勝ち方探しの旅の歩き方
2016/05/29 Sun
長々とご無沙汰していました。
ご無沙汰の間も、多くのコメント、多くの拍手、ありがとうございました。
約1名、更新まだか、広告出たじゃないか、とのお叱りも頂きました。お待たせしてすみませんm(_ _)m
今朝、家の前にトンボがとまっていました。もうそんな季節なんですねえ。

さて、記事をしっかり書こうとして、逆に記事を書くのが面倒くさくなった、ということがあったので、もっとライト感覚、コメント感覚で短く要点を得た記事を書いて行こうと思います。
あまり長いと読む方も大変だと思いますし・・・と言いつつ、今日は重要事項でもあるので、またじっくり書いてしまって最長かもというぐらいに長くなってしまいました。いつも長文にお付き合いさせてしまってすみません、一応気にしてます(笑)
ということで、ご質問を受けていると、じっくりと書いてみたいテーマが見えてくることが多いのですが、今回もその一つです。
投資系のブログを夜な夜な徘徊している熱心な方のほとんどは、ご自分でも投資しておられて、ある目的を持って見ておられるかたがほとんどだと思います。
その目的とは、
どうしたら勝てるようになるのか、そのヒントが欲しい。
というものなのは間違いありません。
私とて、何か参考になるものはないか、という気持は持っていますから、その気持はよくわかります。
さらには、頑張ってもなかなか勝てるようにならない、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みを持っておられるかたも大勢おられることはわかります。
コメント欄にも、3年目になって、なかなか勝てないのだけど、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みが寄せられていました。
こういう何かを参考にできれば、という思いの方の思いを寄せられるのが、
勝っている人の書いていることを参考にしたらいいのではないか。
ということでしょう。
さらに、
勝っている、といっても、「早く、そして大きく勝っているほと価値がある」
と思うのは自然な流れとなります。
その考えの流れで、
早く、そして大きく勝っている人と同じことをすれば自分も同じように、早く大きく勝てるようになる
という結論にたどり着くのは、必然とも言えるほど自然の流れでしょう。
そうすると、
早く大きく勝っている人の具体的なやり方を知って、真似したい
そういうロジックにたどり着くことになります。
こうして、色んな「早く大きく勝っている人」のやり方を探ろう、という長い長い旅が始まります。
このロジックの前提には、
同じレシピなら、同じ答えが出るはずだ
という暗黙の了解があります。
さて、このロジックの旅に出た旅人には、幾つかの問題が出てくることは、この旅を長く経験した人ならご存知のことと思いますが、この旅の初心者の方もおられますから、旅のガイドを少々書いておきます。
まず、何故かアルアルなんですが、
10万円から始めて、1年(から3年)で1億円にした
というフレーズがやたら多くないですか(笑)
何故かスタートは10万円なんです・・不思議ですねえ。
そしてゴールは1億円から3億円。
そして、スピードは、1~3年。
これが、何故か最多価格帯なんですね。
先ほど書いたように、旅人たちの「早く大きく勝っている人」というニーズに合致し、かつ、自分でも始められる金額の10万円がスタートで、ゴールが目的に沿っている、という最適なものがここになるんだろう、って思います。
儲けの金額 = 信頼性の証
ということは確かにあるんでしょう。
できるだけ短期間に、そして小さな資金から大きく、というみんなの(?)要望に答えている、ということもあります。
「9万円を1年で12万円にした私の方法」とか「9000万円を1年で1億円にした戦略」とかには誰も興味を示さないでしょう(笑)
「1万円を1年で1万3000円にした脅威の年率30%私のFX!!」とか、無視だろうな(笑)
しかし、ここでその「信頼性」「再現性」には、実は幾つかの旅の落とし穴とでも言うべき問題が潜んでいるので、そこに切り込んでみましょう。
■第一関門・・・そもそも儲けが本当かどうか
これはわかりませんね。
私とて、胡散臭いなあ、という匂いぐらいならわかりますが、匂いだけですよ。
コメント欄でも、ウソかどうか教えて欲しい、という言及もありましたが、そもそも、ネット上では何でもありですし、マスコミが書いたとて煽って落としてを繰り返していること、を思えば、何が本当で何が偽物かなど、言っていることをじっくり読んでこそ見えるかもしれませんが、金額だけで判断することなどとてもできません。
果たしてそれは本当のことなんだろうか?
10万円を1年で1億円に、という定型句は怪しいのか?
そもそも、何のために金額を書いているだろうか。
淡々と日誌として書いておられる素直な方がおられる一方で、何かの目的を持って信じさせようとしている人、虚言癖がある人、アフィリや商材の価値を高めようとしている人、など様々な目的があります。
私が意外だったのは、世の中には、虚言癖がある人がそれなりにいる、ってことでした。特に目的などないんです。ただの「癖」なんです。
悪意の代表者といえば、昔、仕手情報を教える電話情報屋というのが人気があって、それは結局は、先に自分が仕込んだ銘柄を情報として煽っておいて自分はそこで売り抜ける、という古典的な「詐欺的情報屋」がいっぱいありました。
こういう悪意のものも多い世界ですから、取捨選択は難しいですね。
結局、多くを当たって、当たって砕けろ、が現実なのかもしれません。
この第一関門のクリアすら、結構難しいのですが、次の関門もまた難関です。
しかも、第二関門以降では、儲けたのがウソか本当か、などどうでもよいぐらい見分ける難易度が高いし、一般にはほとんど意識すらされていないけれど、実は重大問題が潜んでいるんです。
■第二関門・・・運と必然性
書いている金額が本当だとして次の関門です。
それは、
運と必然性
です。
というのは、そもそも何が実力で何がそうでないのかは、本人すらわからないことが多いのがこの投資の世界だからです。
何故そうなるのか、というと、
投資というのは、短期的には、「運」がほとんど左右する、という世界だからです。
つまりは、結果論がまかり通るのがこの投資の世界だってことなんです。
短期的というのは、月足レベルで一相場が終わるまでなので、場合によっては数年という単位も含みます。
ストップ高を持ち越せば何でもあり!!
というような相場が数ヶ月も続くことがあるんです。
ここが他の世界と大きく違うものなのですが、ここをわかっていない人が多すぎます。
なので、アベノミクスや新興バブルといった環境に、恐れもリスクも知らないやんちゃ坊主がそこへ乗っかれば、一気にカリスマ投資家が誕生してしまうのがこの世界なんです。
そこに嘘はありませんが、本人にとっても、回りにとっても、勘違いが起きてしまいます。
ウソはそのうちバレますが、むしろ問題になるのは、この勘違いの方だと思います。
こちらは、確信犯なだけに、質が悪いんです。
そして、多くのカリスマは、一相場終われば泡のように消えていく、ということも、私の経験しただけでも、何度も何度も繰り返されています。
これは、昭和の時代から延々と繰り返されていることで、何も目新しいことなどありません。
とにかくバブル時には、
大きくやったもの勝ち
なんです。
なんだかんだと理屈や小手先の手法が原因だと本人も思っているかもしれませんが、基本は、ガンガンどれだけ攻めれたか、にかかっています。
昭和のバブル時にも、ネットバブル時にも、色々手法を言われていましたが、結局は、下げても買い、上げても買い、何でも買い、で、フルスロットルをどれだけ維持してチキンレースに臨めたか、が結果の差となりました(笑)
このチキンレースの参加者の多くが、岸壁からのジャンプにも付き合ったことは言うまでもありませんが・・・(汗)
昭和時代のカリスマは、数十億、数百億、というのは当たり前でした。
数千億ということもあったと思います。
今とは、数桁違います。
有名どころでは、是川銀蔵という名前を聞いたことがある人も多いと思いますが、そういう人たちでした。
また、当時は、カリスマ財テク企業というのもあって、その代表の阪和興業という会社が為替で数百億円の大儲けをした、ということもありました。
当時もバブル時ですから「大きくやったもの勝ち」の時代でした。
しかし、昭和時代のカリスマは、昭和のバブル終焉とともに、多くが借金を残して泡のように消えていきました。
当時は、みんなで1億円達成、というサークルも存在しました・・・詳しくは言いませんが(笑)
ネットバブル時も華やかでした。
少数は生き残っている人もいますが、殆どは壊滅的末路を辿ったと聞いています。
そういえば、当時も、何故か「10万円を1年間で1億円に!!」というフレーズが流行りでしたねえ。やはりここには何かある(笑)
昭和の時代も、ネットバブル時代も、その時代においては、それぞれのカリスマが存在し、そのトレード戦略を真似しようと多くの投資家が群がっていて、講演会、本、セミナー、情報商材と、もうみんなが必死で追いかけていました。
まあ、私も恥ずかしながら、私もその一人であったわけですが、何か?(笑)
カリスマと同じようにすれば、同じように億万長者になれるんだ、というのは、昭和の時代から全く変わらないロジックなのですが・・・
カリスマの真似をした人たちの多くは、カリスマが登った時期にはやらないで(というかのし上がった時期は無名なので)、転落した時だけ一緒に落下した、という笑えない結末が待っていました・・・(笑)
アメリカでも同じようなことが起きていて、LTCMという知能集団が立ち上げたファンドがカリスマとしてもてはやされた時(既に儲け出して何年も経過して実績を積んだ)、投資銀行を始めとして、多くの機関投資家、ヘッジファンドが「具体的やり方を猿真似して」同じマーケットに突撃しました。
結果として起きたのは、LTCMの崩壊で、FRBが火消ししないと収まらない事態を招いたのです。
結局、真似した投資家は、損失のみを被る事態となったことは記憶に新しいところです。
相場巧者と言われるヘッジファンドですらそんなものなのです。
時代を考えず、具体的やり方さえ猿真似すれば同じように儲かる、という愚かな考えを持って臨んだ投資家たちの悲劇でした。
このような悲劇は、いくら書いても書ききれないほどの歴史的事実を積み重ねています。
全ては、時代の寵児を追いかけた悲劇でした。
今、是川銀蔵氏のトレード戦略や阪和興業の真似をしたい、LTCMの投資戦略を教えてほしい、という人は、ただの一人もいないでしょう。
当時は、あれだけみんなから崇拝され、追い掛け回されていたにも関わらず・・・です。
今では、過去の時代の寵児として、懐メロとして、昔のアイドルとして、天地真理として、の存在でしかありません(笑)
ここで考えてもらいたいのは、もし相場が永遠に変わらない、一度手に入れれば一生食える「投資手法」なるものが存在するのなら、是川銀蔵手法でよくないですか。阪和興業手法でよくないですか。
「勝っている人の手法で勝てる」のなら、それは時代を超越するのだから、懐メロバンザイになりませんか。
私は、相場は変化すると考えていますから、時代の流行り廃れが常に存在すると信じています。というより、そういう現実を見続けています。
歴史的視点とは、こういう歴史を俯瞰する目だと思うのです。
このように歴史を紐解いて、考えていけば、
今の最先端とて、将来にはただの懐メロなんです。そうやってずっと相場は変化し続けているのです。
それとも、今だけは特別なか。今の最先端だけは将来もずっと有効なのでしょうか。
当然「運も実力のうち」とも言いますし、もちろん時代に乗れたのはいいことです。
また、最初は運であっても、時間の経過とともに実力が伴うケースもあります。
最初は運だったとしても、実力がつけば、相場の怖さを知っておとなしくなりますし、利益を守る方法をわかってくる人も大勢います。
さらに言うと、歴史的風雪に耐えた本質的なもの、ももちろんあります。
ただし、そういう歴史的本質は、流行り廃れの外に存在するものだと思います。
多くは、時代の寵児として、泡のように消えてきたのです。
さて、歴史を俯瞰すると、こういうことが現実なのだということは理解しておくべきだと思います。
つまり、結果論がまかり通っている部分が存在するのだ、という認識です。
宝くじを当てた人が書いた「宝くじの当て方・・・私はこれで3億円を当てた必勝法!!」をありがたがって読んでいるのと同じではないか、という疑念です。
統計的に考えれば、2000万投資家と言われているのですから、その中から当たりくじを引く人は絶対に存在するってことなんです。
ある時点での相場の利益というのは、そもそもテンポラリーなものなんです。
それがゴールでは決してありません。
時代時代で、浮いては消え、浮いては消え、を繰り返している、時代の寵児が繰り返されているという事実があって、当時はみんなもてはやされて、カリスマだったわけです。
ネット上では、天国と地獄を往復している人ほど、その金額の大きさでもてはやされている傾向が強いですが、面白さと、その強烈なリスク許容度こそ参考になりますが、読み物以上に参考になるとは私には思えません。
また、ポルシェを買って、フェラーリを乗り回して、とみんな同じようなことをするわけです・・・はい、一部僻みです(笑)
こういう歴史的事実から見えてくるものは、
いくら儲けた、ということだけを「物差し」にして、崇拝し、追いかけることのそもそもの是非というものが、こういう歴史的事実を見ればあると私は思うのです。
■第三関門・・・素質
ここは絶望的な話になります。
つまり、
早いスピードで儲けた額を基準にして、その人のやり方を真似をしよう・・というのが追っかけのそもそもの目的なんですが、
そういう儲けが、その人の素質によるものであった場合、誰も真似などできません。
はっきり言って身も蓋もないことですが、これは事実です。
相場には、歴然として素質が左右します。
これが、ミス・ユニバースなら素質の存在は誰にでもわかりますが、投資の世界でも明らかに素質というものが存在します。
そこには、ウソでも運でもない素質という壁が存在するのですから、いくら頑張ってその人についていっても、得られるものは少ないです。
というより、いくら真似しようとしても、真似できない、参考にできないんです。
特に、カリスマという人たちが持っていて、凡人には無い特性は、リスク許容度の大きさ=修羅場を乗りきれる胆力、だと思います。
これは、大物相場師と呼ばれる人が持つ特性で、ほぼ天性のものです。凡人は簡単に身につけることはできません。
ちょっと違いますが、胆力というよりも、経験が少なく、恐れを知らず、若さ故の力強さ、つまり猪突猛進型ということがあるかもしれません。
こういった猪突猛進タイプの人が、バブルにぶち当たった時、カリスマとして一気に天国に登りつめることになります。
「早く大きく儲ける」ということは、みんなが熱望するポイントなのですが、真似しようとしても、その理由のかなりがこの素質であるところの「胆力もしくは猪突猛進」&「バブルという環境」が組み合わさった時に起きる現象なんです。
しかも、数万人がスタートすれば、登れる人もいる、という統計的な現象というおまけ付きです。
素質は真似できませんし、バブル相場も、誰かが儲けた後なら、もう宴も終わった後です。宝くじも誰かは当たります。
素質と運が重なった結果なら、どうやったところでそれを真似することなどできません。
実に残念ですが、これが多くの場合の実態です。
それを真似しようとして多くの大衆投資家が群がる現象が繰り返されるわけです。目指しているのは、あなただけではありません(笑)
こういう特性の無い一般人が、真似をしても同じ道は無理ですし、ましてや人が儲けた後の宴の終わりに参加しても、もう終わりです。
一方で、この胆力や恐れ知らずというのは、諸刃の剣で、これがあるから逆風では壊滅する原因にもなるわけです。
よく聞くのが、短期間に2億円作ってゼロにした人を見て、「自分だったら2億円儲けたらやめるけどな!!」って会話です(笑)
しかし、それは全くの見当違いです。
2億円でやめられないからこそ短期間で2億円を作れたのです。
それだけのリスクを取ったからこその裏表なんですよ。
カジノで当たったら全部次、次、次、とできる肝が必要なんです。

この太極マークの如く世の出来事には、何もかも裏表があるものなんです。いいところ取りなどできないんです。
私は、特別な素質の無い普通の人ですから、こういう素質の差というものを過去から何度も実感して(つまり自分が劣っているということを思い知らされて)悔しい思いをしているからよくわかるんです。
いくら努力したって、追いつけない素質の差というものはこの世界には間違いなく存在します。
やり方で勝てる、と思っている人にとっては、こういうことを読んでも、
いや、その勝っている人と同じやり方なら同じ答えが出るはずだ!!
と主張すると思います。
これは、
レシピさえ手に入れれば、調理人の腕など関係ない
という理屈なんですが、果たしてそうなのか、という疑問です。
精々、是川銀蔵さんや阪和興業の真似をしてください(笑)
私のこれまでの経験からは、やはり素質はあります。
素質のある人のマネなど普通の人には絶対にできません。
ミス・ユニバースのマネをして優勝するほど難しい、ということと同じです(笑)
このように見てくると、短期に大きく儲けたといっても、
そもそも本物か、本物であっても運と素質が原因じゃないか。
となると、それを真似しようとする大勢の投資家のほとんどが結果を出せない理由が見えてきます。
一方、レアですが、この3つの難しい関門をクリアして、真似できる先人に辿りつけた人は、実に幸運な人でしょう。
ネット上を徘徊している人の多くは、未だ到達できない極地に辿りつけたということだからです。
ここまで読むと、何か「じゃあ、真似っていうのもダメってことか?」ということになりますが、難しい中でも次のようなコツの部分はあるので、最後に書いておきます。
■多くを当たる
初心者がその人が言っている内容で吟味しろ、と言われても、無理があるので、どうしても、いくら稼いだかを「物差し」にせざるを得ない、という難しさはどうしても残ります。
その中で、多くを当たりながら、目利きを養う、ということは、やはり必要なんだろうな、って思います。
色々と見ていったり、セミナーに行ったり、本を読んだり、商材を買ったり、そうやって多くにあたっていくと、次第に多くの共通項というものに気がつくと思います。
そういった
共通項
というのは、本質であることが多いです。
例えば、損切りについて。
なかなか難しいという人も多いですが、では、「損切りしない」ということで、この先やっていけるのか、「損切りしなくてよい」というマスターがいたのか、と考えてみたときに、自ずと答えが出るのだと思います。
多くに当たるということは、これもダメだった、あれもダメだった、ということになるので、効率性がはなはだ悪いわけですが、そう一足飛びには行かないのはどんな世界でも同じでしょう。
ここで、誰かすでにわかっている人から、本当に参考になる本やセミナー、商材などがあれば教えて欲しい、と思うかもしれませんが、次に書くことがまた関門になってきます。
そして、多くを当たることによって、次の書くことにもつながってきます。
■人それぞれ違う
これは、この記事のポイントでもあり、結論めいた部分でもあるのですが、どういうことか、というと、先ほど書いたように、
そもそも人には素質が存在する
ということです。
これは、何も「相場でガンガン勝てるという究極の素質」だけではありません。
人には、得意不得意という素質がそもそもあるのです。
ミス・ユニバースだから頭もいい、ということではない、ってことです(笑)
そこに相関関係はありません。
ある特殊な分野で得意科目があった、ってことであって、全てに優れているということではないんです。
それぞれの得意分野とは、トレードにおいては、
反射神経に優れている人、記憶力がいい人、我慢強い人、などなどです。
そして、全部を兼ね備えている人はほとんどいません。
ほとんどの人は、
反射神経はそこそこだけど、我慢が足りない
とか、
鈍いんだけど、コツコツ我慢ができる
など、人は、いい面と悪い面、長所と欠点を両方持っているものです。
この個人差は、実はものすごく大きいです。
本人が思っている以上に、この個人差というのは、歴然としていることが多く、ほとんどの場合、個々の項目で他人と比較したことがないから、わかりづらいですが、本当に人それぞれ大きく違います。
人は自己中心でものを見ますから、自分ができることは当たり前で、出来ないことも当たり前、と思っていることが多いのですが、結構自分ができても人にはできない、ということが多くあるものなんです。逆もしかりです。
実は、この個人差ということが、トレードにおいてものすごく影響するんです。
そして、いいところが何もない、と自分では思っていても、意外な素質を持っている人がほとんどです。
忘れられがちなのが、「コツコツ努力できる人」「我慢強い人」です。これは、トレードにおいてかなりの素質だと私は思っています。
何もかもダメ、という人は、何もかもが優れている、という人と同じくらいレアな存在だと私は思います。
何が言いたいのか、というと、
そういう自分の得意なところを活かしたやり方をしないと、なかなか相場は上手く行かない
ってことなんです。
「自分なりの相場を見つけなさい。」
ということは聞いたことがあると思いますが、その理由はこういうことなんです。
これは、先ほど書いたように、個人差というのが想像以上に大きいからなんです。
私は、多くの人と投資ということにおいて接していますが、本当にここは強調できます。
反射神経が鈍くて、運転が下手、ゲームが苦手、という人に、スキャ的短期売買はやはり無理があるんです。
逆に、じっくりと粘ることが苦手な人は、利益を伸ばすことが難しいです。
リスク許容度が低ければ、デイトレでコツコツが向いているかもしれません。
自分に向いていないことは、いくら頑張っても、それで上手く行く可能性は低いのが現実です。
私がデイトレを始めた頃、すごく勝っているある友人がやっていることを教えてもらって、やろうとしたのですが、どうしても自分にはできませんでした。
レシピは全部教えてもらっているのに、どうして自分にはできないのか、当時は全く理解できずに落ち込んだことがありましたが、今ではよくわかります。
逆に、私ができることは、彼にはできないのです。
というよりも、プロの友人は大勢いますが、
みんなやっていることが違う
ということが何を意味しているのか、ってことです。
レシピさえわかれば、それで勝てる
と思っている人は多いですが、
それだったら・・・と私は思いますね。
これは余談になりますが、究極のレシピは存在しないのか、と問われれば、それは存在します。
矛盾するじゃねえか、と思われるかもしませんが、その存在条件は、ほぼ誰も気がつかない隙間にひっそりと存在します。
だから、それを追いかけても、到達できる困難さは海岸でダイヤの原石を見つけるほどの困難さでしょう。
しかも、厄介なことに、そういった究極のレシピほど、有効期限が短いのが普通です。
一例を上げれば、昔、「持株会を利用した戦略」があって、やれば勝てる戦略でした。これを自分で見つけた時には究極のレシピだと思いました。しかし、ある日突然破綻しました。アホがネット上でバラした瞬間でした。
究極のレシピは、脆くて儚い陽炎のようなものです。なので、次々に発掘しなければなりません。
ヒントとして、そういうものはテクニカル分析にはありません。
なので、そういうものがちょっと探せば、ちょっとテクニカルをいじれば見つかるようなものなら、私のブログなど必要ありませんよ(笑)
だから、私は別の道をお勧めしているのです。
余談でした。。。
私とて、ガンガン勝っている人の真似をしたい、自分よりスマートに勝っている人と同じことをしたい・・・でも、私には私の限界があり、私のできる範囲というものが厳然として存在するのです。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子)
相場の勉強ももちろん大事ですが、そもそも自分のことをしっかりと理解しておくことは本当に大事なんです。
相場で勝ちたいという人はみんなですが、その中で自分のことを理解しようとしている人はほんとに少ないと思います。
勝ち方を探すほんのちょっとした時間を、自分のことを理解する時間に当てるだけで、見えることが多いと思うのです。
真似をする、ということは、もちろんアリです。
特に最初は無手勝流だと効率が悪くて大変でしょう。
ただ、自分に合っているかどうか、これはみなさんが思っているよりもすごく重要なことだと私は思います。

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ご無沙汰の間も、多くのコメント、多くの拍手、ありがとうございました。
約1名、更新まだか、広告出たじゃないか、とのお叱りも頂きました。お待たせしてすみませんm(_ _)m
今朝、家の前にトンボがとまっていました。もうそんな季節なんですねえ。

さて、記事をしっかり書こうとして、逆に記事を書くのが面倒くさくなった、ということがあったので、もっとライト感覚、コメント感覚で短く要点を得た記事を書いて行こうと思います。
あまり長いと読む方も大変だと思いますし・・・と言いつつ、今日は重要事項でもあるので、またじっくり書いてしまって最長かもというぐらいに長くなってしまいました。いつも長文にお付き合いさせてしまってすみません、一応気にしてます(笑)
ということで、ご質問を受けていると、じっくりと書いてみたいテーマが見えてくることが多いのですが、今回もその一つです。
投資系のブログを夜な夜な徘徊している熱心な方のほとんどは、ご自分でも投資しておられて、ある目的を持って見ておられるかたがほとんどだと思います。
その目的とは、
どうしたら勝てるようになるのか、そのヒントが欲しい。
というものなのは間違いありません。
私とて、何か参考になるものはないか、という気持は持っていますから、その気持はよくわかります。
さらには、頑張ってもなかなか勝てるようにならない、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みを持っておられるかたも大勢おられることはわかります。
コメント欄にも、3年目になって、なかなか勝てないのだけど、どうしたらいいのだろう、という切実なお悩みが寄せられていました。
こういう何かを参考にできれば、という思いの方の思いを寄せられるのが、
勝っている人の書いていることを参考にしたらいいのではないか。
ということでしょう。
さらに、
勝っている、といっても、「早く、そして大きく勝っているほと価値がある」
と思うのは自然な流れとなります。
その考えの流れで、
早く、そして大きく勝っている人と同じことをすれば自分も同じように、早く大きく勝てるようになる
という結論にたどり着くのは、必然とも言えるほど自然の流れでしょう。
そうすると、
早く大きく勝っている人の具体的なやり方を知って、真似したい
そういうロジックにたどり着くことになります。
こうして、色んな「早く大きく勝っている人」のやり方を探ろう、という長い長い旅が始まります。
このロジックの前提には、
同じレシピなら、同じ答えが出るはずだ
という暗黙の了解があります。
さて、このロジックの旅に出た旅人には、幾つかの問題が出てくることは、この旅を長く経験した人ならご存知のことと思いますが、この旅の初心者の方もおられますから、旅のガイドを少々書いておきます。
まず、何故かアルアルなんですが、
10万円から始めて、1年(から3年)で1億円にした
というフレーズがやたら多くないですか(笑)
何故かスタートは10万円なんです・・不思議ですねえ。
そしてゴールは1億円から3億円。
そして、スピードは、1~3年。
これが、何故か最多価格帯なんですね。
先ほど書いたように、旅人たちの「早く大きく勝っている人」というニーズに合致し、かつ、自分でも始められる金額の10万円がスタートで、ゴールが目的に沿っている、という最適なものがここになるんだろう、って思います。
儲けの金額 = 信頼性の証
ということは確かにあるんでしょう。
できるだけ短期間に、そして小さな資金から大きく、というみんなの(?)要望に答えている、ということもあります。
「9万円を1年で12万円にした私の方法」とか「9000万円を1年で1億円にした戦略」とかには誰も興味を示さないでしょう(笑)
「1万円を1年で1万3000円にした脅威の年率30%私のFX!!」とか、無視だろうな(笑)
しかし、ここでその「信頼性」「再現性」には、実は幾つかの旅の落とし穴とでも言うべき問題が潜んでいるので、そこに切り込んでみましょう。
■第一関門・・・そもそも儲けが本当かどうか
これはわかりませんね。
私とて、胡散臭いなあ、という匂いぐらいならわかりますが、匂いだけですよ。
コメント欄でも、ウソかどうか教えて欲しい、という言及もありましたが、そもそも、ネット上では何でもありですし、マスコミが書いたとて煽って落としてを繰り返していること、を思えば、何が本当で何が偽物かなど、言っていることをじっくり読んでこそ見えるかもしれませんが、金額だけで判断することなどとてもできません。
果たしてそれは本当のことなんだろうか?
10万円を1年で1億円に、という定型句は怪しいのか?
そもそも、何のために金額を書いているだろうか。
淡々と日誌として書いておられる素直な方がおられる一方で、何かの目的を持って信じさせようとしている人、虚言癖がある人、アフィリや商材の価値を高めようとしている人、など様々な目的があります。
私が意外だったのは、世の中には、虚言癖がある人がそれなりにいる、ってことでした。特に目的などないんです。ただの「癖」なんです。
悪意の代表者といえば、昔、仕手情報を教える電話情報屋というのが人気があって、それは結局は、先に自分が仕込んだ銘柄を情報として煽っておいて自分はそこで売り抜ける、という古典的な「詐欺的情報屋」がいっぱいありました。
こういう悪意のものも多い世界ですから、取捨選択は難しいですね。
結局、多くを当たって、当たって砕けろ、が現実なのかもしれません。
この第一関門のクリアすら、結構難しいのですが、次の関門もまた難関です。
しかも、第二関門以降では、儲けたのがウソか本当か、などどうでもよいぐらい見分ける難易度が高いし、一般にはほとんど意識すらされていないけれど、実は重大問題が潜んでいるんです。
■第二関門・・・運と必然性
書いている金額が本当だとして次の関門です。
それは、
運と必然性
です。
というのは、そもそも何が実力で何がそうでないのかは、本人すらわからないことが多いのがこの投資の世界だからです。
何故そうなるのか、というと、
投資というのは、短期的には、「運」がほとんど左右する、という世界だからです。
つまりは、結果論がまかり通るのがこの投資の世界だってことなんです。
短期的というのは、月足レベルで一相場が終わるまでなので、場合によっては数年という単位も含みます。
ストップ高を持ち越せば何でもあり!!
というような相場が数ヶ月も続くことがあるんです。
ここが他の世界と大きく違うものなのですが、ここをわかっていない人が多すぎます。
なので、アベノミクスや新興バブルといった環境に、恐れもリスクも知らないやんちゃ坊主がそこへ乗っかれば、一気にカリスマ投資家が誕生してしまうのがこの世界なんです。
そこに嘘はありませんが、本人にとっても、回りにとっても、勘違いが起きてしまいます。
ウソはそのうちバレますが、むしろ問題になるのは、この勘違いの方だと思います。
こちらは、確信犯なだけに、質が悪いんです。
そして、多くのカリスマは、一相場終われば泡のように消えていく、ということも、私の経験しただけでも、何度も何度も繰り返されています。
これは、昭和の時代から延々と繰り返されていることで、何も目新しいことなどありません。
とにかくバブル時には、
大きくやったもの勝ち
なんです。
なんだかんだと理屈や小手先の手法が原因だと本人も思っているかもしれませんが、基本は、ガンガンどれだけ攻めれたか、にかかっています。
昭和のバブル時にも、ネットバブル時にも、色々手法を言われていましたが、結局は、下げても買い、上げても買い、何でも買い、で、フルスロットルをどれだけ維持してチキンレースに臨めたか、が結果の差となりました(笑)
このチキンレースの参加者の多くが、岸壁からのジャンプにも付き合ったことは言うまでもありませんが・・・(汗)
昭和時代のカリスマは、数十億、数百億、というのは当たり前でした。
数千億ということもあったと思います。
今とは、数桁違います。
有名どころでは、是川銀蔵という名前を聞いたことがある人も多いと思いますが、そういう人たちでした。
また、当時は、カリスマ財テク企業というのもあって、その代表の阪和興業という会社が為替で数百億円の大儲けをした、ということもありました。
当時もバブル時ですから「大きくやったもの勝ち」の時代でした。
しかし、昭和時代のカリスマは、昭和のバブル終焉とともに、多くが借金を残して泡のように消えていきました。
当時は、みんなで1億円達成、というサークルも存在しました・・・詳しくは言いませんが(笑)
ネットバブル時も華やかでした。
少数は生き残っている人もいますが、殆どは壊滅的末路を辿ったと聞いています。
そういえば、当時も、何故か「10万円を1年間で1億円に!!」というフレーズが流行りでしたねえ。やはりここには何かある(笑)
昭和の時代も、ネットバブル時代も、その時代においては、それぞれのカリスマが存在し、そのトレード戦略を真似しようと多くの投資家が群がっていて、講演会、本、セミナー、情報商材と、もうみんなが必死で追いかけていました。
まあ、私も恥ずかしながら、私もその一人であったわけですが、何か?(笑)
カリスマと同じようにすれば、同じように億万長者になれるんだ、というのは、昭和の時代から全く変わらないロジックなのですが・・・
カリスマの真似をした人たちの多くは、カリスマが登った時期にはやらないで(というかのし上がった時期は無名なので)、転落した時だけ一緒に落下した、という笑えない結末が待っていました・・・(笑)
アメリカでも同じようなことが起きていて、LTCMという知能集団が立ち上げたファンドがカリスマとしてもてはやされた時(既に儲け出して何年も経過して実績を積んだ)、投資銀行を始めとして、多くの機関投資家、ヘッジファンドが「具体的やり方を猿真似して」同じマーケットに突撃しました。
結果として起きたのは、LTCMの崩壊で、FRBが火消ししないと収まらない事態を招いたのです。
結局、真似した投資家は、損失のみを被る事態となったことは記憶に新しいところです。
相場巧者と言われるヘッジファンドですらそんなものなのです。
時代を考えず、具体的やり方さえ猿真似すれば同じように儲かる、という愚かな考えを持って臨んだ投資家たちの悲劇でした。
このような悲劇は、いくら書いても書ききれないほどの歴史的事実を積み重ねています。
全ては、時代の寵児を追いかけた悲劇でした。
今、是川銀蔵氏のトレード戦略や阪和興業の真似をしたい、LTCMの投資戦略を教えてほしい、という人は、ただの一人もいないでしょう。
当時は、あれだけみんなから崇拝され、追い掛け回されていたにも関わらず・・・です。
今では、過去の時代の寵児として、懐メロとして、昔のアイドルとして、天地真理として、の存在でしかありません(笑)
ここで考えてもらいたいのは、もし相場が永遠に変わらない、一度手に入れれば一生食える「投資手法」なるものが存在するのなら、是川銀蔵手法でよくないですか。阪和興業手法でよくないですか。
「勝っている人の手法で勝てる」のなら、それは時代を超越するのだから、懐メロバンザイになりませんか。
私は、相場は変化すると考えていますから、時代の流行り廃れが常に存在すると信じています。というより、そういう現実を見続けています。
歴史的視点とは、こういう歴史を俯瞰する目だと思うのです。
このように歴史を紐解いて、考えていけば、
今の最先端とて、将来にはただの懐メロなんです。そうやってずっと相場は変化し続けているのです。
それとも、今だけは特別なか。今の最先端だけは将来もずっと有効なのでしょうか。
当然「運も実力のうち」とも言いますし、もちろん時代に乗れたのはいいことです。
また、最初は運であっても、時間の経過とともに実力が伴うケースもあります。
最初は運だったとしても、実力がつけば、相場の怖さを知っておとなしくなりますし、利益を守る方法をわかってくる人も大勢います。
さらに言うと、歴史的風雪に耐えた本質的なもの、ももちろんあります。
ただし、そういう歴史的本質は、流行り廃れの外に存在するものだと思います。
多くは、時代の寵児として、泡のように消えてきたのです。
さて、歴史を俯瞰すると、こういうことが現実なのだということは理解しておくべきだと思います。
つまり、結果論がまかり通っている部分が存在するのだ、という認識です。
宝くじを当てた人が書いた「宝くじの当て方・・・私はこれで3億円を当てた必勝法!!」をありがたがって読んでいるのと同じではないか、という疑念です。
統計的に考えれば、2000万投資家と言われているのですから、その中から当たりくじを引く人は絶対に存在するってことなんです。
ある時点での相場の利益というのは、そもそもテンポラリーなものなんです。
それがゴールでは決してありません。
時代時代で、浮いては消え、浮いては消え、を繰り返している、時代の寵児が繰り返されているという事実があって、当時はみんなもてはやされて、カリスマだったわけです。
ネット上では、天国と地獄を往復している人ほど、その金額の大きさでもてはやされている傾向が強いですが、面白さと、その強烈なリスク許容度こそ参考になりますが、読み物以上に参考になるとは私には思えません。
また、ポルシェを買って、フェラーリを乗り回して、とみんな同じようなことをするわけです・・・はい、一部僻みです(笑)
こういう歴史的事実から見えてくるものは、
いくら儲けた、ということだけを「物差し」にして、崇拝し、追いかけることのそもそもの是非というものが、こういう歴史的事実を見ればあると私は思うのです。
■第三関門・・・素質
ここは絶望的な話になります。
つまり、
早いスピードで儲けた額を基準にして、その人のやり方を真似をしよう・・というのが追っかけのそもそもの目的なんですが、
そういう儲けが、その人の素質によるものであった場合、誰も真似などできません。
はっきり言って身も蓋もないことですが、これは事実です。
相場には、歴然として素質が左右します。
これが、ミス・ユニバースなら素質の存在は誰にでもわかりますが、投資の世界でも明らかに素質というものが存在します。
そこには、ウソでも運でもない素質という壁が存在するのですから、いくら頑張ってその人についていっても、得られるものは少ないです。
というより、いくら真似しようとしても、真似できない、参考にできないんです。
特に、カリスマという人たちが持っていて、凡人には無い特性は、リスク許容度の大きさ=修羅場を乗りきれる胆力、だと思います。
これは、大物相場師と呼ばれる人が持つ特性で、ほぼ天性のものです。凡人は簡単に身につけることはできません。
ちょっと違いますが、胆力というよりも、経験が少なく、恐れを知らず、若さ故の力強さ、つまり猪突猛進型ということがあるかもしれません。
こういった猪突猛進タイプの人が、バブルにぶち当たった時、カリスマとして一気に天国に登りつめることになります。
「早く大きく儲ける」ということは、みんなが熱望するポイントなのですが、真似しようとしても、その理由のかなりがこの素質であるところの「胆力もしくは猪突猛進」&「バブルという環境」が組み合わさった時に起きる現象なんです。
しかも、数万人がスタートすれば、登れる人もいる、という統計的な現象というおまけ付きです。
素質は真似できませんし、バブル相場も、誰かが儲けた後なら、もう宴も終わった後です。宝くじも誰かは当たります。
素質と運が重なった結果なら、どうやったところでそれを真似することなどできません。
実に残念ですが、これが多くの場合の実態です。
それを真似しようとして多くの大衆投資家が群がる現象が繰り返されるわけです。目指しているのは、あなただけではありません(笑)
こういう特性の無い一般人が、真似をしても同じ道は無理ですし、ましてや人が儲けた後の宴の終わりに参加しても、もう終わりです。
一方で、この胆力や恐れ知らずというのは、諸刃の剣で、これがあるから逆風では壊滅する原因にもなるわけです。
よく聞くのが、短期間に2億円作ってゼロにした人を見て、「自分だったら2億円儲けたらやめるけどな!!」って会話です(笑)
しかし、それは全くの見当違いです。
2億円でやめられないからこそ短期間で2億円を作れたのです。
それだけのリスクを取ったからこその裏表なんですよ。
カジノで当たったら全部次、次、次、とできる肝が必要なんです。

この太極マークの如く世の出来事には、何もかも裏表があるものなんです。いいところ取りなどできないんです。
私は、特別な素質の無い普通の人ですから、こういう素質の差というものを過去から何度も実感して(つまり自分が劣っているということを思い知らされて)悔しい思いをしているからよくわかるんです。
いくら努力したって、追いつけない素質の差というものはこの世界には間違いなく存在します。
やり方で勝てる、と思っている人にとっては、こういうことを読んでも、
いや、その勝っている人と同じやり方なら同じ答えが出るはずだ!!
と主張すると思います。
これは、
レシピさえ手に入れれば、調理人の腕など関係ない
という理屈なんですが、果たしてそうなのか、という疑問です。
精々、是川銀蔵さんや阪和興業の真似をしてください(笑)
私のこれまでの経験からは、やはり素質はあります。
素質のある人のマネなど普通の人には絶対にできません。
ミス・ユニバースのマネをして優勝するほど難しい、ということと同じです(笑)
このように見てくると、短期に大きく儲けたといっても、
そもそも本物か、本物であっても運と素質が原因じゃないか。
となると、それを真似しようとする大勢の投資家のほとんどが結果を出せない理由が見えてきます。
一方、レアですが、この3つの難しい関門をクリアして、真似できる先人に辿りつけた人は、実に幸運な人でしょう。
ネット上を徘徊している人の多くは、未だ到達できない極地に辿りつけたということだからです。
ここまで読むと、何か「じゃあ、真似っていうのもダメってことか?」ということになりますが、難しい中でも次のようなコツの部分はあるので、最後に書いておきます。
■多くを当たる
初心者がその人が言っている内容で吟味しろ、と言われても、無理があるので、どうしても、いくら稼いだかを「物差し」にせざるを得ない、という難しさはどうしても残ります。
その中で、多くを当たりながら、目利きを養う、ということは、やはり必要なんだろうな、って思います。
色々と見ていったり、セミナーに行ったり、本を読んだり、商材を買ったり、そうやって多くにあたっていくと、次第に多くの共通項というものに気がつくと思います。
そういった
共通項
というのは、本質であることが多いです。
例えば、損切りについて。
なかなか難しいという人も多いですが、では、「損切りしない」ということで、この先やっていけるのか、「損切りしなくてよい」というマスターがいたのか、と考えてみたときに、自ずと答えが出るのだと思います。
多くに当たるということは、これもダメだった、あれもダメだった、ということになるので、効率性がはなはだ悪いわけですが、そう一足飛びには行かないのはどんな世界でも同じでしょう。
ここで、誰かすでにわかっている人から、本当に参考になる本やセミナー、商材などがあれば教えて欲しい、と思うかもしれませんが、次に書くことがまた関門になってきます。
そして、多くを当たることによって、次の書くことにもつながってきます。
■人それぞれ違う
これは、この記事のポイントでもあり、結論めいた部分でもあるのですが、どういうことか、というと、先ほど書いたように、
そもそも人には素質が存在する
ということです。
これは、何も「相場でガンガン勝てるという究極の素質」だけではありません。
人には、得意不得意という素質がそもそもあるのです。
ミス・ユニバースだから頭もいい、ということではない、ってことです(笑)
そこに相関関係はありません。
ある特殊な分野で得意科目があった、ってことであって、全てに優れているということではないんです。
それぞれの得意分野とは、トレードにおいては、
反射神経に優れている人、記憶力がいい人、我慢強い人、などなどです。
そして、全部を兼ね備えている人はほとんどいません。
ほとんどの人は、
反射神経はそこそこだけど、我慢が足りない
とか、
鈍いんだけど、コツコツ我慢ができる
など、人は、いい面と悪い面、長所と欠点を両方持っているものです。
この個人差は、実はものすごく大きいです。
本人が思っている以上に、この個人差というのは、歴然としていることが多く、ほとんどの場合、個々の項目で他人と比較したことがないから、わかりづらいですが、本当に人それぞれ大きく違います。
人は自己中心でものを見ますから、自分ができることは当たり前で、出来ないことも当たり前、と思っていることが多いのですが、結構自分ができても人にはできない、ということが多くあるものなんです。逆もしかりです。
実は、この個人差ということが、トレードにおいてものすごく影響するんです。
そして、いいところが何もない、と自分では思っていても、意外な素質を持っている人がほとんどです。
忘れられがちなのが、「コツコツ努力できる人」「我慢強い人」です。これは、トレードにおいてかなりの素質だと私は思っています。
何もかもダメ、という人は、何もかもが優れている、という人と同じくらいレアな存在だと私は思います。
何が言いたいのか、というと、
そういう自分の得意なところを活かしたやり方をしないと、なかなか相場は上手く行かない
ってことなんです。
「自分なりの相場を見つけなさい。」
ということは聞いたことがあると思いますが、その理由はこういうことなんです。
これは、先ほど書いたように、個人差というのが想像以上に大きいからなんです。
私は、多くの人と投資ということにおいて接していますが、本当にここは強調できます。
反射神経が鈍くて、運転が下手、ゲームが苦手、という人に、スキャ的短期売買はやはり無理があるんです。
逆に、じっくりと粘ることが苦手な人は、利益を伸ばすことが難しいです。
リスク許容度が低ければ、デイトレでコツコツが向いているかもしれません。
自分に向いていないことは、いくら頑張っても、それで上手く行く可能性は低いのが現実です。
私がデイトレを始めた頃、すごく勝っているある友人がやっていることを教えてもらって、やろうとしたのですが、どうしても自分にはできませんでした。
レシピは全部教えてもらっているのに、どうして自分にはできないのか、当時は全く理解できずに落ち込んだことがありましたが、今ではよくわかります。
逆に、私ができることは、彼にはできないのです。
というよりも、プロの友人は大勢いますが、
みんなやっていることが違う
ということが何を意味しているのか、ってことです。
レシピさえわかれば、それで勝てる
と思っている人は多いですが、
それだったら・・・と私は思いますね。
これは余談になりますが、究極のレシピは存在しないのか、と問われれば、それは存在します。
矛盾するじゃねえか、と思われるかもしませんが、その存在条件は、ほぼ誰も気がつかない隙間にひっそりと存在します。
だから、それを追いかけても、到達できる困難さは海岸でダイヤの原石を見つけるほどの困難さでしょう。
しかも、厄介なことに、そういった究極のレシピほど、有効期限が短いのが普通です。
一例を上げれば、昔、「持株会を利用した戦略」があって、やれば勝てる戦略でした。これを自分で見つけた時には究極のレシピだと思いました。しかし、ある日突然破綻しました。アホがネット上でバラした瞬間でした。
究極のレシピは、脆くて儚い陽炎のようなものです。なので、次々に発掘しなければなりません。
ヒントとして、そういうものはテクニカル分析にはありません。
なので、そういうものがちょっと探せば、ちょっとテクニカルをいじれば見つかるようなものなら、私のブログなど必要ありませんよ(笑)
だから、私は別の道をお勧めしているのです。
余談でした。。。
私とて、ガンガン勝っている人の真似をしたい、自分よりスマートに勝っている人と同じことをしたい・・・でも、私には私の限界があり、私のできる範囲というものが厳然として存在するのです。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子)
相場の勉強ももちろん大事ですが、そもそも自分のことをしっかりと理解しておくことは本当に大事なんです。
相場で勝ちたいという人はみんなですが、その中で自分のことを理解しようとしている人はほんとに少ないと思います。
勝ち方を探すほんのちょっとした時間を、自分のことを理解する時間に当てるだけで、見えることが多いと思うのです。
真似をする、ということは、もちろんアリです。
特に最初は無手勝流だと効率が悪くて大変でしょう。
ただ、自分に合っているかどうか、これはみなさんが思っているよりもすごく重要なことだと私は思います。

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