを考えてしまい、わが子を見るが如く、曇った目で相場を見てしまい、結局判断を誤ります。

ポジションを持つ前までが、人事の及ぶ範囲。

ポジションを持ってからは、天命、つまり運次第。


つまりは、

人事を尽くして天命を待つ


とは、

勝ちにこだわるな、勝つ準備にこだわれ


と同義語に近いものとなるわけです。

勝ちにこだわるとは、そもそも拝金主義。
当たれば何でもいいんですよね。
たまたまでも偶然でも、間違ってエントリーしたのが間違って当たっても。
損切りせずに粘りに粘って大損しかけたところからの逆転プチ勝ちであっても。。。

こんなの全然リスク・リターン合わないよ、なんて、そんなの関係ねぇ、って話ですよね。

結果オーライ、勝てば官軍って話ですが、それでは継続的に勝つことは難しいよ。

それよりも、プロセスにこだって、如何にして勝つべきか、勝つべくして勝つ、ということを考えた方が建設的ではないでしょうか。



勝ちにこだわっている人は、持ってから必死で応援するわけですが、もはや賽は投げられたのですから、もうどうしようもありません。

競馬で言えば、勝ち馬を検討するのは、馬券を買うまでのこと。

馬券を買って以降は、応援するなり、絶叫するなりしたところで、結果に何らの影響を及ぼすわけではないのです。

つまり、人事が及ぶ範囲は、馬券を買うまでの準備段階のことです。


もちろん、NOBUKIさんの本にはこの他にも、彼の長年のプロギャンブラーとしての知恵が数多く詰まっており、これをしっかり読むことで、トレードに多くの好影響があるのは間違いありません。





株の本というのは、ともすると

小手先のテクニック

しかも、ほとんどが役立たずか、ありきたり、焼き直し、の誰でも知っているような小細工ばかりが書いてあるものが多いのですが、これは、「やり方」にこだわっている読者が多いので仕方がないと思います。

しかし、NOBUKIさんのようなプロギャンブラーが書いた本は、そういう小手先のことよりも、バクチで勝つということとはどういうことか、という投機の本質に迫っていることが多いのです。

私は、投機家ですが、投機の本質と、バクチの本質はものすごく似ています。
というより、肝心要の部分においては、ほとんど同じと言っても言い過ぎではありません。

この本は、投機家としての目線で読むと、本当に心得ておかないといけない名言の宝庫です。



この本を読んでいると、名言にぶつかっては、そこで読んだNOBUKIさんの視点と、その名言を切り口にして今回ここでご紹介したような私の思索が巡り巡るわけです。
名言を切り口に、どんどん考えが深まってくるわけです。

1ページ1ページ、こうやって色々と考えながら読むと、とても投機の本質、という部分への理解が進みますね。

今回は一例を紹介しましたが、他にもたくさんの名言があり、色々と考えさせられていますので、またこの本から引用してみましょう。

是非一度、書店とかで手に取ってみてください。


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投資哲学

2014/11/18 Tue

フルーツ牛乳さんからとてもいいコメントを頂きましたので、例によって、レスが長くなり、記事としておきます。


今日の相場も、開いたら下がりだした。だからショートでいくところまで任せてみる。これではだめですか?

私は、たぶんまったく逆のアプローチをしているのかもしれません。
材料には、重きをおいていないのです。

ゆえに、材料をを自分で判断して相場に入ることはなく、ただ動いた方についていく。多くのマーケット参加者、また今回ご指摘の巨神兵と同じマーケットに対する思考回路を持つことに一線を画すことで、むしろ優位性を持つことができるのではないか。

そう考えています。そうすれば個人投資家という圧倒的に不利な立場から、情報を早く得なければいけないというジレンマからも解放される。マーケットの動きに対して理由を考えるのではなく、マーケットの動きそのものに答えを見つけ、流れを感じる。

あまりにも、ふわふわしてますかね。(笑)

今日も楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。





フルーツ牛乳さん、こんにちは。

>今日の相場も、開いたら下がりだした。だからショートでいくとろまで任せてみる。これではだめですか?

全く問題は無いと思いますよ。

それが、トレンドフォローの考え方です。

書いておられることは、全てトレンドフォローの思考パターンですので、何の問題もありません。

とてもいいスタンスだと思いますし、そこまで自分の言葉で言い切れるまでトレンドフォローを理解し、自信を持っておられる、ということはなかなかできることではない、と思いましたし、素晴らしいことだと思います。

おそらく、かなり苦労されてそこまでの域に達したのだと思いました。

トレンドフォローの哲学というのは、「言うは易し、行うは難し」なので、かなりの経験を経てでないと、実践者として到達できない域だと私は思っています。

トレンドフォローは心理的に実に難しいのです。

私も、過去、野川氏から教えてもらい4年間虎の穴で修行を積んだのはトレンドフォローでしたから、元々はトレンドフォロー派なんです。
今でも根っこにはこれがあります。



ただ、私の場合、次のように相場理解が変化(これが進化かどうかはわかりません(笑))しており、それが今ではトレンドフォロー派とは、決定的な違いを生んでいるのだと思います。

市場は常に間違っている(ジョージ・ソロス)

私は今はソロス派なのです。

これは、トレンドフォロー派とは立場が大きく異なります。

フルーツ牛乳さんが奇しくも、「まったく逆のアプローチをしているのかもしれません」と感じられたのは、このせいだと思います。

根っこにある投資哲学の違いなのです。

なので、時として市場は間違った動きをする、という理解の元に、その間違った状態とは何ぞや、ということを見つけるために、常に「何故」という理由を探し続けているのです。

昨日のように材料をすごく気にしているのもそのためです。



個人は圧倒的に不利
、と言われていますが、この点で私とは大きく意見が食い違っています。
というのは、身軽に方向転換できる個人の立場は時として圧倒的に有利だと私は考えています。
図体がでかい巨神兵はどうしても姿を隠すことができませんし、相場を動かしてしまいますから、不利なことも多いのです。
事実、寄り付きでスパッと売ってしまえる個人と比べて、図体がでかい巨神兵は場中もダラダラダラダラと安値を売っていくしかありません。
昨日の売り主体はヘッジファンドのようですが、かなり不利な安値で売ったのではないでしょうか。
日本の道路事情では、ロールスロイスよりも、ミニバイクの方が便利だ、ってこともあると思います。

また、昨日のような指標は、個人でもリアルタイムで把握することが可能ですし、不利だとは私は思っていません。



一方で、トレンドフォローの立場に立てば、というより、テクニシャンの立場に立てば、

市場は全てを織り込んでいる

という逆の前提条件を持っておられます。
なので、私とは立場は異なりますが、それがダメだという気はさらさらありません。


記事を読んでもらえばわかるとおり、私もトレンドフォローの考え方は持っています。

ただ、

時として、市場は間違った動きをする


そこを仕留めたい、というスタンスを持っているのです。

これは、私の流儀であって、他流を否定する、という意図は毛頭ありません。




とても素晴らしいトレンドフォロー派の方とお話ができて嬉しかったです。
清々しいです。

ブレない投資哲学とスタンスを持っておられて素晴らしいと思いました。

これが何よりも大切なのですよね。



多くの人は、この自分の投資哲学を持てず、ブレまくっているのです。
これでは儲かるはずがありません。
ちょっと失敗すると、右へ左へとブレまくる。
あれもこれもと、いいとこ取りをしようとしてブレる。

ブレた結果、何もかもが後追いになって自爆する

という道をたどります。

というより、そもそもそういうスタンスも無く、ただ「勝てる方法を探す餓鬼」になっているというのが最悪ですが(笑)

これが例え、逆張りであっても、ナンピンであっても、ブレるかブレないか、が決定的な違いになるのです。

結果として、見方だとか、やり方は、順張りであっても、逆張りであっても、どうでもいいと思いますよ。

ただ、ブレたらあかんのや!!

ってことです。

まあ、そこに到達するまでには、ブレてブレてブレまくって、虎の穴で苦しい思いをする必要があることはあるんですがね。

練習とは、自分の軸を探す旅でもあります。だから、その時はブレてもよい。

そして、それが、1000本ノックなんです。



とても、色々と考えさせられました。
いいコメントありがとうございました。



これは余談ですが、

同じテクニカルでも、

「必勝法開発プロジェクト参加」

だけは、辞退したいですね(笑)



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外為ジャパン

紙一重

2015/02/22 Sun

コメント参考に、レスが長くなったので、記事に昇格、といういつものパターンです。

初心者の感覚ではおそらく、

勝てるようになれば、もうガンガン行けばいいだけ

と思っていると思いますが、実態はぜんぜん違うんです。

まだ勝てていない人にはなかなかわかりにくいことだと思いますが、

勝っているといっても、だましだまし、我慢して我慢してやっと勝っている

というだけなのが普通なんです。

ですから、勝てるようになった、といっても、実は水面スレスレでアップアップしている人が結構多いんです。

そこから、大きく取れるようになる、というところまでは、また結構な道のりがあるんです。

勝てるようになったら「双六のあがり」ではありませんよ。

とりあえずプラスにできるようになった、といのは、ほんの入口に過ぎません。

そこからが、本格的な登山道になる、って話なんです。

そこからの道のりは、「プロ向けコース」になるので、ここではあまり書きませんが、それまでの道のりよりも長いんじゃないかと私は思いますね。



これをやり方探しさんは、

勝てる方法が見つかったのならそれをガンガンやればよい

と単純に思い込んでいると思いますが、くり返し書いているように、そうではないのだから、負けている人と勝っている人の差は、ほとんど違いが無いのです。

では、何が違うのか、というと、ほんの些細なこと。

ちょっと待てるとか、無理しない、とか、逃げ足が早いだとか、ちょっとした一つ一つの違いが、勝ち組、負け組の差なのです。


そういう勝つ要領のようなものを何年にもわたって繰り返しの実戦経験の中から学んでいくわけです。

やり方に違いがないので、結局、使いこなし、ってことになるわけですね。

同じかんなを使っても、腕利きの大工と新人大工の仕上げの違い、ってところです。

ここ、とても重要ですが、理解が難しいかもしれませんね。



人間とバナナの遺伝子の違いは、50%だそうです。結構違います。人とバナナですから(笑)

では、人とサルの遺伝子の違いはどうでしょう。

ゲノムの違いは、わずかに1%だそうです。
(遺伝子レベルでは80%違うとかいうことらしいですが)

99%は同じなんです。

残りの1%の違いで、人とサルの違いになっている、ということなんです。

驚くべきことだと思いませんか。

人とサルって、実はほとんど違わない遺伝子なんです。



これと同じで、勝ち組と負け組の違いも、1%の違いだけ、というのが実態なんじゃないかと思います。

やっていることも同じ、手法も変わらない、見た目、ほとんど同じ。


ただ、1%だけ、経験により、ほんのちょっぴりの違いがあって、その違いで、勝つか負けるか、の差になってしまう。



そもそも考えてみてください。

相場のやり方、といっても、

ファンダとテクニカルがあって、

順張り、逆張り、があって、

そのために、ブレイク、押し戻し、行き過ぎ、があって、

相関性があって、全体の環境がある、


という程度の中で、それをどう組み合わせるか、ぐらいしか、具体的やり方などありません。

こんなのちょと相場をかじった人ならみんなもう知っていることじゃないですか。



テクニカル分析。

オシレータには、RSIとかSTCとか、あって、またボリンジャーとか、移動平均とか、様々なテクニカル分析もあるわけですが、みんなネタ元は、

価格

なんですから、ネタ元が同じなら、どう分析加工しても、

お里が知れている


んです。

価格よりも早く動くように作れるはずがありません。

何故なら、価格を加工して作っているのだから、加工食品と同じなんですよ。

加工食品が、釣りたての魚より新鮮って話が無いのと同じです。

カニ缶が、とれたてのカニより新鮮ということは絶対にありません。



じゃあ、勝っている人は、

こういうみんなが知っていることじゃない、特別なことを知っているから勝てている、特別な勝てる具体的方法を知っているから勝っている

という理屈になる、というのが「やり方探しさん」の理屈なわけですが、そんなもの隠せませんよ。今の情報化時代で。



さきほどの人とサルの遺伝子の違いと同じで、勝っている人と負けている人の差など、実はほとんど無いに等しいんです。

ただ、ほんの紙一重の差、1%の差、そこが決定打になって、違いが出てくるんです。

じゃあ、そんなちょっとの差ならすぐに縮めることができるじゃないか、となるかもしれませんが、

99%までは、お勉強とかそんなので誰でも到達できるんですが、残り1%の差を縮めることが実に難しいんです。

そんなに難しいのなら、1%じゃないじゃないか。

と言われるかもしれませんが、勝てるようになった人からすれば、やはり1%なんです。

何故なら、勝てるようになった人がよく言うことは、

「負けていた頃とやっていることは同じだし、自分で変わった気がしないのに、何故か勝てるようになっている。何故勝てるようになったのかがわからない。」

ということだからです。これはみんな言いますね。

やり方が大きく変わったであるとか、全然違うトレードの方法を編み出した、とかなら、こんな感想は出ないでしょう。

勝てるようになった、といっても、やっていることも同じで、昔と何ら変わりは無いのだから、理由がわからないのです。



前の記事で、野川ブートキャンプの出来事を書きましたが、正にそのとおりで、最初に教わった「ブレイク」を最後までやり続けていたら、負けてばかりだったのが、気がつけば勝てるようになった、ってことなんです。
まあ、「気がつけば」といっても、その間4年かかってますけどね。

最初から最後まで、やり方など何も違いなどありませんよ。

具体的やり方は、終始一貫同じで、それはブレイク

ところが、最初負けてばかりが、最後はみんな勝ち組に、って話なんです。

じゃあ、何で勝てるようになったのかを理屈で説明しなさい、と言われれば、かなり難しい。
まあ、私はわかっていますから、このブログで色々と書いていますが、みなさんが流し読みしているような事柄がこの1%です(笑)

どうしてこういう感想になるかというと、

違いが自分ではわからないから

なんです。

そう・・・残りのたった1%を詰めただけだから、自分では何が違って勝てるようになったのか、わからないのです。



さて、この1%の違い。

実は、恐ろしいことを含んでいます。

本人が意識できていない部分での違いであるが故に、

転落するのもあっという間

なんです。

そして、逆に何故勝てなくなったのかがわからない。

わからずに去っていく人もかなり多いんです。

せっかく勝てるようになったのに、何故またしても勝てなくなったのか、それがわからず、混乱のまま、この世界から去る、という人もまた多いのですよね。

それが、この紙一重の違い。

一番影響度が高いのが、環境変化ということ。

これで簡単に勝ち組が負け組に転落します。

恐竜が絶滅したとか、そういうことです。

環境変化に耐えるためには、とにかく「やり方に固執しないこと」「過去の成功体験にしがみつかないこと」です。

これも、何度か経験すると、自然とわかってくることだと思いますが、多くが乗りきれずに沈没してしまいますからね。
何度も押し寄せる環境変化を乗り切って、5年、10年と生き残れる確率は高くありません。

「あがり」ってことが無いのがこの世界なんですよね。

これは、勝てるパターンを知った = 勝ち組、という方程式が成立しない、ってことを言っているのと同じです。

みなさんも一度は、一時的に機能するやり方で勝てるようになって有頂天ホテルに舞い上がる、わけですが、ご心配なく、直ぐに落とされますから(笑)

やり方に執着している人は、一時的に機能するやり方で勝つと「もうこれで俺は一生勝ち組だ!!」となるのは仕方がないのですが、そう思ってしまったことで、そのやり方に執着して、環境が変化して、そのやり方が機能しなくなっても、やり続けて、自爆するんですよね。

こういうアップダウンに耐えて残れる人は多くありません。

実に恐ろしいことですが、これも大怪我を何度か経験しないと見えないことなんです。
見えてくるまで残れるかどうか、が肝かもしれませんね。



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やり方ではなく、考え方の共通点

2015/04/11 Sat

いつもご訪問、拍手、コメント、ありがとうございます。

わざわざ拍手のボタンを押していただけて、とても励みになっています。

また、このブログのカウンターがついに10万アクセスを超えました!!
実は、先日カウンターが9万を超えていて、桁数が足りないことに気がついて慌てて増やしたんです、まあ、どうでもいい話なんですがね(笑)
2012年11月からですから、2年半ぐらい。
週1回程度(ちょっと見栄を張ったか)地味にコツコツ。
知る人ぞ知る、ぐらいの地味なブログですが、継続することで、記事も結構な数になりました。

前のブログは、2005年7月スタートで、最初は訪問者1人とか2人とか。
初めてコメントもらったときは、すごく嬉しかったですねえ。
世に、自分に共感してくれる人がいたんだ、って。
あの頃の気持ちを忘れないようにしたいと思っています。

継続は力・・・ってことだとつくづく思います。

こうやって、自分が思ったことを書いていくと、自分にとって、とても勉強になりますし、みなさんのコメントを読めば、切り口になって、また思考が深まる、といういい連鎖が自分の中に起こっています。


何のためにこうやってブログを書いているのか、と聞かれると、実は、よくわかりません(笑)

アフィも少しはやっていますが、実に地味ですし・・・

でも、間違いなく、こうやって書くことで、自分の成長に役立っていますし、共感してもらえる同士がいることがわかれば、とても嬉しいんですよ。

それが、ブログを書く励みになっていると思います。

私は、元々は、人が好きですし、寂しがりなところもあります。

なので、人とのコミュニケーションをとても求めていることもあります。

じゃあ、何で仙人のようなプロトレーダーやってんだ、って話しですがね(笑)

私は、元々、リーマン時代、仕事はとても好きでした。会社内のごちゃごちゃも人付き合いもとても好きで、ストレスになったことはほとんどありません。

結構、特殊なタイプだと思いますよ。みんな人間関係に悩んだりしますものね。

回りのトレーダー見ると、結構、人間関係苦手ってタイプの人が多いですねえ。
そういう人は、こういうブログとか絶対に書きませんし、ここにもコメント書いてもらったことは一度足りともありませんね。
寂しい話ですがね。

回りからは見限られている・・・・それでも、前のアンケート見れば、北海道から沖縄まで、全国のみなさんが応援してくださるからいいんですがね(笑)


じゃあ何で、トレーダーに・・・

実は、それ以上に

相場が好きなんです(笑)

好きなことを仕事にできる、これは幸せなことですよね。




今回は、そういう励みになっているコメントをご紹介し、そこから、私が考えたことを少し書いてみます。

まず、励みになっている虚無僧さんのコメントをご紹介します。

一流の職人になるためには時間がかかるんです。
多くのひとが上達(職人技)を急いで手に入れようとして
結果的に遠回りするのだと思います。

職人はソバ打ちだけではありません。
お菓子だって料理だって大工だって、
どれも上達に時間がかかるのです。
相場の技術も同じだと、あらなみさんはおっしゃっているし、
わたしは、まったく同感です。

私事ですが、わたしの実兄はすし職人です。
職人歴52年になりますが、ブログのそば職人のお話、
とっても似ているので、
思わずニヤリとして読ませていただきました。

わたしは、父親とか実兄とか、そういう職人の世界を見ており
いろいろな話を聞いていましたから、
「上達には時間がかかる」って、
他の人より自然にわかったのかもしれません。

それでも、過去には思いだしたくないような失敗の連続でした。
52年の職人歴の実兄の、失敗談こそ、
とっても面白くて、酒の肴にはぴったりです。

だれでも失敗します。
誰でも上達には時間がかかるのです。
それがわかっていないと、インスタントな答えを欲しがって
結局遠回りをすると思います。

原資が少額なのに、信用枠で買うなんて
とんでもないことだと、わたしは思いますよ。
そんな危ないことはしてはいけないと思う。

そういうときには「大きく買いたいのだが買わない練習」という
大事な練習をすればいいではないですか。
買う練習ではありません。買いたい気持ちを抑えて
リスクを避ける練習です。

林先生の本にありました。
2分割でー1といれたところ、そこが底値になってしまったら
「買わない練習をするのです」という表現です。

とってもいい教えだと思います。
未熟者だったら「多く買わないと儲け損なうじゃないか」と
そう思うでしょうね。

「買わない練習」。とってもいい練習だと、わたしは思いますよ。
原資が少額だったら、なおのことリスクを避けて
その代わり練習を多くする。
結果的に上達するのは、そういう態度だと思います。

練習の間に、儲けようだとか、効率よくだとか
そんな「欲望」に負けてはいけないと思う。
欲望のコントロールは、とっても大事な練習だと思いますけど。

練習をすれば、だれでも上手になりますよ。
多くの失敗は、効率を求めての急ぎ過ぎだと思いますけど。





虚無僧さんは、大勢の方を教えておられるそうです。
私と虚無僧さんとはネットを通じてだけのお知り合いですが、私は最初に虚無僧さんのコメントを読んだ時に、「お主できるな」と殺気を感じました(笑)

私と虚無僧さんとは、同じ株を売買しているという共通点があるだけで、やっていることはまるで違います。
私が、デイトレの中でもスキャに近い超短期なのに対して、虚無僧さんは数日かけたスイングです。
また、私が人気銘柄中心なのに対して、虚無僧さんは不人気銘柄中心。
何もかもやっていることは違います。

しかし、

相場に対する考え方は、恐ろしく同じ


なんです。

今回書いて頂いたことを読んでいても、私が書いたそば職人さんの話に共感してもらって、すし職人さんの話とか、感じている感性とか、考え方とか、虚無僧さんのコメントを読むと、何もかも共感できることばかりです。

つまり、ここで何を言いたいかというと、

こういう考え方をしているから、相場で勝ち残って行けているのだ


ってことです。

やり方も時間軸も違う二人に、こういう考え方を持っているという「共通点」が厳然としてある、ということは、とても意味があることだ、と思います。

逆に言うと、やり方などどうでもよいことです。ここに早く気がつくべきです。




個別のコメントでいくつか、私の感想など。

>思わずニヤリとして読ませていただきました。

私も、虚無僧さんのコメントを読んで、思わずニヤリとしました(笑)

これは職人という分野に限ったことでもなく、実はサラリーマンでも、多かれ少なかれ同じことが言えると思いますよ。

新人の季節ですが、新入社員が「1ヶ月で先輩と同じ仕事ができるような手法を教えて下さい。」って言ってきたらどう答えますか。

私は、年がら年中そう聞かれていますよ(笑)


何故、トレードだけは特別に簡単な近道がある、と思うのか。

「やり方を知れば勝てるようになる」という考え方にその原因があるのはわかるのですが、そういう人は結局のところ、

>だれでも失敗します。
>誰でも上達には時間がかかるのです。
>それがわかっていないと、インスタントな答えを欲しがって
>結局遠回りをすると思います。


ということになるのだろう、と思いますよ。

この虚無僧さん言われる「結局遠回りをする」という意味わかりますか?

過去の記事のくり返しになりますが、

「手法を探してこの道20年、30年、という負け組投資家さん」

を私は本当に大勢知っています。

合う人合う人、みんなそう、と言ってもいいぐらい町ににあふれていますよ。

多分、死ぬまで、手法を探し求めて一生を終えるのでしょうけど、人生、手法探しを続けて、負け組のまま終わるのは、もったいない、と横から見ていていつも思っています。

でも、「手法コレクターさん」「手法マニアさん」「手法ジプシーさん」「道具屋さん」は、それでも、探し続ける。

いいですか、こことても重要な部分ですが、

「探す時間」は上達にカウントされません。

とても残念なお知らせですが。
だから、いくら続けていても、「上手くならない」んです。
こことても重要ですので、ラインマーカー引いておいてください(笑)

同じ時間を使うのなら、上手くなることに時間を使うべし

ということがとても大事なんですよ。

同じ道具探しするんだったら、まだ、アダルトグッズ探す方がどれほどマシか(笑)


ピアノを弾く練習を続けていれば、少しづつ上手くなりますが、ピアノの歴史とか、ショパンの伝記とか、そういうピアノの雑学をいくら勉強しても、ピアノは上手くなりませんよ。
ピアノの仕組みとか、ピアノの雑学にいくら詳しくなったからといって、ピアノが上手い、とはなりません。

ピアノは、練習して上手くなるものであって、勉強して上手くなるものではないんです。



ほんの1日一歩であっても、少しでも前に進めれば、年単位の時間さえかければ、技は確実に実につきます。

私の周りには、大勢のプロ投資家仲間がいますが、ほとんどの人は、特別な才能など無かったですよ。

ご自分で、ヘタッピーを自認する人もいました。まあ、私もその一人ですが何か(笑)

ただ、彼らに共通することは、

上達することに集中して時間を使った


ってことでした。

私が指導したのは、「上達することに時間を使え」ということでした。
他は大したこと言ってません。
プロ仲間もこれ読んでおられるのでわかると思いますが(笑)

だから、「具体的やり方」など、千差万別ですよ。みんな違います。

やり方で勝てる、というのなら、同じ人から教えられたら、みんな同じになるはずですが、全員違うのですから、それは明らかに間違いです。

とにかく、

同じ時間を使うのなら、上達することに使わないと損ですよ。


虚無僧さんも次のように書いておられます。

>練習をすれば、だれでも上手になりますよ。
>多くの失敗は、効率を求めての急ぎ過ぎだと思いますけど。


私も同じ思いです。

この「誰でも」って話、希望のある話だと思いませんか。「誰でも」って言っているの、凄いことですよ、実は。

ただ、みんな「時間の使い方を間違っている」んですよ。

せっかく、相場のこと、頑張っている人大勢いるのに、ほんともったいない、とつくづく思いますねえ。

ほんとに、「上手くなることに時間を使ったらいいのに」もったいないわ。

できもしない無駄な知識ばかりをやたら集めて、やり方を探してセミナー回りして、商材買って、勝ち自慢のブログ読み漁って、手法をコレクトして、頭をゴミ屋敷にして、アイルトン・セナのマネできると思ってF1レースに出て ・・・


みんな、本気で、それが近道だと思って、実は無駄な回り道ばかりして、上手くならないことにばかり時間を使っているんです。

それで、20年、30年って、こちらから見れば、「何してんだ!!」って思いますが、本人は、「近道」しているつもりだから、反省もしていない。

ピアノの雑学もういいから、10分でも練習しろよ!!

もう「悲劇」を通り越して「喜劇」ですね、こうなれば(笑)

というか、「ホラー」か(笑)

20年も、30年も、無駄な時間を必死で使って・・・銅から金を作ろうとして錬金術を必死で頑張っている。

本人は、それが近道だと本気で思ってるんです。

いいですか、くり返しますが、そういう人、本当に大勢私は知っています。だから、くり返しこうやって書くんです。

でも、それだったら、山に入って、金を掘った方がましだよ(笑)

コレクター歴3~5年ならまだマシです。

これから死ぬまで探し続けますか?

まだ、間に合いますよ。同じ時間を使うのなら、もっとマシな使い方したらどうでしょう。





ここで、手法コレクターさんたちに向けた鎮魂歌をご紹介しておきます。

嵐,Breathless

歌詞

嵐の曲の中でも人気があって、私も結構好きなんですが、これは正に「手法コレクター鎮魂歌」ですねえ(笑)

終わらない深い闇 触れられない時間にも

叶わない願いでも 答えのない世界でも 愛すること それだけは 決まっていたDNA


もがいている 叫んでいる 勝てる相場の手法を 探し続けて !!


そっ、そうだったのか、手法コレクターって、もう決っている、DNAに刻まれていたのか!!(笑)

10年目ぐらいに聞けばいいかもしれません。

手法コレクターは、絶対に諦めませんからね。






前にも書きましたが、私が相場を初めてから、一番後悔していることは何か、わかりますか?

それは、

相場を初めて数年で出会った林先生の本に書いてあった練習売買をせっかく始めたのに、それを捨てて手法探しの旅に出てしまったことです。

(ちなみに、虚無僧さんの売買はまさしくこの林先生の練習売買のリズム取りから発達されたものだと私は勝手に解釈しています。)

もう、痛恨のミス。死んでも死にきれないほどの間違いを犯してしまいました。

手法探しは、キラキラした錬金術の匂いがするんですよ。

夢があるんですよ。

一方で、林先生の書かれていた「練習売買」如何にも地味。地味過ぎて、夢が無いように見えた。

当時20代の前半だった自分には、手法探しというキラキラ道がとても輝いて見えたんです。

ここで書いていることは、私のこの「死んでも死にきれないほどの痛恨のミス」の反省の上に立って書いていることなんです。

その後、どうなるか、というと、結局私は、野川氏のキャンプに入って、強制的に練習させられて、初めて気がついたんです。

自分がしでかした痛恨の間違いに・・・

しかも、4年間のキャンプ生活を経験して、やっとわかったんですから、よほどのアホです(笑)

相場で勝つには、やり方じゃないんだ、練習して上手くならないとどうしようもないんだ、って、当たり前のことに。

それでも、「10数年後とは言え、間違いに気がつけて本当によかった。」と今でも思います。

何故なら、その間違いに気がつかないまま一生を終える投資家が大半なのですからね。




ちなみに・・・

4年間、何をキャンプでしていたのか、というと、ブレイクアウトですからね。誰でも知っている。

しかも、タートル風の20日間ブレイクですから、これも今では誰でも知っている。

さらに言えば、タートルを個人で普通にやったって今では儲からないって誰でも知っている(笑)

ここでも言えることですが、

やり方に答えなど無いよ!!

ブートキャンプの記事を書いた時に、とにかく「何をやったのか。手法は何を教えてもらったのか。」もう、興味はそこに集中していましたね。

具体的やり方など、いくらでも教えますよ。

タートル流20日間ブレイクアウト!!

タートル流20日間ブレイクアウト!!

タートル流20日間ブレイクアウト!!


百回でも二百回でも叫びましょうか。手法、具体的やり方、やったこと、実際にやった手法、やり方(笑)

これで意味わからない人は、次の本を読んで勉強してください。

伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術

これは25年前には、聞くところによると1000万円で売られていた手法です。

今では2000円で買えます(笑)




最後に、

>「買わない練習」。とってもいい練習だと、わたしは思いますよ。

私は、「待つ」といつも表現しますが、「待つ、待機する」ということが勝つキーだと思っています。

虚無僧さんは、これを「買わない練習」と表現されています。
意味は同じです。
焦って飛びつくのではなく、鴨が葱を背負って来るまでひたすら待つ。

そういう

忍耐力

なしにして、相場で取れるはずがありません。

トレードのチャンスなど、ほんの隙間ぐらいしか無いんですよ、実際には。

その隙間をギリギリまって、やっと取る、それがトレードです。

年がら年中、売ったり買ったり、ギッコンバッタンやって、取れるはずがないんです。



ほんとに、思っていること、考えていること、虚無僧さんと共通することばかり。

実に、驚きですねえ。



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評価の狭間こそ

2015/06/04 Thu

今日は、お昼サボって、京都へ。

祇園の割烹で懐石をいただいてきました。

しかし、残念ながら、私には合いませんでした。
という言い方はマイルドですが、先付けから、疑問。
れんこんのマヨネーズ和えとか、料理としては微妙。
最初の料理からしてもしかして、と感じましたが、それは現実となりました(笑)
味つけも、京懐石にしては、キツイ味つけで、しかも甘い。
また、素材も、何で、という疑問が数多く、玉ねぎまるっポとか、最後までメリハリが無い感じで終わりました。
鮎は美味しかったけど・・・これは素材だし。。

2015-06-7.jpg

全般的にどう言ったらいいんでしょう。
手の込んだ一品が味わえる京懐石というのではなく、それぞれの料理が、高級な居酒屋さんという感じの一品なんです。
美味しいことは美味しいのですが、それだったら、居酒屋さんで食べれば安くつくので、それでよい、という感じです。
そもそもが、そういうお店なのかもしれません。

ただ、京都のお酒は美味しかった・・・

しかし、このお店、ミシュランガイドで探しだした1つ星のお店でしたし、食べログの評価も決して悪くない。

関東からの評判も高い老舗で、伝統もあるそうです。

ですので、敢えて言うと、私には合わなかった。
というより、そもそも私の知る京懐石とは異質な感じがしましたね。
まあ、これもいい経験になりました。

ちなみに、一緒に食事した友人も、「うーん」という評価でした。
今日は、この友人のちょっとしたお祝いも兼ねてだったので、私のチャレンジが失敗してちょっと申し訳ない気分でした。
ごめん。どこかでリベンジさせて。


今回つくづく思ったのは、人の評価、ってやつです。
ミシュラン、食べログ、決して評価は悪くはない。むしろよい。
しかし、私はダメでした。
何だろう、このギャップは・・・って感じです。
ミシュランに掲載されているクラスのお店を選んで行くので、そうそう外れないのですが・・・

ミシュランがどう言おうが、食べログの評価がどうであろうが、私は自分の舌で最終的には評価します。
食に関しては自分で目利きするものであって、人の評価に左右されることはありません。
100人が美味しいと評価していても、自分がダメならダメ。
まあ、これは当たり前か(笑)
最低限、それぐらいのものは食べてきていますし、わかりますよ。

結局、他人の評価など、ある程度は当てにできても、最終的には自分で挑戦してみるしかありません。
それは、ミシュランとてあてにはできないのだ、と思い知りました。

祇園界隈には、知ったお店がいくつかあって、リピートしているところもありますが、こうやって新規開拓しないと、やはり新鮮味に欠けます。

といって、新規開拓には、リスクがつきもの。
今回は、友人のお祝いということもあったので、安全牌を踏むべきだったかとちと反省もしています(笑)




一方で、先日おじゃました、料理や 味蕾 というこれも懐石料理のお店です。
こちらは、夜の懐石で、もう何度もリピートしているお店です。

2015-06-6.jpg


まず、素材の良さが桁違い。
こちらは夜でしたが、先ほどのお店のお昼のコースとの値段はほとんど変わらないのですが、素材の桁が一桁違います。
先ほどのお店が祇園という場所で値段を取っているとすれば、こちらは博多で場所も繁華街ではありません。
ご主人は、嵐山吉兆で修行されて、九州の有名店をいつくか回った後、5年前にお店をだされたとのこと。
常連さんも多いようで、週末に予約を取ろうと思えば、早めに取らないと一杯になってしまいます。
場所がそうよくないので、実力でもぎ取ったものなのは間違いありません。

もう、食べるのが申し訳ないぐらいの料理の出来栄え。芸術品とも言えるような手のかけ方。
そして、博多だからこそできる素材の良さ。
奥様と二人でやっておられるので、奥様に聞くと、やはり「博多に移って、素材が安いのでびっくりする」と言われていました。
食べるこちらも、ここまで出すか、というぐらいの素材を使って、その素材の良さをふんだんに引き出してくれている手の込んだ調理に圧倒されてしまいます。
これをよくお一人でここまで作っておられるものだ、と感心するしかありません。
味つけは、京都の薄味より、少しだけ濃い目の味つけで、博多のお客さんの舌に合わせておられます。
それがまたちょうどよい。

こちらのお店は、逆にミシュランに書かれているわけでもなく、食べログの評価は高いとは言え、多くはありません。

先ほどのお店が1つ星というのなら、こちらは間違いなく三ツ星ですよ。
私よりグルメな友人も、ここは高く評価しています。



こうやってみてみると、人の評価って何だろう、って思いますね。
私は大したグルメではありませんが、それでも、自分の舌と、他人の評価、ミシュランと比べてみて、色々と思うところがあります。

表面的な部分とか、形だけ、とか、評判とか、値段が高い、テレビで紹介された、とか、そういうことで、妙に評価が高かったりとか、でも、実際に食べてみれば、不必要に凝った料理であったり、素材を活かしていなかったり、また素材がダメだったり、そういうお店も結構多いんです。




実は、相場も同じようなことが往々にして起きることがあって、他人の評価・・・すなわち値動きとか、チャートとか、そういうものと、自分の目利きをした評価とが食い違うことが時々起こるのです。

その時、みなさんならどう考えますか。

マーケットの値動きが正しいのだ・・・これは、テクニカル分析派が信条としている考え方です。
ファンダメンタルがどうあれ、値動きは全てを織り込む、という考えです。

マーケットは間違っていない、そう考えれば、エッジはどこに求めることになるのでしょう。

値動きは全てを織り込む、というテクニカル分析の原理を信じるのなら、どこに優位性があるのでしょう。

価格が全て合理的で正しい価格であるのなら、どこに優位性があるのでしょう。



私は、自分の経験による目利きを信じています。

マーケットは、間違いなく時々間違いを犯します。

価格が完全に背景にあるファンダメンタルを瞬時に織り込むなど、あり得ないと私は考えています。

マーケットが間違っている、という隙間が見えれば、それは・・・エッジとなるのです。


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残りの5%

2015/09/06 Sun

土曜日は、念願の薬院にある「近松」という江戸前寿司店を訪問。
カウンターで8席だけのしっとりとした佇まいのお店です。
これは、大将の手の届く範囲、という意味があるのでしょう。

何が念願か、というと、過去何度も予約を取ろうとしても取れなくて、2月に予約して、やっと9月に予約が取れた、という超予約困難店なんです。
待つこと7ヶ月、もうお腹が減って減って(笑)

ちなみに、大将に、「全営業日で、次に予約が取れる日はいつ頃ですか。」と聞くと、「年内は全て予約でいっぱいです。」と言われてしまいまいした。

予約困難店と言えば、祇園にある「さゝ木」も有名ですが、困難さから言えば、「近松」の方が上かもしれません。
次に行きたくても、早くて来年1月以降、しかも、日を選べない・・・

一緒に行った友人が、「自分はグルメと言えるほど舌は肥えていない。」というので、「7ヶ月も待って寿司を食べに行くのなら、それは立派なグルメですよ。」と私は言いました(笑)

早くから予約を取って、わざわざ労力をかけてでも、美味しいものを食べる、ということをやる人は、間違いなくグルメでしょう。

ということで、肝心の寿司は、やはり美味い。

ふつう「寿司なんて、ネタの問題だから、ちょっといいところで食べたらどこも同じでは?」という疑問を持っておられるかたも多いでしょう。

ネタがあって、調理といっても、寿司はネタを切ることが中心。煮たり焼いたり、味つけする、ということでの違いは出せません。
しゃりを握るといっても、所詮そんなに違いが出るものか。

京懐石料理ならまだわかる。調理の複雑さ、手の込んだ一品の数々。
しかし、寿司なんて、そもそもそんなに違いが出るものか。

でも、これが違うんですよ。

確かに高級店なら、どこもいい素材を使っています。

しかし、そこへちょっとした調理の方法とか、包丁の入れ方とか、シャリとか、そのちょっとしたものが、ものすごい大きな違いになるんです。

95%は素材とか、そういう同じ要素かもしれません。
しかし、残りの5%の違いが、結果に関しては、大違いになるんです。


「近松」に並ぶ名店で「吉冨寿し」というところがその近所にあります。

近松は、超のつく予約困難点ですが、両方を食べてみて、私は、どちらを選ぶのかと言われれば、吉冨寿しの方を選ぶかな、と思いました。

吉冨寿しは、同じ江戸前でも、やや創作系の寿司店です。
これは好き好きになりますが、吉冨の方がサプライズがあって、美味い中にも面白さがある感じでしょうか。
創作といっても、単に奇をてらうというのではなく、素材のよさを活かすオリジナルな工夫がそこにあるわけです。
近松の方が、どちらかというと、オーソドックスな江戸前、という感じがしました。

ちなみに、私は関西出身ですが、寿司は間違いなく江戸前が美味いと思っています。
家族も全員、東京で食べる寿司は美味いと言いますね。

まあ、どちらも、腕の立つ料理人が繰り出す絶品寿司。
美味い寿司とは、こういうものか、ということがわかります。



実は、トレードも、同じことが言えて、同じ相場を見て、同じような戦略を使っていても、常に勝っている人もいれば、どうやっても勝てない人もいる。

素材は同じなんです。持っている包丁も同じ。

恐らく、マニュアル化すれば同じなんでしょう。

でも、結果はまるで違う。

ここが、勝てない人には理解できないことだと思います。

同じ銘柄を見て、同じようにエントリーしても、結果は全く違う。

同じ寿司店でも、半年前に予約を取らないといけない店もあれば・・・ということです。

「やり方」で勝てると思っている人は、「同じやり方なら結果も同じになるはずだ。」と思っていると思います。


そして、結果がダメなら「やり方が悪いのだ。」とやり方のせいにします。

そして、別のやり方を探す、こういうプロセスを辿るわけです。

でも、同じブレイクをやっていても、ボロ負けばかりする人もいれば、同じことをしていても、何故か勝っている人もいるのです。

だから、どうやったら勝てるのか、とみんなやり方探しをしていますが、それは所詮95%の部分なんです。

表面的に説明できて、見えている部分はほとんどと言って同じなんです。

ただ、違いは、残りの5%の部分にある。

ちょっとした工夫、ちょっとした違い、ちょっとしたさじ加減なんです。

じゃあ、それは何だ、と言われると、なかなか説明が難しいわけなんですが・・・

美味い寿司を説明するのが難しいのと同じですね(笑)

銀座小十の奥田透さんが言われていましたが、「ちょっとした塩加減、それは日によって、素材によって少しづつ違うんです。そしてちょっとした火加減。そういったちっとした違いの積み重ねが違いになるんです。」と。





話は変わって、相場が下げると、色んな話が入ってきます。
そういう質疑応答です。


Q・・・これだけ下げるとそろそろ買いじゃないか。

これ、今旬の話で、数名から言われています。

今、流行りの最先端にいる

値頃衆です(笑)

砂漠の雨季に、どこからともなく出てくる魚の如く、今大流行の値頃衆です。

とくに「たまたま持っていなかった幸運な人(笑)」から、よくこのように言われます。
でも、私は、思うんです。
せっかく、幸運にもこの下げに付き合わなかったのだから、スケベ心出さずに、おとなしく見ておいた方がいい、と。
相場をやっている人って、基本、何かを持っているんです。
基本が持っているだから、持っていないと、ムズムズする。
ましてや、こういう下げを逃れられた、となると、幸運さを忘れて、無傷でいられた奢りから、「自分だけが底で買える特典を味わえる」と勝手に思ってしまうものなんです。
しかし、だからといって、急落場面では怖くて手が出ないから、ちょっと戻りかけで買ってしまう。
そして・・・落とされる(笑)

林先生も言っておられましたが、私は、同じ値頃を持つのなら、月足レベルでの値ごろ感を持つべきだと思っています。

もちろん、手書きしろ、とは私は言いませんよ(笑)

2015-08-65.jpg

日足や週足など、値頃を持つには、短すぎるんです。
特に日足は、トレンドと勢いだけを見るべきものであって、日足で値頃など絶対に持ってはいけません。

この月足を見ると、高値からようやく落ちてきて、反落がはじまった「一番最初の入り口」という図に見えませんか。

一番やばいところに来ている、という感じがしませんか。

間違っても、こんなに下がったから買いだ、という値頃感など、私は微塵も感じません。

これは、「じゃあ、ここから下がる」という意味でもありません。
私は、そもそも基本として値頃感を持っていませんし、そんなもので絶対に勝負しませんから、下げるのなら、日経平均が1円になるまで売っていきます(笑)

そもそも、ここからの先行きを決めるのはファンダメンタルの変化なのだから、チャートで読めるはずが無いのです。
ただ、「こんなに下がった」という値頃感はどうなのだろうか、と言っているだけです。

リーマン・ショックは、2008年でしたが、その前から下げ始めていたものが、10月に入っての暴落で、多くの人にドドメを差しました。

この時も、多くの値頃衆が餌食にされたのです。

せっかく、無傷でリーマン・ショックを逃れた人たちも、「さすがにここまで下げたら買いだろう。」とやらなくてもいいのに、スケベ心でわざわざ買って殺されたことは記憶に新しいものです。

最初から巻き込まれた人も、逃げていた人も、結局、投資家のほとんどは巻き込まれて大損、半死半生、死亡、したことは、記憶に新しいものでした。




Q・・・PERなど業績を見れば、割安になってきているから、買えるのではありませんか。

この話もよく聞くようになりました。
では、過去の暴落時のご意見を確認しておきましょう。

1989年、日経平均が39000円から下げだした時、「日本は特別なのだ。増してや業績は悪くないのだから、この下げたところは買いだ。」という最もらしい意見が主流でした。

2000年、ネットバブル時、これからは時代が変わるから、ここだけは特別なのだ。

2008年、リーマン・ショック時、アメリカだけが悪いのだから、日本は買いだ。


こうして見れば、その時々、全て、「特別」だったのです。
しかし、全ての特別は、実際には特別なものは何もなかった、ということが月足を見ればわかります。

PERなど、所詮は、過去の実績であり、予想PERとて、過去の実績の延長線上にある業績予想の結果に過ぎません。
景気というのは、あっという間に変動するものです。
そういう時、「予想外の景気悪化に見舞われて下方修正します。」というのは、過去の多くの会社がやってきたことです。

下方修正すれば、PERなど木っ端微塵です。

といって、じゃあ、ファンダメンタルなど見ても無駄なのだ、ということではありませんよ。
ファンダメンタルというのは、こういう定点観測ではなく、あくまでも変化を読むべきものなのです。
今の株価には、既に、次の決算予想などとっくに織り込んでいますよ。
その予想がどう変化するのかこそが勝負なんです。
ここが見えていないから、ファンダメンタルなど使えない、となるのです。



私は、アメリカのQE3の終了という一大イベントに注目しています。
まあ、わかっている人からは、何をいまさら書いてるんだって話ですが(笑)

過去、QEによって、流動性相場が始まり、QEの終わりによって、調整が入っています。
今回が例外とは行かないでしょう。
ましてや、過去最大のQEの終了ですから、このインパクトは計り知れません。
このQEに加えて中国の変調です。
経済の2大大国の変調が世界経済に及ぼす影響は計り知れないです。

週末の雇用統計は、予想より下振れしました。
だからといってFRBの姿勢に変化は無いでしょう。

そういう意味から見ると、リスク・オンとリスク・オフで動く株よりも、金融政策が絡む為替の方が今は読みやすいのかもしれません。



ともかく、また緩和すればよい、というものではありません。

緩和すればよいのなら、世界中どこの国でもとっくに緩和していますよ。

その危険な副作用を知っているからこそ、FRBがこれ以上は無理だ、と判断しているわけです。
緩めて株や土地があがればよい、と思っているのなら、浅はか過ぎます。
世界を見れば、緩和の副作用がどれほど危険なものか、わかります。

緩和というのは、あくまでも緊急時のカンフル剤なんです。

財政出動も同じです。国債を乱発して財政支出を続ければいずれどうなるのかは、ギリシャがその事例です。
これも本来はカンフル剤なんです。それをダラダラやり続けている日本の未来はそんなに明るくないと思っています。

必要以上にカンフル剤に頼っていては、いずれ中毒になって、おかしくなりますよ。

もちろん、日本とてその例外ではありません。
今の日本の風潮は、緩めればいい、みたいな感じですが、金融・経済というものを理解していないマスコミが書いているだけです。
緩和すれば、当然資産バブルが起きます。
ただ、それだけではダメなんです。

過剰流動性相場の副作用こそがリーマン・ショックであり、中国の今が正にその直近の事例であり、1989年の日本で経験したばかりのことなのです。


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偶然と必然の狭間で

2016/01/06 Wed

目の前の勝負・・・相場において、上か下か、専業が負けて、初心者が勝つ、ということは大いにある。

相場は偶然なのか、それとも必然なのか。

実は、この両者の見分けはすごく難しい。

何が偶然で、何が必然なのか。

ここの見分けがつかないことで、多くは混乱し、相場を難しくする。



みんなは、必然を求めて、当てよう当てようと必死なのだけれど、そう簡単には当たらない。

当てる方法をみんなが血眼になって探しているけど、結局は見つからない。

当てる方法を探しているのは自分だけじゃない。

みんな探しているのだ、ってことに気がつかないといけない。



ちょとと儲かると、「勝てるようになった」と思う。

つまり、必然の結果だと感じるようになる。

それが1ヶ月、2ヶ月も続けば、もう自分は天下を取ったと思うようになる。

環境が後押ししてくれれば、年単位でもそういうことは起きる。

しかし、ほとんどの場合、それは偶然の結果で、単なるラッキーだ。

本人は、必然だと感じているけど、偶然、たまたま、ラッキー。

そして、それが偶然だったことは、しばらくすると全部吐き出すことによって見事に証明される。

この繰り返しこそがトレーダーの日常といってもよい。

いわゆる

鵜飼の鵜

である。

ほとんどの人にとって、この相場の偶然性を理解することは困難だ。

だから、偶然なのに必然だと感じてしまう。

勝てる方法が見つかったと感じる至福の瞬間がそこにある。

勝てる方法を手にいれた、天下を取ったと思える瞬間を多くのトレーダーは一度二度は経験している。

勝てば官軍、結果主義、拝金主義がそう思わせてしまう。



一方で、確率2分の1だというのに、デイトレの現場では、自分が売った途端に上がる、自分が買った途端に下げる。

これもまた日常。

自分を見ていたの如く、見事に逆を行く。

誰かが自分の売買を見ていて、わざと嫌がらせをしているのか、と思うぐらいに逆に行く。

たまのお休みで、デイトレでもやってみるか、とやったら、10戦10敗で、やるんじゃなかった、美味しいものでも食べに行けばよかった、となるのが普通。

けちょんけちょんにやられて、デイトレなんて、とイソップのぶどうが取れないキツネのようなことを言うようになる。

誰も言わないけど、相場をやっていれば一度や二度経験しているのが普通。




じゃあ、トレードなんて、上か下か、結局偶然だったら、適当にやっても同じじゃないか、とも思う。

専業がやっても負けるし、初心者がやったら勝ったりする。

トレードって単なる偶然なのか。




目の前のトレードを当てるのは難しい・・・というより、偶然の要素が大きいのだから、そもそも当たらないと言った方がよい。

それでも当てよう当てようと必死でやり方を求めて、ゾンビのように徘徊する多くのトレーダーたちがいる。

この目の前の勝負の偶然性を理解している人は実は多くない。

多くは、必然性を期待し、予想し、自分が買ったら上がるという期待を膨らませる。

だから、反対に行っても認めようとはしない。

しかし、次がどうなるかなど、どう期待しても本当は誰にもわからない。

未来予想などできない。

次の瞬間、大事件が起きるかどうか、次の瞬間、天変地異が起きるかどうか、ということを予想できないのと相場を予想できないのとは同次元だということに気がついていない。

天変地異が起きれば、相場は下げる、という相関性を理解してはいない、と言ってもよい。



この次の瞬間を予想できると考えるか、できないと考えるか、ここの考え方の違いは結果に天と地ほどの違いを生むけれど、ここを意識している人は実に少ない。



ところが一方で、そういった偶然である目の前の勝負を積み重ねて、回数を重ねていくと、不思議な事に、勝つべき人が勝って、負けるべき人は負ける。

月間を通じて、年間を通じて見ると、やはりそうなっている。

不思議な事に、トレードはそう出来ている。

勝つべき人は結局最後は勝って、負けるべき人は結局最後は負ける。

ここがトレードの摩訶不思議なところで、目の前の勝負しか見えていない人には見えない景色がそこにある。

当たり外れだけが相場で、当てる方法が見つかれば、と思っている人には見えない景色がある。

目の前の勝負にばかりこだわって、勝てば官軍、と思っている人には見えない世界がそこには存在する。

いつも負けている人は、次も負ける、その次も負ける、きっとその次も負ける。

つまり、そこにトレードの必然性が存在する。

目の前の勝負ばかりに目が行って、当てればよいと思っている人は、そういう勝負を継続的に行ったらどうなるか、には目が行かない。



多くは、偶然が支配する目先を必然に変えようとして苦心惨憺するのだけれど、所詮「偶然が支配している」ということに気がついてはいない。

だから、いくら努力しても、そこに答えなど見つからない。

一方で、極一部の人たちは、

目先の偶然性を信じる一方で、長期的必然性を信じている

だから、目の前の勝負に鉱泥しない。

目の前の勝負など、ただの偶然なのだから、そこにこだわる無意味さを理解しているからだ。



多くの人が勝っている人に対して抱く誤解は、目先の勝負で勝つことの延長線にトータルの勝ちがあると思っていること。

だから、目の前の勝負を当てに行くことに全力を尽くしてしまう。

目先とトータルが同じだと思っている。

一方で、勝っている人は、目先とトータルの違いを理解している。



これは、カジノのルーレットで次の目を当てようと必死になっている客と、そんな目先の当たり外れを全く気にもしないカジノのオーナーとの違いと言ってもよい。

カジノでは、目先の勝負をいくら頑張ったとて、その延長線上に勝ちは無い。

客は負けて、オーナーは勝つようになっている。

目先の勝負に目を血走らせている者が負けて、トータルを考えている者が勝つ。

皮肉な結果になる。

ほとんどの人にとって、トレードを難しくしているのは、この目先と長期に対する偶然と必然の見分けがつかないことから来るもの、じゃないかと思う。



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専門で稼ぐということ 2

2016/01/13 Wed

週末は、神戸三宮にある「和黒 北野坂本店」で、神戸牛をランチのお得価格で。
目の前の鉄板で焼いてくれはるやつね。
実に美味しいお肉だったのだけれど、後半戦で霜降りが強烈でだんだんバテ気味に。。。(笑)
出てくる順番が、油ギトギトほど後で出てくるので、結構きつかった。
2015-11-153.jpg
これ・・・トロは好きだけど、トロばっかりガンガン出てきたら嫌になるのと同じ感覚だと思う。
日本人て、こういういわゆる「霜降り」ってのが好きということになってるけど、みんなそんなに好きなんだろうか。
私の場合、赤身のじんわり美味しいロース味ってのが好みなんで、いいアメリカ産とか、好きなんだけど。




さて、ここ最近の記事では、「専門で稼ぐということ」、「偶然と必然の狭間で」といった、ちょっと厳し目の記事を書いたので、救いがなくなった、という雰囲気でもあるので、今回は、救いの記事を書いてみます。

前々回に、「専門で稼ぐということ」で厳しさということを書いたと思いますが、その続編になります。

専門家、というのは、その道のプロですから、やはり普通じゃダメってことを前回書きました。

では、その道のプロになるためには、どうすればいいのか。

単に、厳しい、厳しいと言われても、というところもあります。

専門家として、他に抜きん出るにはどうするのか。

大きくは、次の3つのポイントがあると思います。

①素質

②鍛錬

③コツ


色んな専門家があるわけですが、どの専門家でも、この3つの要素をクリアしていないと、やはり専門家にはなれません。

ただし、この3つの要素のウエートはそれぞれの専門によって大きく違う、ということはあります。

例えば、モデル。
素質の要素が非常に大きい。
もちろんそれだけとは言いませんが、最初からダメなものはダメ、というのは素人目でもわかることです。

では、プロ野球の選手や相撲取り。
やはり素質の要素は大きい。
でも、鍛錬も、コツもかなり重要で、素質がある人(これが前提になって)が、鍛錬を続けて、コツをマスターして、やっとプロになれる、というところでしょう。

じゃあ、料理人は?
やはり鍛錬の部分がこちらは大きい。
その鍛錬からコツを身につけていく。
素質はもちろん必要だけれど、かなりの部分は鍛錬から経験値を上げていくものではないかと。まあ、ここは料理人の書いたものとか読んでの憶測なんですが。

外科医は?
専門知識は必要。
だけどそれ以上に日々の経験。
どれだけ手術経験を積んだか。

パイロット?
もちろん専門知識は必要。
でも、飛行時間こそがベテランの証。



ということでトレーダー。
素質? 鍛錬? コツ?
どれが重要?

通常信じられているのは、

コツだけ!!

勝ち組と負け組の違いは、コツを知っているか、知らないかの違いである

つまり、勝ち方、やり方さえ見つければ、コツさえつかめれば、勝てるようになる。


色々やってみる理由は、コツを探すためであって、練習そのものや経験値に意味を見出す人は少ない。

実践とは、コツを探すためにやる。


コツが見つかるまで実践や検証やらブログ探し、本、セミナー・・・とにかく目的はコツを見つけることさ!!


こういう感じじゃないでしょうか。

じゃあ、トレードで勝つって、ほんとにコツだけなん?

勝てる方法が見つかれば、自分だってすぐにカリスマなん?



じゃあ、逆に質問だけど、

一旦勝てるようになった人が、何故、破滅するん?

しかも、次から次へ破滅する。

コツ知ってるはずやん。

だったら、永遠に勝ち組やん。


コツを知った勝ち組とは、双六の「あがり」なの?

勝てるコツを知ったら、もう一生涯安泰?

勝ち組になったら、免許皆伝で、死ぬまでそれで食って行ける?


じゃあ、トレーダーって素質なんて関係ない?

コツを知っているか知らないか、だけなら、素質も鍛錬も不要?

つまり、勝ち組とは、素質不要で、しかも鍛錬もせずに、ただ、コツがわかった人を言うってこと?





こういうことをくどくど書く理由ですが、

どうやったら勝てるようになれるのか?


という切実な問題に対して、通常信じられていることは本当なのか。

ノウハウだけが大事なのか。

この通常信じられていることに疑問を呈しているわけです。

ここはかなり重要なポイントだと思うのです。



勝っている人と負けている人の差は、コツを知っているか知らないかだけ?


やり方さえわかれば勝てるようになる?



朗報というのは、素質だけで勝てることはあるかもしれませんが、今勝っている多くの人は、そもそも素質無き人が多いというのが私の経験上言えることです。

実に朗報です。

そして、勝っている人でも次の日には負け組に落ちる、ということ一つを取っても、コツを知れば勝てる、なんて幻想に過ぎないことがわかります。

過去、一相場来るたびに、カリスマが出てきて、そしてその相場が終わると共に、多くが消えて行きました。
こういう事実を見ただけでも、コツを知れば勝てる、なんてただの幻想ですよ。

それで一時的には勝てるかもしれない。
けれど生き残ることはできません。



じゃあ、残りは、

鍛錬

鍛錬さえ積めば、誰にだってチャンスはある、それがトレードのいいところじゃないかと私は思います。

実戦から学ぶ

多分、あまりピント来ない人多いんだろうな、って思いながら書いてます(笑)

確かに簡単じゃないかもしれない。

でも、時間をかけて頑張れば、誰にだってチャンスがある。


素質が無いとダメとか、秘法を知らないとダメ、とか、そういうものではなく、時間をかけて頑張りさえすれば何とかなるかもしれない、となれば、誰にでも門戸が開けている。

ただし・・・その頑張りというのは、人並みではダメだ、ってことだけです。

たったこれだけのことです。

誰にでもできない話じゃない、ってことです。

ただし、ベテランと呼ばれるまでには一定以上の飛行時間を必要とします。

先日の「専門で稼ぐということ」の記事の裏バージョンです。

これは朗報、ではないでしょうかね。



この朗報が見えていいない人は、

やり方を本で読んで、それで最初から勝てると思って無理をして、結果、経験値を積むことなく消えていく

という末路をたどります。

経験値で差別化する、ということがわかっていない不幸な人たちです。



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相場の近道

2016/02/02 Tue

こうやってブログを書いていると、時々、「相場を教えてほしい」という方からのメールやコメントをいただくことがあります。

そのやりとりが判で押したように同じになることが多くて、みんなが求めているものが何かということが非常によくわかるので、私も勉強になるのですが、簡潔にまとめると概ね次のような問答となります。

「相場を教えて下さい。」

(経験は、概ね半年~2年ぐらい)

「相場は現場で叩き上げるものなので、負けてもいいので、とにかく今は時間をかけて経験値を増やしてください。」

「どうすればいいのかわからないので、やり方やコツを教えて下さい。」

「何でもいいのでとにかくやってみてください。機械的なやり方でとりあえず始めるといいでしょう。」

「そんなんじゃ勝てないです。コツはありませんか。具体的な方法が知りたいです。」

・・・・

私は

「どうしても、(勝てる)やり方が知りたければ、他でやり方を教えてくれるところがいっぱいあるから、そこで教えてもらってください。」

と説明します。

そこからは、押し問答が繰り返されて、最後は、連絡が来なくなる。

こういうパターンが典型的に繰り返されます。

ここには、埋められない根本的な考え方の違い が存在しています。

すなわち、

どこかにコツがあって、それさえわかれば勝てるようになる


そう思っている人とは、どうしてもすれ違いを埋めることはできません。




まず、「相場を教えてくれ」という質問には、「勝てる方法を教えてくれ」「勝つコツを教えてくれ」という意味が含まれている、ということは、私も重々承知しています。

具体的なやり方やコツ・・・この言葉には、「勝てるような具体的やり方」「勝てるコツ」を教えてくれ、という意味が含まれています。
それもわかっています。

勝っている人に聞けば、そういうコツや勝てる方法を教えてくれるのではないか、という期待、があることも十分に承知しています。



とにかく、

最初からいきなり勝たねばいけない。勝たないと意味がない。

そう思っている、というより、そもそも勝てると思っているわけです。

そのためには、「勝てる方法を勝っている人なら知っているはずだ。」という思いがあるのでしょう。




でも、少し論理的に考えてみれば、簡単にわかることですが、

短期売買で、相場をやっているほとんどの人は負けている

という事実に目をそらさなければ、初心者がのこのこやってきて、最初から勝てる道理などどこにもありません。

そんな簡単に人に教えられるようなコツをあるのだったら、何故このネット社会で情報開示が進んでいる現代で明らかにされていないのか、不思議に思いませんか。

知っただけで簡単に勝てるコツ、が存在するのだったら、誰かがバラして、今頃ネット上にばらまかれていますよ。




株式市場の難しいところは、4000銘柄という銘柄数にあるんです。

そういう迷宮のような大量の対象物に対して、

何の土地勘も持たない門外漢

セクターとか、銘柄とか、そんなこともほとんどわからない人


がのこのこやってきて、いきなり勝てる、と思っている方がどうかしてるんじゃないか、ってわかっている人なら誰だって思います。

個別株投資家歴10年とかなら、まだペーペーの部類です。

投資歴1年、本を数冊読んで、1~2回無料セミナーに行って、色々理屈を身につけて、それでいきなり勝てるのなら、相場で負ける人などこの世に存在しませんよ。

それぐらいのこと、誰だってやっています。

自分だけじゃないです。

お金がかかっているのだから、誰だってそれなりに必死だし、努力もしています。

それでも、死者累々というのが相場の実態なんです。

そういう「当たり前のこと」がわからないほど、経験がないってことなんです。

「簡単に勝てるようになれるコツ」を聞いてくる時点で、自分が如何に甘い考えでやっているかを晒しているのと同じなんです。



ただ、そう思う気持ちはよくわかります。

でも、残念ながら、そういう

勝てる人に聞いたら、近道がある

という甘い考えはお捨てになったほうが懸命です。

そういう尊師依存症の人が大勢おられることも承知しています。

でも、そういった尊師を探している暇があったらやることが他にあるだろう、って思います。


近道を探していては、結局、遠回りをすることになるんです。

ここで言っている意味、わかる人にはわかると思います。

近道を探さない

これがコツと言えばコツなのかもしれません。

結局、近道探しをしている時間が無駄になるんです。


近道を探している時間があるのだったら、遠回りに見えても、一歩でも前に進んだもの勝ちだ

ってことなんですよ。




そんなに具体的なやり方が知りたければ、林先生の本を数冊読めば、初心者向けの練習方法もしっかりと書いてくださっています。

ただ、読んだだけで勝てるなんていうことは絶対にあり得ません。

本を読んで、年単位の練習を積んで、上手くなれば、勝てる可能性がある、ってことだけです。

初心者が思っているよりも、遥かに時間のかかるものだと思いますよ。



初心者の方は、頭でっかちの方がすごく多くて、いわゆるエロ本中学生の類なんですが、

相場は、知識の多寡を競うものではなく、上手い下手のある技術職なんです。

上手い下手というのは、知っているか知っていないか、ではなく、鍛錬して上達するものなんです。


そこがまるでわかっておられないと思います。



前にプロのピアニストになるためには、どれほどの鍛錬と努力が必要か、ということについて書いたと思いますが、その道で稼ぐってことは、どんな道であっても、そんなに簡単にできることではありません。
これは、株が厳しいと言っているのではなく、どんな道でも簡単じゃない、って言っているんです。

そうでなければ、世の中、全員が投資家になってますよ(笑)


これも簡単な理屈じゃないでしょうか。




いつも書くことなので、私のブログを読んでくれている方には申し訳ないのですが、

ベテラン外科医は経験が長いからベテランなんです。

料理人、ピアニスト、大工、なんでも同じで、経験年数がものを言う世界というのは数多く存在します。

骨董品の鑑定士に簡単になれるコツを教えてくれ、というリクエストに答える術はありません。




みなさんの職場でも、4月に新人が入ってきて、次のように言ったら、どう対応されますか。

「あなたのようなベテランにすぐになれるコツをおしえてください。」

「最初から、ベテランと同じ働きをしたいので、簡単にベテランになれる方法を教えて下さい。」


こういう新人に対して、どのように答えますか。



そして、さらに言うなら、

みなさんの職場は、100人に一人しか給料をもらえないような厳しい世界ですか。


通常のお仕事というのは、普通の力があれば、仕事さえすれば、給料がもらえる仕組みの中でやっています。
それぞれに応じてにせよ、給料をもらっている以上は、その世界のプロとしてやっていけてるわけです。
そんな世界でも、先ほどの新人のようなことがあれば、誰だっておかしいと思うはずなんです。

一方で、こちらの世界は、ほとんどが負けているサバイバルな厳しさがある世界なんです。
その世界において、新人がいきなり勝てるはずだ、コツさえわかれば、と思っていること事体、について、どう答えればいいんでしょう。

繰り返し聞かれることなので、これが普通の考え方であることはわかるわけですが・・・なんだかなあ、って思うのですよ。



今回、書いたことは、初心者と相場で勝っている人との認識ギャップの一番大きな部分だと思います。

(敢えてここで「相場で勝っている人」と書いたのは、ベテランでも、初心者と同じ考え方を持ち続けている人が大勢いるからです。ちなみにその
ベテランさんは負け組です。)

私が、相場を長年やってきて一番後悔していることは何かと聞かれたら、次のように答えます。

勝てる方法を探して、勝っている人を探して、そういう探してきた時間を、実戦経験や練習・鍛錬に費やしてさえいれば、どれほどの無駄な時間を省けたことか


と。。。

この記事を読んだ人で、一人でもこのことに気がついてくれれば、無駄な時間、無駄なお金を使うことが避けれられるのに、と思いつつ・・・



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トレードスタイル

2016/02/11 Thu

ご質問がありました。
長くなったので、例によって記事にしました。

私のデイトレのスタイルはチャンスを待つタイプで具体的にはニュースなど一通り見て自分のアンテナにひっかからなければ狙いを定めずザラ場ほとんど様子見してます。ザラ場の値動きを見て売買するタイプでほとんど出たとこ勝負、経験からくる直感を頼りに売買してます。
あらなみさんのデイトレスタイルはどんな感じでしょうか?




スタイルですか・・・記事の端々には書いていることですが、改めて聞かれると、ちょっと考えてしまいましたよ。

敢えて言うのなら、

カメレオンスタイル


でしょうかね(笑)


普通は、自分の型というものを持っていて、それを相場に当てはめようとするわけです。

いわゆる、やり方、とか、手法、とか、自分のスタイル、ってやつですね。

そういう自分を相場に押し付けようとするんです。


私の場合、そうではなく、相手さんに合わせて、自分を変えていくスタイルです。

キャバクラのお姉さんが、お客に応じて話題を変える、みたいな(笑)



例えば、今は、100人中、100人が下げ相場だとわかっていると思います。

じゃあ、売りだろうが!!

アベノミクスでは、誰が見ても、上げ相場・・・じゃあ、買いだろうが!!

ただ、阿呆になれなかったのは不覚でしたが(笑)

という、超超シンプルなものですね。

ネタによって、調理を変える日本料理人、って感じでしょうかね。



環境最適化している

と言ってもいいでしょう。

通常は、手法を最適化するんですが、それだと自己中トレードですから、それは、私のスタイルではありません。

あくまで、素材ありきなんです。



この相場に対する考え方の前提にあることは、

相場は変化する

ということです。

私は、ゲームのルールが変化することに注目している。(ジョージ・ソロス)

私は、ソロス派でもありますから、こう考えています。

これは、歴史は繰り返す、というテクニカル分析の前提とは、相容れない考え方です。

真反対の考え方です。

ここは、ポイントだと思います。



そして、調理は、塩味だけとか、シンプル・イズ・ベスト。

前にも書きましたが、誰でもがわかっている中華包丁(ブレイクアウト)とか、そんなものしか使いません。

だから、手法を聞かれても困るんですよ。

大したことしてないから。

だから、本を読んでください、って言うんですが、何か隠しているのか、って怪訝そうにされるわけです。

困ったものです。

といっても、基本の調理方法というのは、それこそ何十種類、細かく分類すれば何百にもなると思いますが、それらは全部頭に入っていますし、素材に応じて、それらどう使いこなせばいいのかという、現場において使いこなす技術はそこそこあると思っています。

また別に書きますが、型を知っている、使える、など、これで食っている人間にとっては、当たり前のことだと私は思いますよ。



出汁の取り方を知らない日本料理人などいるはずがありません。

一方で、出汁が取れたからって、一流とは言えない。

そういうことなんです。



そして、そういうシンプルな調理ではあっても、、ちょっとした塩加減であるとか、焼き加減には、長い経験による技を駆使しています。

当然、素材の目利きも時間を経ての鍛錬が詰まっていると思います。


自分の技術をひけらかすことではなく、素材の旨味を最大限引き出すために全力を尽くす料理人

それが、私の目指すスタイルですね。

ここは、人と違うと思います。



みんなやり方ありきなんですよ。

やり方を「知るだけで」それを相場に押し付けて、それで勝とうとしている。

さらに言えば、

難しいことをやろうとしすぎているんじゃないでしょうか。


そもそも、相場を読もうとしている。

そんなこと、難易度高すぎますよ。

予想の専門家であるアナリストでもまるで当たらないことを素人がやっても時間の無駄。

それなのに、当たりもしない予測をしようとしている。

そして、当たりもしないその予想をベースにして相場を張っている。

そもそも当たらない予想で相場を張るのだから、もうその時点で、

お前はもう死んでいる!!

だと思いますよ。

まあ、ほとんどの人の場合、自分が買っていれば、予想というよりも、

お祈り、お願い、おすがり

ってことなんですが、そのお祈りしている時点で、もう終わってるんです。

そして、

一人よがりの勝手な予想で、相場に逆らって、一人で自爆している。

何で逆らうのかなあ、って思います。



そうではなく、素材ありきだと私は思いますよ。

素材の事実をただ見ればいいだけなんです。

今は、下げ相場と誰が見てもわかる。

じゃあ、売ったらいいでしょ!!

ではどうやって?

うーん、下に抜けたら適当に売ってみればいいんじゃね!!

という子供でもわかるトレードスタイルなんです。



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勝ち方探しの旅の歩き方

2016/05/29 Sun

長々とご無沙汰していました。
ご無沙汰の間も、多くのコメント、多くの拍手、ありがとうございました。
約1名、更新まだか、広告出たじゃないか、とのお叱りも頂きました。お待たせしてすみませんm(_ _)m

今朝、家の前にトンボがとまっていました。もうそんな季節なんですねえ。
2016-03-114.jpg

さて、記事をしっかり書こうとして、逆に記事を書くのが面倒くさくなった、ということがあったので、もっとライト感覚、コメント感覚で短く要点を得た記事を書いて行こうと思います。
あまり長いと読む方も大変だと思いますし・・・と言いつつ、今日は重要事項でもあるので、またじっくり書いてしまって最長かもというぐらいに長くなってしまいました。いつも長文にお付き合いさせてしまってすみません、一応気にしてます(笑)



ということで、ご質問を受けていると、じっくりと書いてみたいテーマが見えてくることが多いのですが、今回もその一つです。



投資系のブログを夜な夜な徘徊している熱心な方のほとんどは、ご自分でも投資しておられて、ある目的を持って見ておられるかたがほとんどだと思います。

その目的とは、

どうしたら勝てるようになるのか、そのヒントが欲しい。

というものなのは間違いありません。

私とて、何か参考になるものはないか、という気持は持っていますから、その気持はよくわかります。

さらには、頑張ってもなかなか勝てるようにならない、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みを持っておられるかたも大勢おられることはわかります。

コメント欄にも、3年目になって、なかなか勝てないのだけど、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みが寄せられていました。

こういう何かを参考にできれば、という思いの方の思いを寄せられるのが、

勝っている人の書いていることを参考にしたらいいのではないか。

ということでしょう。

さらに、

勝っている、といっても、「早く、そして大きく勝っているほと価値がある」

と思うのは自然な流れとなります。

その考えの流れで、

早く、そして大きく勝っている人と同じことをすれば自分も同じように、早く大きく勝てるようになる

という結論にたどり着くのは、必然とも言えるほど自然の流れでしょう。

そうすると、

早く大きく勝っている人の具体的なやり方を知って、真似したい


そういうロジックにたどり着くことになります。

こうして、色んな「早く大きく勝っている人」のやり方を探ろう、という長い長い旅が始まります。

このロジックの前提には、

同じレシピなら、同じ答えが出るはずだ

という暗黙の了解があります。



さて、このロジックの旅に出た旅人には、幾つかの問題が出てくることは、この旅を長く経験した人ならご存知のことと思いますが、この旅の初心者の方もおられますから、旅のガイドを少々書いておきます。

まず、何故かアルアルなんですが、

10万円から始めて、1年(から3年)で1億円にした

というフレーズがやたら多くないですか(笑)

何故かスタートは10万円なんです・・不思議ですねえ。
そしてゴールは1億円から3億円。
そして、スピードは、1~3年。
これが、何故か最多価格帯なんですね。

先ほど書いたように、旅人たちの「早く大きく勝っている人」というニーズに合致し、かつ、自分でも始められる金額の10万円がスタートで、ゴールが目的に沿っている、という最適なものがここになるんだろう、って思います。

儲けの金額 = 信頼性の証

ということは確かにあるんでしょう。

できるだけ短期間に、そして小さな資金から大きく、というみんなの(?)要望に答えている、ということもあります。

「9万円を1年で12万円にした私の方法」とか「9000万円を1年で1億円にした戦略」とかには誰も興味を示さないでしょう(笑)

「1万円を1年で1万3000円にした脅威の年率30%私のFX!!」とか、無視だろうな(笑)

しかし、ここでその「信頼性」「再現性」には、実は幾つかの旅の落とし穴とでも言うべき問題が潜んでいるので、そこに切り込んでみましょう。



■第一関門・・・そもそも儲けが本当かどうか

これはわかりませんね。
私とて、胡散臭いなあ、という匂いぐらいならわかりますが、匂いだけですよ。

コメント欄でも、ウソかどうか教えて欲しい、という言及もありましたが、そもそも、ネット上では何でもありですし、マスコミが書いたとて煽って落としてを繰り返していること、を思えば、何が本当で何が偽物かなど、言っていることをじっくり読んでこそ見えるかもしれませんが、金額だけで判断することなどとてもできません。

果たしてそれは本当のことなんだろうか?

10万円を1年で1億円に、という定型句は怪しいのか?

そもそも、何のために金額を書いているだろうか。

淡々と日誌として書いておられる素直な方がおられる一方で、何かの目的を持って信じさせようとしている人、虚言癖がある人、アフィリや商材の価値を高めようとしている人、など様々な目的があります。
私が意外だったのは、世の中には、虚言癖がある人がそれなりにいる、ってことでした。特に目的などないんです。ただの「癖」なんです。

悪意の代表者といえば、昔、仕手情報を教える電話情報屋というのが人気があって、それは結局は、先に自分が仕込んだ銘柄を情報として煽っておいて自分はそこで売り抜ける、という古典的な「詐欺的情報屋」がいっぱいありました。
こういう悪意のものも多い世界ですから、取捨選択は難しいですね。

結局、多くを当たって、当たって砕けろ、が現実なのかもしれません。

この第一関門のクリアすら、結構難しいのですが、次の関門もまた難関です。

しかも、第二関門以降では、儲けたのがウソか本当か、などどうでもよいぐらい見分ける難易度が高いし、一般にはほとんど意識すらされていないけれど、実は重大問題が潜んでいるんです。



■第二関門・・・運と必然性

書いている金額が本当だとして次の関門です。

それは、

運と必然性

です。

というのは、そもそも何が実力で何がそうでないのかは、本人すらわからないことが多いのがこの投資の世界だからです。

何故そうなるのか、というと、

投資というのは、短期的には、「運」がほとんど左右する、という世界だからです。

つまりは、結果論がまかり通るのがこの投資の世界だってことなんです。

短期的というのは、月足レベルで一相場が終わるまでなので、場合によっては数年という単位も含みます。

ストップ高を持ち越せば何でもあり!!


というような相場が数ヶ月も続くことがあるんです。

ここが他の世界と大きく違うものなのですが、ここをわかっていない人が多すぎます。

なので、アベノミクスや新興バブルといった環境に、恐れもリスクも知らないやんちゃ坊主がそこへ乗っかれば、一気にカリスマ投資家が誕生してしまうのがこの世界なんです。

そこに嘘はありませんが、本人にとっても、回りにとっても、勘違いが起きてしまいます。

ウソはそのうちバレますが、むしろ問題になるのは、この勘違いの方だと思います。

こちらは、確信犯なだけに、質が悪いんです。

そして、多くのカリスマは、一相場終われば泡のように消えていく、ということも、私の経験しただけでも、何度も何度も繰り返されています。

これは、昭和の時代から延々と繰り返されていることで、何も目新しいことなどありません。

とにかくバブル時には、

大きくやったもの勝ち

なんです。

なんだかんだと理屈や小手先の手法が原因だと本人も思っているかもしれませんが、基本は、ガンガンどれだけ攻めれたか、にかかっています。

昭和のバブル時にも、ネットバブル時にも、色々手法を言われていましたが、結局は、下げても買い、上げても買い、何でも買い、で、フルスロットルをどれだけ維持してチキンレースに臨めたか、が結果の差となりました(笑)

このチキンレースの参加者の多くが、岸壁からのジャンプにも付き合ったことは言うまでもありませんが・・・(汗)





昭和時代のカリスマは、数十億、数百億、というのは当たり前でした。
数千億ということもあったと思います。
今とは、数桁違います。
有名どころでは、是川銀蔵という名前を聞いたことがある人も多いと思いますが、そういう人たちでした。
また、当時は、カリスマ財テク企業というのもあって、その代表の阪和興業という会社が為替で数百億円の大儲けをした、ということもありました。
当時もバブル時ですから「大きくやったもの勝ち」の時代でした。
しかし、昭和時代のカリスマは、昭和のバブル終焉とともに、多くが借金を残して泡のように消えていきました。
当時は、みんなで1億円達成、というサークルも存在しました・・・詳しくは言いませんが(笑)

ネットバブル時も華やかでした。
少数は生き残っている人もいますが、殆どは壊滅的末路を辿ったと聞いています。
そういえば、当時も、何故か「10万円を1年間で1億円に!!」というフレーズが流行りでしたねえ。やはりここには何かある(笑)

昭和の時代も、ネットバブル時代も、その時代においては、それぞれのカリスマが存在し、そのトレード戦略を真似しようと多くの投資家が群がっていて、講演会、本、セミナー、情報商材と、もうみんなが必死で追いかけていました。
まあ、私も恥ずかしながら、私もその一人であったわけですが、何か?(笑)

カリスマと同じようにすれば、同じように億万長者になれるんだ、というのは、昭和の時代から全く変わらないロジックなのですが・・・

カリスマの真似をした人たちの多くは、カリスマが登った時期にはやらないで(というかのし上がった時期は無名なので)、転落した時だけ一緒に落下した、という笑えない結末が待っていました・・・(笑)


アメリカでも同じようなことが起きていて、LTCMという知能集団が立ち上げたファンドがカリスマとしてもてはやされた時(既に儲け出して何年も経過して実績を積んだ)、投資銀行を始めとして、多くの機関投資家、ヘッジファンドが「具体的やり方を猿真似して」同じマーケットに突撃しました。
結果として起きたのは、LTCMの崩壊で、FRBが火消ししないと収まらない事態を招いたのです。
結局、真似した投資家は、損失のみを被る事態となったことは記憶に新しいところです。
相場巧者と言われるヘッジファンドですらそんなものなのです。

時代を考えず、具体的やり方さえ猿真似すれば同じように儲かる、という愚かな考えを持って臨んだ投資家たちの悲劇でした。

このような悲劇は、いくら書いても書ききれないほどの歴史的事実を積み重ねています。

全ては、時代の寵児を追いかけた悲劇でした。



今、是川銀蔵氏のトレード戦略や阪和興業の真似をしたい、LTCMの投資戦略を教えてほしい、という人は、ただの一人もいないでしょう。

当時は、あれだけみんなから崇拝され、追い掛け回されていたにも関わらず・・・です。

今では、過去の時代の寵児として、懐メロとして、昔のアイドルとして、天地真理として、の存在でしかありません(笑)

ここで考えてもらいたいのは、もし相場が永遠に変わらない、一度手に入れれば一生食える「投資手法」なるものが存在するのなら、是川銀蔵手法でよくないですか。阪和興業手法でよくないですか。

「勝っている人の手法で勝てる」のなら、それは時代を超越するのだから、懐メロバンザイになりませんか。

私は、相場は変化すると考えていますから、時代の流行り廃れが常に存在すると信じています。というより、そういう現実を見続けています。

歴史的視点とは、こういう歴史を俯瞰する目だと思うのです。


このように歴史を紐解いて、考えていけば、

今の最先端とて、将来にはただの懐メロなんです。そうやってずっと相場は変化し続けているのです。

それとも、今だけは特別なか。今の最先端だけは将来もずっと有効なのでしょうか。


当然「運も実力のうち」とも言いますし、もちろん時代に乗れたのはいいことです。
また、最初は運であっても、時間の経過とともに実力が伴うケースもあります。

最初は運だったとしても、実力がつけば、相場の怖さを知っておとなしくなりますし、利益を守る方法をわかってくる人も大勢います。

さらに言うと、歴史的風雪に耐えた本質的なもの、ももちろんあります。
ただし、そういう歴史的本質は、流行り廃れの外に存在するものだと思います。
多くは、時代の寵児として、泡のように消えてきたのです。




さて、歴史を俯瞰すると、こういうことが現実なのだということは理解しておくべきだと思います。

つまり、結果論がまかり通っている部分が存在するのだ、という認識です。

宝くじを当てた人が書いた「宝くじの当て方・・・私はこれで3億円を当てた必勝法!!」をありがたがって読んでいるのと同じではないか、という疑念です。

統計的に考えれば、2000万投資家と言われているのですから、その中から当たりくじを引く人は絶対に存在するってことなんです。

ある時点での相場の利益というのは、そもそもテンポラリーなものなんです。
それがゴールでは決してありません。

時代時代で、浮いては消え、浮いては消え、を繰り返している、時代の寵児が繰り返されているという事実があって、当時はみんなもてはやされて、カリスマだったわけです。

ネット上では、天国と地獄を往復している人ほど、その金額の大きさでもてはやされている傾向が強いですが、面白さと、その強烈なリスク許容度こそ参考になりますが、読み物以上に参考になるとは私には思えません。

また、ポルシェを買って、フェラーリを乗り回して、とみんな同じようなことをするわけです・・・はい、一部僻みです(笑)

こういう歴史的事実から見えてくるものは、

いくら儲けた、ということだけを「物差し」にして、崇拝し、追いかけることのそもそもの是非というものが、こういう歴史的事実を見ればあると私は思うのです。



■第三関門・・・素質

ここは絶望的な話になります。

つまり、

早いスピードで儲けた額を基準にして、その人のやり方を真似をしよう・・というのが追っかけのそもそもの目的なんですが、

そういう儲けが、その人の素質によるものであった場合、誰も真似などできません。

はっきり言って身も蓋もないことですが、これは事実です。

相場には、歴然として素質が左右します。

これが、ミス・ユニバースなら素質の存在は誰にでもわかりますが、投資の世界でも明らかに素質というものが存在します。

そこには、ウソでも運でもない素質という壁が存在するのですから、いくら頑張ってその人についていっても、得られるものは少ないです。

というより、いくら真似しようとしても、真似できない、参考にできないんです。



特に、カリスマという人たちが持っていて、凡人には無い特性は、リスク許容度の大きさ=修羅場を乗りきれる胆力、だと思います。

これは、大物相場師と呼ばれる人が持つ特性で、ほぼ天性のものです。凡人は簡単に身につけることはできません。

ちょっと違いますが、胆力というよりも、経験が少なく、恐れを知らず、若さ故の力強さ、つまり猪突猛進型ということがあるかもしれません。

こういった猪突猛進タイプの人が、バブルにぶち当たった時、カリスマとして一気に天国に登りつめることになります。

「早く大きく儲ける」ということは、みんなが熱望するポイントなのですが、真似しようとしても、その理由のかなりがこの素質であるところの「胆力もしくは猪突猛進」&「バブルという環境」が組み合わさった時に起きる現象なんです。

しかも、数万人がスタートすれば、登れる人もいる、という統計的な現象というおまけ付きです。


素質は真似できませんし、バブル相場も、誰かが儲けた後なら、もう宴も終わった後です。宝くじも誰かは当たります。

素質と運が重なった結果なら、どうやったところでそれを真似することなどできません。


実に残念ですが、これが多くの場合の実態です。

それを真似しようとして多くの大衆投資家が群がる現象が繰り返されるわけです。目指しているのは、あなただけではありません(笑)

こういう特性の無い一般人が、真似をしても同じ道は無理ですし、ましてや人が儲けた後の宴の終わりに参加しても、もう終わりです。



一方で、この胆力や恐れ知らずというのは、諸刃の剣で、これがあるから逆風では壊滅する原因にもなるわけです。

よく聞くのが、短期間に2億円作ってゼロにした人を見て、「自分だったら2億円儲けたらやめるけどな!!」って会話です(笑)

しかし、それは全くの見当違いです。

2億円でやめられないからこそ短期間で2億円を作れたのです。


それだけのリスクを取ったからこその裏表なんですよ。

カジノで当たったら全部次、次、次、とできる肝が必要なんです。

2016-03-115.jpg

この太極マークの如く世の出来事には、何もかも裏表があるものなんです。いいところ取りなどできないんです。



私は、特別な素質の無い普通の人ですから、こういう素質の差というものを過去から何度も実感して(つまり自分が劣っているということを思い知らされて)悔しい思いをしているからよくわかるんです。

いくら努力したって、追いつけない素質の差というものはこの世界には間違いなく存在します。

やり方で勝てる、と思っている人にとっては、こういうことを読んでも、

いや、その勝っている人と同じやり方なら同じ答えが出るはずだ!!

と主張すると思います。

これは、

レシピさえ手に入れれば、調理人の腕など関係ない

という理屈なんですが、果たしてそうなのか、という疑問です。

精々、是川銀蔵さんや阪和興業の真似をしてください(笑)


私のこれまでの経験からは、やはり素質はあります。

素質のある人のマネなど普通の人には絶対にできません。

ミス・ユニバースのマネをして優勝するほど難しい、ということと同じです(笑)




このように見てくると、短期に大きく儲けたといっても、

そもそも本物か、本物であっても運と素質が原因じゃないか。

となると、それを真似しようとする大勢の投資家のほとんどが結果を出せない理由が見えてきます。

一方、レアですが、この3つの難しい関門をクリアして、真似できる先人に辿りつけた人は、実に幸運な人でしょう。

ネット上を徘徊している人の多くは、未だ到達できない極地に辿りつけたということだからです。





ここまで読むと、何か「じゃあ、真似っていうのもダメってことか?」ということになりますが、難しい中でも次のようなコツの部分はあるので、最後に書いておきます。


■多くを当たる

初心者がその人が言っている内容で吟味しろ、と言われても、無理があるので、どうしても、いくら稼いだかを「物差し」にせざるを得ない、という難しさはどうしても残ります。

その中で、多くを当たりながら、目利きを養う、ということは、やはり必要なんだろうな、って思います。

色々と見ていったり、セミナーに行ったり、本を読んだり、商材を買ったり、そうやって多くにあたっていくと、次第に多くの共通項というものに気がつくと思います。

そういった

共通項

というのは、本質であることが多いです。

例えば、損切りについて。
なかなか難しいという人も多いですが、では、「損切りしない」ということで、この先やっていけるのか、「損切りしなくてよい」というマスターがいたのか、と考えてみたときに、自ずと答えが出るのだと思います。

多くに当たるということは、これもダメだった、あれもダメだった、ということになるので、効率性がはなはだ悪いわけですが、そう一足飛びには行かないのはどんな世界でも同じでしょう。

ここで、誰かすでにわかっている人から、本当に参考になる本やセミナー、商材などがあれば教えて欲しい、と思うかもしれませんが、次に書くことがまた関門になってきます。

そして、多くを当たることによって、次の書くことにもつながってきます。



■人それぞれ違う

これは、この記事のポイントでもあり、結論めいた部分でもあるのですが、どういうことか、というと、先ほど書いたように、

そもそも人には素質が存在する

ということです。

これは、何も「相場でガンガン勝てるという究極の素質」だけではありません。

人には、得意不得意という素質がそもそもあるのです。

ミス・ユニバースだから頭もいい、ということではない、ってことです(笑)

そこに相関関係はありません。

ある特殊な分野で得意科目があった、ってことであって、全てに優れているということではないんです。


それぞれの得意分野とは、トレードにおいては、

反射神経に優れている人、記憶力がいい人、我慢強い人、などなどです。

そして、全部を兼ね備えている人はほとんどいません。

ほとんどの人は、

反射神経はそこそこだけど、我慢が足りない

とか、

鈍いんだけど、コツコツ我慢ができる

など、人は、いい面と悪い面、長所と欠点を両方持っているものです。

この個人差は、実はものすごく大きいです。

本人が思っている以上に、この個人差というのは、歴然としていることが多く、ほとんどの場合、個々の項目で他人と比較したことがないから、わかりづらいですが、本当に人それぞれ大きく違います。

人は自己中心でものを見ますから、自分ができることは当たり前で、出来ないことも当たり前、と思っていることが多いのですが、結構自分ができても人にはできない、ということが多くあるものなんです。逆もしかりです。

実は、この個人差ということが、トレードにおいてものすごく影響するんです。

そして、いいところが何もない、と自分では思っていても、意外な素質を持っている人がほとんどです。

忘れられがちなのが、「コツコツ努力できる人」「我慢強い人」です。これは、トレードにおいてかなりの素質だと私は思っています。

何もかもダメ、という人は、何もかもが優れている、という人と同じくらいレアな存在だと私は思います。

何が言いたいのか、というと、

そういう自分の得意なところを活かしたやり方をしないと、なかなか相場は上手く行かない

ってことなんです。

「自分なりの相場を見つけなさい。」

ということは聞いたことがあると思いますが、その理由はこういうことなんです。

これは、先ほど書いたように、個人差というのが想像以上に大きいからなんです。

私は、多くの人と投資ということにおいて接していますが、本当にここは強調できます。

反射神経が鈍くて、運転が下手、ゲームが苦手、という人に、スキャ的短期売買はやはり無理があるんです。

逆に、じっくりと粘ることが苦手な人は、利益を伸ばすことが難しいです。

リスク許容度が低ければ、デイトレでコツコツが向いているかもしれません。

自分に向いていないことは、いくら頑張っても、それで上手く行く可能性は低いのが現実です。


私がデイトレを始めた頃、すごく勝っているある友人がやっていることを教えてもらって、やろうとしたのですが、どうしても自分にはできませんでした。
レシピは全部教えてもらっているのに、どうして自分にはできないのか、当時は全く理解できずに落ち込んだことがありましたが、今ではよくわかります。

逆に、私ができることは、彼にはできないのです。


というよりも、プロの友人は大勢いますが、

みんなやっていることが違う

ということが何を意味しているのか、ってことです。

レシピさえわかれば、それで勝てる

と思っている人は多いですが、

それだったら・・・と私は思いますね。


これは余談になりますが、究極のレシピは存在しないのか、と問われれば、それは存在します。
矛盾するじゃねえか、と思われるかもしませんが、その存在条件は、ほぼ誰も気がつかない隙間にひっそりと存在します。
だから、それを追いかけても、到達できる困難さは海岸でダイヤの原石を見つけるほどの困難さでしょう。
しかも、厄介なことに、そういった究極のレシピほど、有効期限が短いのが普通です。
一例を上げれば、昔、「持株会を利用した戦略」があって、やれば勝てる戦略でした。これを自分で見つけた時には究極のレシピだと思いました。しかし、ある日突然破綻しました。アホがネット上でバラした瞬間でした。
究極のレシピは、脆くて儚い陽炎のようなものです。なので、次々に発掘しなければなりません。

ヒントとして、そういうものはテクニカル分析にはありません。
なので、そういうものがちょっと探せば、ちょっとテクニカルをいじれば見つかるようなものなら、私のブログなど必要ありませんよ(笑)
だから、私は別の道をお勧めしているのです。
余談でした。。。


私とて、ガンガン勝っている人の真似をしたい、自分よりスマートに勝っている人と同じことをしたい・・・でも、私には私の限界があり、私のできる範囲というものが厳然として存在するのです。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子)

相場の勉強ももちろん大事ですが、そもそも自分のことをしっかりと理解しておくことは本当に大事なんです。

相場で勝ちたいという人はみんなですが、その中で自分のことを理解しようとしている人はほんとに少ないと思います。

勝ち方を探すほんのちょっとした時間を、自分のことを理解する時間に当てるだけで、見えることが多いと思うのです。



真似をする、ということは、もちろんアリです。

特に最初は無手勝流だと効率が悪くて大変でしょう。

ただ、自分に合っているかどうか、これはみなさんが思っているよりもすごく重要なことだと私は思います。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所別館

あらなみの相場技術研究所

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