知ることとできることとは全く違うということ
2015/03/21 Sat
いつも、多くの拍手、また、コメント書いていただいたみなさん、ありがとうございます。
コメントを読むと、私も考えるヒントになって、自分の勉強になりますのでとても嬉しいです。
また、本質的な事をズバリと書いてくださる方もおられて、私もハッとなることが多いんです。
ちょっと気になるのは、コメント書いてくださっている方には、プロの方とかも多く、古くからの方も多くて、その結果、難しいことや専門的なことのコメントが多いので、もしかしたら初心者の方が尻込みされているのでは、と思うのです。
過去記事など読んでいなくてもいいですし、こんなこと書いたら、ということでもいいので、書いていただければありがたいです。
私も記事のヒントを探しているので、コメントを書いてもらうと、記事ができる、という構造になっていることもあり・・・
古いYahooブログ関連のご質問、リクエストでもいいので、是非に。
と言いつつ、さすがに10年前ともなると、昔の記事で何を書いたのか、ちと不安ではある(笑)
大河ドラマ「花燃ゆ」のコメントも読みました。
「何故学ぶのか」、という前に、
「自分の人生を、自分の命を、何のために使う?兄はいつもそのことを考えておる。」
と、松蔭が文に問うシーンがありましたが、本当に考えさせられましたね。
こんなこと、考えたこともなかった・・・
■旧Yahooブログ、相場技術研究所 別館、開設のお知らせ
さて、コメントを読んでいて、Yahooブログのところから、過去記事読んでいます、というありがたいコメントを頂いたりしていますが、Yahooブログは操作が限られていて、使い勝手が悪いので、いろいろ考えていたのですが、FC2ブログには、Yahooブログのインポート機能があることがわかり、それを試しました。
一応、上手く行ったので、もし過去記事を読む場合、こちらからの方が、古いもの順になっているし、読みやすいと思いますので、お使いください。
あらなみの相場技術研究所 別館
これで、シリーズものとか、古いもの順なので、ちょっとは読みやすいと思います。
コメント欄が引き継ぎできないので、ディープに読む方(ほとんどいないでしょうけど(笑))は、Yahooブログは残していますので、そちらでどうぞ。
この旧Yahooブログの記事を読むと、2005年7月2日に開設しているのですよね。
丁度専業になったころに開設したのだなあ、と懐かしいです。もう10年も前の話です。
当時は、まだまだわかっていないことも多く、青臭いですので、それを割り引いて読んでみてください(汗)
そういえば、こちらのブログも、頑張ってカテゴリーを整理しました。
いつかやらないとと思っていたのですが、やっと重い腰を上げた、という感じです。
記事は、今現在129件と、月に2~3回ぐらいの更新ですが、継続は力ですね。
こちらもカテゴリー別では、古いもの順としましたので、読みやすくなったと思います。
もう少し考えて整理できればと思いますし、こちらでも、昔のように、テーマを決めて、シリーズ物を書いてみてもいいですね。
Yahooブログの記事数は、357件ですから、圧倒的にあちらの方が多いわけですが、こちらもコツコツ進めていきますね。
また、リクエストなどあれば、コメントにでも書いてください。
■継続こそ力、愚公山を移す
週に1~2回程度でしょうかね。記事書いているのは。
それでも、これだけの記事数になる、ということは、継続は力であり、コツコツと亀のように歩んでいっても、前にさえ進めば、山になる、ということだと思いました。
大切なことは、途中で放り出さないこと
年単位でコツコツ積み上げること
なのだと思います。
正に、愚公山を移す、ですね。
続けること、こそが力、です。
ダッシュ出来る人というのは結構おられるのですよ。
私がブログ始めた頃に、同じ投資ブログの仲間の方も大勢できました。
毎日更新している人とか、大勢いました。、
でも、もう今は・・・・ということなんです。
周りを見ていても、ちょっとブログ書いたといっても、続いて半年とか、そんなものですよね。
続けられる、という人はめったにいません。
10年間、続ける、ということは、それだけで人よりも違う、ということになっているのですね。
トレードとて、全く同じです。
1~2年、ダッシュして、必死でやる方は結構多いんですが、これを10年、20年と続けられる人がどれほどの数か、というと、そこに到達するまでには、ダッシュしているから、途中でバテてしまって、リタイア、って話になる、ってことです。
ちょっと負けると、ポイっと放り投げる、これじゃあ、ダメですよね。客観的に見れば。
しかも、トレード力の向上というのは、いつも書くように、時間がかかりますから、焦ってもなかなか見えてこない。
焦って、焦って、そして・・・自爆、という定番を辿る。
トレードでの失敗ほとんどが、自爆ですからね。
特に、短期で成果をあげようとするから、自滅への道を歩むのであって、これは時間がかかることだと、最初から考えてさえすれば、そういう暴挙は防げる可能性が高のですが、人はどうしても目先の成果を焦りますからね。
そして、どこかで、我慢ができなくなって、ちょっとした損失がきっかけとなって、プッツン来るのが、定番です。
焦り、から来ます。
この我慢大会を最後まで乗りきれる人はそう多くはありませんね。
トレード心理とか、分厚い小難しい本がいっぱい出ていますが、重要なことは簡単なことなんです。
トレードとは、我慢大会なのだから、歯をくいしばって我慢しましょうね
ってことだけですよ。
我慢ができなくて、脱落する、自爆する、ってことです。
ここで、人としての器を相場が試してくるのだと思います。
単に、小手先のテクニックだけではどうにもならないのは、こういう試練が待っているからなんですよね。
さて、今回の記事は、以下、ちょっと手抜きですが、コメント欄のやり取りから、いいやりとりがあったので、引っ張り出しておきます。
■知ることとできることとは全く違うということ
知行合一、ということについてのコメントに対して・・・
知行合一、トレードで最も難易度が高い種目でしょうね。
根っこの勘違いがあるから、それに輪をかけてやることなすことがずれる。
そもそも・・・
トレードの上達とは、新しいことを知ることで上手くなるのではなく、既に知っていることができるようになることだ
ってことに早く気がつくべきなのですがね。
なかなかそうは思わず、「知らないことを知ろうとする努力ばかりをしている」のが普通でしょ。
知識など、いくら得たとしても、使えないのだから、ほとんどはゴミなんですよ。
ジャンクな知識ばかり集めて、頭の中がゴミ屋敷状態になっている投資家、多数続出中(笑)
本人は、ゴミ屋敷になっていることに全く無自覚で気がつかず、「こんなに必死に努力しているのに、何故だ!!」となっていますからね。
結局、
隠れ当て屋
なんです。見てきた範囲だけですが、実に多く生息しています(笑)
隠れ当て屋は、自覚なんてさらさら無いのが特徴。
完全に無自覚。
でも、結局、当てよう当てようと必死。
手法探し = 当てようとする努力だ、という意識が殆ど無い。
検証とか、テクニカルとか、如何にも理路整然と言うけど、結局は、当てたいだけ。
そして、集めることはできても、一旦入ったジャンクな知識はもう捨てることはできませんから。
本当は、無駄な知識を捨てて、シンプルな原理原則さえ知っていれば知識はそれで十分。
綺麗に整理整頓して、スッキリした状態で、その整頓したものを「磨けば」いいだけなんですよ。
それを、あれもこれも、とやるから、収集がつかなくなる。
せっかく、いいノコ、かんな、ノミといった大工道具があるのに、全部・・・サビサビで使えない。
使い込んだこともないから、使う腕もない。
それなのに、また新しい道具を仕入れようと、誤った努力だけは延々と続けている。
そして、こんなに努力しているのに、何故だ、となる。
おめぇは、道具の仕入れ担当か、っうの!!
努力の方向が間違ってるよ。
仕入ればかりしてても、上手くなどならないよ。早く気がつきなよ。
そもそも、なりたいのは、仕入れ担当じゃなくて、道具を使う職人さんなんでしょ!!
職人さんなら、職人さんらしく、使いこなす腕を磨かないとダメだよ。
ゴルフの練習ろくすっぽもせずに、せっせと飛ぶドライバー収集に時間をかけているゴルファー
このドライバーもダメ、あのドライバーもダメ、と、次から次へ道具探しする。
って話なんですが、いつまでたっても、仕入れ担当から外れようともせず(笑)
そういう人は、本当に多いんですね、でも、注意してもまるで「聞く耳」もなし(笑)
仕入れ担当・・・すなわち当たる道具探しばかりしている。だから永遠に上手くはならないですよ。
じゃあ、一生仕入れしてろ!!
■投資本の歴史的意味
林先生の本の戦略などについてのコメントに対して・・・
私はこう思います。
投資関連の本については、どんな本でも、その時、その時の時代背景を前提に書かれている、ということなんです。
これに「例外」などありません。
今、新刊で出ている投資本でも、30年後に読む価値があるかどうか、と考えると、どうだと思いますか。
「2017年株は暴落する!!」的な本とか、30年後に読む価値があると想像できますか?
そう考えると、昭和のバブル時に書かれた投資関連本で、今読む価値のある本など、それこそ1%もありませんよ。
ほとんどは、1ページとて読む価値が無い本ばかりです。
時代背景しか書かれていないようなものばかりですからね。
事実、当時書かれた本で、今でも売られている本など、ほぼゼロですからね。
私も、ダンボール何箱分も本を捨てていますが、昔の投資本の大部分は用無しです(汗)
その貴重な1%の「読むべき価値がある本」に、林本が該当しているんです。
それだけでも、もう凄いことだと思いませんか。
歴史の洗礼を乗り越えて、時代を超えて読む価値がある、というだけで、ものすごい意味があるんです。
その意味は、「投資の本質」を時間が浮かび上がらせてくれた、ってことなんです。
リバモア本も凄いですが、日本の林本も負けてはいませんよ。
私は、今でも林先生の本を常に読み返していますが、今読んでも、ハッとさせられることも数多いです。
このブログで書いていることも、元を正せば林本に行きつく、ってことは、両方読んでおられる方なら既に気がついておられることと思います。
私は、林本で書かれていることを、私なりに咀嚼して、今風に書いているだけ、ということでもあるのかな、と時々思うことがありますので(汗)
また、今と昔では、トレード技術に関する定義も違っています。
例えば、押し戻し狙い、というのは、今の解釈では、順張りで、トレンドフォローに含まれるのですが、当時は、それを逆張り、と解釈していた、ということです。
これは、中源線建玉法もそうですし、立花さんも同様だと思います。
中源線建玉法は、逆張りと解説されていますが、私から見れば、バリバリの順張りです(笑)
時代時代の環境、そして、時代による解釈の違い、こういったものを理解して読まないと、安易な批判につながりますが、それで、読みが甘い、と私は思いますよ。
安さんの売買は、前のコメントでも書きましたが、証券会社のはめ込み営業は無くなっても、同じ概念は通用しますよ。
要は、その銘柄が超大商いで固定株まで入れ替わるぐらいの状態になって、浮動株となって放出された後、長期低迷を余儀なくされる、ということにおいては、時代を超えて同じなんです。
うねりに関しては、昔は、「恐ろしいほど3~6ヶ月のうねり」がありました。
しかも、経済成長に伴い、株は常に「新高値」をつけてくるのが当たり前だったのです。
ですから、新高値をつけて、3~6ヶ月ほど調整した株は、図ったように、また新高値をつける、ということがごくごく普通でした。
私は、林先生が使ったらダメと書いておられた、週足チャートブックを買って、「13&26週移動平均」のデッドクロスを探して(丁度下げの3ヶ月目ぐらいにデッドクロスするので)、それを買う、ということで、結構利益を上げていましたね。
だいたい、3~4ヶ月調整したら、新高値を目指す、というのが当時の株の特徴でしたから、それを使っていたわけです。
ただ、今は、そういう単純な値動きが規則的に出るといったことはレアになってしまっていますが、それでも、そういう「うねり」の特徴が完全に消えたことはありません。
これは、「人の心」は時代を超えているから、ということなのでしょうね。
ただ、林先生の本は、こういった「小手先のマーケットの見方」であるとか、「小手先の技術」に価値があるのではなく、投資家として当然心得ておかねばならない投資家としての考え方が書かれている、という点において、不変の価値がある、ということだと私は思っています。
この点では、今後100年でも、価値は消えることは無いでしょう。

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コメントを読むと、私も考えるヒントになって、自分の勉強になりますのでとても嬉しいです。
また、本質的な事をズバリと書いてくださる方もおられて、私もハッとなることが多いんです。
ちょっと気になるのは、コメント書いてくださっている方には、プロの方とかも多く、古くからの方も多くて、その結果、難しいことや専門的なことのコメントが多いので、もしかしたら初心者の方が尻込みされているのでは、と思うのです。
過去記事など読んでいなくてもいいですし、こんなこと書いたら、ということでもいいので、書いていただければありがたいです。
私も記事のヒントを探しているので、コメントを書いてもらうと、記事ができる、という構造になっていることもあり・・・
古いYahooブログ関連のご質問、リクエストでもいいので、是非に。
と言いつつ、さすがに10年前ともなると、昔の記事で何を書いたのか、ちと不安ではある(笑)
大河ドラマ「花燃ゆ」のコメントも読みました。
「何故学ぶのか」、という前に、
「自分の人生を、自分の命を、何のために使う?兄はいつもそのことを考えておる。」
と、松蔭が文に問うシーンがありましたが、本当に考えさせられましたね。
こんなこと、考えたこともなかった・・・
■旧Yahooブログ、相場技術研究所 別館、開設のお知らせ
さて、コメントを読んでいて、Yahooブログのところから、過去記事読んでいます、というありがたいコメントを頂いたりしていますが、Yahooブログは操作が限られていて、使い勝手が悪いので、いろいろ考えていたのですが、FC2ブログには、Yahooブログのインポート機能があることがわかり、それを試しました。
一応、上手く行ったので、もし過去記事を読む場合、こちらからの方が、古いもの順になっているし、読みやすいと思いますので、お使いください。
あらなみの相場技術研究所 別館
これで、シリーズものとか、古いもの順なので、ちょっとは読みやすいと思います。
コメント欄が引き継ぎできないので、ディープに読む方(ほとんどいないでしょうけど(笑))は、Yahooブログは残していますので、そちらでどうぞ。
この旧Yahooブログの記事を読むと、2005年7月2日に開設しているのですよね。
丁度専業になったころに開設したのだなあ、と懐かしいです。もう10年も前の話です。
当時は、まだまだわかっていないことも多く、青臭いですので、それを割り引いて読んでみてください(汗)
そういえば、こちらのブログも、頑張ってカテゴリーを整理しました。
いつかやらないとと思っていたのですが、やっと重い腰を上げた、という感じです。
記事は、今現在129件と、月に2~3回ぐらいの更新ですが、継続は力ですね。
こちらもカテゴリー別では、古いもの順としましたので、読みやすくなったと思います。
もう少し考えて整理できればと思いますし、こちらでも、昔のように、テーマを決めて、シリーズ物を書いてみてもいいですね。
Yahooブログの記事数は、357件ですから、圧倒的にあちらの方が多いわけですが、こちらもコツコツ進めていきますね。
また、リクエストなどあれば、コメントにでも書いてください。
■継続こそ力、愚公山を移す
週に1~2回程度でしょうかね。記事書いているのは。
それでも、これだけの記事数になる、ということは、継続は力であり、コツコツと亀のように歩んでいっても、前にさえ進めば、山になる、ということだと思いました。
大切なことは、途中で放り出さないこと
年単位でコツコツ積み上げること
なのだと思います。
正に、愚公山を移す、ですね。
続けること、こそが力、です。
ダッシュ出来る人というのは結構おられるのですよ。
私がブログ始めた頃に、同じ投資ブログの仲間の方も大勢できました。
毎日更新している人とか、大勢いました。、
でも、もう今は・・・・ということなんです。
周りを見ていても、ちょっとブログ書いたといっても、続いて半年とか、そんなものですよね。
続けられる、という人はめったにいません。
10年間、続ける、ということは、それだけで人よりも違う、ということになっているのですね。
トレードとて、全く同じです。
1~2年、ダッシュして、必死でやる方は結構多いんですが、これを10年、20年と続けられる人がどれほどの数か、というと、そこに到達するまでには、ダッシュしているから、途中でバテてしまって、リタイア、って話になる、ってことです。
ちょっと負けると、ポイっと放り投げる、これじゃあ、ダメですよね。客観的に見れば。
しかも、トレード力の向上というのは、いつも書くように、時間がかかりますから、焦ってもなかなか見えてこない。
焦って、焦って、そして・・・自爆、という定番を辿る。
トレードでの失敗ほとんどが、自爆ですからね。
特に、短期で成果をあげようとするから、自滅への道を歩むのであって、これは時間がかかることだと、最初から考えてさえすれば、そういう暴挙は防げる可能性が高のですが、人はどうしても目先の成果を焦りますからね。
そして、どこかで、我慢ができなくなって、ちょっとした損失がきっかけとなって、プッツン来るのが、定番です。
焦り、から来ます。
この我慢大会を最後まで乗りきれる人はそう多くはありませんね。
トレード心理とか、分厚い小難しい本がいっぱい出ていますが、重要なことは簡単なことなんです。
トレードとは、我慢大会なのだから、歯をくいしばって我慢しましょうね
ってことだけですよ。
我慢ができなくて、脱落する、自爆する、ってことです。
ここで、人としての器を相場が試してくるのだと思います。
単に、小手先のテクニックだけではどうにもならないのは、こういう試練が待っているからなんですよね。
さて、今回の記事は、以下、ちょっと手抜きですが、コメント欄のやり取りから、いいやりとりがあったので、引っ張り出しておきます。
■知ることとできることとは全く違うということ
知行合一、ということについてのコメントに対して・・・
知行合一、トレードで最も難易度が高い種目でしょうね。
根っこの勘違いがあるから、それに輪をかけてやることなすことがずれる。
そもそも・・・
トレードの上達とは、新しいことを知ることで上手くなるのではなく、既に知っていることができるようになることだ
ってことに早く気がつくべきなのですがね。
なかなかそうは思わず、「知らないことを知ろうとする努力ばかりをしている」のが普通でしょ。
知識など、いくら得たとしても、使えないのだから、ほとんどはゴミなんですよ。
ジャンクな知識ばかり集めて、頭の中がゴミ屋敷状態になっている投資家、多数続出中(笑)
本人は、ゴミ屋敷になっていることに全く無自覚で気がつかず、「こんなに必死に努力しているのに、何故だ!!」となっていますからね。
結局、
隠れ当て屋
なんです。見てきた範囲だけですが、実に多く生息しています(笑)
隠れ当て屋は、自覚なんてさらさら無いのが特徴。
完全に無自覚。
でも、結局、当てよう当てようと必死。
手法探し = 当てようとする努力だ、という意識が殆ど無い。
検証とか、テクニカルとか、如何にも理路整然と言うけど、結局は、当てたいだけ。
そして、集めることはできても、一旦入ったジャンクな知識はもう捨てることはできませんから。
本当は、無駄な知識を捨てて、シンプルな原理原則さえ知っていれば知識はそれで十分。
綺麗に整理整頓して、スッキリした状態で、その整頓したものを「磨けば」いいだけなんですよ。
それを、あれもこれも、とやるから、収集がつかなくなる。
せっかく、いいノコ、かんな、ノミといった大工道具があるのに、全部・・・サビサビで使えない。
使い込んだこともないから、使う腕もない。
それなのに、また新しい道具を仕入れようと、誤った努力だけは延々と続けている。
そして、こんなに努力しているのに、何故だ、となる。
おめぇは、道具の仕入れ担当か、っうの!!
努力の方向が間違ってるよ。
仕入ればかりしてても、上手くなどならないよ。早く気がつきなよ。
そもそも、なりたいのは、仕入れ担当じゃなくて、道具を使う職人さんなんでしょ!!
職人さんなら、職人さんらしく、使いこなす腕を磨かないとダメだよ。
ゴルフの練習ろくすっぽもせずに、せっせと飛ぶドライバー収集に時間をかけているゴルファー
このドライバーもダメ、あのドライバーもダメ、と、次から次へ道具探しする。
って話なんですが、いつまでたっても、仕入れ担当から外れようともせず(笑)
そういう人は、本当に多いんですね、でも、注意してもまるで「聞く耳」もなし(笑)
仕入れ担当・・・すなわち当たる道具探しばかりしている。だから永遠に上手くはならないですよ。
じゃあ、一生仕入れしてろ!!
■投資本の歴史的意味
林先生の本の戦略などについてのコメントに対して・・・
私はこう思います。
投資関連の本については、どんな本でも、その時、その時の時代背景を前提に書かれている、ということなんです。
これに「例外」などありません。
今、新刊で出ている投資本でも、30年後に読む価値があるかどうか、と考えると、どうだと思いますか。
「2017年株は暴落する!!」的な本とか、30年後に読む価値があると想像できますか?
そう考えると、昭和のバブル時に書かれた投資関連本で、今読む価値のある本など、それこそ1%もありませんよ。
ほとんどは、1ページとて読む価値が無い本ばかりです。
時代背景しか書かれていないようなものばかりですからね。
事実、当時書かれた本で、今でも売られている本など、ほぼゼロですからね。
私も、ダンボール何箱分も本を捨てていますが、昔の投資本の大部分は用無しです(汗)
その貴重な1%の「読むべき価値がある本」に、林本が該当しているんです。
それだけでも、もう凄いことだと思いませんか。
歴史の洗礼を乗り越えて、時代を超えて読む価値がある、というだけで、ものすごい意味があるんです。
その意味は、「投資の本質」を時間が浮かび上がらせてくれた、ってことなんです。
リバモア本も凄いですが、日本の林本も負けてはいませんよ。
私は、今でも林先生の本を常に読み返していますが、今読んでも、ハッとさせられることも数多いです。
このブログで書いていることも、元を正せば林本に行きつく、ってことは、両方読んでおられる方なら既に気がついておられることと思います。
私は、林本で書かれていることを、私なりに咀嚼して、今風に書いているだけ、ということでもあるのかな、と時々思うことがありますので(汗)
また、今と昔では、トレード技術に関する定義も違っています。
例えば、押し戻し狙い、というのは、今の解釈では、順張りで、トレンドフォローに含まれるのですが、当時は、それを逆張り、と解釈していた、ということです。
これは、中源線建玉法もそうですし、立花さんも同様だと思います。
中源線建玉法は、逆張りと解説されていますが、私から見れば、バリバリの順張りです(笑)
時代時代の環境、そして、時代による解釈の違い、こういったものを理解して読まないと、安易な批判につながりますが、それで、読みが甘い、と私は思いますよ。
安さんの売買は、前のコメントでも書きましたが、証券会社のはめ込み営業は無くなっても、同じ概念は通用しますよ。
要は、その銘柄が超大商いで固定株まで入れ替わるぐらいの状態になって、浮動株となって放出された後、長期低迷を余儀なくされる、ということにおいては、時代を超えて同じなんです。
うねりに関しては、昔は、「恐ろしいほど3~6ヶ月のうねり」がありました。
しかも、経済成長に伴い、株は常に「新高値」をつけてくるのが当たり前だったのです。
ですから、新高値をつけて、3~6ヶ月ほど調整した株は、図ったように、また新高値をつける、ということがごくごく普通でした。
私は、林先生が使ったらダメと書いておられた、週足チャートブックを買って、「13&26週移動平均」のデッドクロスを探して(丁度下げの3ヶ月目ぐらいにデッドクロスするので)、それを買う、ということで、結構利益を上げていましたね。
だいたい、3~4ヶ月調整したら、新高値を目指す、というのが当時の株の特徴でしたから、それを使っていたわけです。
ただ、今は、そういう単純な値動きが規則的に出るといったことはレアになってしまっていますが、それでも、そういう「うねり」の特徴が完全に消えたことはありません。
これは、「人の心」は時代を超えているから、ということなのでしょうね。
ただ、林先生の本は、こういった「小手先のマーケットの見方」であるとか、「小手先の技術」に価値があるのではなく、投資家として当然心得ておかねばならない投資家としての考え方が書かれている、という点において、不変の価値がある、ということだと私は思っています。
この点では、今後100年でも、価値は消えることは無いでしょう。

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