苦しい時期の過ごし方
2016/10/10 Mon
マインドフルネスって最近地味に話題になっていますが、ご存知ですか。
新瞑想法マインドフルネス
これは、ヨガなどの瞑想法から宗教色を除いたものなんです。
アメリカのグーグルなどハイテク企業でも会社として取り入れて成果を上げているということでした。
100%今を味わう生き方
私は、呼吸法をやっていたりするので、こういうことには興味があるわけですが、これは誰でもができる瞑想法で、心が乱れたり、ストレスを感じたりした時に非常に有効なことが科学的に証明されており、理屈っぽい人でも入りやすいのじゃないかと思います。
トレード時など、ストレスを感じて、迷走してしまった時に、瞑想すれば。。。(笑)
人が思っている以上に、ストレスによる悪影響は心理的、肉体的に非常に大きいんですね。
これは、トレード時においても非常に悪影響を及ぼします。
なので、そのまま放置していれば、体調が悪くなったり、心理的に不安定になったりということが起きますので、自分から積極的に自分の心に働きかける何かをしないと、心に雑草が生えたまま荒れ野のようになってしまうわけです。
トレード時に、自爆して負ける原因の多くは、心の乱れなわけですから、如何にして自分の心をコントロールするのか、というのは、非常に重要なわけなんです。
これは、普通の人が考えている以上にものすごく重要度は高いです。
そういうことなので、心に何も働きかけをしていない人と、心をコントロールする何かを心がけている人の差は結構大きいんです。
マインドフルネスは、その心への積極的な働きかけ、という意味で、非常に有効なんじゃないか、そう思いましたので、ご紹介しておきます。
さて、環境認識なんですが、テクニカル的には今年3月に見ていたことの延長線上になります。
相場観を持つのなら
ということで、とりあえずテクニカルから見る今の景色を載せておきます。

TOPIXは、今年年初、どどど、っと下げて、そこから大勢的には保ち合いに入りました。
特にここ数ヶ月は酷い状態で、小さな保ち合いに終始しています。
トレーダーを殺すには、上げでも下げでもなく、動かなければそれでよい、ということなんですが、正にそんな感じですね。
3月と違って「ここが底だからと焦って買おうとしている人」はもういないと思いますが、大きな流れが転換するのは、そう簡単ではありませんね。

一方で、ドル円なんですが、TOPIXに遅れて下げたわけですが、TOPIXが下げ止まった3月以降も下げ基調が続き、ついに6月には100円を割る事態となりました。
これは、まさかの展開となりました。
大勢のFXトレーダーが粘りに粘っていたのですが、さすがに100円割れでは、強制ロスカットも多かったように聞いています。
私の知人も例に漏れず、追証を何度か入れて粘りに粘った末に、100円で散りました。
この両者の値動きの違いは、年初、米国のFRBによる利上げ観測からドル円が粘り、リスクオフから株が下げたという展開だったものが、年央からは、利上げ観測の後退があったことにより、ドル円の売りが加速した一方で、TOPIXは、リスクオフが和らいだことに加えて日銀のETF買いが相当効いたということかもしれません。
特にここ数ヶ月は、下がれば日銀買いが入り、上がれば外人売りが出る、ということで、膠着感が一層強まってきています。
ということで、結果、TOPIXもドル円も方向性がなく、膠着感が強まっている、という現状です。
私の知る範囲では、ここ数ヶ月、好調だというトレーダーは少ないんじゃないかと思います。
動きが鈍く、出来高が細っているような現状では、無理しても、やられるだけ、ということが多く、ひたすらに、
忍
のいち字で耐える展開が続くわけです。
ここで、無理して、自爆する、というのが一番愚かな選択なので、じっと我慢の日々を続ける、というのが、流れに乗ろうとするトレーダーならば正しい選択なんだろう、そう思うわけです。
トレーダーの選択肢としては、買う、売る、待つ、という3つの選択肢があるわけで、特に、待つということは重要なことなのですね。
こういう膠着状態が続けば続くほど、我慢ができなくて、自爆する人が相次ぐわけですが、この我慢大会を制することが勝ち残るためには、結構大きなことなのです。
もちろんそれぞれ得意不得意相場がありますが、膠着が得意だ、という人はほとんどいませんから、ここは待つことを優先するしかありません。
では、いつ終わるのか。
答えは永遠ではありません(笑)
大きなイベントしては、いよいよ来月の大統領選挙なのですが、そこへ向けてどうなるのか。
ただ、下がれば日銀買い、上がれば外人売り、の相場が続く限り、なかなかこの膠着から抜け出すのは難しそうな気配です。
日銀がいらんことさえしなければ、しっかりと下げてくれて、そこからのリバウンドも狙えるところなんですが、下手に買い支えが入ると、それすら消えてしまいます。
こういう膠着相場は過去にもあったわけですが、こういう時期が一番苦しい時期じゃないかと感じます。
もちろん個別ではいい動きをするものもあるわけですから、それを選別すればよい、ということかもしれませんが、そう簡単でもないんですね。
下手に動いているものに飛びつけば、それが罠になって一気に反転、というのがこういう時期には多いんです。
いい時期と同じことをしても、この時期勝てない、どうしてだろう、と思っている人も多いと思いますが、環境が違うんですよ。
環境が違えば、同じ値動きであっても、その後の確率や伸びが全く違ってきます。
やり方を主に考えている人は、ここが見えないので、次々に飛びついては爆死を繰り返す、ということをやってしまいがちなんですね。
何をやっても上手くいく時期というのがある一方で、何をやってもダメという時期があるわけです。
大間のマグロ漁師で名人の方が次のように言っておられました。
「マグロが釣れないっていっても、自分が悪いんじゃない。マグロ様が決めることだから、どうしようもない。」
これは、一見すると開き直りと取られるかもしれませんが、そうではなく、環境変化を受け止めるための心のあり方だと私は思っています。
相場で取れない、となると、どうしても焦ってくるわけです。
特に専業だと、生活に関わってくるので、心理的にも追い詰められてくるわけなんですね。
何とかして取ってやろう、毎日利益をなんとか出さないといけない、そういう思い込みがどうしてもあるわけです。
そうなると、どうしても
無理をして取ろうとする
ことになる。
やり方が間違ってるんじゃないか。腕が落ちたんじゃないか。そういう疑心暗鬼になってくるんです。
そして、自分は、実は取れない投資家になってしまったんじゃないか。
結果から見れば、全然なので、次第に焦燥感が募ってきても仕方がありません。
特に、やり方ありきで考えている人は間違いなく自分の方法に疑心暗鬼に成ります。
特に、カリスマブログなどで、取った取ったなどと書かれると、自分も取らなくてはと思っています。
本当は自分は自分なんですよね。でも人が取っているのを見ると焦ってしまう。
こうして、
やったこともないような方法を試してみたり、ごく一部で動いているものに、無理して飛びついてみたり、とにかく焦りから無理をするようになるんです。
そうして、無理をするから、自爆する、という悪循環が始まります。
取れないから、といって、腕が鈍ったわけでも、目利きがダメになったわけでもありません。
マグロが来なければ、どんなに腕のいい漁師でも、マグロを釣ることなどできないのだ
そういう名人の一見すると開き直りとも取れる心のあり方が必要な場面もあるわけです。
マグロのいない海で、いくら走り回ったとて、焦って必死になったとて、マグロは絶対に釣れない、ってことなんです。
専業が破綻する大きな原因は、焦りによる自滅がほとんどだと思います。
腕が鈍ったわけでもない、目利きに失敗したわけでもない、それでも取れない。
そういう時期は必ずあります。
そういうことがあるのだ、とわかっておくことは非常に重要なんです。
取れないのは、自分が悪いんじゃない。
取れないこともある、そういう割り切りというか、理解をしておくこと、開き直ること、それが大事だ、ってこともあるということなんですね。
自滅が原因なのだから、本当は防げる損失なんですよ。
とにかく、
こういう時期に無理をして自爆する、それが一番愚かな行為なわけです。
そもそも、相場で大負けするのは、やり方が間違ったんじゃなくて、自爆がほとんどなんです。
そして、トレーダーで最も差がつくのは、こういう取るのが難しい時期、なんですね。
苦しい時期をどう過ごすのかで大きな差が出ます。
ここの難しい時期をどうやり過ごせるのか、ドローを出さずに逃げ切れるか、これによるわけです。
のんびり瞑想でもしてればいい、ってことかもしれませんよ!!

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新瞑想法マインドフルネス
これは、ヨガなどの瞑想法から宗教色を除いたものなんです。
アメリカのグーグルなどハイテク企業でも会社として取り入れて成果を上げているということでした。
100%今を味わう生き方
私は、呼吸法をやっていたりするので、こういうことには興味があるわけですが、これは誰でもができる瞑想法で、心が乱れたり、ストレスを感じたりした時に非常に有効なことが科学的に証明されており、理屈っぽい人でも入りやすいのじゃないかと思います。
トレード時など、ストレスを感じて、迷走してしまった時に、瞑想すれば。。。(笑)
人が思っている以上に、ストレスによる悪影響は心理的、肉体的に非常に大きいんですね。
これは、トレード時においても非常に悪影響を及ぼします。
なので、そのまま放置していれば、体調が悪くなったり、心理的に不安定になったりということが起きますので、自分から積極的に自分の心に働きかける何かをしないと、心に雑草が生えたまま荒れ野のようになってしまうわけです。
トレード時に、自爆して負ける原因の多くは、心の乱れなわけですから、如何にして自分の心をコントロールするのか、というのは、非常に重要なわけなんです。
これは、普通の人が考えている以上にものすごく重要度は高いです。
そういうことなので、心に何も働きかけをしていない人と、心をコントロールする何かを心がけている人の差は結構大きいんです。
マインドフルネスは、その心への積極的な働きかけ、という意味で、非常に有効なんじゃないか、そう思いましたので、ご紹介しておきます。
さて、環境認識なんですが、テクニカル的には今年3月に見ていたことの延長線上になります。
相場観を持つのなら
ということで、とりあえずテクニカルから見る今の景色を載せておきます。

TOPIXは、今年年初、どどど、っと下げて、そこから大勢的には保ち合いに入りました。
特にここ数ヶ月は酷い状態で、小さな保ち合いに終始しています。
トレーダーを殺すには、上げでも下げでもなく、動かなければそれでよい、ということなんですが、正にそんな感じですね。
3月と違って「ここが底だからと焦って買おうとしている人」はもういないと思いますが、大きな流れが転換するのは、そう簡単ではありませんね。

一方で、ドル円なんですが、TOPIXに遅れて下げたわけですが、TOPIXが下げ止まった3月以降も下げ基調が続き、ついに6月には100円を割る事態となりました。
これは、まさかの展開となりました。
大勢のFXトレーダーが粘りに粘っていたのですが、さすがに100円割れでは、強制ロスカットも多かったように聞いています。
私の知人も例に漏れず、追証を何度か入れて粘りに粘った末に、100円で散りました。
この両者の値動きの違いは、年初、米国のFRBによる利上げ観測からドル円が粘り、リスクオフから株が下げたという展開だったものが、年央からは、利上げ観測の後退があったことにより、ドル円の売りが加速した一方で、TOPIXは、リスクオフが和らいだことに加えて日銀のETF買いが相当効いたということかもしれません。
特にここ数ヶ月は、下がれば日銀買いが入り、上がれば外人売りが出る、ということで、膠着感が一層強まってきています。
ということで、結果、TOPIXもドル円も方向性がなく、膠着感が強まっている、という現状です。
私の知る範囲では、ここ数ヶ月、好調だというトレーダーは少ないんじゃないかと思います。
動きが鈍く、出来高が細っているような現状では、無理しても、やられるだけ、ということが多く、ひたすらに、
忍
のいち字で耐える展開が続くわけです。
ここで、無理して、自爆する、というのが一番愚かな選択なので、じっと我慢の日々を続ける、というのが、流れに乗ろうとするトレーダーならば正しい選択なんだろう、そう思うわけです。
トレーダーの選択肢としては、買う、売る、待つ、という3つの選択肢があるわけで、特に、待つということは重要なことなのですね。
こういう膠着状態が続けば続くほど、我慢ができなくて、自爆する人が相次ぐわけですが、この我慢大会を制することが勝ち残るためには、結構大きなことなのです。
もちろんそれぞれ得意不得意相場がありますが、膠着が得意だ、という人はほとんどいませんから、ここは待つことを優先するしかありません。
では、いつ終わるのか。
答えは永遠ではありません(笑)
大きなイベントしては、いよいよ来月の大統領選挙なのですが、そこへ向けてどうなるのか。
ただ、下がれば日銀買い、上がれば外人売り、の相場が続く限り、なかなかこの膠着から抜け出すのは難しそうな気配です。
日銀がいらんことさえしなければ、しっかりと下げてくれて、そこからのリバウンドも狙えるところなんですが、下手に買い支えが入ると、それすら消えてしまいます。
こういう膠着相場は過去にもあったわけですが、こういう時期が一番苦しい時期じゃないかと感じます。
もちろん個別ではいい動きをするものもあるわけですから、それを選別すればよい、ということかもしれませんが、そう簡単でもないんですね。
下手に動いているものに飛びつけば、それが罠になって一気に反転、というのがこういう時期には多いんです。
いい時期と同じことをしても、この時期勝てない、どうしてだろう、と思っている人も多いと思いますが、環境が違うんですよ。
環境が違えば、同じ値動きであっても、その後の確率や伸びが全く違ってきます。
やり方を主に考えている人は、ここが見えないので、次々に飛びついては爆死を繰り返す、ということをやってしまいがちなんですね。
何をやっても上手くいく時期というのがある一方で、何をやってもダメという時期があるわけです。
大間のマグロ漁師で名人の方が次のように言っておられました。
「マグロが釣れないっていっても、自分が悪いんじゃない。マグロ様が決めることだから、どうしようもない。」
これは、一見すると開き直りと取られるかもしれませんが、そうではなく、環境変化を受け止めるための心のあり方だと私は思っています。
相場で取れない、となると、どうしても焦ってくるわけです。
特に専業だと、生活に関わってくるので、心理的にも追い詰められてくるわけなんですね。
何とかして取ってやろう、毎日利益をなんとか出さないといけない、そういう思い込みがどうしてもあるわけです。
そうなると、どうしても
無理をして取ろうとする
ことになる。
やり方が間違ってるんじゃないか。腕が落ちたんじゃないか。そういう疑心暗鬼になってくるんです。
そして、自分は、実は取れない投資家になってしまったんじゃないか。
結果から見れば、全然なので、次第に焦燥感が募ってきても仕方がありません。
特に、やり方ありきで考えている人は間違いなく自分の方法に疑心暗鬼に成ります。
特に、カリスマブログなどで、取った取ったなどと書かれると、自分も取らなくてはと思っています。
本当は自分は自分なんですよね。でも人が取っているのを見ると焦ってしまう。
こうして、
やったこともないような方法を試してみたり、ごく一部で動いているものに、無理して飛びついてみたり、とにかく焦りから無理をするようになるんです。
そうして、無理をするから、自爆する、という悪循環が始まります。
取れないから、といって、腕が鈍ったわけでも、目利きがダメになったわけでもありません。
マグロが来なければ、どんなに腕のいい漁師でも、マグロを釣ることなどできないのだ
そういう名人の一見すると開き直りとも取れる心のあり方が必要な場面もあるわけです。
マグロのいない海で、いくら走り回ったとて、焦って必死になったとて、マグロは絶対に釣れない、ってことなんです。
専業が破綻する大きな原因は、焦りによる自滅がほとんどだと思います。
腕が鈍ったわけでもない、目利きに失敗したわけでもない、それでも取れない。
そういう時期は必ずあります。
そういうことがあるのだ、とわかっておくことは非常に重要なんです。
取れないのは、自分が悪いんじゃない。
取れないこともある、そういう割り切りというか、理解をしておくこと、開き直ること、それが大事だ、ってこともあるということなんですね。
自滅が原因なのだから、本当は防げる損失なんですよ。
とにかく、
こういう時期に無理をして自爆する、それが一番愚かな行為なわけです。
そもそも、相場で大負けするのは、やり方が間違ったんじゃなくて、自爆がほとんどなんです。
そして、トレーダーで最も差がつくのは、こういう取るのが難しい時期、なんですね。
苦しい時期をどう過ごすのかで大きな差が出ます。
ここの難しい時期をどうやり過ごせるのか、ドローを出さずに逃げ切れるか、これによるわけです。
のんびり瞑想でもしてればいい、ってことかもしれませんよ!!

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