いつも、コメントや拍手、数多くいただきまして、ありがとうございます。
ただし、みなさん、年末のご挨拶をされるので、もうそんな時期か、ということを思うと同時に、このブログの更新頻度から見て、もう年内には新しい記事は無いな、とテクニカル分析で読まれているのだ、と感じ、では、そのチャートの読みをぶち破るのが
ヴェロキラプトルたる私の流儀なので、無理くりに記事を書くことにしました(笑)
まあ、相場が動かないので、暇である、という台所事情もあるのですが(汗)
いきなりですが、クリスマスイブでもあるので、いつも私が気をつけている奥義を書いておきます。
得意じゃない値動きの時は、やらないこと買うか売るか、ではありませんよ。
買うの反対は売るでもありません。
トレード時間の90%以上は、何もしないでただ待つ、です。
そして、数%の期間で買う、または売る、が基本です。
いつもいつもダラダラとやっている人には、そんなに相場がわかるのか、見えるのか、って言いたいです。
私の目利き力では、ほとんどの期間は見えませんね・・・残念ながら。
だからヤリたくてもできない。
そして、これは私が順張り気味ということもありますが、何よりも避けないといけないのは、
動かない時にやってしまうこと、です。
これをやると、ダラダラと出血して、気がついたら、失血死しています(汗)
ゆでガエルのようにやられてしまいます。これが一番怖い。
動かないから、挽回も不能。最悪です。
最後に、究極奥義、
自分の懐具合で考えないこと今日は取れていない、とか、勝っているから、とか、負けをリベンジしたい、とか、そんなこと全く関係ないですから。
特に、負けて焦っているあなた、あなたです。やっちゃダメです。
お金出して映画でも見に行った方がよほど安いです。
こうやってブログ書いていれば、ただで遊べますから、もっと安いですがね。
さて、友人から、次のようなオファーが今朝ありました。
「初心者に読ますような入門書って、オススメありますか?」おっ、おい、おいおい、それを私に聞くか?!何故そう思ったのか、というと、
実は、私は、プチ自慢ですが、投資本は相当読んでいます。古くからのブログの読者なら知っていると思いますが。
立ち読みも含めて、目を通していない本は無いというぐらい読んでいます。
しっ、しかし、しかしですね、ただ、投資本の中でも唯一この分野だけの本は読んでいない分野があるのです。
それが、
株式投資の入門本の分野なんです。
何故かはわかりますよね(笑)
いきなり、一番のウイークポイントを突かれてしまい、一瞬絶句しました。
電話でしたので、その人がどの程度のレベルかと聞くと、ド初心者だそうです。
つまり、相場をやったことがない、というレベルの童貞君です。
この場合、デートの誘い方から入ればいいのか、それとも、行為から入ればいいのか、などなど、すごく悩みました。
それとも、オススメのホテルはどこがいいのか、とか、ラブホとビジネスホテルの違い、最初は、オークラとかそういうのがいいのか、とか、ゴムは自分で用意すべきかどうか、しかし、準備よすぎるのもどうか、などなど迷うところ。。。
電話してきた友人は、
「PERとか、チャートとか、そういうのも何も知らないので、最初は儲かる、儲からない別にして、そういう用語とか、そういうところからじゃないかと思うのだけど。何も知らないのなら、やりようがないから。」
ごもっともなんです。ごもっともなご意見です。普通はそう考えるでしょう。
しかし、私は、次のように言いました。
「私ならですねえ、水泳理論とか、水とは、プールとは、とか、泳ぎ方、とかという話は置いておいて、まず、水着を着させて、プールサイドに立たせて、背中をプールに向かって蹴ってやりますがね!!」
と。
「そして、水の中で暴れながら、必死でもがき、バタバタするのを見ながら、ちょっとずつ泳ぎ方を教えますね。」と。
ランニングとは、という理論や走るとはどういうことか、という理屈を知らないと走ってはいけないのか、ということと同じなんだと思うのです。
まあ、そういうやりとりの後に、後でメールする、ということで、その場は終わりました。
ということで、色々と必死で考えた結果、次の本を推奨本としました。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
ちらっと本屋で見たことがあるような無いような感じでしたが、アマゾンの評判もまずまずなので、これでいいのでは、という感じでしょうか。
かなりいい加減な推奨ですが、私にとっては、ウイークポイントなので仕方がありません。
が、しかし・・・
これだけでいいのだろうか、こんな当たり前の理屈知ったところで、毒にも薬にもならないことは、私自身が一番よく知っているわけです。
何にもならないのがわかっているのに、とふと迷って・・・
何かいい本は無いのか、と本棚をゴソゴソとヒックリ返しながら、探していると、ある一冊の本が目にとまりました。
俺を見つけれくれたのか!!と光っています。
正に、竹取の翁が、光る竹を見つけた瞬間でした。
うぎゃー・・・
こっ、この本を果たして初心者に勧めるべきだろうか、しっ・・しかし、最初から読んでおいた方がいいのではないか。すごく迷う。
しかも、これは、ファイナルウエポンにすらなる秘密兵器ではないか。
私のその本は、ピンクのラインマーカーでまっピンクに染まっている。
自分の歴史上どれほど影響を受けたか、想像もつかないその本。
本の背表紙も、こころなしか、ちぎれかけている。
本は、手垢でちょっと黒ずんでる。
どれほど読んだのだろう、何年越しによんだのだろう。
私の手元のあるのは、昭和61年4月6日の初版本であった。
もう気がつけば28年の付き合いになるのか、この間、何度読み返したことだろう、と感慨深く、既に自分の一部と化しているその本を手に取って、パラパラと見ていたのですが・・・
多分、これからも私が死ぬまで永遠に読み続ける本の一冊。
しかし・・・
これを初心者に勧めるべきかどうか、うーん、うーん、うーん。
(ここで3分間フリーズ)やっぱり、ススメておこう。
最初から知っておいたほうがよい・・・と判断した。
株式上達セミナー ―これで成功は約束された 林輝太郎
冒頭部分、
さて、物事には失敗や試行錯誤がつきもの。そういう時期、期間が必ずある。
それなのに、株式投資をする人は、必ず「はじめから、そして一回の売買ごとに利益をあげなければいけない」と思っているのは、たいへんまちがった考え方である。パッと開いたところの、いきなり2ページ目で、がつぅぅーーん と来た。
何て鋭い書き出しだろうか。
初心者の思い違いを柔らかい言葉で諭してくれていることか。
投資の本質をわかっている人でないと絶対に書けない。
逆に、ある程度経験を積んだ人でないと、読んでも意味がわからないのかもしれない。
林先生の本は、簡単に見えて、実は、その行間を読み取るにはかなり難易度が高いし、経験もいるんです。
みんながスルーするところほど、深い意味が埋め込まれている、ということが実に多い。
この3行の解説だけでも、ブログが長文になってしまうぐらいの内容を含んでいるわけです。
これ、相場のことと考えるから難しいんです。
短く解説すると、童貞君が最初から上手くできるはずがないってことです。
最初から百戦錬磨のAV男優のようにできるはずがない。
しかも、ナンパしたら全部で最後まで行かないといけないとは思うな、ってことですよ。
そう考えたらナンパなど辛すぎる。やってられなくなる。
私なりにこれに付け加えれば、エッチマニュアル本を何冊読んでも、童貞は童貞です。
AVを百本見ていても、やはり童貞は童貞。
乳を一回でも実際に揉んでいる方が強い(笑)
こういう考え方こそが重要なのに・・・ところが、多くの人が、こういうところはほとんど読んでいないでスルーしている。
一方で、多くの人が注目しており、そこしか読まないところ・・・いわゆる
「小手先の技術部分」「具体的やり方の部分」「相場の見方の部分」については、どうしても時代の変遷を経て、今の時代に合わないところが出てきてしまうのは当然なのに、そこを攻撃する人が多いんです。
その時代に合った一番の方法を隠すこと無く書いて、何が悪いんだ、ってことです。
今から30年後を予測して、30年後も通用する「小手先の手法」あったら教えてくれ、って感じです。
そして、そういう人と話をすると、
最も重要な相場に取り組むにあたっての考え方の部分を鬼スルーしているケースが多いのです。
実際に、林本を批判しているある方とゆっくり話をしたことがありました。
その時、本当に小手先のやり方の部分しか読んでいなかったのには、驚きました。
こういうアンチ方と話をすると、意見を言い合って物別れになるケースが100%ですが、この時は、驚くべきことに、そのアンチの方が
「自分は本当に誤解していた。林先生に申し訳ない事をした。」と最後は言われました。
そういう小手先の部分は、当然のことながら、時代の背景という前提があることは、当たり前すぎるほどのことなのです。
時代を経て、語り継がれるであろう考え方の部分を鬼スルーして、時代に即したテンポラリーなところのみを読んで、林先生を評価することは、どうなんでしょうかね。
本当に、きちんと理解して批判するのなら、それは考え方の違いとして何も問題ありません。しかし・・・とちょっと思いますね。
そもそも、私のブログも、書いていることを読めばおわかりかもしれませんが、林本と相当似かよったことを書いていることが多いのです。
書いてから、後で自分で読んだ時に、「あれっ、林先生と同じ講釈たれてしまったなあ。。」と苦笑することも度々。
何故そうなるのか、というと、パチっているわけではなく、あまりに読み過ぎたために、既に私と同化して脳に溶けこんでいるので、もう自分の言葉となってしまっているのです。
決して、パチっているのではありません、この点、念のため(汗)
ということで、私のブログを読んでもらっている方なら、林先生の本も抵抗なく読めると思うのですが・・・
もちろんっ、私のことが嫌いな方もいると思いますっ、、、、でもっ・・・・一つだけお願いがありますっ・・・
私のことは嫌いでも、HYC(林先生)のことは嫌いにならないでくださいっ!!
あっちゃん編まっ、そもそも、私はHYC48林派一門ではありませんし・・・ガクッ(汗)
ハロプロ、特に℃-ute ファンなのです。
何てオチだ・・・
まあ、林本を読めない人が多ければ多いほど、読めた人にはそれだけで大きなエッジとなるので、それはそれでいいことなのかもしれませんがね。
興奮して、失礼しました(笑)
ただ、価値あるものは価値がある、ということは言いたいです。
いくら時代を経ても、色褪せないものがここにある、ということです。
どれだけ私が助けられたことかわからないものです。
しかし・・・とにかくこの最初の3行だけで、この本の価値は十二分にある。。。
ただし、ちょっとでも、爪の先でも、この書いてあることを理解できれば、ってところだけど、初心者には無理なんだろうな、やっぱり無理なんだろうな、と・・ぶつぶつぶつぶつ、など、思いつつ、ラインマーカーでまっピンクに染まった本を見ていた私でした。
この記事のタイトルは「初心者オススメ本」となっていますが、決してこの本は初心者専用オススメ本ではありません。
日本人でよかった、林先生に出会えて本当によかった・・・本当にありがとうございます。林輝太郎先生。
そして、こうやって考える機会を与えてくれた友人にも感謝。
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