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今やるべきこと

2020/03/08 Sun

多くの投資家が気になっていることは、当然ながら、この先相場は戻るのだろうか、下げるのだろうか、ということでしょう。

しかし、そんなことは、いくら考えても、そもそもわかるはずがありません。

そういうわからないことを一生懸命考えるよりも、今、やるべきことがある人が大勢います。

それは、

救命ロープにつかまること

です。

つまりは、損切りです。

こちらの記事が参考になるかと思います。

投資における最も重要な概念

明日以降の株価を予想して、下げそうなら切るけど、上げそうなら様子を見る、といったような考えで相場をやっていては、いつまでたっても持ったままで損を放置することになります。
こういった対応を続けている限り、今回助かったとしても、次回には必ず破滅が待っています。
つまりは、今回助かろうがどうしようが結局は関係ないということなのです。
今回助かったことで、次回も同じことをするわけですから、ちょっと延命できだだけです。
今回、持ち続けたことで、その人の相場人としての運命は、どちらにしてももう終わりです。

相場の上手い下手というのは、上げ相場ではそんなに差が出ません。
上手い人よりも、下手な人が儲けることも多く、めちゃくちゃにやっても、結果として大きく儲かることがあります。

しかし、

いざ下げ相場になったときに、相場の上手い下手の差が如実に表れる

わけです。

上げ相場でコツコツ稼いで、下げ相場でどかーんとやられる


この繰り返しでは、永遠に勝てる投資家になることは無いでしょう。

今ならまだ間に合います。

もし、切るのが難しいと感じているのなら、10分の1でも切ってみてください。

ちょっとづつちょっとづつ切っていく


これが損切りのコツになります。

ここまで損失が拡大したということは、既に予想が外れたってことなんです。
そうであれば、今の時点で、外れを潔く認めて終わりにするべきです。




さて、ちょっとだけ環境認識です。

まず、金融政策ですが、米国があとわずかの利下げ余地がある以外、ECB、日銀ともに、ロープが伸び切った状態で、もう打つ手がほとんど限られています。
日銀が、日本株を買い占めする、とかあるのでしょうか。
特に悪くない景気の状態で、ゆるゆるにしておくから、いざ鎌倉で打つ手なしになるわけです。
大赤字の日本政府もどのぐらいの経済対策が打てるのかと言えば、心細い限りです。

NYダウの長期チャートが紹介されていましたのでご参考まで。

NYダウの長期チャート


そういった金融情勢の中で、環境といっても、新型コロナの今後と相場環境は現在ほとんど同じといってもいいぐらいですので、コロナの話になります。

まず、ネガティブ情報から見ておきます。

私は、今、相場を見るにおいて、アメリカの感染状況を一番気にしています。
というのは、世界の中心がアメリカである以上、極東でいくら感染が拡大しても米国の相場には、あまり影響はありませんが、いざ自分のところに火の粉が飛んで来たら、さすがに対岸の火事とは言ってられなくなります。
特に、ニューヨークの感染状況は注目しておくべきでしょう。
既にニューヨークの感染拡大が始まっている模様ですので、今後の成り行き次第では、相場の大きな変動要因になると考えられます。

インフルと比較される新型コロナですが、感染力は対策を打っていない場合、インフルを遥かにしのぐのではないかと思われます。
イランでの感染拡大はすさまじく、イランの保健省の責任者がテヘランの感染率が30%−40%に達すると認めており、医療崩壊するほどに拡大しています。
日本では、検査体制が整っていないとは言え、まだまだ拡大は抑え込まれているようです。
このまま抑え込まれることを祈る限りです。

日本では、まだ拡大が抑え込まれているとは言え、客ではなく空気を運んでいる新幹線や飛行機の状況など、その経済的影響は計り知れないほど悲惨な状況になりつつあります。
繁華街の飲食店、ホテル、インバウンド系の小売店などなどの状況も凄惨な状況です。
体力がある大企業は別として、この状況が後数か月続けば、中小企業から、バタバタと資金繰りに窮していくことは明らかでしょう。
金融機関にも多大な影響が出てくることになります。
こういう経済状況では、上場企業だからといって安全だとは決して言えない状況になりつつあります。
一過性のものとして抑え込めるのか、当面こういう状況が続くのか、今後の拡大状況次第ということになります。



一方で、ポジティブ情報です。

新型コロナの重症化率や死亡率は、そもそもそんなに高くないんじゃないのか、という話がよく言われているところです。
重症者数や死者数がセンセーショナルにニュースになりますが、それほど深刻なのかどうか、気にかかるところです。
どうやら、今、世界中で検査が一番行き届いているのは韓国のようですが、その韓国での状況は、現在7313名の感染者に対して、50名の死者数で、致死率は0.68%となっています。
Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
これが一番まともな統計結果じゃないかと思われるのですが、実際の潜在感染者はもっと多いことを考えれば、致死率はもっと下がりますし、重症化率も高くはないでしょう。
そうであるならば、今後、時間の経過とともに季節性のインフルのような扱いに収れんしていく可能性があります。
これは、2009年の新型インフルの経過と同じということです。



次に、気温との関係が一部言われています。
新型コロナウイルスが弱くなる環境、強くなる環境
確かに、日本では、北海道が一番感染が拡大しているわけですが、これは偶然なのか、それとも、気温との関係がやはりあるのか、大変気になります。
もし、関連があるのなら、春になれば、感染ペースが収まってくる、ということがあるかもしれません。



ただ、どちらにしても、今、大きな含み損を抱えている人には関係の無い話です。
ここから、連続ストップ高したとしても、今切ることが正解です。
結果論ではないことなんです。
相場観とリスク管理は何の関係もありません。

大きく負けたということは、既にその人にとっての相場は終わっています。
今さら、泣きのもう一勝負ということをやるから、爆死するのです。
今後、NYダウが3000ドル安とか、そういう可能性があると考えて対処すべきです。


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コメント

Secret

No title

あと、中国発のリスクには三峡ダムの寿命もあるから恐いですね

あらなみさん、こんにちは

すごいことになってますね。

破船寸前の船は大事な積み荷ばかりか備品まで捨てて
延命を図るそうです。
軍艦で大砲を放棄して船体を守ったということもあると
きいたことがあります。大砲のない戦艦は戦艦とはいえないでしょうが。

船体さえ守っておけば、大砲なんて後から積めますからね。

損切ってのは同じようなもので、
とにかく「命第一」で考えるべきなのです。
どなたかはわすれましたが、先人が「原資さえ残っていれば、
いまの損失でも取り返すことができる。その原資を失えば
もう完全におしまいなのだ」っていってます。

逃げ遅れってのがあると、どうしても行動がフリーズするでしょうけど、
「いまからだって遅くはない」と発想を転換することが大切でしょう。

いまからでも遅くないと思えないとしたら、「いまが大底」と
信じているか、希望的観測にすがっているかのどちらかです。

コロナ収束が見えない限り、また上げすぎたNYが
一定のレベルまで下げるまで、わたしはまだまだ下げると思う。
ということは「いまからでも遅くはない」ってことになる。

とにかくNYは上げすぎだ。長期チャートをみれば
怖くてしかたないのが当たり前だと思う。
ちょっと昔は日経とNYダウは、同じ数値、あるいは日経のほうが
上の数値だったこともあるわけで
NYダウが3000どころの下げではなく、2万をきったところで
おどろくにはあたらないと思いますね。

損切ができないなら「とにかく少量ずつでもポジションを軽く」と
精神的な負担をやわらげつつでも「逃げが第一」だと思います。

先行きがどうなるか、、、、。
そんなことは誰にもわからないでしょうね。

わたしは「自分なり」に玉操作対応しつつ、
まあ、損切の繰り返しです。
量の調整、管理コントロールがすべてだと考えていますから。

No title

あらなみ様のこの直近3回の記事、そして最後の今日の記事。そして虚無僧さんの返信内容を見てようやく正気に返りつつあります。あまりに遅すぎましたが。今ならまだ間に合います。言われるとおりです。5年ほど前に大きくやられ、こつこつ帰し、今年はすべての負けを返し終わるはずがこの有様です。あらなみ様の記事を読み返し、抜き書きし理解してきたつもりがなにもわかっていない。自分のあきれるほどの欲で、戦線を拡大しすぎてしまった。規律と損切さえ守れればなんでもないことのはずなのに。まだ終戦工作があるので文にみだれがありますがとりあえずお礼を伝えねばならないと思いましたので

お久しぶりです

ブログ復活ですか? これから相場も面白そうですね。更新楽しみにしております。わたしは相変わらずです。キャッシュ100%なんで救命ロープも用無しですが迂闊には出張れないと思ってます。ではまた。

No title

本格的下げ相場の特徴としては、「なんじゃこりゃ~~~」的動きがでることが挙げられますね。

上げ相場で相場を始めた人が本格的下げ相場にあたって混乱の中でやられてしまうのは、そういうのを知らないから・・・、というのはあるかと思います。

「こんなんウソやろ!!!」みたいな。

大体10年に一回くらいはびっくり仰天相場が出現するような感じです。10年前はリーマンですし、20年前は直接は知りませんが98年の世界的金融危機でドル円一日ちょっとで20円近く落ちたとからしいですが・・・

ダウ下げ2000は出ましたが、ファンダの状況を考えると、一旦のセリングクライマックス、とは言い切れない雰囲気です。

何があってもとにかく大ダメージを負わないよう、あらゆる想定をして対応したいところです。


No title

相場も感染騒動もまったく終息の目処が分からない状況になりました。狂気じみた相場ではテクニカルも意味をなさなくなりますね。
こういう時こそあらなみさんの記事が心に響きます。

「生き残る事」を最優先して、ノーポジで静観する事にしました。
この荒れ相場で大怪我さえしなければ上出来だと自分に言い聞かせてます。

カラ売り派にとっては、乱高下のあとの暴落は常識

アベノミクス終焉

1年前の下値を突破し、4年前の下値を見ています。
3年前に上場した会社の株を持ってる人は全て含み損状態のところも多くなってきました。

カラ売り派にとってはアベノミクスで右肩上がりで、下がっても急騰し、散々苦い思いを繰り返してきました。やっと来たかって感じでしょう。

3月決算と配当金、オリンピック延期問題、休業等による解雇・倒産、日銀の株購入と中国人観光客減少、収入減と株式下落による年金問題、コロナ対策に税金を使った後の医療・介護保養費用問題。

アベノミクスの上昇の期間がわからなかったように、今回の下落の期間もわかりません。ただ、カラ売り派には当分、面白い相場であることには間違いありません。

No title

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは先月中頃に逝去された野村監督の座右の銘でしたが、野村監督の逝去も遠い過去のことに思われるような、世界中がドタバタの1か月でしたね。

座右の銘に話は戻りますが、負けに不思議の負けなし、とは、相場に当てはめればどうでしょうかね?相場の負けって言うのは一律の定義が難しいですが、一定期間中の想定外の資産減少、と、しておきましょう。不思議の負けが無いってんなら、負けるべくして負けている、必然的に負けているってことですよね。

損が想定ラインに達したら止めりゃいいんですから、止めないから負けているってことですね。こりゃ必然的です。

次の一定期間でまた想定ラインに達したら?う~ん、相場戦略が根本的におかしいってことですかね、環境認識による相場戦略がまるで的外れというか。

ドッカンやられ過ぎるのは、やはりトレード全体のマネジメントがどこかおかしいということが言えるようです。

中途半端なところで煽られてINしたはいいがずるずる引かされて損切のタイミングをミスってドカンとヤラれるとか、負けて熱くなってうりゃ~と矢継ぎ早にフルレバレッジで暴れまわるとか、そもそもがひたすらお祈りしているだけとか、ですね。

お祈りは別としても、やはり駄目なのは負けて大人しくできないってことがあるようです。

大きくヤラれて刈り取られた後、相場が猛烈に戻し上げている・・・

なかなか冷静にはいられないって話です。

リスク管理はどこ行った?って話ですよ。

・・・

今の相場のことを言えば、ダウも日経も前回の主要な調整である年末年始の安値を割り込んでますから年単位のグダグダが来るかもしれませんし、いやいやダウは200日移動平均にタッチしてレンジ下限だからまた上昇トレンドに戻る初動段階なのかもしれませんし、いやいや欧米の感染拡大は収束の目途が立っていなくて要人の感染もチラホラ出てますから、米大統領の感染なんて出ようものならとんでもない大荒れが想定できますし、話は変わってドル円のチャートなんて3年間のグダグダの後の上下に大きな振るいが来てますから、この後の動きが非常に着目したいし、株安に素直に連動しなくなったドル円及びクロス円に妙な違和感がありますし、大規模な財政出動とか消費税減税なんかやれば大きなインパクトが考えられるし、いやいや下げ相場とは妙に上下にドッタンバッタンするもんだから、またまた安値に向かう可能性も存分にあるし、ファンダを見ればコロナによって経済の活動全般が低迷してますからファンダメンタルズ全般に下向き圧力がかかっていると考えられますし、いやいや、コロナは元々上昇基調の米経済を襲ったアクシデントみたいなもんなのだから、収束した際の反動たるや凄いことになることが予想されますし、なんだかんだぶつぶつぶつ・・・

当たる当たらんも良いんですが・・・

まずは冷静にトレード全体のマネジメントをですね、考えたい処です。
不思議の負けは無いわけですから。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
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