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モチベーションの上げ方とて・・・

2015/05/04 Mon

GWどうお過ごしでしょうか。
私は、暇ですねえ。
スケジュールは無理矢理にでも入れましたが、気分は「暇」です。
おそらく、ほとんどのデイトレーダーは、祭日を歓迎してはいないと思います。
この仕事は、日銭商売ですので、月間の営業日数が減ったらそれだけ利益が減りますし、休みといっても単なる暇、になるからです。
そもそも、休もうと思えばいつでも休める仕事ですから、家族や友人の都合だけってことですよね。

そもそも、株のデイトレーダーは、元々暇なんですよ。
基本、朝9時に始まって、15時には終わる仕事ですし、残業もありません。
というより、残業したくても、させてもらえません(笑)
15時以降やることがなくて、時間を持て余すこともしばしばです。
私の場合、暇だから、FXをやる、という手もありますので、週に数回はやっていますが・・・まあ、理由がよろしくない(笑)

退屈との戦い、これがデイトレーダーの第二の戦いでもあります(笑)


少しこれに関して次のシーンが実に印象的でした。

花燃ゆ、第9話「高杉晋作、参上より」

「それがのう、どうも、つまらんでのう。のう久坂、俺は、何か気の病かもしれん・・人生が、つまらんで、つまらんで、しかたがない。俺の進む道はもう決まっとる、それを誇りにも思うとる・・じゃが、何かが足りんのじゃ。自分の行く末を思うと、退屈で退屈で、いっそ死にとうなるんじゃ。ここに来たんも、ただの暇つぶしじゃ。」

こう高杉が言ったことに対して、久坂が高杉に詰め寄って、
「ふざけんな。暇つぶしで来るんなら今すぐ帰れ。ここはお前が来るところじゃない。俺は思うとる。誰にバカにされようと、笑われようと、本気で思うとる。この松本村から、この国を変えようと、武士でない自分にもできることがあると、このお方がそう思わせてくれた。そう思えてから、ここで学ぶんが、楽しゅうて、楽しゅうて、しかたがない。ここにいる皆もきっと同じじゃ。お前の人生がつまらんのは、お前がつまらんからじゃ!

高杉はこれに対して無言だった。そして松蔭が次のように語る。
高杉君、君の志は何ですか。僕の志は、この国をよくすることです。志があれば、罪人でも生きるんは楽しい。やる気が尽きることはない。志を立てることは、すべての源です。君がもし、この小さな萩のご城下で、由緒ある武家の跡取りとして人生を考えとるなら、君にとってそれはつまらんことでしょう。君はそれを望んじゃおらんのだから。志は誰も与えてくれません。君自身が見つけ、それを掲げるしかない。君は、何を志しますか?



このやり取りに私は衝撃を受けました。



この志というもの、そもそもは目標とか、夢とは違う概念です。
それはどういうことか、というと、志には、世のため人のため、という概念が含まれてこそ、という部分があります。

では、トレードにはそれがあるでしょうか。
そう考えた時、トレーダーとは、単なるお金儲け、銭のためだけ、そういう守銭奴である自分へのモチベーションを上げることは結構難しいことなんです。

お金儲けは、単なる手段であって、どこまで行っても目的とはなりえません。
なので、この志という部分においては、致命的な欠陥を持った職業であることは間違いありません。
このことをここしばらくずっと考えていました。

NHKプロフェッショナルで名外科医の話として、「患者さんの笑顔が見たいから。そういうことが無ければこの仕事は続けてはいません。」ときっぱり言っておられました。
いい話だなあ、と思うと同時に、羨ましいなあ、と思いました。
本当は、志というアプローチからモチベーションを上げればいいんですが、これが甚だ困難な職業だと強く感じ、別のアプローチが必要だと感じていました。



最近、ある人を応援することがありました。
ランキングがあって、競争しているものです。
結果は2位でした。
7~8位だと思っていたので、嬉しい反面、1位でなかったことに悔しい思いでした。
60人以上での2位ですから、それでも大したものですが、やはり残念。
ところが本人はわりと淡白なんです(笑)
普通の人って、そんなものなのかなあ、とその時思いましたが、普通ってどうなんでしょうねえ。
自分のことしかわかりませんから、ご意見是非伺いたいものですが・・・

これを通じてわかったこと、それは、競争すること・・・よくよく考えれば、私はこれが好きなのかも知れない、と思いました。

競う相手がいれば、自分は常にその前に出ようとする、闘争本能、って言うのでしょうか、それがかなり強いのではないか、ってことです。
逆に、相手がいないと、やる気が出ないわけです。

私は、リーマン時代でも、競争が好きでした。
人間関係のゴタゴタとか、喧嘩したりだとか、そういうことも、ストレスとは感じずに、攻撃したりされたりを楽しむ、というより、それではじめてやる気が出る、というタイプだったのです。
そういう争い事があってはじめてやる気が出るという「変態」でした(笑)
普通は逃げますよねえ、ストレスから。

プレッシャーが無いとやる気が出ないのです。
この話をすると、ある人から「M?」と言われましたが、「うーん、M?」と答えました(笑)
被虐性とはまた違うような気が・・・何だろう(笑)

トレードに関しては、わりと淡白に、淡々とやっていますが、競争となると、結構燃えるタイプです。

トレーダーになるような人物って、やはりこういう闘争心が普通の人よりは強いんじゃないか、と思うのですが、どうなんでしょう。
人のことはわかりませんが、今回の応援で、自分のことを少し理解できました。

AKB48の総選挙でも、推しメンをメチャクチャ応援するファンっていますよね。
CDを100枚買ったり、凄い応援するんですよ。


ここ数年、モチベーションに関して、悩んでいたのですが、実はテンションがジリジリと落ちている感じでした。
何故かというと、日々が淡々と過ぎるからです。
淡々と日々を過ごせるということは、感謝できることですが、一方で、「つまらん!」ということがあったわけです。
今では、相場の勉強よりも、ずっとエネルギーを費やして、モチベーションのことを勉強しています。


ここで、モチベーションの話ですが、本には「こうすればやる気が出る」と誰にでも当てはまるかのように書いてあるのですが、今回すごく感じたのは、

モチベーションの上げ方って人それぞれ違うんじゃないか

ってことなんです。

Mか、Sか、っていうこともあるのかもしれませんし、競争が好きなのか、嫌いなのか、など、個々人の属性によって、モチベーションの上げ方って、違う感じがします。

私は、バトル、戦いが心から好きなんですよね。
競争そのものが目的になっているという面があります。
嫁から聞くPTAのドロドロバトルとか、わくわくしますねえ。自分も参加したいって・・・
女同士の戦いっていうのも、それはそれで味があります(笑)

なので、私のような変態(笑)の場合は、どうか、というと、夢とか、志というより、こいつにだけは負けたくない、という競争意識の方がよい結果が出るんじゃないか、と今回のケースを通じてわかりました。

こういう競争っていう概念がモチベーションには全く結びついてはいなかったので、とても新鮮でした。

ずっと悩んでいたことですから、一筋の光が見えた思いがします。
ありがとうね。応援できてよかったよ。

一方で、競争すると、妬み、僻みというダークなエネルギーに飲み込まれてしまう人も実に多いと思います。
自分が競争を通じて頑張るというより、頑張った相手を攻撃する、という方向にエネルギーが向かってしまう人です。
これ、実に多いですし、回りでも結構見ますねえ。
かなりえげつないことやり始めます。
やっている人をしばしば目撃することがありますが、本人は自分がどれだけいやらしいことをしているのか、自覚がないのでしょう。
妬みとか、羨望とか、凄いパワーがあるんですよ。
心が嫉妬に支配されてしまって、どうしようもなくなる、感じです。
こういう人は、競争原理ではモチベーションが上がらないばかりか、ダークなエネルギーに飲み込まれてしまって、ネガティブな状態に陥るので、逆に競争からは離れた方が絶対にいいと思います。

余談ですが、できるだけ「自分がデイトレーダー」だとは言わない方が身のため、ということはよく感じます。
それだけで、もう相手にそういう感情を抱かせてしまうからなんです。
僻まれてなんぼの商売や、って感じですが、ここにはかなり気を使っています。


競争、人との比較、っていうのは、人の本能から出てくるもので、それが僻みとかに向かうとダークではあるけど凄いエネルギーになるということがわかっているわけですから、

これをポジティブに使えば、それはそれで凄いエネルギーになるんじゃないか!!

と思い立ったわけです。

目標を持つだとか、志、夢、といったことだけをよくモチベーション管理には言われますが、もう1つ大きなエネルギーがあったじゃないか、って感じです。



「あらなみさんは僻みや羨望の感情を持たないのですか。」と聞かれれば答えはNOです。
私は、Mrスポックではありませんから(笑)
人だから、そういう感情が湧いてくることは当たり前にあります。
しかし、同時に、自分を客観視する訓練もトレードを通じて常にやっているので、その「ダークなエネルギー」にすぐに気がつくんです。
ひがんでいる自分にすぐに気がつくんです。
その時、私の場合は、そういう感情を持った自分を激しく攻撃します。
そんな惨めで情けない感情を持った自分が、情けなくて情けなくて、「お前はそんなに弱いやつだったのか!!」とすごく怒りの感情が湧いてきます。
そして、その巨大なダークなエネルギーと戦おうとしますね。
だから、私にとっては、僻みから、人に嫌がらせをする、ということを仮に自分がやったら、もうそれをやった自分を絶対に許せないと思います。



今、こうやって、競争、僻み、など考えていて、ふと、あるNHKの番組を思い出して、「ああ、あの時感動したのはこれだったのか」と書きながら思いましたので、それを書きます。

NHKで、「ふたり・・・しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」という料理人の番組がありました。
徳島の「青柳」出身の二人の料理人の切磋琢磨するライバルの番組で、ものすごくよかったものです。

その中で、兄弟子の「龍吟」山本征治氏は、先にミシュラン三ツ星を取った弟弟子の「銀座小十」奥田透氏に対して、

「彼が3つをとって僕が2つだったということに対して、どこまで僕は悩み、苦しみ、いろんな事を考えてきたかということは、言葉に、いま語れないくらいあります・・・」

と語りました。
壇上で誇らしそうに立つ奥田氏を会場から見つめながら、彼が、どれだけの悔しさを噛み締めていたのか、想像に難くありません。

一方で、奥田氏は、山本氏に対して、次のように語っています。

「(山本氏は)同じものを作っても、同じものを盛っても、才能が違うんです、ずば抜けています。(僕も)一生懸命やっているんですけどね。神様はあの才能をくれなかったですね、僕には・・・」

と、悔し涙を流しながら話をしていたのがとても印象的でした。

いいですか、大の大人が、悔しさで、人目もはばからずに泣いているのですよ。
日本料理にどれほどの情熱を注ぎ込んでいるのか、これだけでわかります。
これがどれほどの悔しさなのか、こちらもまた想像に難くありません。

ここでしびれるナレーションが入ります。

悔しさも、意地も、眠れなかった夜も、情熱も、涙も、譲れないプライドも、全てを飲み込んで立つ厨房という名の戦場

でも、奥田氏の涙は、

泣くほどに悔しい思いを抱えながら、しかし、僻みから山本氏を恨むということではなく、だから自分はそれ以上に頑張るのだ、という強い意思の涙でした。

そして、彼は言います「自分なりにできることを追求する。」と。


素晴らしいです。本当に素晴らしい。
本気で料理に向き合っているからこそ出る涙であり、謙虚に自分と相手の力を認められる力。そして情熱とプライド。

二人ともに、お互いに対して、泣くほどに、眠れないほどに、悔しい思いをしている。
しかし、それを僻みとか、やっかみにというダークなエネルギーに引き込まれるのではなく、見事に自分のやる気とモチベーションへと転化していったのです。

そして、そのエネルギーは、料理にかける情熱をさらに燃え上がらせているのです。

そういいながらも、二人はいつもつるんでいて、仲がよいのです。
常に行き来しながら、自分の考えている手の内をさらす。隠さない。
本当に素晴らしいライバル関係だと思いました。

こういうのがいい、こういうのが本当に素晴らしい

二人共に、徳島の青柳で三畳の寮生活での丁稚奉公からのスタートでした。
ただ、料理にかける情熱は誰にも負けない二人でした。
ペーペーでも、モチベーションだけは、誰にも負けないものであった、そういうことが印象的でした。
結果として、二人共に、ミシュラン料理人となるわけです。

彼らと普通の料理人との最大の違い、それは、

料理にかける情熱であり、モチベーション


だと思いました。

これはもう何度見たかわからないぐらい見ている動画です。
今回、これを書くにあたって、PC用に動画にしているので、改めてこの番組を見ました。
今でも、これを見て私も少し涙ぐんでいました。
と同時に、これだ、と思いましたね。

一流とは、何か、一流とは、どこまでやる人を言うのか。

こういう一流の人の情熱の炎に当たること、これもまた、自分のモチベーションですね。



とにかく、トレーダーというのは、誰にも管理されず、誰にも束縛を受けない自由業です。
なので、モチベーションが落ちてしまうと、もうやっていけない、というほどモチベーションが重要なんです。
しかも、現状に甘んじては、成長が確実に止まってしまいます。
というより、その止まったことによって、沈む危険性が実に高いんです。
なので、高いモチベーションを如何にして保つのか、私はここまでずっと四苦八苦してきました。
しかし、なかなかこれといったものに巡りあってはいませんでした。

今回、「競争」ということに気がつきましたので、ここを手がかりに、

自分の性格に合ったものをアレンジしてみよう

と思いました。




トレードと同じで、こういうことまでカスタマイズが必要だとは、思いもしませんでしたが、つくづく思いますねえ。

人それぞれ

って。


コメントで、よくご質問があって、「あらなみさんはどのようにモチベーションを維持しておられますか。」って時々あるんですが、私には有効であっても、人にはダメってこともあるのですよ。

今回書いた「競争」ってのも、ポジティブに使うことができればいいんだけど、ダークなエネルギーが巨大ですからねえ。

正にスターウォーズのフォースのエネルギーのようですねえ(笑)

ダークサイドに負けない強い心があれば、競争というフォースは凄いポジティブなエネルギーを生んでくれるが・・・ひとたびダークサイドに落ちれば酷いことになる諸刃の剣がこの競争というものである。

画一的な方法、誰でもに通用するようなやり方って、難しいんですよねえ。
これ、本当にトレードと同じですよねえ。
改めて今回感じました。



ということで、私の試行錯誤中の奮戦記でした。
今回の記事のこと、私自身が今本当にリアルですごく四苦八苦していることなんです。
暇つぶしの件、じゃないですよ(笑)
自分なりのモチベーションの取り方をされている方、試行錯誤の方、いつもに増して是非ご意見伺えればとても嬉しいです。

デイトレだったら、日々相場に向かっているわけですが、スイングだとかで場を見ない専業の方とか、私だったら、暇で暇で死ぬかもしれません(笑)
やっぱり、暇つぶしの件じゃねえかよ、っていうのは放っておいて・・・

モチベーションの件と、ちょっとだけ暇つぶしの件も(笑)

今からもう場が開く木曜日が待ち遠しい・・・って(笑)



そういえば、ブログランキングも、アフィリ頑張っているわけでもなく、実際にはどうでもいいんですが、これはこれで気になったりする(笑)


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モチベーションの上げ方とて・・・2

2015/05/06 Wed

ちょっと最近食レポブログになりかけているのですが、今日も前半その話題から。

昨日は、GW毎年恒例になっている高校時代の友人と、昼間の12時に鶴橋にある「ふぐ久」というふぐ屋さんを訪問。

2015-04-29.jpg

大阪では、ふぐ鍋のことを「てっちり」といいます。
そして、ふぐ刺しのことを「てっさ」と言います。
そもそも、大阪人というのは、基本ふぐが好きで、年に何回かふぐを食べるのはごく普通の感覚なんですが、東京の方とかに聞くと、かなり珍しいことのようです。大阪でふぐの全国消費量の大半を平らげるようですから、これは大阪独自の文化なのでしょう。

この「ふぐ久」というのは、結構安いのですが、美味いふぐを食べさせてくれるので、お持ち帰りも含めて、年に何度か利用するお店です。

高くて美味しいのは当たり前。安くて美味いものに満足感を感じる、という人にはうってつけのお店だと思います。

ふぐって、スーパーとかで時々売っているのもあるのですが、基本そういうふぐは、ふぐの旨味がほとんどありません。
それでは、ただの白身の魚程度のものなのに、中途半端に高いので、それなら食べない方がマシだと思います。
また、お正月とか、親戚の家に行った時に、ふぐを出してもらうこともありますが、冷凍しているので、もうふぐの旨味などどこにも無いただの白身の魚です。

ふぐは、結構難しい部類の食べ物だと思いますね。

同じふぐでも、安ければいいというものでは決してありません。ファンダメンタル的に見て、バリュエーションが伴っていない単なる安いものに手を出すことは、安物買いの銭失い、だと思いますよ。

東京とかで、ふぐは大してすきじゃない、という人も多いのですが、ふぐの場合、どんなふぐを食べてそれを言っているのか、それが重大問題だと思います。
ふぐとして食べられているもののかなりのものが、美味しくないふぐだから、それを食べて「ふぐは大して美味しくない」という評価を下しているのじゃないか、疑惑を私は持っていますねえ。

ふぐには、他の魚では決して味わえない独特のうま味、甘いようななんとも言えないような味、があるんです。
鍋の王様は何と言ってもてっちりで決まりですね。
なので、私は、ふぐ大好きで、夏でも時々食べますから(笑)

そういえば、GWにふぐを食べに行く、と言ったら、ある方から、「ふぐは冬の食べ物じゃないのか?」疑惑をつきつけられました。
そこで、お店に入ってすぐに、その疑問をぶつけましたので、その回答です。

「天然モノでは、シーズンがあるかもしれないけど、出回っているほとんどのふぐは養殖モノだから、いいエサをもらっていて、油のノリとかはそんなに変わらない。まあ、白菜とかお野菜が冬の方が美味しいということと、鍋は冬ってことがあるから、シーズンは冬ってなるけど。でも、エアコンをガンガン効かせててっちりを食べるってのは贅沢だよねえ。」

わかりましたか(笑)

さて、最初に、湯引きが出てきて、次にてっさ、そして、てっちりで、最後雑炊でしめ、という王道コースを注文。
追加で、白子の塩焼きを注文。
白子を食べたことがない友人は感激していました。

2015-04-30.jpg

これで4人前なのですが、ここのお店は結構な量があって、お腹いっぱいになるぐらいふぐが出てきます。
よその安いところでは、それこそ一人前で一切れ二切れ、ってところもあって、食べた気がしないのですが、ここは一人前で十分です。
アラだけでなく、身もしっかり入っていて、美味くて量もしっかりあって、お得感抜群ですので、ふぐが好きな方は、行ってみて損は無いお店だと思いますよ。

友人はみんな酒好きですから、ビールガンガンから、つぎにひれ酒を注文。さらにつぎ酒。
12時に入って、15時まで昼間っからふぐとお酒を堪能しました。
普段はあまり飲まない私ですが、ついついヒレ酒の旨さに引きずり込まれてグビグビ行っちゃいましたね。

昼間っから、気のおけない友人と楽しい会話をし、てっちりを食しながら、美味いひれ酒をぐびぐび、これこそ人生の楽しみってやつですね。

食に興味が無い人は、人生を損している、と思うのは私だけ?
難しい顔して、ニュース見て、事件、事故の悲しい報告を受けるより、飲んで食って、他愛のない会話を楽しんで、の方が私は好きだなあ(笑)



実は、多くの方が気がついていないのですが、こういうことって、「自分で選択できる」ってことなんですよ。
自分で、選択さえすれば、今日からでも、楽しいことだけに目を向けることが可能なんです。

特に、今、こうやってこれを読んでいる方って、日本人でしょ!!
日本人なら、世界で最も恵まれた国に住んでいて、食べ物も世界で最強に美味い国に事実いるわけですよ。
日本人に生まれた、ってことだけで、どれほど恵まれた環境で育ったか、わからないぐらいに感謝しなくてはいけないわけです。
その恵まれた環境を謳歌しないと勿体無い。

嬉しい、楽しいということに、目を向けるのは、全部自分の選択次第なんです。
悪いことばかりに目を向けるのも、楽しいこと、嬉しい事に目を向けるのも、本人の選択次第なんです。
何も、わざわざ暗い社会の裏を知ったり、世界の悲劇をニュースであさることなどしなくてもいいと思いますよ。
政治に不平不満言ったり、回りへの不満を口にしたり、文句言ったり、とにかく悪い面ばかり見るんです。
嫌いな人のことばかり考えて怒ったり・・・
悲しいニュースばかり見て苦しんだり・・・
私の回りには、そういう人が多いですが、というか、どこにでもいますが、絶対に私はそういう人たちには染まりません。
人生損ですからね。
まあ、それで楽しいのなら、やめろとは言いませんが(笑)

回りを見て、間違っているな、と思うのは、

楽しいことが起きたから楽しくなる

悲しいことが起きたら悲しくなる

と思っていることです。でも、それって、他力本願じゃないですか。

そうではなく、

楽しいことに自ら集中すれば人生楽しくなる


ってことですよ。こちらは、自分で選択するだけでできることなんです。

人生、有限ですからね。

私は、いい意味で、

知らぬが仏

真実を知ることより、楽しいことにフォーカスする


のが私のポリシーです。


帰りに、鶴橋駅前商店街にある豊田商店というところでキムチを買って帰りました。これも恒例です。
本当は、コリアタウンにある山田商店のキムチが買いたいのですが、鶴橋駅前からコリアタウンまで10分ぐらい歩かないといけないので、ちょとだるい(笑)
どちらにしても、本場のキムチは、スーパーのものとは一味違いますよ。オススメは山田商店です。
こちらの方が安いし、美味い。

暇だけど、こういうこともあるから、GWもまた楽し、ですね。

明日から、また勝負ですねえ。相場でお会いしましょう!!




さて、後半、ちょっと真面目なコーナーです。

ハルトモさんから、将棋の升田名人、大山名人の動画をご紹介してもらいました。
ありがとうございます。

将棋って、そもそも「勝つことを目的にしている」ものなんですよね。
このあたり前のことなんですが、私はちょっとハッとしました。

勝つことを目的にする

志とか、競争、とか、お金儲けとか、そういう前に、そもそも、勝つことを目的にするということ

それをしばらく考えていました。

勝負士という人生

プロ棋士は、相場師と同じく、勝負士という人生が待っています。
勝負の世界に生きる、ということ、それがどういう人生なのか、かなりダブります。


お金儲けのために、金を稼ぐことを目的として、将棋を指す。

将棋を単なるお金儲けの手段としてしか見ていない


そういう棋士は恐らくいないでしょう。

というより、そういう棋士は、そもそも、プロとしてはやっていけません。

本気で、将棋に向き合って、いつでも将棋のことを考えて、強くなるにはどうすればいいのか、寝ても覚めても、という人こそが、将棋でプロになれる

そういうことを紹介された動画を見て感じていました。




これを見ていて、私は、羽生名人が、前にNHKプロフェッショナルで出ていたものを思い出しました。
この羽生さんのものも好きで、PC用の動画に落として何度も何度も見ているものです。

以下は、あたらめて、今日、羽生さんのNHKプロフェッショナルを見て、メモったものです。
自分自身の迷いの部分とダブるところもあって、思うところもたくさんありました。



羽生名人は、25歳の時に、史上初のタイトル総なめの7冠を達成しました。
若くして頂点を極めたのです。
しかし、その後、漠然とした不安にかられるようになります。

まだ将棋をはじめて10年、これからどう続けていくのか、迷うようになって、成績が低迷するようになる。
そしてほとんどのタイトルを失って、1冠にまで落ちてしまうのです。

そんな迷いの日々の中で、ある光景を目にします。

それは、若手棋士たちと対局するベテラン棋士の姿でした。

加藤一二三九段(64歳)、内藤国雄九段(65歳)、有吉道夫九段(69歳)・・・還暦を超えてなお自分の将棋を極めようとしていたその姿でした。

これを見て、羽生は、ハッとなった。

棋士はただ勝つためだけに将棋を指すわけではない。生涯をかけ、自分の将棋を極めることにこそ価値がある。

天才と呼ばれた男が迷いの中で見つけた自分の道だった。

これについて、羽生は次のように語ります。

「情熱を持って続けていくことって当たり前のことだと思っていたんですけど、これが果てしなく難しいことなんですよね。
何でもいいんですけど、1日1時間、20年やってください、って言われたら大抵の人はできないはずなんですよね。
それと同じことで、傍目から見ていると、ベテランの人たちは、淡々と続けているように見えるんだけど、その20年、30年40年という年月を見た時に、それは当たり前のことが実は、当たり前じゃないんだな、ということをすごく感じるようになった、ってことですね。
長い目で見ていった時には、同じペースで走り続けていけることが才能なのかな、と思っていて、むしろ瞬間的なひらめきとか、きらめきというのは、大事なことではあるのだけれど、中核をなしていることではないのかな、と感じるようになりました。」


一番大事にしていることは何か、と聞かれて、

「変化を恐れずに進歩していく感じですかね。」



勝負の世界に身を置いて20年、栄光の瞬間も敗北の痛みも、数知れず味わってきた。しかし、35歳の今でも、悩みや迷いから開放されることはない。

「10代、20代のころは、余計なことを考えないってことはあるんですね。
年齢が上がってくると、色んなことを考えられるようになってくるから、そこに迷いとか、ためらいとかが生じてしまうっていうことがあるんで、ブレない気持ち、ブレない心をどれだけ維持するかっていうのは凄い困難なことなんですね。」


「常にギリギリ選択をしないといけないので重圧はあるんですけど、そこに全力を尽くしているという充実感はあるんですね。」

「序盤変わった手を使って、今日は上手く行ったんですけど、次は同じ手は使えないと思いますけど。」

「プロフェッショナルとは、ゆらぎない人、大事にしていることを守り続けている、信じ続けている、っていうことじゃないかな、と思いますね。」



才能とは、努力を継続できる力

勝負士という人生

リスクなくして成長なし




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モチベーションの上げ方とて・・・3

2015/05/30 Sat

ブログの更新、気がつけば前の記事が8日だったのでもう3週間もサボっていました。

モチベーションという難しいテーマだったので、段々筆も重くなりましたね。

これから、もう少しライトな感じで、頻繁に更新しようと思います。


それにしても、多くのご意見書いていただきとてもありがとうございました。

それぞれのコメント、多くがもうひとつの記事ぐらいの量があって、しっかり書いてもらって、とてもありがたかったです。

その中でも多かったのは、特にモチベーションについて意識していない、というご意見でした。

この意見が多い、ということは何となくわかります。

トレードは楽しみでもあるので、そんなに意識しないでも、やる気は出る、ということもあるのでしょう。

勝てばやる気もでる、ということもあります。



実は、アマの場合とプロの場合とは、このモチベーションということについては、かなり違いがあるように思います。

プロである以上は、トレードとは、お仕事、になります。

業務、なんですよね。

好きは好きでも、仕事となると・・・毎日のくり返しで、しかも義務的にやらねば食っていけない、ということでもあるので、ここは微妙なんですよ。

ゴルファーを例にすると、週末の楽しみでゴルフをやる、というアマに対して、プロは、それで飯を食わないといけない立場ですから、週末のゴルフが楽しみだ、というわけには行きません。

プロ野球選手とか、プロサッカー選手とか、同じですね。
好きは好きでも、お仕事。
勝たねばならないという苦しみのようなものが非常に大きくなります。これがアマではありません。

ずっとそれだけをやっている、ということについて、いくら好きでもなあ、ってことはありませんか。

プロであれば、毎日がトレード漬けの日々です。
特にデイトレーダーともなると、朝の9時から15時まで、ずっとトレードをしていますので、週に5日、月に22日、年間264日、トレードをやり続けているわけです。
私はこの生活がもう10年ですから、2640日ほどトレードを続けていることになります。

2640日×5時間=13200時間

ほど場を見て、トレードしているわけです。

確か、1万時間を超えると、その道のベテランになる、という本がありました。

ピアノとかの楽器とか、そういうものでも、上手くなるには1万時間の鍛錬が必要、とか。


手術中に、お昼ごはん何する、とか雑談できる余裕があるベテラン、って感じで。
やっぱり、メスを握る手がブルブル震える新人外科医とは違いますから。

そうなると、いい面もあるのですが、逆に、新鮮な喜びとか、熱い思い、とか、損益に対しての喜怒哀楽とか、やはり「枯れて」きていますね(笑)

枯れる

ってことは、悪いことではないとは思いますが、一方で情熱とか、熱い思い、とかもしぼんでいくものなんですよね。

そういう時に、ふと、毎日毎日PCに向かっているだけのこの生活がこのままつづくんだよなあー、って何となく思ってしまうことがあるわけですよ。

これは、スイングの人とは違うかもしれませんね。
スイングの人は、もっと自由な時間があるので、より「暇な時間を持っている」かもしれません(笑)

他に収入もありませんから、勝つことが義務付けられており、勝てなければ廃業となります。
トレードに対するプレッシャーは非常に大きいものがあります。

一方で、週末の楽しみってわけでもないので、モチベーションってちょっとアマとは別のものが必要なのかもしれないと思います。

コメントで書いてもらった「野望」とか、そういうものでしょうか(笑)


そういうことですから、こればかりは、人それぞれで、自分で考えていくしかない、ということだと思いました。

まあ、ありきたりな答えですみません(笑)




そういえば、フェイスブックでこういうのをどこからか引っ張ってきている友人がいました。

「人生とは冥土までの暇つぶし」

今東光和尚は、極上の暇つぶしを しなくてはあかん。人生は誰と出会えるか、その積み重ねでしかないんだよとおっしゃった 。

・・・と。

あなたは、出会って好きになった彼のことで、そしてあなたの家族や相手の家族のこ とで、場合によってはあなた自身の罪悪感で悩むこともたくさんあるだろう。

だが、その悩みが真剣であればあるほど、 深ければ深いほど、実は極上の暇つぶしを している真っ最中なのだ。



うーん、なんか感じるところがある考え方でしたので・・・私も極上の暇つぶしをしている真っ最中か、とか(笑)




これも余談になりますが、先日、私がブログで将棋について書いたので、将棋好きの友人が将棋の奨励会の話をしてくれました。
もうびっくりするほど厳しい世界です。

奨励会には7級~三段までの者が所属しますが、奨励会6級とは、アマチュア棋士四段に相当し、都道府県のトップレベルの実力であり非常に高いレベルです。
三段になると関東、関西を合わせた「三段リーグ」に入り、半年に1回行われる対局でプロとなるための四段を目指し対局を行います。
この三段リーグで上位2名に入ったもののみが四段となり、プロの将棋士になれますが、年に4名という非常に厳しい関門であります。
奨励会には年齢制限が設けられており、23歳の誕生日までに初段、さらに26歳の誕生日までに四段にならなければその時点で強制的に退会となってしまいます。

(奨励会とは?ブログ参照)

だそうです。

全国レベルの強者が集まって奨励会に入っても、四段でプロになるにはさらに厳しい勝ち抜き戦を戦わなくては残れないわけです。



これに比べるわけではありませんが、プロトレーダーの門戸はどうなんだろう。

楽なのか、とも思えるけど、こういうデータが日経新聞に掲載されていました。

主要証券10社(野村、大和など対面大手5社+SBI、楽天などネット大手5社合計)、2014年末

預かり資産額:297兆円(都銀の預金額303兆円)、うち株式170兆円、投信50兆円

証券口座数:2297万口座


だそうです。まあ、口座数にはダブリも相当あるわけですが。

上位の厳しさは将棋の方が厳しいかもしれませんが、裾野の広さは相場が圧倒的です。

2297万口座のうち、プロのトレーダーの数ってどのぐらいなんでしょう。

どのぐらいいるんでしょうかね。

松井証券調べでは、確か3万人ぐらいかと。
別のブログでは1万人とか。

まあ、2万人前後とすると、2000万口座のうち、0.1%がプロに該当します。
1000人に一人なんで、結構いるといえばいます。
ただ、何年も続けている、生活できている、となると、もっと少ないのでしょうね。
1万人もいるのでしょうか。何年もこれで飯食っているプロって。
それでも、多いといえば多いですねえ。
このブログにコメントしてくださっている方もプロの方が結構おられますが・・・

そう考えると、将棋ファンのうちプロの数は非常に限定的なんで、比率からすると将棋が厳しい、って感じでしょうかね。
少なくとも、今の私のように、ウダウダ言って迷っていたら、間違いなく将棋の世界では落ちこぼれ、でしょうかね(笑)


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