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勝っている人の真似をしても勝てないという悩み その2

2023/01/21 Sat

ちょっと油断すると、すぐに時間が経過してしまいます。
この間、色々とご推察コメントありがとうございます。
みなさん、書いておられること、それぞれが勝てない理由になっていると思いました。
今回ご説明するのは、私の答えであって、これが正解ということではないとご理解ください。

さて、今回ご説明するのは、次の⑥番です。

⑥教えている勝ち組さんも、聞いている負け組さんも、双方が本当の勝ちの理由をわかっていない。

これだけ読むと完全に意味不明だと思いますので、解説していきます。
なるべく短く書きたいのですが、少し長くなります。


それではやっていきましょう。

セミナー、教材など多くの勉強道具に触れる機会が多い昨今です。
また、YouTubeを見ると、無料で一生懸命教えてくれている熱心な方もおられます。

その大勢が使っている代表的なものが、ボリンジャーバンドと移動平均でしょう。
ボリンジャーバンドを使った手法をレクチャーされている方もおられます。
また、移動平均を使って色んなパターンを解説されている高名な投資家さんもおられます。

いずれも、大儲け間違いなし、という話なのですが、では実際にそれを見ている読者さん、生徒さんの多くが勝ち組に回れたのか、というと、ほとんどがそうはなっていないのが悲しい現実です。
高額セミナーを受けて、みんなが勝ち組になった、という話はほとんどといって聞きません。
結局、勝っているのは、講師をしているトレーダーさんだけ、という状況は全く変わりません。

例えば、ボリンジャーバンド。
知らない人はいないと思いますが、これを使って儲けられる、と言っている勝ち組さんはすごい数に登ります。
聞いている読者・生徒としては、
「ボリンジャーを使って自分が勝てないのは、本当の使い方を知らないからだ。」
と思って、さらに熱心に勉強している方も多いですし、高額の授業料を支払って教えを請う方も大勢おられます。
これは、移動平均も同じです。
移動平均を使えば、魔法のように相場で勝てるようになる、という話もよく聞きますし、本もたくさん出回っています。
高名な講師さんが、熱心に教えておられて、大勢の生徒さんも熱心に勉強されていますが、そこから大儲けできたという話はあまり聞きません。

色んな勉強を熱心にされているのですが、結果は散々なことがほとんどなんです。
何故、ボリンジャーを使っても、移動平均を使っても、勝てる人は勝てるのに、その人に教えてもらっている人のほとんどの人は勝てないままなのか。
大勢の生徒さんは、「自分の使い方が悪いのだ。まだ先生の本当のやり方をわかっていないからだ。」と思って熱心に勉強されますが、結局勝てないまま月日が虚しく過ぎていきます。

何故こうなってしまうのか。
自分には、本当に才能が無いということなのか。
そう思ったことが一度や二度ではない方も多いのではないでしょうか。
何故そうなってしまうのかを本気で考えていけば、どうしたら勝てるのかの答えが見えるかもしれません。



さて、ここで、大変示唆に富んだ逸話が書籍「ラリー・ウイリアムズ短期売買法」に書いてありましたので、ご紹介したいと思います。

1991年8月 第28巻8号

農夫とギャンブラーと投機家

トレーディングで金儲けなんて、このビジネスはなんと簡単なゲーム!

ルールは3つか4つかだけ。ただ、人はこのゲームをやり過ぎ、カネを注ぎ込むことになる。なぜか?どうすれば良いのか? 先週末、フロリダでのセミナーで講演したジェイク・バーンスタインは、こんな興味深い話を披露した。

何年か前、ジェイクがある証券会社の顧客の集まりで講演したときのことである。 顧客たちは、主に牧場主や農場経営者、数人の投機家も混じっていた。 講演が終わると、1人だけトレーディングでカネ儲けをした顧客がいて、その人に会ってみないかと誘われたのである。その顧客は別に頭脳明晰というわけではないが、それでもトレーディングでは必ず儲けていた、との話だった。

この老農夫とジェイクはうまが合ったようで、老農夫はジェイクに自分がどんな取引システムを使っているのか知りたいか、と尋ねたのである。「もちろん」とジェイク。「どんな手法なのか、ぜひ拝見したいですね。」
そこで、老農夫はポークベリーのチャートを開き、糸の付いた振り子を取り出した。 チャートの上に振り子をかざすと、彼はジェイクに言った。「このページの上で、振り子が上下に振れたら買い、横に振れたら売りなんだよ。ジェイク、見てしまったね、俺のシステムを!」
ジェイクは後ずさりすると、ちょっと考え、そして尋ねた「それだけですか? 他に何もありませんか?」
「えーと••••••」と、この相場師は口ごもり、「もう1つあるけれど、あんまり意味がないと思うね。その日の終わりで損をしていたら、そのトレードは仕切ることにしているんだ。」

出発が遅れた飛行機で(爆破予告があったため、 航空会社を変更して) 帰途についた私はこの老農夫の賢明さに思いを巡らしていた。そして、カントリー・ミュージックのラジオ局にダイアルを合わせながら、国道5号線を北上していた午前1時15分、冗談ではなく、本当にケニー・ロジャースの 「ギャンブラー」がラジオから流れたのである。そして胸を打たれたのは、「(ポーカーで) どの手でゲームを続け、どの手で降りるのか、ギャンブラーなら知っていなければ」というメイン・コーラスではなく、そのバックコーラスの「どれを捨て、どれを持っていなければいけないか、ギャンブラーなら知っていなければ」というリフレインだったのである。
あの老農夫は、この歌詞を紙に書いて壁に張っているに違いない、と私は思った。ギャンブラーは、勝ちにつながらないカードを捨てるのである。投機家としてのトレーダーは、農夫やギャンブラーの仕事に、一度注意を向けてみる必要があるのかもしれない。

要点の証明

この発見を反映させるため、私はある実験を試みた。考えていたのは、3つの単純なルールで構成されるTボンドの取引システムを開発することであった。
第1のルールは、今日の終値が8日前の終値より高かったら買い。別に神がかりなことではなく、単に、需要があり、マーケットが上昇傾向にある、というだけのことである。次に、いつこのカードを捨てるべきか、である。そこで、損切りは損失が850ドルに達したレベルに置く。それ以下の手では勝負しないのである。最後に、収益レベルは損失許容レベル(850ドル)の3倍あたり。実際の最高益は3500ドルであった。

そんなルールで、上場以来、Tボンドを1枚ずつトレードして、3万6500ドルも稼ぐことができたのである。最悪のドローダウンはちょっとひどかったが、トレード1回ごとの平均収益は、50ドルの取引手数料を差し引いても、160ドルと魅力的であった。
このシステムは、魔法や高等数学をベースとするものではない。また、戦略と言えばマネー・マネジメントだけである。 ケニー・ロジャースは正しかったのである。





この逸話が本当かどうかは別にして、大変示唆に富んだものだと私は思いました。

ここでラリー・ウイリアムズ氏が言いたかったことは何でしょう。

まず、この勝っている老農夫は、自分の勝ちの理由を

振り子システム

だと信じています。

そして、あまり意味がないこととして、

その日の終わりで損をしていたら、そのトレードは仕切る

という説明をしました。

勝ち組であるこの老農夫は、自分が勝っている理由を振り子システム」だと教えました。

つまり、具体的やり方、手法です。

さて、この話を聞いた、ジェイク・バーンスタイン氏とラリー・ウイリアムズ氏が一流のトレーダーだったので、この老農夫の「本当の勝ちの理由」にすぐに気がつきました。

もし、この老農夫の話を負け組の人が聞いたら、「勝ちを引き寄せる振り子」を100万円で買っていたかもしれません。

多くの勝てない人は「相場で勝っている人は、本人が勝っている理由は当然わかっているはずだ。」と思っていると思います。

勝っている人は、この老農夫と同じく、自分は、ボリンジャーや移動平均を使いこなすことで勝っているのだ、と本当に思っているのです。
だから、熱心に移動平均を教えてくれるのですが、聞いている方は一向に勝てるようにならない、という結果が待ち構えていることになります。

私は、最近、ある高名な投資家さんが、高額のセミナーで、これで絶対に勝てると言っていた「あるやり方」を検証ソフトを使って検証してみました。
この人が言うとおりなら、当然システム的に勝てるはずだからです。
ところが、実際に検証すると、勝率は50%を下回り、損益比率も1以下という散々な結果に終わりました。
結局、いくら検証しなおしても、負けるということがわかりました。
よくこれを高額セミナーのネタにしたものだと、ある種感心しました。
じゃあ、この高名な投資家さんは、詐欺師なのか、というと恐らくは違います。
実際には、この「老農夫の錯覚」を起こしていて、実際の勝ちの理由が見えていないのでしょう。

つまりは、

何故勝っているのかという理由を、教える側、教えられる側双方が誤解しているために、「勝ちを引き寄せる振り子」を熱心に勉強する、という愚策をやってしまっている。

ということが容易に起きるのものなんです。

私も、YouTubeなどで、色々と熱心に相場を教えてくれているものを見たりしていますが、この人たちが熱心に教えてくれていることは、実は本質ではないな、ということを感じることが多いです。
その人が勝っている理由は、教えてくれている手法ではなく他にあるということがわかるのです。



何故、こういう錯覚が頻繁に起きるのか、というと次のような理由があります。

ある有名トレーダーさんが次のように言ってました。

損切りできないなんて論外。。

はい、論外なことなんです。

論外・・わざわざ論ずる価値もないこと。取るに足りない、または、もってのほかであること。

論外のことなので、いちいち説明しない、ってことです。

勝っている投資家にとっては、損切りなどということは、息をするのと同じぐらい当たり前のことなので、いちいち意識などしていないし、説明もしないのです。

損切りが完璧にできてこそ、やり方が存在するのであって、論外のことができなければ、やり方などいくら勉強しても無駄です。
何の意味もありません。

強調しますが、

論外のことができなければ、いくらやり方の勉強をしても、何の意味もありません。

こんな論外のことができない人にボリンジャーを教えたとて、勝てるわけが無いってことは、最初からわかっていることです。

ただ、お金を取ってセミナーをやっている高名な投資家さんは、みんなが何に興味があって、何に興味が無いのかを知っています。
つまりは、やり方、手法の話をしないと、お金が取れない、ってことです。
逆に、勝てそうな手法の話さえしていれば、投資家はいくらでもお金を払ってくれます。
手法を教えないと、誰も寄っては来なくて、お金が取れません。
リスク管理セミナー、資金管理セミナー、などやっても、誰もわざわざお金を払ってまで聞きになど来てはくれないのです。

ある有名FXトレーダーさんが次のように言っておられました。
「本当は、資金管理をじっくりやりたいのですが、みんな聞いてはくれないし、めちゃくちゃ人気が無いのでやりませんが、ほんとうは一番大切なことなんですよね。」

実は、勝っている人はわかってるんですが、誰も聞いてもらえないから、やらないだけなんです。

移動平均を使っても、ボリンジャーをいくら熱心に勉強しても、論外のことができていないのに、相場で勝てる道理はそもそもありません。
最初から100%負けるに決まっているわけです。

お前はもう死んでいる

何をやっても、どれだけ努力しても、やる前から、もう負け組が確定しているってことです。

土台が腐っている上にどんな家を建てても無駄です。

歩く体力が無いのに、イチローのバッティングをマネしても一流のバッターにはなれません。

まともな体力が無いのに、100万円のゴルフクラブを使ってもスコアーは伸びません。

道具というのは、土台があってこそ意味があるものなんです。



私の知っている勝ち組トレーダーは、一人の例外も無く、損切りが上手です。

そして、私の知っている負け組投資家のほとんどは、損切りが下手、もしくはできないです。

この差こそが、勝ち組と負け組の違いなので、もうこれが答えです。




前回、私は、

そもそも、コンスタントに勝っている勝ち組さんと全く同じことをすれば、結果もまた同じになる、という理屈は、間違ってはいません。

と書きました。

全く同じこと = 手法

と理解している人がほとんどですが、だからダメなんです。
手法だけマネして、それで全く同じことをしているつもり、など、程遠いです。

本当に、

門前の小僧習わぬ経を読む

です。

そもそも、手法など、好き好きで、自分の趣味趣向で、好きなものをやればいいんです。

勝っている人が、ボリンジャー使ったり、移動平均使ったり、すっぴんでやったりと、好き好きでやっているのがその証拠です。

さて、「全く同じ」ということにおいては、さらに別の大きな関門が待ち受けています。

ということで、さらに他の理由がありますので、次回、もう少し話題を広げて行きましょう。

「全く同じ」というのには、道はまだまだあります。



どれを捨て、どれを持っていなければいけないか、ギャンブラーなら知っていなければ。

ギャンブラーは、勝ちにつながらないカードを捨てるのである。

勝っている投資家は、呼吸をするように損切りする。



おサルの温泉のリクエストが多いと、記事が早くなるという法則があります 笑


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コメント

Secret

バカバカしい。

資金管理じゃなくて手法が先ですよ。
もっと言うとルールとシステムの理解が先で、ルールとシステムに乗っ取って手法ができて、その手法における損切りのポイント、利確のポイント、自分の資金量、自分が取れるリスク、期待リターンを元に資金管理をするんですよ。

「現在値より上の値段で約定するから株価が上がる。現在値より下の値段で約定するから株価が下がる」という大前提を理解してないから移動平均線がなんだ、ポリンジャーバンドがどうだとか言って永遠と無駄な勉強を続けてトキワの森を彷徨い続けて10年株やってますレベル5です。みたいなことになるんですよ。
自分の取引のどこに優位性があってどうなったら優位性がないと判断するのかわからないから損切りができない。手法も永遠に改善しない。
資金管理をしたところで手法が永遠に改善されないから負けるスピードが遅くなるだけ。
農夫は損切りができたから勝てたのか?損切りさえできれば勝てるようになるのか?
3年間下げ相場が続いたとして以前より増える損切りの量と損失に耐えて同じことを愚直に続けられるだろうか?
株を上手くなるという目的においてそれに意味があるのだろうか?
我々が目指すのは農夫なのだろうか?
ラレーウィリアムズなのだろうか?

デイトレしてます!スマホで板見ながら注文してます!全部成り行きです!
資金管理のために常に逆指値入れてます!
圧倒的に不利な条件で戦ってるのに自分が不利なことに気づけてない。ルールもシステムも理解しておらず上手な人の言ったやり方の上澄みだけ掬ってなぜそうするのかを考えようともせず脳死で戦ってるから。

負けてる人が負けてる理由は資金管理ができてないからではないですよ。
勝てるようになるために資金管理が必要でもない。
必要なのは優位性があると思われる取引をするための仮説の立て方と仮説を立てるための考え方。
仮説を立てるために必要なのがシステムとルールに対する深い理解。
仮説を立てればそれに沿ったロットの強弱、損切りのポイントが決まってくるのでそれに応じた資金管理になる。
それが守れないのはメンタルの問題。
あらなみさんは資金管理がまず大事と仰られてますが負けてる人が負けてるのはそれ以前の問題だと思いますよ。
資金管理が必要な段階にすらいけてない。

No title

農夫さんは意図せずに
五分とランダムを持ち込んで、相場の読みの要素を消し、勝ちの源泉をシンプルに絞っているな
と思いました
ある意味賢しらは遠回りするよという逸話

No title

負けている理由は様々だから、損切りだけできたら勝てるようになるパターンの人もいると思いますよ。

つまりそれ以外のことは、これまでさんざん時間かけてマスターできている場合とか。

損切りの重要性って、たぶん1000本ノックとかで気づけるものなんでしょうが、人によっては、それが気づけない(そういう意味ではセンスがない)。でも別の目線(記事のエピソード)でインプットされると、「あー、そういうことか!」と繋がることはあるかと思います。

要素の重要度の順番(優先度)というのも、狙っているものによっても、結構違う気はしますね。そしてその人の性格によるところも大きい気がしますね。

ビジネスではよく長所を伸ばせと言われるけど、トレードは総合力だから、短所を直さないと改善しない気がしますから、どこかの要素がことごくないとダメなんでしょうねえ。

私は狙っている時間軸が長い(トレードとは呼べない)から、損切りできないけど負けなくなりました。問題はそれがなぜかがわからないから焦っています。「なんやかんや言うても再現性がないってことやん」って、別の自分がやたらツッコんでくるんです。

だからこの細かいエピソード内容ではなく、ぐっと引きで見た時の「教えている勝ち組もその理由わかっていない」にどきっとするわけです。つまりこの農夫と同じなんです。

キリストに、キリスト教を説く

こんにちは
次は半年後かなぁと思っていたので、短期間の更新ありがとうございます。他では聞けないような話で毎回楽しみです。

ところで、あらなみさんのブログで、あらなみさんが、あらなみさんの考えを話す趣旨の記事なんだから、その話は当然正しい筈なんだけどね。何故か不思議なコメントが付く。

小さく負けて大きく勝つ

色々な事を突き詰めていった結果が小さく負けて大きく勝つでした。
しかしこれは言うは易く行なうは難しでした。
理由はあらかじめ想定していた逆行時はすんなり損切り出来ます。
しかし思いがけない値動きに遭遇した際にはうろたえて冷静な考えがメチャクチャになるからです。
こうなった際に取ってしまう行動が自動損切りははずしてお祈りをするという破滅行動です。
これを克服できない限り勝てるトレーダーにはなれないと自覚した時が自分の転換点でした。
対処法としてやったのは自動損切りをはずして損切りが出来なかったのはどういった気持ちが自分の中にあったためなのか等を文章で書き起こしました。
それから冷静な判断は一体何だったのかと、自分はどうするべきだったかを自分の中ではっきりと自覚させる作業は不可欠でした。
これをはっきりとさせて自分で深く掘り下げて考えたあとにあらなみさんが言われる1000本ノックという作業に移行しました。
野川ブートキャンプで残った方は上記のような思考を経たあとに損切りをしていったのではないでしょうか?
そして2年ほどこの損切りをひたすらやり続けた後にようやく次の段階が自分の中で見えてきました。
この作業の前に上記で書いた自分の内面を見つめなおす作業が入らなけばうわべだけの損切り練習で終わると思います。
これが出来て初めて見える景色が自分がどういった取引を目指すのか、どういった自分の取引を進歩させるかです。

違った自分に生まれ変わるには合計で4年弱かかりました。
理論的に考えるだけだったら簡単です。
しかし実践の取引で上記の事を忠実に行うためにはかなりの修業が必要になりました。

天才トレーダーの方は上記のことをもっと早く習得をすると思いますが凡人の自分にとってはかなりの荒行でした。

この本質を気付くまでも長い時間が必要でした。
今は自分では一皮むけたトレーダーになりつつあると思います。
今の現状に甘んずることなく今後も進歩向上していきたいと思っています。

No title

聖杯探しをしている人でもレベルがいろいろだな思う。
今回の記事は、自分が体験してきたことと違った。

自分は、損切りも含めて手法だと考えていた。
損切りできるのは当たり前だった。
そのうえでさんざん検証をして、プラスになる手法は見つからなかった。
ずっと損切り貧乏だった。

勝てる手法をひとに教えるのは本当にできるのか疑問。
自分は上がると思ったら買う、違ったら切る。伸びそうな地合いのときだけやる。これだけ。

No title

漠然と思ったこと

相場への取り組みって大雑把に2通りあるように思う

1)エントリーは適当に流れに乗る
老農夫の「振り子儀式によるエントリー」は分かりやすい例でエントリーが適当な場合は流れに乗る(上下どちらか)銘柄を取捨選択する必要がありそれを日足終値で判断した。
時代背景を考慮すると「理を伸ばす」玉操作としてあり得なくは無いと思う。現在みたいに誰もがチャートや瞬時の値動きを見れる環境はなく、プロでも市場が閉じる終値で陰陽線か棒線の手書きグラフを書くくらいしかできなかった。できる範囲で判断するしかない。

2)市場に参加する前に大雑把にエントリー&エグジットを決めてからエントリーする
私はこちらのタイプである。このタイプの場合せっかちなスキャやDaytradeは向かない傾向があるのでは?と思う。
従って1,000本ノックと言うよりもwait時間も大きくなる。月足で本玉を建てる時ほど慎重にゆっくり機会を伺うようになる。
先の2020年3月にかけての俗称コロナショックにおいても買えない銘柄は買えない。自分の監視銘柄がエントリー領域に入らなければその銘柄には取り組まない、臆病と思われようとそれはその人の取り組み方で誰かが文句を言う意味もない。2012年からの大波で高値往来銘柄にわざわざ取り組むことはリスクが高いかもしれないし。


大雑把に区分けした1)と2)の相場への取り組み姿勢においても双方が自分の取り組みこそが正しいと討論しても決してまとまらないと思う。

何が正解か?というよりも本人がどのように利益を出そうとしているか?という問題が先で、老農夫は自覚せずに「流れに乗る」というシンプルな取り組みを実行していたことになる。
どんな道具(直接的な日足・月足だったり、2次的なボリンジャー・移動平均)を使ってもいいが、自分がどのように利益を出すかによって使い方(見方)も変わってくる

なんかまとまらなくなってきた…
となると3つのポイントがあるのか?
①自分がどうやって利益を出すのか大雑把に決める
②①に合わせた道具を選択、或いは自作する
③実践で道具を上手く使えるようになる

となると①と③がないのに誰かの提示した②と本人が自覚しているかわからない相場必勝法を真似することで利益を出そうとしていると言うことになるのか
真似をすることで精一杯で①と③がいつまでも伸びないレベル1のままでは相場付きが変わると対応できないことは明白か

結局、相場って①取り組み②道具③実践を繰り返して我流領域を確立することが必要ってことになるのか?それを言葉にすると「直観」と言う表現で私は認識しているような気がする

なんか久しぶりに相場について考えてみました。まとまってないと思いますが、せっかく書いたので投稿します

新マーケットの魔術師のモンロー・トラウトも言っていますが、優位性とマネーマネジメントはどちらも大事です。
機械的に、優位性がないトレードで、リスク管理を徹底しても、勝つことはできません。
もしそうであれば、自動売買をする人は全員が勝ち組になってしまいますから。

そんなことは、あらなみさんは当然理解されていて、その上で、敢えて問いかけています。
多くの負け組は、エントリー手法ばかりを探していますが、果たして本当に、優位性はエントリー手法だけに宿っているのでしょうか。エントリー手法の差が、勝ち組と負け組を分ける差なのでしょうか。
もっと言えば、例えば、同じブレイクアウトでエントリーをするとして、全員が勝ち組になるのでしょうか。それとも全員が負け組になるのでしょうか。もし違うとすれば、その差はなんなのでしょうか。と。

なかなか複雑な内容ですので、理解するのは簡単ではないですし、冒頭にあらなみさん自身が書かれているように、勝ち組になる答えは一つではないと思います。
ただ、トレードの技術の差は何かを考えたときには、本記事の内容は避けては通れないものだと思われます。

No title

 初めまして。ようやくブログの記事をすべて読むことができました(ただしコメント欄は除く)。これから旧ブログの方も読んでいこうと思っています。

 なんというか、デイトレで勝つことの根っこにある考え方は、パチンコ(デジタルパチンコ)の平打ち攻略に似てますね。
 日々の収支は勝ったり負けたりするものの、期待値がプラスになるような台を打ち続けることで、トータル収支はプラスになる。
 そして、それは当たる台を探すこと(当て方を探すこと)ではなく、回る台を打ち続けること(期待値プラスの試行を黙々と重ねること)。
 当たるかどうかは運任せ、まさに、「人事を尽くして天命を待つ」というやつです。
 まあ、デイトレの場合はパチンコのように期待値が数字で算出できないのが難しいところですが...。

 数ヶ月前に手持ちのデイトレ本を(cis本を除いて)すべて処分して、いろいろな方のブログやツイートを漁っているのですが、面白いことに、多種多様な手法のそれぞれで、勝ち組と負け組に分かれているんですよね。
 おそらく、その答えの1つがこのブログで繰り返し説かれていることなんでしょう。

 ちなみに私は、去年の春からデイトレを始めて、いまだ「利確を急ぎすぎる病」に苦労している生涯収支マイナスの負け組です。では、次のブログの更新を待っています。

ブレイクアウトは手法じゃないですよ。
ブレイクアウト自体に優位性もありません。
ブレイクアウトを手法と呼ぶならいつ使うかで優位性がでます。
いつ、なぜ、使うかを含めて手法です。
その手法を最大限活かすべく売買する(損切り、利確、買い方、売り方、板の出し方、損切りの判断など)ことがトレード技術だと思います。
どちらかが欠けてたらダメなんですよ。

多分ブレイクアウトを使ってどうやったら利益を出せるかという考え方だと思うのですがそれだとすごい遠回り、または無理なんじゃないかと思うんですよね。

ブレイクアウトしたからエントリーするでは損切りの仕方がわからないじゃないですか。利確の仕方もわからない。
全て感覚でやるということになる。
体で慣れろ!千本ノックだ!ってよく言われますけどそれができるのは天才だけで凡人には無理だと思います。

なぜそこで損切りするのか?
なぜそこで利確するのか?
全て手法ありきじゃないですか。

手法がすごいないがしろにされてて体で慣れろ、感覚を覚えるんだで勝てるようになるのかがすごい疑問です。

No title

[前回のコメントの補足]

 パチンコの平打ちで勝つ方法など、ネットで調べれば簡単に知ることができます。誰でも知ることができて、誰でも実践することができる。それにもかかわらず、結果が出るまで長続きしない。
 それは、「大数の法則」を頭では理解できても、「長い時間をかけて勝ったり負けたりしながらもトータル収支はプラスになっている」という実体験がないと納得できないからです。
 デイトレとパチンコで勝つための方法論には、この「大数の法則」という共通の土台があります。そのためか、デイトレとパチンコでは、勝ち組と負け組に多くの共通点があるように思えます。


[本記事について思ったこと]

 老農夫のやったことを「きっかけ」「予想」「行動」の3段階に分けて、ついでにデイトレ本でよく見かける手法に当てはめてみると、例えばこうなります。

A「振り子が上下に振れたのを確認」「値段が上がるだろう」「買ってみる」
B「移動平均線がGCしたのを確認」「値段が上がるだろう」「買ってみる」

 AとBの違いは「きっかけ」だけなんですが、この「きっかけ」自体に大きな差はないんですよね。つまり、振り子の振れ方もテクニカル指標も、未来における値段の上下とは、直接的には何の関係もない。
 どちらも「きっかけ」はあくまでも「予想」から「行動」へと移るための口実にすぎず、実際にポジションを持つためのとっかかりが欲しいだけなんですね。だから、極論すれば、何だってかまわない。

 私見ですが、テクニカル指標はどれも過去の株価の軌跡を加工したものなので、未来の株価とはなんの関係もありませんし、それを利用して予想することなどできません。
 例えば、「株価が上昇したから移動平均線がGCした」のであって、「移動平均線がGCしたから株価が上昇した」のではない。つまり、原因と結果が逆なんですね。
 ここを勘違いさせるような解説が氾濫していることが、どれだけ初心者の頭を混乱させていることか…。

 あと、手法が重要という人達は、本当にその手法を実践できているんでしょうか?エントリーからエグジットまで決められたルールに従って正確に、です。ちなみに、私はできていません。

 以上、デイトレ歴1年未満で生涯収支マイナスの青二歳の戯言でした。

上下する

「値動きとは上下する、その値幅を取る。」
相場の原理って簡潔にするとこれに尽きると思うんです。

その値幅を取る行為が上手い人のやり方が定石となってた。日本では古くは酒田罫線だし、中国では中源線なんてのが古典的

つまり「上下の値幅が取れればやり方なんてこだわる必要がない」ということになる。あとは値動きをどうやって掴むか?ということにならないだろうか。
わたしはそうなった。

値動きがある程度把握できれば値幅が取れる。その確実ではなくボンヤリとでも分かった上下の値動きに対してどうやって盾玉を建てるか?どうしたらリスクが少なくトレードできるのか?という課題になる。

手法をいくら学んでもそれを活かす目利きがなければ意味がない。目利きとは値動きを把握するということで、それは道具の使い方(見方)を意味する。

誰かの手法を真似ようと努力しても、値動きが分かっていないと活用するのは難しいということになるのではないか?
どうしても上に行くか下に行くか「それは運」というギャンブル思考になりやすい、そういう人は相場はギャンブルだと認識する。そう思う人にとってはギャンブルである。それだけだ

例えば、スキャやDaytradeは自分にとってはギャンブルになる(向かない)、しかし日足・月足でユックリ大雑把に取り組むとギャンブルではなくなるという人もいると思う。それは個人特質だ

相場ってその人の見方でギャンブルにもATMにもなるように思っています。




No title

 連投コメントになりますが、またまた失礼します。

 旧ブログも読み始めましたが、あらなみさんはずっと、手を替え品を替えて、繰り返し繰り返し、同じこと説いているんですね。私には、料理のレシピと料理人の技術に例えた話がわかりやすかったです。デイトレならばレシピとは手法のことですが、この手法という言葉の解釈が人それぞれで食い違っているような気がします。


 …ということで、以下、手法についての私見をつらつらと書いてみます。

 例えば、「高値ブレイクアウトからの上昇トレンド狙い」という手法なら、簡単に書くとこんな感じ。

 0:その日の状況を考えてこの手法が使えそうな銘柄を選ぶ
 1: 高値ブレイクアウトを確認したら買いでエントリー
 2:上昇トレンドが発生しなさそうだと判断したら損切り(また0へ戻る)
 3:上昇トレンドが発生したと判断したら利益を伸ばし(状況に応じて買い増しするかどうかを判断)
 4:上昇トレンドが終わりそうだと判断したら利確(また0へ戻る)

 私にとっての手法とは、こういった一連のシナリオのことです。こんなものは適当なデイトレ本や解説サイトを見ればいくらでも載っています。相場を長くやっていく中で、「これいけるんじゃね?」と、自分で思いつくこともあるでしょう。
 ただし、同じレシピを使っても人によって料理の出来が違うように、同じ手法を使っても人によって結果に差が出ます。たしか、タートル本やcis本に、何人かに同じ手法を教えても結果に違いが出る、といった嘆きが書かれていたと思います。

 調理で言うならば、材料の選び方、洗い方や切り方、叩き方や混ぜ方、火加減の調整、果ては塩の振り方、などなど。いわゆる技術とかコツとか呼ばれる部分で違いが出るからです。カレーやオムレツ、チャーハンや味噌汁、といった簡単な料理でさえ、同じレシピを使っても、一流の料理人と素人では出来に雲泥の差が出る。

 デイトレならば、銘柄の選び方、高値ブレイクアウトの発生をどの時点で判断するか、発注の仕方は成行か指値か、上昇トレンドの発生や終了はどう見分けるか、などなど。ここにも技術とコツが関わってきます。また、メンタルコントロールでは個人差が大きく出るでしょう。

 一連のシナリオに具体的な数値が出てこないことに疑問を持った方がいるかもしれませんが、それは、状況が千差万別で変化し続けるため、それらへの対応に各人の技術とコツが関わってくるからです。
 とある専業さんのブログでは、重要なのはエントリーしてからの判断と行動だと繰り返し説かれていました。この判断と行動こそプロと素人の決定的な違いの1つだと、私は思っています。的確な状況判断ができるか、そして即行動に移せるか?

 こんなふうに、同じ手法(シナリオ)を使っても専業プロと素人では結果に大きな差がでるわけですが、素人でも場数を踏んで練習を重ねることで(一流とまではいかなくとも)一定以上のレベルにまで到達することは可能であり、そうして専業にまでレベルアップした一人があらなみさんなのでしょうね。


 …ついでに、この手法におけるエントリーポイントの優位性についても、私見を書いてみます。

 この「高値ブレイクアウトからの上昇トレンド狙い」という手法は、上昇トレンドに乗って利益を伸ばすことが狙いなので、上昇トレンドが発生する可能性の高いところでエントリーするのが有利となります。
 そして、株価が上値下値を切り上げつつ高値を更新していくことを上昇トレンドと定義するならば、高値をブレイクアウトしたところはエントリーポイントとして優位性があるということになります。

 言うまでもありませんが、優位性は(エントリーだけでなく)手法という一連のシナリオの至る所に関わることであり、その優位性を持たせるのが技術でありコツであったりもするのだと、私は思っています。
 こんなことは、実際に1つの手法を何度も実践してみれば分かることなのに、負け組は理屈をこねるばかりで実践を重ねようとしない。ちょっと上手くいかないと、自分で思考&試行錯誤しようとせず、屁理屈をこねて他へ逃げるんですよね〜(嗚呼、耳が痛い)。


 あ、偉そうなことを書いていますが、私はまだメンタル最弱の負け組トレーダーなので、日々、レベルアップを目指して四苦八苦しているところです。トレード歴の長い勝ち組さんたちには、かなり生意気に感じられるかもしれませんが、どうかご勘弁を…。

何度も長文のコメントすいませんでした。
挑発的な文章も不快に思われた方がいたら謝ります。すいませんでした。
あらなみさんのを悪く言うつもりも間違ってるというつもりもありません。
大変失礼しました。
いつも更新ありがとうございます。
次回も楽しみにしてます!

分かるところ

なんとなく気が向いたので書いてみる
あらなみさんのブログ掲示板なので厚かましい書き込みにならないように注意したい

簡単な例を書く
①月足でしばらく上げそうな雰囲気をキャッチする
これはDaytredeやスキャなどがなかった時代の老練相場師ならば分かると思う。

②手法では「順張り」ということになるのかな?
簡単にいうと流れに乗る。流れが上向きなった初期に察知できれば有利だ

③それでは月足の順張りでエントリーするとして、どのように玉を建てようか?
日足で定石の「酒田罫線法」を参考に建ててようかな?

④「押し」の2本目から建てて、5本目を目処ににどれくらい建てようか?
-1、ー2、ー5
-1、ー5、-10
-1、-1、-1
どれでもいいや、自分の資金とリスクで相談だ

これでは③で「酒田罫線」を参考に玉を入れると想定したが別に適当に「ど〜せ上げるんだから、ここいらで一発満玉で勝負」ってのでも勿論いい。少し臆病で3本目から入って-1しか買えない場合もあるだろう。
なるべく平均値を下げて有利にしたい場合は分割する方が良いというだけだ

②-1 ②のエントリーの時点で月足で大体これくらいまでは上げるだろうという推測はある。慣れた相場師であれ大きく外れることはない、急な環境変化(買収だったり、大きな業界内の変化、不祥事)がなければ最低限の上げ幅は想定できる。この感覚は慣れによる直観だと思う。無論、環境の変化があった場合や何か値動きが変だと感じた時は都度対応する

⑤あとは想定した上げ幅までは途中の日足上下(押し)で玉操作してもいいし、そのままホールドして想定した上げ幅付近で手仕舞いを始めるてもいい。

⑥手仕舞いをする時は利益しかあり得ないから、順張りでも逆張りでもどっちでも良い。
なるべく高値で売りたいならば逆張りになる。高値の往来では想定以上に噴くこともあるから、仮に売り玉を仕込むとしたら注意が必要

という感じで分かるでしょうか
わたしは①月足で下げ止まりそうなところから逆張りで仕込むことが多い。月足・日足の逆張りである。

値動きに対してどう玉を建てれば有利でリスクが小さいかそれだけ。
とにかく自分が分かるところだけエントリーしてエグジットまで問題がない(変化がない)ことを日々の値動きで確認していく。そのために途中で玉操作することもある


daytradeはこれが忙しくなる感じではないかと思う。わたしも実際にやったことはあるが向かなかった。ゆっくりやる方が向いているのと、その方が息が長くやれると思い大きな波のトレードに集中した。
向き不向きはあると思う。

スキャは流れに乗ることが全てであるが、daytradeは日足も見れた方が良い気がする

大雑把だけれどもこんな感じです
自分にとってなるべく気張らずに楽に利益を出せるスタイルが選択できれば良いと思います。
それでは

勘と感覚は違う

混同して考えるとわからなくなるでしょう。
相場技術にも「わざ」の中に感覚的なものは
含まれていると思う。林流儀では「変動感覚」と称している。


ただ、それは間違いなく「勘」とは違うものでしょう。
勘と感覚の違い、、、それは、言葉で説明しにくいですけど。

上手になるには練習が必要で、時間もかかります。
技術的なことなのだから、あたりまえ。

たとえば楽器演奏も技術だけど、音楽的感覚が必要でしょう。
そういう意味の感覚であり、
勘というのは行き当たりばったりに近く、
それに基づく相場行為なら単なるギャンブルでありましょう。

勘と感覚の違いを、なんとなくわかるのも上達のうちかもしれません。

ついでだけど

手法と規律も違います。
これまた「混同してないかな?」というひとが
けっこうおられるようです。
損切ポイント、エントリ時期などは、手法ではなく規律の部類でありましょう。

わたしは手法なんてどうでもいいと思っています。
相場は、タグさんのいわれるとおり
「価格は動く」という事実と「相対取引で同数成立する」という
ふたつの事実だけに着目すべきだと考えていますから。

差額を得て一定の時間経過で差額を蓄積していくことだけが
相場対応の目的でしょう。

その意味では。短期間で儲けている人は
今後の検証をまたないと、成功かどうかわかりませんね。
「長年成果が上がっているかどうか」が問題なのだと思うし、
一発退場なんて例は、いやというほどあるのですから。

もうひとつ、わたしは「練習すればだれでも上達する」と思っております。
ただし「正しい道で練習する」という条件がつきます。

No title

皆さんのコメントを読んでいて次元の高い人ばかりなのか?と思ったので再度書き込みをします。

私があらなみさんの記事を読んで主旨は

>私の知っている勝ち組トレーダーは、一人の例外も無く、損切りが上手です。

そして、私の知っている負け組投資家のほとんどは、損切りが下手、もしくはできないです。

この差こそが、勝ち組と負け組の違いなので、もうこれが答えです。

この3文だと思っています。

自分もそう考えています。
しかしこの事を掘り下げてるコメントは少なく、もっぱら他の話題に行きがちです。

損切りは当たり前に出来る人ばかりがコメントしているからなのでしょうか?

それとも視点がずれてしまっているので、あらなみさんの記事の趣旨は響いていないのでしょうか?

読んでいて不思議に思いました。

No title

ドル円は10/21の150円を付けてから、日足陰線更新すること15本の129.85円。1/13に陰線15本目を付けて陽線4本の持ち合い。
来週はFOMC開催。FRBは政策金利0.25%に上げ幅縮小の見込み。

・・・

ドル円は150円のピークから20円以上下がってますが、FRBが政策金利の上昇を鈍化させることと、日銀が0.5%の実質利上げを実施したことによるものです。

2006年も4月に日銀が量的緩和政策を終了させたことにより120円から109円まで下がりましたが、この時は長期上昇トレンドはギリ保って2007年6月に124円をつけています。

私はトレンドの最小単位を日足陰陽線5本としています。そして、日足陰陽線15本と16本で一つの目安を置いてみています。長期上昇トレンド中の陰線15本は逆行とみれるが、16本を超えると下降が順行になっている可能性がある・・・。今のドル円は長期上昇トレンド継続か転換かの際なのでしょう。

下降が順行であれば100円を目指すということであり、今の状況であれば、更なるファンダメンタルズの後押しが出てこなければ実現しないでしょうが・・・、可能性としては頭に入れておきます。

今は陰線15本の逆行4本ですから、おそらくFOMCでケリがつく可能性が高いとみています。市場の反応に要注目です!


・・・

環境認識やファンダメンタルズの話題が少ないのが私には違和感を感じるのですね。とても重要事項と思うのですが。

そしておっしゃられている通り、本当に損切できているのだろうか?とも思うのです。

リスク管理が大事ということは、このブログのコメント欄でも過去の数々の人たちが書いていましたが、何年か経てば消えています。(まあ、コメント書くのが飽きたというのもあるでしょうが)

この記事に書いてある損切は、いわゆる「投げ」とは違うものでして、多くの人は投げをやっているんじゃないかと思います。金銭的損失の恐怖と痛みが切る動機になっているということで、結果、いつもマーケットに追い込まれてしまう。
損切はチップ扱いで自発的なものでないと、試行回数を繰り返すことができないし、結果論に振り回されるというわけです。


私も含めて自省したいところですね。


損小利大のポジション管理、損切りやリスク管理が大事ということは、知識としてはみんな知っていると思うのです。
けれども、手法探しに夢中な人の目からは、いつの間にか抜け落ちてしまい、土台が欠けたまま手法探しの旅を続けてしまいがちです。
また、仮に見えていたとしても、これをどんな環境でも徹底的に実践できる自信のある人がどれだけいるか、というと実はほとんどいない。

知っていることと意識できることには大きな差があり、意識していることとできることにも大きな差があるということなのかなと思います。

個人の裁量トレーダーにとっては、この大きな壁を克服するには、遠回りのようでも、地道な努力と成功体験の積み重ねをするのが早道なのかもしれない、ということなのかなと思います。
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プロフィール

あらなみ

Author:あらなみ
職業:個別株投機家・専業デイトレーダー

Twitter: @aranami718

旧ブログ:
あらなみの相場技術研究所

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