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物事の上達

2013/11/06 Wed

西野流呼吸法に通って、もう23年になります。
ところが、呼吸法の実力は、というと、これがイマイチぱっとしません。
理由があります。
年数が長いだけで、その期間の3分の1はサボりですし、週に1回しか稽古には通っていません。
家での練習はほとんどしません。
よく同じ塾生からも23年というとかなりびっくりされるのですが、実力は至って普通です。
実力というのは、呼吸法を知らない人には何のことかわからないと思いますが、はっきりとわかる実力があるのです。
合気道と同じように勝ち負けが存在し、特に呼吸法の場合、強い人は常に勝つし、弱い人は常に負けるのです。

同期の人は、指導員とかになっているので、ちょっとふがいないことを感じることもあります。
同じ塾生でも、私の半分ぐらいのキャリアで指導員クラスの実力を持っておられる方も結構いますので、情けないといえば情けない話です。

実は、私は、西野流の稽古を楽しい、わくわくする、時間を忘れて没頭する、と思ったことはほとんどありません。
最初の1時間の基礎練習も、退屈、しんどい、だるい、と思ったことはあっても、楽しい、うれしい、と思ったことはないのです。

実際、稽古の時間中にチャートが頭に出てきて、ここで買ってここで売って、とか考えている自分に気がついて、いやいや今は呼吸法に専念しないと、とそのチャートの妄想を消そうと必死なのですが、そうもがけばもがくほど、相場が頭から離れなくなったりします(笑)

じゃあ、何で呼吸法が続いているのだ、というと、それは簡単です。
「効くから」です。

私は、元々体があまり強くなく、風邪をしょっちゅうひいては寝込むタイプでした。
学校や会社も年に何度も病気で休んでいました。
花粉症で春はボロボロだし、気分が悪くなって会社を休むこともしばしばでした。

西野流に通いだしてそういう自分とおさらばできたのです。
検査して、花粉症アレルギーも消えました。
稽古に熱心に通っている人にはそういう人が多いようです。
不治の病からの生還という人もいますが、もうそうなると必死で稽古に来ておられます。
(誤解のないように、呼吸法は治療行為ではありません。あくまで健康法です。)

ここは呼吸法の話をしたくて書いているのではないので簡単に書くと、生物がそもそも持っている自己免疫力を、本来持っている強さに回復させてくれるのが呼吸法だ、ということです。
本来、生き物は、病気と戦う仕組みが備わっているのですが、それが弱ってしまって病気になる。
だから、その免疫力を「人が本来持っている正常な状態」に戻してくれる、のが呼吸法だ、といことのようです。
ですので、特別なことではありません。ごく当たり前のことだ、ってことです。
まあ、受け売りです(笑)

また、そんなに好きではないので、数年とかの単位でサボると、血液検査の値は悪くなるし、腎臓結石で苦しむし、となって、また仕方なく西野塾へ復帰・・・という繰り返しです。
サボっている間に致命的な病気にならなくてよかった、と思ったりすることもあります。

つまり、私にとっては、好きで通っている、というより、週に1回通院している、といってもいいんじゃないかと思います。
病院に通っている人は、好きで通っているのではなく、行かなくては仕方がないから行っているのですよね。
それと似ています。
西野塾に出会っていなかったら、今頃死んでたんじゃないか、と時々思うぐらいですので(笑)

さて、私にとっては、好きで行っているものではないので、当然ながら、稽古にも熱が入りません。
普段も練習していません。

面倒だし、だるいし、正直あまりやりたくないのです。
結果として、上達しません。
ただ、健康である、ということに留まっています。
23年も稽古に通ってて、それはないだろう、と時々思いますが、事実なんです。

私が、呼吸法の実力がイマイチなのは、もちろん本来持っている才能がない、ということもあると思っています。
しかし、好きじゃないから、努力できない、ということも大きく響いているのです。

ちなみに、呼吸法実力者の話を聞くと「稽古が楽しい、楽しくて仕方がないから週に5日通っている」と言っておられましたね。
私は、その話を聞いて、とてもうらやましかったです。
呼吸法の実力者の方や、指導員も含め、みんな呼吸法が好きで好きで、という人たちばかりです。
やはり、というか当然というか・・・


西野先生の話を聞くと、才能を持っておられたのはもちろんなのですが、やはり超人的な努力をされてここまで辿りつかれたことがわかります。
あらゆる呼吸に関する稽古をされて、人生をかけて呼吸の本質をつかもうと努力されておられたことがわかります。
(ちなみに西野先生は、合気道師範ですが、合気道出身ではありません。そういう努力の一環として合気道をやられておられました。)


松井秀喜さんだったと思うのですが、こういう金言を述べておられました。

努力できることが才能だ


でも、努力するには、まず好きでなかったら、無理なんです。
松井さんも野球が好きだから、あれだけ努力できたんだ、と思います。
イチローもそうですし、一流と言われる方はみんなそうですよね。

私の西野塾の歴史を思い返す時、いつもこのフレーズが頭をよぎります。
残念ながら、好きでもない呼吸法を努力することができなくて、今日に至るってありさまなのです。
私としては、これだけ稽古に通っていて、本当に不本意極まりない、と思っているところですが。



さて、ということでやっと本題に(笑)

もう何を言おうとしているかおわかりですので、終わってもいいぐらいですが、私の場合、呼吸法の努力はできませんでしたが、相場の努力は、人に誇れるほどしています。
しかし、その努力というのは、「好きでやっているので、本人は努力しているとはあまり思っていない」ところに、大きな特徴があります。
当然、辛くもありません。

本もアホみたいに読んでいますし、連載にも書いているとおり、検証もまわりが呆れるほど必死でやっていました。
しかし、自分では、「好きなことを楽しんでやっているだけ」なのですよね。

みんなと一緒にスナックに行って、上手くもないカラオケを金を払って聞かされるぐらいなら、家で検証している方がずっと楽しい、ってタイプなんです。

居酒屋で酒を飲んで、上司の悪口を言い合うよりも、家でチャートを見ている方がずっと楽しいんです。
無理矢理飲みに連れて行かれた時は、早く帰ってチャートを見たくて見たくて、検証しないといけないのに、相場本も読みたい、とずっと思っていました。

一生懸命パソコンでプログラムいじっていたら気がついたら朝なんです。
徹夜してしまうと、体調がおかしくなるので、できるだけやりたくないと思っているのですが、無意識なのでつい。

そういう姿を周りから見たら、おそらく・・鬼であり、努力家、となるのかもしれませんが、趣味に没頭している、という点では、鉄道オタクの時刻表、AKBオタクのCD集め、と同じなんです。

鉄道オタクが、一日中時刻表を見て、妄想しているのと同じです。
楽しくて仕方がないのです。
逆に普通の人が時刻表を一日中見ろと言われたら、苦痛で仕方がないですよね。

物事の上達のためには、どれだけ時間を費やしたか、という飛行時間の法則、が厳然として存在するようです。

相場とて同じでしょう。

相場を当てものであるとか、当たるやり方が見つかれば勝てるようになる、と思っている手法コレクターさんにとってはスルーされる話ですが、相場で勝つには、飛行時間が必要だと私は思っています。

(まあ、手法コレクターさんにとっては、手法探訪が好きで好きで、ってことですから、まあ、これも趣味の範囲としてはいい、ということなんですがね。ただ、蛇の道なので先がありません。)



逆に言うと、「お金が儲かるから相場をやる」というだけでは、なかなかそこまで努力できないんじゃないか、と思います。

私の呼吸法と同じで、健康でいたいから、仕方なしに通っている、というのでは、呼吸法の上達は見込めない、のと同じだと思うのです。

単にお金儲けのために、というだけでは、なかなかうまく行かないのはそういう理由からかもしれません。

ふと、「呼吸法・・いつまでたっても上達しないよなあ、もう20年超えだぜ!!」と思いつつ、こんなことを考えていました。


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物事の上達 2

2013/11/08 Fri

■ 空売り規制緩和

緩和されてから1週間が終わりました。
影響については、想定していたMAXでした。
これだけの環境変化は、私にとっては、リーマンショック前後の変化以上にインパクトがあることとなりました。
これは、売りの得意なデイトレーダーなら多くが同じ状況だと思います。

初日は、まだこの変化を認めたくない自分がいて「夢じゃ、夢じゃ、これは夢でござる」と思っていたのですが、さすがに4日目ともなると、もう観念するしかありません。

これからは、この環境で戦わなくてはいけないので、少なくとも今月いっぱいはお試し期間として見ておく必要がありそうです。
まだ、前の癖が残っているので簡単には感覚を変えることが難しいです。
かなり厳しい環境変化となりましたが、これも受け入れるしかありません。
 
この話は、ほぼ99%の投資家にとって、何の影響もない話ですが、一部のトレーダーにとっては劇的環境変化となりました。


ちょど、今やっている朝の連続ドラマ「ごちそうさん」で、主人公が結婚して、上げ膳据え膳の東京の実家から、大阪の旦那の実家に引っ越しました。
そこでは、いきなり小姑から徹底的にいびられる境遇となり、また、大阪の味に慣れないことから、かなり悲惨な思いをすることになる、という話です。
まさに、泣きたくなるような環境の変化です。
それを見ていて、環境変化ということの厳しさ、ということをドラマからつくづく感じました。
しかし、主人公は、その環境変化にめげずに踏ん張って努力します。

主人公が懸命に努力している姿を見て、旦那が次のように言いました。

「あなたはすごいですね。そうやってどんどん変わっていって。はじめは料理も勉強も何もでけへんかったのに。変わらんといけませんね。僕も。ままならん仲でもやっていけるように。」

何がすごいのか・・・変われること、それがすごいのだ、という話です。

変われることがすごい、と言っているのが、とても印象的でした。

変われること、変化に対応できること、それがすごいのです。


そういえば、「ごちそうさん」ついでに、別の名言を。
包丁を磨ぎながら、主人公の学校の先生が言った言葉です。

「ただの鉄の板を、研いで、使って、研いで、使って。そんなことを繰り返すうちに、やっと自分の望む刃の角度が見えてくるんです。それは自分の手を動かして、何度も何度も砥石で研がなければ、永遠にわからないものです。」

この記事のタイトルにある「物事の上達」とはそうやってわかっていくものだ、と思います。



■ 好きだけじゃダメ

好きだけじゃダメだというコメントをいただきました。
おっしゃるとおりだと思います。

私も、好きということに関して言えば、必要条件だろうと思っていますが、十分条件ではもちろんない、と考えています。
好きならだれでも儲かるのなら、ギャンブル中毒的売買してれば儲かる、ってことになってしまいます。


私の場合、競馬の統計にのめりこんだ時期があって、過去5年間の全レースの統計を毎日取っていた時期がありました。
(そもそも統計を取るのが好きなんです。)
その結果、全レース統計で、期待値が100に近い買い目を見つけることができました。
そのままでは儲けることはできないわけですが、その買い目に対して、レースの属性、出走頭数のフィルターをかけると、期待値が100を超えるものが出てきたのです。
早速それで実践し、当時としてはそこそこの利益を得ましたが、相場にのめりこんでいく過程で競馬は終わりました。
そもそも、競馬そのものは大して面白くもなかったから、ということもありました。
週末になったら、土日の朝の1レースのアラブ戦からから道頓堀場外馬券売り場で特券10枚という若造には不釣り合いな馬券を買うのです。
(そもそも道頓堀売り場は特券しか売っていないという「競馬貴族」の出入りするところでした)
払い戻しで10万円以上の配当を受け取ると、周りのおっさんたちが目を丸くして見ていたのが快感でした。
そして、昼からは条件に合わないので午前中で終わります。

当時、似たようなシステムを使っているグループがいるのを知っていましたが、その人たちは若干「追い上げシステム」を使っていたので、それではダメだ、と私は思っていました。
買い目を工夫して勝つようじゃどこかでダメになります。
システムは、あくまでも期待値で勝負しないといけないのです。

他にも、アマの人ですが、競馬で毎年何百万稼いでいる人から、勝てる方法を教えてもらって、競馬場に行ってパドックを見て(競馬場に行かないとできない)実践したりもしましたが・・・競馬場に行くのが面倒、つまり好きではない、ということでしたね。
競馬場でよくその人にくっついていて、教えてもらっていました。
今のようにネットで馬券は買えなかった時代です。
それほど熱心にもできず、負けはしませんが、そんなに勝てない、といった感じでした。
これは、システムではないので、目利きが必要になるため、経験値が必要になるものでした。
自信がないので、そう大きく勝負することもできませんでしたが、数年とか、それなりの期間で修行すれば相当勝てるようになったのかもしれません。
こんな感じでしたので、競馬が本当に好きだったら、馬券師になっていたのかもしれません。
システム&裁量の両方使いでしたね。
ただ、いつも阪神の第4コーナーの横で見ていたのですが、馬が走ってくるのは結構感動しますね。
あの地響きと、リアル感は、実際に見た人でないとわからないでしょう。



書いていただいたコメントを読んで思うことは、自分にも言えることですので、ちょっと自慢じみていますが、厳しい控除率を跳ね返して勝てるセンスがある、というのは、そもそもすごいことだと思うのです。
そういう感性を持っていること、というのは、基本的に相場で勝つセンスにもつながるのは間違いありません。

ただ、それが、どういうものなのか、と言われるとちょっと言葉で言えないので、また考えてみますが、一つはっきりと言えることがあります。

少なくとも、博打にのめりこんだら確実に負けます。
博打の誘惑に勝てる強い精神力は最低限度の必用条件でしょう。
博打が好きだ、という人は、厳しいのかもしれません。
私は博打はあまり好きではありません。
勝つために研究するのが好きなのです。

また、切れやすかったり、すぐに怒り出すとか、自分の感情をコントロールできない人は、この世界で勝つことは無理だと思います。

さらには、心の持ち方として、ポジティブでないと、アップダウンに耐えられないでしょう。

人として、普通じゃない部分がないと、公営ギャンブルで勝つことは絶対に無理です。
控除率25%という過酷な環境で、本当に99.9%の人が負けるという相場以上に厳しい世界ですので。

普通の人が、普通に頑張る程度では100%負けます。

そういう意味で、相場を始めた当初は、競馬でも勝てたのだから、上か下かを当てるだけの相場など簡単だ、と高をくくっていたところが私にはあったように思います。

それで、結局めちゃくちゃ苦労することになるのですが・・・


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職人魂

2015/10/04 Sun

ツイッターのフォロワー数が1000名を超えました。フォローしてくださっているみなさんありがとうございます。
私もみなさんのツイート大いに参考にさせてもらっています。
まだツイッタービギナーの範囲なんで、大したことも書けていませんが、少し慣れてきているので、マーケットについてのこととか、こちらのブログとは違ったリアルなものを時々書いていくつもりです。

ツイッター未体験の方、トレードにおいては、情報ソースとしては強力な武器になると思いますよ。
有名トレーダーをはじめとして、他の大勢のトレーダーさんが、今、何を見て、どう感じて、どのようにトレードしているのか、リアルタイムで垣間見ることができる、というのはツイッターならではの威力だとやって思いました。

最近は、ボロボロにやられている、という悲惨なものが結構多いのですが、これもまた参考に(笑)

こちらの記事を参考に一度始められてはいかがでしょうか。

Twitter事始め



さて、先日、京都にある「たいちろうや」というちょっと高級な居酒屋さんに行ってきました。

taichirouya.jpg

どの料理とて、美味しくて、それを実現しているのが、ご主人の食に対する情熱ということがよくわかるお店です。

カウンターで、ご主人と話をしながら食べたので、より実感できましたが、特に感じたのは、どの食材についても、こだわりがあって、季節、産地、旬、調理方法など、うんちくがあるわけです。
特に、産地と旬に対するこだわりは「お主、やるな!」と思わせるものでした。

鱧については、私は、知らなかったのですが、瀬戸内海産よりも、韓国産の方が高いということ。何故なら、油の乗りが違うそうなのです。
そういった、食材の話は、私も興味深々ですから、とても楽しい一時でした。

おいしければそれでいい、という人もいるでしょうけど、私は、こういう食材や料理に対するこだわりを聞くのがとても好きなタイプですから、お話していてもとても楽しくて、時間をわすれる一時でした。
まあ、私の性格からして、このブログを読めばおわかりのとおりでしょう(笑)

ご主人とは、少し話をすればわかりますが、とにかく料理が好き、美味しいものを作りたい、という情熱が感じられます。

そして、その熱い気持ちが料理に入ってくるように、料理の旨さに直結しているのです。

こういう「美味いものを出すお店」で、料理人が、料理にこだわっていないお店には、行ったことがありません。

これだけは、はっきりしています。
どの店のご主人も、料理のことを話しだすと、もう止まらない、というぐらいイキイキと自分のこだわりを話してくれるのです。

私は、そういう話がとても好きですから、色々質問して、話が尽きなくなります。

職人とは、こうあるべき、という思いをビンビン受けて、美味しい料理を堪能できました。

そういえば、前に行ったそば屋さんも、「どんだけそばが好きやねん!!」というご主人の圧力をビンビン感じながら、うやうやしくそばを食べた思い出が(笑)




好きこそものの上手なれ、という名言がありますが、上手になるのは、まず入り口においては、その対象物が好きではないと、やはりどうにもならない、と思います。

お金のため、仕方なしに料理を作っているけど、本当は料理なんて大して好きでもないんだよな。
儲かりゃそれでいいんで、料理なんてどうでもいい、ただの金儲けの手段でしかないよ。


そういう料理人から、上手い料理がいただけるのか、どんなに才能があっても、それでは上手い料理は作れないと思います。

ましてや、

レシピさえわかれば、料理なんて簡単だ。簡単に金儲けできる。
だから、レシピだけ教えてくれればいいから。


などと考えている料理人の料理など、御免被りたいものです(笑)

単なるお金儲けの手段だけで、料理を考えているのなら、やめた方がいいのかもしれません。
結局、上手く行かなくて、失敗の道を辿ることが見えているからです。
情熱を持って、料理を作っている人にそういう人が勝てるとはとても思えません。



前にも、こちらの記事で紹介した、「ふたり・・・しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」という料理人のNHKでやっていた番組ですが、これも私は何度も何度も見ては感動するものですが、本当に、料理に賭ける情熱が半端ないです。

まだ、徳島の「青柳」でペーペーだった時代に、奥田さんは、毎晩、山本さんの部屋を訪れたそうです。
「また来た、今日も来た、寝ようよみたいな・・・決意も覚悟も相当のところでこの男も来てるんだなと・・」
昨日は、塩、今日は包丁について、と毎日語り合う二人。
話せば話すほど、日本料理の奥深さにのめり込んでいく。
そんなある晩、奥田さんは、日本料理について、次のように語った。
「燃えさかる火山の中に日本料理という風船が落ちようとしたら、僕は迷わず飛び込む」
山本さんも応じた、
「日本料理は僕の命、そこに風船があれば、僕も命をかけて取りに行く」

週一回の店の休日、奥田さんは、子どもたちと遊びながらも、頭の中から、料理と山本さんのことが離れることはない。
「やっぱ、ずぅーっと意識してるんでしょうね。彼も今、何の夢を見ているかわかんないですけれど、起きた瞬間から、料理のことを考えていることは間違いないんですよ。山本だったらどうするんだろうとか、自分でいろんなことを考えるんですけど、彼だったらこうするんだろうなとか、必ず出てきますよね。」

一方の山本さん、仕事以外の時間も常に料理のことだけを考えている。

番組のラストは、明け方まで熱く料理談義を交わす二人のシーンで終わりました。



とにかく、番組がもう熱くて熱くて、やけどしそうでした(笑)

私は、この熱をもらうために、何度も繰返し見ています。

もう、仕事とか、金儲けの手段だとか、そういうものを超越していますね。
料理こそが自分の全て、命そのもの、というほどのめり込んでいるわけですから、これで失敗するほうが難しい(笑)



さらに重要なことがあります。

こうやって、のめり込むほど好きなことをして、それを仕事にできて、それで暮らしていけること!!

私の出会った素晴らしい料理人のみなさんは、みんな、料理の話をイキイキとされていました。

料理道

を邁進されておられました。

彼らにとっては、仕事とは手段ではなく、目的なんですよ。

お金を払ってでも料理がしたい

そういう人たちなのです。


それに、自分の作った料理で、お客さんにも喜んでもらえる。

美味しかったよ、素晴らしかったよ!!

自分がそもそも嬉しくて嬉しくて、そして、回りも喜んでくれて!!

世のため人のためにもなっている・・・喜びですねえ。羨ましい。

素晴らしいです。

素晴らしい人生だと思います。

とにかく、本当に好きなんだなあ、っていうオーラーがびしばし飛んできて、その熱気でこちらまで熱くなって(笑)


今では、二人共に、ミシュラン3つ。
こんな二人が、下手な料理を出すはずがありません。



最後に、こっちの世界をちょっとだけ・・・

お金を払ってやっている人多数(笑)



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専門で稼ぐということ

2015/12/22 Tue

ブログ、しばらく放置してしまって、何度かご訪問いただいたみなさんすみません。
今日は、もうマーケットがウダウダモード突入なんでブログ書くことにしました。

キャンプの話で、次の展開がどうだったのかなあ、と考えているうちによくわからなくなって、ついそのままにしてしまっていました。

また、その間、数多くのコメントいただきまして、感謝します。
コメントを読むと、如何に訪問いただいている方が一生懸命相場のことを考えておられるのかよくわかります。
いただいたコメントからヒントをもらうことも多くて、また記事の参考にさせていただきます。

さて、とりあえず次どうだったかこだわると前に進まないのでキャンプの話は横においておいて、記事を再開することにしました。



■概況など

先週、ECB、FOMC、日銀、とビッグイベントが終わって、すっかりクリスマス休暇モード突入となりました。
結果は、ECBと日銀は、逆サプライズとプチサプライズがあって、FOMCは予定どおりってところでした。

ただ、FOMCは、予定どおりだったとは言え、リーマンショック以来の利上げというのは、今後確実に効いてくると思います。
NYダウは、リーマン以降は、単純にQEと共に歩んでいるわけで、シンプルに考えればダウンサイドリスクがものすごく高まっているということになります。

昔ほどではないとは言え、未だにドルは基軸通貨ですから、それが引き締めに回るというのは、ものすごい大きなインパクトです。
確かにECBとBOJが緩和姿勢にあることからショックは少ないとは言え、両者ともに手詰まり感も見えてきているので、そこをマーケットがどうこれから評価していくのか、見ていきたいところです。

今回の利上げに関して、FRBは、とりあえずは上手く乗り切ったように見えますが、ここから予断は許さないと思っています。

今後いつマネーの流れがおかしくなって、猛烈なリスクオフの展開になっても慌てないように準備しておこうと思っています。
新興国がふらふらしている現状から見て、私は可能性としては結構あると思っています。



■専門で稼ぐということ


子供が吹奏楽部をやっていて、週末にそのクリスマスコンサートに行ってきました。
部活とは言え、朝練から帰宅は夜の10時ごろがデフォです。
土日もほとんどが練習です。

これだけやり切る根性も我が子ながら大したものだと思いますが、好きで楽しいからできることなんでしょう。

我が子は、小学校4年生からずっと8年間クラリネットをやっていますが、それでもそんなには上手くはないらしいです。

ただ、こんなに朝から晩まで練習練習をしていても、大阪府下ではトップ高ではないんです。
クラスで言うと、地区大会を突破して、何とか府大会には出れるクラスってところです。
吹奏楽コンクールには、この府大会で代表になった学校がさらに、全国大会に行くわけですが、そこらクラスだと、もうどれだけ練習してんねん、かんべんしてくれ、ってほど練習に次ぐ練習の毎日で、うちの子と同じ中学出身の子供でそういう高校に行った子が音をあげてしまった、という話を聞きます。

こういう24時間戦えますか、的な練習をしてやっと全国レベルになれる、というのがまあ「部活」であれば、吹奏楽でも、野球でも、他の部活でも同じなのは、当たり前といえば当たり前でしょう。

では、それだけ練習を積んで、「音大」に入れるのか。

はい、無理です(笑)

レベルがさらに数段違います。

そういう吹奏楽部で頑張ったところで、音大に、なんて簡単なことではありません。

ピアノとかでも、神レベルでやっと入れるかどうか、そんな感じだそうです。

練習量・・・半端ないです。24時間戦えますかレベルでないと絶対に無理。

さて、その超難関の音大を出ました。

プロとしての道が、と思うところですが、そこからがまた厳しい。

苦労して苦労して、超難関だった音大を出ても、それで吹奏楽団に入って、プロの楽団員として歩める割合は非常に低いわけです。

ピアニストとして食っていける人など、ほとんどいません。

もしピアノで稼ごうとすれば、ピアノの先生、学校の音楽の先生、という道を歩めればいいですが、せっかく超難関の音大を卒業しても、多くの卒業生は、その道では食ってはいけない、というのがその実態です。

これが専門家として食っていく、ということの実態なんです。



人並み

ってことでは、どうにもなりません。

人並みの知識、人並みの練習量、人並みの考え方、人並みの理解

そういう人並みでは、専門家とはそもそも言いませんし、人並みのものしか無いのであれば、人並みの成果しか期待できないのは当たり前でしょう。

イチローが同じ野球部の仲間と同じ程度しか練習していなければどうだったのか。

浅田真央選手が、同じスケート教室の仲間の子どもたちと同じ程度しか練習していなければどうだったのか。

人並み、ありきたり、世間の常識程度

では、専門家、プロ、職人、とは呼べません。

ましてや、

ちょっと本を読んだだけで、

ちょっとセミナーで聞きかじっただけで、

人から教えてもらったやり方を知って、

専門家になれるはずもありません。

それだったら、世の中、専門家だらけ(笑)

プロだらけ、プロで溢れて、全員がプロになってしまう(笑)

常識から考えて、そんなことは絶対に無いわけです。

これって、当たり前のことなんですが、この当たり前なのに、自分のこととなると、自分にだけは何故か非常識がまかり通る、って思っている人がものすごく多いということをよく感じます。

もし他人が同じようなことを言ったら「そんな甘い話あるわけないじゃん!!」と一喝するようなことでも、いざ自分のこととなると、どぶろっくの「もしかしてだけど、もしかしてだけど」って思ってしまうのですよねえ。



回りを見ていて思うのは、とにかく、

ぬるい

んですよ。

びっくりするほど本当にぬるい


仕事が・・・

家族が・・・

体調が・・・

時間がない・・・



定番メニューですね(笑)

でも、よくそれで・・・ってつい思ってしまう自分がいます。

そんな程度で、そんな時間の使い方で、それなりの結果を求めようとしても所詮無理だよ、って思うんです。

あんまり言うと嫌われるから、言わないけど、これでよく、ってつい思ってしまうんです。



また来た 今日も来たみたいな 寝ようよみたいな 

決意も覚悟も相当のところで この男も来てるんだなと

燃えさかる火山の中に 日本料理という風船が落ちようとしたら 僕は迷わず飛び込む

週一回の店の休日 奥田さんは子どもたちと遊びながらも 頭から料理と山本さんのことが離れることはない

一方の山本さん 仕事以外の時間も 常に料理のことだけを考えている

(NHKふたり「しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」より)



もう何度見たかわからない「ふたり」ですが、何度見ても飽きないんですね。
一流、ってどういう人か、をいつもこれを見て感じ、そして感動する。
そして、自分もこうあろうと思うわけです。

どんな道でも、その道でそれなりのレベルってやっぱりそういうことなんじゃないのかなあ、って私は思いますよ。



なので、ってこともないけど、

中途半端でぬるい話を聞くと、つい、決意と覚悟、どの程度なんだろう、この人は、って思う自分がいます。

中途半端にやるぐらいなら、どこかで勝負かけたらいいのに、ってこちらはつい思ってしまいます。

というより、中途半端にやるぐらいなら、やめたほうがマシかもって思います。

なぜなら、結局、中途半端だから、結果も中途半端でジリ貧になってしまから。

そうなると、結果が出ないものだから、やる気も失くして、ジリ貧のスパイラルに陥るのが見えるんです。

ここでツメてしまえば、ワンランクアップできるのに、という手前で終わるから、それまでの苦労が全部水の泡になるんです。



まあ、これはトレードそのものも同じで、稼ぎきれない人というのは、ここぞって時に勝負できないから、トータルとしてジリ貧になってしまうんですよ。

ダラダラダラダラとメリハリの無い平面ガエルのようなトレードをするもんだから、ジリジリとしか結果も伴わないってことが起きるわけです。



子供の吹奏楽を聞きながらふとそういうことを考えていました。


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独立を決めたきっかけ

2016/02/06 Sat

次のようなご質問を頂きました。
お返事がとても長くなることと、一度書いておきたいことだったので、記事でご紹介しておきます。

あらなみさん、ブログ更新いつも楽しみにしています。
自分は兼業3年目で、退場にならない事を最優先にして修行している段階ですが、いつかは専業になるつもりです。
そこで一つ聞いてみたい事があります。
あらなみさんが専業で、生計を立てられると思ったのは、どんな状況、或いは段階に達した時なのでしょうか?
是非是非聞いてみたい質問なので宜しくお願い致します。




これは、専業を目指す人にとっては、重大な問題ですものね。

実は、私の場合、これで生計を立てられると思って専業になったわけではありません。

チャレンジャーとして飛び込んだわけです。

そんなに自信があったか、といえば、五分五分ぐらいだろう、って思っていました。

というのは、株のデイトレはほとんど未経験だったからです。



ここを少し説明しますね。

まず、何よりも、証券手数料の自由化、という大きなハードルが解かれた、ということが一番のポイントです。

それまで、ずっと待ち望んでいたことだったので、ついにこの日が来たのか、という思いでした。

それまでは、短期売買といえば、商品先物でできるかどうか、ぐらいでしたので。

そして、40歳になったら独立しようと前々から思っていたこともありました。



しかし、一方で、独立には、個人個人の「リスク」の問題がからんできます。

私の場合、リスクの高いタイプだったので、証券自由化以降で、環境が整ってから、それなりに慎重に時期を遅らせて独立しました。

まず、株のデイトレの場合、昼職の人はほとんど経験を積む機会がありませんので、未知の分野への突入となります。

そういう点では今の環境は、FXがあるという点で恵まれていますね。

そして、株の場合、それなりの資金が必要だということ。

小資金なら、株では生活できるだけのまともな利益を望むことはやはり難しいと思います。

それに加えて、数年間儲からなくても耐えられるだけの生活費が確保できた段階も見計らってということになりました。

私は、独立して、3年経って、ダメなら諦めようという計画だったので、3年分の籠城資金を確保していました。

そして、ある程度の自信。

これは、「生計を立てられるという自信」ではありませんよ。

あくまでも、ある程度の自信だけしかありませんでした。

何故なら、デイトレはほとんどやったことがないのですから、自信など持ちようがありません。

ただ、スイングでは、そこそこの成績でした。
といっても、毎年勝つには勝っていましたが、そんな大したことはありませんでした。あくまでそこそこ程度。

技術レベルでは、おかげさまで、野川ブートキャンプ以降は、資金管理の技術が向上したこともあって、大きなドカンが無いわけですよ。
これは、独立するにあたって、大きな要素だったかもしれません。
やはり、ドカンを繰り返すようだと、いつまたやらかすかわかったもんじゃないから、怖くて独立などできなかったかもしれません。


さて、当時は、FXは黎明期だったので、デイトレといえば株だけでした。

それでも、証券手数料が自由化されて数年、やっとデイトレできる環境が整った段階だったと思います。
それまでは、やりたくても手数料が高くて絶対に無理でしたので。
そういう段階でもありました。

そういうチャンスもあり、それまで、ずっと相場で生きていこう、という目標を持って頑張ってきたので、目標年齢に達したこともあり、ここはチャレンジするタイミングだろう、という独立でした。

ということで、自信があったわけではありません。

これから手探りで頑張っていこうという独立でした。



さきほど、「私はリスクが高い」と書きましたが、それは「独立生計、家族ありの高コスト」ということです。

はっきり言って、これは最悪の条件なんです。

実は、デイトレ専業スタートには3条件があって「独身・ニート・パラサイト」が最適なんです。

つまり、失敗しても、無リスクってことです。

例えば、専業主婦も好条件でしょう。

このスタートを切れれば、生き残れる確率はぐんとあがります。

要は、儲けなくても何とかなる、というプレッシャーの無さが、無理をしなくてもいい状態を作るのです。

このリスク問題というのは、すごく大きくて、専業立ち上げ時には、最大のネックとなって重くのしかかってきます。

多くのチャレンジャーが、この独立時に味わう苦しさに耐えかねて脱落していきます。



最初は誰でも大して儲からないのは当たり前なんです。

ここはよくわかっておかないといけないことですが、最初からガンガン儲かるなんて、デイトレなどそんな甘い商売ではありませんよ。

いつも書くように、

土地勘・経験値が無い


んです。

それは、ものすごく大きなハンディとなるんです。

だから、

何をするにも恐る恐る

しかできないんです。

会社で言えば、新入社員と同じなんです。

外科医なら、インターン。新人ドクター。いきなり心臓手術などできようはずもありません。
助手ですら無理ですよ。
これは、どんなに将来腕利きになる人であっても、新人は新人なんです。
ここをよくわかっていない新米トレーダーが多すぎると思います。

とにかく、土地勘がなくて、わからないのだから、仕方がないじゃないですか。

(余談ですが、逆に何もわからないのに、大ロットだったら、ただの阿呆ですがね。そして、ほとんどが爆死するこのただの阿呆の中から、偶然の産物って恐ろしいもので、大化けする人が一部出てくるわけですがねえ・・・(笑))

ということで、当然ながらロットだって小さくなる。

結果として、儲かってもしょぼしょぼしか利益にならない。

最初って、将来、勝てる人であってもほとんどはこうなんです。

なのに、生活費だけはガッツリ毎月乗ってくる。

この循環で、苦しくて苦しくて、毎日がホントに辛かったです。


この

土地勘ってやつ

それが無い状態というのは、トレードにとって大きなハンディなんです。
それが無い状態ではどう転んだって、普通の人なら、利益はあってもしょぼしょぼなのが当たり前なんです。

いきなり知らない土地に放り出された

ってことですよ。

土地勘がなければ、何をやるにしても、手探りなんです。

何をどうしたら、どの程度のリスクを被って、どの程度のリターンがあるか、とか、こういう出来事があれば、どんな感じなのか、とか、まるでわかっていないし、見えていないから、何をやるにも怖いんです。

ましてや、個別株は4000銘柄もあって、覚えることも非常に多いんです。
マクロもあれば、ミクロもある。
これが両輪となって、複雑に絡まりながら価格を形成するわけですから、何一つとして単純じゃない。
そういうことすら、まるで見えていないわけです。

まだ、損しなければめっけものってところでしょう。
1年目、2年目など所詮はそんなものですよ。

確かに最初からガンガンという人はいます。
それは、才能に恵まれていたのか、よほどの好環境に阿呆がでくわしたか、のどちらかです(笑)
後者が結構多いようですがね。
ただし、そういう人は、そこで奢ってしまって、生き残ることは難しい、ということで終わるんですがね。



ここで、「チャートでやるのだから、そんなの関係ねぇ!!」って思っている人もおられる方も多いかと思いますが、私の友人知人で複数名の専業トレーダーがいますが、

チャートだけでやっている人は皆無

です。

パターン認識だけで相場を見ている人も皆無

です。

ここだけしっかりと言っておきます。

相場をどう思われているかわかりませんが、この「皆無」という事実は重いものだと思いますよ。

逆に勝てなくて苦しんでいる人の多くが、パターン認識やチャートだけにこだわっている、という事実も追加しておきましょう(笑)

この基本感の違いは、鮮明なほど鮮明ですね。

もしご自分がなかなか勝てなくて苦しんでいるのなら、「勝てる方法を探す」という思考のループからどこかで抜け出さないと、いつまでたっても道は開けない、ということに気がつくべきですよ。

パラダイムシフトしないといけないことに早く気がつくべきです。

(パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。)

まあ、これは余談ですが・・・



私は、専業スタート時には、苦しい思いをしたのを今でも思い出します。
夜も苦しくて眠れなかったこともありました。
経験ある人にはわかりますが、ある程度の蓄えがあるにせよ、毎月お金が減っていくというのは、かなり辛い日々となります。
毎月初毎月初、生活費を稼がないと、というプレッシャーで押しつぶされそうになるんです。

でも、自分は経験が浅い身で、まだ見習中なわけです。

ここで、生活費の重圧に負けたら、無理をして爆死する、という末路を辿ってしまうのは明白なんで、じっと耐えました。

インターンの安月給でも耐えたってことです。

でもねえ、こんなこと、どんな世界でも当たり前のことなんじゃないでしょうか。

修行期間って、どんな仕事でもあると思いませんか。

私はそう思いますよ。

新入社員が2年目にいきなり社長は無理でしょう(笑)

そういう意味で、トレーダーとて、常識の通用する世界なんだと思いますよ。

みんなが非常識な成功ばかりを夢見て、爆死していくのを見ると、余計にそう思います。


私の長い相場人生を通じてやってきたことは、いわば検死官でもあったわけですから、大勢の人が爆死したのを真横で見てきているから、実体験としてわかるんです。

みんな非常識な夢を見過ぎだと心から思います。



今は、FXとかもあるので、デイトレ感覚というのがつかみやすいと思います。
未知の世界に飛び込む必要はありません。
そういう意味では、環境は、昔よりも整っていますねえ。

そうは言っても、何年かは稼げなくても、耐えられるだけの計画を立てておかないと、途中退場を食らう確率は非常に高いと思いますよ。

特に、私のように、高リスク体質の方はそうなる可能性が非常に高いのではないでしょうか。



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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

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