職人魂
2015/10/04 Sun
ツイッターのフォロワー数が1000名を超えました。フォローしてくださっているみなさんありがとうございます。
私もみなさんのツイート大いに参考にさせてもらっています。
まだツイッタービギナーの範囲なんで、大したことも書けていませんが、少し慣れてきているので、マーケットについてのこととか、こちらのブログとは違ったリアルなものを時々書いていくつもりです。
ツイッター未体験の方、トレードにおいては、情報ソースとしては強力な武器になると思いますよ。
有名トレーダーをはじめとして、他の大勢のトレーダーさんが、今、何を見て、どう感じて、どのようにトレードしているのか、リアルタイムで垣間見ることができる、というのはツイッターならではの威力だとやって思いました。
最近は、ボロボロにやられている、という悲惨なものが結構多いのですが、これもまた参考に(笑)
こちらの記事を参考に一度始められてはいかがでしょうか。
Twitter事始め
さて、先日、京都にある「たいちろうや」というちょっと高級な居酒屋さんに行ってきました。

どの料理とて、美味しくて、それを実現しているのが、ご主人の食に対する情熱ということがよくわかるお店です。
カウンターで、ご主人と話をしながら食べたので、より実感できましたが、特に感じたのは、どの食材についても、こだわりがあって、季節、産地、旬、調理方法など、うんちくがあるわけです。
特に、産地と旬に対するこだわりは「お主、やるな!」と思わせるものでした。
鱧については、私は、知らなかったのですが、瀬戸内海産よりも、韓国産の方が高いということ。何故なら、油の乗りが違うそうなのです。
そういった、食材の話は、私も興味深々ですから、とても楽しい一時でした。
おいしければそれでいい、という人もいるでしょうけど、私は、こういう食材や料理に対するこだわりを聞くのがとても好きなタイプですから、お話していてもとても楽しくて、時間をわすれる一時でした。
まあ、私の性格からして、このブログを読めばおわかりのとおりでしょう(笑)
ご主人とは、少し話をすればわかりますが、とにかく料理が好き、美味しいものを作りたい、という情熱が感じられます。
そして、その熱い気持ちが料理に入ってくるように、料理の旨さに直結しているのです。
こういう「美味いものを出すお店」で、料理人が、料理にこだわっていないお店には、行ったことがありません。
これだけは、はっきりしています。
どの店のご主人も、料理のことを話しだすと、もう止まらない、というぐらいイキイキと自分のこだわりを話してくれるのです。
私は、そういう話がとても好きですから、色々質問して、話が尽きなくなります。
職人とは、こうあるべき、という思いをビンビン受けて、美味しい料理を堪能できました。
そういえば、前に行ったそば屋さんも、「どんだけそばが好きやねん!!」というご主人の圧力をビンビン感じながら、うやうやしくそばを食べた思い出が(笑)
好きこそものの上手なれ、という名言がありますが、上手になるのは、まず入り口においては、その対象物が好きではないと、やはりどうにもならない、と思います。
お金のため、仕方なしに料理を作っているけど、本当は料理なんて大して好きでもないんだよな。
儲かりゃそれでいいんで、料理なんてどうでもいい、ただの金儲けの手段でしかないよ。
そういう料理人から、上手い料理がいただけるのか、どんなに才能があっても、それでは上手い料理は作れないと思います。
ましてや、
レシピさえわかれば、料理なんて簡単だ。簡単に金儲けできる。
だから、レシピだけ教えてくれればいいから。
などと考えている料理人の料理など、御免被りたいものです(笑)
単なるお金儲けの手段だけで、料理を考えているのなら、やめた方がいいのかもしれません。
結局、上手く行かなくて、失敗の道を辿ることが見えているからです。
情熱を持って、料理を作っている人にそういう人が勝てるとはとても思えません。
前にも、こちらの記事で紹介した、「ふたり・・・しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」という料理人のNHKでやっていた番組ですが、これも私は何度も何度も見ては感動するものですが、本当に、料理に賭ける情熱が半端ないです。
まだ、徳島の「青柳」でペーペーだった時代に、奥田さんは、毎晩、山本さんの部屋を訪れたそうです。
「また来た、今日も来た、寝ようよみたいな・・・決意も覚悟も相当のところでこの男も来てるんだなと・・」
昨日は、塩、今日は包丁について、と毎日語り合う二人。
話せば話すほど、日本料理の奥深さにのめり込んでいく。
そんなある晩、奥田さんは、日本料理について、次のように語った。
「燃えさかる火山の中に日本料理という風船が落ちようとしたら、僕は迷わず飛び込む」
山本さんも応じた、
「日本料理は僕の命、そこに風船があれば、僕も命をかけて取りに行く」
週一回の店の休日、奥田さんは、子どもたちと遊びながらも、頭の中から、料理と山本さんのことが離れることはない。
「やっぱ、ずぅーっと意識してるんでしょうね。彼も今、何の夢を見ているかわかんないですけれど、起きた瞬間から、料理のことを考えていることは間違いないんですよ。山本だったらどうするんだろうとか、自分でいろんなことを考えるんですけど、彼だったらこうするんだろうなとか、必ず出てきますよね。」
一方の山本さん、仕事以外の時間も常に料理のことだけを考えている。
番組のラストは、明け方まで熱く料理談義を交わす二人のシーンで終わりました。
とにかく、番組がもう熱くて熱くて、やけどしそうでした(笑)
私は、この熱をもらうために、何度も繰返し見ています。
もう、仕事とか、金儲けの手段だとか、そういうものを超越していますね。
料理こそが自分の全て、命そのもの、というほどのめり込んでいるわけですから、これで失敗するほうが難しい(笑)
さらに重要なことがあります。
こうやって、のめり込むほど好きなことをして、それを仕事にできて、それで暮らしていけること!!
私の出会った素晴らしい料理人のみなさんは、みんな、料理の話をイキイキとされていました。
料理道
を邁進されておられました。
彼らにとっては、仕事とは手段ではなく、目的なんですよ。
お金を払ってでも料理がしたい
そういう人たちなのです。
それに、自分の作った料理で、お客さんにも喜んでもらえる。
美味しかったよ、素晴らしかったよ!!
自分がそもそも嬉しくて嬉しくて、そして、回りも喜んでくれて!!
世のため人のためにもなっている・・・喜びですねえ。羨ましい。
素晴らしいです。
素晴らしい人生だと思います。
とにかく、本当に好きなんだなあ、っていうオーラーがびしばし飛んできて、その熱気でこちらまで熱くなって(笑)
今では、二人共に、ミシュラン3つ。
こんな二人が、下手な料理を出すはずがありません。
最後に、こっちの世界をちょっとだけ・・・
お金を払ってやっている人多数(笑)

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私もみなさんのツイート大いに参考にさせてもらっています。
まだツイッタービギナーの範囲なんで、大したことも書けていませんが、少し慣れてきているので、マーケットについてのこととか、こちらのブログとは違ったリアルなものを時々書いていくつもりです。
ツイッター未体験の方、トレードにおいては、情報ソースとしては強力な武器になると思いますよ。
有名トレーダーをはじめとして、他の大勢のトレーダーさんが、今、何を見て、どう感じて、どのようにトレードしているのか、リアルタイムで垣間見ることができる、というのはツイッターならではの威力だとやって思いました。
最近は、ボロボロにやられている、という悲惨なものが結構多いのですが、これもまた参考に(笑)
こちらの記事を参考に一度始められてはいかがでしょうか。
Twitter事始め
さて、先日、京都にある「たいちろうや」というちょっと高級な居酒屋さんに行ってきました。

どの料理とて、美味しくて、それを実現しているのが、ご主人の食に対する情熱ということがよくわかるお店です。
カウンターで、ご主人と話をしながら食べたので、より実感できましたが、特に感じたのは、どの食材についても、こだわりがあって、季節、産地、旬、調理方法など、うんちくがあるわけです。
特に、産地と旬に対するこだわりは「お主、やるな!」と思わせるものでした。
鱧については、私は、知らなかったのですが、瀬戸内海産よりも、韓国産の方が高いということ。何故なら、油の乗りが違うそうなのです。
そういった、食材の話は、私も興味深々ですから、とても楽しい一時でした。
おいしければそれでいい、という人もいるでしょうけど、私は、こういう食材や料理に対するこだわりを聞くのがとても好きなタイプですから、お話していてもとても楽しくて、時間をわすれる一時でした。
まあ、私の性格からして、このブログを読めばおわかりのとおりでしょう(笑)
ご主人とは、少し話をすればわかりますが、とにかく料理が好き、美味しいものを作りたい、という情熱が感じられます。
そして、その熱い気持ちが料理に入ってくるように、料理の旨さに直結しているのです。
こういう「美味いものを出すお店」で、料理人が、料理にこだわっていないお店には、行ったことがありません。
これだけは、はっきりしています。
どの店のご主人も、料理のことを話しだすと、もう止まらない、というぐらいイキイキと自分のこだわりを話してくれるのです。
私は、そういう話がとても好きですから、色々質問して、話が尽きなくなります。
職人とは、こうあるべき、という思いをビンビン受けて、美味しい料理を堪能できました。
そういえば、前に行ったそば屋さんも、「どんだけそばが好きやねん!!」というご主人の圧力をビンビン感じながら、うやうやしくそばを食べた思い出が(笑)
好きこそものの上手なれ、という名言がありますが、上手になるのは、まず入り口においては、その対象物が好きではないと、やはりどうにもならない、と思います。
お金のため、仕方なしに料理を作っているけど、本当は料理なんて大して好きでもないんだよな。
儲かりゃそれでいいんで、料理なんてどうでもいい、ただの金儲けの手段でしかないよ。
そういう料理人から、上手い料理がいただけるのか、どんなに才能があっても、それでは上手い料理は作れないと思います。
ましてや、
レシピさえわかれば、料理なんて簡単だ。簡単に金儲けできる。
だから、レシピだけ教えてくれればいいから。
などと考えている料理人の料理など、御免被りたいものです(笑)
単なるお金儲けの手段だけで、料理を考えているのなら、やめた方がいいのかもしれません。
結局、上手く行かなくて、失敗の道を辿ることが見えているからです。
情熱を持って、料理を作っている人にそういう人が勝てるとはとても思えません。
前にも、こちらの記事で紹介した、「ふたり・・・しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」という料理人のNHKでやっていた番組ですが、これも私は何度も何度も見ては感動するものですが、本当に、料理に賭ける情熱が半端ないです。
まだ、徳島の「青柳」でペーペーだった時代に、奥田さんは、毎晩、山本さんの部屋を訪れたそうです。
「また来た、今日も来た、寝ようよみたいな・・・決意も覚悟も相当のところでこの男も来てるんだなと・・」
昨日は、塩、今日は包丁について、と毎日語り合う二人。
話せば話すほど、日本料理の奥深さにのめり込んでいく。
そんなある晩、奥田さんは、日本料理について、次のように語った。
「燃えさかる火山の中に日本料理という風船が落ちようとしたら、僕は迷わず飛び込む」
山本さんも応じた、
「日本料理は僕の命、そこに風船があれば、僕も命をかけて取りに行く」
週一回の店の休日、奥田さんは、子どもたちと遊びながらも、頭の中から、料理と山本さんのことが離れることはない。
「やっぱ、ずぅーっと意識してるんでしょうね。彼も今、何の夢を見ているかわかんないですけれど、起きた瞬間から、料理のことを考えていることは間違いないんですよ。山本だったらどうするんだろうとか、自分でいろんなことを考えるんですけど、彼だったらこうするんだろうなとか、必ず出てきますよね。」
一方の山本さん、仕事以外の時間も常に料理のことだけを考えている。
番組のラストは、明け方まで熱く料理談義を交わす二人のシーンで終わりました。
とにかく、番組がもう熱くて熱くて、やけどしそうでした(笑)
私は、この熱をもらうために、何度も繰返し見ています。
もう、仕事とか、金儲けの手段だとか、そういうものを超越していますね。
料理こそが自分の全て、命そのもの、というほどのめり込んでいるわけですから、これで失敗するほうが難しい(笑)
さらに重要なことがあります。
こうやって、のめり込むほど好きなことをして、それを仕事にできて、それで暮らしていけること!!
私の出会った素晴らしい料理人のみなさんは、みんな、料理の話をイキイキとされていました。
料理道
を邁進されておられました。
彼らにとっては、仕事とは手段ではなく、目的なんですよ。
お金を払ってでも料理がしたい
そういう人たちなのです。
それに、自分の作った料理で、お客さんにも喜んでもらえる。
美味しかったよ、素晴らしかったよ!!
自分がそもそも嬉しくて嬉しくて、そして、回りも喜んでくれて!!
世のため人のためにもなっている・・・喜びですねえ。羨ましい。
素晴らしいです。
素晴らしい人生だと思います。
とにかく、本当に好きなんだなあ、っていうオーラーがびしばし飛んできて、その熱気でこちらまで熱くなって(笑)
今では、二人共に、ミシュラン3つ。
こんな二人が、下手な料理を出すはずがありません。
最後に、こっちの世界をちょっとだけ・・・
お金を払ってやっている人多数(笑)

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