fc2ブログ

環境認識の重要性

2022/01/10 Mon

読者の方のコメントで、負けて負けてというコメントがあったので、少しアドバイスを書きましたが、長くなったので、記事に転載しておきました。


まず、私のブログを読んで頂いているのなら、環境認識という言葉をご存知だと思います。

新興メインということですが、マザーズ指数、JQ指数は見ておられますか。

その指数を見て、少なくとも、今年に入ってから、いい上昇トレンドに入っているな〰、って見えますか。

相場巧者というのは、難しい相場を上手に取るのではなく、簡単な相場を簡単に取る人のことを言います。

難しいところは、やらないというのが正解です。


善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり(孫子)

この孫子の言葉は、相場の奥義なので、絶対に忘れてはいけないものです。

ちなみに、孫子というのは、相場で勝つための必読書でもあるので、是非読んでおいてください。

最高の戦略教科書 孫子 (日本経済新聞出版)

孫子の本は、いっぱいありますが、この本あたりがいいかもしれません。


この環境認識ということについては、私のブログで繰り返し口を酸っぱくするほど書いていることなので、読者なら耳にタコができていることだと思います。

新興メインという人の多くが、いつでも新興。しかも買いのみ、ということは知っています。
一時的に儲かるのは、環境がフォローなだけで、上手くなったわけではありません。
いい環境なら、誰がやっても儲かるのです。
逆に言うと、環境がフォローの時しかやらなければいいんです。
過去にご自分が利益になった局面をJQ指数などと照らし合わせてみてください。答えがそこにすでにあるのです。

私は、毎日Twitterに当日の環境認識のポイントだけ書いてTweetしていますが、昨年末あたりから、インフレ懸念が出てきて、米金利が上昇し、結果、高PERの米ハイテク株が次々に売られている環境になっています。
日本は、米マーケットのオマケ市場なので、これに連られるように日本市場でも同じ現象が起きます。
ということは、少なくとも、今はハイテク、新興株は買うべきではありません。
落ちるナイフを掴むと、リバも大きいということがありますが、大怪我をすることも多くて、ベテランでも苦戦するものです。

確かに、今の環境でも、儲かった儲かったと書いているベテランがいますが、そういう人は、イチローとか、大谷翔平とかそういうレベルの人なので、普通の投資家人でも逆風の中で勝てると思わない方がいいです。

敢えて、嵐の中で船出しないでも、いいお天気の日に釣りに出かければいいだけじゃないですか。

それを何で、わざわざ嵐の日にでかけて、遭難した~、大変だ~、大変だ~、って言ってるのか、私には意味が全くわかりません。


外が土砂降りなら、外出せずに家でおとなしくNetflixを見てる、これが常識なんです。



猫も杓子も勝った勝ったと喜んで、儲かったとみんなが浮かれている時にだけ参加して、他は参加しない。

雰囲気悪いな〰、と少しでも感じたら、絶対にやならい。


これだけで、負けて負けてということは無くなるはずです。

みんなが損してる相場で、自分だけが稼ごうというスケベ心こそ戒めるべきだと私は思います。

今は、誰が見ても上げ相場ですか?



環境認識と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、実は簡単なんです。

まずは、買うのなら、誰が見ても上げ相場で、資金がどんどんと市場に流れ込んで、次々に高値を更新して、みんなが儲かって、という局面だけを選んでみてください。

そういう環境でだけやって、それで負けて負けてということは、無いと思います。
そうすれば、よほど高値の飛びつき買いのヘタッピーでなければ、勝てると思います。



いつでもどこでも稼げるなんていう相場などありません。

相場のコツというのは、手法ややり方にあるのではありません。

手法にこだわる人は、環境が全く見えていないのです。

そして、自分の手法だけを頼りにした自己中のトレードをやります。

そうではなく、相場を中心において、泣く子と環境には勝てぬ、と謙虚さを心がけることです。

環境を認識し、環境に沿ったトレードを常に心がける。

そして、わからなければ休む。苦手だと思ったら一目散に逃げる。

負けても負けても、これでもか、これでもか、を絶対にやらない。

長いものには巻かれろ

こういうことこそが相場のコツであり、要諦なんです。



人気ブログランキングへ

コメント

Secret

想像力不足?

ここまで書いてくれていて(この記事だけでなく、何年もにわたってという意味)、抽象的すぎると感じるというのは、その人の想像力が足りないような気がします。

本にしても何にしても、抽象度の高い概念を書いて、それを各人が具体的になるようにして、腹に落とすことで知見になると思うのですが、それをできていない人は、概念を自分の知見に落とし込むまでにかけるスピン=想像力が足りないのだろうと思います。

過去の記事で、野川軍曹にあらなみさんが「勝つために何が必要か?」と問うたときに、しばらく考えて「総合力かなあ」と答えたとありましたが、その中で想像力がかなりの割合を占めるんじゃないかと思います。

私には師匠がいませんが、勝っている人の言動(手法じゃないよ)をメモして、何度もしつこく見返すこと(そのときにちょっと想像を働かせて過去の状況と照らし合わせたりして)で、少しずつ行動が変わっていき(私にとって大きな変化はしっかりした利益になるまで待てるようになった)、だんだんと負けなくなったことです。ちなみに私は中長期投資です。だけど一番影響受けた本は「デイトレード」です(笑)。

もしかしたら、それはよく言われる潜在意識を書き換えるくらいのことだったのかもしれませんが、単に文を読むだけじゃなくて、過去のトレード履歴に照らし合わせて、“自分にとってはこれって何にあたるか”を考えながら、知見に落とし込んでいくべきかと思います。大人が小説を読む技巧に近いです。単純にストーリーを追うのではなくて、これって今の自分にとって、何を意味しているか?というメタファーに当て込んでいく感じです。

あらなみさんの記事のすごいところは、同じようなことを、手を変え角度を変えて伝えてくれているところです。これだけ難しい相場の世界を、時間をかけて紐解いてさえいけば、高みにたどりつくんじゃないか?と、私ならすぐ想像できて、このサイトに出会ったときに、感動を覚えましたが。

アドバイス、記事にまでしていただきありがとうございます。

指数は確認しています。とにかく下げてる認識もあります。 
先日の朝の連敗直後にストップし、直ちにトレードを見直しています。
何をしようとしたかといえば下がっていた直近ipoが前日に緩やかに反転していたのでそれの押し目拾う、レンジの下を拾う、他の銘柄で下げのさらに下に突っ込んだところを拾い戻りを売るといったところです。
ただ損切り連発でイライラしていたので戻りをすぐ売るべきなのに大きい反転を期待してしまい利益を損にする取り返したい病の発生です。
新興の下げのさらに下げを取るのが得意な方は指値待伏せを多用していますが、私としては当てものの感じがして馴染めず、(もちろん厚い板とか根拠はあるのでしょうが)損切りの根拠もほしいので反転確認後に買うことが多いのですがそうすると僅かな反転の天井になりやすく、取れても値幅が少なくなってしまいますね… 
こんな難しいことはするなと怒られそうですが。

最近は場中に指数はあまり見ないようにしていました。後出しのできる銘柄などほぼ存在しないし、指数無視で上がるものが取れなくなってしまうので。

No title

休めと言われて、はい休みます
逃げろと言われて、はい逃げます
これで終わりなのにごちゃごちゃ言ってちゃだめだろ

環境はわかってるんです、言われたこともわかります、でも、でも・・・

おめでてーな

承認待ちさんへ

承認待ちさんへ

おっしゃる通りです。皆、人それぞれです。

だからこそ、書いてたんですよ。
伝わらない、具体性がない、結論がない、という人がいる反面、とても役に立っている人もいると言いたかっただけなんです。

もしかしたら、その人たちにフィットするやり方だと、あらなみさんの言うことの対極にあるかもしれないわけで、それならそれで彼らは、ここを斬り捨てる(=参考にしない)という判断もできるわけです。それも俯瞰(ふかん)で見わたしたときの想像力なんですけどね。

わからないような連中に引っ張られて、あらなみさんが投稿をやめしまうと困るからです。まあどうやったらわかるかを、もっと手を変え語ってくれる効果もありますが。

ちなみに私もエンジニアですが、理系の人はどうしても俯瞰で(ちょっと引いてモノを見て)考えることが苦手ですよね。数学でも物理でもきれいな答えがあるという教育を受けてきたんで。

一般的には物事はシンプル(なはず)だと教えられるけど、そもそもそういう考え方が間違っているかもと思うことが最近多いです。背骨や幹のところはシンプルなんだけど、枝葉が面倒で、それがやけに結果に影響する、みたいな。つまり些細なことが実は重要だと。そしてその要因(影響する枝葉の場所)は日に日に変わるというとんでもない世界です。

瑣末なことこそ大事というのは、養老孟司の本を読むと書いてありますが、「超バカの壁」なんかはよかったです。

まあ相場においては、生涯学習なんだと思います。
それでいいじゃないですか。
ここに集まる連中はみんなそれを嬉々としてやる株キチなんだから。

No title

地下室のコメント返しが復活して活況ですね
環境認識。私の場合は堅牢性がいちばん欲しいので、
見る要素検討する項目をどんどん削いでいきました
チャートで取引する代わりに違和感のある値幅で即損切り
その一点突破で生き残ってます
株でなく差金取引を闘技場にしているから成り立っているんでしょうね
環境認識をいろいろ見ないハンデ戦というよりは、
型に落とし込んだ今はルーチン戦として楽になりました

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

いい本見つけました。

欲望の錬金術

https://www.amazon.co.jp/%E6%AC%B2%E6%9C%9B%E3%81%AE%E9%8C%AC%E9%87%91%E8%A1%93%E2%80%95%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99%E4%B8%8D%E5%90%88%E7%90%86%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-ebook/dp/B091BLPHTW/ref=pd_ybh_a_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=VDNFB5G32469E46EAP56


そもそも人は合理的に考えられない、といろんな行動経済学の本に載っていますし、それを少しでも合理的に変えること=人間らしくない方に思考を変えることが、大事だと説くような本が多いですね。それをメンタルを鍛えるなんて表現されたりもします。

でもそうではなくて、あえてその不合理な考え方に改造して、マーケットと同化しろ!みたいに読めました。実際は、マーケティング分野の本なんで、マーケットは一切でてきませんが、自身がMrマーケットになって、立ち向かえ!と言われているように感じました。

まあこれはちと深読みしすぎでしょうが、いろんな読み方ができて面白いです。

でもまあ、なんだかんだ言っても、そんなよくわからない勝ちを追うのではないなく、勝ちやすいときにだけエントリーできるしたたかな自分を育てたいですね。

ちなみにこの中のsavers19で書いている書評は私のです。みんなどうせバフェットにはなれないけど、それをひがんではいけない。バフェットの買えなかったamazonの株を買えるような、不合理な思考回路を身に付けようではありませんか。(←いや、したたかな自分を育てたいの対極やないか?)

また、いい本見つけました。

世界はシステムで動く

https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%A7%E5%8B%95%E3%81%8F-%E2%80%95%E2%80%95-%E3%81%84%E3%81%BE%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%80%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9-%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%BBH%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%BA/dp/4862761801/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1JCNAXRM30PRI&keywords=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0&qid=1642983270&sprefix=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%2Caps%2C343&sr=8-1

あらゆるものはシステムで動くんだけど、大きな幹は単純に見えるけど、こまかいところはそれ以外の外部要因で、小さいサブシステムをつくって作用し合う。

でもじつはその小さいものがとんでもないところに連れて行く=大きな影響因子となる。
それがタレブなんかが言う正規分布のテールのところで起こる、100年に一度とか1000年に一度しか起こらないとされるものが、じつはしょっちゅう起こりうるってことにつながる。

いかに人はものをわかっていないかを知り、謙虚になれる。そしてこんなものが影響するんだと、徹底して深掘りできる思考回路が築ける。そういう自身のマインドコントロールにも有用です。基本的に頭のいい人は、似たような考え方をしますね。

でもでも星人をやっつけろ!

結局これがどれだけできるかどうか投資家としての技量という事で

相場は人生を教えてくれる

相場は人生を教えてくれる、とつくづく感じます。
だからたとえ遠回りしても、その経験は価値があったと感じられます。負けていたら、負け惜しみにしか聞こえないという皮肉はありますが。

下記、私がイントラネットに掲載した書評になります。
感性が合わない人には、ふざけているととられたでしょうが、刺さる人には刺さったのではと、勝手に悦に入っています。


「死ぬ瞬間」/ エリザベス・キューブラー・ロス

むかしはガンになったりすると、本人には告知せず闘病を見守ることが多かった。本人も薄々わかっていても、現実と対峙するのが怖いので、明言されたくはなかったというジレンマもあっただろう。そんなときにすごく流行った本だが、また新装版にして売れているみたいだ。日本でも告知があたりまえになってきたので、告知された人の反応を、家族が受け止めなくてはいけない機会が増えてきたからだろう。そしていまはガンも治る確率が高くなってきたし、「治すぞ!」という本人の気持ちも大きく影響するから、闘う意志を持つことが治療にプラスになるのかもしれない。この本によると、下記の順を経て人は死んでいくという。

①否認:自分が死ぬはずない!そのうち特効薬でもできて逆転できると期待する。
②怒り:そもそもなぜ、私がこんな目に遭わなければいけないんだと怒り散らす。
③取引:悪いところは改めるから、なんとか命だけは・・・と神にすがる。
④抑うつ:運命に対して無力さを感じ、ひどい抑うつに見舞われ、何もできなくなる。
⑤受容:どうしようもないことを悟って、安らかに死を受け入れる。

これを眺めていると、まさに相場と同じだと気づかされる。死と違うのは、すべてを受け入れたとき、⑥ようやく資産が増えてくるということが経験できる(人もいる)ことだ。だから相場を張ることで、①から⑤を簡単に経験できるとも言える。もし相場に手を染めてスッカラカンになっても、みんなが終末に経験しなければならないこの過程を、安っぽい動物園に行って、ロバににんじんを与えるときくらい穏やかな気持ちで迎えられるのだとしたら(←わかりにくいなあ。もうちょっといい例なかったんかい!)、それはそれでラッキーではないだろうか?

残り時間が少ない中で、気持ちが上下左右に揺さぶられるのは、二重苦、三重苦に感じるだろう。ただそれを避けようと思って乗った相場でヘマをして、寿命よりずっと早くに首を吊るしかなくなる人も、結構な割合いることも覚悟したうえで、自己責任でエントリーするように。

散々荒らしておいて

散々自分の言いたい放題、書きたい放題をやっておいて、あとで全てを削除する。 不埒な輩がまたやらかしました。

RESのついた投稿を勝手に削除するのは、非礼だし、卑怯な行為です。

現在の投稿一覧を、過去の経緯を知らない、全く初めての人がみたら、投稿を残している別の人の発言だと誤解されかねません。

このブログ(掲示板)は、投稿時は管理人さんの承認方式なのですから、削除時も同様にできませんか?
管理人さんのお手数をおかけしますが、現状のような荒らしがあると、読者は(少なくとも私は)、非常に不愉快です。

プロギャンブラーはギャンブルをしない。

勝ち組のブログなんかで売買表を見たりしても、個々を見ると、結構しょぼいなあという印象を受ける。でも1年後集計すると、私なんかよりも大きく勝っていたりする。弱者って自身がちょっと勝っているところがあれば、すぐにマウントしちゃいますが、強者はトータルで考えているから、そんなことが気にならないんでしょうねえ。相場に通じるいい本です。このへんはあらなみさんが何度も書いていることに通じます。

2年くらい前に会社のネットに載せた書評です。プロギャンブラーのぶきは、youtubeなんかにも転がっています。そないに儲かっているようには見えませんが、勝ち組ではあるし、参考になることが満載です。そして何より人生を楽しんでいます。これが一番重要なことです。


「勝率9割の選択」/ プロギャンブラーのぶき

プロギャンブラーという職業を知っているだろうか?
読んで字の通り、ギャンブルで飯を食っている人のことだ。その人の横に付いて、ずっと観察していると面白いことがわかる。
とにかくしょぼい。確実に勝てるところにコツコツとしょぼい金額を賭けて、日銭を稼いでいる。「あー、こわいこわい」と言いながら、慢性的に腰が引けた感じだ。
人間は黒か白かとはっきりした世界が好きだから、大穴をねらってスッカラカンになるパターンの勝負をしがちだが、プロは絶対にそれをしない。
感覚的な言葉で説明すると、プロギャンブラーはギャンブルをしないということだ。

ルーレットで有り金の何百万円を全額掛けて、勝った人の動画をyoutubeで見たが、あれを羨ましいと思う人は、カモ以外の何者でもない。
プロギャンブラーという言葉の響きから想像するのは、その人が来ると、みんな恐れおののいて、後光が差して・・・とんでもない、ただただ恥ずかしいくらいしょっぼいのが大半だ。そしてそんなゲームは、やっている本人もちっとも面白くないらしい。
基本的にはギャンブルを好きなのだろうが、その中でも一番やりたくない、気持ち悪い方法で、ちょこまかしたものをかすみ盗っていくわけだ。好きなことを職業にすると、それが嫌いになるとよく言われるのはそのためだ。

デイトレーダーも同様で、盗ったり盗られたりを繰り返して、なんとか勝つというパターンがほとんどだ。「負けて勝つ」「肉を斬らせて骨を断つ」みたいな言葉があるが、そんな闘いをリアルに見られる世界だ。
今日3万円負けても、1か月後には+50万円になっているような勝ち方だ。「孫氏の兵法」や「確率の教科書」を読むよりも、プロギャンブラーを観察する方が、勝負の世界を深く理解できるにちがいない。

たとえばどうしようもない人が近くにいたとしても、意味がないからと関わらないでいるよりも、なぜ彼はどうしようもないのかを考えながら観察することで、それが見えてくる。どうしようもない理由がわかれば、どうにかする方法はおのずとわかってくる。単純に、その逆をすればいいだけだ。人生に無駄な経験なんて一つもないという意味がよくわかる。

プロギャンブラー

プロギャンブラー のぶき氏の話題がでましたので反応したくなりました。
彼は長いことヤフーブログで実生活の様子を書いていました。わたしとも交流がありました。わたしは彼から株式投資について質問を受けたこともあります。自分のギャンブラーの経験で株式投資で勝てるか?という質問でした。当時ギャンブル放浪を終えて日本に帰国するにあたり株式投資進出も検討されたようです。たぶん結局やってないと思います。ちと彼には向いてないかなとわたしは思いましたがやんわりと慎重にとお答えしました。

それはいいとして実際の海外での生活ぶりとかまたギャンブルの戦い方とかそれなりに楽しくブログは読んでいましたけど、彼がその後書いた本とか今自分のHPで言っていることとはかなりの乖離があります。彼の悪口を言うのが目的じゃありませんので詳しく書きませんけどその後講演とかプレゼンで稼ぐ道を選んだので商売上そうならざるを得なかったんだなと思っています。

確かにまるで嘘ではないです。勝負の要諦についても良いことも言ってます。けどただ違和感を感じる部分もわたしはあちこちあります。読んで無駄だとは思いませんけど変に読んだら勘違いするなと思います。まあ本というのは読み手によってどうにでも読まれるものですから。ただの思い出話ということでした。

プロギャンブラー補足

すみません。追加です。どうしてのぶき氏が株式投資は難しいかもと考えた理由を書き忘れました。のぶき氏はカジノではブラックジャックとかポーカーをやっていたんです。これらの種目は対面競技でライバルが目の前にいます。そこで勝ち切るという素養は日本では麻雀に近いです。一方で競輪とか競馬とかは目の前にライバルがいません。でもいるのですけど、そこでの闘い方の基本はやはり対面競技と違うのです。

ですから彼の場合はカジノギャンブルの経験が簡単に株式投資に活かすというわけにはいかないだろうなと考えました。そういう意味のことも彼にいいました。それと10年もその日暮らしでカジノを渡り歩いてのですから相当勉強しないといけないとも思いました。ちなみにわたしの場合は競輪でセミプロみたいに稼いでいた時期があって、ゲームの構造は株式投資と競輪は非常に似ていると思います。

プロギャンブラーについて

なるほど、そういう交流もあったんですねえ。

ただあれほどの勉強量を自分に強いることができるなら、最終的には金融市場でも勝てるようになるとは思いますけどねえ。

たしかに年齢的な問題で、根を詰めてやることに限界を感じて、講師業に舵を切ったのかもしれませんねえ。わたしも話のスケールがしょぼいなあ、とは感じながら読みました。

まあプロゲーマーの本にしても、とにかく考え抜いてやっていることが書かれていますね。ああいうのを読むと、背筋が伸びると言いますか、1000本ノックのうちの100本目ていどで音を上げたら恥ずかしいなあ、という気が起こって、いい意味で自身のケツ叩きになります。

投稿内容で

技量がわかるってのは確かにそうですな。
これを主張するひとによっては「喜劇ではあるが。

ところで、日本語の表記に「でわでわ」というのはない。
小学生の常識ではあるな。「ではでは」が正しい。
知らない人がいるってのは、驚きだ。

脱皮以前の非常識くん

小学校からやり直しなさい。
何十年もはずかしい間違いしてきたんだろ?
わたしはきみとちがって削除しない。

多様性について

自分が買うときには売り手が、売りたいときには買い手がいることを、しっかり意識しろと、あらなみさんがよく書いてくれています。つまりつねに反対側に相手がいるということです。勝っている人というのは、自身よりも頭の悪い人(=技術力の低い人)から反対売買されて、利益を得ているということです。

そう考えると、やはり勝者は少数派になるのでしょう。敗者はどんどん入れ替わって、お金を提供しては去っていき、少数派の勝者はゆっくりと資産を膨らませる感じでしょうか?何十年もトントン、微増、微損という層も多数派に入るでしょう。

それって弱者の資金が利益の源泉ということになる。その弱者(自分とは逆に考える人=まるで意見が食い違う人)がいないと、トレーダーは食っていけないとも言える。だから強者は弱者の存在に感謝する。自分と反対売買してくれる人に感謝するんだと思います。

それって「勝者は往々にして多様性を認めている」んじゃないかと、つい想像力が働いてしまいます。だからこそ、あらなみさんはほぼ万人の投稿を許可しているんじゃないか、と私なんかは考えてしまうのですがねえ(←ちょっとあらなみさんを持ち上げすぎ? 信者のみなさんって、また皮肉られるかなあ?)。

良かった良かった

とりあえず良かった良かった。
それが本当なら。

これで以前のような平穏な板が復活することを期待します。

日本語を正しく使うのは

当然のこと。
わたしは儲かっているから心配するなよ。

さ、学校のお時間だよ、「でわでわ」おじさん。

あのひとは

前にも「最後の投稿」とかいってた。
今度は「せめて嘘はつきなさんなよ」とね
最低の礼儀を強調しておきたい。

ようやく静かになりそうだ。
ご同慶の至り。
他の方々に、わたしの投稿で不愉快な思いがあったなら
お許しいただきたいと思います。
わたしは「お掃除」のつもりでしたから。

僕も、くだらない人間の集団の一人です

虚無僧さん、ATSUOさんに賛同。
親父の遺言で、「暴走老人には関わるな」と強くいわれていたので静観を決め込んでいました。

大掃除、ご苦労様でした。

よかったですね

ようやくおかしな方の独壇場が終わるのですかね笑
また名前を変えて戻って来そうですが、長年儲からず相手にされない人が痛い姿を見せているのをニヤニヤしながら静観するのも個人的には一興でした笑

と、冗談はさておき真面目に意見を述べると、一連の書き込みから長年相場をやったものの、脱皮どころか借金しないで済んだ程度の腕で、掲示板での振る舞いからも誰も関わりたくないであろう人格が伺え、私生活でも誰にも相手にされなくなったためこう言う匿名掲示板で暴れたんでしょうねぇ…
相場は人を狂わせるというか、やりようによっては人生丸ごと棒に振るう可能性がある恐ろしいものであると再認識しました。

私が再掲させて頂いた売買符、また、削除されましたが、買い下がりをして途中で売りを建てて、トントンに持ち込んで終わりのような売買符も書き込みされていたように思いますが、ああ言うのを見るといくら実戦売買ではないから批判は的外れと言われても、そもそも考え方が脱皮前の素人同然だと思いますね。

私はそもそも買い下がり自体に否定的ですが、あのような売買に対する考え方は、個々の売買を無理にでも勝ちに持っていきたい、そしてそれをもって技術であると勘違いした姿勢であると思います。トレードをトータルで考えていない。
エントリーしてから引かされて逆のツナギなど建てて利益に持っていくとすると、そもそも新しい玉が建つほどある程度の期間をかけざるを得なくなりますし、利益になる状況が限定されてしまう、その上資金が拘束されます。個々の売買に対して過剰な重みづけをしないならば、エントリーしてダメならさっさと損切りして次の機会を待てば良いわけです。また、そのようにリスク管理をしない限りはレバレッジは使えない、ないし使えば自滅は明らかですので、利殖としてトレードをやるメリットは著しく減ります。
個人的にはトレードやっててよかったと思えるほど稼ぐには、どこかでレバレッジを適正に使う事を覚える、ないし10倍株を数回掴むくらいしか思いつきません。10倍株など分かりませんし、長期にやるには運が大きく関わり再現性に乏しいと思い、私自身は10倍株はやり始めて数年で諦め、それから数年は短期で膨大な数のトレード(と言っても1000弱ですが)をこなし、試し玉を建てて、それに利益が乗らなければすぐ損切りというのを適正に行えば、適当なエントリーで乗せや利確が下手でも意外と利益は残るという経験をしてから、トータルでトレードをするというのが腹に落ち、出来高の大きい銘柄でリスク管理(簡単に言えば試しが損になれば必ずそれを切り深追いしない)した上レバレッジをかけてトレードを行い資金を増やして来ました。

努力の方向として、エントリーしてから厳しいトレードをつなぎなど駆使してトントンに持っていく、無理に勝ちにいく事を目指すと40年やっても儲からないということですね。そんな事より負けはさっさと認めて損切りしなさいということで、個々のトレードを勝ちに持っていく、勝率が高いことが心地よい、から脱せないと、デイだろうと中長期だろうと関係なく、あまり明るい未来が待っていないと思います。これが承認待ちさんから学べる非常に重要な相場の要諦かと思いました。
一言で書くとやはりあらなみさんが言われるように確率論的思考という事なんですけどね。それが腹に落ちるまでは、歴がいくら長くても勝負にならないのかもしれませんね。

ではでは…笑

No title

相場環境というものは投資をするうえで最重要事項でして、勝つということだけを切り取った場合、スイングトレーダーにとってはこれがほぼ全て・・・、といってもいいくらいものなのですが、相場やってると相場環境の認識というものが意外と抜け落ちてしまうものなのですね。

私はこのブログもそうですがその他の相場関連のコミュニティもある程度巡回しますが、例えば、最近勝てるようになってきた、なんていうコメントを見かけることがここでもよそでも多々ありますが、それはあなたの売買は昔から全く変わってないのだけど、相場環境が変化したのでそのおかげで勝てるようになっているのだけれど、相場環境がまた変われば再び勝てなくなるどころか、下手な成功体験だけ身に沁みついてしまって昔のやり方をいつまでもいつまでも押し付けて相場の海の藻屑となってしまう…、そういう事例がほとんどかと思います。

前にも書いたことがあるのですが、エッジとは自分の内にあるのではなく、外にあるということです。

そして、私は、相場をやる側の生の声というものもそれなりに重視しています。特に生粋の曲がり屋の動向は着目に値します。
特定のやり方が通用して、浮かれだすような頃は警戒ランプ点灯でもあり、チャンス到来の灯火になる可能性も・・・、時としてあります。

事実、私は、最近調子がいい、という書き込みがきっかけで大きな成功を収めたトレードプランを見出したことが過去にあるのですね。

勿論、ある特定の事象が一つの方向性を示しているとてそれだけでは何とも言えないのですが、複数の事象が同じ方向を示しだすとそれは偶然とはいえない・・・、そのように思うのです。
訪問者カウンター
プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所

あらなみのトレード水先案内人


あらなみの相場技術研究所別館

カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
相場本検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

相場格言
amazon

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR