経験値の重要性
2019/01/27 Sun
お久しぶりです。
もう少し頻度を上げて記事を書こうと思っていますが、
ついつい筆が重くて。。
ネタはありますので、少し頻繁に更新しようと思います。
デイトレ初心者の方からのご質問があったので、
長くなるので、記事でお答えしておきます。
この方は、落ちる経験をされたそうです。
ただ、これは、一歩前進なんです!!
このわけを書いていきましょう。
板の重要性に気がついた、とのことですが、チャートだけで
やっていたから負けたという解釈は間違いです。
昔ならいざ知らず、今は、HFTのアルゴが跋扈する市場
ですから、板読みをしたところで、勝てるということでは
ありません。
では、どうしたらいいのか、何が問題なのか、
負けた原因は、何なのか、
ということが知りたいことでしょう。
まず、大きな損失を出したということ。
これは、
デイトレを始めて、最初から儲けようとしたからだ
ということがはっきりと言えます。
私の過去のブログを読んで頂ければわかりますが、
相場の修業というのは、料理人の修業と同じなんです。
みんなレシピ(やり方)を読めば、明日から料理長になれる
と思っているようですが、それはとんでもない
間違いです。
では、レシピが同じでも何が違うのか、
というと、経験値なんです。
それによって、目利きが変わり、鍛錬によって、
ちょとしたタイミングなど技術面が全部が変
わってくるのです。
それと、心理面も全く鍛えられていません。
目利き、技術、マインドが全部未熟で、
レシピだけを与えられたところで、勝てるはずが
ありません。
もし、レシピだけで勝てるのなら、今頃、相場は、
勝ち組であふれています。
勝っている人の真似をしたから、簡単に初心者が
勝てるのなら、相場で負ける人などどこにもいません。
みんな必死で勝とう勝とうと必死に努力していて、
それでも、ほとんどの人は負けている、という冷酷な事実を
是非直視してください。
自分だけは、例外だと思わないことです。
初心者の方は、ここが見えていないので、
カリスマのブログや本を読めば、最初から、
同じことができて、同じように儲けられる、と思って
しまって、最初から、大きく出て、大きく負けて去っていく、
ということが容易に起きます。
料理人であれば、皿洗いや下ごしらえからの
スタートになりますが、相場では、いきなり
料理長と同じことがお金さえあればできてしまい
ます。
また、誰かに付いて教えられたわけでもないので、
危険なところを注意されることも無く、
いきなり難しい銘柄で難しいことをやろうとして、
真っ逆さま、ということが多発するのです。
そもそも、何が難しくて、何が優しいのかも、
目利きが無いからわかりません。
これは、ガイド無しに、ガイドブックだけで、
いきなりマッターホルンの登頂を目指すような
ものです。
そんな無謀なことをしたら、滑落するだけです。
デイトレの現場に初めて入った人というのは、言わば、
免許取り立ての初心者が、いきなり
F1レースに初めて参加したのと同じなんです。
免許を取ったからといって、いきなりF1レースに
参加する、ということが、如何に無謀かは、
誰だってわかると思います。
免許を取るということは、
一応の車の運転の仕方は理解した
すなわち
車の運転のやり方(手法)は覚えた
ってことです。
じゃあ、それでF1レースにすぐに出て、優勝できる
と思っている方がどうかしているということもわかるでしょう。
今のデイトレ現場というのは、長年生き残った熟練のプロ対
プロが戦っている闘技場なんです。
それに加えて、近年は、HFTアルゴというターミネーターが
跋扈し、長年生き残ってきた熟練トレーダーを食いものに
して成長を続けている恐ろしい世界に変貌してきています。
今は、ターミネーターが支配する世界に変貌しているのです。

そもそも、アルゴがどう動いて、どう悪さをしているのかが、
板を見てわからなければ、その時点で初心者です。
今の相場で、ターミネーターの動きがわからなければ、
生き残ることは難しいです。
自分の敵の動きがまるでわからない、と言っているのと
同じだからです。
そういう世界へ、無垢な一匹の子豚が放り込まれたらどうなるかは、
簡単に想像できることでしょう。
私の耳に入っている情報では、昨年あたりから、
長年稼げていたデイトレーダーが、年間を通じて負けになったり、
トレードで稼げなくなって、引退を余儀なくさせられている
ということが相次いでいます。
何故、このようなことが起きているのかは、今回の趣旨では
ないので、次回にでも書こうと思いますが、私がデイトレを
始めた時代より、はるかに難しくなっているのが現状です。
話を戻して、板読みをするとか、しないとか、という話は、
いわば、赤信号は止まる、という程度の入り口の話であって、
それで、F1を乗り切るかどうか、とは次元の違うことだと思います。
だから、勝つことは無理だとここで書いているつもりはあり
ませんし、誰でも最初は、初心者だったわけです。
ただ、
最初から勝とうとは思わないことが重要
だと私は思います。
最初は、修行中の身であり、学ぶ時期です。
だから、お金を払う時期なんです。
それが、
最初から、勝てる、いや、勝たないとダメだと思って、
無理をして、負けて負けて、自分は才能が無い、とあきらめる
資金も尽きる
そういう人がものすごく多いわけです。
なので、修行したり、学校で学ぶのには、お金を払う必要
があるのと同じで、負ける可能性が非常に高いということです。
それが、年単位で続きます。
それならば、相場に実際にお金を賭けるのが怖いから、
最初は、負けるのなら、最初はシミュレーションでやろう。
勝てるようになってから、実戦しよう。
という人も、かなり多いです。
しかし、これも大間違いです。
時間のかかる心理面での修行がまるでできないからです。
料理で言えば、実際に調理しないで、調理したつもりで、本を
読む、といったことと同じでしょう。
そんなつもり調理に意味がないことと同じです。
一方で、その修行中に、熱くなって、切れたら、あっと言う間に転落します。
ほとんどの初心者は、この修業期間の長さに耐えきれなくて、
色気を出して、無理をして、転落していくのです。
何故色気を出すのか、というと、
誰でも儲かる簡単な相場で間違って儲けて上手くなっ
たと勘違いするからだ
ということが多いです。
相場は、猛烈な追い風が吹いて、間違って勝つことなど、
いくらでもあるのです。
それを実力と勘違いして、ドツボにはまるのです。
これは、技術力や目利きというよりも、経験不足による心理面での
未熟さが主な原因です。
ただ、この転落は、誰でもやることなんです!!
この記事を読んでいても、明日、明後日やる人が
いると思います。
知識で知っただけでは、決して防ぐことはできません。
なので、初心者の頃に、落ちたら、勲章が一つ増えた、ぐらいに
思っていいでしょう。
いや、逆に言うと、落ちる必要性すらあります(笑)
何度か落ちないと、絶対にわからないことが、落ちたことで、
見えるようになるからです。
落ちる経験は、早ければ早いほどいいです。
何故なら、最初だから、失うお金も少なくて済むからです。
落ちて、すっからかんになって、初めて、自分だけは特別という
奢りが消えて、勝つための準備と心構えができるのです。
この転落すら、必要な関門で経験値である、ってことなのでしょう。
私も、自慢ではありませんが、何度も何度も落ちています(笑)
落ちていないベテランの人ってほとんどいないです。
断言します。
そこから、如何に這い上がったか、という根性というか、執着というか、
それが分けるのでしょう。
本当に相場は、難しいものです。
こういった経験値の重要性は、みんなが追い求めている手法・テクニックと
同じ以上に重要なのですが、それは経験しないとわからないことなんですね。

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もう少し頻度を上げて記事を書こうと思っていますが、
ついつい筆が重くて。。
ネタはありますので、少し頻繁に更新しようと思います。
デイトレ初心者の方からのご質問があったので、
長くなるので、記事でお答えしておきます。
この方は、落ちる経験をされたそうです。
ただ、これは、一歩前進なんです!!
このわけを書いていきましょう。
板の重要性に気がついた、とのことですが、チャートだけで
やっていたから負けたという解釈は間違いです。
昔ならいざ知らず、今は、HFTのアルゴが跋扈する市場
ですから、板読みをしたところで、勝てるということでは
ありません。
では、どうしたらいいのか、何が問題なのか、
負けた原因は、何なのか、
ということが知りたいことでしょう。
まず、大きな損失を出したということ。
これは、
デイトレを始めて、最初から儲けようとしたからだ
ということがはっきりと言えます。
私の過去のブログを読んで頂ければわかりますが、
相場の修業というのは、料理人の修業と同じなんです。
みんなレシピ(やり方)を読めば、明日から料理長になれる
と思っているようですが、それはとんでもない
間違いです。
では、レシピが同じでも何が違うのか、
というと、経験値なんです。
それによって、目利きが変わり、鍛錬によって、
ちょとしたタイミングなど技術面が全部が変
わってくるのです。
それと、心理面も全く鍛えられていません。
目利き、技術、マインドが全部未熟で、
レシピだけを与えられたところで、勝てるはずが
ありません。
もし、レシピだけで勝てるのなら、今頃、相場は、
勝ち組であふれています。
勝っている人の真似をしたから、簡単に初心者が
勝てるのなら、相場で負ける人などどこにもいません。
みんな必死で勝とう勝とうと必死に努力していて、
それでも、ほとんどの人は負けている、という冷酷な事実を
是非直視してください。
自分だけは、例外だと思わないことです。
初心者の方は、ここが見えていないので、
カリスマのブログや本を読めば、最初から、
同じことができて、同じように儲けられる、と思って
しまって、最初から、大きく出て、大きく負けて去っていく、
ということが容易に起きます。
料理人であれば、皿洗いや下ごしらえからの
スタートになりますが、相場では、いきなり
料理長と同じことがお金さえあればできてしまい
ます。
また、誰かに付いて教えられたわけでもないので、
危険なところを注意されることも無く、
いきなり難しい銘柄で難しいことをやろうとして、
真っ逆さま、ということが多発するのです。
そもそも、何が難しくて、何が優しいのかも、
目利きが無いからわかりません。
これは、ガイド無しに、ガイドブックだけで、
いきなりマッターホルンの登頂を目指すような
ものです。
そんな無謀なことをしたら、滑落するだけです。
デイトレの現場に初めて入った人というのは、言わば、
免許取り立ての初心者が、いきなり
F1レースに初めて参加したのと同じなんです。
免許を取ったからといって、いきなりF1レースに
参加する、ということが、如何に無謀かは、
誰だってわかると思います。
免許を取るということは、
一応の車の運転の仕方は理解した
すなわち
車の運転のやり方(手法)は覚えた
ってことです。
じゃあ、それでF1レースにすぐに出て、優勝できる
と思っている方がどうかしているということもわかるでしょう。
今のデイトレ現場というのは、長年生き残った熟練のプロ対
プロが戦っている闘技場なんです。
それに加えて、近年は、HFTアルゴというターミネーターが
跋扈し、長年生き残ってきた熟練トレーダーを食いものに
して成長を続けている恐ろしい世界に変貌してきています。
今は、ターミネーターが支配する世界に変貌しているのです。

そもそも、アルゴがどう動いて、どう悪さをしているのかが、
板を見てわからなければ、その時点で初心者です。
今の相場で、ターミネーターの動きがわからなければ、
生き残ることは難しいです。
自分の敵の動きがまるでわからない、と言っているのと
同じだからです。
そういう世界へ、無垢な一匹の子豚が放り込まれたらどうなるかは、
簡単に想像できることでしょう。
私の耳に入っている情報では、昨年あたりから、
長年稼げていたデイトレーダーが、年間を通じて負けになったり、
トレードで稼げなくなって、引退を余儀なくさせられている
ということが相次いでいます。
何故、このようなことが起きているのかは、今回の趣旨では
ないので、次回にでも書こうと思いますが、私がデイトレを
始めた時代より、はるかに難しくなっているのが現状です。
話を戻して、板読みをするとか、しないとか、という話は、
いわば、赤信号は止まる、という程度の入り口の話であって、
それで、F1を乗り切るかどうか、とは次元の違うことだと思います。
だから、勝つことは無理だとここで書いているつもりはあり
ませんし、誰でも最初は、初心者だったわけです。
ただ、
最初から勝とうとは思わないことが重要
だと私は思います。
最初は、修行中の身であり、学ぶ時期です。
だから、お金を払う時期なんです。
それが、
最初から、勝てる、いや、勝たないとダメだと思って、
無理をして、負けて負けて、自分は才能が無い、とあきらめる
資金も尽きる
そういう人がものすごく多いわけです。
なので、修行したり、学校で学ぶのには、お金を払う必要
があるのと同じで、負ける可能性が非常に高いということです。
それが、年単位で続きます。
それならば、相場に実際にお金を賭けるのが怖いから、
最初は、負けるのなら、最初はシミュレーションでやろう。
勝てるようになってから、実戦しよう。
という人も、かなり多いです。
しかし、これも大間違いです。
時間のかかる心理面での修行がまるでできないからです。
料理で言えば、実際に調理しないで、調理したつもりで、本を
読む、といったことと同じでしょう。
そんなつもり調理に意味がないことと同じです。
一方で、その修行中に、熱くなって、切れたら、あっと言う間に転落します。
ほとんどの初心者は、この修業期間の長さに耐えきれなくて、
色気を出して、無理をして、転落していくのです。
何故色気を出すのか、というと、
誰でも儲かる簡単な相場で間違って儲けて上手くなっ
たと勘違いするからだ
ということが多いです。
相場は、猛烈な追い風が吹いて、間違って勝つことなど、
いくらでもあるのです。
それを実力と勘違いして、ドツボにはまるのです。
これは、技術力や目利きというよりも、経験不足による心理面での
未熟さが主な原因です。
ただ、この転落は、誰でもやることなんです!!
この記事を読んでいても、明日、明後日やる人が
いると思います。
知識で知っただけでは、決して防ぐことはできません。
なので、初心者の頃に、落ちたら、勲章が一つ増えた、ぐらいに
思っていいでしょう。
いや、逆に言うと、落ちる必要性すらあります(笑)
何度か落ちないと、絶対にわからないことが、落ちたことで、
見えるようになるからです。
落ちる経験は、早ければ早いほどいいです。
何故なら、最初だから、失うお金も少なくて済むからです。
落ちて、すっからかんになって、初めて、自分だけは特別という
奢りが消えて、勝つための準備と心構えができるのです。
この転落すら、必要な関門で経験値である、ってことなのでしょう。
私も、自慢ではありませんが、何度も何度も落ちています(笑)
落ちていないベテランの人ってほとんどいないです。
断言します。
そこから、如何に這い上がったか、という根性というか、執着というか、
それが分けるのでしょう。
本当に相場は、難しいものです。
こういった経験値の重要性は、みんなが追い求めている手法・テクニックと
同じ以上に重要なのですが、それは経験しないとわからないことなんですね。

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