最近の相場環境など
2015/09/02 Wed
更新してないけどどうしていたの、と言われましたので、無理やり更新します(笑)
8月は、夏休みもあって更新サボりまくりでした。
今は乱高下していますので、私の仕事を知っている人みんなから、話をすると「この大変な時に・・・」という前置きを言われます(笑)
がが、しかし・・・実は結構暇にしています。理由は後ほど・・・
まあ、営業目的でもないので、気まぐれになりますが、できるだけちょこちょこ更新します。
日々の感想などは、こちらのツイッターで書いたりしていますから、よろしければ見てください。
■5頭の鯨
ボラが激しくなってから、寄り付き近辺で、不可解な値動きが目立つようになってきていることをずっと感じていました。
値動きがどう考えても不自然なんです。
値動きがあまりに不自然なので、寄り付きでは、なかなか上手く乗ることができずにいました。
最初、この原因は、時折ある大きなヘッジファンドのりバランスか何かなのか、と思っていたのですが、毎日続くので、どうもおかしいおかしいと思っていたら、どうやら「鯨」が原因だったようです。
今、株式市場で、鯨と言えば、5頭いる、ということが言われています。
GPIF、共済年金、かんぽ生命、ゆうちょ銀行、そして日本銀行です。
合わせた資産規模は、455兆円。買い余力は28兆円と言われていますから、凄いインパクトです。
ただでさえ寄り付き近辺は、アルゴが逃げているので、ペラペラの板しかありませんから、不自然さが増幅されています。
そう言えば、昔、PKOなる官制相場がありましたが、あの時もひどかったです。
相場には、動くべきポイント、こうあるべき動きという自然な動きが存在しますが、それを覆して、おかしな値動きを演出するのです。
今後も、突っ込んだ場面あたりで、鯨が動くことが想定できるので、それを前提にしないとダメだということが見えました。
彼らがどう動くのかは、これまでの経験から概ねわかっているので、利用する側に回るように修正しないといけません。
このあたりも、臨機応変に対応しないといけないので、本当に、「相場は生き物だ」と思いますね。
ただ、思うのは、いくら買い支えたとしても、リスクオフは、日本の問題ではなく、世界中の問題なので、逃げるための受け皿にされるだけだと思いますよ。
そうなれば、貴重な年金資金とか、毀損させるだけだと思うのですが、どうなんでしょう。
下げるべきところは、支えないで売り切らせないといけないと思うのですがね。
ここは、中国じゃないんだから、官製相場など御免こうむりたいです。
■今の環境認識など
がっつり相場観を持って、勝負した人の中には、相当儲けた人もいるようですし、逆に、大きな損失を出した人も多いようです。
それぞれ悲喜こもごもな昨今です。
私は、というと、鯨のおかげもあって、視界不良に陥っていますから、どちらかというと、今回は、高みの見物に近い状態です。
落ちるはずのところが落ちない、突如としておかしな上げが来る、といった感じで、とにかく凄いやりにくいです。
また、インデックスで振り回すので、全部の株が日経やTOPIXにガッツリ連動しています。
こういう時は、個別株をきちんとやっても、結局は、「先物次第なんでしょ!!」という動きに終始しますから、これもまたものすごくやりにくい原因となっています。
せっかくいい動きになってきたのに、というところで、先物とTOPIXが足を引っ張る・・・何度繰り返されたことか。
そこへさらに鯨が邪魔をする。
これだったら、素直に先物か、レバETFでもやったほうがマシか、とも感じます。
個別株をやる意味、というのは、そもそも、それぞれの株の個性を取る、ということでもありますから、全員が「右向け右、左向け左」をする今の状態は実にやりにくいです。
ということで、乱高下は、当然チャンスなわけですが、今回はちょっと微妙です。
見えればやるけど、今回のように見えなければ無理をしない、というスタンスを守って、普段程度にしか儲からなくても、無傷で逃げている、というのが実感といったところでしょう。
リーマン・ショック時と比較すると、ストン・ストンと落ちていって、売れば儲かるという感じだったリーマン時と比べて、買うにしても、売るにしても、すぐに戻るので、やりにくくて仕方がありません。
市場参加者が大きく変化したことと、鯨が介入していることから、すっぽ抜けするようないい動きがなかなか取れない感じです。
売って利益が出ても、粘っているとすっと戻られてしまう、というような動きになります。
このあたりの対処法を修正できないままに、ここまで来たというのが実感でしょう。
この高ボラ相場がいつまで続くかわかりませんが、今頃、やっと見えてきた感じです。
まあ、見えてきたところで、市場特性はまた変化するのが習わしですから、修正したとて今後もそうなるとは限りませんが(笑)
修正した途端にまた変化するんだよなあ。
しかし、鯨が池を泳ぎまわっている現状では、まだしばらくはこの状態が続くと考えたほうが合理的でしょう。
凄いバイイングパワーを持った鯨が、下で口を開けて待っている、ということは忘れてはいけないようです。
ただ、今は、無理をせず、さっさとトレードを終わって、昼から遊びに行くとか、高みの見物スタンスを持ちながら、対処しようとは思っています。
単純にここから戻る、とか、さらに下げる、ということは、中国の事情やアメリカの引き締めの影響次第ですから、何とも言えません。
相場は、チャートで動くのではなく、ファンダメンタルの変化を受けて動くのですから、当然のことです。
ファンダメンタル次第では、ここから日経平均が1000円安を連発するとか、逆に暴騰するとか、まだどちらも可能性はあるので、両睨みのスタンスに変わりは無いでしょう。
どちらかだと思い込んで、入れ込むと傷を受ける可能性が上がりますから、私の場合は、
いらん相場観を持たない
というスタンスでこれからも行こうと思います。
攻めなければ、勝ちも無いけど、負けもない
最初に、「この大変な時期に・・・」と言われると書きましたが、
何もしなければ、全然大変じゃないですから!!
ただの暇人ですから!!
ってことですよ(笑)
ほとんどが負けている今のような時期に、「単に何もしないから負けていない。」というだけで、上位10%なんです。
そして、
みんなが勝っている時に、一緒に勝つ。
みんなが負けている時には、逃げ出して何もしない。
それだけで、勝ち組なんです。
相場で勝つって、実はそういうものなんですよ。
いつもいつも勝たないといけない、なんてアホな幻想に過ぎません。
相場で勝つコツなんて、こんなところにあるんです。
乱高下している時に、「何かをしなければいけない。」なんて思わないことです。
無傷で逃げられたことだけで、十分ですよ。
ほとんどの投資家がボロボロなんですから。
勝てなくてもいいので、とにかく負けない。
こんなところで死んでたまるか!!
って感じで、傷を負わない、というスタンスで行きます。
よく見えない状態で何となく突っ込んで、負けるほどしょうもない負け方はありません。
動きがいいからと闇雲に振り回しても、消耗するだけですよ。
無鉄砲に攻めて、返り討ちに合うぐらいなら、やらないほうがいいと考えます。
それだったら、美味しいものを食べて、遊んだほうがどれほどマシかわかりません。
相場でちょっと負けたぐらいのもので、どれほど美味いものが食べれるか、と思いますよ。
私は、相場が見えていて、勝算がある時しかやりませんから、逃げるのも仕方がないでしょう。
やらない、逃げる、というのも立派な相場、です。
個人投資家の最大のメリットは、やらなくても誰にも怒られない、ということなんです。
・・・ちょっと違った。嫁からは、「暇そうやな」と嫌味言われるけど(笑)
孫子曰く、
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。いわんや算無きに於てをや。
(勝算が多ければ勝ち、勝算が少なければ勝てない。まして、勝算が無ければ、話にならない。)
せっかく得意の高ボラ相場なのに、もったいない、と思いつつ・・・

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8月は、夏休みもあって更新サボりまくりでした。
今は乱高下していますので、私の仕事を知っている人みんなから、話をすると「この大変な時に・・・」という前置きを言われます(笑)
がが、しかし・・・実は結構暇にしています。理由は後ほど・・・
まあ、営業目的でもないので、気まぐれになりますが、できるだけちょこちょこ更新します。
日々の感想などは、こちらのツイッターで書いたりしていますから、よろしければ見てください。
■5頭の鯨
ボラが激しくなってから、寄り付き近辺で、不可解な値動きが目立つようになってきていることをずっと感じていました。
値動きがどう考えても不自然なんです。
値動きがあまりに不自然なので、寄り付きでは、なかなか上手く乗ることができずにいました。
最初、この原因は、時折ある大きなヘッジファンドのりバランスか何かなのか、と思っていたのですが、毎日続くので、どうもおかしいおかしいと思っていたら、どうやら「鯨」が原因だったようです。
今、株式市場で、鯨と言えば、5頭いる、ということが言われています。
GPIF、共済年金、かんぽ生命、ゆうちょ銀行、そして日本銀行です。
合わせた資産規模は、455兆円。買い余力は28兆円と言われていますから、凄いインパクトです。
ただでさえ寄り付き近辺は、アルゴが逃げているので、ペラペラの板しかありませんから、不自然さが増幅されています。
そう言えば、昔、PKOなる官制相場がありましたが、あの時もひどかったです。
相場には、動くべきポイント、こうあるべき動きという自然な動きが存在しますが、それを覆して、おかしな値動きを演出するのです。
今後も、突っ込んだ場面あたりで、鯨が動くことが想定できるので、それを前提にしないとダメだということが見えました。
彼らがどう動くのかは、これまでの経験から概ねわかっているので、利用する側に回るように修正しないといけません。
このあたりも、臨機応変に対応しないといけないので、本当に、「相場は生き物だ」と思いますね。
ただ、思うのは、いくら買い支えたとしても、リスクオフは、日本の問題ではなく、世界中の問題なので、逃げるための受け皿にされるだけだと思いますよ。
そうなれば、貴重な年金資金とか、毀損させるだけだと思うのですが、どうなんでしょう。
下げるべきところは、支えないで売り切らせないといけないと思うのですがね。
ここは、中国じゃないんだから、官製相場など御免こうむりたいです。
■今の環境認識など
がっつり相場観を持って、勝負した人の中には、相当儲けた人もいるようですし、逆に、大きな損失を出した人も多いようです。
それぞれ悲喜こもごもな昨今です。
私は、というと、鯨のおかげもあって、視界不良に陥っていますから、どちらかというと、今回は、高みの見物に近い状態です。
落ちるはずのところが落ちない、突如としておかしな上げが来る、といった感じで、とにかく凄いやりにくいです。
また、インデックスで振り回すので、全部の株が日経やTOPIXにガッツリ連動しています。
こういう時は、個別株をきちんとやっても、結局は、「先物次第なんでしょ!!」という動きに終始しますから、これもまたものすごくやりにくい原因となっています。
せっかくいい動きになってきたのに、というところで、先物とTOPIXが足を引っ張る・・・何度繰り返されたことか。
そこへさらに鯨が邪魔をする。
これだったら、素直に先物か、レバETFでもやったほうがマシか、とも感じます。
個別株をやる意味、というのは、そもそも、それぞれの株の個性を取る、ということでもありますから、全員が「右向け右、左向け左」をする今の状態は実にやりにくいです。
ということで、乱高下は、当然チャンスなわけですが、今回はちょっと微妙です。
見えればやるけど、今回のように見えなければ無理をしない、というスタンスを守って、普段程度にしか儲からなくても、無傷で逃げている、というのが実感といったところでしょう。
リーマン・ショック時と比較すると、ストン・ストンと落ちていって、売れば儲かるという感じだったリーマン時と比べて、買うにしても、売るにしても、すぐに戻るので、やりにくくて仕方がありません。
市場参加者が大きく変化したことと、鯨が介入していることから、すっぽ抜けするようないい動きがなかなか取れない感じです。
売って利益が出ても、粘っているとすっと戻られてしまう、というような動きになります。
このあたりの対処法を修正できないままに、ここまで来たというのが実感でしょう。
この高ボラ相場がいつまで続くかわかりませんが、今頃、やっと見えてきた感じです。
まあ、見えてきたところで、市場特性はまた変化するのが習わしですから、修正したとて今後もそうなるとは限りませんが(笑)
修正した途端にまた変化するんだよなあ。
しかし、鯨が池を泳ぎまわっている現状では、まだしばらくはこの状態が続くと考えたほうが合理的でしょう。
凄いバイイングパワーを持った鯨が、下で口を開けて待っている、ということは忘れてはいけないようです。
ただ、今は、無理をせず、さっさとトレードを終わって、昼から遊びに行くとか、高みの見物スタンスを持ちながら、対処しようとは思っています。
単純にここから戻る、とか、さらに下げる、ということは、中国の事情やアメリカの引き締めの影響次第ですから、何とも言えません。
相場は、チャートで動くのではなく、ファンダメンタルの変化を受けて動くのですから、当然のことです。
ファンダメンタル次第では、ここから日経平均が1000円安を連発するとか、逆に暴騰するとか、まだどちらも可能性はあるので、両睨みのスタンスに変わりは無いでしょう。
どちらかだと思い込んで、入れ込むと傷を受ける可能性が上がりますから、私の場合は、
いらん相場観を持たない
というスタンスでこれからも行こうと思います。
攻めなければ、勝ちも無いけど、負けもない
最初に、「この大変な時期に・・・」と言われると書きましたが、
何もしなければ、全然大変じゃないですから!!
ただの暇人ですから!!
ってことですよ(笑)
ほとんどが負けている今のような時期に、「単に何もしないから負けていない。」というだけで、上位10%なんです。
そして、
みんなが勝っている時に、一緒に勝つ。
みんなが負けている時には、逃げ出して何もしない。
それだけで、勝ち組なんです。
相場で勝つって、実はそういうものなんですよ。
いつもいつも勝たないといけない、なんてアホな幻想に過ぎません。
相場で勝つコツなんて、こんなところにあるんです。
乱高下している時に、「何かをしなければいけない。」なんて思わないことです。
無傷で逃げられたことだけで、十分ですよ。
ほとんどの投資家がボロボロなんですから。
勝てなくてもいいので、とにかく負けない。
こんなところで死んでたまるか!!
って感じで、傷を負わない、というスタンスで行きます。
よく見えない状態で何となく突っ込んで、負けるほどしょうもない負け方はありません。
動きがいいからと闇雲に振り回しても、消耗するだけですよ。
無鉄砲に攻めて、返り討ちに合うぐらいなら、やらないほうがいいと考えます。
それだったら、美味しいものを食べて、遊んだほうがどれほどマシかわかりません。
相場でちょっと負けたぐらいのもので、どれほど美味いものが食べれるか、と思いますよ。
私は、相場が見えていて、勝算がある時しかやりませんから、逃げるのも仕方がないでしょう。
やらない、逃げる、というのも立派な相場、です。
個人投資家の最大のメリットは、やらなくても誰にも怒られない、ということなんです。
・・・ちょっと違った。嫁からは、「暇そうやな」と嫌味言われるけど(笑)
孫子曰く、
算多きは勝ち、算少なきは勝たず。いわんや算無きに於てをや。
(勝算が多ければ勝ち、勝算が少なければ勝てない。まして、勝算が無ければ、話にならない。)
せっかく得意の高ボラ相場なのに、もったいない、と思いつつ・・・

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