ブログの趣旨など
2012/12/15 Sat
頂いたコメントの御返事代えて、記事でブログの趣旨など、コメントのお返事を書いておきます。
私のブログにコメントしてもらえる方は専業の方が意外と多くて「世の中、意外と専業投資家がこんなにも多いのか」とか思ってしまいます(笑)
林本に関しては、色んなご意見があるのは、私のブログの経緯を辿ってもらえればおわかりのとおりです。
しかし、私が林本に会った30年前の話、とすると、実は、今とは、環境がまるで違っていたのです。
当時、相場本と言えば、もう「大儲け。情報、当て物」「日経が5万円時代到来!!」程度の今ではお目にかかることも難しいぐらいの「低レベル」なものがほとんどで、その中では、キラリと光るダイヤモンドのような存在だったのがいわゆる「林本」だったのです。
その林本から、どう読み取るのか、というのは、残念ながら、
「資金管理を無視して、無限ナンピンの勧め」
と読んでしまう人が多発した、という実態があったにせよ、愛情を込めて本を書かれていることは、読めばわかることだと私は思っています。
特に後半に出版された本だけを読んでいると、FAIなどに傾倒されていたのでそう感じてしまうのかもしれませんが、初期に書かれている「商品相場の技術」という本などを読むと、技術として、順張りも紹介されていますし、出処進退について、相場師が弟子に教えるように丁寧に丁寧に書かれているものだと思い、今でも時々読み返している貴重な本です。
そもそも、相場で儲けられるかどうか、については、資金管理ができるかどうかにかかっています。
林本にも、資金管理の記述がありますが、ほとんどの人は読み飛ばす部分(笑)なのでしょう。
大切な部分だからもっと強調しろ、ということもあるかもしれませんが、それは「読み飛ばす方の責任」もあると思います。
林本を単なる「ナンピンの勧め」と取ってしまう・・・確かに、それは、逆張りナンピンを強調したい、という気持ちが本の前面に出てしまっていることは確かなので、「手法本」として読んでいる多くの読者には、それしか届かなかった、という悲しい現実もあるわけですが・・・
ただ、セミナーをやっている方に聞くと、資金管理の話をすると、セミナーをやっても人が全く集まらない、ということらしいですね。
まあ、面白くはないし、興味もわかないのでしょう。
まあ、坊主の念仏のようなものなんでしょう。
そもそも、人は、自分の興味のある部分しか読まないし、聞こえていても聞こえないし、頭には残りませんから、いくら強調したとて、結果は同じなのだろうと思います。
(一番人気は、当然ぶっちぎりで「相場の手法解説、当て方解説セミナー」です。)
ただし、最近は、雑誌などを読むと、今では、二言目には
損切り、リスクマネジメント
という言葉だけが、金太郎飴、のように乱舞する時代ですので、もう一般化はしてきているのだと思います。
(きちんと理解し、実践できるかどうかは別にして)
30年前ですと、林本の読者以外は誰もそんなこと意識すらしていないかった時代でした。
株を買って、負けたら塩漬け。戻るまでひたすら頑張る、それが投資法でしたので。
それでも、バブル経済でしたから、それで結構勝っている人もいたのだと思います。
そもそも、今でも、世間的には相場を当て物と見ている人がほとんどですから、それは仕方がないことだと思います。
それから、マーケットには、色んな多種多様な意見の方が大勢集まってこそ、マーケットであるのですから、投資家が二人集まれば、ケンカになる、ということは当たり前でもあるのでしょう。
そういう違った意見があるからこそ、同じ値動きを見ても、売り手と買い手がいるわけです。
視点として持っておかねばならないと私が意識しているのは、
マーケットでその値段がついた、ということは、その時点で売り手と買い手は、常に一対一のイーブンである
ということです。
つまり、その値段がついたということは、売り買いが同一だ、という事実です。
この理屈がよくわからない人もかなり多いと思います。
ただ、私のブログのコメント欄であまりケンカをやられても、一般のご訪問者からすると、抗争事件が勃発していては、コメントが書きづらい、とも考えますので、こちらのブログでは制限することとしました。
(といっても、何故か専業の方など、腕利きのみなさんの書き込みが目立ちますが、是非初心者の方の声も聞かせていただけるとありがたいです。)
それから、
>今年の春に旧ブログを初めて知り、それこそ繰り返し繰り返し読みました。読んでは実戦、凹んで己を知り、また実戦。血肉になるまで。
>まさかまたあらなみ様の記事を読めるとは感激です。私のトレードにおけるメンタル面は以前のブログに頼っているといっても過言ではないのです。
とてもありがたいコメントを頂いております。
それこそ褒め殺しなのか、とも思えるようなものですが(笑)
一所懸命書いたことではあるので、こうやって読んでいただける方が一人でもいる、とわかれば、とても励みになります。
私は、ブログを書くことを通じて、
相場とは一体何なのだろうか
相場の本質とは何なのだろうか
相場で勝つこと、相場で負けること、とはどういうことなのだろうか
という単純な疑問を解決したい、という自分の欲求をレポートとして書き綴ってきた、というような感じなのだろう、と思います。
誰かに押し付けようとか、誰かに教えてやる、といったような恩着せがましいものではなく、単純に、自分のそのような疑問に対して、答えを求める「求道者」「修行僧」といった意味合いが強いのだと思います。
ですから、何故勝つのか、ということと同じぐらいに、何故負けるのか、という情報も重要だと考えています。
そういう考え方だからいくら努力しても、何をやっても負けるのだ
そういう考え方だから、損切りもきちんできている、手法も勉強している、それでも勝てないのだ
ということもあります。
このように、記事を書くことによって、自分の考えをまとめようとする努力をしている、という感じです。
なので、ひとりごとでもあり、独善的なのかもしれません。
そういう中ですから、
あらなみのブログには答えが書いていない
というありがたい(笑)ご批判も多数頂いていることは重々に承知しております。
ただ、答えとは何か、
具体的やり方なのか
投資手法なのか
相場の当て方なのか
もし、そういう答えが欲しければ、今では、
死ぬほど投資雑誌とか、パンの本とか、情報商材とかに書いてあります
から、死ぬほど読んでもらえばそれでいいと思います。
損切りが大切
ということも、今では、死ぬほど雑誌を読めば書いてあります(笑)
いちいちここでは書きません。
ここで書くのは、そういった戦略や資金管理の背景にある考え方を紐解いていこう、実際に実践者としてやっている中での実体験として、
何故それは意味があるのか
何故それが必要なのか
何故そういう考え方は間違っているのか
というような
何故
を追求する研究をしている一人の投機家のつぶやきだ、という感じなんです。
つまりは、
答えというより、何故を考えている投機家の試行錯誤の記録である
といった感じなのでしょうかね。
私は、評論家ではなく、投機家ですから、ひたすらの実践の中で何故を見出そう、そう考えているのです。
答えを探しているみなさん、答えは見つかりましたか。
とても残念なお知らせですが、私は答えを探して30年、未だに見つかってはいません。
ただし、探す答えと儲けとは大して関係ない、ということだけはわかりましたが(笑)

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私のブログにコメントしてもらえる方は専業の方が意外と多くて「世の中、意外と専業投資家がこんなにも多いのか」とか思ってしまいます(笑)
林本に関しては、色んなご意見があるのは、私のブログの経緯を辿ってもらえればおわかりのとおりです。
しかし、私が林本に会った30年前の話、とすると、実は、今とは、環境がまるで違っていたのです。
当時、相場本と言えば、もう「大儲け。情報、当て物」「日経が5万円時代到来!!」程度の今ではお目にかかることも難しいぐらいの「低レベル」なものがほとんどで、その中では、キラリと光るダイヤモンドのような存在だったのがいわゆる「林本」だったのです。
その林本から、どう読み取るのか、というのは、残念ながら、
「資金管理を無視して、無限ナンピンの勧め」
と読んでしまう人が多発した、という実態があったにせよ、愛情を込めて本を書かれていることは、読めばわかることだと私は思っています。
特に後半に出版された本だけを読んでいると、FAIなどに傾倒されていたのでそう感じてしまうのかもしれませんが、初期に書かれている「商品相場の技術」という本などを読むと、技術として、順張りも紹介されていますし、出処進退について、相場師が弟子に教えるように丁寧に丁寧に書かれているものだと思い、今でも時々読み返している貴重な本です。
そもそも、相場で儲けられるかどうか、については、資金管理ができるかどうかにかかっています。
林本にも、資金管理の記述がありますが、ほとんどの人は読み飛ばす部分(笑)なのでしょう。
大切な部分だからもっと強調しろ、ということもあるかもしれませんが、それは「読み飛ばす方の責任」もあると思います。
林本を単なる「ナンピンの勧め」と取ってしまう・・・確かに、それは、逆張りナンピンを強調したい、という気持ちが本の前面に出てしまっていることは確かなので、「手法本」として読んでいる多くの読者には、それしか届かなかった、という悲しい現実もあるわけですが・・・
ただ、セミナーをやっている方に聞くと、資金管理の話をすると、セミナーをやっても人が全く集まらない、ということらしいですね。
まあ、面白くはないし、興味もわかないのでしょう。
まあ、坊主の念仏のようなものなんでしょう。
そもそも、人は、自分の興味のある部分しか読まないし、聞こえていても聞こえないし、頭には残りませんから、いくら強調したとて、結果は同じなのだろうと思います。
(一番人気は、当然ぶっちぎりで「相場の手法解説、当て方解説セミナー」です。)
ただし、最近は、雑誌などを読むと、今では、二言目には
損切り、リスクマネジメント
という言葉だけが、金太郎飴、のように乱舞する時代ですので、もう一般化はしてきているのだと思います。
(きちんと理解し、実践できるかどうかは別にして)
30年前ですと、林本の読者以外は誰もそんなこと意識すらしていないかった時代でした。
株を買って、負けたら塩漬け。戻るまでひたすら頑張る、それが投資法でしたので。
それでも、バブル経済でしたから、それで結構勝っている人もいたのだと思います。
そもそも、今でも、世間的には相場を当て物と見ている人がほとんどですから、それは仕方がないことだと思います。
それから、マーケットには、色んな多種多様な意見の方が大勢集まってこそ、マーケットであるのですから、投資家が二人集まれば、ケンカになる、ということは当たり前でもあるのでしょう。
そういう違った意見があるからこそ、同じ値動きを見ても、売り手と買い手がいるわけです。
視点として持っておかねばならないと私が意識しているのは、
マーケットでその値段がついた、ということは、その時点で売り手と買い手は、常に一対一のイーブンである
ということです。
つまり、その値段がついたということは、売り買いが同一だ、という事実です。
この理屈がよくわからない人もかなり多いと思います。
ただ、私のブログのコメント欄であまりケンカをやられても、一般のご訪問者からすると、抗争事件が勃発していては、コメントが書きづらい、とも考えますので、こちらのブログでは制限することとしました。
(といっても、何故か専業の方など、腕利きのみなさんの書き込みが目立ちますが、是非初心者の方の声も聞かせていただけるとありがたいです。)
それから、
>今年の春に旧ブログを初めて知り、それこそ繰り返し繰り返し読みました。読んでは実戦、凹んで己を知り、また実戦。血肉になるまで。
>まさかまたあらなみ様の記事を読めるとは感激です。私のトレードにおけるメンタル面は以前のブログに頼っているといっても過言ではないのです。
とてもありがたいコメントを頂いております。
それこそ褒め殺しなのか、とも思えるようなものですが(笑)
一所懸命書いたことではあるので、こうやって読んでいただける方が一人でもいる、とわかれば、とても励みになります。
私は、ブログを書くことを通じて、
相場とは一体何なのだろうか
相場の本質とは何なのだろうか
相場で勝つこと、相場で負けること、とはどういうことなのだろうか
という単純な疑問を解決したい、という自分の欲求をレポートとして書き綴ってきた、というような感じなのだろう、と思います。
誰かに押し付けようとか、誰かに教えてやる、といったような恩着せがましいものではなく、単純に、自分のそのような疑問に対して、答えを求める「求道者」「修行僧」といった意味合いが強いのだと思います。
ですから、何故勝つのか、ということと同じぐらいに、何故負けるのか、という情報も重要だと考えています。
そういう考え方だからいくら努力しても、何をやっても負けるのだ
そういう考え方だから、損切りもきちんできている、手法も勉強している、それでも勝てないのだ
ということもあります。
このように、記事を書くことによって、自分の考えをまとめようとする努力をしている、という感じです。
なので、ひとりごとでもあり、独善的なのかもしれません。
そういう中ですから、
あらなみのブログには答えが書いていない
というありがたい(笑)ご批判も多数頂いていることは重々に承知しております。
ただ、答えとは何か、
具体的やり方なのか
投資手法なのか
相場の当て方なのか
もし、そういう答えが欲しければ、今では、
死ぬほど投資雑誌とか、パンの本とか、情報商材とかに書いてあります
から、死ぬほど読んでもらえばそれでいいと思います。
損切りが大切
ということも、今では、死ぬほど雑誌を読めば書いてあります(笑)
いちいちここでは書きません。
ここで書くのは、そういった戦略や資金管理の背景にある考え方を紐解いていこう、実際に実践者としてやっている中での実体験として、
何故それは意味があるのか
何故それが必要なのか
何故そういう考え方は間違っているのか
というような
何故
を追求する研究をしている一人の投機家のつぶやきだ、という感じなんです。
つまりは、
答えというより、何故を考えている投機家の試行錯誤の記録である
といった感じなのでしょうかね。
私は、評論家ではなく、投機家ですから、ひたすらの実践の中で何故を見出そう、そう考えているのです。
答えを探しているみなさん、答えは見つかりましたか。
とても残念なお知らせですが、私は答えを探して30年、未だに見つかってはいません。
ただし、探す答えと儲けとは大して関係ない、ということだけはわかりましたが(笑)

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