勝っている人の真似をしても勝てないという悩み その1
2022/12/18 Sun
超お久しぶりです。
同じことを書くことに飽きたというか、ネタが尽きたというか、ブログ更新が気がつけば止まっていました。
そういう中でしたが、こういうコメントが時々入ります。
「あらゆることをやっていますが全然勝てません。何かヒントだけでももらえませんか?」
私の書く気の無さとは裏腹にして、悲痛な叫び声のようなコメントが時々入るので、その声に呼び起こされました。
さて、勝とうと頑張っておられる方が、何を努力されているのか、それは、概ね想像できます。
もっとも多い努力は、
勝っている人が何をやっているのかを探って、自分も同じやり方をすれば勝てるという考え方
勝っている人と同じことをすれば同じような利益が得られるという理論
つまり、
勝ち組マネ理論
に基づく努力だということです。
なので、大勢の方が、色んな勝ち組さんのブログを見たり、Twitterを巡回したり、教材を買ったり、オンラインサロンに入ったり、という努力を惜しまず頑張っておられます。
これは、過去から同じです。昔は、秘法だとか、特殊な罫線法とか、が高額で売られていたものでした。
こういう勝ち組マネ理論で大勢の方が散々に努力されているのですが、結果として、なかなか成果に結びつかない事例がほとんどだということも、残念ながら、これまたまた現実の姿です。
このギャップに一体何が起きているのか、そこにメスを入れていくことによって、どう努力をすればいいのか。今の努力は間違っていないのかに切り込んで行きたいと思います。
実は、非常に納得しにくい話題なので、丁寧にやっていきます。
そもそも、コンスタントに勝っている勝ち組さんと全く同じことをすれば、結果もまた同じになる、という理屈は、間違ってはいません。先人の知恵を借りて、人類は進歩しているのだから、その考え方に間違いはありません。
なのに何故勝てないのだろうか。
ここで普通に考えられる理由としては、次のようなことが挙げられます。
①勝ち組と称している人が、実は勝ち組を語った偽物だった
実にあるあるです。
特に商材屋と呼ばれる人は、「勝ち組マネ理論」の人が多いのに目をつけて、自分を勝ち組に見せて、私の教材でやれば、あっという間に大金が稼げますよと呼び込みしますが、実際には勝てていない確信犯的な詐欺師だったというケースです。
そもそも、教材を売るという時点で、自分の教材で勝てるかどうかぐらいわかるはずなので、これだけ勝てない教材が世にまん延しているという事実が、この手の詐欺師が大勢いることの証明にもなっています。
偽物であるが故に、とんでもない利益が出せると豪語することができるので、これまたマネ理論派にとっては、実に甘い罠になります。
特に思うのは、システム系の教材で全然勝てないものを売っている人。いったいどういう神経でこれを売っているのかと思います。よほど強心臓の持ち主なのでしょう。
教材検証ブログを書いている人も大勢いますが、客観的と見せていますが、アフィリ目当てなので、いいことを書くことでアフィリがもらえればそれでいいというものが非常に目立ちます。
良心的な人もいるようですが、こちらも少数に留まります。
この世界、残念ながら、詐欺師が大半だというのが実態です。
ここの関門で90%の人は脱落するものと思われます。
ここで既に大勢が脱落し、やっと詐欺師をくぐり抜けて、本物の勝ち組トレーダーに辿り着いたとしても、さらなる大きな関門が待ち受けています。
②教えてくれている勝ち組さんが本当のノウハウは隠している
こういうこともあるのだろうと思います。
相場は所詮取るか取られるかの奪い合いが基本なので、相手に手の内を明かすことは致命傷になりかねません。
CISさんが、「(手法を教えるということは、)じゃんけんをするときに次に何を出すか教えるようなものだ」と書いておられましたが、そういう奪い合いの仕組みこそが相場です。
なので、さわりは教えても、核心的な部分は言わないということです。
それをわざわざ教えて自分に何の得になるのだろうってことです。
じゃあ、そもそも何で教えるのか、ってことなんですが。。
③その勝ち組さんはそもそも天才肌の職人
これもあるあるです。
自分にできるのだから人もできるだろうということで教えてくれるのですが、人にはマネのできない境地というのがあるものなんです。
長嶋さんのマネをしたらホームランが打てるのか、ということで、伝説的な長嶋さんのアドバイスは、「しゅっと振れ!!」「ぱっと打つ!」とか、普通の人が聞いたら意味不明な天才の言葉です。
④勝ち組さんの勝っている理由が暗黙知にある場合
暗黙知というのは、「経験や勘、直感などに基づく知識」「簡単に言語化できない知識」「言語化しても、その意味が簡単には伝わらない知識」であって、意識していないレベルでやっていることです。
そもそも本人が意識していないのだから、人に教えることができません。
人に教えることができるのは、形式知と呼ばれるもので、言語化できるものだけなんです。
トレードは、ある種、職人技的なところがあるので、この暗黙知の守備範囲は想像外に広いです。
教える方は、形式知の部分を精一杯、出し惜しみなく教えてはいるものの、その勝ち組さんをマネしようとしても、周りの誰もマネすることはできないということが起こり得るのです。
⑤勝ち組さんの教えていることがとにかく複雑で冗長、そして要領を得ない
あれもこれもいっぱい書いたり、長時間動画で説明してくれてはいるのですが、
結局、何なんだ、何が言いたいんだ!!
と聞き返したくなるほどに複雑で、山のような分析を繰り出してこられるパターン。
ディズニーランドに初めて行って、迷子になったような心地でしょう。
フィボナッチ、RCI、RSI、トレンドライン、サポートレジスタンス、移動平均、もうこれでもかこれでもかと分析手法を機関銃のように繰り出してきて、結局何が言いたいのかが相手にはほとんど伝わらないのです。
You Tubeで動画を上げている人に多いパターンですが、とにかく長時間の動画はありがたいのですが、長時間の動画を何本も連発して、結局、何なんだろう、何が言いたいってことなんだろう、となってしまうケースです。
そこから、ポイントを読み取るには多大な時間を労力が必要になるという、
正に、考古学の世界を紐解いているかのような錯覚に陥ってしまうほど長い!!
という教え方をしている人が結構おられます。
まあ、私のブログも長いという不評を買うことが多いので、注意しているつもりなのですが、自戒も込めてということで。。汗
ということで、いくつか、「勝ち組マネ理論」に基づき頑張っている人がなかなか勝てない理由を書きました。
以上の理由の複合というケースが多いと思います。
ただ、実は、最強最大の理由がもう一つあります。
これに気がついていないから、いくら努力しても勝てるようにならない、というはっきりとした理由があるのです。
ただ、私のブログが長いという批判が多いことにも考慮しつつ、今回は、前振りとして、次回いよいよ本題に入ります。
ということで、次回半年後に会いましょう!!
とならないように、もう少し早く書こうと思います 笑

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同じことを書くことに飽きたというか、ネタが尽きたというか、ブログ更新が気がつけば止まっていました。
そういう中でしたが、こういうコメントが時々入ります。
「あらゆることをやっていますが全然勝てません。何かヒントだけでももらえませんか?」
私の書く気の無さとは裏腹にして、悲痛な叫び声のようなコメントが時々入るので、その声に呼び起こされました。
さて、勝とうと頑張っておられる方が、何を努力されているのか、それは、概ね想像できます。
もっとも多い努力は、
勝っている人が何をやっているのかを探って、自分も同じやり方をすれば勝てるという考え方
勝っている人と同じことをすれば同じような利益が得られるという理論
つまり、
勝ち組マネ理論
に基づく努力だということです。
なので、大勢の方が、色んな勝ち組さんのブログを見たり、Twitterを巡回したり、教材を買ったり、オンラインサロンに入ったり、という努力を惜しまず頑張っておられます。
これは、過去から同じです。昔は、秘法だとか、特殊な罫線法とか、が高額で売られていたものでした。
こういう勝ち組マネ理論で大勢の方が散々に努力されているのですが、結果として、なかなか成果に結びつかない事例がほとんどだということも、残念ながら、これまたまた現実の姿です。
このギャップに一体何が起きているのか、そこにメスを入れていくことによって、どう努力をすればいいのか。今の努力は間違っていないのかに切り込んで行きたいと思います。
実は、非常に納得しにくい話題なので、丁寧にやっていきます。
そもそも、コンスタントに勝っている勝ち組さんと全く同じことをすれば、結果もまた同じになる、という理屈は、間違ってはいません。先人の知恵を借りて、人類は進歩しているのだから、その考え方に間違いはありません。
なのに何故勝てないのだろうか。
ここで普通に考えられる理由としては、次のようなことが挙げられます。
①勝ち組と称している人が、実は勝ち組を語った偽物だった
実にあるあるです。
特に商材屋と呼ばれる人は、「勝ち組マネ理論」の人が多いのに目をつけて、自分を勝ち組に見せて、私の教材でやれば、あっという間に大金が稼げますよと呼び込みしますが、実際には勝てていない確信犯的な詐欺師だったというケースです。
そもそも、教材を売るという時点で、自分の教材で勝てるかどうかぐらいわかるはずなので、これだけ勝てない教材が世にまん延しているという事実が、この手の詐欺師が大勢いることの証明にもなっています。
偽物であるが故に、とんでもない利益が出せると豪語することができるので、これまたマネ理論派にとっては、実に甘い罠になります。
特に思うのは、システム系の教材で全然勝てないものを売っている人。いったいどういう神経でこれを売っているのかと思います。よほど強心臓の持ち主なのでしょう。
教材検証ブログを書いている人も大勢いますが、客観的と見せていますが、アフィリ目当てなので、いいことを書くことでアフィリがもらえればそれでいいというものが非常に目立ちます。
良心的な人もいるようですが、こちらも少数に留まります。
この世界、残念ながら、詐欺師が大半だというのが実態です。
ここの関門で90%の人は脱落するものと思われます。
ここで既に大勢が脱落し、やっと詐欺師をくぐり抜けて、本物の勝ち組トレーダーに辿り着いたとしても、さらなる大きな関門が待ち受けています。
②教えてくれている勝ち組さんが本当のノウハウは隠している
こういうこともあるのだろうと思います。
相場は所詮取るか取られるかの奪い合いが基本なので、相手に手の内を明かすことは致命傷になりかねません。
CISさんが、「(手法を教えるということは、)じゃんけんをするときに次に何を出すか教えるようなものだ」と書いておられましたが、そういう奪い合いの仕組みこそが相場です。
なので、さわりは教えても、核心的な部分は言わないということです。
それをわざわざ教えて自分に何の得になるのだろうってことです。
じゃあ、そもそも何で教えるのか、ってことなんですが。。
③その勝ち組さんはそもそも天才肌の職人
これもあるあるです。
自分にできるのだから人もできるだろうということで教えてくれるのですが、人にはマネのできない境地というのがあるものなんです。
長嶋さんのマネをしたらホームランが打てるのか、ということで、伝説的な長嶋さんのアドバイスは、「しゅっと振れ!!」「ぱっと打つ!」とか、普通の人が聞いたら意味不明な天才の言葉です。
④勝ち組さんの勝っている理由が暗黙知にある場合
暗黙知というのは、「経験や勘、直感などに基づく知識」「簡単に言語化できない知識」「言語化しても、その意味が簡単には伝わらない知識」であって、意識していないレベルでやっていることです。
そもそも本人が意識していないのだから、人に教えることができません。
人に教えることができるのは、形式知と呼ばれるもので、言語化できるものだけなんです。
トレードは、ある種、職人技的なところがあるので、この暗黙知の守備範囲は想像外に広いです。
教える方は、形式知の部分を精一杯、出し惜しみなく教えてはいるものの、その勝ち組さんをマネしようとしても、周りの誰もマネすることはできないということが起こり得るのです。
⑤勝ち組さんの教えていることがとにかく複雑で冗長、そして要領を得ない
あれもこれもいっぱい書いたり、長時間動画で説明してくれてはいるのですが、
結局、何なんだ、何が言いたいんだ!!
と聞き返したくなるほどに複雑で、山のような分析を繰り出してこられるパターン。
ディズニーランドに初めて行って、迷子になったような心地でしょう。
フィボナッチ、RCI、RSI、トレンドライン、サポートレジスタンス、移動平均、もうこれでもかこれでもかと分析手法を機関銃のように繰り出してきて、結局何が言いたいのかが相手にはほとんど伝わらないのです。
You Tubeで動画を上げている人に多いパターンですが、とにかく長時間の動画はありがたいのですが、長時間の動画を何本も連発して、結局、何なんだろう、何が言いたいってことなんだろう、となってしまうケースです。
そこから、ポイントを読み取るには多大な時間を労力が必要になるという、
正に、考古学の世界を紐解いているかのような錯覚に陥ってしまうほど長い!!
という教え方をしている人が結構おられます。
まあ、私のブログも長いという不評を買うことが多いので、注意しているつもりなのですが、自戒も込めてということで。。汗
ということで、いくつか、「勝ち組マネ理論」に基づき頑張っている人がなかなか勝てない理由を書きました。
以上の理由の複合というケースが多いと思います。
ただ、実は、最強最大の理由がもう一つあります。
これに気がついていないから、いくら努力しても勝てるようにならない、というはっきりとした理由があるのです。
ただ、私のブログが長いという批判が多いことにも考慮しつつ、今回は、前振りとして、次回いよいよ本題に入ります。
ということで、次回半年後に会いましょう!!
とならないように、もう少し早く書こうと思います 笑

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