テクニカル分析についての考察 その1
2021/06/01 Tue
ブログ更新をサボりまくってました。
テクニカル分析について、色んな書籍やブログなどで解説されていますが、私が読んだ時に、しばしば、首をかしげるような解説がされていることが多いと感じていました。
テクニカルの解説を読んでいて、強い違和感を感じることがすごく多いのです。
ですから、一度、私自身が考えるテクニカルについての考え方を書いておこうと思います。
今回は、色んなところで解説されていることと真っ向勝負になることも多いと思います。
まずは、第一弾として、
テクニカル分析は、それを見ている人が多いから機能するのだ
テクニカルは、大勢が意識しているから有効なのだ
という考え方についての考察です。
この見ている人が多いから機能する、という解説をされている本やブログは結構多いです。
しかも、そこそこ実績のある人や人気のある人、有料でテクニカルの解説をしている教材などでも、そういう意見を書いているのをよく見かけます。
より具体的に書くと、例えば、
サポートレジスタンスについての解説では、
サポートレジスタンスは、サポレジを意識している人が多いから、サポート近辺で買いが入ってきてそこで反転する
RSIは、これを見ている人が多いから、買いゾーンに来れば、買い注文が入って反転する
もっと極端に書いているものを読むと、
テクニカル分析は、多くの人が使っているものがよい。
何故なら、多くの人に注目されているからこそ、そこで機能するのだ。
なので、誰も使っていないテクニカルは、機能しないのだ。
となります。
これは、大勢が意識しているからこそテクニカルは有効なのだ、という考えを突き詰めればこういう結論になるということになります。
そして、
テクニカルは、投資家の心理を反映する
と書いていて、その理由として、
テクニカルは、そのテクニカルに大勢が注目し、意識しているから、投資家心理を反映し、意味があるのだ
という考えが書かれています。
大変、もっともらしい解説です。
私は、本やブログで、こういう考え方を度々目にするので、みなさんも一度はこういう意見を読んだことがあると思います。
では、私がテクニカルについて、どう考えているのか、というと、次のとおりです。
テクニカル分析は、それを見ている人が少なければ少ないほど機能する
どひゃー、多くの解説と真っ向勝負になりました。
喧嘩売ってるのか、って感じになりそうですが、色んな意見があるのだ、妙なことを言い出したものだ、程度で読んでください。
私が見た限りですが、私の意見は少数派なんだと思います。
というより、私のような意見を書いている本やブログは、あまり見たことがありません。
さて、このテクニカルについての考え方が、何故大切なのかというと、ここのところを深く考えることによって、テクニカルの本質、ひいては、相場の本質が見えてくるからなのです。
そもそも、テクニカルとは何なのか、そして、テクニカルは何故機能するのか、さらに突き詰めれば、相場とは、結局何故動くのか、という何故を突き詰めることによって、相場の本質が見えてくると思うのです。
これによって、本当の値動きの意味が見えてくると思うのです。
権威のある誰々さんが言ってるから、とか、常識だから、本に書いてあるから、とかで頭から自分で考えることを放棄しないこと、が私は重要だと思ってます。
今回は、とりあえず触りということで、ブログを長くすると、また更新をサボってしまいますので、コツコツと短く書いて行こうと思いますので、早い機会に次回に。

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テクニカル分析について、色んな書籍やブログなどで解説されていますが、私が読んだ時に、しばしば、首をかしげるような解説がされていることが多いと感じていました。
テクニカルの解説を読んでいて、強い違和感を感じることがすごく多いのです。
ですから、一度、私自身が考えるテクニカルについての考え方を書いておこうと思います。
今回は、色んなところで解説されていることと真っ向勝負になることも多いと思います。
まずは、第一弾として、
テクニカル分析は、それを見ている人が多いから機能するのだ
テクニカルは、大勢が意識しているから有効なのだ
という考え方についての考察です。
この見ている人が多いから機能する、という解説をされている本やブログは結構多いです。
しかも、そこそこ実績のある人や人気のある人、有料でテクニカルの解説をしている教材などでも、そういう意見を書いているのをよく見かけます。
より具体的に書くと、例えば、
サポートレジスタンスについての解説では、
サポートレジスタンスは、サポレジを意識している人が多いから、サポート近辺で買いが入ってきてそこで反転する
RSIは、これを見ている人が多いから、買いゾーンに来れば、買い注文が入って反転する
もっと極端に書いているものを読むと、
テクニカル分析は、多くの人が使っているものがよい。
何故なら、多くの人に注目されているからこそ、そこで機能するのだ。
なので、誰も使っていないテクニカルは、機能しないのだ。
となります。
これは、大勢が意識しているからこそテクニカルは有効なのだ、という考えを突き詰めればこういう結論になるということになります。
そして、
テクニカルは、投資家の心理を反映する
と書いていて、その理由として、
テクニカルは、そのテクニカルに大勢が注目し、意識しているから、投資家心理を反映し、意味があるのだ
という考えが書かれています。
大変、もっともらしい解説です。
私は、本やブログで、こういう考え方を度々目にするので、みなさんも一度はこういう意見を読んだことがあると思います。
では、私がテクニカルについて、どう考えているのか、というと、次のとおりです。
テクニカル分析は、それを見ている人が少なければ少ないほど機能する
どひゃー、多くの解説と真っ向勝負になりました。
喧嘩売ってるのか、って感じになりそうですが、色んな意見があるのだ、妙なことを言い出したものだ、程度で読んでください。
私が見た限りですが、私の意見は少数派なんだと思います。
というより、私のような意見を書いている本やブログは、あまり見たことがありません。
さて、このテクニカルについての考え方が、何故大切なのかというと、ここのところを深く考えることによって、テクニカルの本質、ひいては、相場の本質が見えてくるからなのです。
そもそも、テクニカルとは何なのか、そして、テクニカルは何故機能するのか、さらに突き詰めれば、相場とは、結局何故動くのか、という何故を突き詰めることによって、相場の本質が見えてくると思うのです。
これによって、本当の値動きの意味が見えてくると思うのです。
権威のある誰々さんが言ってるから、とか、常識だから、本に書いてあるから、とかで頭から自分で考えることを放棄しないこと、が私は重要だと思ってます。
今回は、とりあえず触りということで、ブログを長くすると、また更新をサボってしまいますので、コツコツと短く書いて行こうと思いますので、早い機会に次回に。

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コメント
No title- k2 / URL :
- 2021-06-03 00:44 :
- 編集
何らかの対応関係が見いだせないと
逆におかしいように思えます
わたしは煮たり焼いたり揚げたりせず生のまま
テクニカルは使わない派です
No title- ティル / URL :
- 2021-06-05 08:38 :
- 編集
なにせテクニカルは見てる人が少ないほど機能するなどと書いてあるのを見るのは初めてだったので。
自身で考えた際に、2つの道理がぶつかりました。
1つは、値動きは結局需給の結果であり、多くの人が見るテクニカルの指標によって需給バランスが逆転しやすい箇所が可視化され大衆がそのポイントを起点としてアクションを起こすという道理。(一般的なテクニカルの説明)
2つ目は、どこまで行っても勝つ人と負ける人の割合は5:5ではなく、1:9よくても2:8であり、本当にみんなが意識するからこそテクニカルが効くなら、いったい誰が、勝った人に利益を運んでくるのだろうという道理です。
ここまで考えた際に私はあらなみさんが過去のある記事
で「エッジとは、比較優位なのであり、絶対的なものではなく、相対的なもの」と書いていたことを思い出しました。
私はこれらから「見ている人が少ないテクニカル分析」=エッジになりうると解釈しました。
すなわちそれが効くことを知っていて、それを見ている人が少ないほどそれはエッジ=比較優位となると理解しました。同時にこの考え方を基にするのであればなんらこの記事で言っていることはおかしいものではなく、むしろ一貫していると思います。
この解釈の正誤については、次の記事などでヒントだけでも知ることができたらなと考えております。
あらなみさんの記事はいつもハッとさせられるものばかりで本当に面白いです。細く長くでいいので続けてもらえると自身の励みになります。これからも学ばせてもらいます。
No title- タカユキ / URL :
- 2021-06-05 14:16 :
- 編集
間違いなしの抜群の買いポイントがあるとするならば、どこその誰がそこで売るんだよって話です。
あと、見ている人が少ないのがいい、というか、忘れられたころに機能するとか、前回のパターンからなにかしら捻りが入るとか、そういうのありますね。
・・・
私もあらなみさんの真似をして、実体験を基にして何か相場の真髄を書いてやろうと意気込むんですけど、なかなか難しいですね。
とりあえずトレンド相場をとるのは、これはこれでなかなか思うようにはいかないってことで。
テクニカルは方向を教えてくれるけれど、
それがどこまで行くのかを知るには、また別の事を知らないといけない、わたしにとって、テクニカルはそんな感じです。
No title- タグ / URL :
- 2021-06-10 12:55 :
- 編集
久しぶりの更新で「当て屋からの脱皮」の落ちか?と思ったらテクニカルの考察ときましたね。これも「当て屋からの脱皮」に含まれていると考えてもいいんでしょうか。それとも全く別枠?
テクニカルは使い方次第。用いる人によって有用にも無用にもなる、などと考えております。
値動きに対してどう進退するのかという過程で、何かのテクニカルを参考にすることでやりやすいという人もいれば、無駄なラインや数値は目障りだという方もいるでしょう
これは極端に言えば、企業業績・企業力を考慮しますという人と、あくまでも値動きのみをみていますという方と、どちらかというと7対3?なんて人もいると思います
取り組み方は人それぞれ
最終的な目的は利益。それだけだと思います
それにしても「自分だけが心理を知っている」というような書き込みは嫌ですね。どうしてそういう言動になるのかわかりません
No title- 名も無き投資家さん / URL :
- 2021-06-13 16:58 :
- 編集
あらなみさんこんばんは- 虚無僧 / URL :
- 2021-06-13 21:28 :
- 編集
本質かどうかはわからないけど、絶対はないという
相場の世界にも、いくつかの「事実」があります。
このことは林先生の執筆にもありましたが、
多くの人が見逃しているでしょうし、
「そんなあたりまえのことだろ」で終わってるんでしょう。
その事実とは
「価格が変動する」ということ。
もうひとつは「取引は同数で成立する」ということ。
同数約定については、どなたかのご発言にもあり、
ほんとうはだいじなことなんだよな、って
少なくともわたしは思います。
同数約定なら、わたしならね、「できるだけ未熟な相手」を狙いたいですね。
また「価格が動く」ということから、
相場は必ず天底をつくり、それを繰り返す、という
事実が生じます。
「差額が生じる」という事実もあります。
そんなこと、あたりまえだろ、っていわれて
多分おしまいなんでしょうけれど
わたしは、この事実は大事だな、って思っています。
なにしろわたしが欲しいのは「差額」だけですから。
差額×量で儲けは決まるわけで、あとは時間という要素を
相関でみていけば、効率ってことにもつながりますから。
相場に本質なんてあるんでしょうか。
結局、相場の世界は、欲望と恐怖の二大感情の
坩堝であって、それだけのことだと思います。
連続ですみません- 虚無僧 / URL :
- 2021-06-13 21:48 :
- 編集
どうせ過去のあらなみさんの膨大な記事を
ろくに読んでないんだろうけど。
わたしはかかる投稿を削除することには
あえて異議をとなえます。
わたしが相手にしたいのは、未熟者ですから
どれだけ未熟者が世間に溢れているかも
知っておきたいから。また、その頭の程度もね。未熟ぶりがわかる。
だいたいあらなみさんは、長いブログの歴史で
もっと無礼な目にあってますからね。
それにしても、立派に生計を維持している
プロに向かって「相場の本質論」を無駄というのは
たいした勇気だ。わたしにはできないな。
わたしはかかる言いがかりに対して
「相場の本質」という言葉を出しただけであり、
あらなみさんの言葉に反した意図は、毛頭ありませんからね。
管理人のみ閲覧できます- / :
- 2021-06-14 01:53 :
- 編集
No title- k2 / URL :
- 2021-06-14 12:06 :
- 編集
次なるカンカクがやってきましたね
未熟ですが- 銀次郎 / URL :
- 2021-06-14 21:17 :
- 編集
ついてる仙人さんはチャートは出来の悪いカーナビで今までの軌跡を示しているだけで目的地を入れられないし目的地が示されることはない。内田さんという方は、抵抗線で止まったのではなく、止まったから抵抗線になった。ぐらいに考えてみ。と言われています。
あらなみさんで言えば、テクニカルを自然科学のように考えている。旧知の人と飲んだ時の、残ったのは二人だけですねそういえばテクニカルだけの人はみんな消えていった・・・。アメリカの最高頭脳が最高の分析をしても勝てない、聖杯はない。(引用が間違っているかもしれませんが)この辺が全てかなと思います。ただテクニカルは判断する目安にはなるし、いい加減なトレードを防いだり、ある期間それがはまるということはあるように感じています。あらなみさんのテクニカルに対する姿勢はいっかんしているように感じていましたが新たな切り口に期待です。
それから「反応しない練習}という本がありますが、無反応だと相場に負けてしまうかもしれませんが、人生の残り時間が少なくなってしまって思うことは、案外極意かなと今になれば思います。
(なにとぞ、あらなみ流、確率思考の記事もお願いいたします)
No title- タグ / URL :
- 2021-06-15 11:19 :
- 編集
博打要素が強いゲームにおいて、博打思考で参加したら最終的には負ける可能性が高いような気がします。
チャートは過去の経緯で結果である。その通りですね
一般的な正論ですな。
分かっているのは、先に虚無僧殿が仰っているように値動きは上下して、天井と底を形成するということ。チャートを見れば誰でもわかります、一目瞭然。その上下の値幅をどうやって取ろうか?というゲームですね。
多分、一般論を豪語しているということは博打思考から抜け出せていないということになりませんかね?
博打思考でも上げ相場の間はプロよりも素人の方が儲けが大きいことも多々あるのも勘違いを生じる一要因であり、このゲームの面白いところです。
しかし、月足大波の上下を1サイクル終了する頃になると総計で圧倒的な差が生じるなんてことがある。
それが2・3サイクルと期間が長くなるほど、なぜか負け続けている人と勝ち続けている人に分かれている。なんて感じではないのかな
分からない人は、分からないままで良いと思います
そうではなくて、正確にいえば、私は儲かるテクニカル分析を発見できません。
それが真理で、テクニカル分析うんぬんを自分のものさしで判断するのは僭越です。
管理人のみ閲覧できます- / :
- 2021-07-10 17:57 :
- 編集